検査・試験 製品が顧客の要求事項を満たしていることを検証するための検査試験業務を規定した手順書ができているか? 出来ているなら、それは最新の規定であるか? 必要な検査試験および作成すべき記録は品質計画書もしくは手順書に規定されているか? 購入検査・試験 製造に用いるために搬入された原料あるいは部品が品質要求に適合していることを検査、または他の方法で検証されるまでは絶対に使用または加工されないようにする手順が決められているか? 原料あるいは部品の供給者である委託契約業者での品質管理の程度と提供されたデ-タを考慮して、受け入れ検査の量と内容をきめているか? 搬入された原料あるいは部品を受け入れ検査なしで使用しなければならないような緊急時には、識別を確実に実施しているか? もし製造品が不合格になったとき早急に回収もしくは交換ができる仕組みがあるか? 行程内の検査・試験 中間製品に対する検査・試験を実施するための手順書があり、手順書に従って検査・試験を行っているか? 規定された検査・試験を完了するか、または必要な報告書を受け取り製品の品質が規定されたものであることを検証できるまでは製品を次の工程に渡さないで保留しているか? ただし、製造品が不合格になったとき早急に回収もしくは交換ができる仕組みがある場合は除くが、中間製品に対する検査・試験を実施する必要はある。 最終検査・試験 供給者である会社は、最終製品が顧客からの品質要求に適合していることを証明するために、手順書に従ってすべての最終検査・試験を行っているか? 最終検査・試験では規格に定められたすべての試験項目のみなら ず、受け入れ時、中間製品に対する検査・試験を含む試験項目が実施されることを手順書で規定しているか? 最終検査・試験で品質が完全であることを確認し、関連デ-タおよび文書を作成した後に製品は出荷されているか? 検査・試験の記録 製品が検査・試験を受けた証拠となる記録を作成し、適切に保管されているか? これらの記録には明確に規定された判定基準に従って合否の判定結果が記載されているか? また、記録には次工程への引渡しまたは出荷を許可した責任者を明確にしているか?
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