2008年12月24日(水)日本武道館(ファイナル)


 この感想はネタバレ掲示板『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに、加筆&修正を加えたものになっております。
 どちらにせよ、妄想てんこ盛り(笑)。それをご承知の上、読んで頂けると有り難いです。






■演奏曲目■

Opening 18:05過ぎ

1.夢よ急げ
2.FLOWER REVOLUTION
3.AFFECTION
4.Time Spirit
 MC 幸
5.不良少年
6.希望の橋
 MC 幸+桜
7.恋人達のペイヴメント
8.ANGEL
9.黄昏に瞳を閉じて
10.夢のチカラ '06
 MC 高
11.AUBE 〜新しい夜明け
12.Dark Side Meditation
13.春の嵐
14.LIBERTY BELL
15.CATCH YOUR EARTH
16.A.D.1999

アンコール1
 〜X'mas Special〜
17.Silent Night
18.Candle Light
19.霧のソフィア

 〜コント・コーナー
 *ウルトラ・クリスマス・イブン
 *ウルトラ・コーフン
20.Save Your Heart 〜君だけを守りたい
 〜メンバー紹介
21.聖夜-二人のSilent Night-
22.賛美歌 頌栄539番
  〜Count Dwon 1999


アンコール2
23.星空のディスタンス
 MC ALFEE
24.A LAST SONG

アンコール3
 MC 高
25.終わりなきメッセージ


Ending 21:40過ぎくらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;






 遂にやって来てしまいました。12/24のX'mas eve武道館公演…2008年東京(関東)ファイナルになるアルコンです。
 私は1988年の武道館公演からアルコンに通いだしたので、20年この道を同じ時期に歩いて来ているんだな〜と万感の思いが駆け巡りました。




↑24日のみ正面入口にはX'masツリーとリースが登場♪

 X'mas eve公演限定に登場する特製のX'masツリーとリースが正面入口に飾られ、チケット切りのお姉さま方はサンタさんになっていました。


 最終公演のレポになりますが、ステージのセットや衣装などはフォーラムのレポ武道館初日のレポ参照にして下さいませ。そちらが基本になっております(笑)

 会場内のBGMがALFEEの楽曲になっていて、演間際になって『SWEAT&TEARS』が流れるというのは変わらず。

 それから会場内にはテレビカメラが入ってまして、この公演の模様は客席内で配られたチラシによると1/31にスカパー721にて放送されるそうです。




【本編】

 定刻より5分ほど押しての本編スタート。

 ステージが暗転しSEが流れると、巨大な分度器のようなセットの中心が開き、中から3人が登場〜♪
 衣装は3人とも昨日と同じでした。高見沢さんは本日もサングラス無し♪桜井さんは昨日に引き続きヒカリモノよ〜☆


 昨日のMCで客席の振りを絶賛していただけあって、『FLOWER REVOLUTION』では高見沢さんノリノリっ!インカムを付けていたし、ギター演奏が無ければ一緒に踊りそうな勢いでした(笑)
 次の『AFFECTION』では、高見沢さんが下手の花道の先端、幸ちゃんが上手の花道の先端にへ出て来ました。桜井さんは定位置で熱唱。

 ドラム音が鳴り響いたまま最初の幸ちゃんのMCに入り、「やって参りましたX'mas Eve!アリーナ、1階、2階、明日のことなんて考えず!最後まで盛り上がっていきましょうっ!」」と、各フロアを煽りながら短くご挨拶。他にも何か喋ってましたが覚えてない(笑)

 そのまま『不良少年』、『希望の橋』と、このTOURでは定番になっている楽曲が演奏されました。『希望の橋』のラストは何気に拳振り上げがキツイ(笑)。しかし、早口な曲だのう〜。


 2回目の幸ちゃんのMCに入る前に、何故か高見沢さんのマイクスタンドを直しに来たローディと「ねっ」と感じに相槌をうつ幸ちゃんが可愛かった。

 恒例のアンケート調査がありましたが、「インフルエンザの人!…居るわけないって?万が一いらした場合は強制送還です」なんて言ってました。もちろん、インフルエンザの人はいらっしゃらなかったんですけどね。風邪気味の人はいらしたようで、「息する時はたくさん吸ってあまり吐かないようにして下さい」と、幸ちゃんから無理な注文されていました。

