9月1日(Sun): でびっと

よく鶴間のオークシティに買い物へ行きます。理由は幾つかあります。イオンもヨーカドーも夜10時まで営業している。そこのスターバックスは11時まで営業している。タワーレコードがある。駐車場がかからない等々。夜9時を過ぎてから始まる安売りも魅力で、お惣菜、パン、鮮魚コーナーはその時間になるとワンサと人が集まってきます。今日も大和のスポーツクラブに行った帰り、安売り時間を狙って寄りました。まずは夕食。今日は初めてヨーカドーにあるラーメン「でびっと」に入りました。タレントのデビット伊東さんがテレビ番組の企画がきっかけで開店したラーメン屋の支店です。正直言うと、人気先行の店なのかなと思っていました。でも出てきたラーメンは見た目こってり、食べてさっぱりとそれなりに凝っていて、真面目に作っている姿勢が感じられました。ラーメン700円はちょっと高いかなと思いますけどね。最初気づかなかったのですが、今日は厨房にデビさんも来ていて、客寄せとかでは無く普通に働いていました。見直しました。

9月2日(Mon): 踏切事故

いつも電車で通勤している小田急線の路線で、昨日の朝大きな踏切事故がありました。その影響で事故現場を含む区間は6時間程不通になったとか。休日だったからまだましだったものの、これが平日に起きていたら大混乱になっていたことでしょう。いやむしろ、日曜日の朝から電車に乗って迷惑を被った人の方が不幸かもしれませんね。せっかくの予定がガタガタになったでしょうから。今朝、現場付近を通過したときによ〜く外を眺めていたのですが、車内からは事故の跡は分かりませんでした。電車が通過する直前に踏切内に侵入してきた乗用車が60m引きずられて炎上したそうですから、現場の復旧も大変だったでしょう。車を運転していた人は亡くなってしまいましたが、35歳の会社員で出勤途中だったそうです。場所や時間から考えても開かずの踏切状態であったはずはありません。意識的に線路内に進入したのではなく、突然車が動きだしたとかじゃないでしょうか。踏切の安全対策は万全でも、突発的な事故は起きちゃうんですね。怖い怖い。

9月3日(Tue): 昼間点灯

昼間でも前照灯を付ける車が増えてきました。過去は九州地方の二輪車がそうだったと聞いた覚えがあり、それが次第に全国に広がりました。僕が通勤をしていた時に乗っていたバイクは、そもそもライトを消すことができませんでした。最近になって運送業者のトラックが昼間点灯を始めて事故が減ったというニュースが流れ、その後どんどん広がっているようです。今はタクシーでもライトを付けている車がありますね。今朝、ふと気づいたら小田急線もライトをつけて走っていました。ちなみに最後尾車両は赤いランプをつけています。これは遠くから見て進行方向が分かるようにという工夫です。いずれのケースも、自分が走行中であるということを周りに知らせるためのサインに使われています。昼間だとライトをまともに見てもさほど眩しくありません。なかなかいいアイデアだと思います。でも心配なことが二つ。全部の車がライトを付けて走った場合でも効果はあるのだろうか。付けっぱなしにして電球の寿命が縮まらないのだろうか。小市民?

9月4日(Wed): だれに似た?

僕は何かがあるとすぐにお腹が緩むほうなので、下痢になることが怖い。ところがかみさんは逆。だからと言って、出なくて苦しい〜と家のトイレから携帯メールを打たれても手伝いようもありません。僕は過敏症腸症候群の気がありますから、トイレに行く自由が束縛されるような状況に弱い。我慢できるかなあと思うだけでお腹がゴロゴロしてきます。今朝も通勤途中にトイレに行きたくなって、会社まで我慢するか駅のトイレに入るか悩みました。結局発車間近だったバスに乗ったのですが、出発する間際になって、大丈夫かなあと心臓までバクバクしてしまいました。バスに乗るのはホンの10分位なんですけど、途中で事故渋滞があったらどうしようとか余計な心配をしてしまうのです。ところで、ウチの娘はかみさん似なのか、お腹がパンパンに張るまで出しません。まあずっと寝てますから、運動不足とか水分が足りないとか、健康体より出しにくいのは仕方がないのかもしれない。毎日おしりこちょこちょ&浣腸されて、スッキリさせてもらってます。

