なっちゃんが天国に旅立って、僕らの心の中に明らかな変化がありました。一週間の休みの間になっちゃんのことでかみさんとたくさん話をしました。小児医療のこと、障害のこと、病院のこと、呼吸器のこと等々。タラレバが許されるなら幾らでも言いたいことはある。でもだからと言ってなっちゃんは戻ってこない。なっちゃんを失ったことは悲しいけれど、僕らもなっちゃんも精一杯頑張った。なっちゃんを通じて得たものは忘れない。それは間違いありません。会社の特別休暇も今日で終わりです。今日を区切りにして、明日からなっちゃんのいなかった頃の生活に戻ります。そしてここで、僕らを支えてくれた多くの人に、あらためて感謝の気持ちを伝えたい。つらいときに駆けつけてくれた僕らの両親。なっちゃんを診てくれた病院の先生。なっちゃんをかわいがってくれた看護婦さん。一緒にNICUで頑張ってきた病棟のお友達。その他なっちゃんを応援してくれた全ての方々。まずはこの場を借りて一言お礼を申し上げます。ありがとうございました。
言ってもしようがないと思いつつ、やっぱりタラレバを言わせてください。今思うと、夜中になっちゃんが急変する日の昼間から、明らかに調子は悪かったらしい。その日僕は面会時間の9時ギリギリに病院に行きました。いつものかみさんなら遅くてイライラするような時間。しかしその日はなっちゃんの調子が悪く、ハラハラしている内に時間が経つのを忘れていたそうです。その日のなっちゃんは体温が低いのに汗をかき、頬に謎の内出血が見られました。汗をかくようになったのは最近です。何となく苦しくて冷や汗をかいているように思えた。すると目をカッと見開いていたのも、苦しくて力が入っていたのではないだろうか。なっちゃんの体調が下り坂になったのは呼吸器を新しくした日から。後から思うと、その日から少しずつなっちゃんの体調に変化があったのだと思う。それをどうして気づいてやれなかったのか。人知れず苦しんでいたなっちゃんのことを思うと、やっぱり可哀想でいたたまれません。あの時もっと強く先生にお願いしていたら。
先週からスポーツクラブ通いは再開しています。今までは病院の後に行っていたから閉館間際の遅い時間までいたのに、これからはもっと早い時間に行けるはず。スカッシュの練習相手もいる時間です。夕方、仕事帰りにおださがの駅に着き、家までとぼとぼ歩いていたら病院行きのバスに抜かれました。あ、なっちゃんの所に行くバスだ。こういう瞬間にまだ、寂しさがよぎります。家に着いてゆっくりごはん。こんな時間に家で食事をするのも久しぶり。しかもお弁当じゃないし。その後、腰を痛めたかみさんをおいてクラブへ直行。まだ駐車場もガラガラでした。コート前に行くと、すでに仲間が練習していました。そこに混ぜてもらってまずは軽くウォーミングアップ、のつもりが次第に激しくなって、汗がドドっと。やっぱり食べた直後に運動するもんじゃないね。小休止してからパターン練習をやって、最後に久しぶりのエアロビクスのクラスにも出てトレーニング終了。最初にかいた汗が冷えきっちゃったのか、最後はお腹がゴロゴロし始めていました。
突然長期休暇に入ってしまったので、仕事の引き継ぎをちゃんとできませんでした。緊急の用件だけなんとか電話でお願いして、あとは休み明けにと言うことになっていました。だから実は月曜日、会社に来るのが怖かった。どれだけ仕事が溜まっているのかと。案の定机の上には郵便物や注文していた物品がたくさん届いていました。1週間に届いたメールを読んで空白を埋めるのも一苦労。それに娘が亡くなった関係の書類をいろいろ提出しなくてはならない。頭の中がパニックです。とりあえずすぐに片づけなければならない仕事にケリをつけ、それから1週間前に自分が何をするつもりだったか、ようやく思い出してきました。どんなときでもその時の仕事を他の人が代行できるように、ちゃんと整理しておかねばならない。個人レベルのリスクマネジメントですよね。そういう点で、自分のやり方は少し甘かったかなと感じます。そんな感じで仕事の方は軌道に乗り始めましたが、なんとなく体がだるいのは、気が抜けて疲れが出て来たからかなあ。