 で、今日はサクサク進行しないといけないそうで、早々に桜井さんが紹介されました。「昨日はサバになっていましたが、今日も凄いですね。シマダイですね」なんて言われながら紹介されてた桜井さんであった。
 まぁ、シルバーと黒の太いストライプ柄のスーツなので、まんまシマダイだったかも(笑)

 妙な歩き方でステージに再登場してきた桜井さんは、演歌歌手のようなオーバーアクションで客席にお辞儀すると、幸ちゃんに向かって「ちょっと背伸びた?」と質問。桜井さん曰く、昨日よりも幸ちゃんが大きく見えるそうです(笑)。「伸びてないよ!昨日と服も靴もまるっきり同じだもん!」と反論する幸ちゃんであった。「シークレットスーツでも着ているものかと…」と、まだ疑惑の眼を向ける桜井さんに対して、「そんなのあれば欲しいよ」と言ってのけた幸ちゃんであった。

 そして「今日は武道館ファイナルですよ。明日のことなんて考えず燃え尽きましょう。明日起きられなかったから、明後日まで寝てればいいんです」みたいなことを幸ちゃんが言って、桜井さんも「私なんて、たぶん終わった後は一人で楽屋を出られないと思います」と宣言していました。幸ちゃんから「桜井さんはいつも、武道館ファイナルの帰りはスタッフに両脇抱えられながら車に乗り込みますからね〜」と暴露されていましたが、ファイナル公演が終わると桜井さんは打ち上げでウキャーッ!となって、再起不能なくらいヘロヘロになってしまうとか。
 その流れで、「みんなもココで打ち上げとかするのかな?」なんてとんでもないこと言うもんだから、桜井さんから「やれるわけないでしょう。ここは片付けないといけないんだから。坂崎さんも、後片付け手伝ったらどうですか?」と、ツッコミ入れられてました。

 それから、来年は丑年だ…みたいなことを桜井さんが話題にしたら、幸ちゃんが唐突に「ンモ〜〜〜〜ゥ」と牛の鳴き真似をしまして(笑)、ウケた桜井さんが「ホント面白い人だよね。じゃ、辰年は?」と振られてしまい、しばし悩んだ幸ちゃんは「……龍は鳴かないもん」と降参していて可愛かったなぁ。

 そして高見沢さんが紹介されまして、昨日と同じ金と白のマントとファア付きのド派手な貴族風衣装でステージに再登場しました。
 既にピンク色のジャクソンのギターを持っていて、次の曲の準備完了というか、次の曲の為に集中モードに入っていた高見沢さんであった。


 幸ちゃんが「では、演奏に戻りたいと思います。この季節にピッタリの歌を…」という曲紹介で演奏されたのは『恋人達のペイヴメント』でした。この曲を聴くと、武道館公演だな〜って実感しますね。しかも、今回は歌詞間違え無しでしたよっ!←感動するところがそこかいっ。

 続いて『ANGEL』が歌われまして、個人的には久しぶりでだったの嬉しかったですね。そして、『黄昏に瞳を閉じて』、『夢のチカラ'06』と、このTOUR定番の楽曲が続きまして、この流れでこの楽曲を聴くことはないんだろうな〜と、しみじみしながら聴き入ってしまいました。『夢のチカラ〜』の時の高見沢さんのソフトな歌声ってイイんですよね〜♪


 高見沢さんのMCに入り、「みんな昨日オレが言ったことを実践したか?」と客席に問いかけてきました。「昨日言ったこと」って、あれですよね。朝起きた時に一番最初に自分の顔を鏡に映す時は気合を入れて見ろ!そして「美しいっ」と褒めろ!…ってやつですね。「俺は今朝ちゃんとやったんだからな!」と、大層威張っておられました(笑)。なんかね、高見沢さんだったら違和感なくフツーにやってそうです。ナルシストとか、そういう領域を超越している勢いでやっていそう…いや、やっていて欲しいな(笑)

 その流れで、「みんなも辛いこととが多いと思うけど…」という話になったんですが、「でも、しゃーないこともあるんだよなっ!今はそういう時代だし、頑張っていかなくちゃいけないんだよ、しょーがないんだよ!」と、妙に言葉が感情的になって、珍しくべらんめい口調にもなったりして面白かったわ。言葉よりも感情が先行している時の高見沢さんて、ホントに"素"の部分が出ていて魅力を感じます。

