第4日目 9月10日(土)


目が覚めました、ふと外を見るとなぜか朝から気球がフワフワと浮いているのが見えます。みんな起きたところで朝食前にお風呂へ…
男湯は、この時間は最上階です。
入ってみると広いお風呂になっていてますが、さらに階段を上がると屋上にも展望露天風呂がありました。
昨日は夜に到着したので、奥様たちは真っ暗で何も見えなかったでしょう。
ちょっと高い柵から背伸びをすると、阿寒湖や温泉街が見えました。
脱衣所からも湖が良く見えました。そこそこ浸かって体が温まったところで部屋に
戻りました。

今日は移動距離も長いし遠回りもするので、早々に朝食を済ませ、出発する準備をしました。
チェックアウトして車を玄関に回してもらって乗り込みましたが、阿寒湖の観光は時間的に出来ないし、ちょっとお土産屋を見たいというので車を停めました。
二人がお土産を見に行っている間に、車の拭き掃除をしました。
予めホテルから拝借してしまったタオルを濡らして持ってきたので、それで車を拭き上げピカピカにしました。さすがにここまで何百キロも走ってきたので、白い車も虫がぶつかって潰れていたり雨なのですっかり汚れていましたが、とりあえず見れるようにはなりました。

今日は最初に釧路湿原に向かいました。今日向かう方向とはちょっと違いますが、Pちゃんのリクエストもあり、また興味もあったのでまずは湿原の西部に位置する釧路市湿原展望台に行きました。
車はそんなに止まってはいません。通常の観光だとちょっと歩いて展望台からの眺望を見て終わりなんでしょうが、私たちはここから散策できる北斗展望台園地内の展望遊歩道のコースを歩くことにしました。

今日は、みんな歩ける服装です(まぁ奥様は白いパンツではありますが(^^ゞ)
遊歩道は整備されていて歩きやすいですね。途中北斗遺跡を見に寄り道しながら
約40分かけて階段などを登っていくとサテライト展望台に到着しました。
ちょっと汗だくですが、そこには湿原が何の障害も無く広がっています。
雄大な光景に満足しながら記念写真♪
大きく1周するルートですが、帰りの道は広くて車椅子の人でも来れるように出来ていました。最初からこっちのルートで来ていれば楽だったかな?

戻ってきて、今度は湿原の反対側にある細岡展望台に向かいます。
展望台まではちょっと細い道を入っていくことになりますが、ちょうど運良くその横を走っている釧網本線のトロッコ列車に出会うことが出来ました。調べればこの列車一日2本程度の運行のようで見れたことはラッキーだったようですね。

朝から気球がプカプカしてます

旅館の正面入口周辺です

市の展望台です

北斗遺跡の復元です

きれいですね

あまり調子に乗ってコケないでね

おいしそう?なキノコ


ちょっと登ったところに細岡展望台があります。
こちらは北斗展望台と違って、すぐ近くまで車で来れるので観光客も多く賑わっています。
またさっきとは違って視界も更に開けて壮大な景色が広がっていました。下を見ると川でカヌーを漕いでいる人がいます。時間があれば是非にでもやりたいところですが、時間も無いので次回来た時に絶対にやろうと心に誓いつつ車に戻りました。
近くにビジタースラウンジがあるのでそこに入りました、ちょうど13時も過ぎたところなので、昼食を食べる事にしました。

カレーライスとかピラフをを食べてエネルギーの補充は完了!
その後、車で移動して塘路湖エコミュージアムに立ち寄り、トイレ休憩と釧路湿原のお勉強をしました。ついでにすぐ近くにあった塘路駅逓も見学、しかし誰も来ないような見かけはボロ廃屋で入ると昔の運搬に使った台車や農具、資料が展示されていました。

車に戻り次にすぐ近くにあるサルルン展望台に向かいました。隣にあるサルボ展望台は比較的に地図にも載っていて有名のようですが、その隣のサルルン展望台に行くことにしました。
展望台は小高い山の峰にあるので麓の駐車場に車を停めて歩きます。
中腹まではきれいに階段が整備されていてスムーズに上がってきます。
途中でサルルン展望台とサルボ展望台の分岐点があり右に行けばサルボ展望台、左に行けばサルルン展望台です。
アップダウンを繰り返して歩くこと20分程でようやく到着しました。

ここからはサルルン沼と塘路湖が眼下に広がり、遠くに釧路湿原が望めます。
さすがにここにはほとんど観光客は無く、周りは静寂に満ちています。釧網本線の列車の音が聞こえてくるくらいです。
しばらくこの自然のすばらしさに浸っていました。

ふと気がつくと時は既に15時、日の沈むのが早い北海道では日差しは既に夕焼けになってきました。暗くなっては困るので足早に来た道を車に戻りました。

そういえば、帰りの下りってきついですよね?
疲れた足で階段を降りていくのは、結構辛いです…。けど、この数日間でかなり歩いてきたので、今までに比べると楽にはなっていると思いますね。

さて、ここで今日の目標は達成したので、ここから一気に十勝川温泉まで向かうことにしました。
ナビを設定してみると、結構な距離が残っています。ちょっと大変ですが遅くても19時、出来れば18時までには到着したいので、いざ出発です!

釧路市街を抜けて海岸線に出てから国道38号線を音別に向かって走り続けます。天気も悪くなってきて雨になりました。音別に着くころには暗くなってきて雨も手伝い運転するには、走りづらい感じです。

二人で一生懸命勉強中です?

北斗展望台から眺めています

こっちは細岡展望台、観光客が多いです

ビジターズラウンジ

中は結構いけてました

奥様とPちゃんは疲れて、ほとんど寝ています。こういうときはちょっと羨ましいなぁ(^^ゞ
けど、急いでいてスピードが出ているので寝ていてくれたほうがいいかな?(^。^)
横では根室本線の特急が走り抜けていきます。
何かかっこ良いですね(^。^)/

その後内陸に入り峠を越えて十勝平野に入りました。
周辺はすっかり暗くなりました。交通量も増えてきて市街に近くなってきたことが実感することが出来ます。
するとようやく十勝川温泉が見えてきました。
やっとホテルの正面玄関に到着しました。駐車場に停めて荷物も降ろします。
時間を見れば、なんと!予定していた時間のほぼ18時に到着し、サルルン展望台から
約140Kmを2時間半で走りきりました。

チェックインして、部屋へ案内されました。
入ってみると結構広い部屋です。ちょっと暗い感じもしますが、昨日泊まった阿寒湖の旅館に比べれば全然気になりませんね。
部屋付きの仲居さんは新人らしく若い女の子で一生懸命喋っているんだけど、かんじゃってうまく話せません。けど一生懸命だから嫌な感じも受けず微笑ましくなりました。
一息ついたところで、みんなで風呂に入りに行きました。
ここの温泉は、赤茶けていて肌に良いそうです。
けど最後にシャワーで洗い流さないとタオルの色が変わりそうですね。

部屋に帰ってきてしばらくすると、夕食を配膳してくれました。
テレビ観ながら部屋食はやはり好きですね。楽だし気兼ねなく食事が出来ますね。
十勝の地ビールも注文して、ちょっといい気分です。
残念ながら外は真っ暗でよくわかりません、天候も悪いし…。
明日晴れるといいなぁ…なんて考えながら最後の夜は更けていきました。

塘路湖エコミュージアムの内部展示

塘路駅逓の外観

自然のすばらしさを体感で出来ますね

サルルン展望台に向かっています

内部は昔の資料が展示されています