2003年12月22日(月)日本武道館(初日) |
遂に来てしまいました、武道館3daysの初日。今日は見事に平日でしかも月曜だった為、個人的に18時スタートは厳しかったですね。本当にギリギリでしたよ。客席入る時点で18時になっていたみたいだから。「さすがにOPは欠けるかな〜」って思いましたね。 でも定刻より10分程押してスタートした為、一息吐けて良かったです。客席が暗転して場内な歓声に包まれると、SWに合わせて白い幕に赤い雲のような映像が映し出され、ドラム音が鳴り響くと『戦場のギタリスト』へ。ギーターソロの音に合わせて高見沢さんがギターを掻き鳴らすシルエットが浮かび上がり、幕がホールクラスに比べて大きいせいか、シルエットの動きがホールクラスの時と違って見えました。そして、白い幕が落ち、本物の3人が登場で客席が一気に大歓声。その勢いにのったまま、『戦場のギタリスト』でコンサートがスタート。 3人の格好は…高見沢さんは夏イベ2日目でも被っていた金髪ウルフカットのヴィックに、ラメ紫(?)のゼブラ柄ぽいジャケットに、同系色ぽいパンツ姿にサングラスでカッコ良かったです。インカムを付けていたので、初っ端からオーバーアクションでギター掻き鳴らしながら歌っていましたね。幸ちゃんは、黒とグレーのストライプのジャケットに黒のパンツ+黒のタンクトップ姿という、意外にシックな格好でした。桜井さんは紺のスーツに白シャツ、茶系の柄ネクタイでこちらもシックな感じ。ステージのセットは、府中のレポを参照にして頂きたいんですが、武道館だけあってホールより会場が大きくなった分だけ照明が増えたって感じでしたね。あと、武道館恒例の左右の櫓がありました。それから、左右の花道の上にそれぞれ、巨大なスクリーンが設置されていたのは新しかったかも。ステージ後方のスクリーンと同じ映像が映るようになっているみたいです。 しかし、今回の席は長谷ぼんの姿を確認することが不可能な席でした(泣)。あれだけシンバルを付けまくっているドラムセットなのに、肉眼で確認できたのはシンバル一枚…。ま、こういうこともあるさ。あと、上手側のスピーカーの前だったせいか、最初の2,3曲はエレキギターの音がキンキンに届いてちょっと耳が辛かった。微妙に音割れを起していたような?武道館にしては、ちょっと音が悪いか?と思ってしまった。後半には慣れてしまいましたが(苦笑)。 『戦場のギタリスト』に続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『Bad Girl』へ。幸ちゃんと高見沢さんはステージ前に出て、左右の花道を行き来していました。ステージ前に幸ちゃんが出て来たときスリムパンツだったせいか、「幸ちゃん、足、細〜っ!」としみじみと思ってしまいました。そういえば3番の歌詞だったかな?、どっちが間違えたのかよくわからなかったけど、お互い違う歌詞を堂々と歌っていた(笑)。その後は、個人的にはTOURでは久しぶりと思った『King's Boogie』が歌われて、「おおっ!」と思ってしまった。 長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま幸ちゃんのMCに入りまして、「来ましたよ〜、武道館っ!2階席〜!1階席〜!そしてアリーナ!いつも言っておりますが、日常の鬱憤をこのステージで思う存分晴らして下さいっ!」と軽く挨拶。 そして、そのまま長ぼんドラムソロから『TRY』、高見沢さんがドリル奏法で客席を煽って始まる『JOURNEY』、そして『恋の炎』と立て続けに演奏されました。『恋の炎』では、幸ちゃんと高見沢さんは左右の櫓に上がって、2階席の客席を煽る。途中、お互いが左右入れ替わる時に、ステージ後方の通路で(バックバンドの3人の後方の段上に通路が出来ている)2人は通せんぼして威嚇し合い、最終的にジャンケンをして道を譲り合っていました。どっちが勝ったのかは、私の席から確認できず。また、後奏では、いきなり高見沢さんが幸ちゃんにエレキギターを渡し、自分はハンドマイクを奪うと「Oh,Year〜〜〜!」と叫びまくって客席を煽り捲くり、しまいには、幸ちゃんに締めろを強制し、幸ちゃんよく判らないまま強引に締める。しかし、ドラム音とギター音が微妙にズレていたような…。いくら幸ちゃんといえど、いきなりフライングVの変型ギターを渡されたら困るわな。