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北海道&東日本パスvs18きっぷ

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と、ここまで北海道&東日本パスの説明をしてきましたが、ここでは18きっぷと北海道&東日本パス、どっちがいいの?という疑問に答えることにします。ただし、実際問題としてケースバイケースですし、私個人の主観も入っていますので参考程度に。

基本は18きっぷ

北海道&東日本パスは
●JR東海・西日本・四国・九州エリアでは使えない
●連続する7日でしか使えない(18きっぷは飛び飛びの5日間でも利用可)
●1枚で同時に複数人数の利用ができない
●余った分を他人と共有することができない
と、18きっぷと比べると制約が大きくなっています。ですので、下に書くような北海道&東日本パス「でないとダメなルール」を使わない限りにおいては18きっぷを利用するのがいいでしょう。

北海道&東日本パスのいいところ

逆に18きっぷと比べて北海道&東日本パスのいいところは
●盛岡〜八戸間の青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と北越急行の各第三セクターに乗車可
●急行列車には急行券等の追加で乗車可
●新青森〜新函館北斗間の北海道新幹線には北海道&東日本パス+特定特急券で指定席の空席を利用可
●値段が若干安い
●利用可能日数が2日多い
●利用可能期間が18きっぷと比べると長い
といったところでしょうか。

首都圏〜青森・函館の移動には北海道&東日本パスが有利

上からも分かるように、北海道&東日本パスの「良さ」は、盛岡〜函館あたりを使うときに引き出されるでしょう。これが顕著に出るのが首都圏〜青森・函館の移動。

首都圏から東北線で北に向かうと、途中の盛岡〜八戸間が第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」になっていて18きっぷでの利用は不可。ここを別払いすると3040円(2014年4月現在)と結構な値段。ですが北海道&東日本パスだと別払いすることなくこの区間に乗れます。

また、青森から函館へ18きっぷで移動する場合、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を使えば、津軽線・北海道新幹線・道南いさりび鉄道と乗り継いでいけますが、乗り継ぎもお世辞にもよいとはいえません。ここを北海道&東日本パスなら新幹線の特定特急券の追加で新幹線で一気に抜けることも可能です。

という感じで、首都圏〜青森・函館の移動に限れば、北海道&東日本パス利用のほうがデメリットを補って余りあるメリットがあると言えるのではないでしょうか。

ちなみに北海道内は普通列車での長距離移動はかなり不便です。場合によっては「北海道フリーパス」などの北海道の特急に乗れるきっぷと18きっぷor北海道&東日本パスの併用なども考えてみてはいかがでしょうか。

北海道&東日本パスが有利なケース

他のケースとしては、7日連続で北海道&東日本パスを利用する予定がもともとある場合、18きっぷの利用期間外に乗る場合などは北海道&東日本パスが有利になります。ただし、これがメリットと感じる場面はあまりないのではないかとは思いますが。



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