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夏休みの長期北海道旅行
〜4日目:最果ての地、稚内と宗谷本線〜 その1

稚内10:58発→名寄14:18着 普通4328D 名寄行き
稚内の駅前でカニめし弁当をゲットして普通列車に乗り込みます。1両編成のこじんまりとした車両ですが、比較的新しく、車内も転換クロスシートが設置されています。

キハ54
稚内から名寄まで乗りとおした列車 結構快適です

稚内を出発した列車はしばらくは稚内市街地を走り、南稚内に停車。そのあと稚内の市街地を離れていくのですが、出発してすぐ目に入ってくるのは草原。何というか、ここまで人の手の入っていない草原というものを見たことがなかったのでかなり感動ものです。そのあと日本海に面して利尻島の見えるところで徐行のサービス。以前南から鈍行で稚内に向かったという人の話で、稚内の直前で利尻がきれいだったというのがあったのですが分かるような気がします。

宗谷本線沿いの草原 宗谷本線沿いの草原
宗谷本線沿いに広がる草原

このあと新型の気動車は宗谷本線を軽快に南に向かっていきます。大草原はしばらくすると影を潜め、代わりに車窓は一面に広がる牧草地になり、線路から牛が歩いているのがよく見えます。本州でローカル線めぐりをしていると、車窓に広がる田園地帯、というのを当たり前のように目にするのですが、ここではそれが全然ない、というのにかなり違和感、というか新鮮さを感じます。さらに進行方向右手に天塩川が広がる景色に変わり、それこそ10km以上も集落も見えないところを延々と走って行ったりと、”北海道らしい”景色が続きます。音威子府、美深と進み、稚内から3時間ちょっとで名寄に到着です。

牧草地と牛 天塩川
(左)沿線に広がる牧草地と牛たち (右)宗谷本線とともに走る天塩川

元仮乗降場
宗谷本線沿いの簡易な駅 かつては仮乗降場という扱いだったらしい

名寄14:22発→旭川15:49着 快速なよろ8号 旭川行き
名寄では数分乗り換えで快速なよろ8号に乗り換えです。乗り換えた先は古い気動車1両編成。このあたりまでやってくると旭川に向かう日常的な利用も結構あるようで、途中からは立ち客もでる混雑ぶり。三浦綾子の小説で有名な塩狩峠をエンジンを唸らせながら越えると旭川に到着。長かった宗谷本線の旅もようやく終了です。

キハ40
名寄からの快速なよろ号

このあと富良野に向かうという案もありましたが、疲れたので却下。岩見沢まで普通に乗り、そこから特急に乗り換え、札幌に到着。地下鉄で中島公園駅に向かいこれから3泊する宿に到着です。



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