なんか、ギターを持った時の幸ちゃんが、すごく小さく見えたもん。 幸ちゃんてば、ステージが暗転した後に、「そんな判らないよ。」とボソッと愚痴ったのがマイクに拾われて可笑しかった。 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、愚痴りながらの(笑)幸ちゃんの2回目のMCに入ると、客席はしばしのお座りタイム。「そんないきなり渡されてもね…」と、幸ちゃんにしては珍しく愚痴りモード炸裂で面白かったわ。その後は恒例の出欠取りで、「今日が初日の人」、「生まれて初めての人」とか色々と聞いていました。 幸「生まれて初めての方は必ずいらっしゃいますね!30年やってても初めての人がいる。有り難いことです。え〜、今日が初日だっていう人はTOUR始まってからだいぶ経つし、アルバム『Going My Way』が出て2ヵ月半くらいですから、バッチリ予習はされていることでしょう。初めての人の中には、『星空のディスタンス』しか知らないって人もいらっしゃると思いますが、最初はとにかく雰囲気を楽しんで下さい。全体の雰囲気を楽しんでもらって、そこから、それぞれのキャラを見て頂いて、この辺は見応えありますからね〜。」 …みたいな初心者のアルコンの見方講座がありました。あと、この時だったかな?ALFEEは結成して30周年だけど、武道館コンサートをやるようになって20年を迎えたということを言っていました。「忘れもしない1983年の武道館コンサートから今まで、ずっとやらせて頂いているんですが、初めての武道館の時の記憶はほとんどない。」とか、当時の思い出を少し話してくれました。色んな会場でやらせてもらっているけど、やはり「日本武道館」という会場はALFEEにとって特別なんだそうです。そして、幸ちゃんにとっては、ビートルズが公演した場所ということでもあって、非常に思い入れが強いらしい。 その後、「この人のキャラも強いですよ。見所満載です。では紹介しましょう。盛大な拍手でお迎え下さい!桜井賢〜っ!」という幸ちゃんの呼び掛けで、桜井さんが再びステージに登場。大歓声の中、深々と客席に向ってお辞儀をする桜井さんであった。もしかしたら、屈伸有働とかしていたかも。膝に乗せた手を器用に動かしたり…て、これ3日目だったかな?(混乱)あと、桜井さんはマイクの前に立つと、「How are you?」と英語で挨拶し、しまいにはフランス語や広東語などが飛び出して、訳の判らない状態になっていました。それらしく喋るのって、桜井さん上手いよな〜っ。 桜「今日はど平日です。休日でも祝日でもない、このど平日にいらいて頂いているだけで私は嬉しい!ど平日に来て下さった皆さんが大好きですっ!」 幸「今日は平日か…。」 桜「ど平日ですよ。日曜と祝日の間ですもん。」 幸「でも、今日は冬至なんだよね。」 桜「とうじ?」 幸「今日の昼が一番短い。夜が一番長いってことは、夜はまだまだこれからっ♪」 桜「ああ、それは冬至て〜(どうして〜)♪」 …ここから妙な漫才スタート。桜井さんが幸ちゃんの所まで行き、幸ちゃんのマイクスタンドだけで喋り合い、漫才風を演出する2人なのであった。別に2人だから漫才しなくてもいいとは思うんだど、身体が勝ってに動いちゃうらしい(笑)。桜井さんは、「私、このTOURでネジ2本は外れてます。」と申告していたくらいですからね。 あと、幸ちゃんがいきなり、「何で、俺、高見沢のピック持ってんだろ?」とピック持ちながら話したら、桜井さんに、「さっきギター強引に渡されたじゃん。」と言われて納得。で、そのピックを桜井さんに手渡したんだよね(記憶曖昧)。受け取った桜井さんはポケットに仕舞うんだけど、客席が「ええ〜っ」みたいな反応をしたら、「後で投げるよ。」マイクスタンドに挟んでいたと思う。このやり取りがキッカケで、先ほどの高見沢さんの行動に対しての苦情の言いたい放題になったんだな。 桜「あんなギター急に渡されても困るだろ?普通の形してないからなっ!」 幸「さすがにどう弾いたらいいのか判らないね。」 桜「アレ、凄い重いんだよな。本当にあの人は何も考えないで行動するからっ!」 幸「結構、行き当たりバッタリですからね。」 桜「では、そろそろ紹介しますか?素晴らしい人材を紹介しましょう。高見沢俊彦っ!」 