 そして、昨日に引き続き『FLOWER REVOLUTION』の振りを再現しながら熱く語る高見沢さん。「今日気付いたんだけどさ、"ウ〜ゥ♪ラッラッ♪"てバックコーラスにも振りが付いているんだね!ビックリだよ!」と昨日以上の熱弁を披露。両腕の上げ下げだけでも凄いと感じていた高見沢さんは、ハイテンションで何度も振りを再現しながら語る・語る・語る…更に語る。
 新曲を発表し、コンサートで披露し、みんなが独自の振りを考案し、全国に共通のノリとして広がっていく…その現象が楽しくて仕方がないようでした。「まさかバックコーラスにまで振りがつくとは、この曲を発表した時は想像すらしていませんでした。もう、そんなみんなが好きだ!」と、断言してくれちゃいましたわっ。

 このMCコーナーでは、他にもいろんな内容の話をしてくれたんですが、必ずと言っていいほどオチに『FLOWER〜』の振りを持ってきて踊り始めちゃったりして、話の完結が全部『FLOWER〜』の振りになっちゃっていました。
 なんか違った意味で、『FLOWER〜』はアルコンの定番曲になっていきそうです。

 「今年で結成35周年、来年でデビュー35周年になるけど、この二人とはそれ以上の年月ずーっと一緒にいる。この長い関係は家族や友人とも違う」みたいな話もしてくれたんですが、全部『FLOWER〜』の振りにもってかれちゃいましたからね〜。


 だけど後半、「どんな時代でも明日は必ず来ます。その明日を希望を持って迎えることができるように」と真面目に語って、『AUBE〜新しい夜明け』が演奏されました。高見沢さんはクリスタル・エンジェルギターを出して来まして、鮮やかに光ってましたね。このギターは暗転した時に迫力あります。

 そして、『Dark Side Meitation』、幸ちゃんのアコギ・ソロから始る『春の嵐』と立て続けに演奏されまして、エンディングのギター・ソロがかなり長めでしたが、今回は妙にカッコ良かったなぁ。そして、『LIBERTY BELL』はルネッサンス風のFlyinA-Vギターが登場し、高見沢さんはクルクル回ったりとノリノリ!続いての『CATCH YOUR EARTH』では、後半のコーラス部分を高見沢さんが歌詞を間違えてしまい妙なコーラスになってしまいましたが、途中で気付いたのか自然と普通のコーラスに戻っていたのがアルフィー・クオリティ☆

 本編最後の曲は高見沢さんのアカペラから始まる『A.D.1999』では、高見沢さんがインカムを付けていたこともあってステージ左右動き巻くっていたんですが、下手に行った時には桜井さんに絡んだりしていて面白かった。後半にいくにしたがって高見沢さんの一人ヘドバンも健在で、最後は超ハイトーンヴォイスで叫んで締めましたっ!





【アンコール1】

 ステージ後方の分度器のようなセットにX'masリースの映像が映し出され、X'mas Song(『White Christmas』)が流れ、ステージ全体もX'mas仕様の照明になり、X'mas Eve Spesialプログラムがスタート。

 高見沢さんは昨日のアンコールと同じノースリーブのロングコートの襟やらデニムパンツにもラインストーンがキラッキラ☆しかも、ロングコートの後ろはFlying-Vのアップリケ付きの衣装。
 幸ちゃんは白のシャツに黒のレザーぽいジャケットを合わせた渋めな衣装で登場。桜井さんは、赤と黒のチェック柄のスーツに黒ぽいネクタイを合わせた衣装で登場。

 英語歌詞の『Silent Night』がフルコーラス披露され、続いて『Candle Light』がしっとりと歌い上げられてジーンとした気持ちで聴き入り、『霧のソフィア』の世界観に酔いしれました。


 素敵なバラードが3曲続き、今年のX'mas eveは大人ぽくいくんだ…と思った矢先、X'masぽくアレンジされた『ウルトラ●ブン』のBGMに合わせて、サンタの帽子を被ったウルト●マンの映像がステージ後方に映し出されて客席は大爆笑。

 …ここまで良いムードを作り上げておいて、やっぱり、イヴもやっちゃいますか(笑)

 その後はお馴染みコント・コーナーに突入。

 『ウルトラ●ブン』のテーマ曲にのってチープなウルト●マンの格好をした桜井さんがステージに再登場。昨日に引き続き、桜井さんも高見沢さんもミュージカル調で頑張っちゃいましたが、高見沢さんてば武道館の住所を言う所が噛み噛みになってしまい、桜井さんはその場にしゃがみ込む程うな垂れてしまっていました。
 この日の桜井さんは「ウルトラ・クリスマス・イブン」だったんですが、「ウルトラ・クリスマス・イブ〜ン♪」という輪唱が、太郎さんもただすけさんもイマイチ上手くいかず(…ていうか、文字数多すぎだって!)、「何だヨッ!リハーサル通りやろうよっ!」と桜井さんが2人に訴えていましたが、「ここリハーサルしてないだろ」と高見沢さんに一刀両断されてました。

