2009年5月13日(水)グリーンホール相模大野


 この感想はネタバレ掲示板『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに、少し加筆&修正を加えたものになっております。
 どちらにせよ、妄想てんこ盛り(笑)






■演奏曲目■

Opening 18:30

1.SWEAT & TEARS
2.恋の炎
3.星空のディスタンス
MC 坂崎
4.SLOW DANCER
5.BRIDGED TO THE SUN
6.二人のSEASON
7.FLOWER REVOLUTION
MC 3人
8.Promised Love
9.Sister of The Rainbow
10.希望の鐘が鳴る朝に
MC 高見沢〜メンバー紹介
11.My Best Friend
12.THE AGES
13.YOU GET TO RUN
14.幻夜祭
15.流砂のように
16.風の詩

アンコール1
17.19-nineteen-
 コント
 1972年にタイムスリップ
18.もう一度君に逢いたい (Acoustic Ver)
19.終わりなきメッセージ
20.SWINGING GENERATION

アンコール2
21.OVER DRIVE〜夢よ急げ
MC 高見沢
22.桜の実の熟する時



Ending 21:40過ぎくらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;




 やっと来ました。My初日。去年と同じパターンで、春TOURが始ってから1ヵ月以上経っていたのから、もうホントにネタバレ厳禁&アルコン禁断症状に耐え(笑)待ち遠しくて仕方がありませんでした。

 毎度書いてますけど、「グリーンホール相模大野」は地元みたいな感覚になれる会場なので、この会場でのアルコンは思い入れが他とは違います。






 客席に入るとTHE ALFEEのBGMが流れていました。35周年記念TOURでもあるので、コンサート前からガンガンにALFEE色をアピールしていた模様。

 ステージは丸見えの状態になっていて、ステージセットは後方に縦長の長方形の格子戸のようなセットが7つ並んでいるだけというシンプルデザインでしたが、コンサートが始るとその格子戸の隙間から電飾が見えて斬新な照明効果になっていました。


【本編】

 ほぼ定刻通りに本編スタート。

 格子戸のようなセットのうち中央の3つが斜めに動いて階段になり、一番上にそれぞれ3人が登場!

 衣装は、桜井さんは白のスーツにブルーのネクタイ姿。幸ちゃんは鮮やかなスカイブルーのスーツにTシャツ姿。高見沢さんは髪が巻き巻きで、黒のメタルちっくなノースリーブの衣装。ラインストーンいっぱいでキラキラ☆あと、サングラスにインカムも付けていました。

 蛇足ですが、開演前にロビーでアル友さんと、「私は既に2本参加しているけど2回ともタカミーはストレートヘアだった」ということを教えてもらい、「じゃ、今日もストレートかな?」という話題になり、「いや、気合が入っていれば時間掛けて巻いてくるかもっ!」、「えーっ、それじゃストレートだったら気合入ってない!って思っちゃうよ〜。」、「大丈夫!ストレートでもキューティクル感で気合が判る!」と妙な会話をしていました。
 だから、思わずOPで巻き巻きヘアーの高見沢さんを見て、「あ、気合入っている!」と一人で爆笑してしまいました。そのアル友さんもOPでは大ウケしたらしいですよ。ははは…。

 しかし、このOPはムチャクチャ格好イイ!
 アルフィー、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!て、一気にテンション上がりました!


 しかも、1曲目から『SWEAT&TEARS』!しかも金テープがっ!思わず「アンコールですか?」って感じのノリでコンサートが始って、これで盛り上がらないワケが無いっ!いきなり、こう来るとは思いませんでしたよ〜♪
 ちなみに、金テープにはTHE ALFEEとTOURタイトルロゴがプリントされているらしい。

 続いては『恋の炎』で、ハンドマイクを持った幸ちゃんとインカムの高見沢さんが花道に出て来ましたが、幸ちゃんは下手の花道に出た時に客席の通路まで出ていたような…(笑)。なんせ、このグリーンホール相模大野の花道は先端が客席通路と繋がっているので、その気になれば直ぐに客席に出られちゃうんですよね。
 そのお陰で(?)、桜井さんが1階席の後方まで行ってしまったり、高見沢さんが歌いながら客席の中央通路を突っ走って行ったという伝説が生まれた会場でもありますから。

 そして『星空のディスタンス』と、本当にアンコールのような曲構成で、もう頭の3曲でノリノリ&汗だくでございます。やっぱり、このTOURで35周年記念なんだな〜と、改めて実感しました。


