2009年10月7日(水)府中の森芸術劇場どりーむホール |
この感想はネタバレ掲示板『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに、加筆&修正を加えたものになっております。 どちらにせよ、妄想てんこ盛り(笑)。特にこの日はアルコンに参加前から疲労困憊だったので、記憶がいつも以上におかしいですっ。←断言! |
この日は訳あって、客席に入ったのが開演ギリギリ…というか定時を過ぎてました(笑)。しかも、コンサート前から精神的にも肉体的にもグッタリ状態になっていました。終演直後には客席を出なければならなかったので、いつも以上に記憶が曖昧&、レポが中途半端になっていることを予めご了承下さい。 …て、毎度のことですけどね(笑) しかし、この日は台風19号が翌朝にもやって来るという「嵐の前」の夜でございました。しかも、ALFEEの最新シングル『夜明けを求めて』発売日!なにかと話題多きコンサートになりました。 【本編】 定刻より15分ほど押しての本編スタート。 暗転した場内にSEが響き、ステージの背後に今年の夏イベのスクリーンの一部を再利用したようなLEDスクリーンが鮮やかに輝き、そのスクリーンが凸凹な三角形みたいに三分割され、そして中からALFEEの3人が登場! 格子ぽくなっていて、なんとなくALFEEが牢屋に閉じ込められていりようにも見える(笑) 3人の衣装は… 高見沢さんが夏イベと似ているシルバー系の和風なノースリーブジャケットにシルバーパンツ。お揃いの柄のアームバンドもシルバーでキラッキラ☆髪型はソロの時や新曲シングルジャケット裏と同じ後ろ髪を後頭部で束ねた侍ヘアー。サングラスは無し♪インカムを付けてました。 幸ちゃんがシルバーグレーのスーツ姿で、インナーは白地に黒の柄Tシャツ。 桜井さんがスウェード生地ぽい紫系のスーツで、ネクタイも胸元のハンカチーフも同じ紫色でした。 セットと照明を活かし凝った演出で3人がステージ登場したもんだから、OPから客席は割れんなかりの大歓声♪ 1曲目の『LONG WAY TO FREEDOM』から一気にハイテンション。珍しく高見沢さんがギターを弾いているアレンジで、更に明るいサウンドになっていたような気がします。 そして、『夢よ急げ』、『AFEECTION』、『ラジカル・ティーンエンジャー』、『星空のディスンタス』と続き、まるでアンコールのような曲構成。これ、遅れて入場した人は、「エッ?もうアンコール?」ってビックリしちゃうんじゃないの?(笑) そうそう、『星ディス』の間奏で後方のスクリーンに星空の映像が映し出される演出があって綺麗でしたが、OPで目立った演出はこれくらいで、照明などはは3人の登場シーンの演出に比べて全体的に地味な感じだったなぁ。 最初の幸ちゃんのMCはサポメンの演奏もなく普通のMCになっていたのが新鮮。 「台風が向かって来ている中、ようこそいらっしゃいました!」とご挨拶。明朝には関東も暴風圏内って言われていましたからね〜。 「開演が遅れてしまって申し訳ありませんでした。ええ、もう楽屋には台風が来てまして…というのは冗談です」と、開演が15分ほど押してのスタートになってしまったことを謝罪し、その後は「1階席はもちろん、2階席の皆様ーっ!最後まで宜しく御願いしますっ!」と、いつも通りに煽っていました。 『BELIEVE』は久しぶりな感じで嬉しかったわ♪この曲での桜井さんの艶のある声が最高ですっ! 続いての『Girl』では幸ちゃんがハンドマイクでステージの前に出て来て、桜井さんと並んで肩組みながら歌っていたんですが、珍しく桜井さんが1番からハモの部分の歌詞間違え!しきりに隣の幸ちゃんにペコペコ謝る桜井さん。その後は壊れちゃったのか、歌わない間は妙なダンスを披露していた桜井さんでした♪ でも、桜井さんから感染したのか、ラストの「Girl♪」を歌い遅れてしまった幸ちゃんが密かにツボ(笑)。