第5日目 9月11日(日)


いよいよ最終日、明日から現実の生活に戻ってしまうかと思うといやだなぁ…

かなり早朝、目が覚めてふと天気が気になり外を見るとなんと霧で真っ白!?
天気が悪かったらどーしよーなんて考えながらもう少し寝ました。
7時過ぎに起きて見ると、すっかり霧も晴れてほぼ快晴になっていましたね(^。^)

朝食は1階でバイキング方式、まぁシンプルで大したことは無かったですね。
可もなく不可もなくって感じの食事でした。

さて今日は、天候も回復したし帯広市内なのでとかち帯広空港に近いので、そのままだと
移動距離も近くて時間に余裕があるので、最初は糠平温泉経由で然別湖に向かいました。
が、しかし道路が通行止めになっていたので先に進めず仕方なく諦めました。
しかし折角ここまで来たので2日目に天候不良で行けなかった層雲峡に行き、ロープウェイで上に行き黒岳の眺めを見に行く事にしました。

距離にしてやく50km位ですかね?普通の人なら距離的に多分行かないとは思いますが、今回の旅の3人の目的のひとつだったし、何とか行って帰ってきても飛行機の時間に
間に合わせることが可能なので思い切って向かいました。
順調に走り、11時過ぎには三国峠についてトイレ休憩して、大雪山国立公園の大自然の
眺めを満喫してから大雪湖を通過して層雲峡に12時前に着きました。

車をロープウェイの駅の下の駐車場に停めて、チケットを購入しそのままロープウェイに
乗り込みました。標高が高くなるにつれ、層雲峡の地形がはっきり確認できるようになり、
また遠くの山々も良く見えるようになってきました。
上の駅である黒岳駅で降りて少し歩くと資料館があり、ちょっと見てから、さらに進むと
今度は二人掛けのリフトの駅が見えてきました。

リフトに乗ると、もうそこは秋風が吹いています。しかもよく見ると無数の赤とんぼが飛んで
います、もう秋なんだなぁ…なんて思っていたのですが、本当に半端ない数です。
なにか白っぽいところが好みらしく、コンクリートの上なんかに何十匹と群がって、気がつけば私のスラックスも白っぽかったので停まっていましたね。

このリフトを乗り継いで下から約30分で黒岳の7合目まで登ってきました。
7合目登山口に到着です、天気は上々で良く見えています。
通常、山の眺めって午前中がきれいに見えるので間に合って良かったかな?
すぐ近くにある山小屋から登山道があります。
本格的に登るような装備は無いのですが、ちょっとそこまで冒険心で行く事になり、山小屋で登山者名簿に記入してから出発!まぁ誰が見ても頂上まで行くような格好ではなかったので、ちょっと浮いていました(^^ゞ


軽快に歩き出します。周りは早くも紅葉が始まりだし木々が少しずつ色づき始めていました。
登山道は結構大きな岩が多く歩きづらいですね、けど整備はされているので軽登山用の靴ならば問題は無いと思います。
早秋を感じながら歩き出して15分くらい経ったでしょうか?
まぁまだ歩けたし天気が良かったのですが、突然雲が出てきて視界が悪くなってきました。しかも軽装なので防寒対策もあまりされていません。気持ち的にはもっと進みたいのですが、何かあって他の人に迷惑をかけてもいけないので諦めて引き返すことにしました。
登ってくるときには感じませんでしたが、下りって結構辛いですよねぇ…
すれ違う人は、挨拶もしてくれて気持ちが良かったなぁ(^。^)
しかし皆さんはしっかりした装備でちょっとこんな格好で申し訳なくなりましたね(^^ゞ

無事に山小屋まで戻ってきて名簿に記入したら、絵はがきをくれました。
あんまり登山していないのになぁ(>_<)
さてリフトで降りてきてロープウェイの黒岳駅まで戻ってきました。
天気も7合目ほど悪くなく、駅の屋上の展望台は眺めがきれいに見えていました。

時間になり、ロープウェイで麓に下りてきました。時刻は既に14時になっていました。
3人ともお腹が減ったので食事をすることにしました。
ロープウェイの下には商店街があるのですが、何処のお店もきれいな建物でオシャレなお店が多いですね。探した結果、ラーメン屋に決定しました。
カウンター席で食べたけど…まずい…もういいや…二度と来ない。不味過ぎです…(T_T)

お土産屋を少し見て、車に戻りました。時はすでに15時過ぎ…私だけかもしれませんが焦ってます。二人はのんきですが(^^ゞ

層雲峡を出発!来た道を全力で戻ります。まぁ渋滞なんてものが無いので、計算通りに
進みますけどね。
帯広の手前の道の駅で一旦休憩を取ることにしました。
トイレを済ませて、すっかり眠くなってしまったので眠気覚ましに缶コーヒーを飲みました。
そしてタバコを一服(^^ゞ

その後何とか17時過ぎに帯広市街まで戻って来られました。
残り時間もあまり無いのですが、あとお土産を買って、愛国駅と幸福駅を見に行こうと思っています。けれども、とかち帯広空港には19時半頃には到着しないといけません。
果たしてすべてを終わらせて間に合うのでしょうか?

