1999.09.26.SUN.【その1】
<ベルリン・曇り/雨>


 本日がこのツアーのメインイベント、「ドイツにおける日本年オープニングセレモニー」の日です。しかし、そのセレモニーは夕方というか19時過ぎなので、それまでは自由行動。たぶん、このツアーの中で一番長い自由時間だったと思われます。

 ちなみに、ななんぼは別の班の友達と待ち合わせをしまして「ペルガモン博物館」へ行きました。その班の友達はBコースの友達でして、先に私のホテルを教えておいて、友達が着いたら私のホテルの方へ連絡してもらうという打ち合わせをしていたので、前日に電話が掛かってきて、「ペルガモン博物館」に近い友達のホテルで待ち合わせをするということを決めていました。
 ベルリンのホテルにいるのに、電話では日本語で話まくりというのが妙な気分でした。もちろん、最初は「Hellow?」と受け応えましたが。・・・間違い電話だったら嫌じゃんっ。




 7時半過ぎに起きて窓の外を見たら、すんごい灰色の雲一面の空でして、今にも雨が降ってきそうなイヤ〜な感じの天候でした。「き、今日がコンサートなのに〜!」と、空を見て嘆いたアルフィーファンが多かったと思われます。だって、それまでずーっとイイ天気だったのに、何故、この日だけ?

 友達とは10時にラディソンSASというホテルのロビーで待ち合わせをしました。アレキサンダープラッツ駅から徒歩4分の場所にあり、私が泊まっているホテルに一番近いポツダマー・プラッツ駅からUバーン(地下鉄)で7つ目で、片道20分は掛からないほどの距離にありました。(ガイドブック参考)




 知り合いにエアメールを出したかったので、ポストにハガキを投げ込んでから、いざポツダマープラッツ駅へ向かいましたが、ここで大誤算が発覚!このポツダマー・プラッツ周辺は「25日」の分にも書きましたが、来年にはドイツの新しい首都ベルリンが移転してくる場所なのです。その為、あちこち建築ラッシュになっていて、地図通りに歩いて行くと、駅の入り口があるはずが、工事中のフェンスがあって地図通りに行けないのであった。もう海外旅行初心者のななんぼなので、これで大パニック(笑)!ただでさえ、方向音痴なのに地図通りに行けないだなんてどうするべっ!
 で、散々歩き回った挙句(この時点で待ち合わせ時間を過ぎた・・・ゴメンナサイ。)、ショッピングモールの地下道から地下鉄へ乗るルートがあるはずだっ!と思い、夜じゃないんで大丈夫だろうと、地下道通ったら、ホントに人が居なくてマジに怖かった。「ここで襲われたらヤバイよなぁ〜」と呑気に思いながらも、やっとの思いでUバーンの入り口を発見。冷静になってみたら、さっきのフェンスの横に細い道が作られていて、そこを通れば来られたと判り、疲れがドッと出た。まぁ、迷子てこんなもんよ。

 やっと出発地点の駅に着いてホッとしたのもつかの間。今度は切符が上手く買えない!切符は区間別になっていて、アレキサンダー・プラッツまでなら、一番安い料金で行けるまでは判ったのですが、何故か私の時だけ紙幣が上手く入らない!何度やっても戻ってくる!後ろに人は並び始めてしまうし、再びパニック起こしかけていたら、親切な外人さんが(英語を話していたので、ドイツの方ではないと思うけど)、「入れ方の見本の通りの方向に紙幣を入れないとダメなのでは?」みたいな感じで教えてくれて、私の代わりに紙幣を入れて下さったら見事に機械が受け付けてくれまして、無事に切符を買うことができました。
 日本の券売機なんて、お札を裏表逆にしたって、向きを逆にしたって受け付けてくれるけど、そいう方が海外では逆に珍しいのかもしれない。