一人でステージの前に出ていたせいか、少し動揺していた幸ちゃんが可愛かったなぁ。 『愛を惜しみなく』は少しアレンジが変わっていました。また一段と大袈裟なサウンドに仕上がりまして(笑)、個人的にはこのアレンジの方が好きです。この楽曲の時に後方のスクリーンに青や赤の抽象的な模様が出る映像が流れいました。 再び幸ちゃんのMCに入って、客席はお座りタイム。 10/1から始っているTOURですが、「秋TOURが始って2本目だけど約1週間も空いたから、1曲目とか何だっけ?て忘れ掛けてた」とのこと。それって、さっきの『Girl』の弁解だと解釈しても良いのかしら?(笑) そして、今日が新曲発売日という話になり…。 「今回の新曲は伊勢湾台風の事を物語にしたドラマの主題歌になんですが、丁度、今来ている台風が伊勢湾台風と同じだって言われてますよね。その台風が来ている日に新曲が発売される。凄い偶然というか…凄いですね」とのこと。確かに言われてみればそうだ。良いんだか不吉なんだか、よく判りませんが…(笑) あと、3パターンあるシングルはカップリング違いで夏イベで歌ったそれぞれのリードヴォーカル曲が収録されていると説明してくれたんだけど、「どうせなら1枚にまとめちゃえばいいのにね。でも、これには大人の事情がありまして…」と言っていた幸ちゃんがツボに入りました。こういう素直な所が大好きです。 今回のシングルは700円という価格でリーズナブルだ!とアピールしたかったらしく、「だって、700円なんてちょっと良い所のラーメンの価格だよ?…だから何だ?って感じですけど(笑)。でも、ラーメン一杯700円…高くなったよね。俺が学生時代の時は一杯70円だった」という話をしてくれて、客席が「ラーメン一杯が70円?」とビックリしたようにザワザワしたんですよ。そうしたら、「そ、そんな、戦前の人を見るような反応ないでよ!ホントだよ!学食のラーメンは70円くらいだったもん」と必死に言い訳していた幸ちゃんが可愛かった。でも、100円以下ってだけでも、なんか信じられない価格です。 また、シングル発売に関してPR活動をほとんどしてないけど、この府中の前日に『Mフェア』の収録があったそうで、共演者の名前を色々挙げて(ムッシュもいる♪)ましたが、「その収録が零時過ぎまで掛かってしまいました…」と、少しボヤキが(笑) 恒例の客席アンケートもありまして、、TOUR2本目ということでMy初日の人が大半。「久しぶりに参加した人?」という珍しい質問も出ました。「久しぶりの人には冒頭の数曲はとても懐かしかったんじゃないでしょうか」なんて言ってましたね。しかし、幸ちゃんてば自分でこの質問を振っておきながら、「久しぶりの基準も難しいよね。5年ぶりでちょっと久しぶり?10年ぶりで久しぶり…って感じかな?20年ぶりなんてなったら、もう忘れてる(笑)」とまで言っていたっけ。 その流れで「新旧の楽曲織り交ぜて、新旧のファンが満足頂けるような内容になっていると…思います」と言ってくれて、「秋TOURになってセットも新しくなっています!演目も新しくなっています!古いのは前の3人だけです!」と言っていたのがツボ。 前の3人が新しくなっていたら大事件ですから(笑) そして、「アルフィーの中で一番古い方を紹介しましょう」と桜井さんが呼び込まれました(笑)。間違ってはいないんだけど、妙にウケてしまった。 桜井さんが登場するなり、幸ちゃんが「桜井さんは凄いですよね!大使ですよ!秩父市観光親善大使に任命されたんですよね!」と紹介。 すると桜井さん、「事務所にその依頼のFAXが届いたらしくて、マネージャーが『断る理由が無いので引き受けました』って言ってきたんだよ」とやや愚痴り。幸ちゃんと客席は大爆笑でした。でも、正しい意見だよね〜。 桜井さんは他の親善大使の方々の名前を挙げていって、藤原竜也さんで客席から「わぁ〜」という歓声が上がったことに2人は過剰反応してました。幸ちゃんが「藤原くんに宜しく言っておいて」みたいなことを言ったんですが、桜井さんはまだ会ったことないそうです。 