かつて、バブルの時代には入会金ウン百万円といった高級スポーツクラブが話題になったことがありましたが、今街にある大抵のスポーツクラブの入会金は高くても数万円程度です。それもなんらかのキャンペーン期間というのをほぼ一年中行っていることが多いので、ほとんど入会金無料か数千円で手続きすることができると思います。
会員区分があることがほとんどで、それによって月会費が異なります。営業時間ならいつでも利用できる会員区分で8000円から10000円程度が標準でしょうか。それ以外に平日のみの会員、夜遅い時間だけの会員、日中だけの会員と安い会費区分を設定していることも多いようです。さらに、夫婦や友だち同士で入会するペア会員や、家族で入会するファミリー会員などを作っているところもあり、個人で契約するより割安になっています。また、月会費を一年分一括して払うと2ヶ月分を割り引いてくれるといったサービスもあります。
チェーン店や系列店があるクラブでは、入会したクラブの他の支店を使えるかどうかで会費が異なる場合もあります。全国全ての支店を無料で使えるところや、他店利用は一律500円といったところや、店ごとに利用料が異なるところなど設定はさまざま。仕事場と家の両方で利用するとか出張先で利用したいという希望があれば、そのあたりもチェックするとよろしいでしょう。
個人会員にならなくても、会社が法人会員となっていればその社員や家族が利用できる場合があります。契約の形態は様々で、会社でチケットを貰って入館時に渡す場合や、社員証や健康保険証を見せて入る場合があります。利用料金も契約によって様々で、無料の場合もありますが500円から1000円かかることが多いようです。もちろんそれ以上かかる場合もありますので、自分の行く回数と利用料金とを比べて、お得な方を選ぶのがよろしいでしょう。
月会費とは別に、正規の会員であっても施設を利用する度に300円から500円の入館料がかかる場合もあります。ただしその場合、タオルを無料で貸してくれるなどの付加サービスがあることも多いので、あながち無駄ではありません。また入館料を取るクラブは施設の手入れや会員のマナーがいいという傾向もあるように思います。通常スタジオレッスン、マシンジム、プールを利用するのに料金はかかりませんが、ゴルフレンジやテニスコート、スカッシュコート等は時間ごとに利用料を取る場合が多いようです。
手ぶらで行ってもトレーニングができるように、ウェアやシューズのレンタルをしているクラブがあります。そこまで用意してなくても、たいていタオルやレンタルラケット、レンタルクラブくらいは用意してあると思います。またウェアを忘れた場合は、フロントに併設してあるプロショップと呼ばれる用品売り場で買うこともできます。また通常のロッカーの他に、個人の私物を長い間入れておける年間契約ロッカーもあります。シューズなどがはいる小さいものから、最近はラケットが入る大きなサイズのものもあるようです。
ゴルフやテニス、スカッシュなどはスクールを行っていることもあります。スクール会員は通常の会員と別扱いで、ロッカーやシャワーと当該施設のみ使えるという場合が多いとおもいます。もちろんフィットネス会員がスクールを受ける場合はどちらも利用できると思いますが。スクールを受けるのにはそれ相当の費用を払うことになります。スタジオレッスンでもダンス系の有料レッスンが設定されているところもあります。またスカッシュなどで、コーチが打ち合いの相手になってくれるヒッティングパートナーという制度があって、それも大抵有料です。
どこのクラブでも、クラブ内外の様々なイベントが企画されます。例えばスタジオで有名インストラクターを招いての特別レッスンとか、スカッシュの内部トーナメントとかです。そのイベントによっては実費を参加者から集めることもあります。またクラブの外で活動するもので、例えばスキーツアーとかクリスマスパーティーなど通常より格安の料金で参加できるものが多いようです。メンバー以外も割増料金を払って参加できることもありますから、お友達を誘っていくことも可能です。
意外と馬鹿にならないのが車の駐車料金です。クラブの利用者数に比べて駐車場の台数が少ないとか、駅に近いクラブで利用者以外の駐車が目立つ場合など、利用料を取ることが増えています。チケットをフロントに見せることになりますが、はじめの3時間程度までが無料で、それ以上の場合お金がかかることが多いですが、入会時に確認した方がよろしいでしょう。