9月5日(Thu): 吉祥寺

今日は三鷹に出張。午後一からの打合せというビミョーな時間ですが、家から直行してよいとの言葉に甘えさせて貰いました。早めに家を出て、乗り換えの吉祥寺駅でちょっと寄り道。ここは子供の頃よく遊びに来た思い出の街ですが、駅前が奇麗に整備されてからは馴染みがありません。周りを少し歩くと、そこそこに昔の風景が残っていました。よく家族で行ったお好み焼き屋さんもそのままあったりして。久々に歩いてみて街が小さく感じたのは不思議でした。吉祥寺はジャズの街でもあります。ジャズ専門のレコードや、有名なジャズ喫茶が何軒かあります。もちろんライブをやったりする夕方からの営業が本番でしょうが、その内の昼から営業している一軒に入りました。珈琲を飲みながら仕事の資料を読んでいたのですが、その間お客さんは僕だけ。夜は店に置いてあるピアノを中心に盛り上がるんでしょうね。古ぼけた店の調度品からもその雰囲気はよく伝わってきました。お昼は懐かしいホープ軒のラーメン。うーん、懐かしい味、それだけでした。

9月6日(Fri): ヒッキー結婚

「宇多田ヒカル結婚」というニュースが週末の日本列島を駆け巡りました。マスコミに向けたFAXと共に、自身のホームページにもそのいきさつが書いてあります。仕事で知りあったパートナーとはプライベートでも苦楽を含む様々な出来事を乗り越え、互いに絶大な信頼を得るに至ったそうです。いい表現ですね。お相手の紀里谷和明さんは中学を卒業してからアメリカに渡り、様々なアート教育を受けたそうです。今はファッション雑誌や音楽CDジャケット、ミュージシャンのプロモーションビデオまで様々なメディアで活躍していて、確かに最近の宇多田作品には深く関わっています。これらは彼の年齢が気になったので調べて分かったのですが、実は彼1968年生まれだそうです。二つ違いか。日本の教育に幻滅して単身アメリカに渡ったっていうくだりからして僕とは全然違いますね。体調を調えて仕事を再開するヒッキーの、これからのご活躍をお祈りいたします。それにしても二つ違いねえ。ってことは、こんなオジサンでも諦めちゃいけないんだな。

9月7日(Sat): 代車

車がちょっとした修理から戻ってきました。ラジエーター液が漏れている疑いがあったので、みてもらっていたのです。タンクの破損とかホースのヒビとか、考えられそうな箇所を確認するために数日預けました。しかし結局はっきりした原因は掴めず、疑わしきリザーバータンクを交換して様子を見ることにしなりました。このところサービスや修理に関してディラーに不信感を抱いていたのですが、今回の対応はまあまあでした。車を預けていた間、代車をお借りしました。これも以前は国産の中古車を有料で貸し出されていたのに、今回は新車の試乗車を無料で貸してくれるという好待遇。この待遇の豹変ぶりは何故だろう。まあでも、2.8リッターV6エンジンという今までほとんど乗ったことのないエンジンを体験することができました。馬力がありますが走りはいたってスムーズで、実に快適です。車内もトランクも十分に広く使い勝手も良好。さすが新車価格400万を超える車なだけはあります。でも一つだけ問題が。運転してて楽しくないんですよね。

9月8日(Sun): 沐浴と抱っこ再開

娘の手術からほぼひと月が経過しました。抜糸も終わり傷の状態も落ち着いたということで、今日から沐浴と抱っこを再開することになりました。久しぶりです。毎日蒸しタオルで体を拭いていたものの、新陳代謝のいい体からは垢が湧くように出てきます。それを早く奇麗にしてあげたかった。今日は気合いを入れて洗髪までやってあげました。人手のあるある週末しかできませんからね。お湯に体を浸けると、それまでジッとしていたのに急に足をバタバタさせます。お湯にビックリしたのかな。でもいい刺激になったでしょ?お風呂の後はこれも久しぶりの抱っこ。僕がまずリクライニング椅子に座って、その上に呼吸器のチューブが外れないようにしながら娘を置いてもらいます。そのままミルクを注入しながらじっと一時間半。以前のように途中で呼吸が苦しくなることもなく、ずっとおだやかな顔でした。やっぱり抱っこをすると身近に感じますね。なっちゃんも分かってくれたんじゃないかな。でも、このひと月でまたなっちゃん大きくなった?

