韓国ソウル旅行 ~~2000年9月15日 ~ 2000年9月17日~~
2000年9月15日夜明け前、ようやく東の空が白々としはじめた朝5時前駅に向かって歩きはじめる。毎度のパッケージツアーであるが、朝8時成田空港集合のときはいつもこの時刻から始まる。今回は2泊3日のツアーなのでスーツケースは使っていない。あれを使うと道路のでこぼこが良く分かる。ガラガラと大きな音を立てるので近所迷惑なのはこの上ない。コンビニに寄って車中の食料とビールを調達(カミさんは渋い顔)する。東京駅まで東海道線で1時間強の旅、毎日の通勤では新幹線で36分しかかからないが、新幹線を使おうとすると集合時刻に間に合わない。しかたがないので在来線でえっちらおっちらと各駅停車で進んでいく。5時1分発東京行きは休日のためか乗客はまばら。この先も乗客はそんない増えないだろうと高を括ってゆったりと座席を確保する。とりあえず新聞を広げておもむろにプシュッ!カミさんがエッもうというような顔をするので、寝酒だ!と言い訳 ヾ(^_^;)マァマァ。
ところで、問題は台風14号。1週間も前から沖縄あたりでうろうろしていたのが段々右旋回しはじめたが旋回し切れずに韓国直撃の様相を呈している。しかし、速度が遅くまだ東シナ海をうろうろしている。旅行期間中台風の暴風圏内にずっといるのだろうか。
東京駅には6時20分到着。次の成田エキスプレスは7時ちょうど発。40分もボーとして待っているのもばかばかしいので山の手線で上野駅へ、京成スカイライナーで成田空港に向かうことにした。千円ほど節約になる。ところが、京成上野駅の特急券売り場の表示に「満席」。思わずぎょ!あわてて上野駅のみどりの窓口に走り7時のNEXを2枚。ところが窓口のオジさんあちこちキーを打ちまくった挙げ句「満席ですね~」!ひぇ~、このあとは1時間後。とりあえず空港第2ビルまでの乗車券を買って山の手線に飛び乗る。東京駅では総武線地下ホームまで駆け下りるとちょうどNEXが着いたところ。とりあえず知らん顔して乗車、やれやれ、車掌が来たところで立ち席特急券を購入。廻りを見ると同じように買っている人が何人も居る、10時発の飛行機が多いのだがその時間帯に合う電車がこれしかないのだ。JRさんもうちょっと考えてくれないかなぁ。空港第2ターミナルには7時58分着。8時集合には確実に遅刻だけどそこのところは確信犯で知らん顔の半兵衛を決め込むことにしている。Iカウンターのツアー受け付けで航空券をもらいJALの受け付けでチェックインをする。これまではツアー受け付けで航空券と搭乗券がもらえたがJALの団体受け付け方法が変わって自分でチェックインすることになったとか。マイレージはレコーダーで登録。
連休初日でやっぱり出国者が多い。後で慌てるよりもとさっさと出国審査を通ることにした。おっと、その前に毎度のJCBのブースに行ってソウルのショッピングパスポートをゲット。ついでに海外で5千円以上JCBを使うと抽選でギフト券などが当たるショッピング登録をする。使わないことの方が多いし、この手のあたりものに当たったためしがないけど、とりあえず。
JAL951便ソウル行きは定刻を過ぎてもボーディングブリッジを離れない。なにやらチェックインした客が搭乗しないので預った荷物を降ろしているとか。持ち主の不明な荷物を載せて飛ぶのも恐いけど、そのお客さんどうしたんでしょうねぇ?時間間違えてどっかでうろうろしてるんでしょうか。乗り遅れた場合、それもチェックイン後、どうなるんでしょう。ご存知の方、または経験者の方教えてください。結局空中に浮かんだのは10時45分。どうせ飛行時間には織り込んであるんだろうから着陸も定時だろう。飛行機は松江上空を経由して日本海へ。天気が悪く下界は雲ばかりでどこら辺を飛んでいるか皆目分からない。飛行時間1時間半でも一応飲み物のサービスと機内食が出る。ただし機内食はずいぶんとさみしい(いなりとご飯、野菜の煮付けと飲み物(またもやビール))。天気は悪いがさほど揺れることもなく、無事にソウル・金浦国際空港に着陸する。
同時刻に到着する飛行機が多いので入国審査の行列も長い。比較的短そうな端の列に並んでいると係官があんたからこっちへ来いと手招きするので行こうとしたら前に立ってた人が「ワシの方が前にいたんだから」といってさっと割り込む。係官と目が合ってお互いになんじゃ?荷物は機内に持ち込んだのでそのまま税関を通り過ぎ銀行窓口で両替。窓口のおねぇちゃんがこっちこっちと手招きしている。韓国じゃ銀行も客引きかい?3万円をだすと封筒に入ったウォンをくれる。す、すばやい。
到着ロビーに出ると旅行会社のお迎えのガイドがツアー表示を持ってずらっと並んでいる。その数に圧倒されながらとりあえず自分のツアーを探す、、、ない、いない、、、と違うツアー名の紙を持ったガイドさんが日程表を見せろとかいろいろ言ってくる。親切なのか良く分からない。そのうちツアー名を書いた紙を折りたたんだまま持ったガイドさんがやってきた。荷物を預けなかったので到着ロビーに出てくるのがあまりに早すぎたのか?ロビーの椅子でほかの客が出てくるのを待つことに。ガイドさん担当のお客さんが集まったところで車に、よく見ると3組とも違うツアー名になっている???っまいいか。午後1時半過ぎに空港を出発、ホテルにチェックインできないので免税店1ヶ所をまわるという。免税店巡りなんかで時間を取られたくなかったのでフリーにしたのに、、、ブツブツ。新羅ホテルに隣接する免税店に連れて行かれる。入口で免税店パスを渡される、免税店で物を買うときはこれかパスポートを見せなければならない。もっとも何も買うつもりはないけど、景品の石鹸がもらえるというのでとりあえず大事にポケットに入れておく。1時間の買い物時間が終わり、竹塩石鹸をお土産にもらってさようなら。そしてホテルへ。
