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夏休みの長期北海道旅行
〜最終日のエピソード〜

8月9日(土)
稚内から札幌まで移動した後、次の日は富良野で原付を借りて美瑛(美馬牛)と麓郷にいくというけっこう無茶な観光、その翌日は小樽に出かけ、帰る日がやってきました。帰りは寝台特急トワイライトエクスプレスを使う予定で、1ヶ月前に某旅行会社に頼んでバッチリ指定券をおさえてあります。

ただ、ここにきて少し…いやとても気がかりなことが。それは


台風が本州縦断コースをたどっていること

この日の朝の時点で台風は近畿圏を通過、北陸に向かって日本海沿いに進んでいる状況です。なにせ、

前日のトワイライトも運休

され、しかも

台風の進路と列車の進路がほぼ一致

と、絶望的な状況になっています。かといって現状ではどうすることもできないので、とりあえず今日の予定をこなすことにします。

札幌8:00発→滝川8:49着 特急スーパーホワイトアロー3号 旭川行き
とりあえず札幌駅に行って駅員さんに尋ねてみると、トワイライトの運転についてはまだ未定とのこと。とりあえず雨の中特急に乗って滝川に向かうことにします。指定席uシートは結構グリーン車に近いグレードの座席で、座席の幅やシートピッチなどかなり快適な車両です。最高時速130kmの俊足で50分ほどで滝川に到着します。

滝川で改札口を出て向かう先は3kmほど離れたところにある札沼線新十津川駅。駅をでて左手に向かったのち、国道38号線を西に歩いていきます。途中石狩川の長い橋を渡り、さらに10分ほど歩いたところで新十津川町の中心部に到着。駅はそこから少し細い道をたどったところにありました。滝川から新十津川まで50分弱で歩くというのはやや無理があるらしく、途中少し急ぎ気味に歩いてもけっこうぎりぎりだったみたいです。

石狩川 新十津川町へ
(左)途中で渡った石狩川 (右)新十津川町へ入ります

新十津川9:40発→札幌12:13着 普通5426D→556D 札幌行き
新十津川に着くと1両編成のディーゼルカーがすでに待っていました。札沼線のこのあたりは完全な閑散区間で、新十津川駅にやってくるのは1日3往復。今回私が乗った9時40分の列車は今日の一番列車です。しかるに車内にいるのは運転士さんと私だけ。

新十津川駅 新十津川駅の時刻表
(左)新十津川駅 (右)新十津川駅の時刻表 1日3本

運転士を含め2人をのせて走り出した列車は、雨の中あたり一面田んぼの広がるところを走っていきます。途中駅でも客が乗ってくる気配はなく、律儀に流される車内放送テープがむなしく感じられます。折り返し列車の設定のある浦臼駅までくるとようやく何名かの客が乗ってきて、少しずつですがだんだんにぎやかになってきます。とここでチャットでお世話になっているまこさんと財政寄付人さんからメール。「トワイライト運休決定」。まぁこの状況ではやっぱり…というのが正直な感想でしょうか。

列車は石狩当別に到着。ここで後ろに2両増結の上30分停車。なにもすることがないので列車の中でまったりします。新十津川のあたりでは1日3本という「超」のつくほどローカル線の札沼線も、このあたりまでくると札幌の都市圏で、1時間3本程度にまで増えてきます。高層マンションや新興住宅地の中をゆっくり走り、石狩当別から1時間ほどで札幌に到着します。

とりあえず駅に降りて確認するとやはりトワイライトは運休。月曜日には学校に行く&知り合いと飲む約束が入っていたので飛行機に切り替えることにします。駅の精算窓口に行って乗車券と特急・寝台券全額2万2千円ほどを払い戻してもらい、飛行機を予約します。8月中旬という旅行・帰省シーズンとあって各種割引はまったく期待できず、普通運賃3万7千円を渋々…。

そのあと市内にでてお土産店を散策し航空券を受け取った後に新千歳空港へ移動。台風の影響で青森や仙台便などで欠航が出ており、羽田便もダイヤがぐちゃぐちゃという状況でしたが大阪便は平穏。飛行機って基本的に空港さえ台風に見舞われなかったら途中に台風があっても何とかなるのですね。満員の飛行機に乗り込み1時間半のフライトを終えると見慣れた大阪の街が広がっています。あとはモノレール・阪急といつもの列車に乗って家に向かいます。家に着いたのは夜の9時半ごろ。予定では翌日の昼過ぎだったので15時間近くも早く着いてしまいました(苦笑)

新千歳空港
大阪行きの出発を待つ 新千歳空港にて


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