9月9日(Mon): プチ模様替え

大掛かりな部屋の模様替えはなかなかできません。でもちょっとしたことで随分スッキリするものです。僕が家で使っている机の脇に幅30cm×高さ170cm程度のマガジンラックが置いてありました。中身は雑誌やムック類で、意外と収納が出来て便利に使っています。そのラックを大きな本棚の脇の細いスペースに移動したのです。これがまるで測ったようにすっぽりと埋まった。どうして今までここに置くことを思いつかなかったのだろう。ついでに中にある本も整理して古雑誌を中心に半分くらいを捨てました。これでしばらく雑誌の収納に困りません。ラックが無くなった後をふと見ると、今は懐かしいファミコンと古いテレビが置いてありました。これももうほとんど使わない。ファミコンは片づけて、テレビは廃棄することにしました。家電リサイクル法によって小さいテレビでも捨てるときは3000円近くかかるようです。でももうテレビとして使えないものを置いてあっても仕方がありません。それらを片づけたらあら不思議、部屋が軽く見えました。

9月10日(Tue): 料理雑誌

食べ物雑誌や食べ物番組にどうも感化されやすい体質になってしまいました。ただし高級料理には興味ありません。どうせ食べられないから。車雑誌でもフェラーリの試乗より大衆車の記事を念入りに読んだりするのと同じです。今月のdanchuの特集のひとつはメンチカツ。幾つかのお店を紹介した後に家庭で作る時のレシピも紹介されています。以前ならここで自分で作るぞ!と張り切っていたところですが、今はとりあえず食べられればいいやという気分。今週末は出かけるし、揚げ物は油の始末が面倒だしね。どこぞのカレー屋さんで食べた、冷凍をチンしたような中途半端なメンチではなく、肉汁たっぷりのメンチを食べたい。そして今月はもう一つの料理雑誌Deliciousも買ってしまいました。特集は和食。その中でも美味しく炊いたごはんを食べることが中心です。白い炊き立てのごはん。シンプルゆえになおさら美味しそうに見えます。これは雑誌で紹介されているお店に是非行ってみたいと思っています。ちょっと庶民には高いんですけどね。

9月11日(Wed): 忘れ物

私の記憶が確かならば、ってこの言い方も懐かしい。結構好きだったんですけどね、料理の鉄人。言いたかったのは料理とは関係なくて、僕の記憶の中で傘を無くしたことは一度もなかったということです。電車内の忘れ物のトップは傘だといいます。最近は安い傘も出回っていますので、もしかしたら傘は使い捨てと考えている人も多いのかも知れない。でも僕は自分の持ち物を置き忘れること自体が大嫌いで、気を抜いていた自分に腹が立ち、自己嫌悪を感じるのです。今まで傘を忘れたことが無いというのが、大げさに言えば自分で自分を信頼できる根拠でもありました。でもやっちゃった。折畳み傘を車に置き忘れてしまいました。それならすぐに回収できるだろうと思うでしょうが、運悪くその時乗っていたのは借りていた代車。その中に置き忘れたのです。これはとても気持ち悪い。かみさんに頼んでディーラーに連絡して確保してもらいました。ご迷惑おかけして済みません。でも、実はちょっと使いにくくて嫌いな傘なんだということは秘密です。