ポツダマー・プラッツ駅
←(左)ベルリンの券売機です。その時はパニックしていたので、この写真のみ、翌日の27日にわざわざ撮りに行ったのであった。
 (右)切符です。一番安い3.9DM切符で東ベルリン市内の駅に行けます。

↑「ポツダマープラッツ駅」のホームです。まぁ、雰囲気的には日本の地下鉄と同じ。(治安も、日中であれば観光に使っても大丈夫なぐらい。)キヨスクはないけどね(笑)。手前の赤い「Entwerter」というのが改札口でして、そこに切符を入れて記しを入れればOK。駅員さんはいません。ただし、車内で車掌さんが切符の検査に回ることもあるので、その時にキセルがバレると、罰せられてしまいます。<当たり前だ

Uバーン(地下鉄)です。良く見ると、扉が開いている所と閉っている所があります。つまり、ここのドアは手動式で、降りたい人・乗りたい人がドアの真中にあるボタンを押してドアを開けるようになっています。ヨーロッパは全体的にこういう形式なのかな?→

*ちなみに、この日は「ドイツにおける日本年オープニグイベント」の初日でして、朝からマラソン大会が開催されていました。早朝の子供のマラソン大会に参加した子らしき、数人の中学生ぐらいの外国人達が、途中の駅から参加賞なのかメダルをぶら下げて乗って来ました。他の外国人の方が、何やら英語で子供達に話し掛けていて、それに子供達も応えていたので、どうも私達が乗った車両は観光客の率が高かった模様・・・。




 そして、約束の時間より30分も遅れて待ち合わせ場所のラディソンSASのロビーに到着。ガイドブックには駅から徒歩4分て書いてあったけど、10分近く歩いたぞ・・・。

 でもって「いざ!ベルガモン博物館へ!」と思った矢先に、遂に心配していた雨が降ってきてしまったのでした。さ、最悪である。雨も降っていたので、まず行きはタクシー(さすがドイツ!ベンツのタクシーだぜいっ。)で行きました。チップは料金の5〜10%ぐらいが目安です。もう、タクシーを降りる頃には雨も本降りになってきていました。何故・・・今日に限って。




ペルガモン博物館
 この写真しか撮ってませんけど(苦笑)、だって雨降っていたんだもん。(デジカメは雨に強くないのだよ)ペルガモン王国(現在のトルコ、ペルガマ)の遺跡で発見された、紀元前2世紀の祭壇とアテネ神殿が実物大の大きさで再現されております。日本では考えられないスケールかも・・・。その他、中近東で発見された遺跡も展示されていました。
 各国語のガイドアナウンスが入ったテープが無料貸し出しされていまして、日本語ももちろんありました。なんか、嬉しい・・・。
 ちなみに、ここでアルフィーのキーボード担当の山石さんに遭遇しました。

←案内図と入場料金のレシート(笑)。
大人8DMで入場することができます。最初の入り口で料金を払ってレシートを貰って、次の入り口に立っている警備員さんに、そのレシートを見せて入るという感じです。その先で、テープレコーダーの貸し出しをやっています。




 「ペルガモン博物館」を見学した後、本当はその周辺も見たかったんですけど、なんせ雨の降りがやや強くて、いそいそと先ほどのホテルまで歩いて行きました。・・・そう、歩ける距離だったんです(笑)

 ちなみに、ペルガモン博物館の周りでは、似顔絵描きの人やら、旧ソ連時代の軍服関係を売っている人やら、ロシアのお土産を売っている人やら、いろいろとお店が出ていたんですけど、なんせ雨のせいでゆっくり見る余裕はありませんでした。残念。
 しかし、雨の中、頑張って売っていたよなぁ〜。

 ペルガモン博物館からラディソンSASまでの道のりは、とてもいい散歩コースというか、シュプレー川沿いに時代を感じる建築物が当たり前のように建っていて、十分観光できる雰囲気でした。ああ、天気が良ければ最高だったのになぁ〜。



 続いてはアレキサンダー・プラッツ周辺です〜っ!



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