また、親善大使の一人である冠二郎さんから過去に「桜井君とこは村だよね?」と言われたことがあるらしく、「でも、冠さんの所だって50歩100歩だ」って言ってました。いまだにステージで愚痴るってことは、少し根に持っているのかい?桜井さんっ(笑) その「秩父」はアルフィーの中では幸ちゃんが有名にしたという話になり…。 「アナタが馬で2時間、籠で3時間で着く場所なんて各地で言うから、秩父を知らないファンは『へ〜、そんな奥地から桜井さんは来ているんだぁ』て本気で思われたんだぞ!」と、幸ちゃんに対してお怒りの桜井さん。 「北海道の奥地に行った時にもそのネタやって、"そんな遠い所から出て来たのかぁ"て、反応されたんだから!」と当時の怒りがこみ上げてきた桜井さん。 「あれが当時の一番の落としネタだったからね」と反省の色無しどころか、ご満悦の幸ちゃんが素敵っ。 散々、アルフィーのステージで秩父の話題を出して来た幸ちゃんだったので、「お前が秩父の親善大使やればいいんだよ」と桜井さんが思わず言っちゃって、「断る理由があるから嫌だよ。俺、秩父の人間じゃないもん」と即答した幸ちゃんが最高でした。 「今の聞いた?みんな!すっごい即答だったよ!速かったよ!」と客席に愚痴る桜井さんであった。でも、幸ちゃんは決して間違ったことは言っていなかったわ(笑) 幸ちゃんも「江戸切子親善大使だ」という話になり、大使が2人がいるバンドだと盛り上がりました。 そして、「幸ちゃんから頂いた切子で焼酎呑んでいるよ」と報告する桜井さん。へ〜、幸ちゃんは桜井さんに江戸切子のグラスをプレゼントしたんだ〜と思っていたら、「せっかく幸ちゃんから貰ったんだから、もう一杯呑んじゃおうって♪」とダメ人間な桜井さんにズッコケ。でも、そんな桜井さんが愛おしい♪ トークもまったりしてきて(笑)、「でも、あっちはMr.阿修羅だもんな」という紹介で高見沢さんが呼び込まれまして、高見沢さんが再登場。 白のノースリーブドレスジャケットにお着替えしてきた高見沢さん。パッと見は真っ白にゴールドの縁取りの衣装なんですが、裏地がブルーで何気にお派手☆ ギターを抱えた高見沢さんは、ステージに出て来るなり何やら幸ちゃんに耳打ち。なんお打ち合わせだろう?と思っていたら、「このコーナーでは『もう一度戻れるならいつに戻りたいか?』というテーマで話すことになっていたらしく、「あっ、その話題で進めないといけなかったねっ」と、すっかり忘れていた幸ちゃんであった(笑) 桜井さんは気付いていたんだけど、「俺は話を振られる側の人間だから。こいつ、いつまでも横道に逸れた話ばかりするな〜って思いながら見ていた」とのこと(笑)。長いモノに進んで巻れる典型的なA型さんです。 時間的に今更その話をするのは不可能なのに、強引に「高見沢は、もし戻れるとしたらいつの時代に戻りたい?」と話を広げちゃう幸ちゃん。 唐突に振られながらも、「うーんとね、もう一度高校時代に戻って桜井の丸刈りが見たい」と返答した高見沢さん。桜井さんは「デビューしてから俺が角刈りした時もあっただろ」と、そこんな過去に戻ってまで見る程のものじゃないだろうと反論したんですが、高校時代の桜井さんの丸刈り姿は角刈りしていた頃と違って、「あの頃の桜井の顔て正面から見ると 桜井さんは「もう一度同じ人生送るの大変だから、戻りたくない!」とのこと(笑)。これまた、素直な意見です。 幸ちゃんは、更に「もし自分がもう一度人生を戻れるなら…」とトークを無理に広げてグダグダになってしまい、このままでは次の曲にはいけない雰囲気に。客席もクスクス笑いはじめてきたのに、一人語りを進行する幸ちゃんは強引過ぎて可笑しい!その姿にお腹抱えて大笑いしている桜井さんと高見沢さんもツボだったわぁ♪ 遂には、桜井さんから「往生際の悪い奴だな!素直に、次の曲を演奏しますって言えば良いんだよっ!」と叱られてました(笑) 「この雰囲気のまま次の歌に入り難い…」と自滅しながらも、ガラッと雰囲気を変えて『From The Past To The Future』を歌った幸ちゃんはさすがでした。 