 しかし、この日の桜井さんはネクタイ姿にお面とマントを合わせてきた姿だったので、「なんか酔っ払いオヤジみたいな姿だな。せっかくのイヴだっていうのに…」と、高見沢さんから文句言われるくらいチープさが普段の2割増になっていました(笑)

 そうそう。桜井さんがみんなの声援が大きければ客席にダイブするみたいなことを言ったので、客席は大声援を送ったんですが、「ダイブなんてするわけないでしょー!バッカじゃな〜い?」と客席にケンカを売って高見沢さんから怒られてました。でも、「今気付いたけど、ここ凄く高いよ。ダイブしたら大怪我よ」とビビッていた桜井さんであった。

 そして、ウルトラ・クリスマス・イブンちゃんのお友達である、「ウルトラ・コーフン」ちゃんが紹介されまして、昨日に引き続き見事なテノールを披露した幸ちゃんでしたが、ここでも「ウルトラ・コーフン♪」の輪唱が上手くいかず(笑)、グダグダになって可笑しかったです。
 しかも、「コーフン(興奮)ちゃん」だったので、もう何かに付けて鼻息が荒く、インカムが幸ちゃんの鼻息を拾いまくり会場内は凄い雑音が(笑)。幸ちゃんは常に鼻息荒くしていたので、妙なスイッチが入ってしまったのかキャラが壊れてきてしまい、高見沢さんがお腹抱えて笑い転げてしまう始末でした。あまりの暴走ぶりに、「お前は血圧高いんだから、これ以上興奮しちゃダメだよ」とドクターストップが掛かるほどでした。

 ここでだったかな?幸ちゃんが被っていたお面を上に外そうとした時に、お面のゴムが髪の毛に引っ掛かってしまい、「大変!大変!大事なのが取れちゃう!ステージでコレが取れたらアルフィー解散だからっ!」と、焦っていて可笑しかったわ〜。高見沢さんが慌てて直してあげてました。

 まぁ、その後は幸ちゃんの横山弁護士やら南こうせつの物真似を披露し、そこへ桜井さんの田中角栄が乱入したりと色々と凄いことになったんですが、桜井さんと高見沢さんがドタバタな寸劇を披露している横で、幸ちゃんが譜面台に置かれた台本をチェックしながら、一人で手荷物から次のGOODS紹介の準備に取り掛かっていた姿が妙に可笑しかったです。
 とてもライヴステージで35年近くやって来ているベテランアーティストのステージとは思えない光景でして、この光景には客席から笑いが起きていたくらいでした。

 GOODS紹介のコーナーでは、武道館限定販売されているGOODSがメインに紹介されまして、星型のアイテム「聖夜星」(左の画像を参照)に至っては幸ちゃんと桜井さんが実際に両手に付けて使用方法を実演してみせようとしたんですが、無音状態で幸ちゃんと桜井さんが向かい合って星型のアイテムを付けた両手をパシパシ合わせるという妙な踊りが披露され、客席は意図がわからず「?」状態になっていたら、高見沢さんが「ただすけーっ!お前だろーっ!お前が音を出さないでどーするっ!」と、キーボードのただすけさんに向かって猛抗議。「これじゃ、俺たち妙な踊りをしてただけじゃんっ!いい大人が2人して手をパシパシしてるだけだなんて!ステージでこんな恥ずかしいことないよぅ!」と、さすがに桜井さんも恥ずかしがり、幸ちゃんに至っては「(テレビ収録しているけど)ここはスカパーで放送しないでっ!お願いっ!カット!カット!」と、ビデオクルーに懇願する始末。
 こめつきバッタのように平謝りするただすけさん、コントの進行を忘れて「お前、後で折檻だっ!」説教モードに入る高見沢さん、ひたすら恥ずかしがる桜井さんと幸ちゃんという、見事なまでのグダグダっぷりに客席はお腹を抱えて大爆笑でした。