紹介された高見沢さんは、なんと白のフリルシャツに黒に金刺繍&スパンコールのドレスコートに黒のベルベット風パンツ姿という、正に王子衣装で登場!ヴィックもつけたままだし、サングラスも掛けていて、異国の王子様のような雰囲気を醸し出していて、客席も大歓声を上げました。いや〜、カッコ良かったなぁ。 そして、妙なオモチャ(ラッパを立てにしたような奴で、その傘の部分にピンポン玉を入れて投げあうというもの)を持って来て桜井さんに勝負を挑みます。幸ちゃんも見たことがないオモチャのようで、「何それ?プーさんの絵が書いてあるけど…」と困惑気味。しかも、ピンポン玉サイズのボールでやるから、「2階席の方は見えないんじゃないの?武道館サイズのじゃないだろ…」と言われますが、高見沢さん聞く耳持たず。桜井さんもルールが判らず困惑しますが、要はボールを落とさないようにすればいいんだと納得し勝負をしますが、最初はフェイントを上手く使った桜井さんリードしますが、負けず嫌いの高見沢さんが投げ付けるようにボールを投げてきたので、最終的には高見沢さんの勝ち。そんな高見沢さんの横暴ぶりに怒った桜井さんが、そのオモチャを振りかざして高見沢さんの方に向って来たので、慌てた高見沢さんは花道の方まで逃げる。妙な追っかけ子する2人、これでも49歳と48歳(笑)。 で、オモチャを片付けに行ったかと思うと、今度はケ○タの箱を持って来た高見沢さん。しかし、今日の桜井さんは紺のスーツの為にこのネタが出来ず、桜井さんからも、「お前、往生際が悪いよ。」と言われ、不貞腐れながら自分の位置に戻って行く高見沢さんは、不機嫌そうにケ○タの箱を袖に放り投げたのであった。格好は王子様だけど中身は子供(笑)。ここで幸ちゃんが、「この秋TOURで桜井は白のスーツを着ていて、これであの箱を持てば髭も付いているしカーネルさんだ…ってネタをやっていたんですが、今日は違うスーツですからね。」と、ネタの経緯を説明してくれました。何かやらないとというか、何とか桜井さんをオモチャにしないと気が済まない高見沢さんと、そんな高見沢さんを適当にあしらう2人が面白過ぎる。ああ、これがアルフィーなんだよな〜って、しみじみ思う光景でした。 幸「では、まったりしたところで次の曲にいきましょうか。ここはまったりするところですからね(笑)。では、ALFEEの一番新しい曲をお送りしたいと思います。少し前まで『ドラえもん』にもお世話になりました。お送りします、『タンポポの詩』。」 という幸ちゃんの曲紹介で歌われた『タンポポの詩』のでしたが、いきなりスクリーンに『ドラえもん』のエンディングのアニメーションが映し出されて客席は歓声を上げました。普通有り得ないですよね、テレビで使われていたエンディング映像がそのまま一アーティストのコンサートで使われるなんて。いくら、今はエンディングが変わっているからって、本当に凄い。まさか、ALFEEの生歌でこの映像を見られるとは思ってもいませんでした。もちろん、あのエンディングのアニメーションだけでは曲の途中で終わってしまいますが、PVと上手く繋ぎ合せて使っていましたね。しかし、あの大きなスクリーン全部に哀愁あるドラえもんの後姿や、ドラえもんの横顔のアップとか映し出されると、ちょっと感動しますね。あと、いかにあのアニメ映像と歌が合っているかを再認識しました。しかも、間奏ではシャボン玉もステージに吹き出して、ほのぼのムード満載でした。 続いてガラリと雰囲気が変わって『サファイアの瞳』が演奏され、客席はスタンディング。間奏でのベースソロとギターソロの掛け合いはカッコいいですね〜。そして『19-nineteen-』が続けて演奏されて、意外な曲が続いて嬉しいビックリでした。この『19〜』の前奏では、幸ちゃんのギターがカッコいいんだよね〜。もう、この3曲のノリというか、雰囲気が最高でしたっ! そして3曲演奏された後に高見沢さんのMCなりまして、 高「久しぶりに『19-nineteen-』をやったけど、このTOURでは初めてやったんじゃないかな?桜井とは15,6の頃から知り合っていますが、バンドを組んだのが19歳の頃でした。今、19歳だって人いる?…お、いるね。こう思い返すとさ、19歳の頃が一番楽しかったな!どんなモンに対しても、なんか楽しかったという思い出があります。あと、先ほど歌った『タンポポの詩』ではドラえもん達に登場してもらいましたが、あの後姿のドラえもんが何とも言えない可愛さがある。