今日はとあるプライベートショーの見学で都内に出張しました。都合4日間開催するそのショーはその業界では前例の無い規模のものです。新製品の紹介はもちろんのこと、それらを使ったソリューションの提案、あるいは協力会社の関連製品の展示、そしてプレゼンテーションというメニューでした。参加料は無料なのにお昼まで出ることに感心していたら、一日の最後にはビールと軽いつまみを用意していますだって。さっさと帰ってきちゃったけどね。さてさてせっかく都内に来たから、帰りはどこかで寄り道したい。ふと思い付いて川崎に向かいました。実は川崎駅ってあらためて行ったこと無いんですよ。よく分からんけど、チッタなんとかというショッピングモール?があるらしいから、とそれだけの理由で。正確にはラチッタデッラっていうんですね。シネコンがあるということは覚えていたんですが、タワーレコードなどのショップの他に結婚式場まであって、二つの建物を廻り階段で結んだ面白い作りでした。でもまあ、一度行けば満足かな。
電車の駅の名前をあらためて見ていると、ちゃんと意図があるような気がします。たとえば小田急線の大学の近くにある駅を並べてみます。「成城学園前」、「玉川学園前」、「六会日大前」、「東海大学前」とすべて前が付く。「前」を付けることで大学と小田急との間に一線を画す意図があるんでしょうか。そう思えば「読売ランド前」に前があって「向ヶ丘遊園」に前が付かないのも、小田急電鉄と両遊園地との関係を表しているのだとも考えられます。駅に固有名詞が付くのはそれなりの対価が必要とも聞きます。地下鉄銀座線の「三越前」を作るときに建築費用を三越が負担したと聞いた覚えがあります。「大根」から「東海大学前」になったり、「六会」から「六会日大前」になった経緯もそんなところなのかな。ところで「相武台前」という駅があります。そういう名前の大学や遊園地はありません。単純に位置関係だとしても「台」の「前」って妙に中途半端な表現じゃないですか。この駅の名前だけは以前からどうも気に入らないんですよね。
冬物をしまうから、納戸のクローゼットの上に積んである衣装ケースを下ろして欲しいと、かみさんから頼まれました。しかし昨晩は言われたことを忘れてベッドに入ってしまい、今さら起き上がるのも面倒なのでそのまま寝てしまいました。そして今朝、起き上がって着替えを取りに納戸に入ったとき、頼まれていたことを思い出しました。納戸にはこういうときのために脚立が置いてあります。起き抜けでボーッとしていて、靴下を履いてスリッパを履いたその足で、脚立に登りました。結果は分かりますよね。ケースを両手で持ちながら下りてきて、最後の一段を踏み外した。横転です。手が塞がっていて体を支えることもできず、見事にコケッと。一瞬スローモーションになりました。しかし不幸中の幸い。下手に手を出さなかったお蔭できれいに転べたのか、どこもひねったり強くぶつけたりしていません。倒れた方向も良かったらしく、頭もどこにもぶつけずに済みました。足をちょっとすりむいた程度。全治一週間ってところですか。あーびくりした。
読売新聞の勧誘が来ると、巨人が嫌いだからといってお断わりしています。本当に嫌いなんですよ。現ダイエー監督の王選手が全盛期の頃は好きだったんですけどね。心変わりしたのはいつからかなあ。ライオンズが実家に近い所沢に本拠地を移した頃からかもしれない。そのライオンズに高卒大型ルーキーとして入団したのが清原和博選手。年齢で言えば僕の一つ下になります。巨人に入りたかったのだけどドラフト指名で西武に入り、それでも腐らずに西武の黄金期を支える活躍をしました。存在感はあるし勝負強いし人気もあった。僕も陰ながらずっと応援していました。FA宣言して巨人に移籍したときは、それは如何なものかと思ったけれど、嫌いな巨人の中でも清原にはがんばって欲しいと思っていました。しかしここまでは、ホームラン、打点、打率の打撃タイトルは獲れたことはなく、怪我にも悩まされて、決して順風満帆だったとは言えません。その清原が今日、区切りとなる通算2000本安打を記録しました。よかったねえ。わが事のように嬉しい。
