第3日目  10月11日(月)

部屋も快適で寝心地もいいですね


朝8時前に目が覚めました。
今日は、出発前にインターネットでレンタカーを予約しておいたので、私の念願であるアメリカ本土のドライブを実現する日です。けどあまり時間も無いのでほんのちょっとのドライブになりそうですが…。

彼女はまだ起きれないようなので、先に昨日から二人で考えていたオプション「ナイトツアー」を申し込みに正面入り口横にあるJTBツアーデスクまで降りて行きました。
日本語で「おはようございます」の挨拶にちょっとほっとし、オプショナルツアーの申し込みをします。このJTBの女性スタッフの方、とても丁寧で親切、私が個人で借りたレンタカーの
質問にも親切に教えてくれました。

レンタカーの予約の時間は8時半なので、急いで部屋に戻り、支度をしてレンタカーの営業所のある『ハラスホテル』に向かいます。実はハラスホテルはベネチアンの隣りにあるのですが、部屋を出てから着くまで10分以上も歩いてしまいました(^^ゞ
いかにホテルが巨大かが実感出来ますね。

ハラスホテルの一番奥、カジノの先にホテルフロントがあり、その隣りにハーツレンタカーの営業所がありました。
午前9時前ですが結構混雑しています。並んで待っているときに荷物をチェックしていると、なんと国際免許証を忘れたことに気づきました。ちょっと焦りましたが、幸い一人当たりの時間がかかっているので、彼女に順番待ちしててもらい、大急ぎで部屋に戻りました。免許証を持って戻ると既に20分くらい経過していて、彼女は順番待ちの列から外れていました、残念ながら間に合わなかったそうです。
仕方なしに、もう一度並びなおして順番がやっときました。

さてここで心配だったのが、英語がそんなに話せないので、借りるときに苦労すること…。
案の定、何を言っているのかあまり聞き取れず、ジェスチャーを交えながら進んでいきました。しかし、保険の事になったら完全にわからなくなり困っていると、スタッフが日本語の書類を出してきました。
なんだよ!あるんならもっと早く出してくれよー!(--;)

なんとか、無事に借りることができ、最後は駐車場の行き方まで親切に途中までついてきて教えてくれました。
車は、ハラスホテルのお客様駐車場の6階にハーツレンタカー専用のスペースに置いてありました。車のキーには「CORA」と書いてあるので、どの車だろうなんて探していたら見つけました一番奥に…。
しかし見てガッカリ、車はトヨタ・カローラでした。せっかくアメリカに来たのだから日本車以外が良かったのですがね。しかも、車に乗ってもっとガッカリ、車の中の汚いこと…、今まで海外で4回借りましたが、こんなに汚い車内は初めてで、ウェットティッシュでもあったら、徹底的に拭きたい気分でした。
時間も無いので諦めて、いざ出発。
ここの駐車場が複雑な構造で、出口が見つからず2回くらい同じ所を走り迷ってしまいましたが、何とか出口に出ました。
フラミンゴロードを西に向かい、ハイウェイの入り口に向かいました。

今日の目的地は、時間の関係から遠くには行けないので、ラスベガスの近郊1時間ほどで行ける「フーバーダム」を目指します。さてここで車から、さらに異音がしてきました。
もう呆れて物も言えません…。二度とハーツレンタカーから車を借りないと誓った瞬間でした(--;)

ハイウェイ・ルート93に入りました。
路面の状態は悪いものの、広い片側3車線の道、広がる風景、ついに本土のハイウェイを走ることが出来ました。30分も走ると車は中心部を離れて周りの景色は砂漠気候そのものになっています。また出口ごとに、レストランやコンビニなどがあって、休憩を取ることは可能ですので困ることは無いようです。

気が付けば、ハイウェイからそのまま一般道になっていました。峠を越えて走っていくと小さな町に入りました。この町はBoulder Cityです。
ここで朝食を食べていない私たちは、朝ご飯を調達することにしました。
しばらく走るとガソリンスタンドに併設したセブンイレブンが見えてきたので入りました。
中に入ると、さすがに日本とはちょっと違う雰囲気ではありますが、シンガポールの店のようには狭くは無いですね(^。^) 本家本元ですしね。
さてサンドイッチなどを見ましたが、おにぎりは残念ながら無かったので彼女の気に入った物も無く迷いました。
私はトイレを借りて済ませた後、結局適当にサンドイッチとドリンク、ミネラルウォーターを買うことに。レジに行くと店員さんがピンクの髪の毛でパンク調!ちょっとビビッていましたが、
私たちを見てフレンドリーに声をかけてくれて以外にいい人でした。
人は見かけで判断してはいけないですよね(^^ゞ