この間もね、なんかスペシャルをやっていてチラッと見ましたけど、今度の3月にドラえもんの新作映画『ドラえもん・のび太の〜』をやるそうですが、俺も観に行こうかな。いつかは、ドラえもんの映画音楽も手掛けたい。ミュージカルの音楽はやった、テレビのエンディングもやった、残すは映画の音楽だろう!ま、それは君たちの力次第ですね。判るでしょ?東○にリクエストしたり…(笑)」 なんか、ドラえもんの春映画の宣伝を条件に借りてきた映像のような気がしないでもないんだけど(笑)、武道館の観客に映画宣伝するだけで、この映像借りられるんならラッキーだよね(ま、裏では大金が動いたんだろうけど/笑)。でも、ドラえもんの映画て何気にいい作品多いのよ。初期作品の『海底探検』なんて、子供心に泣いちゃった記憶があるくらいだ。…て、話はドラえもんオンリーになっちゃった(笑)。でも、過去に色んなアーティストがエンディングを歌ってきただろうけど、ここまでドラえもんとコラボしたアーティストも珍しいんじゃないのかな?どうせだったら、主題歌を担当した渡辺美里さんみたいにアニメにも3人が登場して欲しかったわ…て、アニメの世界に登場できない代わりに、ドラえもんファミリーと2度の共演をしているからなぁ。ドラえもんだけだと3度もだもんな〜。春TOUR(NHKホール)、夏イベ、そしてこの秋TOURと、ドラえもんにはお世話になった。 高「さっき坂崎も言っていたけど、1983年に初めて武道館のステージに立ったんですが、みんなは武道館に何回くらい来ているんだろうね?僕達は来年で60回を迎えるらしいんですけど、こうして毎年武道館でコンサートできるのは、平和である証拠なのかもしれません。今、世界は平和とは程遠い状況に置かれているけど、まだ日本はそういう意味では平和なのかもしれません。でも、だからこそ、この平和を、コンサートを守っていきたいと思います。」 と、初めての武道館コンサートの話から、今の世界情勢のことを語っていました。確かに、今年の世界の流れは、日本も含んで「一体どこに向おうとしているんだ?」て感じで、不安ばかりが先行してしまうけど、こうしてアルコンに参加できるということは、まだここは平和なんだということなんだよね。でも、この平和がいつ奪われるか判らないし、その平和を奪われることは私達には耐えられないことだし、だからこそ「平和を守りたい」て気持ちが生まれて、「その為には自分はどうするべきか?」て考えるようになれるんだよね。そう考えると、いかに「守りたいもの」を持つことが大切なことか痛感するね。それから「守ること」の例えとして、ゴミの分別の話を出していて、「これは燃えるゴミなのかそうじゃないのか判別できなくて、1回燃やしてみたりする…」など、冗談なのか本気のかどっちとも取れることを話していました。いや、普通の人なら冗談でしょうけど、なんせ「世間知らずの王子様」ですから(笑)。それから、「海外のホテルのゴミ箱はちゃんと分別されているんだけど、どっちがどっちなのかちゃんと表記しておいて欲しい。いつも悩むんだ。」という苦情も訴えていました。最近、日本のホテルでも分別になっているゴミ箱があるけど、言われてみれば2つ口があるだけで、表記されていないのもあったな〜。 あと、何の話からそうなったのか忘れちゃったけど、高見沢さんが客席に向って「みんなが『王子、王子!』て言うから、王子らしい衣装を着たんだ!」と、訴えた場面もあった。どういう流れでそうなったのか忘れちゃったけど、客席に訴えていた高見沢さんは面白かったから覚えているんだよなぁ(笑)。でも、ここのMCでは、後半はかなり真面目に語っていたという印象が残っています。 高「何にも悩まずに今の道に進んだ人もいるかもしれないけど、それはそれでその人の人生。悩みながらも決断をしていろんな道を歩んでいると思いますが、今、悩んでいる人は、今まで決断してきた中で、初心に返るというか、決断した時の最初の気持ちを思い出してみるのもいいんじゃないかと思います。その時の気持ちを思い出せば、また新しい気持ちに切り替えられると思う。では、新しいアルバムの中から『Anoter Way』。」 そう曲紹介されて歌われた『Another Way』は、高見沢さんのMCもあって色々と回想しながら聴き浸ってしまいました。