「踊る大捜査線」の映画版。一作目はきょんきょんが出ていたので、劇場で観てDVDも買いました。そして五年ぶりとなる二作目も劇場で見ました。で、それがDVDで発売されたのでこれも買ってしまった。ところで、売り場には赤いやつと白いやつが売っています。赤は国内で公開された通常版。白は海外向けの再編集版です。今回は全編デジタル記録で作られました。ですからシーン入れ換えをしてサウンドはアメリカのジョージルーカスのスタジオで作り直して、なんてこともできた。それらが別のDVDとして売られているわけです。どちらがお得かというと、白い方です。こちらは2枚組となっていて、本編を上回る時間の特典映像が付いています。しかも赤より値段が安い。例えば話のキーとなるベイブリッジ上のシーン、これはCG合成だったそうです。京都で建設中のバイパスで撮影をして背景をはめ込んだんだとか。へ〜。やっぱり断然白を買うべきです。じゃあ赤はいらないかというとそうでもなくて、まんまとフジテレビの罠にかかってたりして。
今日はスカッシュサークルの練習会。例のごとく日曜日の午前中、朝早くから集まって汗をかきました。サークルとして活動を始めて早5年。最初からいたメンバーも次第に少なくなり、その替わりに新しいメンバーが増えています。スカッシュの面白さにはまって一所懸命練習して試合に出たりしたけれど、環境や生活のパタンが替わって縁遠くなってしまった人も少なくありません。そこへ行くと自分はしつこい性格なのか思ったより長続きしています。自分のスカッシュのレベルを冷静に見れば、初心者レベルは卒業したけれどオープン大会では勝てず、相変わらず下手くそで上達も遅いし、あとから始めた人にどんどん抜かれます。それでもまだ上手くなりたいと思って頑張っている。向上心がある限りスカッシュはやめないでしょう。このような個人的な事情とは別に、せっかくですからサークル活動は盛り上げて行きたい。職場とも幼なじみとも違う友達とわいわいがやがやできるって貴重だし、楽しいじゃないですか。こういう仲間は大切にしないとね。
頼んでいたETCカードが届きました。車載器を着けてからほぼ一週間。カードを申し込んでから10日程が経っていました。とりあえずここまで来ればETCを利用することができます。車載器にカードを入れて料金所で対応ゲートを通れば、自動的に利用した分がクレジット決済されるという仕掛け。引き落としは月に一度だそうです。ところで、まだETCは日本全国どこの料金でも使えるという訳ではありません。ETCで入ったものの出口にゲートがなかったらどうするか。その時はカードを料金所の係員に渡せば処理してくれるそうです。なるほど。とりあえず車載器がちゃんと動作するか。確かめるために昨日わざわざ高速を利用してみました。説明書きにはゲートを20km/h以下で通過しろとありますが、80km/hまで対応できるように作られているとか、とろとろ走っていると後ろからどやされるなんて声も聞いていたので、それなりの速度で侵入。ちょっと速すぎたのかな。ギリギリでゲートが開きました。ドキドキ。でも終わってしまえばあっけなかった。
おまけで貰った割りにはだんだんはまっているゲームボーイアドバンス。今度買ったのはマリオゴルフGPAツアーです。なんかね、安かったんですよ。ジャスコで。新しいゲームなのに他より割引率がいい。これはお買い得だなんて喜々としているところが情けない。いいのさ楽しければ。内容は任天堂お得意のマリオキャラのゴルフゲーム。ゲーム機の種類に拠らず、よくあるスポーツものですね。しかしながら、広〜いゴルフ場を狭〜いゲームの画面に押し込むのですから、どうしても本物のような臨場感を味わうのは難しい。しかも携帯型のゲームボーイアドバンス。実際のところはどうなのよと思ったけれど、これが意外と面白い。凝った技もできるんだろうけど、とりあえずはボールを簡単に打てるモードがあるのがよい。クイックゲームとストーリーモードってのがあって、よく分からんけどキャラを育てながらライバルと戦って行くらしい。1ラウンド終わるのにそれなりに時間はかかるけど、ドライバーでスコンとボールを叩くのが気持ちいい〜。