 ドラムロールが鳴り響いたまま幸ちゃんのMCに入りまして、「いつも盛り上がる相模大野!1階席はもちろん、2階席のみなさんっ!いつも言っていますが、日頃の鬱憤を思いっきりぶつけて楽しんでいって下さいっ!」と、客席を煽ってました。

 MCの後に『SLOW DANCER』が演奏されて、この時の照明が何気に好きかも。今回の照明は、格子戸から差し込む光って感じで斬新でカッコ良いんですよね〜。続いて、久しぶりに生で聴いた気がする『BRIDGED TO THE SUN』、あの桜井の伸びのある美声を聞くとワクワクするというか、テンション上がりますな〜♪
 そして、高見沢さんがサングラスを外してステージ前に出て来て客席を煽ってきた勢いのまま、『二人のSEASON』が演奏されまして、2番は「愛しているよv」と低音ヴォイスで悩殺(?)していました。そして、後奏では3人ステージの中央前に横並びして、ヘッドシェイキングならぬネックシェイキングを披露。
 そのまま終わるかと思ったら、なんと『FLOWER REVOLUTION』が演奏されました!高見沢さんはメタル・エンジェルギターを出してきて、前奏に合わせてギターを光らせていて面白かったわ。桜井さんは自分が歌わない時は、太郎さん相手に遊んでました(笑)。



 桜井さんと高見沢さんがステージを一旦去り、幸ちゃんの2回目のMCに入りまして、ここで客席はお座りタイム。なんせ、OPからアンコールのようなノリで飛ばしましたからね〜♪正直、ここのお座りタイムは有り難い(笑)

 「このコーナーはどうでもいいコーナーですからね…て言うと、桜井が怒るんですが、コンサートにはメリハリが大事ですから、ここはメリハリのメリの部分です。」と、ここのMCの必要性を幸ちゃんが説明していました。「メリハリ」て良く聞く言葉だけど、「メリ」だけピックアップされると床が軋んできそうですな…。

 恒例のアンケート調査がありましたが、今日が春TOUR15本目になって折り返しにそろそろ差し掛かってきているのにも関わらず、今日が初日という人が多めでございました。「おっ!いらっしゃいましたね〜。みんな、相模大野の方?あと、町田!それに中央林間!…南林間、東林間!あとは、大和?あっ、ホントに大和の人いらしたっ。」と、近郊の地名をどんどん挙げていった幸ちゃん。去年もそうだったけど、幸ちゃんて「中央林間」というイントネーションが好きだよね〜。
 「ここまで友達とかから情報を入れたり入れなかったりしたと思いますが、(今日が初日の人の為に)犯人は桜井ということだけ教えておきます。…なんの事がサッパリ判らないと思いますけど、後半になっていけば判ります…って、そんなことねーって?」と言ってのけた幸ちゃん(笑)。ネタバレしているようで、全くネタバレしていない前振りでした。

 それから映画鑑賞の話題になって、幸ちゃんは映画やスポーツの試合を見る場合、先にネタバレしていないと安心できないらしい。ドキドキしちゃって血圧が上がり、身体によろしく無いらしいです(笑)。私は特に映画に関しては、絶対にネタバレなんて嫌だけどなぁ。
 まぁ、それ以前に、「先に聞いておかないと、出いる人が誰が誰だか判らないから」だそうです(笑)


 そして、「犯人の桜井さんをご紹介しましょう。桜井さんっ!」と幸ちゃんから紹介された桜井さん(笑)。一体、何の犯人だったんだろう…。

 颯爽とステージに戻って来た桜井さんは、「ド平日にようこそ。みんな会社でなんかあった?エヘッ。」と聞き方が怪しい桜井さん(笑)。この時点で、かなり妙なテンションになってた?
 しかも、その後の会話で幸ちゃんがツッコミを入れようとしたのか、タイミングが取れず妙な間を作ってしまい、ツボに入る桜井さんが可笑しかった。客席は若干引き潮?(笑)

 先ほど、幸ちゃんが映画の話をしていたので、桜井さんにも映画の話題を振り、桜井さんは映画館の後方の席で観るのが好きらしいです。後ろに人がいるのが嫌なんだとか。「高見沢なんて前に人が居るのは嫌だ!とか言って、どんなにガラガラでも一番前で観るからな!一番前以外で観たこと無いんじゃないか?」と暴露する桜井さん。
 幸ちゃんは観るなら真ん中くらいが良いらしいですが、桜井さんから「昔のあなたの頭が前にあったら観難くてしょうがないだろうね〜。」なんて言われてました。しかも、「あの頭、年々小さくなっていったよね。何で?」と、危うく禁断のヘアーネタに突入するところでした(笑)