携帯電話にカメラが付くようになって、最初はそんなもの使うのかなと思っていたら、今やメガピクセルのCCDが付くようになったそうです。昨年、自分の携帯電話を替えたときは、auでもカメラ付き携帯がようやく出始めたときでした。その当時のCCDの画素数はデジカメが世の中に出始めたレベル。あるいはもっと少なかった。それから一年でこの進歩です。技術の進歩には驚いちゃいますね。こうだと決めたらものすごい勢いで開発が進む。携帯電話の需要を維持するためにメーカーも必死なんでしょう。僕はカメラと電話と別々に持つのがよかろうと思って、実際そうしてきました。デジカメだって軽くなっているし、内部メモリが中心の携帯電話では撮影枚数に限りがある。でもメガピクセルと言われると無視できなくなります。ということで、新しい機種の使用レポートをチラホラ見てみました。カメラ機能の起動に時間がかかる、画像処理の能力に劣るなど、CCD以外のカメラ的な部分がまだまだのようです。携帯電話には30万画素程度で十分なんでは?
米メジャーリーグのサミー・ソーサー選手が、不正バットを公式戦に使ったことの波紋が広がっています。飛距離を伸ばすためにバットのコアにコルクを詰めたそうで、バッターには有り難いけど、ピッチャーにすれば勘弁してくれってところなんでしょう。かつて日本のプロ野球でも同じ目的で圧縮バットが使われていましたが、今は禁止されています。問題は、その禁止バットをどうしてソーサー選手が使ったのか。陸上競技のドーピングと同じように、少しでも成績を伸ばそうと不正を承知でやっていたのではないか。本人は練習用バットを間違えて使ってしまったとコメントしています。事実、彼が所有する他のバットや、過去殿堂入りしているバットには不正がなかったそうです。ということは、彼はたったの一本だけコルクバットを持っていて、その見分けがつかないような管理をしていたってことになります。練習用と認識して使っていたなら、複数持っている方が自然なんじゃないでしょうか。プロの選手がそんなに商売道具に無頓着なのだろうか。
なっちゃんが旅立って、また新たなことを勉強することになりました。とりあえず仏式で葬儀を挙げたので、そのしきたりに従って供養をしようと思っています。位牌を作るとか、仏壇を準備するとか、お墓を用意するとか、今まで知らなかったことを調べています。これらは四十九日までに用意するものだそうです。葬儀屋さんの仏具店に行ったり、全国チェーンで有名な仏壇屋さんを覗いたり、あるいは最近人気が出ているらしいモダンな仏具屋さんを見に行ったりしています。デザインも大きさも値段もさまざま。この中かからどれを選べばいいのか初心者にはわかりません。わからないことは素直にお店の人に聞くんですが、人によって言うことが違うんですよね。こうするべきだとか普通はこうですと言われればそんなもんなのかと思うのだけど、別の人に聞くとこだわることはないんじゃないかと言われる。結局は自分たちがどうしたいのか、それが決まらないと何もできないようです。無難に済ますっても選択ですが、それもなあと悩みは尽きません。