去年はすずでしたが、今年は鋼鉄婚式なんだとか。11年目の結婚記念日です。なぜ鋼鉄なのか由来は分かりません。そこまで調べる気も起きませんでした。昨年の日記を読んでみると、なっちゃんが旅立って間もなくて、そろそろ普通の生活に戻ったかなあという頃でした。そして今はと考えてみるに、生活面では一年前と大きく変わっていません。あ、ひとつあった。大きな盗難が。それを含めて考えても、一年なんてあっという間に経つんだなあと、あらためて思います。健康面で大病もせず過ごせてきたことはなによりでしょう。疲れやすくなったけどね。ところで、全く同じ日に結婚された皇太子夫妻は、いま雅子様に関する発言で波紋を広げています。彼らはそもそも日本国民ではなく、我々みたいな庶民からは、普段の生活を想像するなんて到底できませんが、皇太子の発言を聞くかぎり、他の天皇家の方々より近しく感じていました。ですから時代遅れの慣習やしばりに心労を溜められているのなら、なんとか改善できないものかと思ってやみません。
昨日のサッカーW杯1次予選、対インド戦は楽勝でしたねえ。これで3連勝で首位キープです。今回は中田英、稲本を怪我で欠く苦しいメンバーでした。日本の大黒柱は誰しも認める中田でしょうが、実は彼が出ている試合は苦戦が多いのではないかと思っています。もちろん相手チームやスケジュールの問題がたまたま重なったからだとは思います。それにしても今の代表チームはまとまっているのかと思うと、そうでもないように感じる。ジーコ監督が選手の自主性を重んじる方針で、ヒデだけは監督の意図を汲んでチーム作りに率先しているけれど、大多数の選手は萎縮しちゃっているのではないかな。ヒデの存在が大きすぎて、ヒデに良い意味で逆らう選手がいない。だからヒデの出る試合は伸び伸びできない。それは考え過ぎでしょうか。トルシエ監督の時は、トルシエ憎しの思いでチームもサポーターもまとまっていたじゃないですか。今はその時のような一体感が無いように思います。格下相手に勝って大騒ぎしているようでは先行き不安だなあ。
今週末は山形福島方面へ小旅行。メインは福島で伯父の3回忌に出席するためです。でもせっかくだから一日前に車で出発して、米沢の友達の所へも足をのばしてしまおうという算段です。梅雨空の下、朝の首都高渋滞を避けるため、朝5時半に家を出発しました。作戦成功。ETCの御利益を堪能しながらの旅路は大きな渋滞にかかることなく、4時間半程で友達の家に到着。まだお昼前でした。米沢は上杉家の城下町として発展した街で、城址公園を中心に広がる素朴で落ちついたところです。僕らはというと、友達の案内で付近の名所や穴場をぐるぐる。飲んだり食べたり遊んだり、あるいは温泉に入ったり、試飲試食を駆使しながら、よくもあれだけと思うくらい効率的に廻りました。老舗の酒蔵資料館。田んぼの広がるのどかな風景の中にあるそば屋さん。住宅地にひっそりとある自然食料理の店。川沿いにある無料の温泉。どれもよかった。あれは米沢じゃないと体験できないよね。今は新緑の奇麗な季節でしたが、また違う季節に行っても楽しそう。