 「昔2人で映画を観に行ったことあるんだけど、一番前に付き合わされさ〜、こーんな大きい画面が目の前にあって、字幕は首動かさないと見えないわで、首が痛くなるんだよ。」と訴えた桜井さん。確か、昔の作りの映画館の最前列てあまり歓迎されないよね〜。私も嫌だわ。
 2人して、「あんな大画面を一番前で観ないよな〜」と、鬼の居ぬ間に(?)盛り上がっていて可笑しかったです。

 しかし、幸ちゃんも桜井さんの意見に賛同していたけど、桜井さんから、「お前、映画館なんて行って無いんじゃないか?」とツッコミを入れられ、「うーん、行かないね〜。だって、誰が主人公だか判らないし、場面変わって衣装も変わると判らなくなるんだよ。しばらくして、"ああ、この人がインディか"って。」という、幸ちゃんの開き直った意見に桜井さん撃沈。これは、映画を観る観ないの問題ではありませんね(笑)

 2人して映画の話で盛り上がっていましたが、「そろそろ紹介しないとじゃない?」と桜井さんに言われ、「GWは終わりましたが、動くGWを紹介します。」と幸ちゃんに紹介された高見沢さんであった。確かに動くGWかも(笑)。
 衣装を着替えて来た高見沢さんは、裏地がゴールドの紫系のペルシャ絨毯のようなロングノースリーブコートを羽織り、肩飾りも付いていて、全体的に貴族ような雰囲気になっていました。

 客席が「おお〜っ」とどよめく中、高見沢さんは出て来て早々スタンドマイクの前に立ち、「オイ、お前っ!(怒)」と、桜井さんに向かってご立腹。「映画館で俺が一番前で観ることをバカにしやがって、今のシネコンは一番前でも観易いように設計されているんだよ!だから一番前で観ても首なんて痛くならないのっ!」と、猛抗議する高見沢さん。
 しかし、桜井さんから「すみません、シネコンて何?」と超初歩的な質問をされガクッとくる高見沢さん。シネコンを知らないとは…桜井さんもしばらく映画館に行ってませんなぁ。
 シネコンの説明をする高見沢さんに、さり気なく同調して説明口調になっていた幸ちゃんですが、「お前は映画なんて観ないだろう!」と逆に怒られていました。幸ちゃん、シネコンを知らないのに、説明するって凄過ぎるよ…。
 ちなみに、「映画を見るのは?」、「シネコン」。「じゃ、これは?」、「…アルコン。」というアンコールのコントコーナーのようなオチを付けていて大ウケしました。

 エンディングテーマを担当している映画『ウォー・ロード/男たちの誓い』の話題なったんだけど、高見沢さんは幸ちゃんに向かって、「お前、ジェット・リーやアンディ・ラウも判らないだろ?」と言われ、「判らない。アンディ・フグなら知っている。」と威張れない返答をしていました。でも、「金城武君は判るよ。」なんて言って、「金城君て、お前、友達じゃないだろ。」ともツッコミ入れられてました。しかも『ウォーロード』は歴史モノだから、「みんな坊主頭でしょ?区別つかないよ。」と凄いことを言ってのけた幸ちゃんであった。
 ここでだったかな、桜井さんが『ウォー・ロード』のことを、「ちゃんと観ましたよ。戦(いくさ)の話でしょ。」って言ったもんだから、「戦って…お前、いつの時代の人間だよ?戦国時代じゃないんだから…」と高見沢さんから呆れられていました。

 でも、幸ちゃんにも言い分があり、「だって登場人物が衣装変わると判らなくなっちゃうんだもん。どうやって区別すれば良いんですか?」と質問して、高見沢さんを困惑させておりました。この質問により、高見沢さんはむか〜し、何故か幸ちゃんと2人だけで映画を観に行ったことを思い出し、「2人で『狼の午後』という映画を観たんだけど、帰り喫茶店で"あの映画良かったよな"と話しを振ったらなかなか話に乗ってこなくて、"アル・パチーノの相手役の人良かったよな"って言ったら、"それ誰?"なんて聞いてきて、ストーリーもその場面も一から説明したんだよ。」と、暴露しておりました。
 幸ちゃんは「アル・パシーノ?アル・パシーノは知ってるよ。井上順さんに似ているから。」と言って、高見沢さんを撃沈させていた。しかし、アル・パシーノって、わざと?(笑)

