2003年12月23日(火)日本武道館(中日) |
さて、武道館中日でしたが、この日も仕事を切り上げて来たので個人的にややギリギリの到着。ま、客席内でウロチョロする余裕があっただけマシかな。どうも、駆け足で九段下の坂を上がった気がするこの2日間…。 ちなみに、この中日の席は秋TOURの中で一番ステージに距離が近い席で、初日(たぶんファイナルも)まるで見えなかった長谷ぼんもバッチリ見えるというラッキーな席でございました。ただ、同時にスピーカーも近かったので、かなり耳がキンキンになったのであった。 でも定刻より5分程押してスタートし、OPなどの様子は割愛(笑)。白い幕が落ちると3人がステージ中央で演奏したわけですが、思っていたより近くて興奮っ!長谷ぼんもちゃんと見えるっ♪感激。しかも、長谷ぼんを見ようとすると、「ロック仮面たかみー3Dペーパーフィギア」がドラムセットの前に置かれているので、必然的にツーショットで見ることになるというか、ペーパーフィギアのくせに存在感大アリ!(笑)。 3人の格好は…高見沢さんは初日のアンコールで着た格好と同じで、タータンチェック柄を中心としたパッチ-ワークのようになっているモコモコのボリュームあるフリルコートのインナーに英国旗のラメタンクトップに、デニムとタータンチェックの継ぎはぎラメパンツ姿でした。髪も後で一つに束ねていて、「派手な討ち入り」状態。昨日はこの格好見るなり大笑いしたんですけど、さすがに2回目ということで免疫ができていたようで笑わないで済みました(笑)。しかし、どう見てもクリスマスツリー型のクッション(ハガキとか挟めるやつ)の出来損ないようにしか見えない…。どうして、あんな服を着こなせるんだろう?インカムを付けていたので、初っ端からオーバーアクションで前に出てギターを掻き鳴らしていたので、その服の迫力を堪能できました。ああ、凄過ぎる。幸ちゃんも昨日の本編と同じ黒とグレーのストライプのジャケットに黒のパンツだったんだけど、何故かネクタイをしていたので「七五三」のように見えてしまった。昨日と同じスーツなのに、ネクタイが有る無いでこうも違うだなんて…!桜井さんは昨日の本編と同じ紺のスーツに白シャツ、茶系の柄ネクタイ姿でした。ステージのセットは、府中のレポと初日のレポを参照にして下さい。 『戦場のギタリスト』、『Bad Girl』、『閃光』と3曲立て続けに演奏されましたが、もう高見沢さんが回ってギター掻き鳴らす度に、ボリュームあり過ぎる派手なコートがフワッと円を描いて面白かった。あと、『Bad Girl』で幸ちゃんがハンドマイク持って前に出て来た時に桜井さんと高見沢さんも横に並んで来て、下に控えていたカメラマンが構えたので3人してポーズとっていました。幸ちゃんはピースサインしていたかな? 長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま幸ちゃんのMCに入りまして、「武道館、中日っ!昨日は凄いことになりましたが、今日も明日のことは忘れていきましょうっ!アリーナ席、1階席、2階席、いつも言っていますが、普段の鬱憤をこのステージで晴らして下さい。最後までよろしくっ!」と軽く挨拶。 そして、そのまま『TRY』が歌われ、続いて長谷ぼんのドラムソロが鳴り響きそのまま『FLOWER REVOLUTION』の演奏になった時は客席大歓声っ!高見沢さんの「Jump!」という叫びと同時に3人も客席もジャンプ、ジャンプ。揺れる日本武道館。3人は何故かケンケンになっていて、桜井さんと高見沢さんはしばらく遊んでいたわ(笑)。そして、『鋼鉄の巨人』に続いていったので、OPの6曲で「暑〜〜いっ!」て状態になりました。やっぱ、中日も凄いわっ。 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、幸ちゃんの2回目のMCに入ると、客席はしばしのお座りタイム。幸ちゃんは、『鋼鉄の巨人』の余韻を引き摺っていたようで「冬の夜に一人、4畳半のアパートで聴くバラード…『鋼鉄の巨人』(笑)。いいですね〜♪」なんて、南こうせつさんの『神田川』を『鋼鉄の巨人』に見立てて言っていて面白しろかったです。でも、一人部屋に籠もって『鋼鉄の巨人』を大人しく聴いている図というは、側から見るとちょっと怖いかも(笑)。 