小旅行2日目。伯父の3回忌が福島の真言宗のお寺で行なわれました。なっちゃんの供養をお願いしているお寺も真言宗なのですが、宗派が違うとお経の読み方も微妙に異なるようです。その後、やぶ蚊と格闘しながらお墓参りをしつつ、伯父の家に向かいました。僕が子供の頃、夏休みに遊びに来ていた家です。祖父がいて伯父がいて、叔母や叔父も集まって、賑やかだったことを覚えています。今は誰も住んでいないので中はガランとしていますが、家のそこここに昔の面影が残っていて懐かしかった。田んぼだらけだった家の周りははすっかり住宅街に変わっちゃったけどね。さてそこから今日の宿である土湯温泉へ。車で30分ほどのところにあります。旅館でジッとしていられる性格でもないので、荷ほどきをしてから小さな温泉街を歩いて一回り。お土産屋さん、共同浴場、旅館、飲み屋。どの建物もだいぶ年季が入っていました。それを歴史と言うのかもしれないけど、ちょっとくたびれた感じです。もちろん温泉は気持がよくて、充分に体が温まりました。
昨夜は夕食後も部屋で飲んでいて、寝る前にお風呂に行くつもりがその前に力尽きてバタンキュー。お蔭でぐっすりよく眠れました。朝食前に目覚めのひとっ風呂。露天風呂で顔を撫でる柔らかい風が気持ちいい。温泉旅館はこれがいいよね。宿を後にしてから少しドライブ。梅雨の雨も台風も上手い具合に避けられて、時折陽の射すさわやかな天気でした。自然遊歩道をちょっとだけ歩きましたけど、緑を通した太陽の光を浴びて水のせせらぎに耳を傾けて、これは気持ちいいよね。人工的な癒しやリラクゼーションではとうてい味わえません。最後に叔母の家にみんなで押し掛けてしばらく雑談。家は東北本線のとあるローカル駅の近くにあります。1時間に一本の電車が来るだけの駅前は実に簡素。でもちょっと離れた通り沿いには大型スーパーがあるので、車があれば生活に不便はありません。米沢でも感じましたけど、地方では駅は街の中心ではないんですね。さてさて、充分に堪能した小旅行。日の暮れかかるころにようやく車を家路へと向けました。
昨夜は上りの高速渋滞を避けるため、遅めに向こうを出ました。そして逐次交通情報を聞きながら家に戻ってきたのがそろそろ日付が変わろうかという時間。こうなることは予想していたので、今日も休みを取っていました。無理して出勤できないことはないけれど、疲れをため込むのもよくないし、仕事が気になって運転に焦りが出るのもよくありません。とういことで今朝は遠慮なく寝坊させていただきました。ところで梅雨はどこへやら。中休みってこんなに早く来るものでしたっけ。それはともかく洗濯日和であることは有り難い。起きてからいそいそと洗濯機を回しました。洗濯物を入れてあるかごが空になるのは気持ちいいね。外で干してパリッと乾くのも気分がいい。雨が続くと部屋干しになっちゃうから、こういう時を逃しちゃ行けません。そして今日のしめはトレーニング。早めにスポーツクラブへ行って一汗かいてきました。最後にシャワーを浴びる前、久しぶりに体重を測ったら、あらら増えてる。週末食べ過ぎたのかな。少し減らさなきゃ。
会社の居室の周りに書類を置くとします。一番目立つのは机の上。手を伸ばせば取れるし、常に視界にあるので存在を意識できます。次は袖机の引き出し。そこにも入らないものは、ちょっと離れたところにある棚にしまっています。それでもスペースには限りがある。しかし書類は年々増えていく。紙で出力せず、パソコンの電子データとして持っているものも増えたけど、それでも少しずつ増えていく。机の上を広くしたいなら、たまには整理しないとね。まず手を付けるべきなのは下流から。何を置いてあったのか実はよく覚えていなかったりして。棚を確認すると10年位前の仕事の書類がデンと場所を取っています。いつか必要になることが、と思っていたけどここまでなかったのでオサラバ。雑誌のコピーなども情報が古くなっているからバイバイ。その空いたスペースへ袖机の中の物を移動。そのスペースへ机上のファイルを移動したら、さぞや机の上が片づいて、、、あまり変わってない。どうも根本的な解決にはなっていないようです。なぜだろう。