9月12日(Thu): 理由

宮部みゆきさんの直木賞受賞作「理由」が文庫化されました。またこれが文庫のくせに厚くて重いのですが、きっと面白いだろうと期待して読んでみました。はたして、その結果はやっぱり面白かった。通勤時に少しずつ読んで来たのですが、昨晩は中途半端に残ったラストシーンがどうしても読みたくて、病院に行ってからなっちゃんのベッド脇で一気に読み終えてしまいました。事件は高級マンションで起きた一家4人殺人事件。しかしその4人は実は本当の家族ではなかった。殺されたのは一体誰で殺したのは誰なのか。事件を取り巻く関係者と事件との係わりを一つ一つ解きほぐしながら、やがて物語は真相に迫ります。読み終えた後に何かホッとしたような、幸せな気分になりました。物語はフィクションですが、でも本当にそんな事件があって、そこに登場した人物が今もどこかで生活しているような気がしています。長編小説ならではの精緻な書込みが素晴らしかった。この話は映画化なんか絶対にしないで欲しい。ガッカリすること間違いないから。

9月13日(Fri): ホームページ

芸能人やスポーツ選手が自分のホームページに意見を書き込んだり重大発表をしたり、ということが増えてきました。先の宇多田ヒカルしかり、そして昨日の浜崎あゆみしかり。しかしこれは芸能レポーターにとっては死活問題かもしれません。あるレポーターは「ファンが知りたいと思うことを聞くのがわれわれの役目だし、本人の生のコメントを求めるため取材は続ける」と言います。でも取材陣に追いかけられて不機嫌そうな顔をしている彼らを見るのはつらい。マイクを無視して口を閉ざして歩き続ける姿は決して見栄えのいいものではありません。じゃあ質問に答えようとすると、当たり前の事か答えられないようも無い質問を繰り返すばかり。つき合い始めたと聞けば結婚は?とか、世話になった人が亡くなったとなれば、今のお気持ちは?とか。これがファンが聞きたいことなのかな。それよりもホームページに書かれるコメントの方がはるかに説得力があると思います。でもね、9ヶ月も更新してなかったってのはいかがなものかな>あゆさん。

9月14日(Sat): おかしな二人男編

パルコ劇場で行われている「おかしな二人」の男編を、先日の女編の余韻も冷めぬ内に観に行きました。出演者の設定もストーリーもほぼ同じ。ただ主演は陣内孝則と段田安則をはじめ、脇を固める役者もガラリと変わっています。演出はどちらも鈴木裕美さんなので、同じ素材を男女でどう味付けを変えたのかという点も興味がありました。開演直前。場内の明かりが落ちて幕が開くその瞬間の期待感がたまらないですね。男編は男優陣の力強い演技で進行して行きました。陣内さんのオーバーな演技を生で観られたのは感動です。筋は知っているのにポイントではやっぱり笑ってしまいました。休憩を挟んで全部で4幕。前回以上にあっという間に感じました。オチは女編と男編で違います。僕は男編の結末の方が好きですね。全体の流れは女編の方が面白かったと思います。でも両方観に行ったからこそ楽しめた部分も大きかったんじゃないかな。二粒で一度美味しいという、世にも不思議な舞台でした。でもまた、もう一度女編が観たいな。キリがないぞ。

9月15日(Sun): 彦馬がゆく

舞台付いているこのところ、今日はDVDで三谷幸喜作「彦馬がゆく」を観ました。今年の冬に行われたパルコ劇場の公演です。観に行きたかったのですが、ついにチケットを買うことができなかったのです。三谷さんは常々、舞台作品をビデオやDVDに残すことを好んでないと言います。舞台は幕が下りたら会場に来たお客さんの心の中だけに留まるものであって欲しいから。それも分かります。観に行ったほうがはるかに面白い。でも観に行きたくても叶わなかった多くの人にとって、DVDは有り難いものです。3時間に及ぶこの公演を、たとえDVDでも観ることができて大満足でした。時代は幕末、舞台設定は写真館。そこに登場する家族と歴史上の人物との絡みで物語は進行していきます。三谷作品は小ネタをあちことに振りまいて、それを上手くまとめるのが特徴ですが、今回も期待通りやってくれます。基本はコメディだけど歴史は残酷でちょっと悲しい。見終わった後に心の中に何かがジーンと残りました。これからも舞台のDVD化、よろしくお願いします。

9月16日(Mon): すっきり!