あと、恒例となった「昨日来た人」、「昨日来なかった人」、「今日がTOUR初日の人」、「今日がファイナルの人」、「生まれて初めての人」など出欠確認がありました。意外に「今日がファイナル」という人が半分近くいたし、「昨日来なかった」という人も半分近くいました。でも幸ちゃんは相変わらず、「4割8分」とかいい加減なカウントをしていましたが(笑)。あと「生まれて初めての人は、『星空のディスタンス』しか知らないって人もいるだろうし、今やった曲は全部知らないって人もいると思います。」みたいなことを話して、アルフィーのコンサートは見所いっぱいで見るのが大変だけど、初心者の方はどうぞ全体を楽しんでみて下さい…みたいなアドバイスもありましたね。で、見所満載の人を紹介しましょうってことで桜井さんの紹介になったんですが、これがまた凄い紹介の仕方でした。 幸「今年ももうすぐ終わりますが、今年は良い事全然無かった、悲しい辛い事ばかりだったという人もいると思いますが、どうぞこのステージで厄落としをして行って下さい!もう、これから登場する人に厄をぶつけて行って下さい。厄くらい平気ですから(笑)。それではお呼びしましょうっ、盛大な拍手でお迎え下さい。桜井賢っ!桜井さ〜んっ。」 厄落としとして紹介された(笑)桜井さんがキビキビと登場。そのまま大歓声の客席に向って深々とお辞儀をして、そのまま屈伸運動をしはじめる。なんて健康的。<違うって 桜「しかし、今日は祝日だけあって高速が空いていましたね。30分くらいで来ました。」 幸「空いている時はいいけど、料金所が混んでいる時はETCて意味ないよね。」 桜「ETCの所だけサーッと行けても、その先で詰まっていたら意味ないし、逆に危ない。」 幸「あのETCてさ、上手く機械が反応しなくてバーが上がらないってことあるのかな?」 桜「さぁ、どうなんでしょう?」 幸「ETCは止まらなくて良いんだけど、バーが上がらなかったらどうしようて凄い怖い。」 桜「まぁ、私には付いてませんから関係ないですけど。」 幸「桜井さんのフェラーリは付いてないの?第三京浜でパンクしたフェラーリ。」 …と、道路の話から幸ちゃんが第三京浜でフェラーリをパンク(バースト)させたことを暴露しちゃって、、神奈県でのみ話題になっていただけに(詳しくは神奈県のレポを見てね)、武道館内の客席は「エエッ?」とどよめいたのであった。「第三京浜でフェラーリパンク事件」再びでしたわ。 桜「あれはパンクじゃなくてバーストでしたからね。第三京浜の路肩で待つこと2時間、何百台って車が通過して行きましたよ。」 幸「神奈県の日だったのに、無事間に合って良かったよね。」 桜「あれから自分で運転して来ないようにしました。今日もマネージャーの運転です。」 ここのMCで判明したのは、桜井さんのフェラーリにはETCが付いてなくて、幸ちゃんの車にはETCが付いているらしいということと、桜井さんはパンク事件以来、マネージャーの運転(車)で会場入りするようになったということでしょうか。神奈県の時はコンサートに間に合ったし無事だったから笑い話になったけど、幸ちゃんも言っていたけど、一歩間違えば大事故に繋がっていたんだもんね。そういう意味では、武道館公演の為に慎重になってくれた桜井さんの行動は嬉しかったかも。 しかし、普段の桜井さんの運転はどうも怖いらしく、前がノロノロ走っていたりすると威嚇しちゃうらしい。黒のフェラーリに煽られると焦るよね…。だから、以前、道路工事で斜線規制されている所を走っている時、あまりにも前の車がノロノロしていたから、レコーディングの帰りということもあって気が高ぶっていたので煽ったら、その車は焦って反対車線に移動して走行しちゃったらしい。なんて悪い事をするんだ、桜井さんっ!まぁ、パンクの一件もあって、「自分が気を付けていても、不可避なこともある。」と自覚したらしいので、安全運転して下さいね〜っ!そういう話が出たかと思えば、フェラーリは左ハンドルなので、料金所の所で券とか取ると時に、いちいち車を降りて取りに行かなくちゃいけなくて、普通より手間取るから後の人に「なんだよう。」てやられるのが苦手らしい。場所によっては左ハンドル用の料金所もあるけど、そうじゃない所の方が多いからね〜。意外と小心者だったりする賢様〜っ。 この後、幸ちゃんの呼び込みで着替えて来た高見沢さんが登場。(もしかしたら、桜井さんが「強力なキャラクターを紹介しましょう。」