第4日目  10月12日(月)〜13日(火)

最終日、寝ずに突入です!


マックで買った食事が済みホッとすると、時間は既に午前0時半をまわっています。
ちなみに最終日のホテル出発の集合時間は午前5時…つまり残り4時間半位しか
ありません。う〜んこれは、寝られないようです。
寝ることは諦め、まずは荷物の片付けすることにして、いつでも出発出来るようにしました。

出発の準備を整え終わったので、最後にラスベガスのメインでもあるカジノに行くこと。
とはいっても、本格的にお金を掛けて遊ぶつもりも無いのでスロットを少々やることに…。

ドルを持っていなかったのでカジノで両替をしようと思ったら、前の白人男性がなにやら
ゴタゴタやり取りをしていてます。
深夜の3時半なので窓口も2つくらいしか開いていなくて散々待たされてしまいました。

スロットは、1$機もありましたが、私は嗜む程度で良いので25¢機で遊び始めました。
始めてすぐにやや大当たり?結構枚数が出たので、ラッキーなんて思いそれ以上のお金を使う必要が無くなってそのまま遊んでました。

結局3000円位しか使わずに時間切れになり、カジノをあとにしました。
部屋に戻って、最終的に荷物をまとめてロビーへ行きチェックアウトしました。
そのまま集合場所は正面ロビーなので待っていると、JTBのスタッフが迎えにきました。
私達の他にも何組かいましたが、みんな搭乗する便も行き先もまちまちです。まぁ経由地が違うだけで
日本に帰るということには違いは無いのですが…。

点呼が終わり、各搭乗便ごとにスタッフから搭乗方法の案内がありました。
それからバスに乗り空港に向かいました。
早朝5時半、まだ暗い中をバスは走り出します。相変わらず賑やかなストリップを抜けていきます。
まだやりたいこと、行きたい場所は山ほどあって心残りはいっぱいありますが仕方ありません。
また来ようと誓い、後ろ髪を引かれながら空港に到着しました。

空港は、早朝にもかかわらずビックリするくらいの人の多さでした。
私たちだけは、帰りはポートランド経由となるために飛行機はアラスカ航空です。
往路と復路の経由地が違うという旅は初めてなんですが、それ故に楽しく又乗ったことの無い航空会社に乗れる
ことは私には嬉しいことです。
JTBスタッフと一緒にチェックインを済まして、免税店でお土産を買いました。
セキュリティチェックを受けて中に入ると、又スロットが置いてあります。
搭乗時間までまだ余裕があるので、朝食を取ることにしました。近くにあったファーストフードで
サンドイッチとサラダを買って食べました。食べないと飛行機に酔ってしまいますからね(^^ゞ
けど彼女は、そんなに調子は良くなさそうです。まぁ寝ていないのだから仕方ないかな?
けど飛行機の中で寝れるだろうから、大丈夫でしょう…?


私たちが乗るアラスカ航空AS605便はA22ゲートなので移動します。ゲート前で待っていると
再び別のJTBスタッフが登場しました。
まぁ親切なんでしょうが、ちゃんと搭乗できるか確認に来てくれたようです。
雑談をしてました。大学生のころからアメリカに留学で来ていたことそのままこっちに居たくて就職したこと
日本には滅多に帰らないこと、半分羨ましく、半分尊敬ですね。
自分の出来ないことをしている人って本当にすばらしいと思います。

さて搭乗時間になり、お礼を言って搭乗します。私たちが乗り込むところまで見送ってくれました。
B737型の機体は久しぶりに乗り込みました。今回は窓側…(当たり前か、4列しかないのだから)
窓側に彼女が座ります。
機体は動き出し滑走路へ、最後に朝の光を浴びたラスベガスのホテルたちが見送ってくれました。
スムーズに離陸して上昇していきます。旋回して一路ポートランドへ…。

下を見渡しても砂漠です。一時間以上も砂漠だったでしょうか?
そのうちに少しずつ変化が始まりました。そう緑が増えてきました。
私が一人で外の景色に喜んでいると、彼女の様子がおかしい…。どうやら飛行機に酔ったようです。
何も食べられず、飲むことも出来ませんでした。仕方なく寝ていましたが、やはり一睡もしていないのは
無理があったのでしょうか?