家で主に使っているプリンターはモノクロレーザータイプです。白黒の文書なら印刷時間も早いし消耗品代も安い。サイズもそこそこなので便利に使っています。トナーの交換もカートリッジを入れ替えるだけ。手も汚さず簡単なものです。ところがウチのプリンタはしばらく前から感光体に傷がついていました。最初は無かったはずなんですが、いつのまにやら傷が入って、印字面が一部かすれてしまうようになった。この感光体もユーザーの交換部品になっていて取り換えることが可能な消耗品です。傷がついたからと言って無償修理とはなりません。トナーと感光体と、それぞれを買うと1万5千円くらい。新品のモノクロレーザープリンタが4万円弱。新品を買うよりは安いけど、結構高く付きます。これはちょっと誤算でした。会社ではプリンタにコピーにFAXにスキャナと、一台何役もこなす複合機があります。あれが家庭用にコンパクトで安くなったら便利じゃないかな。インクジェットじゃなくてレーザータイプでね。僕が言うのもなんなんですけど。
今日は10年目の結婚記念日です。「錫(すず)婚式」と呼ぶんだそうで、だから何?って感じです。10年ひと昔と言います。振り返ってみると確かにいろいろありました。一年遅れの新婚旅行はモナコ。F1観戦を楽しみに行ったのに、直前のレースでセナが事故。その意味も含めてとても中身の濃い旅行でした。運動不足を感じて一緒にスポーツクラブに入会。そこから地元の知り合いや友達が増え、交友範囲が広がりました。元々は泳ぐつもりで入会したのだけど、そこからエアロにはまって、スカッシュに夢中になりました。家を建ててる時も、この界隈が気に入ったから土地優先で探しました。色んな人にお世話になりましたっけ。そして初めての出産と病院通いと愛娘との別れ。どの一年を取っても何となく過ぎた一年というのはありません。毎年、結婚記念日にはちょっと贅沢な夕食にでかけるのですが、さすがに今年ははしゃぐ気になれず、昨日の内に簡単に済ませてしまいました。今が人生最悪の時期だから、これからいい事が続くよね、きっと。
毎日一冊ずつとは行きませんが、少しずつ「こち亀」を読み進めています。現在25巻。刊行は1983年です。すでに始まったころから比べると絵のタッチが変わっています。簡単に言えばスッキリして柔らかくなった感じ。言い換えれば描きやすい絵柄になりました。先日最新刊の135巻を買ったところ、今の絵はもっと丸っこくなっていました。20年の月日を一挙に飛ぶとその差に馴染めません。子供の頃に読んでいたときは気にならなかったのですが、今見ると、時々絵の雑なコマがあります。特に引きで描いたときの顔が、いくら小さくなったからってこりゃ違うでしょって思えます。アシスタントが描いたりするとこうなるんですかね。それから、吹き出しの中の活字が曲がっていることがあるのも気になる。変なところが目に付いてしまうのは年齢のせいなのかな。しかし漫画の中身はやっぱり面白い。その点では、つじつまが合わなかったりナンセンスなのは気になりません。さすがギャグ漫画。まだまだ残り100巻以上。読破できるのはいつの日か。
SONYの株価が低迷しています。経済には疎いのでほとんど受け売りですが、赤字に転落したわけでもないのにこうなったのは、市場がソニー神話に陰りを見たのではということでした。今年度の経営方針説明会でもその心配を払拭できませんでした。例えば遅ればせながらの液晶ディスプレイの内製化を発表したこと。トリニトロン式のブラウン管で市場を引っ張ってきたソニーですが、市場の変化を読み切れなかった証拠とアナリストは見ているそうです。日経ビジネスの取ったアンケートでも、ソニーブランドの神通力が弱まっていること、ソフトはまだしもハードに魅力がなくなってきていることが指摘されています。そんな矢先、ソニーから高級ブランド「QUALIA」が発表されました。コストを度外視して技術のこだわりを追及した製品群だそうです。その一つ、200万画素光学ズーム無し超小型デジタルカメラは38万円。商品は量販店には並ばず受注生産になるんだとか。製品説明の記事を見ましたが、そんなに魅力的には思えないんですけどね。大丈夫か?