と言っていたかも…。3日間の内容が混同しています。) 高見沢さんは初日と同じ格好で、王子衣装(白のフリルシャツに黒に金刺繍&スパンコールのドレスコートに黒のベルベット風パンツ)で、髪はまだ一つに束ねたままでした。見事な王子ファッションに、客席も「おお〜っ!」という歓声が沸き起こります。 しかし、高見沢さんはすぐに袖に下がってしまい、「?」と思っていると、バトミントンのラケットを2本持って再登場。今日はバトミントンで、桜井さんと対戦したいらしい。幸ちゃんが、「今日はバトミントンやるの?昨日はプーさんの絵が描いてあった、なんか投げるやつだったよね。」と声を掛けるけど、高見沢さんは桜井さんの方に言って「早くやろう!」と急かします。でも、桜井さんは水分補給に行ってしまって、なかなかステージに戻って来ない。待てない高見沢さんは、ラケット2本を叩いてカンカン音を立てて威嚇(笑)。格好は王子様なんだけど、やることはお子様でしたわ。 そしてやっと出て来た桜井さんに、強引にラケットを渡すといざ対戦!サングラスをしている桜井さんは不利なので、「もっと照明を明るくして。」とスタッフに頼みますが、終始高見沢さんペース。途中、幸ちゃんに羽は直撃するというハプニングもありましたが(間に挟んで対戦しているから無理もないんだけど…)、桜井さんのフェイントを交わして遠くにスマッシュ決めた高見沢さんの勝利で終わりました。もう、高見沢さん、子供みたいに両手バンザイしてピョンピョン跳ねて満面の笑みで勝利を喜んでおりました。ああ、単純(笑)。 幸「スッゴイ嬉しそう!うわ〜、顔クシャクシャになっちゃってるっ!」 桜「お前、汚いよ。前に落として、遠くに返すだなんて!そこまでして勝ちたいのか!」 (文句を言う桜井さんを無視して、ケ○タの箱を持って来る高見沢さん…) 桜「お前は本当にしつこいね。」 高見沢さん、強引に桜井さんにケ○タの箱を抱えさせる。でも、紺スーツだったのでシックリこない。「チェッ!」て感じに箱を取り上げて戻る高見沢さんでしたが、幸ちゃんの後を通った時に箱を幸ちゃんの頭に被せてしまう。ああ、なんか、神奈県の光景とデジャブな感じ…。帽子のように見事にスッポリ頭に被ってしまった幸ちゃんですが、高見沢さんに毛は抜かないように丁寧に取ってくれと頼んでいました(笑)。あと、幸ちゃんは、この秋TOURの桜井さんの衣装が真っ白なスーツだったから、カーネルサンダーに見立てて高見沢さんが箱を持たせていたんだけど、武道館は紺のスーツできちゃいましたからね…という経緯も説明してくれました。もう高見沢さんてば、何の説明もナシに自分のやりたいことだけやって満足しちゃう人だから(笑)。客席も、それは重々承知しているけど(爆)。 で、まったりしたところで、次の曲紹介に行ったのかな?幸ちゃん的には、ここでは客席も自分もまったりできるのがベストらしいので(笑)。 幸「ALFEEは今までシングルをかなり出して来まして、皆様のお陰でオリコン新記録も更新中ですが、ここからは、いくつかシングル曲を歌っていこうと思います。え〜と、この曲は…1984年の1月に発売したシングルです。…判っている人もいますね。では、お送りしたいと思います。」 という幸ちゃんの曲紹介で歌われたのは、『恋人達のペイヴメント』でした。さっきの高見沢さんとは別人のように、真面目に歌い上げる姿を見て何故かこっちまで緊張してしまった。間奏ではステージ上から雪が降ってくる演出もあり、クリスマスらしいロマンチックな雰囲気になりましたね。しかし、今回の『恋人達のペイヴメント』は完璧だったわ。 そしてガラリと雰囲気が変わって、スクリーンにドラえもん達の映像が登場する『タンポポの詩』が歌われ、、続いて『STAR SHIP』が歌われたと同時に客席はスタンディング。高見沢さんはブルーローズ・エンジェルギターを持って来たので、前奏で3人がネックを高く掲げる姿は迫力がありました〜!この曲の時に、高見沢さんは一つに束ねていた髪を解いていました。 そして高見沢さんのMCになりまして、 高「『恋人達のペイヴメント』をお送りしましたが、この曲を歌う時は何故か客席からも凄いプレッシャーを感じるんですが、今回は見事に歌い切れたなとっ!テンポの速い曲は早口で誤魔化せるんですが(笑)、バラードはもう誤魔化しが効かない。過去に何度歌い直しさせてもらったことか…。」 …みたいな、『恋人達のペイヴメント』を完璧に歌いこなせたことを自画自賛しておりました。客席からも拍手を貰っていましたが、「間違えないで当然なんだから…」と、その拍手にちと傷付いていたらしい(笑)。でも、『恋人達のペイヴメント』を完璧に歌いこなしたのって、ホントに久しぶりな気がするよなぁ。もう、高見沢さんにとってトラウマソングとなっているのかも…。 この時のMCは譜面台を持って来て、そこに置かれているメモ(?)のようなものを読みながら喋っていたんだけど、その割には話の内容が支離滅裂というか、妙にに遠回しな表現をして、本当に言いたいことが長く喋っている割には良く判らないって感じでしたね。ま、高見沢流の哲学というか理論を切々と喋っていましたね。自分でも「なんでこんなに語っているんだろ。」とか言っていましたが。 そんな中でも、高校時代のエピソードは面白かったです。 高「ALFEEは今年結成30周年で来年はデビュー30周年を迎えるけど、2人と出会ったのはもっと前で、高校が一緒だった桜井とは、それこそ30年どころじゃない長〜い付き合いなんですが、当時は俺はガンガンのロック派で、桜井は軟派なフォークだったんですね。クラスも違ったし。だけど、当時から桜井は高校生とは思えない歌声の持ち主で…顔も高校生とは思えなかったけど(笑)、学園祭とかで桜井のフォークグループのクラスはいつも凄い人で、とにかく歌が上手い!という印象がありました。で、ある時、たまたま駅まで一緒に帰ることがあったんだけど、こう2人とテクテクと駅へ向って歩いていたら、桜井が『ロックは大変だよね。』ていきなり言ってきて、続けて『音が高くて。』て言われて、『ハァ?』て思ったのは今でも忘れない。あの時は『まぁ、そうだね。』と適当に相槌を打ってあげたんですが、心の中ではコイツとは友達になれないな…て思いました。でも、それが30年以上経っても一緒に音楽やっているんだから、不思議なもんです。」 当時の桜井さんは、「ロック=音が高い」という印象があったんでしょうかね。でも、高校時代にロック一辺倒な高見沢さんと、フォーク一筋の桜井さんが一緒に下校したことがあるだんてこともあったんですね〜。その会話は、今でもしてそうな感じがしないでもないっていうか、その当時と今とではそんなに変わってないんだな〜と、このエピソードで再確認しました。でも、高見沢さんは、桜井さんに言われたことを根に持っているぽかったな(笑)。 あと、高校の頃のエピソードの延長だったか忘れたけど、「昔、ある人に、『不器用なくせに、どうしてギターが弾けるんだ』って言われたことがある。」て話して、妙に頷いてしまいました。器用・不器用はギタリストには関係ないのかな?でも、好きだから努力はしていると思う。ちょっと昔の高見沢さんて、歌いながらギター弾くことがかなり苦手な傾向になったけど、今は余裕だもんね。昔の夏イベのビデオとかみると、「やっぱ、成長しているんだな〜」てしみじみ感じてしまうもん。 高「もし音楽と出会っていなければ、もし2人と出会っていなければ、こうやって武道館のステージに立っていることはなかった…かも?なかった…だろうと思います。学生時代、学校での勉強よりも、あの当時流れていた歌から色々と学んだり、励まされたような気がしますし、音楽から受けた影響は凄く大きかったと思います。あの頃は常に、自分の中に希望の歌が流れていたように感じています。では、あの頃の気持ちに戻って歌いたいと思います。」 というMCの後に、ツェッペリンの『天国への階段』のギターソロが演奏され、そのまま『希望の詩』、が歌われした。こういうMCを聞くと、音楽を仕事としてしまった高見沢さん達は、学生時代ように純粋に音楽から影響を受けるってことが出来なくなっていることが寂しいのかな…て思っちゃいますね。まぁ、思春期の頃に比べたら、当時ほどストレートに音楽にガツーンと心を殴られることって少なくなっていくけど、まだまだ高見沢さんは多感な音楽青年だと思うなっ!そうじゃなきゃ、こういう曲は作れないだろうし、コンサートでこういうパフォーマンスが出来ないと思う。…なんか、この2曲て色々と回想させられるというか、アルフィーを好きになったばかりの事とか、音楽に一番影響受けていた頃とか、思い出しちゃうよなぁ。続いて『SWINGING GENERATION』が歌われて、静まり返っていた客席も一気にハイテンションになり、高見沢さんも壊れる(笑)。