泊まりはウェスティンチョースン。明洞や南大門市場に近い20階建ての高級ホテル、部屋は19階、お~、珍しく良い客室にあたったかなっと思ったのも束の間、部屋に入って窓から外を見たら、ありゃ隣のホテルやオフィスビルが目の前に迫って遠望なんかほとんど望めない。まあ大都会のど真ん中のホテルだから望むべくもないか。荷物を置いて客室内を点検、テレビのボックスの下に冷蔵庫(ビールが4種類8本、その他ソフトドリンク類)、その左にはウィスキーやハブラシ(韓国ではハブラシは有料です)、バスルームは結構広い、バスタブも大き目、これなら肩までゆったり浸かれそうだ。シャワーカーテンではなくガラスの扉がついている。とりあえず部屋で少しゆっくりしてからさあお出かけ。なんせ2日後の朝にはもう帰国しなければならないから結構忙しい。フリータイムで何もついていないツアーだから自分で色々予定を立てて行程表を作っておいた。台風がまだ半島の少し南のところにあって少しずつ北上しているので、外は雨が降り続いている。しかし、せっかく来たからには元を取り返して帰りたい。
行程にしたがってまず明洞へ、明日の朝食と夕食を予定している店の場所を確認してからソウルタワーへ向かう。途中で夕食をとる店の場所を確認しながら、それほど広くない坂道を登っていくと下校途中の女子高生の集団とすれ違う。ミニスカートだけど茶髪やルーズソックス、化粧でバリバリなんていう自宅の市内の女子高生共のようなのは一人もいない。途中でなんとなく道が違ってるなと思ったがかまわず坂を登り切って目指す方向へと進んでいくと「ソウルケーブルカー」の山麓駅にようやく到着した。ケーブルカーといっても実際はロープウェイだ。切符を買うと売り場のおばさんが早口の英語で何か言うが、よく聞き取れなかったので適当にうなずいておく。先客の日本人の男性二人がベンチに座っているので、多分出発まで待っているんだろうと見当をつけて一緒にベンチで10分くらい待つと、ベルが鳴って上の階からどうぞというような声がかかったので早速乗り込む。このケーブルカー、函館山のロープウェイのように交互に上下運転している、だからケーブルカー?なわけないか。5分くらいで山頂駅に着き階段を上っていくとソウルタワーが見えてきた。山のてっぺんにさらにコンクリートでできた塔が建っている。入場料金に2種類あるが、高い方はたしか他の入場施設の料金込みのはずだったので安い方の料金を二人分払って建物の中に入りエレベータに乗る。雨に煙るソウルの街はあまり見通しがよくない。持参した双眼鏡で見ても、この方向に○○があると表示されている写真の説明にしたがって見ても遠くに煙ってよく見えない。それでも1周して北側のソウルの中心街や南に流れる漢河や漢南の町並み、西のソウル駅などを一通り見てまわった。写真を撮ってはいけないと聞いていたがそのような表示はどこにも見当たらない。だが警備員のような人が巡回しているので余計なことはしないでまた山頂駅に戻る。上がってくるときは4人だったが、下りを待つ客は結構居る。一緒に出発まで待ってから乗り込み発車すると、台風の風が強くなってきたためかゴンドラが結構揺れスリル満点、ロープが外れて墜落しないか心配になるが無事山麓駅に到着した。
夕食は「南山韓牛村」という焼き肉のお店。牛肉はあまり好きではないが、韓国に来たからにはとりあえず押さえておかなければならない食事だ。5時半すぎ位だったので他にお客さんは居ないし、従業員は何やらテレビに見入っているが、気にせず席について牛一頭とかの意味のアムソハンマリを頼むと皿一杯に盛り付けられた肉が出てくる。キムチや水キムチなど4種類のおかずとサンチュやエゴマの葉っぱののった皿も出てくる。食べ切れるかなと心配しつつも店のおばさんが次々と網の上にはさみで切って肉をのせていく。焼けると玉ねぎや骨付きカルビの骨の上に焼けた肉をのせるので、塩をつけて次々と食べていく。いつのまにか肉はなくなってお腹がパンパン、テレビをみるとシドニーオリンピックの開会式をやっている。従業員がテレビに見入っていたのはそのせいかとようやく判る。それならばホテルに戻って開会式でもゆっくり見ることにして店を出る。戻る途中でセブンイレブンに寄ってミネラルウォーターやアイスクリームなどを買うと袋代として20ウォンを取られた。部屋に戻ってベッドの上に寝そべりながらNHK衛星放送を見る。韓国は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の選手団と一緒に入場する。韓国の人達はこの情景をどのように見たのだろうか、さっきの店にいればそれが見れたのにせっかく韓国に来ていながら惜しいことをした。朝が早かったが結局はいつもと同じように12時過ぎに就寝。
韓国ソウル旅行アルバム 2000年9月15日(第1日目) 成田~ソウル
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夜明け前に家を出ました

機内食の昼食

空港ロビーのガイドさんたち

宿泊ホテルのウェスティンチョースン

ソウルタワーに上るゴンドラからのソウル市内