ひとまずの食料を調達もできたので走り始めました。
Boulder Cityの中心を通って、標識通りに走ると峠を越えました、すると視界が急に広がり、目の前に湖が見えてきました。
少し走ると路肩に停めている車が多かったので、私たちも車を停めて降りてみました。
そこに見えたのは、レイクミード(ミード湖)でした。
天気も良くきれいに見えています、ドライブには最高の環境ですが、彼女は体調も良くなくあまり楽しめていません。彼女を気遣いながら走り始めました。買ったサンドイッチを少し口にしながら走ると、車線が狭くなり山間部に入りました。
しばらくすると、突然の渋滞!? こんなアメリカの田舎でも渋滞なのかぁ…なんてガッカリしていると突然検問が見えてきました。そう、テロ対策の検問です。おそらくフーバーダムに近い為、テロ防止の為に検問をおこなっているようでした。私も念の為にパスポートと国際免許証を準備して待っていましたが、目の前に来ると何も見せることも無く、顔パスで通過でした。
明らかにビジターで怪しそうに見えなかったのでしょうか?

朝焼けのラスベガス
地上13階に相当する高さです
彼女はまだ寝ています
憧れの自分の運転でハイウェイを走っています
レイクミードが見えてきました
みんな停めてみてました
ついにフーバーダムに到着です ダムの手前で渋滞中です 今回借りたカローラです
この高さには迫力があります


しばらく走ると、いよいよフーバーダムが見えてきました。
ここで再び渋滞です。この渋滞はダムに観光に来た人の渋滞のようです。
ダムを挟んで手前がネバダ州、ダムを渡るとアリゾナ州となっています。ネバダ州側には、
立派な立体の駐車場とショップがありますが有料なので、ダムを渡ってアリゾナ州側に
渡り無料の駐車場に停めました。

車を降りると、そこにはきれいで巨大なダムがありました。
青い湖に赤茶けた山々が並んでいるところに白いダムはとても映えています。

このダム、1929年(昭和4年)に建造されたものですが、とてもそうとは見えないほどきれいで立派なものです。しかも高さは223mもあるので下を覗くと目も眩みます。

ゆっくりと歩いてダムを渡り、ネバダ州側にある立体駐車場にあるショップに入ってみました。
中に入るとエアコンが効いていて涼しく外の熱気が嘘のようです。
お土産を見てみるとなんか違和感があります。
どうもラスベガスのホテルの中の値段の高い貴金属や宝石、洋服を扱ったショップばかりを見ていたので、以外に彫り物の人形だとか民芸品が多く、日本のお土産屋と雰囲気が同じで、この素朴さに笑ってしまいました。けど結局買わずじまいで出てきました。

再び歩き出しましたが、彼女は熱さと体調不良でご機嫌がナナメ (-_-)
ビジターセンターに行きましたが、ここでもセキュリティチェックをしています。
本当は、ここでダムの下まで降りることの出来る「ダムツアー」に行くつもりでしたが、混雑
しているのと時間の余裕が無かったので入り口で諦めて戻りました。
さらに少し奥にあるお土産屋に入りました。ここは湖面が見える眺めの良いところでした。
来たときから気になっていたのですが、湖面が低く水量が少ない…、最大貯水量の水位
よりも5,6mは低いようです。お土産の写真では、豪快に放水をしている写真がありますが、とてもそれには程遠い状態です。
後で聞いた話なのですが、実はこのとき貯水率が低くてやや危険な状態だったそうです。

湖畔を見ると、何か動くもの発見!
外に出て近くまで行って見ると…リス?の一種でしょうか?
よく見ると10匹以上います、他の観光客が餌をあげると警戒しながらサッと持っていき
食べていてかわいいです。

帰りもゆっくりとダムを歩いて渡ります。フーバーダムにはあまり日本人はいないようです。
何人かはすれ違いましたが、ストリップにいるときのようなことも無く、まばらにしかいないので私は楽しいのですが彼女はかえって不安だそうです。
やっぱりもし何かあったときに困るからだって…周りには人がいっぱいいるのなぁ(^^ゞ

駐車場は小高い部分にあるので階段を上がって車に戻りました。
時間に余裕が無いのですが、せっかくここまで来たので、この先の峠を越えて少し走って
みることにしました。
10分ほど走りましたが、その先に広がるのは荒涼とした台地で、そこにハイウェイが小さくなるまでずっと続いています。

やっぱり変わり映えしないので諦めてUターンすることにしました。
ダムの上の渋滞を通過して来た道を戻ります。次にアウトレットに買い物に行きたかったので、帰りはハイウェイをダウンタウンまで一気に戻りました。降りるところを間違ってしまって、遠回りをしてしまいましたが、無事にラスベガス・プレミアムアウトレットに着きました。

