四国ぶらりと4日間 その4

〜ごめん・なはり線と土佐電鉄〜

後免13:32発→奈半利14:26着 快速4836D 奈半利行き
今回使った「四国グリーン紀行」は土佐くろしお鉄道も利用できるということで、2002年7月に開業した「ごめん・なはり線」に乗車。やってきたのは転換クロスシートとロングシートの混在した新しいディーゼルカー。後免時点では1両編成の列車の座席がほぼ一通り埋まるくらいの客をのせていました。快速運転区間の安芸までは駅をいくつか飛ばしながら真新しい高架線を軽快に飛ばしていきます。高い所を走るので進行方向右手には海がきれいに広がる区間も多々ありました。

ごめん・なはり線の列車
ごめん・なはり線の新しい普通列車

あと、この車両で特徴的なのは、転換クロスシートの座席の背もたれがやたらと高いこと。後ろから見ても誰かが座っているのか誰もいないのか分かりません。実際座ってみるとしっかりと頭全体を支えてくれるのはいいのですが、目の前に前の座席のでかい背もたれが広がるのは圧迫感があっていまいちかなぁと思いました。

ごめん・なはり線の車内 奈半利駅
(左)ごめん・奈半利線の車内 でかい座席が特徴 (右)終点の奈半利駅

奈半利15:02発→後免町15:51着 快速4841D 高知行き
奈半利の周りには特に何もなかったので列車の中で時間をつぶし、来た道を引き返していきます。帰りは後免の1つ手前、後免町で下車します。ワンマン列車の運転手にきっぷを見せるとこのきっぷつかえるのか?という怪訝そうな顔をしていましたが、「土佐くろしお鉄道線を含む」という文字をみせると納得してくれました。

後免町発→はりまや橋着 鏡川橋行き
土佐くろしお鉄道の後免町駅の階段を下りると路面電車の駅が。これが土佐電鉄の後免町駅です。昔は土佐電鉄がさらに安芸まで線路を伸ばしていて、「ごめん・なはり線」はその跡地に作られたとのこと。

後免町駅で5分ほど待った後に出発。一応路面電車ということになっているのですが、線路は道路の端に寄っていて車道とは完全に分かれています。ただ線路のすぐ左側に家の門があるのでなんだか奇妙な感じです。高知の中心部に入っていくと線路は道路の真ん中に移り、やっと路面電車らしくなってきます。

土佐電鉄の車両 土佐電鉄の線路
(左)土佐電鉄の車両 (右)道と家にはさまれた土佐電の線路

はりまや橋発→桟橋通五丁目着 桟橋通五丁目行き
はりまや橋電停で乗換券をもらい、桟橋線に乗り換えます。たくさん乗っていた客も終点の1つ手前、岸壁通で降りてしまいました。あと1駅、と思ったら終点は交差点を渡ってすぐ、距離にして数十メートルのところでした。

岸壁通発→はりまや橋着 高知駅前行き
ということで意味もなく交差点を渡り岸壁通電停まで歩いた後来た道を引き返しはりまや橋まで。

はりまや橋発→伊野着 伊野行き
はりまや橋で乗換券をもらって下車、伊野行きに乗ろうと思い時刻表を見ると…20分後までない…。この先乗る予定の特急まであまり余裕がないのでちと焦るが、とりあえずは待ち時間の間に夕食を確保すべくコンビニへ。

その後ようやくやってきた伊野行きに乗車。途中の鏡川橋までは複線ですが、そこから先は単線になります。橋を渡ると今度は細い道をたどって朝倉駅前まで。そのあとは国道沿いの単線の線路を進み、終点の伊野に到着です。

伊野18:38発→宿毛20:24着 特急南風13号 宿毛行き
土佐電鉄の伊野からJRの伊野駅までたどり着くと、もう既に駅員さんは引き上げており無人の状態。しかも構内には陸橋ではなく構内踏切があり(しかも遮断機なし)とても特急停車駅とは思えないつくり。10分ほど待つと高知方から特急が到着。闇の中を西へと向かいます。土佐くろしお鉄道に入り中村を過ぎると車掌さんが特急券を回収に来ました。終点の宿毛に着くとここも駅員さんは既に引き上げたあと。

このあと駅近くのコンビニで夜飲むお酒と翌朝の朝食を買い込み宿に向かいました。


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