次に歌われた『Another Way』が本来のMC内容に近い歌だったのかもしれないけど、まMCではほとんど話されず(笑)、まっ、いっかな展開になっちゃいましたね。この2曲の時に後方のスクリーンに枯葉などの電飾模様が映し出されて、曲の雰囲気に合っていてイイ感じでございました。 そして『Far Away』では、高見沢さんのハイトーンヴォイスがなんか良かったな〜♪ 次の高見沢さんのMCに入る直前、男性ファンの「俊彦ーっ!」という呼び声が響き客席がドッとウケました。 「凄いなぁ。お袋くらいにしかそう呼ばれないからドキッとしたよ」と高見沢さん(笑) 今歌った『Far Away』について「1987年の曲で、もう22年前の曲かぁ。でもさ〜、自分で歌いながら良い曲だなぁと感動しちゃった」としみじみ自画自賛する高見沢さん。「自分の歌に感動するなんて可笑しいって判っているけど、良いんだよ!俺は自分大好き人間だからっ!」と開き直っている高見沢さんが素敵☆ 『Far Away』はロンドンレコーディングだったアルバム『U.K. Breakfast』に収録されている楽曲で、曲(サウンド)はロンドンの雰囲気をイメージして作ったそうです。「自分はミュージシャンだから、『Belrin Calling』もそうだけど、音だけで表現するというのにも拘っている」とミュージシャンらしい自論を展開。 そして今日は新曲発売日だという話になり… 「コンサートと新曲発売日が重なるって滅多にないことなんだよ!」と物凄く力説する高見沢さん。今年の春TOURでも『桜の実の熟する時/風の詩』のシングル発売日が、グリーンホール相模大野のアルコンと重なっていたんですけどね(笑) 新曲発売日だということでシングルPRがどんどん熱くなり、「こんな所で言うもんじゃないけど、シングル1枚出すのも大変なんだよ!色々なことを乗り越えて作っていかなくちゃいけないんだよ」と語る、語る。「3パターンもジャケットを考えたり…。中には3枚並べて"これは無いよなぁ"というのも正直あったよっ!」と、何故か裏方作業の愚痴まで(笑)。要はその熱い想いを受け止めて(=買って!)ということらしい(笑) そのあまりの高見沢さんの熱弁ぶりというか、露骨な物言いに「でもさ、CDという形にしてみんなに気持ちを受けて貰うのが俺達の仕事だから、そこまで言うもんじゃないよ」と、ちょっと諭すように言った桜井さんが大人だったわ。このチームワークがアルフィーだなぁ。桜井さんに言われて、高見沢さんも「そうかぁ」って感じに落ち着きを取り戻したし(笑) でも、桜井さんが「こいつの気持ちも判るんだよ。だって、8割がたコイツの仕事だもん」とフォローする辺り、優しさが滲み出ております。それどころか、「残りの1.5割が坂崎で、0.5割が俺だから」と自虐に走る桜井さんっ。 桜井さんの優しさに「そんなことありませんよ!桜井さんあってのアルフィーですよ」と持ち上げる高見沢さん。幸ちゃんも「今回の新曲は9分9厘くらい桜井さんのお仕事ですよ」と高見沢さんに加勢。そして2人から「売上げはリードヴォーカルの責任」とまで断言されちゃって、思わず客席に向かって「みんなっ、大変なんだからぁぁ!」と泣き付く桜井さん(笑) いや〜、アルフィーて面白いなぁ。 そんな「シングル買って!」アピールが凄過ぎたと自覚したのか、「こんな平和な世界ですが…、」と強引に方向転換した高見沢さん(笑) 「平和じゃなくなった時に、真っ先になくなるのがコンサートだと言われています。ま、必要ないからね。でも、今こうしてコンサートが出来るということは平和である証拠でもある。僕らは、それを守っていかなくちゃいけない。誰かが守ってくれるだろうじゃなくて、自分で守らなくちゃ!って動いていかなくちゃいけない。僕らはミュージシャンだから、それを歌に託すしかできないけど、僕らに歌に皆が何か"動こう!"と感じてくれたら…」と真面目モード。 