本当は時間があれば、ラスベガス南部の郊外にあるファッションアウトレットまで行きたかったんですが、片道55kmもあるので時間的に無理がありここへきました。


ここのプレミアムアウトレットは御殿場や佐野、関西国際空港の近くにあるプレミアム
アウトレットの系列らしいです。ストリップからも近く、日本人観光客も多いですね。

車を停めて入っていくと、いきなりフードコートを発見しました。覗いて見ると日本食のコーナーがありました。彼女はご飯のメニューがあることが気に入って是非食べたいというので、
買うことにしました。

やっぱり、3品付いたランチプレートになっている物だったので注文しました。彼女は今日やっとまともに食事を取ってくれました。どうも彼女にはアメリカの食事が合わないようです。
食事にも満足してくれて、やっと安心しました。
アウトレットの中を一回りしてみましたが、結構店舗も多いですが、私は聞きなれないブランドの店も多かったのでピンとこない部分もありましたね。
彼女もセンスに適う服や小物が無かったので、結局何も買わずに出てきました。

15時も過ぎていて、レンタカーの返却時間まで残り20分程度。まぁ大丈夫なんでしょうがハラスホテルの駐車場に戻ることにしました。

赤茶けた山々に白いダムはきれいです
画像ではこの大きさ迫力は伝わらないかなぁ
駐車場とショップが入っています
いっぱいリスがいました
ダムの上、日本人はあまりいませんね ハイウェイの運転はとにかく気持ちいい♪ プレミアム・アウトレットです


ホテルまでの道は、昨日ストラスフィアタワーの帰りに暴走タクシーのドライバーが走ったルートを参考に戻ってきました。

順調にハラスホテルの立体駐車場に入りましたが、やっぱり迷いました…。
ちょっと複雑な構造で思ったように最初に停めていた場所に戻れません…、3周以上グルグル回ってやっと戻りました(+_+)>

レンタカーのカウンターに戻ると、15時半を過ぎていて営業が終っていました。
最初の契約でキーを返すだけでOKにしておいたので、カギを返す場所を迷っていたら、
奥の事務所の扉が開いていてさっき受け付けてくれた女性がいました。
ジェスチャーでカギをどうしたらいいの?と聞くと右を指差されました。右には返却用のBOXがありそこに入れてレンタカーの返却は終了しました。

ベネチアンに戻ってきて、そのままグランドキャナルショップスに入ってみました。
そこの広場で人だかりが出来てたので行ってみると不思議なものを見つけました。
そこには真っ白な人の彫刻?よ〜く見るとどうやら本物の人間が彫刻の振りをして通りがかりの人を驚かしているようです。私たちも人が集まっていなかったら気が付かないくらい回りに溶け込んでいてわかりませんでした。
ちょっと近づいてみると、目だけギョロってこっちを向きました(^O^)> ちょと怖い…。

16時半、部屋に戻ってオプショナルツアーの集合時間18時半まで休憩することにしました。
部屋もきれいになっていたので、記念に部屋の中をバチバチ撮ってみました。
一時間くらいボーっとしていましたが、暇だしオプショナルツアーの間はご飯も食べられないので、もう一度食事を済ませにグランドキャナルショップスに降りて行きました。
昨日と同じテリヤキ丼とプレートの2品を頼んで食べました。

食べ終わるころ近くを不気味なものが歩いています。よくみるとハーゲンダッツの気ぐるみです。お世辞でもかわいくありませんね(^^ゞ みんな近寄ってくると逃げている人もいました。

時間も無くなったので集合場所であるフラミンゴホテルに行きました。
ここの一番端にある横浜おかだやの売店の前がJTBデスクです。
もう結構な人数が集まっていました。基本的に自由旅行で日本人とは絡まないせいか、これだけの人数の日本人が集まっているのは個人的には嫌ですね…。

点呼をされてバスに乗り込みます。いつもバスに乗るときは一番前です。道や景色が良く見えるからなんですけど。なんか小学生の遠足のような気分ですね。
バスは発車してフラミンゴを出たあとストリップに出ました。そしてベラージオで更にツアー客を乗せてからアラジン、ルクソールの前を通り、一番南のフォーシーズンの前を解説付きで通過していきます。
この間にバスの中では、軽食としておにぎりとお茶の缶ジュースが配られました。彼女は大喜びでしたが、すぐに食べてしまうともったいないので、少し我慢してお腹がペコペコになるまでとっておくことにしました。

今度はハイウェイに乗って少し北に戻ります。最初に向かったのがリオホテルです。
ここは、ブラジルのリオのカーニバルがテーマのホテルです。
まずはここのショーを見るためにバスを降ります。