一気に寒くなりました。部屋着も薄着のままじゃ寒いし、ベッドの掛け物もタオルケットではすっかり季節外れです。あの夏の日はどこに?と言っても、もう9月も後半になっているのだから当たり前なのかな。今日は久しぶりに大和のスポーツクラブに行ってきました。夕方のスタジオレッスンに出るのが目的です。まずはその前になっちゃんに会いに行って、抱っこをしながら一緒にお昼寝です。休日は僕が抱っこをすることが多いのですが、平日の寝不足を解消すべく抱っこ椅子に座ると相変わらず寝ています。気を抜くとなっちゃんを抱く前からうとうとしてしまったり。でもそのお蔭で元気百倍。スポーツクラブに行って、スカッシュとエアロでたっぷり汗を流しました。できたての町田店と比べて大和店はいつ行っても人が多い。それが煩わしくもあり、でも知り合いが多い分楽しくもあります。そのバランスが難しい。帰りはいつもの鶴間のイオンによって夕食とお買い物。ちょっとだけビールを飲んで、のどの乾きもうるおせました。う〜ん満足。

9月17日(Tue): マナーを持つ前に

週末、スターバックスでお茶を飲んでいた時のこと。おじさんおばさんの団体が店にどやどや入ってきました。一緒に座れるところはないかと店員に聞いています。しかし8人分のまとまった席が空いているはずもなく、そう言われると困った様子。「久しぶりに会ったんだから一緒に入りたいんだけどねえ」と泣きつかれても、どうしようもありません。スタバは団体で来るようなお店ではないのですから。なんだかんだ相談している声を頭の後ろで聞いていたら、何やら変な臭いがしてきました。振り返ると一人のおっさんがタバコをスパスパ吸っているではないですか。全面禁煙の店でですよ。おそらく知らないんでしょうが、どうして店員は注意しないのだろう。ちなみにそのおじさん、携帯用の灰皿を持って吸っていらっしゃいました。マナーも一緒に持ち歩いてますってことですか?吸い殻を捨てなきゃいいって訳じゃありません。タバコに火をつけたまま知らないお店に入るってのはマナー以前の問題だろうと、かみさんと一緒に憤っておりました。

9月18日(Wed): 第一歩

昨日、小泉首相が北朝鮮に訪問し、金正日総書記との対談が行われました。過去に北朝鮮によって拉致されていた人たちの一部消息が分かり、かつその他諸々の謝罪等があって、日本と北朝鮮の国交正常化に向けた活動を行うことが合意されました。日本からあるいは海外渡航先で突然連れ去られ、消息が掴めなかった人達。その中には既に亡くなっていると伝えられた人もいました。僕と同年代の人もいます。まず驚くのは、今まで知らぬ存ぜぬで通してきた拉致問題を一転して認めたこと。日本語教育のためあるいは身分を利用して韓国に入国するのが目的だったと言います。しかし事実を認めた事に対して評価は出来るものの、認めりゃいいわけではありません。開き直られたりあるいは逆ギレされるとも限らない。先方には今後とも誠意ある態度を示してもらいたい。また一方で、今回の会談を実現させた首相にもねぎらいの言葉があってしかるべきではないでしょうか。不満を言えば切りがありません。大きな道の第一歩を踏み出した勇気を僕は感じます。

9月19日(Thu): カバン

近ごろの高校生で気になる行動があります。持っているカバンをすぐに足元にデンと置くのです。駅のホームでも電車の中でも同じ。混んでいようが床が汚れていようがお構いなしです。そんなに中身が詰まっているのかな。そうは見えませんけどね。網棚に乗せるという気持ちはさらさら無く、床に置くんです。でかいカバンを背負って電車に乗るよりは迷惑がかからなくていいと思います。でも、えてしてカバンを一度置いたら人が増えてもその場を動かないことが多い。また、運動部の連中のでっかいカバンを横に床置きされると、さらにそれが入り口付近だと邪魔なんですよね。床に置いてカバンが汚れるとか感じないのかな。もっとも最近の高校生はどこでも地べたにペタッと座っちゃいますから、カバンが汚れるなんて気にしないのかもしれない。でもそのカバンを家に帰って椅子やベッドの上に置いたりするわけでしょう?神経質すぎるかなあ。ただ、重くもないカバンをずっと持ち続けられないほど彼らの筋力が無いとしたら、それが一番の問題かも。

