東北18きっぷ道中 その3

〜三セク移管予定の東北本線に乗る〜

日付も変わって9月4日(水)
村上6:03発→酒田8:25着 普通821D 酒田行き
村上で酒田行き普通列車に乗り換え。村上を出たところに交直セクションがあり、ここを通るには交直両方に対応した車両が必要。しかしながら新潟地区には両方に対応した普通列車用の車両がないため、電化区間なのにディーゼルカーで運転されるという変な区間です。この車両では例によってさらに爆睡、気がついた頃には終点の酒田の直前でした。

酒田8:57発→新庄10:01着 普通152D 新庄行き
春も同じ行程でしたが、酒田から陸羽西線の新庄行き普通に乗車。途中の古口あたりまでは起きていたものの、そこから先は爆睡…「お客さん、終点ですよ」と、見事に運転士さんに起こされてしまいました(滝汗)

新庄10:38発→横手11:50着 快速こまくさ3号 横手行き
新庄からは春と違い、奥羽本線を北へ。この後今回の旅行で何度となくお世話になる701系と呼ばれるロングシート車です。18きっぷ旅行者には結構不評な車両ですが、前の方に座ればかなり広い範囲を見渡せるので結構いいと思うんですけどねぇ。この快速は小さな駅をどんどん通過していくので結構爽快。距離の割には結構あっという間に終点横手に到着しました。

快速こまくさと最上川
横手行き快速こまくさ(左)と酒田行き快速最上川(右) 新庄駅にて

横手12:15発→北上13:31着 普通732D 北上行き
横手からは北上線というローカル線に乗り換え、東北本線の北上に向かいます。東北地方を南北に縦断する奥羽山地を川沿いに越える路線で、沿線もどちらかというとローカルムードが漂います。ほっとゆだ駅を過ぎたあたりの和賀川の眺めは結構きれいで印象に残っています。

北上線のディーゼルカー
北上線のディーゼルカー

北上線 北上線
北上線の車窓から

北上13:36発→八戸17:13着 普通1539M 八戸行き
北上で東北本線に乗り換え、さらに北に向かいます。乗ったのは一ノ関から八戸までの200kmを通しで走るロングランの列車。例によってロングシート701系の2両編成です。途中の盛岡までの区間は30分〜1時間間隔と比較的運転本数の多い区間で、ワンマン運転ながらも結構客の入りはよかったように思いました。

北上からの701系
北上から乗った701系 2両編成のワンマン対応車

この普通列車、盛岡で50分も停車し、後続の普通列車からも連絡を受けるというダイヤになってます。駅前のいろいろな店を物色しつつ遅い昼食を取っても余裕で同じ電車に再び乗ることが可能。このようなダイヤにした意図はよく分かりませんが…

盛岡を出発すると、しばらくは真新しい新幹線の線路が並行して走っていました。東北本線の盛岡から八戸の区間は、12月1日の東北新幹線盛岡〜八戸延伸開業に伴い「IGRいわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」という第3セクターに移管されるため、18きっぷでは乗れなくなります。今回わざわざ日本海側の酒田からわざわざ東北本線を経由したのもこの区間に乗るため。しばらくすると新幹線は山の中のトンネルへ入り、私の乗っている東北本線は山を迂回して進んでいきます。新幹線の駅のできる沼宮内を過ぎると駅間も長くなり、周りも山がちになってきます。新幹線ができるとともにJRが経営を放棄するのも分からないではない気がします。

新幹線の二戸駅
普通列車の車内から撮った新幹線の二戸駅 建物自体は既に完成しています

県境の目時を過ぎ、しばらく走ると終点の八戸の街並みが見えてきます。この八戸で乗り換え…と思ってアナウンスを聞いていると、「この列車がそのまま18時ちょうど発の普通青森行きになります」とのこと…ここまでも結構長かったのにさらに100kmも同じ列車に乗り続けなければいけないようです。

八戸18:00発→青森19:34着 普通579M 青森行き
新幹線駅舎の工事が進む八戸駅を後にし、同じ電車でさらに先へ。このあたりの時間になると日も暮れてきて、気がつくと窓から見えるのは町の明かりだけ…という状況になってきます。北上から6時間も同じ電車に乗り続けてようやく青森到着。

新幹線の八戸駅
工事中の新幹線八戸駅の入り口

青森20:27発→弘前21:12着 普通672M 弘前行き
青森で食事を食べたあと、青森駅を観察。かつての青函連絡船乗り場の跡が残っていたり、函館行きの快速海峡の中にドラえもんが置いてあったりしたのを眺めた後に弘前行きに乗車。701系3両の車内は結構な混雑で、つり革が一通り埋まっています。ロングシートの車両で、車内は通勤・通学の客で混雑している様子は、見た目には都会のそれと何も変わらない気がしました。ただ、大阪や東京と明らかに違うのが聞こえてくる言葉。全く分からない…というわけではないですが、オッサンや学生さんの話す言葉を聞いていると青森までやってきたなぁって感じです。

ドラえもん
快速海峡の中にあったドラえもん

弘前で弟に迎えられ、弟の家へ。さすがに2日間電車に乗り続けてただけあって家に着くとすぐ寝てしまいました。



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