タバコ問題首都圏協議会なる市民団体が、タバコをやめさせたい有名人コンテストというのをやっているそうです。その今年の結果が出たと、ニュースサイトで見かけました。トップ3は和田アキ子さん、木村拓哉さん、明石家さんまさん。いずれも禁煙をすることで社会への影響が大きいからというのが理由だそうです。得点では島田紳助さんが3位だったそうですが、今年から禁煙しているのでランキングから除外されました。昔の映画やドラマで欠かせないというならまだしも、例えばトーク番組でスパスパタバコを吸うのはいかがなものだろうか。そもそもテレビスタジオは禁煙じゃないのかと不思議に思っていました。そういう意見が集まったんですね。他には養老孟司さんに対してはニコチン中毒の科学者は信用できないとか、宮崎駿さんに対しては環境保護にタバコは似合わないなどと、痛烈なコメントがあります。で、あらためてその団体のホームページを見てみました。げ、5位にキョンキョンが入ってる。確かによく吸ってるらし いもんなあ。
かみさんが携帯電話を買い替えました。今までのやつが気に入っているからだの、カメラはいらないのにシンプルなのがないだの、色がパッとしないだの文句を言ったわりに、僕が使っている東芝製の後継機種を見てすっかり気に入ってしまいました。僕のはもう旧機種になってしまったんです。機能面ではBluetoothを省いて、カメラの画僧数こそ変わらないけど機能が上がっています。それから確かに、デザインが良くなりました。さらに実際に使い比べてみて分かるような、細かい点での改良もあるようです。僕も今ならこちらを選んでいたでしょう。いいなあ。まあそれは仕方がない。かみさんは早速、あれこれいじっているようです。着信メロディをダウンロードしたと僕に聞かせるので、じゃあってんで自分も同じものを取ってきて聞き比べてみました。スピーカーも変わっているんですね。だから音質も向上している。音がよくなってるね、と言ったら、かみさんはそう?とつれない返事。しかしその顔に勝ち誇った表情が出たことは忘れないぞ。
埼玉県三芳町に出張でした。集合は最寄り駅の東武東上線みずほ台駅。実家からもさほど遠くないところで、土地勘もなくはないところなのですが、僕が抱いていた印象とは違ってなかなか賑やかなところでした。さて早めに用事が終わったので、帰りにちょっと寄り道することに。美味しい珈琲でも飲もうと思ってあれこれ考えました。コーヒーは手軽な飲み物ですが、美味しい珈琲にはそうそう出会いません。スタバをはじめ、チェーン店は手軽で当たり外れがないけれど、正直に言って珈琲が美味しいわけではありません。やっぱりそれなりに手間ひまをかけないと、美味しい珈琲は淹れられません。あれこれ考えて、結局新宿の但馬屋珈琲店にしました。カウンターにぽつんと座る。学生時代から通っていますが、いい意味で変わっていませんねえ。流行にとらわれず、雰囲気も味も長年変わらないでいることが貴重なことだと、しみじみ感じました。深煎りの豆をたっぷり使ったネルドリップの珈琲。苦味の強い珈琲ゼリー。どちらにも満足しました。
宮部みゆきさんの「ぼんくら」を読み終えました。宮部さんは現代物から時代物まで、幅広いジャンルの小説を書かれていますが、これは時代ミステリーに分類されるようです。時は江戸時代、深川にある鉄瓶長屋で起きる出来事を描いたものです。どこにでもあるような、何の変哲もない長屋で殺人事件が起こった。それをきっかけに評判のよかった老差配人が長屋を去り、代わりに来た若い差配人の努力にも拘わらず、櫛の歯が抜け落ちるように店子が去って行く。最初はこういう出来事を短編で紡ぐ人情小説に思えます。物語の語り部は同心の平四郎。ところが、これらの事件は実は全て根っこで繋がっているんじゃないかと気付いたところから、話は一転サスペンス調になります。よくできたストーリーだと感心します。上下巻に別れているんですが、一気に読み進めてしまえました。どの登場人物にも親しみが持てます。特に子供が魅力的に描かれています。話を読んでいる自分も、その時代に生きて事件を目の当たりにしているような感覚になりました。
