是正処置および予防処置
是正処置および予防処置--一般
問題の原因を取り除く
規格は、顧客からの苦情はもちろん、製造工程や最終検査で不適合が発生した場合、その問題の大きさに対して適切な是正処置および予防処置が実施出来るように手順書を作成することを要求している。ガイドラインは、この両方は、ともに品質改善におけるステップとみなすことが出来るとしてる。同感である。是正処置と予防処置との違いも明確に記載されている。すなわち、是正処置が必要にあるのは、主として企業の内部で不適合が発生したときのみならず、顧客の苦情、あるいは製品の不適合によって顧客が被った損害を賠償しなけらばならないようなクレーム、さらに下請け業者において問題が出たときに、特定の問題の原因を見つけ、その問題の再発を防止するために必要な処置を講じることであるとしている。
一方、予防処置は、すべての不適合、すべての顧客の苦情、すべての有償クレーム、下請負業者に関するすべての問題およびこれら以外の問題発生源を検討・解析し、もし何か傾向があればそれを見つけることから始まり、解析によって潜在的な問題があることがわかれば、予防処置としてこれらの原因を取り除くために必要な処置を講じることとしている。(ホームページオーナーの感想:何らの変更を加えなくても理解できたのは、この一文が始めて。)