確かに平和じゃなくなったら、真っ先に「娯楽」なんて消えてしまうわけで、そんな世界は絶対に嫌だから、自分達で守っていかなくちゃいけないというか…、大切にしていきたいと自覚することが大事だよね。娯楽を失いたくないから平和を守る…一見矛盾しているような思考だけど、根本的にはそういうもんなんじゃないかなぁ。 高見沢さんの真面目語りに、思わずこっちも真面目モードになっていたんですが、「コンサートステージを続けることが"僕らのMy Truth"…だから、1枚でも多くのシングルを買って!…それが"俺のMy Truth"」って(笑)、ホントに正直な人だよなぁ。 そのMCの後に演奏された『My Truth』は客席が立つべきか座ったまま聴くべきか迷いますな(笑)。1階席の後方はかなり立っていました…て、私も後方の席だったので立ちましたけど。立たないと見えないし(笑)ノリたかったから。 でもさ、立とうか座って聞くか迷っている客席の雰囲気を絶対に3人は楽しんでいると思うんだけど、考え過ぎかな? 続いて演奏された『Shining Run〜輝く道に向かって〜』は今年の大阪国際女子マラソンのテーマソングでしたが、コンサートで演奏は初めてでしたね♪前奏を聴いた時に、「ん?新曲?」と戸惑い、「なんかどこかで聴いたことがあるような新曲だな〜」と思い、サビの部分で「ああ、マラソンの曲じゃん!」と気が付きました。←遅過ぎ この曲で客席はオールスタンディングになってノリノリ。 そして、今日発売の新曲『夜明けを求めて』が演奏されまして、既にCDで聴いていましたが生で聴くとまた違う印象になりました。生の方が迫力が増して、カッコいい曲だなぁ♪ ただ、エンディングのギターソロが高見沢さんにしては随分とアッサリ終わったのが意外。このギターソロのメロディがかなりドラマチックで、先ほどの「音で表現したい」というMC内容を思い出しました。 新曲の次に何が演奏されるのかと思っていたら、少しアレンジが変わった『祈り』が演奏されまして、この曲が今回のステージで一番印象に残りました。高見沢さんのギターソロの後に重なる桜井さんの美声が素敵過ぎて、聞き惚れてしまったほど。あと、照明が曲の雰囲気にピッタリとハマッていて凄くカッコ良かった。 続いて演奏された『Heart Of Justice』はアルバムに収録されいるオリジナルアレンジに近い感じかな?「ジャースティース♪」と高見沢さんが伸ばして歌わないのに不満でしたが、最後の最後で「ジャースティーース!」と伸ばしてくれて、ウキャー!とテンションが上がりました(笑)←我ながら単純 しかし、『Heart Of〜』から『On The Boder』に続くところは、もう1テンポ早く前奏が入っても良いんじゃないかな?一瞬、無音状態になって客席が「?」状態になっていたような…。 『On the Boder』では歌詞のイメージに合わせた映像がスクリーンに映し出されて、この流れがなんとなく1989年のRESISTANCE Tourを彷彿させる雰囲気でした。 思っていた以上に、j後半はストレートに「平和」をアピールしていたステージでしたね。 『On The Border』で本編が終了し、3人それぞれ手を振りながらステージを去って行きました。 【アンコール1】 ステージ後方のスクリーンに「2009」と数字が出て、その数字が凄いスピードで遡っていき、「1974」で数字が止まると3人がステージに登場。 高見沢さんは黒テカなメタルスーツにインナーは黒地にラインストーンのスカルマーク入りタンクトップ姿。多分、今年の夏イベのアンコールと同じ服。インカム付きだけどサングラスは無し!髪型も本編から変更なし。 幸ちゃんはグレーのTシャツにラインストーンが付いていて、幸ちゃんまでキラキラ☆仕様になっていた。パンツはデニムだったかな?←違うかも 桜井さんはダークグレーの開襟シャツにベージュ系のパンツ姿でした。 幸ちゃんと高見沢さんはアコギ、桜井さんはベースという、衣装は別にして(笑)フォーク時代(1970年代)のアルフィーのスタイルになっていました。 