では実際にスポーツクラブに入会しようとしてどこにすればいいのだろうか。実際に施設の見学に行って分かるものもあれば、評判を聞かないと分からないものもあります。ここではランダムに気が付いた点をいくつか挙げます。
一般には家の近く、会社や学校の近く、通勤通学の途中で選ぶことになるでしょう。それ以外の所だとよほどの強い意志がない限り足が遠くなってしまいます。平日通うことが多いなら会社帰りに通い易いところ。休日中心なら家から近いところがいいでしょう。場合によってはウェアやシューズ、タオルにラケットと荷物が多くなることもあります。車で通えるならいいですが、歩いて行く場合はそういう状況も想定したほうがいいと思います。系列店が多く、会社と家の両方の近くにあるとか、出張先にもあるなんてのが理想的でしょう。ただし、余りにも家に近いのも考えものかもしれません。
月会費だけに目を捕らわれてはいけません。毎回の入館料やレンタル料を入れると結局は高く付くこともあります。タオルのレンタルなんて勿体無いと思うかも知れませんが、タオルは濡れると重くなります。それを持ち歩くことを考えたらタオルは全てレンタルで済ませるというやりかたもありでしょう。運動して咽が渇いたら、冷水機の水を飲むこともあるでしょうが、ドリンクを買って飲んだりすることもあると思います。それから車で通う場合は駐車場料金もお忘れなく。
見学に行くとスタッフが館内を案内してくれることが多いですが、その時に注目して欲しいのが、スタッフはアルバイト中心か社員が多いかとうことです。とくにトレーニングのアドバイスをしてくれるスタッフは、後々マシンの使い方やトレーニングについて相談に乗って貰ったりと接する機会も多いでしょう。短期的なアルバイトが多く、聞く度に答えが違うようなのは困りますよね。またクラブの中でスタッフが精力的に動いているかも注目しましょう。メンバーさんに話し掛けたり、マシンの使い方の説明をしていたり、そんな様子が目立つようなら安心です。またスタッフの数が少ないようだと、目が行き届かないこともあります。
多くの新しい設備が整っているにこしたことはありませんが、それらが綺麗に使われているかどうかに注目です。床にほこりが落ちていないか。マシンに付いた汗がそのままになっていないか。使われたダンベルが散らかっていないか。本来なら使った人が注意して片付けるべきものですが、結局整理整頓ができないというのはスタッフの教育も、また会員のマナーもなっていないと言うことになります。特にロッカーや風呂が不潔だと気分よく使うことはできません。
たいていフロントの近くにあります。種類が揃っていれば安心です。例えばエアロビクス用のシューズはどういうものがいいか、スタッフに訪ねるとします。口でいくら特徴を説明してもらっても、実際にある物を指して説明してもらう方がはるかに分かり易いです。値段も会員向けに安くしてあることもしばしばなので、そこらあたりも注目です。
意外とと気が付かないかもしれませんが、定休日はクラブによって様々です。毎週決まった曜日に休むところもあれば、月に一度だけ休むところもあります。また最近は夜遅くまで営業しているクラブも多いです。場合によってはお風呂代わりに利用することもあるでしょう。自分の生活のサイクルにあっているかどうか調べましょう。
会員向けのイベントは、そのクラブの活性度を示しています。クラブの掲示板に注目し、どんなイベントがどのくらいの頻度であるか見ておくのもいいでしょう。そういう機会を通じて知り合いが増えていくことも多いものです。
スポーツクラブも不特定多数の人が利用する施設です。多くの人が気持ちよく使えるようにスタッフも努力しています。しかし、メンバーの方は必ずしもそうとは限りません。固定のメンバーが使っている分にはお互いに気をつけるようになると思いますが、メンバーの入れ代わりが激しいところは得てしてマナーがなっていないことが多いように感じます。