1999.09.25.SAT.【その2】



【旧東ベルリンの街並み】(車内撮影)

←中央にあるのが「ツォイクハウス」。現在工事中です。元は軍の武器庫だったそうですが、今後は歴史博物館としてオープンする予定だとか・・・。
 後方にあるのが「ベルリン大聖堂」と「テレビ塔」です。旧東ベルリンのシンボル的存在になるのかな。

←「ベルリン大聖堂」です。1893年〜1905年に掛けて建造された、イタリア・ルネッサンス様式の傑作です。
 今回の旅行で、一番気に入った建造物かもしれません。とにかく怖いくらい緻密な彫刻が施されています。

←「旧博物館」です。1830年に建造されたもので、ベルリン初の公共の博物館だったそうです。私は良くしならいんですけど、有名な建築家カール・フリードリッヒ・シンケルの設計ということで、観光スポットとなっているそうです。
 ちなみに、上の線は路面電車の電線です。

←ベルリンの交通の大動脈とも言われるSバーンです。都市部と郊外を結んでいます。観光の移動に利用するのも便利。
 しかし、旧東側は、社会主義の名残で建物は異様に凝っているものばかりだけど、残りの風景は殺風景なんですよね。




ベルリンの壁
 有名な「ベルリンの壁」ですが、1989年に崩壊して以降、ペイントアーティストによってこの様にに芸術的に仕上げられています。ここまでくるとあまりにも芸術的で、本来この壁が記憶していた悲しい歴史を封印してしまっているように見えました。
 正直言って、私が想像していた「ベルリンの壁」ではなかったですね。→



 壁を間近で見ると、観光客が壁を削って持っていった跡や、メッセージを書き込んだ跡も多くあります。この壁の下の方には日本語で「平和を守るのは私達の役目です」と書かれています。→
 
 観光スポットになっている「ベルリンの壁」の場所ですが、やはり空は灰色でした。しかも、壁だけあるような場所で、他は何もないんですよね。だから、余計に描かれた壁は異質に見えました。




【芸術スポット】
↑左が「ドイツ大聖堂」で右が「フランス大聖堂」です。向かい合うように建てられていて、ドイツとフランスの友好の印でもあるらしい。とにかく、ここは観光客がムチャクチャ多かった!なんせ、ココの周囲にはホテルやお店が多くあるし、東側の観光の中心地なのかもしれない。


←ドイツ大聖堂」と「フランス大聖堂」の間に建てられている「オペラシティ」です。正式名所を忘れました(汗)。もともとは博物館だったそうですが、今は音楽劇場として使用されているそうです。常にここでは何かの演奏会が行われているほど、メインの劇場らしい。

←ちょっと観光気分に無意味なショット(笑)。ママンボが普通のカメラを持っていたので、人物はほとんどそっちで撮っていて、私のデジカメにはあんまり人物は写っていないのだ。はっはっはっ。
 ちなみに、この日の気温は20度ちょっとで、ベルリンの平均気温にしては暖かい日だったのだ。
 旧東ベルリンの印象は、とにかく建築物の芸術性の高さに圧倒されました。社会主義の象徴なんでしょうけど、全てが芸術品という感じで、旧西側の比較的新しい建物に比べて、とても印象的に残りました。しかも、国の建築物以外はかなり廃れている建物が多くて、いまだに戦争の爪痕を残していました。その落差が、旧東ベルリンの街の特徴なのかもしれません。




続ベルリンの壁
 西側へ移動中に車内で撮った「ベルリンの壁」の名残。これは、先程観た「ベルリンの壁」の場所とは違う所にあり、収容所の壁として使われていたそうです。網が張ってあって壁には近づけないようになっているんだけど、観光スポットと化していた芸術的な「ベルリンの壁」よりも、この壁の方が昔の「ベルリンの壁」の記憶を残しているような気がしました。
 上の「ベルリンの壁」と同じ壁だなんて思えないだよね・・・。この壁を観ることができて良かったと思っています。


 次は旧西ベルリン市街と、オプショナルツアーの「ポツダム」観光へ続きます〜♪




<戻る/次ぎ
【お願い】このページの無断転写は禁止しております。