9月20日(Fri): 注目の裁判

我々技術開発職にとって注目の裁判があります。元日亜化学工業社員で青色LEDの開発者である中村修二さんが、会社を相手取って特許の所有権を求める裁判を起こしたのです。青色LEDの大量生産技術はノーベル賞級の発明とも言われています。中村氏の特許を使って日亜化学工業は大きな市場を獲得しました。しかし開発当時は会社の態度は冷たく、氏曰く命令を無視して完成までこぎつけたそうです。ですからその時に出願した特許の権利は中村氏個人のものだという主張です。今回の判決ではその訴えは棄却されましたが、原告側は控訴する方針なので、まだまだもめそうです。実はこの問題にはもう一つ争点があります。発明に対する対価です。この発明の会社に対する貢献はばく大なものでしたから、それに見合うだけの報償金を認めて欲しいということです。丁度世の中も特許報償制度が見直されつつあるご時世。これが認められれば、僕らもいずれ大金を手にする可能性が高くなります。まずその前にノーベル賞級の発明をしないとなりませんが。

9月21日(Sat): 乳児の救命救急

岩手県の生後8ヶ月の赤ちゃんが、容態が悪くなって救急指定病院に駆け込んだにも拘わらず、適正な処置を受けられずに亡くなってしまったそうです。その時の当直医は眼科担当だったので一旦断られました。しかし他の病院のどこにも受け入れて貰えず、結局その病院に行って応急処置をしてもらって帰宅しました。ところが朝方になって再びその赤ちゃんがぐったりしていることに気づき、また病院に運んだものの手遅れだったそうです。非番の小児科医に連絡がつかず、専門外の医師では乳児の容態の急変を予測できなかったのが残念だったというのが病院側の見解です。一年前、娘も生後三日目に状態が急変しました。慌てて大学病院に運んでもらって一命を取り留められましたが、もしその時の判断が遅れていたら1歳の誕生日を迎えることはできなかったでしょう。受け入れてくれた病院があったからこそです。しかし、もう少し早く運んで貰っていたら、今よりずっと状態が良かったかもしれないという思いも拭いきれません。複雑な心境です。

9月22日(Sun): お誕生日会

今日はなっちゃんの誕生日パーティーを病院で開きました。もっと早くやるつもりでしたが、気管切開を控えていたので見送っていたのです。ここに来てようやく手術後の経過もよく容態も安定してきたので、おじいちゃんおばあちゃん達も呼んで盛大にお祝いをやりましょうということになりました。折角ですからいつもは出来ないことをしてあげたい。その中で、いつもはなっちゃんと一緒に食事ができないので、許可を貰って別室に移動して、そこでなっちゃんを囲んでお食事会をすることになりました。お寿司の折り詰めを持ち込んで、買ってきた誕生日ケーキにローソクを一本立て、ワイワイがやがや賑やかに過ごしました。なっちゃんはまだケーキは食べられないけどね。でも楽しさは感じてくれたかな。みんながなっちゃんの頑張りを応援してくれているんだよ。それに応えるように、こういう場ではいつも緊張してジッとしているなっちゃんも、今日はうにょうにょ動いていました。ウンチを溜めてるお腹もギュルギュル鳴ってたけどね〜。

9月23日(Mon): トプカ

ほとんど家で風呂に入らないので、週末のアカを落としに朝から町田のスポーツクラブへ。もちろんちゃんとトレーニングもしました。軽いスカッシュと有酸素系運動、筋トレもやってさあ帰ろうかという時にスカッシュ仲間が現れて、じゃあ少しやりましょうかと再びコートへ。実は最後のこれが一番疲れました。シャワーを浴びてスッキリ。そのまま駅周辺に繰り出してお昼ご飯を食べることに。ジョルナの地下にレストラン街があります。そこの「トプカ」というカレーの店に入りました。実はここ、神田に本店があって、横浜のカレー博物館にも出店しています。インド風と欧風の2種類のカレーとパスタを出すお店です。カレー博物館では2層あるうちの下の階。ぐーるMANとパク森という人気店に押されてちょっとお客の少ないお店です。かみさんはインドカレー、僕は欧風カレーを食べました。美味しいじゃないですか。特にインドカレーは予想以上にパンチの効いた辛さでした。あまりにもオーソドックスなカレーだから博物館では不利なんだろうか。