勝てませんねえ。サッカー日本代表。頼みのヨーロッパ組が加わっても得点力アップには至らず、昨日のパラグアイ戦もスコアレスドローでした。試合の結果を各種の報道から知っただけなので大口叩けませんが、でもホームゲームなのに何やっているんだと情けなく思います。直前のアルゼンチン戦から大幅にメンバーを入れ替えたこと、初スタメンの大久保がいい働きをしたらしいことは聞きました。戦争やSARSの影響もあるんでしょうが、ジーコ監督、大丈夫ですか。でもね、例えば目標を次のワールドカップに据えるなら、今から活きのいい若手を育てることも必要でしょう。今の段階でベテラン選手を使っていることに少々違和感を感じます。勝負にこだわって結果を求めるというならそれもよし。でも勝てていませんからね。こんなに日本は弱かったのかと思っちゃいます。つまりは代表監督の強い意志を僕は感じない。今、力のある選手を集めて、彼らができることをやらせているように見える。もっと高いレベルを要求してもいいんじゃないかしら。
車に乗っているとき、ほとんどオーディオが鳴っています。前の車の時はCDチェンジャーがあって、2人で3枚ずつお気に入りのCDを入れていました。しかし営業マンの勘違いによりCDチェンジャーが付かないことが分かった今、僕のお気に入りはCDで、かみさんのはMDでというように棲み分けができています。最初は不便かなと思っていましたが、慣れてしまえばそうでもありません。前の車のCDプレーヤーは、曲の途中で電源を切ると、次はその曲の頭から再生を始めました。今は、終わった曲の終わった瞬間から始まります。いくら続きだからとはいえ、曲を途中から聴くって言うのはこれは如何なものか。曲の途中で止めるのは気持ち悪いけど、途中から始まるほうが気持ち悪い。途中といえば、車でテレビを見ているときがあって、例えばクイズ番組の正解を発表する前に目的地に着いてしまうことがままあります。これもかなり気持ち悪い。そういう時はどうするか。着いても車から降りずにテレビを見続けるのです。屋内駐車場だと電波が悪くてねえ。
今でもなっちゃんに会いに来てくれる友達がいます。今週は茨城と宮城に住んでいる友達がお線香をあげてくれました。二人とも以前はウチの近くにに住んでいたのですが、一人は結婚、一人は実家に帰るために都落ちしました。都落ちは失礼ですね。住めば都だそうです。えっ、フォローになってないって。二人はお通夜の時にも来てくれようとしたのだけど、都合が合わなかったそうです。あの日から3週間が経ち、今は湿っぽさも薄らいで話をすることができます。死んでしまったことは悲しいけれど、そこまで頑張っていたんだよということが、より伝わるような気がします。メールや電話で話をしていても、実際に会うのは久しぶり。特に茨城の友達は昨夜ウチで一泊したので、なんだかんだゆっくり話をしてたら夜が白々と明けて来てしまいました。さすが夏至が近いだけのことはある。そして今日は相模大野で一緒にお買い物。あこがれのスターバックスでお茶もできて、満足したようです。こんなところでよかったら、ちょいちょい遊びにおいで。
今日は全国的に父の日なんだそうで、どこの店先にも父の日のプレゼントに最適という文字が踊っていました。僕も父の日だと主張していいのかな。なっちゃんの祭壇にお線香を上げながら聞いてみたら、モチロンと言ってくれたような気がします。今日は湯快爽快に行って初めて整体療法を受けてみました。この週末、僕にしては珍しく右肩が凝っていたのです。お風呂に入って身体を充分に暖めてから整体療法の部屋へ。うつ伏せの状態でマッサージをしてもらうのは初めてです。40分のコースで頭から足の先まで満遍なくもみほぐしてもらいました。肩の周りも丁寧に押してもらって、特に右肩は気持ち良かった。疲れが溜まりやすい腰もいい感じに伸ばしてもらいました。これが自分ではなかなかできないんです。なかなかいい筋肉してますねとお褒めの言葉もいただきました。ただし膝や足首の関節が堅いから腰に疲れが溜るんだそうです。なるほど、ちゃんとストレッチをしなくちゃね。マッサージが終わってからビールを飲んでプハー。最高の気分だ。