文字通り、狂ったようにギターを掻き鳴らして煽られまくりましたわっ。しかし、次の『Another Way』でガラリと雰囲気が変わり、『平和について』が歌われ、間奏での山石さんと杉山さんのキーボードの演奏にじっくりと耳を傾けました。そしてキーボード演奏から『DNA Odyssey』に続いていきました。この辺の流れは、大人しい曲とハードな曲が交互にくるという感じだったな。 そしてまたガラッと雰囲気を変えて、高見沢さんのソロで始まる『I Love You』へ。「Only One!」と高見沢さんが叫んだと同時に、暗めだったステージの照明が一気に明るく派手なものになっていき、高見沢さんと共に客席も狂う!高見沢さんなんて、頭ガンガンに振りまくりで、髪が乱れ捲くりで凄かった。いや〜、この曲はホントに拳の上げ甲斐があるわぁ。 最後は高見沢さんが、高〜〜〜〜〜〜い声で「I Love you〜〜〜〜〜♪」と叫んで本編終了。それぞれ前に出てきて挨拶すると、ブンブンと手を振りながらステージを去って行きました。 アンコールでは、長谷ぼんのドラムソロが鳴り響き、そのまま桜井さんと幸ちゃんが数個のカラーボール持って登場。幸ちゃんは、前日と同じく女性の顔がプリントされた派手なTシャツに、黒パンツ姿。桜井さんはシャツ姿だったんだけど、柄覚えてないや…。出て来るなり、持っていたカラーボール(たぶんサイン入り)を客席に投げまくっていました。幸ちゃんは近くに来てたからボール欲しいとアピールしていたんだけど、投げ込む仕草をして肩と頬に挟むというフェイントしてきて、こっちにはボールは飛んできませんでした(クスン)。でも、幸ちゃんは、2階席にまで(端の方だけど)投げ込んでいたっ!華奢なのに意外に豪腕かも??? そして、桜井さんが「Wellecome to ivylord. Are you ready?」と英語で挨拶し、そのまま「Hey !」の掛け合いで観客を煽り始め、一気に武道館内のテンションを上げると同時に『Satnd up,Baby-愛こそすべて-』が演奏され、なんと下手のスピーカーの裏から「Stand up,Baby〜〜〜!」とフライングタカミー登場!首に赤い羽根のネックレスのようなものが付いている上に、ピンクとパープルのラメシャツだったんですが、ジュディオングの『魅せられて』のように袖がビヨ〜〜ンとしていて、妙に派手な天女かハゲタカって感じで笑いナシでは見られない格好。インカムを付けていたから、両手をバタバタさせて本当に鳥のようになっていたし…。本当に元気な人だわ、だって凄っい満足気にフライングしてたもん。しかもステージに降りても両手を広げて鳥のようにバタバタさせて、飛び真似をする高見沢さん。こんな珍獣というか珍鳥みたことない…! 続いて幸ちゃんがハンドマイクを持って『American Dream』が歌われ、幸ちゃんと高見沢さんは左右の櫓を登ったりと、あっちこっち移動していました。中央で2人が鉢合わせ(?)をした時は、ジャンケンをしてどっちが先に通るかをやったみたい。どっちが勝ったかは判らなかったけど、高見沢さんが先に進んで行ったから高見沢さんが勝ったのかな?あと、後奏に合わせて桜井さんがパントマイムなようなダンスをして、山石さんを笑わそうとしていた。本当に自由なバンドだ、アルフィー…。 そのままメンバー紹介になり、高見沢さんが「キーボード!山石、敬之〜〜!」、「同じくキーボード!杉山、卓夫〜〜っ!」、「そして、アルフィーのドラム叩いて20年!ドラムス、長谷川浩二〜〜っ!」と紹介していきました。長谷ぼんが紹介された時、しっかり見よう!と思ったんだけど、前に立った派手な鳥の服のせいでイマイチ良く見えなかった…。チッ!(苦笑)。ペーパーフィギアは視界に入るんだけどなぁ。 そして、ステージ中央の前に出て来て、「We are THE ALFEE !! まだまだ夜はこれからだぞ〜!今夜も行くぞ〜〜〜!理性を捨てろ〜〜!野獣になれ〜〜!行くぞ〜〜〜!ジャンピング・グル〜ピ〜〜〜〜〜〜ッ!」と、高見沢さんが叫ぶと、『絶狂!ジャンピング・グルーピー』へ。前奏と同時に、ステージ頭上で花火がバーンッ!と鳴る特効があって、かなり本気でビックリしてしまった。 