アテネオリンピックに向けてデジタル家電市場が盛り上がっています。その中の一つがDVD&HDDレコーダー。各メーカーが続々と新製品を出しています。DVDレコーダーはビデオテープの置き換えとして注目されていますが、実は録画品質をそれなりに設定したら録画時間は長くありません。ですから大容量のHDDを備えているのが当たり前。今は250GBくらいがメイン機種でしょうか。これだけ余裕があれば、とりあえず見る可能性のある番組を片っ端から録画して、あとから選別するのも可能です。この時期は野球放送で放映時間が延びることがよくあります。容量に余裕があれば最初から30分でも1時間でも多めに録画しておいて、後から必要なところだけ抜き出せばいいのです。便利だよね。おっして今の旬は電子番組表。テレビ画面上に最新の番組表を表示して、予約する番組を選べるのです。この使い勝手がメーカー毎に異なっています。大型家電売り場に行っていじってみましたが、ほう、なかなか便利じゃないですか。すっかり気に入ってしまった。
昨日の昼間はみっちりトレーニングして、夜に家で日本酒なぞをチビチビいただいておりましたら、いつの間にか居眠りしておりました。ということで全く見逃してしまいました。F1アメリカGP。佐藤琢磨選手が見事に3位入賞だったそうです。おめでとうございます。予選3位になっていたのでチャンスはありました。しかしこれまでは予選がよくてもマシントラブルが多かったので、今回もダメかなあと、実はあまり期待していませんでした。何回もセーフティーカーが出た波乱のサバイバルレースで、琢磨選手も一時は10位まで順位を下げたそうです。そこから盛り返しての結果ですから、これは運ではないでしょう。見直しました。日本人の表彰台は14年ぶりになるんだそうで。前は鈴木亜久里さんが鈴鹿GPで達成したんですよね。あの年、ラジオで実況中継があって、夕方車を運転しながら結果を聞いて驚いた覚えがあります。それこそ全然期待していなかったから。しかし琢磨はマシンもいいし、実力も証明された。次は優勝を期待しましょう。
公開間近のハリーポッター第3弾「〜とアズカバンの囚人」の原作本を日本語で読みました。これは英語で読んでみたい気もします。でも日本語で読んでも訳の分からない言葉が出てくるので、英単語にしたら余計に混乱しそうです。物語のスピード感を大切にするために“重い”日本語の単行本を買いました。映画を観る前に本を読もうと思ったのは、やっぱり映画では原作の全てを描ききれないからです。1作目、2作目ともそうでした。ですから今回もわざわざ公開直前になって買ったのです。3作目ともなるとそろそろマンネリ感がなあ、と思って読みはじめました。途中までそうでした。しかし読み進めていくうちに、前作までにはない要素が加わっていました。ハリーの意志です。子供から卒業して大人になったポッターと、どこかの紹介に書かれていましたが、その通りだと思います。1作目はかわいい映像に見とれ、2作目は軽いギャグに笑いました。そして3作目は、おそらくストーリーで魅せてくれるでしょう。さあ、いつでも観に行けるよ。
宮部さんの「ぼんくら」の一節で、事件を追う同心が疑惑の人物と話をする中で「本当のことって一体どこにあるのだろう」というやり取りがでてきました。事件の真相を推理する同心に対して、事実は事実としてあるけれど、その理由となる心情は本人以外の誰にも分からないと反論した言葉でした。最初はピンと来なかったんですが、だんだんと分かるような気がしています。普段の生活の中で、常識とか当たり前とか当然とか、そういう言葉がよく出てきます。これらは限られたコミュニティの中で有効な共通認識を指すんでしょうが、時に、僕らはそれを拡大解釈をすることがある。自分は常識的な考え方をするとか、自分がこう思うのだからみんなも同じはずだと言うような。子供の頃はそれを修正する大人がいたので、そうじゃないのかなあと、自分の考えに疑問をもつ自分がいました。そうしていろんな物の見方が備わってきたんだと思います。しかしこの年齢になるとどうでしょう。間違った意味で常識を振りかざす大人になりたくはありません。
