51.ニンニク |
[特徴] |
強烈な臭いの元である硫化アリル(アリシン)の他、スコジンという特種な成分が含まれています。アリシンは、強い抗菌作用がある他、ビタミンB1の吸収力を高めるため、スタミナ増強作用があります。
又、ニンニクには血栓を防ぐ作用があり、血の循環をよくするので肩凝りや冷え性、神経痛などに効果が期待できます。ただし、食べ過ぎると胃を荒らし、貧血をおこしたりするので、できるだけ火を通し、1日あたり1〜2カケていどにしておいた方が無難です。 |
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[効能] |
疲労回復、冷え症改善、低血圧改善、肩こりの緩和、ストレス解消、むくみの緩和、ガン予防。 |
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[豆知識] |
ニンニクの歴史は旧約聖書に登場するほど古くからあります。エジプトのパピルスなどでも紹介されており、古代エジプトでは、ピラミッド制作の労働者へ毎日支給していたようです。これは精力剤としての効能を期待していたためだと考えられます。同じ理由でアレキサンダー大王軍やキリスト教の十字軍などもニンニクは常備していたもよう。
日本では『古事記』『日本書紀』に記述があり、主に厄払いなどの呪いに使われていたようです。古事記によれば、日本武尊(ヤマトタケルのミコト)は、信濃坂で山の神(鹿の化け物)に出くわした時、ニンニクを食べて山の神を退治した事になっています。これを受けて、日本書紀では、日本武尊(ヤマトタケルのミコト)の一件以来、信濃坂越えをする時は、ニンニクを噛み、馬や牛の身体にもニンニクを塗っておけば、山の神のたたりを避けられる、としています。
余談ですが、ニンニクはハーブの一種でもあります。興味がある場合は【スパイス講座】をチェックしてみてね。
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[食知識] |
ニンニクは、皮がしっかり重なっており、白くふくらんでいるもの、手に持った時にずっしり重いものを選びます。芽が出ていたり、皮が茶色く変色しているものを買ってはいけません。
ニンニクを買ってきたら、ネットに入れるかザルに盛っておく感じで、風通しのよい場所で保存します。
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