駐車場のエレベーターで上がり連絡通路から中に入るともうそこはカジノです。
陽気な雰囲気の中にスロットマシンが所狭しと並んでいます。
簡単な説明と集合場所決めて解散です。どうやらショーのときにメダルのネックレスをばら撒くようで、運が良いと貰えるそうです。

正面のステージでショーが始まりました。
リオのカーニバルを彷彿とさせるダンスが次々と繰り広げられます。
そして、盛り上がってくると天井から吊り下げられた山車まで出てきてカジノが丸ごとカーニバルになってます。
そして、山車からカーニバルのお姉さんがメダルのネックレスをばら撒き始めました。
なかなかうまく私たちのところにはメダルが降って来ません、カーニバルも終盤に入り場所を変えてメダルが取れそうな場所で待って、来たときに必死にアピールしてみたら…降ってきましたメダル!!
最初は1枚で喜んでいましたが、終ってみれば全部で4枚!
首からジャラジャラとさせながら満足気にバスに戻りました(^O^)

これが生の人間ってわかります?
きれいにクリーニングされてました
かわいくないハーゲンダッツのキャラクター
TDRではないですけど、山車が天井に釣られて出てきます リオのショーです 万年渋滞中のストリップ
メインストリートはいつも渋滞しています


バスに乗り、駐車場をグルッと回ってUターンしてから次に向かいます。
ベラージオの前を通りストリップを北上し、そしてダウンタウンにやってきました。
ここではフリーモントストリート・エクスペリエンスを見ます。

これは、私のラスベガスでの目的の1つです。
もしもオプショナルツアーに申し込まなくてもタクシーで来ていたでしょう。
それくらい前から旅行番組を見ていて来たかったところだったのです。

さてバスはストリートのすぐ横で停まり私たちは降りました。
ストリートに出てみるとかなりの人で賑わっています、結構日本人も多いようです。
天井にはカジノが並ぶストリートの天井はすべてスクリーンになっていて、長さは450mも
あるそうです。だからどこからでも見ることが出来ます。

ショーが始まると突然煌びやかだったカジノの看板の照明が消えて、大きな音で音楽が
鳴り始まりました。イメージ画像とBGMによるショーで見ていると飲み込まれるような感覚になるほどの迫力があります。
私は、デジカメで写真を撮りながら、持って行った携帯電話でビデオも撮ってみました。
色彩鮮やかな映像が長さいっぱいに使われて動きがあり迫力に圧倒されて気が付けば
約6分ほどのショーもあっというまに終ってしまいました。

後で説明を聞いたら、パターンが7、8種類位あり、時間帯や季節で変わっていくそうです。
どうりでテレビで見たのと違うと思ったんですよね。
もう一回くらい見たいのですがツアーなので、そうはいきません。泣く泣くバスに戻りました。

バスは次にストラトスフィアタワーに到着です。
昨日も来ましたがこのツアーでは夜景の見れるツアーなのでOK!入ってみるとビックリ!
かなりの混雑です。セキュリティチェックまでに3倍以上の時間が掛かりました。
夜のほうが混んでいるんですねぇ…考えてみれば当たり前ですかね(^^ゞ
けれど、ここの営業時間は午前1時までなので、混雑を避けてくることも出来ますね。

やっとエレベーターの順番が来て展望フロアーに着き外に出ると、そこには初日に飛行機の中から見えた宝石をちりばめたような輝きのある景色が広がっています。
昼間とは全く違っており、遠くの山並みは見えなくなり、ストリップのホテル群が放っている
光だけが浮き上がっています。
さすがに混んでいるし、ツアーの集合時間もあるので、ビッグショットなどのアトラクションには乗りませんでしたが、夜だとまた違った恐怖があって面白いかもしれませんね(+_+)

夜景を写真に収めようとしましたが、暗い為にシャッタースピードが遅いのと風が強いこともあるせいかなかなかきれいに撮れません。何枚も撮っても、かろうじて1枚ブレずに取れたくらいですね。満足したところで、下のフロアーに降りてきました。

フリーモントストリート・ゴールデンナゲット
迫力に圧倒!
色彩も豊かです 次回は是非違うパターンを見たいですね 夜のビックショット!


時間は既に23時になっています。ここでこのツアーの行程は終了になりました。
後はホテルに送ってもらって部屋に戻りました。

おにぎりを食べたのですが足りなかったので、近くのマクドナルドに夜食を買いに行きました。まぁ、日本には無いメニューを買ってみたので、面白かったですね。
ちなみにプレミアムサラダ(クリスピーチキン)、マックチキングリル、チキンマックナゲット6個を買ってみました。店員さんの応対も悪くは無かったですね、きっと日本人の相手にも慣れているのでしょう。

戻ってきて、部屋でマックの食事…(^^ゞ
そうこうしているうちに、日付は翌日になっていました。(明日に続く…)

夜景のストリップは素敵ですよ♪