 幸ちゃんが映画を観る時に登場人物の区別が付かない他に、「お前、字幕の漢字を理解するのに時間掛かるから、その間に場面が変わって話も付いていけなくなるんだろ?」と桜井さんからツッコミ入れられてました。ちなみに、桜井さんは「(字幕の)漢字飛ばして読むから平気。意味が判らなくなる時があるけど…」と言ってました(笑)。そんな桜井さんに、「別に字幕を読まなくても、英語を聞き取って雰囲気でだいたい判るだろ?全部判らなくてもヒヤリングの練習にもなるだろ。」と優秀コメントをする高見沢さんであった。

 実は、このMCコーナーは高見沢さんは喋らない予定だったそうで、「ここでは喋る予定じゃない高見沢さが先ほどから喋りまくってます。」と言われ、「俺が喋らないと思って、お前ら俺のこと好き勝手に言いやがって!」と喋りまくる高見沢さんであった。
 しかも、抗議内容は映画の話題だけに収まらず、桜井さんに至っては「最近、下ネタが多過ぎると女性スタッフからも苦情が出ている。」という理由で攻撃再開(笑)。でも、桜井さんは「それは、太郎がそういう話ばかりするから付き合ってたんだよ。」と責任転嫁していた卑怯者でした。後ろで太郎さんが手をブンブン振って潔白を訴えてましたわ。

 気が付けば、このMCコーナーは高見沢さんが仕切っていたというか、仕切る人が居ないクロストーク満載のフリートークコーナーになっていました(笑)。だって、本来は幸ちゃんはMCをまとめなくちゃいけないのに放置状態。桜井さんから、「MCをまとめようとすらしないし…」なんて言われてました。
 いくらメリハリの「メリ」の部分とはいえ、グダグダの凄い展開になってしまい、「この雰囲気の中、次に歌う人が大変です。」なんて幸ちゃんが言ったら、高見沢さんが無言で桜井さんのことを指差し、桜井さんは後ろ向いて精神統一してました(笑)

 幸ちゃんは次に演奏する曲の紹介でも、3月に発売された2種類のベスト盤の宣伝をしてきたので、客席はてっきりそのベスト盤に収録されている楽曲が演奏されるもんだと思ったんですが、「次に演奏する曲はそのベスト盤には収録されていませんが・・・」なんて言うから大ウケ。そりゃ、桜井さんもガクッとしちゃいます。な、なんだったんだ、あの前振りは…!


 あのMCの直後で『Promised Love』をしっとりと歌いきった桜井さんて凄い。本当にプロでございます。ガラリと雰囲気を変えましたからね〜。
 続いて、キーボードのただすけさんが『Over The Rainbow』を演奏すると、そのまま『Sister of The Rainbow』が演奏され、照明もレインボーになって綺麗でした。

 そして、アカペラでサビが歌われて『希望の鐘が鳴る朝に』が演奏されまして、バンド演奏になった途端に客席はスタンディング。この曲は大好きだわ〜♪これで高見沢さんが、ヴィーナス・エンジェルギターだったら完璧だったなぁ。残念…←いえ、これは飽くまで個人的意見です。


 高見沢さんのMCに入りまして、「『希望の鐘が鳴る朝に』は1999年…10年前の曲だけど、まだまだ俺達はこれからです。あれから10年経っているわけで、みんなも10年は年を重ねている(笑)。いえ、いいんですよ。年を重ねることは!実はこの間、ちょっと20周年の頃の映像を観ていたんだけど、10年前も"この曲は10年も歌ってきてますが、まだまだこれからです"みたいな、同じこと言ってんだよな〜。

 みたいなことを言っていまして、「だから、10年後も"『希望の鐘の鳴る朝に』は20年前の曲です。でも、俺達はまだまだこれからです"て相模大野で言うから、お前達もまた言っている…っと思って下さい。」と、言ってくれたのが妙に嬉しかったです。10年後というと3人は還暦すら超してしまうんだけど、なんかフツーにコンサート活動を続けてくれていそうな気がします。
 10年前は50代のALFEEなんてあまり想像できなかったけど、あの頃よりも断然派手になっているしパワフルなような気がします。良い意味で落ち着いてないですよね。

 そして、ここでサポートメンバーが紹介されまいて、「ドラムス、太郎ーっ!はい、どこから、どう見ても太郎です。」と不思議な紹介のされ方をしていた。
 「そしてキーボード、ただすけ!…ただすけって本名なんだよな?名前付けたお母さんって凄いよな。この時代にただすけだぞ。"ただ"だぞ"ただ"。非常にエコな名前です。」と、こちらも不思議な紹介の仕方をしていました。別に無料って意味じゃないでしょうに(笑)。確か、お母さんが加藤剛さんの大ファンで、当時加藤剛さんが主演していた『大川越前』から取ったんだよね?
 「前の3人は知っていると思うので省略します。アルフィー、A・B・Cです。」と、本当に簡略したメンバー紹介で済ませた高見沢さんであった。

