1999.09.25.SAT.【その3】



【ドイツの新首都】(車内撮影)
 西と東の境になる「Potsudamer Platz」は、来年新しいドイツの首都として生まれ変わります。その完成予定図が上の看板です。とにかく、私の宿泊先のホテルがあるポツダマー・プラッツ周辺は建設ラッシュなのです。しかも、既に完成している建物のほとんどが最近建てられた物なので、妙に近代的なのです。ちょっと歩けば旧東ベルリンの街並みなのに、ここはだけは近代都市に生まれ変わろうとしています。

 その建築ラッシュの状況です。奥の建設中の建物はソニーが関係しているビルだそうだ。近くで見ると楕円形で吹き抜けの斬新な形になっていて、地元の人達から「ケーキビル」と言われているとか。




【旧西ベルリン市街】(車内撮影)

←旧西ベルリン市街(クーダム周辺)は、もともと民主主義エリアだったので、東に比べて近代的という言い方は変ですけど、手前のある建物のような感じのもが中心です。しかし、その中でも奥に見える古い時計塔の建物があったりするんですね。かなり老朽化が進んでいるため、現在補修工事中になっています。ベルリン全体、このように老朽化した建物を補修しているという工事が目立ちます。
 クーダム通りのシンボル的建物である「カイザー・ヴィルヘルム教会」。19世紀末期に建造されたけど、第二次世界大戦での空襲で破壊され、現在は「平和の祈り」を込めて、破壊されたままで残されています。広島の原爆ドームを連想させますよね。 

 この後、シャーロッテンブルク宮殿を観光する予定でしたが、なんせ観光シーズンだったために近場にバスを停めることもできず、車内から一瞬見るだけに終わってしまいました。しかし、ムチャ庭の広い綺麗な宮殿でした。




 その後は、クーダム周辺のお店で昼食。
メニューはスープ・ポークのパスタ・ケーキ&紅茶でした。スープは美味しいんだけど、味がやや濃かった。ドリンクをなかなか持って来てくれなかったので、かなり辛かったぞ。あと、ポークのパスタはすごいボリュームであった。しかし、2つの味が濃いめだったので、デザートのケーキの濃厚な甘さは逆に助かったような気がする・・・。
 ちなみに、ドリンクは個人、個人で注文だったんだけど、ドリンクはツアー料金に含まれていないので自分で払わなくてはいけなくて、ちゃんとボーイさんを呼んでチップ込みで支払ったのであった。チップを払うという習慣がないだけに、こういう時でどれくらいが相場なのか迷うよね。まぁ、小さい硬貨のお釣りがきたら、それをそままチップとして返すのが妥当なのかも・・・。

 ガイドブックによると、ドイツ人は昼食が主食というか一番たくさん食べるそうで、夕食は軽食程度に済ませるとか・・・。だから、たかがランチでもとんでもないボリュームなのかな?しかも、レストランとかは意外に早く閉まっちゃうしね。ま、健康的な食事の摂り方だよね。




 昼食後は、オプショナルツアーを申し込んだ人達はポツダムの方へ観光。私も当然申し込んだ。こういうのがなきゃ、自分で観光しないしね(笑)。

 専用バスに乗り、アウトバーン(速度無制限道路)を走り抜けるとポツダム方面へ出ました。ポツダム周辺は、ナチス支配下時代はユダヤ人虐待が盛んに行われた地でもあり、多くのユダヤ人犠牲者が命を消した悲しい場所でもあるのです。そして、「ポツダム宣言」で有名な場所でもあり、日本にとっても歴史的に因縁のある地でもあります。




【ポツダム周辺】(車内撮影)

←昔の風景がそのまま残っているような穏やかな地です。木々の向こうに宮殿があって、その奥には湖が広がっている・・・。とても、戦中おぞましい事が行われていた場所だとは思えません。

←コレは別にどうってことないんですけど、あんまりにも面白い木だったので撮ってしまいました。何の木でしょうね?樹齢は相当なものでしょうね。


 さぁ、続きは「宮殿巡り」です〜♪



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