米Microsoft社がInternet Explorer for Macintoshの開発を停止したと発表しました。サポートは今後も続けるものの、新機能の追加はないそうです。出来栄えは別にして、Windowsの世界ではデファクトスタンダードの揺るぎない地位を確立したInternet Explorer。それは自社で開発しているWindowsを隅々まで知り尽くしてこそできたこと。Apple社が独自のWebブラウザであるSafariを発表した今、他社のOS向けの無料ソフトに力を入れることはないだろうという判断らしい。有料ソフトのOfficeについては今後も開発を続けるということでした。僕は会社でも家でもWebブラウザにInternet Explorerを使っています。Netscapeは重くて不安定な印象があり、他のブラウザは汎用性が心配です。Safariには期待していましたが、まだβバージョンなので使っていませんでした。元々MacOS X専用だから、会社のMacでは動かないしね。OSやソフトがどんどん進歩しても世代遅れのハードでは動かすことができないってのは、買い替えを促せる作戦なんだろうな。
まさに梅雨という天気が続いています。九州地方に台風も来ているそうで、梅雨前線もますます活発になることでしょう。これからしばらく太陽を拝めることはなさそうです。屋外も家の中もジメジメしてきました。かといって気温がさほど高いわけではない。こんな時はエアコンの除湿運転が便利ですよね。あっという間にカラっとします。ところが今朝のテレビによると、この除湿運転はたいそう電気を食うそうです。じっと見ていたわけではないのであやふやですが、確か除湿というのは、一旦冷房したあと室温を下げないように空気を温めて排出している。冷房に関してはこの数年で省電力の技術が進歩しているのに対し、除湿はさほど変わっていない。結局、除湿モードの方が効率が悪いということでした。除湿したいときでも最初は冷房モードで動かしたほうがいいと勧めていました。なるほどね。この夏は東京電力から電気不足の心配があると言われています。職場の冷房も室温設定を上げるそうです。みんなで省エネして真夏を乗りきりましょう。
朝の駅頭で演説している政治家がいます。大々的に政党の名前を掲げて、数人のスタッフがチラシを配っている場合もあれば、一人で来ている場合もあります。もっとも、ただ突っ立ってしゃべっているだけでは誰が何してるのか分かりませんから、脇に自分の名前を書いたのぼりを立てて、マイクを使って演説することが多いようです。でもね、これって効果あるのかしら。選挙期間中なら、存在を覚えてもらうために名前を連呼するというのも分かります。でも何らかの主張を聞いてもらいたいはずなのに、誰しも足早に通り過ぎる朝の駅で演説しても意味がないんじゃないかな。立ち止まって聞いている人なんていやしない。小泉首相とか有事関連法案とかの単語は聞こえるけど、それがどうしたという中身はわかりませんよ。政治家の話はそもそも回りくどいからね。誰も聞いてくれない演説なんて、馬の耳に念仏唱えるより虚しくありませんか。いっそのこと、ストリートミュージシャンと一緒に夜の駅前にたむろってる若者に聞かせたらどうでしょう。
1980年に創刊されたスポーツグラフィック誌Number。この雑誌からスポーツノンフィクションという新しい読み物が生まれました。今は亡き山際淳二さんの「江夏の21球」がそのはしりでした。スポーツのある一瞬を切り取り、そこを綿密な取材を元にあらゆる角度からスポットを当てる。ライター陣の実力もさることながら、真剣勝負の世界の、しかも事実に基づくドキュメントが面白くないはずありません。これらの過去の傑作を集めた本が文庫化されています。僕は第1集と第2集を読みました。当然テーマは20年近く前の出来事ですが、それらを読むと当時と同じ興奮が湧いてきます。テーマは野球に陸上にサッカーといったメジャーどころから、ラグビーや相撲まで多岐にわたります。全体的には第1集よりも第2集の方が面白かったかな。しかも第2集の巻末にある新人賞の受賞作品には感動しました。その一つ、山梨学院大学の箱根駅伝の話を読んで、どうして選手があんなに熱くなれるのか少し分かったような気がします。第3集が楽しみです。
