東北18きっぷ道中 その2

〜近鉄北勢線から東京・ムーンライトえちごへ〜

伊勢治田の駅舎はこじんまりとしたものでしたが、結構広い貨物列車の車庫が併設されています。貨車の大群を見るとなんとなくJRの駅にいるような気分。このあと、駅前を走る細い道を15分ほど北に向けて歩き、橋を1つ渡ったところにある近鉄北勢線、阿下喜駅に向かいました。

伊勢治田駅 伊勢治田駅
伊勢治田駅 貨車をみているとJRの駅にいる錯覚が

阿下喜14:00発→西桑名14:52着 普通 西桑名行き
この近鉄北勢線、レールの間隔が狭いことで有名な路線です。JRの在来線や南海・名鉄などの私鉄はレール間隔1mちょい、新幹線や阪急・阪神などの私鉄は1.5m程度あるのに対して、この北勢線は76.5cmしかありません。それゆえ車両も非常にスリムでかなり狭い印象です。

で、阿下喜駅を出発。かなりの急カーブをスピードを極端に落として走るような区間も多々ありました。途中の北大社までは1時間に1本でかなり田舎な雰囲気でしたが、北大社からは本数も増え、景色も車内もそこそこの賑わいを見せていました。最後、近鉄名古屋線・JR関西本線をまたいで終点の西桑名到着。

ちなみにこの北勢線、2003年3月を持って廃止の方向でしたが、最近さっきの三岐鉄道が引き継ぐ方向で検討されているそうです。

北勢線の車両 北勢線の車内
(左)北勢線の車両と幅の狭いレール (右)狭い車内

桑名14:57発→名古屋15:20着 快速みえ14号 名古屋行き
三重県のローカル私鉄めぐりはこれにて終了、東北旅行に戻ることにします。桑名から乗った快速みえの2両編成の車内は座席がほぼ埋まる程度の乗車率。20分ほどなのでまぁいいかと思い名古屋まで先頭かぶりつきで立っていくことにしました。

快速みえ
快速みえ

名古屋15:35発→浜松16:58着 快速2340F 浜松行き
名古屋で東海道線に戻り、見慣れた景色を見ながら浜松へ。朝からの寝不足が続いていたもののなんとなく浜松まで起きていました。

浜松17:00発→静岡18:11着 普通470M 熱海行き
浜松で向かいのホームに止まっていたのは211系のロングシート4両編成。しかも車内は結構な混雑。1本見送ろうかとも思ったものの、まぁいいかと思い先頭かぶりつきで静岡まで立っていくことにしました。ただ立ちも1時間越えるとかなりつらい…。

静岡19:36発→品川22:31着 普通366M 東京行き
静岡駅のデパートの中で夕食を食べた後、東京行きの普通列車に乗車。これ、特急「伊那路」や「ふじかわ」、夜行快速「ムーンライトながら」にも使われている特急車両で、ちゃんとリクライニングもするというすばらしい普通列車。寝不足がかなり限界にきていたので睡眠モード突入。座席がいいだけにかなりよく寝られました。

静岡からの普通列車
静岡からの普通列車(同型車 帰りに撮影)

品川22:33発→新宿22:54着 普通 山手線外回り
品川から山手線で新宿へ。山手線は年中混んでいる印象があるものの予想外に空いており、何とか座ることができました。

新宿23:09発→村上5:58着 快速ムーンライトえちご 村上行き
新宿から定番の夜行快速「ムーンライトえちご」へ。9月に入り、世間では夏休みも既に終わっていることから3両編成と短い車両で運転されていました。大宮をでて、検札が終わると即刻睡眠。気がついた頃には終点村上の直前を走っていました。

ムーンライトえちご
ムーンライトえちご


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