 そしてTOURタイトル「CONFIDENCE」について触れ、「人間一人じゃ無理、俺は2人と一緒だから35年もやって来られた。」熱弁。「本気で悩みを打ち明けられる友達の存在は重要」みたいな感じで良いことを語っていたんですが、「何か悩みがあったら桜井に相談して下さい。」と責任転嫁していた(笑)。桜井sさんは急に振られて、「ええ〜、俺〜?」みたいなジェスチャーしていて、それがピンスポで抜かれていてウケましたが(笑)

 しかし、先ほどの3人のMCがかなり長かったこともあり、この高見沢さんのMCコーナーはサクサクと進行していったような気がします。多分、あの時点で相当巻いていたんだろうなぁ。
 「10年後も『希望の鐘が〜』を演奏する」と話した時も、「10年後もここ(相模大野)でやりたいから、長く使わせてもらえるように、みんなも協力してくれよ。」みたいなことを言っていましたからね。


 "信頼できる絆"というMCの後に演奏されたのが『My Best Friend』だったんですが、妙に新鮮に感じたなぁ♪あと、照明が凄くカッコ良かったです。『THE AGES』では、バラード部分での桜井さんの美声に聴き惚れました。高見沢さんのソロパートは…ちょっと危なかったですな(笑)
 そして、そして、まさかの『YOU GET TO RUN』!もう前奏を聴くなり嬉しくて飛び跳ねてしまいましたよっ!滅多に演奏されない曲なだけに嬉しい過ぎっ!しかし、これはジャン!と終わるからカッコいいのであって、とって付けたようなギターソロはどうよ?(笑)。できれば、その次に演奏された『幻夜祭』の後にお願い…。←飽くまで個人的意見・その2
 でも、サーベルギターでノリノリでギターを掻き鳴らしていた高見沢さんはカッコ良かったですけどね。ライトハンド奏法までやってましたよっ。

 本編ラストの風が吹くSEの後に『流砂のように』〜『風の詩』と演奏されていったのは、渋さも出て良かったですね〜。『風の詩』は初めて生で聴いたけど、力強いアコギサウンドが最高です。






【アンコール1】

 まず先にサポメンのただすけさんと太郎さんがステージに登場。そしてSEが流れて3人がステージに登場。

 衣装は、桜井さんは赤い開襟シャツに黒パンツ姿。幸ちゃんは黒地に赤ぽいプリントTシャツがカッコ良かった♪どんなパンツだったかは覚えてない(笑)。高見沢さんはラインストーンのスカル柄の黒の羽織物姿で登場。インナーもラインストーンがキラキラのド派手な黒のタンクトップ!もちろん、インカム付き。

 出て来るなり『19-nineteen-』が演奏され、ALFEEも客席もノリノリ。ラストは幸ちゃんと高見沢さんがシャウトするヴァージョンでした。


 そして、いつの間にか定着したコントコーナー。
 今回は、1972年の高校時代にタイムスリップ!…ていうか、ナレーションは(TBSラジオの方だったのかな?)ターイム・ショック!なんて言ってましたが(笑)

 桜井さんと幸ちゃんは学ランを羽織っての再登場。なんか、物凄く嘘臭い学生です(笑)。
 桜井さんは、またまた『千の風になって』の替え歌を披露してくれましたが、歌詞はもちろんメロディも変わってしまい、美声でしたがとんでもない歌になってました(笑)。でも、「古典が4点でもいいんだ。俺にはこの美声があるから♪」て、桜井さんが言うとギャグにならず妙に説得力があるなぁ。
 幸ちゃんはアコギを持っての登場でしたけど、こちらもテンションが可笑しくて(幸ちゃんは本編のMCの時から壊れてた)、かなり暴走していて桜井さんがテンポ合わせるのに苦労していた。

 そして、「顔はちょっとイケてるんだけど、頭の中はイケてない金髪ロンゲの嫌な教師」と言われてた高見沢さんは、白衣にメガネという不良教師のような出で立ちで登場。
 登場するまでに、2人が高見沢さんの天然ボケの数々のエピソードを暴露しまくっていたので、「コラコラーッ!そこ2人ーっ!」と怒鳴りながらやって来てました。差し棒を持っていたけど、なんか鞭みたいに扱ってたよね?(笑)