3人はステージに出て来るなり幸ちゃんのマイクスタンドに集まって、「アンコール!アンコール!乗せれば歌う♪アルフィー♪」と懐かしいコーラスを披露。 そのまま幸ちゃんがMCという感じに進行。 「こんばんは!犬がちょっと首かしげた所から大々的にデビューしてコケたアルフィーです♪」と元気に自己紹介(笑)。ビ●ターって言わずに回りくどい表現でレコード会社を説明していたのが可笑しい。 そして今はライブハウスでコンサート中だという設定を説明し(笑)、「では、聴いて下さい!『挽歌』」と紹介して『挽歌』を演奏。ライヴハウス時代のアルフィーを知りませんが、なんか雰囲気的にタイムスリップしたようなノリ。 春TOURでは3人が出逢った頃の高校時代にタイムリップした出し物を披露していたけど、秋TOURはプロデビューした時代にタイムスリップした出し物でいくらしいです。春TOURよりミュージシャンらしくて良いですわっ♪ 演奏が終わると再び幸ちゃんのMCに入り、ここでメンバー紹介をしたような…?(←記憶曖昧)高見沢さんが紹介された時に、客席に向かってアイドル並に元気よく両手を振っていたのが可愛かったです♪ しかも、「桜井賢の"ま"!高見沢俊彦の"た"!坂崎幸之助の"さき"!で、3人合わせて"またさきトリオ"でーす♪」という寒いネタも披露(笑)。これ、後日に幸ちゃんがラジオ『Kトラ』で言ってましたけど、当時は「たのきんトリオ(田原俊彦・野村義男・近藤真彦)の人気が絶大で、その人気にあやかろうと考えたMCネタだったけど、客席は引き潮状態だったらしいです(笑)。当然、今の時代でもやや引き潮ですね…。今の子はたのきんトリオも知らないだろうなぁ。多分、私の世代がボーダーラインだと思うよ(笑) そして、「これもデビュー前から歌っていた曲です!『夕なぎ』」と元気に紹介して『夕なぎ』を演奏。久しぶりだったので嬉しかった〜♪ これ、幸ちゃんの歌い方のせいだと思うんだけど、部分的に南こうせつさんが歌っているように聴こえてしまった(笑) 次のMCから3人のクロストークに突入というか、台本アリのコント仕様(?)になになったんですが、飽くまで1974年という設定なので、幸ちゃんは妙に元気な声でMCを進めます。でも、「お互い二十歳の割には随分老け込んでいるな…」というネタに終始して可笑しかった(笑) 幸ちゃんが「高見沢さん、今歌った『夕なぎ』てどういう意味なんですか?」と質問して、「『夕なぎ』はね、夕方のうなぎだよ」と非常にベタなジョークを言う高見沢さん。しかし、「はい、じゃ、次の曲!」と進行しようとする幸ちゃん(笑)。「おいっ!こらっ!流すなよっ!可笑しいだろ!」と文句言う高見沢さんが素敵でした。 いや〜、このベタベタな感が1970年代な感じがしますよ。当時をそんなによく覚えているわけじゃないですけど(笑) その後に歌われた再デビュー曲の『ラブレター』は、何度聴いても良いですなぁ。なんか妙に沁みるよね…。この時、桜井さんはベースを持っていなくて、コーラスのみ担当。 『ラブレター』を歌った後のMCで、「1974年設定は外見的に厳しいから戻そう」ということになり(笑)、スクリーンに玉手箱を出して、それを開けて2009年に戻る3人。 桜井さんだけ膝がカクカク、腕がプルプルしておじいちゃん動作になっていて、「オイッ!(時代が)先行き過ぎているよっ!」と2人から文句言われてました。でも、「数年後には芝居じゃなくなるもんね〜」と自虐に走る桜井さん…。もう、笑うしかない。 ここで高見沢さんは元ガロの大野真澄さんからフォーク時代に格安で譲ってもらったアコギの最高峰、マーチンのD-45を出して来ました。「ステージで使うことはまず無いんだけど、今回はデビュー35周年なので使ってみようかなって」と、特別に出して来たそうです。幸ちゃんも言っていたけど、高見沢さんが持っているD-45はボディがぶ厚くてコンサート向きでは無いそうです。