仕事で使っているノートPCもMacを使っています。この使い慣れたiBookもハード的に不安を抱かせるようになってきて、おそらく職場でのMacはこれで終わりなので、大切なデータはバックアップしています。その中で、アウトラインプロセッサに書き込んでいるメモの保存に困ってしまいました。中身はテキストデータだけなんですが、サイズが1メガバイト弱あります。日本語は1文字2バイトですからざっと50万文字。400字詰め原稿用紙で1000枚以上です。ソフトはこのデータを階層管理するのですが、生データはそれだけの量の文章が、延々とだらだら続いているだけ。このファイルをWindows PCに持っていっても読みにくいったらありゃしない。ソフトの製作元のWebで探してみたら変換ツールがありました。メモをHTML化しれくれるそうです。しかも懐かしのHyperCardで作られている。かつては標準ソフトだったのに、最近のMacには入っておりません。ならばそのプレーヤーをダウンロードしてきて挑戦。をを、首尾よく変換できた。素晴らしい。
午後から打ち合わせでした。自分が参加しているプロジェクトの区切りの打ち合わせで、あらかじめ出されたアジェンダでは議題がてんこ盛りでした。ところが事前に知らされた会議の設定時間が妙に短かった。これは時間通り終わるのは無理だろうと思って、個別の議題の時間を割り振ってみました。そうすると一つの議題に割ける時間はわずか10分くらい。一方的な報告ではなく、質疑応答が必要な議題ばかりなのにです。そのことは前もって訴えたんですよ。中身を削るか時間を延ばすかすべきだと。そして案の定、打ち合わせが始まって最初の議題からかなり延び気味。途中重要でないところはだいぶはしょったのにもかかわらず、結局7時間かかって終了しました。だから言ったのに。最初から長いと宣言されていれば、こちらもそれなりに構えるところもあります。でも予定時間からはるかに延びてしまうのは面白くありませんよね。終わった頃には参加した人に疲労の色が濃く現れていました。会議は大切だけど、やり方は少し考えて欲しいよね。
ハリーポッター第3作を観てきました。今日が公開初日。値段が安いレイトショー狙いです。いかにも混みそうですよね。最近はインターネットからチケットを事前購入できます。しかも指定席の場所を確認できる。中でもTOHOシネマズは手数料もかからないので、今回は昨夜の内にチケットを取って海老名のビナウォークに行ってきました。レイトショーでもスタートが20:00なのでそんなに遅くなりません。ということで準備は完璧でした。会場は満員でしたからね。そして肝心の中身はというと、60点かな。原作を2時間ちょっとの短い時間の中に詰め込むのですから、それは大変な作業でしょう。説明を省いたところや筋を変えたところが多々あって、それが残念といえば残念です。それでもハリーは成長して見えたし、頼りなかったロンも可愛かったハーマイオニーも大人になって、共に大活躍でした。出てくる小物や魔法も相変わらず夢があってかわいかった。観に行ってよかったと思っています。でもできれば事前に原作を読むことをお勧めします。