続いて『運命の轍 宿命の扉』、『希望の詩』、『平和について』と歌われまして、特に『平和について』の間奏の山石さんと杉山さんのキーボードの掛け合いが凄く好きっ。なんか聴き入ってしまう迫力があるんだよな〜。そして、『CATCH YOUR EARTH』が歌われたんですが、『平和について』から続くというのは、アルバムと同じ流れで、なんか良かったですね。スクリーンには、前のTOUAでも使われたおじいさんが登場するPV映像が流れましたけど、ステージ上に星空のような照明が演出されたり、レーザー光線が会場を彩り、その演出と雰囲気に圧倒されてしまいましたし、とにかく印象に残りましたね。『平和について』の次に歌われるのは、『CATCHI YOUR AEARTH』が一番シックリくるな〜と、個人的に思っています。 そしてガラッと雰囲気を変えて、高見沢さんのソロで始まる『I Love You』へ。記憶が曖昧なので自信がないのですが、高見沢さんの「Only One!」という叫びと同時にステージ頭上に花火が出て、驚いた桜井さんがフラフラするって光景があったと思います。でも、この花火の特効は、アンコールでだったかもしれないんだよなぁ。もう、この時の高見沢さんは王子衣装であろうが何であろうが、とにかく狂ったように暴れて歌うから好きっ!こっちもノリ甲斐があってもんさっ。 最後は高見沢さんが超音波を出して終了。3人それぞれ挨拶しながらステージを去って行きましたが、去り際に幸ちゃんは投げキッスをして、桜井さんはここで高見沢さんのピックを投げていたと思う。 アンコールでは、長谷ぼんのドラムソロが鳴り響き、そのまま桜井さんと幸ちゃんが数個のカラーボール持って登場。幸ちゃんは女性の顔がプリントされたサイケなTシャツに黒パンツ姿、桜井さんは赤白のストライプのシャツにグレーのパンツ姿で登場。ステージに出て来るなり、客席にカラーボールを投げ込んでいました。 そして、その後は桜井さんが客席を煽る煽る!「みんなノッてるか〜い!いいか〜!今年、辛いこと悲しいことがあった奴〜!この武道館に全部置いていけ〜っ!Are you ready ?」と、突然英語で問い掛けてきたもんだから、幸ちゃんにからも「なんで急に英語になるの?」とツッコミを入れられていた。桜井さん曰く、「行くぞ〜!て言うよりもいいかな…って。」ことらしいですが。 そして、桜井さんが客席を煽り捲くった直後に『LONG WAY TO FREEDOM』の前奏がなり響き、なんとステージ中央の前から、「Woo〜〜〜〜wow,wow…♪」と歌いながらせり上がって来る高見沢さんがっ!しかも、その時の衣装が凄過ぎたのだっ!ALFEE Mania会員の人はクリスマスプレゼントにマニアから贈られてきた卓上カレンダーの12月の所を見て頂ければ一石二鳥なんですが(あれのノースリーブヴァージョン)、あの服を初めて生で見た衝撃はとんでもないモンでしたよっ。なんか失敗したツリーのクッションのような、あるじゃないですか、ポストカードとかが間に挟めるやる。パッチワークの柄みたいな感じになってるやつ。なんか、ああいう感じに見えたんですよ。タータンチェック柄のフリルのノースリーブマントにデニムぽいパンツ、全てにラインストーンが付いていて派手派手。インナーはラメ仕様の英国旗柄のタンクトップ。ついでにタータンチェックのハチマキでインカム。髪型は地毛で一つ束ねで、もう、討ち入りや暴走族の枠から逸脱しまくっていて…て、ここまで書いて何を書いてんだか判らなくなってきましたが(笑)。とにかく、あの衣装を見た瞬間、お腹抱えて大笑いしましたっ。いや、絶対に笑うって!しかも、その格好で欲望男化しちゃうし、そんな欲望男化した人のポーズと同じポーズを真後ろで幸ちゃんが真似しているし、可笑しな光景いっぱいでした。あと、何故か、「桜井、貫け〜♪」と叫ばれていたわ(笑)。危険を察知して、桜井さんは逃げていたけど…。もう、アンコール1曲目から大笑いでしたね。 その勢いのまま『ロックンロール・ナイトショー』になりまして、幸ちゃんはハンドマイクを持ってあっちこっち行きまくり、高見沢さんもインカムなので櫓に登ったりと動き捲くり。最後の呟きように歌い終わっていくところでは、2人してふざけ合っちゃって歌になっていなかったというか、2人とも暴走し過ぎだって。 そのままメンバー紹介になり、高見沢さんが「キーボード!