でも、ムチャクチャ太い音が出るですよ〜。 そして、幸ちゃんも最近買ったというマーチンのD-45を持って来て、D-45が2本もステージに並ぶという貴重な光景に。これ、アコギ好きには堪らないんだろうねぇ。 一人何も持っていなかった桜井さんに、「お前もマーチンのD-45を買えよ」と迫る高見沢さん。「自分が持っても豚に真珠だ」とか色々言ってはぐらかす桜井さん(笑)。でも、「豚に真珠湾攻撃」は某場所で言ったら怒られるどころじゃないよ…。幸ちゃんのお叱りがごもっとも。 執拗に「D-45を買え買え」迫る2人に対して、「幸ちゃんはD-45で幸せをみんなに届けられるけど、俺は届けられないもん」て断り方した桜井さんが素敵だったな。 でも、そんなナイスな断り方した桜井さんに対して、「桜井はマーチャンのB(バカのB/笑)-54にすればいい」と幸ちゃんが提案し、2人から「お前はマーチャンB-54!」と連呼されていました。ああ、最終的に桜井さんはこの扱いなのね…。本人も喜んでいるからいいけど(笑) この時だったかな?幸ちゃんがこの歳になって初めてD-45を買ってしまった…みたいなことを言ったら、高見沢さんが「そんなにギターいっぱい持っててどうするの?買い過ぎだよ」と文句を言い、当然のことながら、幸ちゃんは「それはお前だろっ!」と言い返してました(笑) この後、相変わらずなクロストークが展開されていったんですが、何故か途中からグダグダな感じに…。 ちっとも話がオチなくて変なの〜と思っていたら、幸ちゃんと高見沢さんも目を合わせながら困惑気味になり、そして「お前が大事な台詞を1個飛ばしたんだよ!」と桜井さんに向かってお怒り出した高見沢さん。「えっ?1個くらい台詞を飛ばしてもいいじゃん」と、開き直る桜井さん(笑)。「それが一番大事な台詞だったんだよ!」、「先が進まないだろ!」と2人から非難ごうごう。 遂にまとまらなくなり、幸ちゃんが発作的にいつものホ●ダのCM「ペーター!ペーター!低〜燃費〜!」と、偽ハイジをやりはじめて暴走モードに突入(笑)。思わず「今、オカマのハイジはやらなくていいんだよ!」と注意した桜井さんがツボでした。 桜井さんの台詞飛ばしによってせっかく考えた脚本が台無しになり、高見沢さんは「桜井のバーカ!」と桜井さんに文句。しかも1回や2回ではない、桜井さんの顔を見るなり、「バカッ!」や「バーカァ!」と色んなパターンで連発(笑)。もう小学生以下の口ゲンカのレベルです(笑) 思わず桜井さん、「みんな、心の底からバカって言われたことある?あの人、ホントに心の底からバカ!って言ってきているのよ」と客席に訴えていました。 この時だった記憶が物凄く曖昧なんですが、何かの拍子で高見沢さんが「遂に桜井は喉のことを考えて煙草を止めたんだ」と暴露。この証言には客席も「おお〜」とどよめきました。 前にラジオで幸ちゃんが「桜井が最後の夏イベに懸けて禁煙している」って言っていたけど、そのまま止めたらしいです。でも桜井さん苦笑していたので「禁煙」のレベルだったのかも?まぁ、2000人の前で暴露されたので、このまま煙草を止めるしかないね、桜井さん♪ そんなこんなで、物凄いグダグダな展開&小学生のケンカになりましたが、「3人だけでも最近の曲も演奏できる」という証明に、『風の詩』がアコギVer.で演奏されました。 アコギ2本だけの演奏でしたが、特に高見沢さんのD-45が野太い音を奏でていたので曲の迫力は変わらず聴き応え十分でした。 そして、ドラムの太郎さんとキーボードのただすけさんがさり気なくステージに戻り『SAVED BY THE LOVE SONG』へ。 ここで高見沢さんは上着を脱いでタンクトップ姿になり、逞しい二の腕再び。あと、途中からギターを、ソロコンサートで初披露していたスカルギターにチェンジしていました。 『SAVED〜』はバンド演奏が加わると一気に迫力が増してカッコいい楽曲ですなぁ。 そのまま高見沢さんがメンバー紹介に入り、太郎さん→ただすけさん→桜井さん(ちょっと意地悪あり/笑)→幸ちゃんという順に紹介。 