昼過ぎからスカッシュで一汗流し、そのままみんなで町田のカレー屋さんに行きました。アットホームな感じが気に入っているお店です。メニューにはインド風タイ風欧風色々あって、辛いものからマイルドなものまで色々選べて、どれもスパイシーで美味しい。そりゃあ節操がないと思われるかもしれませんが、どれも一定のレベル以上の美味しさです。さらに、僕は行ったことがありませんが、週末にはジャズライブをやったりもしているそうです。ところでこのお店には駐車場がありません。僕らが行くのはたいてい車なので困るんですよね。100円パーキングに停めていたこともしばしばなのだけど、最近は店の目の前にある町田市役所が週末は2時間まで無料で駐車場を開放しているので、そこに停めさせて貰っています。夕方6時で終わっちゃうんですが、ちゃんと係のおじさんがいるんですよ。駐車場代を見込めないから、おじさんの人件費は町田市が出してるんですよね。えらいなあ。こういう駐車場があれば、街中に路駐する車は減りますよね。
プロ野球のチーム合併問題が連日スポーツニュースを賑わしています。シーズン中なのに選手は気も滅入るだろうなあと、ふとパーリーグの順位表を見てみると、元気のいいのはダイエーと西武だけ。他のチームはそうそう浮き上がれそうもない。こりゃますますやる気も出ませんね。今日の敵は明日の友かもしれないんだし。セリーグだってうかうかしていられませんよ、これは。実力がある若い選手はメジャーリーグに行っちゃうし、有望な若手は少ない。かつては人気のセ、実力のパなんて言われていましたけど、人気も実力もパッとしない球団があるもんね。プロ野球界も、迷走しないようにここらでビジネスモデルを見直した方がいいですよ。FAが浸透してきて、球団の顔のような選手が他のチームへ移動することも増えてきました。そういう中で球団のカラーをどこに出すかでしょう。変なたとえですが、巨人と近鉄の選手がごそっと入れ換わったら、どっちが生き残れるでしょうね。僕はそれでも巨人の人気は変わらないんじゃないかと思います。
暫定政権にイラク国内の主権を移譲したということですが、まだ混乱は続きそうです。そもそもの予定を前倒しで行ったというのも、妨害されるのを避けて、さっさと済ましちゃえというところなんでしょ。これで武装グループの標的がアメリカを始めとする国々からはずれるかといえば、そうじゃないよね。相変わらず人質を取って撤退を要求し、揚げ句に本当に殺害してしまう。そういう報道が連日尽きません。日本人の時もそうでしたが、その窓口になっているアルジャジーラという放送局はナニモノなんだろう。中立の立場なのかもしれないけれど、冷静に人質の映像を報道する姿勢に疑問を感じます。それにしても人質ってのは卑怯ですよね。もちろん暫定政府側だって武装グループのメンバーを捕らえているのだろうけど、その命をたてに要求はしないでしょう。日本人の場合は解放されたから、まだ救いがあったけど、今は本当に殺しちゃってますからねえ。許せません。何一つ要求は満たされないのだから、いいかげん卑怯なことは止めなさい。
「アットホーム・ダッド」が終わりました。今クールで唯一ちゃんと見ていたドラマです。会社をリストラされた夫が妻の代わりに慣れない家事をするという内容で、毎回起きる小さなもめ事を一話完結で繋いだものです。出演者に悪人が一人もいなくて、それこそアットホームな感じでした。ハラハラはしないけどなんとなく面白い。それが意外に受けたのか、視聴率もよかったようです。主役である新米主夫の阿部ちゃんがよかったね。前回、新しい仕事のオファーが来たとき、娘が熱を出して手が放せなかった。断りの電話を後輩にかけたとき「それでいいんですか?」と聞かれ、躊躇せずに「いいんだ」と答えました。最終回、「自分の中で仕事より家族と一緒にいることの方が大切になった」としみじみと打ち明けていた。当たり前のことだと思うんだけど、これまでは世間の常識はそうでもなかったんでしょうかねえ。撮影に使っていたのはウチの近所の南町田付近。カルフールに行くと、今も阿部ちゃんと宮迫さんが買い物しているような気がします。
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