落語家の春風亭柳昇さんが亡くなりました。子供の頃落語を聞いていた時期があって、その時好きだった一人です。いつの間にか現役最高齢になっていたんですね。落語の名人ともなると古典落語を緊迫した雰囲気の中で聞かせるという印象がありますが、柳昇師匠の場合は新作落語をひょうひょうとした語り口で聞かせてくれました。他に僕が好きだった噺家はみんな古典落語をやっていましたから、その中では珍しい存在でした。戦争で右手を怪我して、動きの多い古典落語はやりにくいからと、新作落語を始めたそうです。しかし例え古典でも、落語は演じる姿を見なくても、十分に楽しめます。むしろ映像がない方がかえって想像が広がるような気がする。それが名人芸なんですよね。今のテレビは話術を軽んじすぎる。例えばクイズミリオネア。あの番組は映像がなくても成立します。問題文は短いし正解を詳しく映像で解説することもないしね。それでいて無駄な映像を流すのはいかがなものか。司会者のわざとらしい顔を見たいなら別だけどさ。
たまには町田に電車で行こうとお昼過ぎ歩いて家を出ました。家の近くのバス停を通り過ぎるとき、ふと見ると町田行きのバスが間もなく来るタイミングです。こりゃ乗ってみるしかない。かなりグルリと回って時間もかかりましたけど、見慣れた景色も普段と違う視点から見て新鮮でした。こうやって行くと町田の街もいつもと違って見えます。今日は駐車場の時間を気にしなくていい。駐車場代を浮かそうと無理に買い物をしなくてもいい。車で来ないと気楽なものですね。目的の買い物もほぼ済んだし、久しぶりにのんびりとブラブラできました。そして今日の締めくくりはジャズライブ。駅近くのジャズ喫茶で週末にライブをやっているのですが、たまたま今日出演するメンバーが知っている名前だったので見ていくことにしたのです。実は店に入ったのも今日が初めて。狭い店が立ち見まででるほどの超満員。でも早めに入ったのが幸いして最前列の特等席に座ることができて、たっぷりジャズを楽しみました。町田は車で来るものではありません。
最近は日本のジャズプレーヤーもホームページを開設していて、ライブスケジュールやディスコグラフィなどを紹介しています。見たいライブを探すときは、そういうページやライブスポットのホームページから探します。いわゆるチケットぴあなどにかかるメジャーな公演ではありませんからね。もちろん昨日行った町田のジャズ喫茶は以前からチェックしていました。だけど昨日はライブの中身をすっかり忘れていて、たまたま店に行って丁度いいライブに出くわしたのです。家に帰ってきてからあらためてメンバーの情報をインターネットで探してみました。寡聞にもみんなそれぞれに活躍しているそうそうたるメンバーだったようです。その割に小さい会場なので観客とプレーヤーとの距離もえらく近く、チャージも安かったしアットホームな感じでした。演奏前、風邪で体調が悪いと言っていた多田さん。自身のホームページの掲示板にもそのことが書いてありました。でも演奏はとてもエネルギッシュで調子が悪いとは思いませんでした。さすがプロ。
