野口五郎
Works for Goro Noguchi (2)
全作品リスト | SINGLE | ALBUM | STORY |
「42.195km」「スキッピィ」「朝帰り」など |
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1974 | GORO IN SUN PLAZA | 甘い生活 | LIVE | |||
1975 | GORO ON STAGE | ひとりぼっちの栄光 | LIVE | |||
1976_0 | GORO ON STAGE | 故郷に帰るU | LIVE | |||
1976_1 | GORO IN LOS ANGELES, U.S.A | 北回帰線 | ||||
1976_2 |
GORO IN SUNPLAZA | 秋の五大都市コンサート | LIVE | |||
1977_1 | GORO IN NISSEI THEATRE | 日生劇場特別リサイタル | LIVE | |||
1977_2 | GORO IN SUNPLAZA | 秋の六大都市コンサート | LIVE | |||
1977_3 | 松竹映画 季節風 | オリジナル・サウンド・トラック | ||||
Works for Goro Noguchi (2) |
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1978 | GORO IN NISSEI THEATRE | 日生劇場特別リサイタル | LIVE | |||
(第33回芸術祭賞優秀賞受賞) | ||||||
1980_1 | 樹海 BALLADE | |||||
1980_2 | U.S.A STUDIO CONNECITON | 10周年記念リサイタル | LIVE | |||
1980_3 | HOT ICE 80 | LIVE | ||||
1981 | 愛 am センチメンタル | LIVE |
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はつよメモ: 伝説の「愛の肖像」。ストーリーのある一人芝居ともいえる歌で、 この後、コンサートのたびに、 「ひとりぼっちの栄光」、「愛の肖像U」、「僕にとって青春とは…」 と続きます。 特にこの「愛の肖像」は、「あなた」を探して涙をぽろぽろこぼしながら歌うGOROさんの姿が テレビでも放映され(フジテレビ系)話題になりました。 東海林先生の哀愁に満ちたメロディ・ラインにファンも泣きました。 |
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はつよメモ: オープニングから広がる「東海林修ワールド」。 ストリングスにもホーンにもコーラスにも、先生のアレンジが光ります。 五郎さんが「急性かんとんヘルニア」で倒れたすぐ後のコンサートだけに、 MCは抱腹絶倒、先生も送葬行進曲を弾きながら「あまりの痛さに死を予感した」GOROさんと 抱き合うシーンで熱演されました。 「オレンジの雨」のアレンジが絶品。 エンディングの「歌がある限り」は、この後、コンサートの定番になり、この歌を熱唱するGOROさんの姿、 さらに、GOROさんからチョコを受け取る東海林先生の姿が明治チョコレートのCMで流れました。 |
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総合・指揮 | :東海林修 |
演奏 | :山本昌之とサウンド・メイツ |
ギター | :矢島賢 |
ヴァイオリン | :佐藤野百合 |
パーカッション | :ラリー寿永 |
ティンパニ | :越野貞子 |
コーラス | :チャープス |
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★指揮 東海林 修 ★リズム・セクション
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★ブラス・セクション
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★ストリングス(16人)
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はつよメモ:「薔薇」「少女よ」のピアノ、「ボトル・レタア」のメロディ、 |
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はつよメモ: 東海林修先生と麻生香太郎氏の名コンビによる珠玉のラブ・バラード 「愛のラルゴ」「されど青春」が初演されたコンサート・ツアーの記録です。 イントロにパイプオルガンで、ヘンデルのラルゴが奏でられる「愛のラルゴ」は、曲が先だったそうです。 どちらもよく聴くと、先生お得意のジャズのテイストがたっぷり。 五郎さんの声、麻生氏の詞、そして先生の曲とアレンジとピアノ。 聴くものを、切なく甘美な気持ちにさせてくれます。 「愛の肖像2」は、1974年に絶賛された「愛の肖像」のカップルの後日談。 当時の価値観がセリフに現われており、興味深いです。 「針葉樹」のオリジナルの編曲は表記の通り筒美京平氏ですが、この長い一人芝居のあと、 木枯らしの効果音が、ごく自然に「針葉樹」のイントロに変わるアレンジは、 東海林先生ならではのお見事な手腕です。 |
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はつよメモ: 1977年のこの日生劇場リサイタルのライブ盤は、同年6月15日にLPレコードが発売されていますが、 このデータは、千秋楽を完全収録したカセットテープ3巻のものです。 「アドロ」と「マイウェイ」以外はすべてオリジナルの熱唱ステージです。 「流氷」のイントロでは、シンセサイザーが使われています。 氷の透明感、重量感、冷たさまで感じさせるサウンドは、そのままずっと聴きつづけていたいほどです。 「春らんまん」は、かの「ブラック・ジャック」のストーリー(「気が弱いシラノ」)と先生のピアノが楽しい歌です。 あこがれの日生劇場16日間のステージの千秋楽だけに、アンコールでは感動のるつぼ… 最後の「See You Again」をGOROが歌い終わり、東海林先生のピアノだけが流れていると、 突然音が途切れます。場内の静かな感動の大拍手。 先生とGOROの熱い抱擁だったそうです。 タイムマシンがあったなら、私は真っ先にこの場に行ってみたいです。 きれいなコーラスはチャープス、ステージ101出身の三姉妹。 バンド紹介のときの「長女のまり子です〜次女のゆり子です〜三女のえり子です〜チャープスで〜す」 の歌声は、ファンには感涙ものです。 |
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はつよメモ: 特筆すべきは、レノン&マッカートニーの名曲を、一郎くんから十二郎くんまで、 五郎さんの強力な助っ人11人のアカペラコーラスにのせて聴かせてくれる「This Boy」でしょう。 私は一時山下達郎さんに傾倒し、ステージで彼の「ひとりアカペラ」を聴いた時、 ずいぶん驚いたものですが、それとて1982年のこと。 その5年前に、もう東海林先生と五郎さんは、ひとりアカペラ、なさっていたのですね!!! 改めて驚きました。 実際にステージで聞いた方は、どんな感想を持たれたのでしょうか。 もちろん、まだ「アカペラ」という言葉もほとんどないも同然の時代でした。 「ステージ101」、あるいはそれ以前の「スクール・メイツ」での、先生のコーラス・アレンジの素晴らしさは 日本一と思いますが、今21世紀の若者のアカペラブームを目の当たりにし、 ほんとうに10年どころか、20年、30年、先を行っていらしたのだなと思います。 「試写会」は、ストーリー性のある歌。仕事と恋を両立できなかった男性が語る歌ですが、 その行間の「彼女」の気持ちが痛いほどわかる、切なくドラマチックな曲です。 |