1.3DCGと「shade」について shadeといえば自由曲線&曲面であり、これらを使いこなせなければshadeの30%も使いこなせないのでは?と言っても過言ではないのではないでしょうか。ところで自由曲面といってもピンと来ないかもしれません。通常、家庭用ゲーム機などで3DCGに慣れ親しんでいる人は、3DCGといえばポリゴン(polygon:多角形)のカクカクした物を思い浮かべますよね。ですが自由曲面で作成したものも、結局はポリゴンに変換されて計算されるので、要は自由曲線・面とはモデリングする上での手段に過ぎないわけです。プログラミング言語で例えて言えば、自由曲面がC言語やFORTRANなどの高級言語、ポリゴンがアセンブラ言語、bitmapがマシン語、と考えるとわかりやすいかも。ポリゴンでガシガシモデリングできる人はshadeを使う必要も無く(ちょっと言い過ぎかも)、ポリゴンモデラーとして定評のある「LightWave」や低価格な「六角大王(特にsuper。最近super2が出たようです)」などを使う方が良いかもしれません。 shadeは曲面やレンダリングの美しさに定評があり、今はやりのCG美少女などをモデリングするのに適しているようです。ただし、動画作成にはあまり向いていないのと皺(しわ)が出来やすいのが難点といえば難点でしょうか。また、曲面が滑らかであるが故にポリゴンに変換した場合、ポリゴン数の増加が激しくデータ容量がかなり大きくなってしまいます。 さて、自由曲線についてですが、これが先ほどプログラミング言語でいうと高級言語相当だと言いました。shadeで使用している自由曲線はベジエ曲線です。ベジエ曲線とは、曲線上のpointから出る接線に曲線が追従していく曲線(ってなんかわかりにくい表現(^^;)で、Draw系2Dグラフィックソフトなどによく使用されています。その他のソフトではBスプライン曲線などが使用されているようです。また面を滑らかに見せる手段としてNURBS(meta-NURBS,NURMSなどもあります。)やメタボールなどがあります。これらの機能はshadeR3には含まれていませんでしたが、R4からメタボールとサブディビジョンサーフェス(ポリゴンを擬似的に丸める)が加わりました。 なお、shadeのラインナップには「my-shade」「shade Debut」「parsonal(スクリプト・プラグインサポート)」「professional(ネットワークレンダリング・ラジオシティサポート)」がありますが、私が持っているものは「shade parsonal」でありここで説明するのもそれを使用したものです。その為、「professional」でサポートされている機能(ラジオシティ)は使用していません。 |
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メジャーな3DCGソフト一覧表
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無謀にもSoftimageとShadeの比較表
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