そして、恒例の全国アンケート調査のコーナーに入り、最初に2階席、1階席と席別に「グッ♪グッ♪グッ♪」とやったのはいいですが、アリーナの番になった時に、「じゃアリーナの一番後ろの列の人と、両サイドの一番端の縦の列と、最前列だけ!判ったか?このアリーナの外周だけいってみよう!」と、なんか高度な注文つけてきまして、ちょっと判りにくくて真ん中の席でも釣られて「グッ♪グッ♪グッ♪」とやっちゃっている人もいましたね。しかし、妙な注文を客席にしてくる人だよなぁ。「じゃ、武道館に30回以上参加している人?」にいは、客席の半分以上が「グッ♪グッ♪グッ♪」と答え、「武道館に50回以上参加している人?」にも、10分の1以上はいたと思う。「凄い!そんなに居るんだ。おい、桜井よりも参加しているんじゃないか?」と桜井さんに振り、桜井さんも納得の様子でした…て、桜井さん達より多く参加しているファンは絶対に居ないハズだけどね。で、今年もあとわずかだから、今年を振り返るという意味で、「今年Happyなことがあった、今年婚約した人!」や、「今年別れたちゃった、訳あって独りになった人!」とも聞き、後者ではあまりにも元気よく答え人がいて、崩れてしまった高見沢さんでした。崩れたといえば、「不倫している人!」と聞いたら、最前列で高見沢さんの目の前に2人いらしたようで、「そんな目の前で、満面の笑みで答えないでくれ…」て苦笑しながらステージ崩れた高見沢さんが面白かったわ。あと妙なところでは、「街で松嶋菜々子に間違われたことがある人!」というのを聞いて、2階席の方で「グッ♪グッ♪グッ♪」と堂々と答えた人がいらっしゃいまして、桜井さんから「ブッ飛ばす!」というお言葉を頂戴していました。それから、昨日はオリンピックに参加した人が3人いたという話題を出し、「今日も居るかな?オリンピックに出たことがある人!」と高見沢さんが元気よく聞いたら、客席がシ〜〜ンとして総崩れになった3人(笑)。凄いよ、直前まで盛り上がっていた1万人の客席がシーンと静まり返ったんだからっ!滅多にないことだよ!もちろん、その後は大爆笑でしたけど。高見沢さんが、「昨日来た人は今日来てないってことだな。街で会ったら、俺が宜しく言ってたって伝えておいて。」と、妙なことを言ってましたな。街で会っても判らないんだけど…。で、シ〜ンとしたままじゃイカンと、オリンピック選手を超えるものとして(?)、「新幹線から写メールを貰ったことがある人!」ら、5人くらい「グッ♪グッ♪グッ♪」と答えてビックリしたぞ。2階席にいて、3人して、「本当に貰ったの?新幹線から?」なんて質問していました。ま、新聞沙汰になったのは不倫が旦那にバレて、その旦那が怒って投書したから発覚しただけであって、実は意外にやっていそうな気がしないでもない。別に運転手さん全員を疑っているわけじゃないんだけどね(もし、「自分や絶対にそんなことはしない!」という運転手さんがいたらごめんなさい)。 いや〜、何だかんだ言って「全国グッ♪グッ♪グッ♪選手権」(そんな名前じゃないって)、盛り上がりましたな〜。色んなファンがいるんだな〜と再確認出来て面白いわ。そして、最後はアルフィーと客席の「グッ♪グッ♪グッ♪」の掛け合いになって終わりました。 そして、ステージが一旦暗転し、ステージ中央にマイクスタンドが出されると、山石さんのキーボードソロからアカペラで始まる『星空のディスタンス』へ。途中まで真面目に歌っていたのに、途中から「オウオウオウオウオウッ♪」と高見沢さんと幸ちゃんが連呼し始め、そのまま高見沢さんが「シュッシュッシュッシュッ、ポッポ〜♪」と汽車になっちゃうし、しかっり「プシュ〜ッ。」とドアが閉まる音まで披露し、幸ちゃんが「次は〜、市ヶ谷〜、市ヶ谷〜。」と車掌さんになりきっちゃうし、暴走しまくり。しかも、汽車の音真似でエンジン全開になってしまった高見沢さんは、自動ドアが開閉する音を何度も再現し、桜井さんから「自動ドアがあるなら、蒸気機関車じゃなくたっていいだろ!」と鋭いツッコミを受けますが、めげない高見沢さんは、自動ドアに自分の頭が挟まるというジェスチャーをし、昔の「原宿駅事件」を思い出した桜井さんは大爆笑。「ホントにコイツ、(電車のドアに)頭を挟まれたからね。最初、カバンがドアに挟まって凄い焦って引っ張って、たまたまドアが開いたからカバンが取れて、『ああ、良かった』てホッとして頭を前に出したらドアに挟まれたんだよ。俺、それを原宿のホームで見て3時間笑い続けたよ。