9月24日(Tue): 月末

会社の給料日は25日です。今月は本当に25日ですが、休日に当たるとその前に支給されるので、感覚的には24日くらいにいつも貰っているように思います。しかし給与明細までがオンライン化され、手元には何も配付されなくなってから、ひと月働いたという感慨というか、給料が貰えるウキウキした気分というか、そんなものは一切感じなくなりました。給料日には自分の小遣いを下ろしますが、最近は財布事情が切羽詰まっていないので、待ち望んでいる訳ではない。家計に入れるお金にしても、足りなくなったら都度少しずつ下ろしてしまう。CD機で残高を見て、ああ増えてるかな?程度にしか給料を感じないのです。我ながら味気ないと思う。むしろ月末は購読している雑誌の発売日が重なるので、そちらの方が気になります。発売日に手垢のついていない奇麗な雑誌を手に取るのは気持ちいい。だからなるべく発売日を外さないように買いに行きます。そしてまた月末が来ました。明日の給料日より明後日の雑誌発売日の方が気になって仕方ありません。

9月25日(Wed): 優勝決定

プロ野球は両リーグとも早々と優勝が決まりました。2位以下を大きく引き離した圧勝です。西武も巨人も新人監督就任一年目の優勝。打撃三冠王を狙える主軸がいるなどなど、共通点が多かったような気がします。西武の優勝は21日。デーゲームでのロッテ戦に敗れて自力で決められなかったものの、その後2位のダイエーが引き分けたからという、何とも締まらない結末。一方の巨人は昨夜、延長戦にもつれ込んだ末のサヨナラ負け。しかし2位のヤクルトが負けていたので、これまた締まらない結末でした。最後の瞬間、ピッチャーがマウンドで両手を挙げて喜んでいるところに全選手が集まってくるというお決まりのシーンは、ついに見られず終いです。負けて優勝。こういうこともあるものですね。それでも、昨夜は敵地でサヨナラ負けを喫したそのグランドで、阪神勝利の余韻が醒めたころに巨人の選手が登場して胴上げをしたそうです。阪神ファンも温かい拍手を送っていたとか。気持ちいいですね。阪神が勝って巨人が優勝。万事丸く治まりました。

9月26日(Thu): ビール業界

成熟した商品でシェアトップの企業が入れ替わるというのはとても珍しいことなんだそうです。ビール業界のことです。もちろんこれは1987年に発売されたアサヒスーパードライという大ヒット商品に拠るところが大きい。そのスーパードライを出す直前のアサヒビールの業績は惨たんたるもので、その前年に就任した社長は、正直なところ会社の幕引きをするために住友銀行から送られたんだそうです。ところがどん底から自己改革をしながらはい上がってきたアサヒは、次第に業界トップのキリンを追いつめます。キリンは自社の商品力を過信しすぎて守りに入っちゃったんですね。消費動向の変化に対応できなかったという見方もできます。その後1994年末にサントリーから発泡酒が発売され、現在も少しずつ市場が変化してきています。そして、次に各メーカーが狙っているのは中国市場。それぞれのやり方で市場を開拓しているそうです。こういう内容の本を読んだのですが、残念なのは僕の好きなサッポロの話があまりなかったこと。頑張ってくれよ〜。