 桜井さんと幸ちゃんは「明日フォークコンテストに出る」という設定だったので、歌の練習ということで色々披露してくれたんですが、高見沢先生に言われて幸ちゃんが谷村新司風のS&G、南こうせつの風のS&G、森進一風のS&Gを披露してくれて物凄く可笑しかったです。特に、森進一風は凄いことになっちゃって、桜井さんも一緒になって、森進一さんの口調で「森…昌子です。森…光子です。放浪気です。2000回です。」と大暴走。
 あと、桜井さんは田中角栄の物真似を振られてやったんですが、幸ちゃんから「小学生の前でやってドン引きされたんだよ。」と暴露されていました。だから、娘の田中真紀子さんの物真似を披露したら、これが意外に似ていて面白く、高見沢さんから「お前、今度からこっちでいけよ。」とアドバイスされていました。
 ちなみに、幸ちゃんはボビーの物真似をしたんだけど、「鼻づまりが治ったら似てないな。」と高見沢さんから一刀両断されていた(笑)。なんか、笑いに厳しいな…・。。

 生徒と先生ということで、身体検査(幸ちゃんと桜井さんによる動物の鳴き真似対決)や荷物チェック(GOODSのお菓子の宣伝。ジャパネットさかざき復活/笑)などがありまして、とてもミュージシャンのステージとは思えない光景が続きました(笑)
 いや〜、久しぶりにお腹抱えて大笑いしましたね。

 そして抜き打ちテストまで行われたんですが、そこで幸ちゃんに向かって2度も「桜井…」と呼ぼうとして言葉に詰まる高見沢さんて、どうよ?そりゃ桜井さんも「お前、いい加減にしろよ!俺達はお前の名前間違えたことないぞ?高根沢なんて言ったことあるか?」と抗議しながら、マイクの装置外れちゃうほど転がっちゃうよ。慌てて出て来たスタッフに直して貰っていたけど、仕事しやすいようにとお尻を突き出す桜井さん…あれは、高見沢さんじゃなくてもツッコミ入れたいわ(笑)
 しかも、階段の段差を勘違いしてヨロけちゃう高見沢さんて、どうよ?(笑)。本人は誤魔化したつもりだったみたいだけど、「お前、今、思いっきりヨロけただろ?」と桜井さんに指摘され、「もう一段あると思ったんだよ。でも無くて慌てちゃって、よくあることだろ?でも、まだまだ大丈夫だよ〜♪」と自ら客席にアピールしてきた高見沢さんて、ホントどうよ?(笑)

 しかも、ステージホワイトボードまで用意して問題を出しはいいけど、「2+2=」の問題を出し「アヒル2羽」とか「アヒル4羽」なら判るけど、桜井さんがその解答を見越して「アヒル4羽!」て答えたからって、を強引にタコの絵にする高見沢さんて、どうよ?【左の図を参照】

 「お前〜!2でアヒルとか言って、この2の奥にもう1羽ずついるとか言って"答えはアヒル4羽だ"って言ってきたのまでは納得するけど、2タコだと〜?それだったら、タコじゃなくても何でも良いじゃんかよ〜!」という桜井さんの苦情を聞き入れようよ(笑)
 しかも、足の数が足りておらず、「お前、これ足6本しかないじゃん。タコじゃねーよ。」と指摘されると、強引に足2本を書き足した高見沢さんであった。どこまでも自由人。

 桜井さんは高見沢さんが描いたタコの絵のゆる〜い感じがツボに入ったようで、「ねぇ、これ消す前にコピー取っておいてくれる?写メっておいてね。」とスタッフに頼んでいました。確かに、写メとして欲しいかも。(私が描いたやつより、もっとゆる〜い感じでしたから/笑)
 でも、すかさず高見沢さんから「お前、写メなんて撮ったことあるのかよ?使ったことすら無いだろ?」と指摘され、「うん、よく判らない。でも送って貰えれば…」と、飽くまで他力本願な桜井さんでした。

 この抜き打ちテストでコントは終わらず、高見沢先生が「俺もコーラス好きなんだよ。俺も参加させてくれ。実は俺、18歳だから。」と強引に白衣から学ランに衣装を変え、2人の仲間に入ろうとしていたのにはウケました。
 しかも、学ランの襟に髪の毛が挟まってしまい、「イテテ…」という状態になり、この状況はどの会場でもあったらしく、「また挟まってやんの」という感じに桜井さんから揶揄われていましたが、「今日は(髪)巻いているから、そんな挟まらないもんね〜。」と、妙な威張り方で返した高見沢さんがツボに入りました。当然のことながら、「巻ける髪があっていいよね…」と愚痴る桜井さん(笑)