山石、敬之〜〜!」、「同じくキーボード!杉山、卓夫〜〜っ!」、「そして、ドラムス、長谷川浩二〜〜っ!」と紹介していきました。この時に、それぞれ3人がスクリーンに映し出されるんですが、ここで長谷ぼんを初めてまともにスクリーンからですけど見ることが出来ました!しかも、丁度、長谷ぼんの前辺りに「ロック仮面たかみー3Dペーパーフィギア」が置かれていて、妙な存在感というか異彩を放っていました。 そして、「We are THE ALFEE !! まだまだ夜はこれからだぞ〜!行くぞ〜!武道館〜〜っ!俺に着いて来いよ〜〜っ!いいか〜!理性を捨てろっ!獣になれ〜〜っ!今夜も行くぞ〜!ジャンピングだ〜!」と、ガンガンに客席を煽る高見沢さん。その勢いのまま、『絶狂!ジャンピング・グルーピー』へ。この前奏と同時に花火が出たのか、本編の『I Love You』で出たのか、記憶が曖昧なんだな。さっきも書いたけど、花火が出てフラフラと崩れた桜井さんは確かなんだけど(笑)。 そして、「グッ♪グッ♪グッ♪」の掛け合いになり、階別にやることになったですが、どうも高見沢さんは客席の構造というか階の認識が出来ていないようで、2階席を3階席と言ったり、1階席を2階席と言ったりして、その度に客席からクレームを出されておりました。で、1階席の時に「2階じゃない1階?とにかく間に挟まれている所だ!ハンバーガーでいうと肉だ!」と言ってのけたには笑ったわ。ハンバーガーでいうと肉の場所て、凄い表現だわ。武道館の客席がハンバーガーに見えるのかしら?(笑)。しかも、「次、1階席…て、アリーナだって判っているよ。でも、俺から見れば1階なの!俺が立っている所が2階なの。じゃ、アリーナ!」と、客席の意見を聞き入れながらも、しっかり自分の意見を主張するところが高見沢さんらしくて笑えたわ。そして、「『絶狂!ジャンピング・グルーピー・全国アンケート調査編』、全国周って色んなデータが集まってきました。今夜も行きたいと思います。」と、アンケート調査が敢行されまして、最初が「貯金が100万円以上ある人!」だったかな?客席の半分以上が「グッ♪グッ♪グッ♪」と返した為、高見沢さんも桜井さんも「みんな持ってるな〜。分けてくれよ。」と羨ましがっていました(笑)。続いて、「今日茶柱が立ったけど、全然良い事無かった人!」という妙な質問でしたが、何十人かいましたね。あと、セクハラなんじゃ?と思ったのが、「今年太って妊婦に間違われた人!」というもの。「恥ずかしがらなくてもいいから!ここで俺以上に目立つ奴なんていないから!」と、訳の判らない慰め(?)を言っていましたが、数人「グッ♪グッ♪グッ♪」と返して、「勇気ある!偉い!」と拍手を貰っていました。そして、今度は「誰も居ないやつをやろう。」と逆の発想に目覚めた高見沢さんが、絶対にいないだろうと「オリンピックに出たことある人!」というのを聞いたら、なんと3人も「グッ♪グッ♪グッ♪」と返してきて、武道館内騒然!3人もビックリ!「もう1回やろう!」とそれぞれの位置を確認し、その後は「種目はなんですか?」と質問攻め。なんと、1人は競歩、2人は水泳でオリンピックに出たことが判明!凄過ぎるっ!3人も絶対に居ないと思っていたようで、とにかく驚いていていたのは印象的だったな〜。しかし、この時、「競歩」と答えたのを、「徒歩?」と聞き間違えた高見沢さんの天然ぷりには笑ったわ。徒歩という種目があったら、私もオリンピック目指したかも…。で、今度こそ「誰も居ないやつ」を狙って、「ソムリエ」、「弁護士」と言ったけど何人かいて、ヤケを起した高見沢さんが「じゃ、双子以上ポンポン産んだ人!」なんて言ったんだけど、意外にいらしたんだよね〜。とにかく客席も、3人も、「いろんな人がコンサートに参加している!」と実感して、かなり盛り上がりました。いや〜、いつものパターンと違って面白かったわ。 ステージが一旦暗転し、ステージ中央にマイクスタンドが出されると、山石さんのキーボードソロからアカペラで始まる『星空のディスタンス』へ。しかし、目の前の幸ちゃんの顔が可笑しいのか、途中で高見沢さんが笑ってしまって続行不可能になり、そのまま笑いのエンジンが全開になっちゃった高見沢さんと幸ちゃんが、「シュッシュッシュッシュッ、ポッポ〜っ♪」と、汽車ポッポになってしまい、「次は九段下〜、九段下〜♪」と幸ちゃんが車掌さん風に言えば、「プシュ〜ウッ♪」とドアが閉まる効果音を出す高見沢さんの掛け合いになっちゃって、桜井さん呆れ状態。