しかも、当時の山手線は車体が全部緑で、高見沢さんの格好も上から下まで緑で、全身緑が全身緑の電車に挟まれたんだからなぁ!」と、「原宿事件」の詳細を説明してくれまして、客席も大笑いしていたんだけど、これって歌の途中なんだよな…。ふと我に返った桜井さんが、「俺がしっかりしなくちゃ!て思うんだけど、ここで歌うの毎回辛くなっていく…」と、ボソリと愚痴ったのがツボでした。でも、ここは30年続いているベテラングループですから、強引に軌道修正というか、急に歌に戻って歌い上げてしまうなんて朝飯前っ!…というか、そういう流れに余裕で付いて行く後の3人が凄いよ。 ドラム音と同時にステージに花火が吹き上がりましたが、桜井さんは客席に背を向けながらステージ中央で不動姿勢。何故か、長谷ぼんに向って「どうだーっ!」のポーズ。もしかして、長谷ぼんは昨日の光景で大笑いでもしていたのかな?昨日は同じシーンで、花火が吹き上がることを忘れていたらしく、向った先から花火が吹き上がって物凄く慌ててでステージ前に戻って来て、ムチャクチャ大笑いさせてもらいましたからね(悪魔)。両手をバタつかせてダッシュで戻って来る姿が最高だったんですけど、同じ失敗は繰り返さないようです。 そして、高見沢さんが「まだまだ行くぞ〜っ!」と叫んで『暁のパラダイスロード』へ。エンディングが何故か『危険なふたり』に変わり、ステージ中央に再びマイクスタンドが置かれて、前に出て来てジュリーになりきる桜井さんっ。1コーラスを歌い上げては下がっていくんですが、再び『危険なふたり』の前奏が流れて歌う桜井さん。しかし、3回目も歌おうとしたところで、ピタッと演奏が止んでしまい、桜井さんの声だけが虚しく武道館に響いたのであった。お約束ですな。しかし、この秋TOURで何度も同じ仕打ちを受けている桜井さんは、遂に泣きが入ります。「そんな最初から歌わす気無いなら、3回もやるなよ〜!ウェッウェッ。今日は歌わせてくれるって、言ったじゃないか〜っ!ウエッウェッ。」と、片手をサングラスに当て泣き真似をする桜井さん。声に悲哀が籠もっています、はい。すると、高見沢さんが桜井さんに近付いて右手を差し出します。「え、お金取るの?」と桜井さんはポケットに手を入れますが、高見沢さんが要求したのは「お手。」(笑)。そんなモンでいいのかと、桜井さんは素直にお手をしますが、要求はそれだけで終わらず「お座り。」と言われて、今度はステージにしゃがむ桜井さん。しかし、高見沢さんから「違うだろっ!」とダメ出しされます。どうやっていいか判らないでいる桜井さんに業を煮やした高見沢さんは、「じゃ、お前が『お座り』って言って!」と指示し、言われた通りに桜井さんが「お座り。」と言うと、「ワンッ♪」と言いながら、ほぼ四つん這いでお座りする高見沢さん…ギター持っているのに上手いんだな(笑)。しかも、またエンジンが掛かってしまったようで、「ワン、ワン!クゥ〜ン!クゥ〜ン!」と犬の鳴き真似を連発し、桜井さんから「CMのチワワのつもり?」とまで言われていましたが、否定していましたな。そして、桜井さんに甘えるように鳴き真似を続けるもんだから、桜井さんが「判ったよ、歌ってやるから。」と言って、高見沢さんを宥めるのであった。…て、アレ?桜井さんも「何で立場が逆転してんだよ?頼んでいたの俺だろ?」と、やや混乱気味でしたが、高見沢さんの暴走ぶりが感染してしまったのか、「歌ってあげるから〜♪」と言いながら高見沢さんに抱き付いちゃったのであったっ!これには高見沢さんもビックリして我に返り(笑)、「び、びっくりした〜!」と胸押さえながら本気で怖がっていてツボでした。その時、高見沢さんの顔が丁度真正面から見えたんだけど、まさに苦笑とはああいう表情を言うんだなっていう、焦ったような複雑な笑い顔でした。 こんな妙なやり取りの甲斐あって(?)、『危険なふたり』はなんとフルコーラス歌われたのであった!この曲をフルで聴いたのって初めてかもしれない。幸ちゃんも、高見沢さんも「ジュリ〜〜っvvv」と、黄色い声援を桜井さんに送ってて可愛かったわ〜。そのまま『暁のパラダイスロード』に戻り、高見沢さんが「どうもありがとうーっ!」と叫んでアンコールも終了しました。な、なんて面白過ぎるアンコールだったころだろうっ! 最後はSEが流れる中、6人全員前に出て来て手を振りながらお辞儀。