 ご当地ネタでタイムカプセルを探り当てるスイッチを押そうという展開になり、相模大野はこれと言った名産が無く(笑)、最前列の人が「伊勢丹」と言ったら、「お前、伊勢丹は新宿の方がデカイだろ!伊勢丹は新宿だろう!」と何故か桜井さんがケンカ腰。高見沢さんが慌てて「お客さんに向かってなんて口聞いてんだよ。」と制止して、「すみませんね〜。これに懲りずにまたコンサートに来いよ!でも、伊勢丹は新宿だろうっ。」と飽くまで強気(笑)
 とりあえず、原監督が東海大相模の出身ということで「原辰徳」になりました。桜井さんも言ってたけど、なんか妙に叫び難かったです。テンポがなかなか取れない桜井さんが可笑しかったし、そんな桜井さんの苦闘ぶりを見て大笑いしていた2人の姿もツボでした。

 そして、タイムカプセルまで登場したんだけど、スモークにキラキラ光るカプセルと、なんか舞台並に演出が凝っていて、幸ちゃんも「ほ、本当にタイムカプセルがあった!」と芝居かかった台詞を言い、「なんか唯一芝居しているよな…」と高見沢さんに言われてました。

 そうそう。高見沢さんは『新堂本兄弟』のロケで2日間韓国に言っていたから自称・韓国通になっていて(笑)、韓国語ヴァージョンの『メリーアン』が3人によって1フレーズ披露されました♪
 でも、その後に幸ちゃんが再び暴走して、桜井さんが「この人のテンポに合わせるの大変なんだけど…」と高見沢さんに向かって愚痴っていておかしかったなぁ。

 コントの終わりのナレーションは高見沢さんの声だったと思われますが、ギャグの混じった内容だけど、今のアルフィーを示唆する内容で、なかなかイイ感じ。


 その流れのまま3人学ランを羽織った姿で『もう一度君に逢いたい』を演奏。歌は良いんですが、ビジュアルが微妙に笑えました。

 そして、3人とも学ランを脱いでくると『終りなきメッセージ』が演奏されましたが、去年の武道館ファイナルと同じヴァージョンで感激!

 しかし、高見沢さんは学ランを脱いでタンクトップ姿になっていたから、もう真っ白な二の腕が眩しかった〜っ!しかも、とても55歳とは思えない逞しくてカッコいい二の腕でした。さすが鍛えているだけありますっ!なんか、自慢の二の腕を客席に見せ付けている感じでしたよっ♪いや、感じじゃなくて、明らかに「俺のこの二の腕を見ろ!」てアピールしていたわ(笑)
 本編なんて両方とも鍛え上げられた二の腕が堪能できる衣装だったもんね〜♪

 続けて『SWINGING GENERATION』が演奏され、高見沢さんはガンガンにギターを掻き鳴らしながら、客席を煽ってきてましたよっ。桜井さんは自分パートじゃない時は、太郎さんの所に行ってちょっかい出していたように見えました。


 演奏が終わり、太郎さんやただすけさんも前に出てきて5人横一列に並んでお辞儀。そして、各自、手を振りながらステージを去って行きました。


 ラスト2曲でガンガンに乗りましたが、物凄く笑い疲れたアンコールだったような気がします(笑)。演奏はもちろんですが、笑いに対しても3人はマジでしたっ!






【アンコール2】


 3人の衣装は、桜井さんが黒に開襟シャツにグレーのパンツ姿。幸ちゃんがブルー系のぼかし風シャツにパープルのパンツ姿。高見沢さんは新曲のPR用のドピンクのドレススーツに白フリルシャツ姿で登場。丁度、先週の『Mステ』に着ていた衣装だったので、「おお〜!生で見られた〜!」と妙に感動。

 幸ちゃんのアコギ演奏から『OVER DRIVE』が歌われ、そのまま『夢よ急げ』に流れていくのはイイっすね〜♪凄くLive感が高まってテンション上がります!