「俺がしっかりしないと。」と、ボソッと言う桜井さんが面白過ぎたわ。もう完全に音が止まった状態にまでなっていたんだけど、そこからカウント取り直して、普通に「Baby,came back !!」てハモれることろが凄いと言うか、なんと言うべきか…。これが、ALFEEなんだな(笑)。そのままバンド演奏なったと同時に、ステージ後方に花火吹き上がる演出があったんですが、ここで思わぬハプニングがっ!なんと、桜井さんがステージ後方に向った先から花火が吹き上がり、桜井さんムチャクチャ焦ってステージ前まで猛ダッシュで逃げたのであった!客席から見ていたら、花火の中に突っ込んで行くように見えたからね〜。いや〜、もう少しで賢丸焼け。しかし、そのビックリして慌てて逃げて行く様が可笑しくて。両手をオカマさんのようにバタバタさせてダッシュして来たもんだから、もう大笑いしちゃいましたよ、申し訳ないけど。この日、一番笑ったところだと思う。しかし、こういう演出はしっかり覚えておこうね、桜井さんっ。でも、こんなハプニングがあった直後でも、フツーに『星ディス』を歌い上げる桜井さんて、ある意味ツワモノ。…だけど、私の脳裏には慌てて逃げるパニック賢さまの姿が焼きついてしまって、ついついニンマリしていまうわ(怪しい)。 そして、「まだまだ行くぞ〜っ!」と高見沢さんが叫んぶと『夢よ急げ』が演奏され、前奏と同時に客席(アリーナ)に銀テープが飛び出しました。この光景は上から見ると、すっごく綺麗なんだな〜。そしてステージ中央にマイクスタンドが置かれ、そのスタンドマイクに3人がやって来て、最初から最後までそのスタンドマイク1本だけで3人が歌いました。最初から最後まで3人が同じマイクで歌うのって、最近では珍しい光景だったな。ちょっと新鮮でした。あと、後奏のギターソロで高見沢さんが陶酔しながら弾いていると、その真後に桜井さんがやって来て、しゃがんで高見沢さんのコートをしげしげと見て、裾を捲ろうとしていたのが可笑しかった。しかも高見沢さん、全然気付いてなかったし(笑)。幸ちゃんもやって来て2人して捲くろうとしたんだけど、その直後に高見沢さんが振り返ったというか動いちゃったから果たせなかったんだよね、惜しいっ!…ていうか、あんなボリュームあるコートを堂々と触られても気付かない高見沢さんて…やっぱ末端に神経いってないかも(爆)。 最後は高見沢さんと桜井さんがギターとベースを持ち替えて、『ジョニー・B・グット』へにななりまして、再び中央のスタンドマイクで桜井さんが熱唱!でも、どこかで桜井さん間違えたみたいで、歌い終わってから手でスマンのポーズをしながらステージを歩き回って5人に謝っていました。桜井さんが謝りながわ終わるという、変わった締めだったかも。 最後はSEが流れる中、6人全員前に出て来て手を振りながらお辞儀。ここで初めてまともに見ることのできた長谷ぼんは、相変わらず真っ黄色のTシャツ(羽付きのハートのイラスト入り)を着ていました。そうそう、この秋TOURでは、春TOURに比べて高見沢さんはピックをあまり投げてないのでは?て思っていたんですが、今日は高見沢さんも、幸ちゃんや桜井さんに負けじとピックをばら撒いていました。もう投げるというより、豆をばら撒くような感じでしたが(笑)。そして、幸ちゃんは去り際に両手で客席に向って投げキッスをしてくれて、客席は大歓声だったのだ。 2度目のアンコールでは、高見沢さんが髪をおろして、ピンクと紫のゼブラ柄のジャケットに黒のパンツ姿にオレンジ系のサングラス。幸ちゃんは黒シャツ(襟元にラインストーン)にベージュぽいパンツ姿。桜井さんはサーモンピンクぽいシャツ姿で登場しました。 ステージに出て来るなり、高見沢さんと幸ちゃんはアコギを持っていて、高見沢さんが幸ちゃんの所に近付いて音を確認すると、そのまま『明日なき暴走の果てに』が歌われました。まさか、この曲がくるとは思わなくて客席から「ウワ〜ッ」という歓声が上がりました。特に今年はアコースティック色が薄かったので、ここで『明日なき暴走の果てに』が聴けて、妙にジーンとした嬉しさがこみ上げてきました。 そして、歌い終わると高見沢さんのMCになりまして、 高「2階の後のみんな、最後まで熱い盛り上がりをどうもありがとう。