さてそんなことをしているうちに下の景色はどんどん青くなり景色は一変していました。
砂漠のアメリカから緑豊かなアメリカになっていました。
そしてポートランドに近づいて高度が下がってくると、緑の多さ、美しさに感動してしまいました。
間もなく、ポートランド国際空港へ到着しました。
国際空港とはいえ、それほど大きな空港ではありません。国際線も本数は多くないようです。
機内から出てくると、そこには再びJTBの女性スタッフが2名も待っていました。(私達二人の為だけに)
国際線ターミナルへの近道になるシャトルバスに乗り移動します。
話をすると、お一人は採用されたばかりらしく、トレーニングの為に一緒にいるとのことでした。

乗り継ぎの案内をしてもらい、集合時間と場所を確認してとりあえず、お二人と別れました。
彼女の体調が悪くなってきていて、あまり無理は出来ないようです。
最初は時間もあるので、タクシーでも使ってポートランド市内にでも観光に行こうかと思いましたが
後の事を考えてやめることにしました。
結局、空港内を散策することにしたのですが、ショップがあるところは、セキュリティの先にあり
1回出なければいけないようです。
近くにJTBのお二人がいたので聞いてみると、セキュリティチェックさえ受ければすぐに戻って来れると
いう事なので、折角ここまで来たのだから出てみることにしました。
一度、建物の外に出てみました。ちょっと肌寒い感じでしょうか。
大きなターミナルではないですが、青緑を基調としたきれいな建物です。
中のショップでポートランドのお土産にスモークサーモンなどを買いました、空港で乗り継いだだけなんですけどね。それからフードコートでひと休み、目の前に停まっている飛行機を見ながらボーっとしていました。
彼女の体調の回復する様子の無いので、飽きたところで搭乗ゲートに戻りました。
ちゃんとJTBのお二人、心配なんですかねえ…セキュリティゲートのすぐ外で待っていてくれました。
搭乗ゲートの前で座って待つことにしました。
彼女は、やっとこれに乗れば日本に帰れるということでホッとしています。私はちょっと物足りないような
感じですが、また頑張って旅行に来たいと思います。

最後、日本へ向かうのはノースウエスト航空NW005便です。搭乗ゲートはD15番です。
アメリカからの出国手続きは無いに等しく、搭乗のときにチケットと出国カードを渡すだけでOKだそうです。
テロ対策とはいえ、入国は厳しく出国は簡単とは不思議なものですね。

搭乗時間になりJTBのお二人に見送られながら機内に入りました。
この機体かなり新しく新品の匂いがします。エアバスA330−200の機体はシートピッチの広く、エコノミーでも足元が他の機体よりも楽でした。
しかし、機内は冷房が非常に効いており彼女は寒がってひざ掛けに包まっていました。

時間となり機体はゆっくりと動き始めました。遠くには緑多い景色が見えています。
滑走路まで来ると隣りには、軍関連施設がありジェット戦闘機が配備されていました。
きれいに離陸してアメリカを離れました。眼下にはきれいな景色が広がり、是非今度はポートランドに来てみようと思いました。
順調に高度を上げて飛行していきます。彼女は体調が悪く寝てしまいました。
私は、映画を見たり外の景色を眺めたりしながら10時間以上のフライトを過ごしました。
なんと帰りは一度も席を立つことも無く過ごしてしまい、足がパンパンになってしまったので後悔してました。

成田には予定よりも少し早い16:20分頃に到着しました。
ゲートに横付けするかと思いきや、なんと整備ドックの横のあたりに機体は停まりました。
彼女は具合が悪いので、こんな空港の端に停められてガッカリだったようです。
しかし日本に帰ってきて、少し安心したようです。
バスに乗り換えターミナルへ向かいました。
税関を通過して携帯電話を返して、サンパーキングさんに迎えに来てもらいました。
車に乗りすぐに家に帰り無事に到着しました。

今回の旅は、始まりから台風の直撃をうけて大幅に遅れたところからスケジュールがハードになってしまって
彼女の体調を崩す原因になってしまいました。
飛行機の遅れが無ければ、そんなにスケジュール的にもきつくは無かったのですが…。
運が悪いのかなぁ…(>_<)
あとは、JTBスタッフが親切で、いたる所に現れたことにはビックリしましたが、旅慣れない人には安心だと思いました。個人的には、そこまでしなくても良かったのですが…。

今回は始めてのアメリカ本土でしたが、そのスケールの大きさに感動しました。
また次回、アメリカに来る機会があれば、もっとゆっくり見てみたいですね(^。^)