【ツェツィーリエンホフ宮殿】
個人的に、ここの観光はかなりショックでしたね。だって、こんな可愛い宮殿で「日本の広島と長崎に原爆を落とそう」なんてことが話し合われたんですよ。今では、そんなことがあっただなんて嘘のように、穏やかな宮殿ですけどね・・・。ここの風景がとでも穏やかな分、「ポツダム宣言」がここであったという歴史的事実が重く感じます。 正直、「もっと宮殿らしい宮殿で話合ってくれば良かったのに!」て思ってしまった。こんな可愛らしい場所ですら、戦争という状況下におかれてしまえば、勝つ為にどんな残酷な考えでも思いついてしまうんでしょうね。そういう現実があったということが、ショックというか悲しかった。
ポツダムでの宮殿観光は予想以上に良かったです。もちろん、悲しい事実の再確認をしてショックだったことは確かだけど、ちゃんと自分の眼で歴史を見ることができて良かったと思っています。自分の眼で見て感じなくては、わからない事ですからね。 個人的感想としては、ベルリンよりもポツダムの方が衝撃的でした。芸術的に加工された「ベルリンの壁」と違って、ポツダムにはまだ戦争の爪痕が生々しく残っていました。街は可愛い建物が多いんだけど、古い建物はどれも破損していて、どんなに綺麗な作りの建物でも落書きされていたり、銃弾の痕があったり、ついこの間までここで戦争があったことを物語っていました。それでいて、そういう古い建物の隣りに新しい建物があったりして、かなり複雑な気持ちになりました。 本当はデジカメで撮ろうかと思ったけど、なんか撮れなかった。撮りたい・・・という気分にはなれませんでしたね。戦争というものに無縁の世代ですけど、ほんのちょっとだけ、戦争の悲惨さを垣間見たような気がしました。この経験は、決して損なことになるとは思っていません。 以上でオプショナルツアーは終了しました。
その後はホテルへ戻って自由行動でしたが、既に18時をまわっていたし(実は19時ぐらいに、ブランデングルグ門で明日のリハーサルがあったそうだけど)、なんせ昨日ロクに寝てないので、明日の備えてとっとと寝たかったので、近場のマクドナルドで夕飯を済ませました。やっぱ、パンやお肉が日本と全然違いますね。美味しかった!密かにポテトの美味しさに感激しました。 そして今晩も、ベットに入ったと同時に記憶を無くしたのであった(笑)。
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