東北18きっぷ道中 その6

〜津軽半島の最果て 竜飛岬へ 2〜

で、まずは青函トンネル記念館へ。中の展示では青函トンネルの工事についていろいろ解説してあって、鉄かつ理系な私としてはなかなか興味深いものでした。一般の人にとっては果たしてどうなのかよくわかりませんけど…。

青函トンネル記念館
青函トンネル記念館

次に、記念館から出ている体験坑道行きのケーブルカーに乗車。海面下140mの地中深くへゆっくり進んでいくのですが、ケーブル切れたらどうなるんだろうとかいう無用な心配をしてしまいます。このケーブルで向かうのは体験坑道と呼ばれるもので、実際に列車の走るトンネル(本坑)を掘るときの土砂の運搬などにも使われたそうです。ここには実際の工事に使われた機械などが展示してあり、テープで15分ほど説明を聞きました。トンネルは海底駅(竜飛海底駅)につながっているそうですが、ここまでは連れて行ってもらえず残念。チト物足りないかなぁと思いつつ、さっきのケーブルカーで地上に戻りました。

体験坑道行きのケーブルカー 体験坑道
(左)体験坑道行きのケーブルカー (右)体験坑道の中

このあと、記念館を後にして竜飛岬一帯をうろうろと。まずは灯台と展望台へ。記念館の前の道を5分ほど歩き、階段を上ると竜飛岬の灯台にたどり着きます。といってもけっこう高い場所に立っているので建物自体はこじんまりとしたものですけどね。その横には展望台があって、旧日本軍の監視所跡も残されています。断崖絶壁の上にあるので天気がいいと見晴らしは良さそうです。あいにくこの日は天気はあまりよくなかったですが。

灯台 展望台より
(左)竜飛岬の灯台 (右)展望台から海を

次に階段国道へ。国道なのになぜか階段というよく分からない代物。どうもどこぞやの国の役人が現地をよく知らずに地図だけ見て国道指定したところ実は階段だったとか。この階段国道も完全に観光資源化され、この人は果たしてどう思ってるのやら…(笑)数百メートルほどの短い道ですけど、それなりに整備されていて、きちんと国道マーク(通称おにぎり)も設置されています。この階段を下りると竜飛漁港。何というか、本州の最果てという雰囲気が漂ってきます。雨が降りそうで降らない微妙な天気ゆえ余計にそう感じるのかも。

階段国道 おにぎり(笑)
(左)階段国道 (右)おにぎり(笑)

竜飛漁港
最果ての竜飛漁港

と、ふとここで時計を見ると3時半。帰りのバスは4時半。う〜ん…この何もないところで1時間時間つぶす…のか?まさに車って便利だなぁと思う瞬間(笑)仕方なくもう一度階段国道を登り、売店でちょこっと買い物をして少し時間をつぶし、後はバス停でボ〜っと。

竜飛灯台16:30発→三厩駅17:07着 三厩村営バス 三厩駅行き
ということでようやく動き出したバスで三厩駅へ。観光客と地元客を半々くらい乗せて来た道を引き返していきます。

三厩17:39発→蟹田18:20着 普通344D 蟹田行き
どうもさっきのバスは遅れても列車に接続するようにと余裕を持ったダイヤになっているので、駅でやたらと待たされます。30分ほど待って発車した列車には三厩にやってきてそのまま折り返す鉄もそこそこいて、もったいないなぁと思いながら眺めます。

帰りのディーゼルカー
帰りのディーゼルカー

蟹田18:56発→青森19:34着 普通346M 青森行き
さらに何もない(失礼)蟹田駅で30分以上待たされた後に青森行きの普通列車に乗車。3両編成の車内はガラガラでした。弟はとなりでずっと爆睡。

このあと駅ビルに入っているトンカツ屋に入って晩メシにしたのですがなかなか出てこない。余裕を持って店に入ったのに食事が出てきたのが発車15分前であまりゆっくり味わう余裕が…(ちなみに店からホームまで歩くと5分ほどかかります)とりあえず食べ終わって駅に向かっていると隣りにも我々と同じく急いでいる人が。どうも我々より3分早く発車する函館行き快速「海峡」に乗るようで。これ乗り遅れたらシャレならんなぁと思いながらこっちも弘前行きの電車の待つホームに向かいました。

青森20:27発→弘前21:12着 普通672M 弘前行き
2日前、最初に弘前に向かうときに乗ったものと同じ電車。帰宅時間帯に当たるので弘前までずっと立ち通しです。



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