新潟学会行き帰り その4

〜長大トンネルの中にある駅 筒石駅に寄る〜

直江津11:59発→筒石12:17着 普通548M 糸魚川行き
直江津でJR東日本エリアは終わり、西日本エリアに突入です。大阪に本社のあるJR西日本が新潟県に線路を持っているのも不思議な話ですが。駅に弁当をしつこく売りつけてくるおばちゃんにうんざりしつつも釜飯を購入して列車の中へ。

さて、乗った電車は419系と呼ばれる電車で、かつて昼は普通の特急、夜は寝台列車として活躍していた583系の改造車。天井を見上げると寝台のベッドが納められていると思しきものも残っています。座席も昔の話とはいえ特急に利用されていた列車なので、ボックスシートながらもかなりゆったりした座り心地です。定員が少ないので普通列車として多くの客をさばくには適しているとはいえないかもしれませんが、座ってしまえば非常に快適です。といいつつ、直江津をでて20分もたたないうちに目的の筒石駅に到着してしまうんですけどね。

419系
北陸線の419系 通称食パン(笑)

鉄道ファンの方ならご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、筒石駅はトンネルの中にある駅として(その筋では)有名な駅です。駅のホームでは何らかのプロモーションビデオの撮影が行われているようで、カメラマンとスタッフらしき人が狭いホームで所狭しと作業しています。それを横目に見ながら駅員さんに迎えられ私一人だけがこの駅で下車、トンネルの中を電車が走り去っていきます。

筒石駅のホーム 筒石駅の駅名票
(左)筒石駅のホーム 奥で光っているのは撮影用の照明ですので普段はありません(笑)
(右)筒石駅の駅名票 撮影のため取り外されていて通路においてありました

駅のホームから扉を開けて通路に出ると撮影用の器具がたくさん鎮座していて、スタッフの方がいろいろ仕事をしています。それを横目に見ながら階段をひたすら登り地上へ。確か200段程度で、歩くと3分程度かかるでしょうか。改札口には駅員さんが2人ほど。乗客自体は少なそうな駅ですが、トンネルの中の駅という特殊な条件ゆえ、安全確保のため駅員さんが配置されているそうです。

ホームへ続く階段 筒石駅の駅舎
(左)ホームへ続く階段 (右)筒石駅の駅舎

次の電車まで1時間半ほどあるので、駅を出て外を歩いてみることに。駅員さんのご好意で重い荷物を預かっていただけるということで一安心。地上の駅舎は丘の上にあり、筒石の集落へは坂を下って行かねばなりません。北陸自動車道の高架橋をくぐり、5分ほど歩くと集落に出てきます。小さな町の先には漁港があり、その先には日本海が広がっています。

筒石漁港
筒石の漁港


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