商店街の一角で車を停めて、六花亭に入りました。ここが本店らしく店内は大変賑わっていました。私はチョコレートくらいしか知らなかったのですが、たくさん種類があるんですねぇ…。ここでも仕事場に持って行くお土産を購入しました。


そろそろ、日も落ちてきて暗くなってきました。
ヤバイ…気持ちだけが焦っています。
とりあえず暗くなる前には、幸福駅に着きたいと思っています。
17時半前に帯広駅前を通過して、走ること約20分で愛国駅に到着しました。

愛国駅には、営業当時の使っていたものや蒸気機関車9600型がホームに展示されていました。駅構内の敷地にだけは線路が残っていてその前には、見事に線路は無く、しっかりと家が建っていて、時代の流れに寂しさを感じましたね。

さて更に暗くなってきたので、超急いで幸福駅に向かいました。
ここは私が小学生の頃から憧れていた所、今回の私の目的地そのものです。
ちょっと迷いましたが愛国駅から15分ほどで到着しました。
ここは完全に公園化されていて、とてもきれいです。

もうすっかり日が沈んで暗くなってきました。かろうじて間に合ったって感じですね。
駅は当時そのままに線路が引かれています。車両が2両残っていて1両は中にも入ることが出来ます。あと除雪車が1両展示されています。
当時の駅舎は、中身は空っぽですが、ここに来た観光客が、名刺などを壁中に貼り付けていて異常な光景ですね。まぁ記念というのはわかりますが、個人的にはきれいに保存してほしいなぁ…と思う。
幸福駅の前で記念写真をとり、駅を出たところにもう店じまい寸前のお土産屋さんがあったので昔のままの硬券の切符を購入しました(ちゃんと日付は今日の日付ですよ)

すっかり暗くなってましたが、無駄なあがきをして写真を撮っていました。
しかし時間的にも限界がきたので、諦めて空港に向かうことに。
半分満足、半分また来ようと思いながら幸福駅を発ちました。

空港までは、近いのですぐに着いたのですが、レンタカーの営業所の手前でガソリンを
満タンにするのを忘れたのに気づき、Uターンしました。
ところがここって田舎なので、ガソリンスタンドが近くに無い…。
まぁ途中でタヌキを発見したりして楽しかったですが、結局10km以上離れた中札内の
ガソリンスタンドまで走ってきてしまいました。
しかも、このスタンド、とてもウインドウを開けられる状態じゃないのです。
ただでさえ田舎で明かりが少ないので、スタンドの明かりに虫が群がってきて、車の周りは虫でいっぱいです(+_+)
結局、指一本分だけ開けてガソリン代を精算しました。

大急ぎで空港に戻り、営業所へ行きました。そのままレンタカーを運転してもらってターミナルビルに到着し無事に返却しました。
今回、このカローラは1400km以上走ってくれました。
事故も無く楽しく走って来てくれたこのカローラに感謝をしながら、荷物を降ろして別れを告げました(T_T)/


時刻は19時半位、我ながら予定通りに動けて満足ですね。
ターミナルに入り、チェックインを済ませて一休み。
ふとチェックインカウンターを眺めていると聞いたことも見たことも無い航空会社があって、
ちょっとビックリ!
まだまだ勉強不足ですね。後日どんな航空会社か調べてしまいました。

1階には大して何も無いので、2階に移動しました。
2階にはお土産屋がたくさんあったので、最後のお土産の補充をしました。

この時間はもう、羽田行きの最終便しかないので、周りのお客さんはすべて羽田に向かう
人です。だから働いている人も、この便が終わったらお仕事は終了ですねぇ(^^ゞ
そんなローカルな雰囲気を楽しみながら、旅行の最後を楽しみます。

時間も近づいてきたので、搭乗ゲート前に移動します。
気が付けば、夕飯を食べている時間が無かったので、ちょっと軽食を食べることにしました。今までJALのICカードでポイントがあったのですが、使ったことが無かったので試しに使うことにしました。
おにぎりとジュースを買って、お会計はJALのマイレージバンクのICカードで暗証番号を入力すればOKでした。すごく簡単で楽ですね。
その後も足りなくて更に焼きそばを買って食べていました(^。^)/

さていよいよ搭乗時間となりました。5日間もいた北海道ともお別れです。
機内に乗り込み外を見ていると淋しさが湧き出てきます。
また来ようと思っていいるうちに飛行機は離陸し帯広から離れていきました。

機内は、夜も遅いせいか疲れたムードで静かです。
ぼーっとしているうちに羽田空港に22時過ぎに到着してしまいました。
ゲートを出て、サンパーキングさんに迎えにきてもらい駐車場に移動しました。
5日ぶりに見た我が車は無事なようです。
荷物を積み込み、Pちゃんを千葉の実家まで送ることにしました。
本当は反対方向だし遠いのですが、夜も遅いし荷物も多いのでとても一人で帰すことは
出来なかったのです。

それでも送って戻って、我が家に帰ってきたのは1時半前でした。
無事に到着してホッとしました。奥様も家に帰ってこれて安心したようです。
これでゆっくり眠れるかな?

今回5日間で結構欲張って走り回ったので大変でしたが、楽しく過ごすことが出来ました。
ただ今度行くことがあるのならば、もう少しじっくりと見て周れるといいですね。
お疲れ様でした♪