9月27日(Fri): はーちゃん

昨夜、去年の冬まで夏心美の隣のベッドにいたお子さんのお通夜に行ってきました。娘より少しお姉さんで、笑顔が素敵なとてもかわいい子でした。退院して家に帰ることを目標に、NICUとは別の病棟へ移動して頑張っていました。実際、何度か病院の近くのママの実家に外泊もしていたそうです。ところが先週末急に体調を崩してしまい、懸命の措置にも拘わらずその短い一生を終えてしまいました。その一報を受けたとき、正直言って目の前が暗くなりました。あんなにニコニコ愛嬌を振りまいていたのに。ご両親も頑張っていたのに。残念です。棺に入ったはーちゃんはそれはもういい寝顔で、今にも目を開けて微笑みそうに見えました。色々つらかった事もあったはずですが、ご両親と話していて出てくるのは楽しかった話ばかり。みんなから愛されたはーちゃんと、はーちゃんから元気を貰った僕たち。はーちゃんがこの世に生まれてきたことは、決して悲しいことではなかったはずです。はーちゃんの分まで夏心美は頑張るから、ずっと見守っていてね。

9月28日(Sat): パパ大活躍

昨晩からかみさんが少々熱を出して調子が良くありません。大事を取って早く寝たのに、まだ回復していないようです。仕方がありません、今日のなっちゃんの面会はパパが一人で行ってきました。病棟に着いたのは看護婦さんのシフトが日勤から準夜勤に変わった時間でした。その時間の担当はベテラン看護婦さん。僕が一人でお風呂にいれたり抱っこをしたりするのは初めてですので助かりました。とりあえず慣れないながらも一通りのケアを終え、抱っこが始まりました。ずっとなっちゃんはヨイ子だったね。パパに協力してくれたのかな。いつものようにウトウトしながら抱っこしていたら、なっちゃんが片目を開けてジッとこっちを見ていました。しっかり抱っこしてくれよって感じで。あれあれ、ばれちゃった。抱っこを終えてベッドに戻したら、安心したのか心拍数も低くなってすっかりリラックス状態。気のせいか、きっと気のせいですけど、なっちゃんの気持ちが伝わってきます。いいかい。パパだってちゃんと出来るんだからね。安心しなさ〜い。

9月29日(Sun): 初体験

これまでずっと興味はあったものの、一度も有料マッサージっつうものを体験したことはありませんでした。値段もそれなりにするので、もし気持ち良くなかったら勿体ないと思っていたのです。しかし高まる好奇心は抑えられず、とうとう初体験してしまいました。ただ今日行ったところはマッサージや指圧ではなく、適度な圧力を加えて筋肉を和らげるリラクセーションスペースなんだそうです。よく違いはわかりませんが、要はバリバリ凝りをほぐすのではないらしい。初心者にとっては好都合です。罰ゲームにされるような悲鳴を上げるようなやつは願い下げですからね。体と足のコースがあって、僕は足の30分コースを選びました。最初に足をアロマ入りのお湯で温め、冷たいアイマスクを付けて横になった状態でマッサージをしてもらいます。想像していたよりゆっくり優しく、むしろちょっと物足りないかなと思うくらいの力でやってくれるので、それはもういい心地でした。終わった後、あっという間に会員の申込までしてしまった。また行こうっと。

9月30日(Mon): 切り替え

今日で9月も終わり。残暑が続くなと思っていたら一気に秋が来ました。9月はあっという間に過ぎ去ったという気がします。先週末、厚手の服を引っ張り出して夏物を仕舞いました。半そで一枚じゃ過ごせなくなってきたから、、、と思ったら昨日は思いの外暑かった。長袖を来て出歩いていたら耐えられなくて、日中は車のエアコンまで付けてしまいました。そして今度は日があらたまるとどんよりとした空模様。暑くはないけど湿気が多い。また台風が近づいているようですね。明日は出張なのに、こんな時に限って台風なんて来ないでよ。行き先は都内なので、なるべく地上に出ないように地下街を徘徊しようっと。それにしてもこう気温の変化が激しいと体調を崩しやすそうです。こういう季節の変わり目で、お風呂に入ってすぐに寝て、暑くなって掛け物を剥いでしまったために風邪をよくひくんです。汗をかいた後は体が冷えないようにしないと。明日から10月。会社も下期が始まり組織変更があります。こちらも新たな気持ちに切り替えなきゃ。

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