そして、高見沢さんがステージの前に出てきて、「まだまだ行くぞー!(客席の)声が小さーいっ!」と煽る、煽る。この時も桜井さんに向かって「バーカ!」て言っていたような(笑) 高見沢さんが客席を煽りに煽って、その勢いのまま『SWEAT&TEARS』が演奏されました♪ステージ後方のスクリーンには□マークのような幾何学的な模様が映し出されていましたが、なんの意味があったのかはよく判らなかった(笑) 最後は3人がステージの中央前に出てきてヘドバン!高見沢さん、頑張ってましたっ! テンションが上がりまくった高見沢さんは「府中、最高ーっ!」を連発。しかし、その後に何故か「バカーッ!」と客席に向かって叫んできたので、客席が崩れるようにウケる。再び「府中、最高ーーっ!」と叫ぶ高見沢さん。アメと鞭の煽り?←違うって もちろん、桜井さんに向かって「バカッ!」とトドメの一言は忘れない(笑) 最後の最後は高見沢さんが「どうもありがとぅぅ!」と叫んで終了。なんか、語尾の「とぅぅ!」の言い方が妙に可愛くてツボに入ってしまいました。 演奏が終わって、太郎さんとただすけさんも前に出て来て5人並んでお辞儀。 それぞれ手を振ったりピックを投げたりしながらステージをニコやかに去って行きました。 【アンコール2】 高見沢さんはブルーグレー系の貴族風なドレススーツ姿で登場。王道な王子スタイル!って感じてカッコ良かったぁ♪サングラスは無し。 幸ちゃんは黄色系のシャツにグリーン系のチェック柄のパンツで可愛かったなぁ。 桜井さんは黒の開襟シャツにダークグレーのパンツ姿だったかな?(曖昧) ステージに出てくるなり、高見沢さんとただすけさんがちょっとリズム合わせみたいな感じになり…、すぐに高見沢さんのギターソロで演奏開始。 高見沢さんのリード・ヴォーカルの新曲が披露されました。演奏と同時にスクリーンには宇宙の映像が映し出され、歌詞もそんな宇宙をテーマにしたような感じ。ミディアムテンポのカッコいい曲でした♪ MCが無かったのでタイトルなども判りませんでしたが、この曲がおそらく12月に発売が決まっている35周年記念第3弾のシングルだと思われます。 私はこの曲を聴いて、一体何の為の曲なのかが判ったような気がします。多分、当たっているだろうなぁ…♪あの歌詞と映像が何よりも物語っておりますよっ。 演奏終了後、SEが流れコンサートが終了。 2回目のアンコールはMC無しの演奏のみって、かなり斬新な終わり方でした。 私はダッシュで客席を出なければならなかったので、去り際のアルフィーの姿を見られず…。 秋TOURが始って2本目のコンサートでしたが、物凄いハイテンションなコンサートだったと思います。 何より最近は芸人と同等の寸劇と化していた「出し物」が、ミュージシャンらしいノリに戻って良かった気がします。それでも、喋っている内容は今までと変わらないし(笑)、面白さもキープしているところが素敵っ。 あと、新曲が2曲聴けのが嬉しかったなぁ。最後の新曲は12月に発売すると告知されているシングル曲ですよね?MCが無かったので詳細は判りませんが、12月のシングルだと仮定して(笑)期待しようっと♪ それにしても、タイトル未定の新曲がコンサートで披露されるっていうのも久しぶりですよね〜。「えっ?この曲、何?」というワクワク感が堪りませんっ! ステージ内容も、さすがデビュー35周年記念のTOURだけあり、新旧の楽曲がとてもバランスよく織り込まれていて、それでいながらALFEEらしいメッセージソングもバッチリあり、かなり好みの内容でした。 しかし、このコンサートで一番印象に残ったのは、桜井さんに向かって「バーカ!」を連発したお子様のような高見沢さんだなぁ(笑)。コンサートのことを思い出そうとすると、「バーカ!」と叫ぶ高見沢さんの姿が脳裏に出てきちゃいます。 あのステージに居ただけで、高見沢さんは「バカ!」を何回言ったんだろう?数えておけば良かったかしら?←ムリムリ |