なっちゃんが家に帰ってきてから早くもひと月が経ちました。仕事はまた元の忙しさに戻り、相変わらずスポーツクラブにも通い、休日には買い物にも出かけるし外食もする。病院に行かなくなったこと以外はほぼ日常生活に戻りました。でもやっぱり、まだふと気が抜けたときに寂しくなる瞬間がある。例えば駅から家に歩いて帰る途中。2年近くずっと駅から病院行きのバスに乗っていました。疲れているのにまだ帰れないとか、バスの連絡が悪いとか、文句もたくさんあったけど、なっちゃんに会えることは楽しみだったんです。それを思い出す瞬間が寂しい。なっちゃんの遺影は口を丸く開けて何かを言っているような顔。それと正面から対峙すると、なっちゃんの声が聞こえてくるような気がします。それはご機嫌な声だと思うんだけど、僕からはまだ助けられなくてごめんねとしか言ってあげられない。なっちゃんの色んな表情を思い出して、色んな出来事を思い出して、つらかったけど楽しい毎日だったなあと感じます。なっちゃんもそうだったよね。
もし関東で大規模停電が起きたら都市機能がマヒして混乱し、経済的な打撃も大きいと言われています。かつて、エアコンの使い過ぎで都内280万世帯に停電が起きたことがありました。エレベーターがストップ。信号機が作動せず交通機関が止まり、給水所が停止したために断水もあったとか。それが1987年7月23日のことなんだそうです。自分がちょうど二十歳の夏。当然覚えていていいはずなのに、全然この出来事の記憶がありません。国鉄が民営化されてJRがスタート、竹下政権が発足、アサヒビールのスーパードライが発売、NHKの大河ドラマで独眼竜伊達政宗が放映。こういうのは何となく覚えています。でもなんで停電の記憶がないんだろう。当時僕は大学2年生でした。この日はもう夏休みになっていたはず。おそらく停電とは関係のない地元で一日アルバイトをしていた可能性が高い。やはり都内には行かなかったんだ。さらにアルバイトでへとへとになって、ニュースにもあまり感心がなかったんでしょう。だから他人事だと思ってたんだろうな。
体力という言葉には色々な意味が含まれると思います。ボディビルダーのように瞬発的な筋力を発揮することもあれば、マラソン選手のように長時間ハイスピードで走り続ける持久力もあります。どちらもバランスよく鍛えられればそれが一番望ましい。自分はどちらかというと、心肺機能を含めた持久力をつけたいかな。筋トレの場合なら、重い負荷で少ない回数をこなすより軽めで数を多くこなせるようになりたい。スカッシュの場合なら、最初から強いショットで押しまくるより八分の力でボールを繋いでじっくり攻めたい。しかしこのところ感じるのが、この持久力が落ちているということなんです。それを防ぐためには継続してトレーニングを続けることはもちろんのこと、その中で筋力を付けねばならないし、柔軟性も高めなければならない。分かっているつもりなんだけど、それが難しいのです。昨日は久しぶりにスカッシュの後エアロのクラスに出ました。くたくただったのに更に疲れちゃいました。このくらい体をいじめないとだめだろうな。
今日は目黒に出張。目的地は山手線の目黒駅から東急目黒線に乗って3つ目の駅です。これが家から行くと中途半端なところで、幾通りも行き方があるし、どの経路も乗り換えが多い。いつも途中下車を考えながら乗る電車を選んでいます。今日の往きは登戸からJR南武線に乗って武蔵小杉で東急目黒線に乗り換えました。武蔵小杉でお昼を食べるつもりだったからです。この前はそこそこ名前の知られているらしい「丸仙」というラーメン屋さんに入りました。今日もぶらぶら店を物色していたら、居酒屋でランチを提供している店をよく見かけました。安くて美味しそうだったのだけど、お腹があまり空いてなかったので結局スタバへ。それにしてもスタバの食べ物は高いぞ。帰りは大岡山から東急大井町線へ乗り換えて自由ケ丘で途中下車。ちょっとブラッとしてから二子玉川に出て、東急田園都市線で中央林間まで戻ってきました。それにしても東急線は路線が入り組んでいて分かりにくい。今日の駅名を見て、すぐに位置関係が分かる人っているかしら。