今日は平日である12/22ですけど、こうして僕達の為に足を運んで頂いて本当に感謝しています。どうもありがとう。さっきも言ったけど、83年に初めて武道館のステージに立ちましたが、あの時ことは今でも忘れられません。そういうホール…ホールじゃないな、武道館です。」 高「来年の2/8にシングル『希望の橋』を発売します。1/15から放送の『サラリーマン金太郎4』の主題歌で、デビュー30周年の最初のシングルになります。30年も経つと凄いぞ〜。『夏しぐれ』から『希望の橋』だからな。全然違います。でも、30年もやっていないと客席にオリンピック出た奴なんていない!バンドやって2,3日の客席にオリンピック出た奴なんていないよ!もしかしたらプロ野球選手も居たかもしれない。ああ、聞けば良かったかな〜。」 「プロ野球選手」を、先ほどのアンケートで聞き損ねたことを残念がっていた高見沢さんがツボでした。で、ここだったか忘れたけど、ちょっと客席の反応が悪くて、「みんなもっと弾けろ!」と喝を入れられました。その言葉に従うかのように、桜井さんは一人踊り来るっていたんですが、「お前は弾け過ぎ。」と逆に注意されていましたが(笑)。でも、本日の客席の弾けっぷりは高見沢さん的にはイマイチなようで、「今、世の中は戦争も起きて暗いニュースばかりだけど、そういう世の中だからこそ、武道館で弾けろ!ま、今日はこの辺で許してやるけど、明日はこうはいかないからなっ。」と、妙に威嚇されてしまいました。ええ〜、個人的にはバシバシ弾けたつもりなんだけどな。まぁ、確かに一番弾けていたのは、高見沢さんだったかもしれないけど…。ま、拍手の反応が悪かったというのもあるんですけどね。どうも高見沢さんは、「不揃いの拍手」が嫌いというか、気持ち悪いらしい。う〜む、なかなか揃えるのも大変なんだけどね。 高「来年でデビュー30周年を迎えるけど、もうここまで来たらね、みんなにしっかり責任を取って貰わないと。俺達に責任はないよ。君たちの情熱があるからこそ俺達がいるんであって、君達の情熱なしにはここまで続けられなかった。しかし、君たちが情熱をくれる限り、俺達は決して君たちを裏切ったりしない!情熱がある限り、俺達はここ(ステージの床を右足で何度も踏みふみする。幸ちゃんも真似る)に立っているから!」 最初はファンに責任転嫁する気か?と思ったんだけど(笑)、その後の言い方がカッコ良かったというか男前に感じました。「君たちが情熱をくれる限り、俺達は決して君たちを裏切ったりしない!」と宣言してくれたところには、ちょっとグッときてしまいました。気分が高揚している時の高見沢さんのMCていいよね、半分勢いもあるんだろうけど、本音100%でストレートにこっちにまで伝わってきます。 高「先ほど歌った『明日なき暴走の果てに』は、'80年代の僕達のテーマソングでした。ゴールも見えずに走り続けていた80年代だったと思います。そして、21世紀の僕達のテーマソングは次に歌う曲です。今夜、12/22、武道館に集まってくれたみんなの為に歌いたいと思います。『Going My Way』」 という紹介で歌われた『Going My Way』でしたが、高見沢さんのMCを聞いて、『明日なき暴走の果てに』から『Going My Way』というテーマにALFEEは進化して来たんだな〜って、しみじみ感じてしまって、『Going My Way』を歌っている3人を見て、妙に頼もしく思ってしまいました。最後の方は、高見沢さんの即席作詞になっていたけど、ガムシャラに叫びまくる高見沢さんて妙に色っぽいというか、魅力があってスッゴク好き。この良さて「生」じゃないと判らないから、CDからは同じような魅力を感じないんだよね。だからこそ、アルコン最高っ!LIVE最高っ!て思っちゃうのかな。 演奏終了後、『Going My Way』のSEが流れる中、3人はそれぞれ手を振りながらステージをゆっくり去って行きました。高見沢さんは、ガッツポーズしてたな〜。 武道館初日でしたが意外な曲も演奏されて、やはり武道館スペシャルなコンサートでした。でも、一番印象に残ったのは、「飛んで火に居る桜井賢」なのであった(笑)。ああ、あの光景だけは脳裏に焼き付いて消えることはないわ…!
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