 高見沢さんのMCに入り、「1階席の後ろのみんな!そして、2階席!そこの壁に張り付いているように見えるみんな!相模大野は毎回盛り上がるけど、本当に前年以上の盛り上がりをみせてくれて、みんなの情熱のお陰でTOURをやり続けていることができます!」みたいなことを熱く語ってくれました。特に2階席の歓声は凄まじく、高見沢さんの胸にズキューン!と響いたらしいです(笑)

 今年で最後になる夏イベの話になり、「相模大野の人達は同じ神奈川なんで2日間絶対に来るように!」と強気(笑)。しかも、「ここまでやって来て、この最後の野外を焼き付けないでどうするよ?来なきゃ、アカン!」と、後半は偽関西人になってまで凄い訴え方をしていた。
 ちなみに、偽関西人になってしまったのは、相模大野の前が大阪アルコンだったから、それを引き摺っているから…と言い訳してました。

 先ほど演奏した『夢よ急げ』について触れ、「この曲は野外で歌う為に作った曲だったから、これを今度の最後の夏イベで歌うとどうなるんだろう…と、物凄く気が早いんだけど演奏しながら思いを馳せてしまったら、なんか鼻がツンときちゃった。」と、感慨深い気分になってしまっていた高見沢さん。現時点でそんなセンチメンタルに浸っているとなると、8月の野外ステージでは一体どうなってしまうんだろう?と、別の意味で心配になる(笑)。当日は涙と汗を拭く為のタオルじゃなくて、バスタオルを用意しておいた方が良いかもね…。

 そして、新曲についての話題になったんですが、今日発売日なのに「今夜発売になった…じゃない。今日だ!」と訂正したり、『桜の実の熟する時』はテレビ朝日系ドラマ『京都地検の女』の主題歌なのに、「テレビ朝日の主題歌…じゃない!テレビ朝日のドラマの主題歌!」と訂正したり、新曲発売の告知になっているんだか、いないんだか(笑)

 今回は両A面シングルで、もう一曲の『風の詩』についても、「これは先ほども話したけど、映画『ウォー・ロード/男たちの誓い』のエンディングテーマで、今まで何曲か映画に楽曲提供をしたことがあるけど、この映画ほど理想的なシーンで流れてくる作品はないです!是非、みんなも映画館で観て、劇場に『風の詩』が流れるのを聴いて欲しいです。なんせ、スクリーンに俺達3人の顔が出るからね。話は男の戦いの話なんだけど、俺は観て切ない気持ちになりました。」と、映画についても熱く語りまくっていましたが、エンディングテーマが流れると同時にALFEEの写真も出るってホント?

 『桜の実の熟する時』について、「桜は咲いた時が終わりで、また新しい実を付ける為に再生する。恋も情熱的に終わっても、新しい恋を芽生えさせる種は残っているんじゃないか…そういう思いを込めて作ったラブソングです。」と語っていて、ただ同窓の島崎藤村の本から取っただけじゃなく、ちゃ〜んとラブソングとしての意味合いも考えていたとのこと。桜の実の熟する時は5月〜6月だそうで、丁度これからなんですなぁ。


 そして、新曲『桜の実の熟する時』を披露。高見沢さんはクリスタル・エンジェルギターで演奏。エンディングでは桜の花びらのようなハート型の紙吹雪がステージ上空から舞ってきまして、自分の頭に当たらないように演奏しながら器用に避ける幸ちゃんが可愛かった。

 これがコンサート最後の曲となり、演奏が終わるとそれぞれ客席に別れの挨拶をしながらステージを去って行きましたが、桜井さんは下手側の花道の先まで出てきて、ピックを客席にバラ撒くサービスぶり。
 最後まで残っていた高見沢さんは客席に向かって深く一礼をして、顔を上げるなり両手でガッツポーズをしながらステージを去って行きました。あの満足気な笑みは最高でしたね〜♪






 3時間強の濃厚な内容のステージで、本当に35周年記念に相応しいコンサートでした。しかも、初っ端からアンコールのような構成できて、最後は新曲で締めるだなんて、本当に最高ですよ。高見沢さんのMCじゃないですが、「アルフィーはまだまだこれから…!」という気持ちが物凄く込められていたコンサートだったと思います。


 あと、幸ちゃんの壊れっぷりにはビックリ。
 2回目のMC辺りからおかしかったですが(笑)、ナチュラルハイを軽く通り越していたように感じます。あの時の3人のクロストークは最高でした。

 しかし、今回は数字の「2」をタコの絵にしちゃった高見沢さんかな(笑)。あれ、凄い強引でした。しかも、「足の数が足りてない!」と桜井さんに指摘されたら、強引に足を書き足すし、もうやりたい放題。

 曲構成や照明効果を含む演出は35周年らしい斬新さと王道のミックスで最高でしたが、「笑い」の完成度もかなり凄いことになっていて、色んな意味で本当に楽しいコンサートでした。