仕事帰りに床屋に寄りました。今日初めて気づいたのですが、そこは休日より平日料金の方が500円も安いのです。カットの受付は8時まで。これなら貴重な休日の時間を使うより、何としてでも平日に行ったほうがいいですね。その店はカット以外に800円でおまけサービスがあります。僕のお気に入りはスキャルプケア。育毛の効果があるといいますが、そんなことより、汚れを落とす特別のシャンプーを使った入念なマッサージが気持ちがいい。頭の血の巡りが良くなったぁと感じます。自分でやっても気持ちいいじゃないですか。でも力が入りにくいし疲れちゃう。わずかな料金でやってくれるので毎回頼んでしまいます。そして今日はさらに追加でフェイスケアもやってもらいました。これまたクレンジングクリームを塗ってのマッサージです。最後にローションを含ませたパックも当ててもらって、すっかり頭も顔もサッパリしました。気がつくと、髪を切るよりその後のマッサージの方が時間がかかっていました。髪を切るのがおまけだったみたいね。
カレーパンは嫌いじゃありません。むしろ好きだと思っています。最近はパン屋さんに行ってもカレーパンは一種類ではなく、やれチキン入りだとか辛口だとかいろいろあります。それらもおいしいとは思うけど、どうも気になるのはあの脂っこさです。一個ならいいけど二個三個と食べる気はしません。あれはどうにかならないものですかね。焼きカレーパンというのもありますけど、あれもどうもパッとしないと思います。鶴間のジャスコのフードコーナーに新しくカレーパンの店が開店しました。カレー ハウスCoCo壱番屋が出したお店です。買い物に行ったら試食をしていたので切れ端をもらいました。正直言って可もなく不可もなくというところです。でもね、カレーパンってカレーのあまり詰まっていない端っこを食べてもしょうがないと思いますよ。それに揚げたてのカレーパンってどうなんでしょう。僕は脂がしたたり落ちるようなアツアツより、冷えて味が落ち着いてからの方がおいしいと思うんですけどね。究極のカレーパンってどんなのだろう。
なっちゃんの四十九日の法要を行いました。仏教では死者は亡くなってから七日目ごとに仏になるための審判を受けるとされていますが、その最後の審判がこの四十九日で、今日ではれて立派な仏様になれるんだそうです。遺族にとっては忌明けの法要となります。読経は葬儀をお願いしたお寺さんに頼みました。特に会場を借りるのではなく、身内でお寺に出かけて本堂で一緒にお経を上げました。僕の声もなっちゃんに届いたかな。普通は四十九日の法要を済ませると遺骨をお墓に入れるそうです。でもなっちゃんの場合はまだ家に帰ってきてからほんの一ヶ月ちょっとですから、出て行かれてしまうのは寂しい。もうしばらく一緒に暮らすことにして、また家に連れ帰ってきました。法要が終わって変わったのは、位牌が白木の仮位牌から本位牌になったこと。素材は紫檀。ちょっと赤みがかかったかわいい位牌です。とりあえず仏壇も無し。なっちゃんに似合うかわいいお仏壇をこれから探します。なっちゃん、今日は一日お疲れさま。外は暑かったね。
毎朝、めざましテレビが始まるちょっと前からタイマーでテレビが点くようになっています。そのオープニングを見ながらゴソゴソと起きだすのが習慣です。朝のテレビはデカデカと時間が表示されていますので、それを横目で見ながら朝の準備をするのです。ところが、今朝のテレビに映っていたのはコンフェデ杯の決勝戦でした。フランスとカメルーンが延長に入るというタイミングだったようです。見たいけどゆっくりしている時間はない。しかも映像に時間が表示されてないから、とにかくテレビを他のチャンネルに回さねば。隣に変えたらそこではゴルフをやっていました。あらまあこりゃ偶然。テニスの全英オープンとかF1とか、今週末はとかくヨーロッパで注目のスポーツがてんこ盛りでしたね。ボーッと着替えをしていたら、サッカーはゴールデンゴールでフランスが勝ったようです。なんだじゃあ見てればよかった。表彰式まで放送したところで遅ればせながらめざましテレビが始まりました。やっぱ、朝はこれじゃないと気分出ないや。
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