長谷ぼんもとても良く見えましたが、なんか得体の知れない生物が描いてあるTシャツを着てましたね。パープルの色のユニコーンのような、ラドンのような…。「あれは一体何?」と思っていたら、私のいた席周辺に高見沢さんがピックの雨を降らせまして、私はゲット出来ず…というか反応出来ないで終わりました(鈍っ!)。うう、こんな経験、もう無いかもしれないないのになぁ〜。 2度目のアンコールでは、高見沢さんが白フリルの胸元の開いたブラウスに、シルバーのラメパンツにキラキラしたチェーンベルトをジャラジャラ付けた格好で登場。オレンジぽいサングラスを掛けていてカッコ良かったなぁ。幸ちゃんは黒のチャイナぽい襟元のシャツににベージュのパンツ姿。桜井さんはサーモンピンクと黄色のチェック柄ぽいシャツ姿で登場しました。 そのまま高見沢さんのMCになったんですが、見事にMC内容がすっ飛んでいるというか3日間の記憶が混同しちゃっているんですよね。最初に、「2階席、1階席の後の方、そして端のみんなも最後までありがとう。」みたいなことを言って、その後に何を言ったか覚えてない。ただ、昨日は言っていたのに、新曲の『希望の橋』のことは言わなかったな〜ってことは覚えてますね。<どうでもいいことは覚えている(汗)。確か、「自分の道」について語っていたと思うんですが、かなり記憶混同だ〜っ。「俺にはこの道しかなかったけど、みんなもね、悩んだり躓いたりしならがら、自分の道を歩んで行って欲しいと思います。俺達はこのステージが誇り。このステージこそが、アルフィーの誇りです。」みたいなことを言っていた気がするんだな…(自信なし)。高見沢さんなり迷い迷って道を歩いて来たけど、気付けばミュージシャンという道しか残されていなかったみたいなことを言って、今はこのミュージシャンとしての道のり(人生)に誇りを持っているようなことを言っていたと思うのだ。 そして、高見沢さんのMCの後に歌われたのは、なんと『Pride』で、まさかこの曲が来るとは思ってもいなくて、客席もちょっと驚いたような歓声が上がりました。こんな時代だからこそ、この『Pride』の歌詞がグッとくるというか、上手く言葉で表現できないんだけど、自分の今年一年がかなり辛いモンだったせいか、心の奥底からグワッとくるような、奮い立たされるような気持ちになりましたね。最後は3人前に出てきて、マイクなしでアカペラで熱唱!3人の歌声とハーモニーに凄い力がこもっていて、圧倒されてしまいました。バンド演奏が再び加わった時に、3人がお互いのギターのネックを一点に突き出すようにしてカッコ良かったな〜。あの時の3人の笑顔に何故かジーンときてしまいました。 そのままキーボード演奏に入り『Going My Way』が歌われて、ドラムが加わると同時に客席に銀テープが飛び出し、会場も明るくなりました。最後は、高見沢さんが即席歌詞で叫びまくっていたけど、その叫びまくる姿をマジマジとみて、「やっぱ口が大きい…」と思ってしまった私は不謹慎かしら?(笑)。なんか、凄いインパクトあったもので…つい。でも、こう叫びまくっている高見沢さんが一番好きかもしれない。一番「熱い」感じがするしね。 演奏終了後、3人それぞれお辞儀して、手を振ったり、ピックを投げたり、しながらステージを去って行きました。高見沢さんは下手の花道の方にま出てピックを投げていたな〜。何気に武道館では、高見沢さんも幸ちゃんに負けじとピックを投げ捲くっていたかもしれない。 中日もアッという間の3時間強でしたけど、この日は特に曲順が好みで弾けまくってしまいました。武道館て足元が寒いという印象があったんですが、床冷えところか暑かった!ALFEEも凄かったし、客席の熱気も半端じゃなかったと思うっ。とにかく、武道館3daysて一日たりとも侮れない!と毎度のことながら痛感させられますね。あと、この中日は、なんと言っても『Pride』が印象的でした。今年、この曲というと、春TOURの神奈県で桜井さんが風邪を引いて一番声が出ない時に歌っていた時の印象が強くて、あの時はメインヴォーカル坂崎のような感じで聞こえていたのに、この武道館では当然のことながら完璧な歌声とハーモニーで圧倒されてしまいました。この日に『Pride』が聴けて良かった!って、心の底から感じています。
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