 高見沢さんの説教も終わり、なんとか平常心を取り戻した桜井さんと幸ちゃんは、ただすけさんの演奏に合わせてマイムマイムを披露したんですが、微妙にぎこち無かったのはご愛嬌。いや〜、笑った、笑った。こんなに大笑いしたのは久しぶりでしたね。
 最後の方は投槍になっちゃったのか、踊り終わると幸ちゃんと桜井さんは「聖夜星」を客席に投げちゃっていました。

 そして、今日はせっかくのX'mas eveだから「ウルトラ・クリスマス・イブン」ちゃんが美声をプレゼントするということになり、まずQUEENの『We are the champion』を1フレーズ歌い上げ、後ろのスクリーンにはフレディの体に桜井さんの顔がコラージュされた画像が3パターン写し出され出され、続いてプレスリーの『Love Me Tender』も披露してくれまして、再びプレスリーと桜井さんのコラ画像が映し出されたんですが、最後はその画像のポーズに合わせて3人揃ってプレスリーの決めポーズでキメ!…かと思いきや、プレスリーのポーズをしたサンタクロース姿の高見沢さんの巨大画像が最後に写し出されて客席は大歓声っ♪ホント、美味しいところは見境なく持って行く人です(笑)
 これには桜井さんも、「ホントにお前は好きだね。明け方までかかった仕事ってこれだったのか!」と呆れていました。まぁ、明け方までは掛かってはいなかったようですけどね。


 そのコントの流れで『Save Your Heart』が演奏されまして、あれだけキャラが崩壊というか暴走しまくっていた幸ちゃんがフツーに歌う姿がなんともいえなかったです。そうそう。桜井さんは衣装に合わせて黒の帽子を被って来てカッコ良かったわ〜vvv

 そのままメンバー紹介になり、高見沢さんが「ドラムス!吉田太郎〜〜っ!」と紹介したまでは良かったものの、「間抜けなキーボード!ただすけ〜っ!」と紹介した、かなり根に持つ性格の高見沢さん(笑)、ただすけさんは両手で顔を覆っちゃってました。でも、X'mas Songのキーボードソロは素敵でしたっ♪ガンバレっ!ただすけさんっ!

 そして幸ちゃんのアコギのソロから始る待望のX'mas Song『聖夜』が演奏され、前奏と同時に客席には銀テープが飛び舞い綺麗でしたね。客席の半分くらいは「聖夜星」を持っていたかな?でも、あれって、意外に目立ちませんでしたね。今後は鍋敷きに再利用かしら?←溶けるって
 すっかりアル中体質だと思いますが、この曲を武道館で聴くとX'masだな〜って実感できます。むしろ、この曲を聴かないと実感できないかも(笑)

 続いて賛美歌『頌栄539番』が歌われ武道館は厳かな雰囲気に包まれ、この雰囲気のまま『On The Border』か『至上の愛』あたりが演奏されるのかな〜…なんて予想していたら、タラタラタラタラララーン〜♪と『Count Dwon1999』の前奏が流れ、客席はどよめきに近い物凄い歓声が上がりましたよ!こ、こんな展開ができるのはTHE ALFEEならではっ!意外過ぎる選曲に一気にテンションが上がりましたっ!もうカッコ良過ぎっ!!
 高見沢さんは死神ギターで演奏していたんですが、これはムチャクチャ曲とハマッていたんですよね〜!『月姫』よりも断然『Count Dwon 1999』の方が合ってまして、あの死神ギターてこの曲の為だったんだ…って感じてしまったほど。とにかく、全てがハマリまくっていて、超カッコいいステージでしたっ!もう、このアンコールを見られただけでも、武道館ライヴに参加した甲斐があったというものっ!

 最後は高見沢さんが「どうもありがとーーっ!」と叫んで演奏が終了。

 太郎さんもただすけさんも前に出て来て、5人横一列に並んでお辞儀していたんですが、ただすけさんはペコペコ謝りながら前に出て来ていて、高見沢さんから頭を何度も小突かれていて可笑しかったです。

 ステージを去り際に3人はそれぞれピックを投げていましたが、桜井さんは下手の花道の端までいってピックを投げてましたね。高見沢さんもステージの左右に出てピックを投げていましたが、客席に無事に届いたんだろうか?と思うくらいの、おぼつかない投げ方でした(笑)


 バラードで攻め、グダグダなコントで攻め(笑)、そして賛美歌〜ハードロックという展開で攻めたX'mas Special……「凄かった」という言葉しか残らないくらい、最高の構成でした。





【アンコール2】

 高見沢さんは白のドレススーツで背中にもラインストーンで飾りが付いているゴージャス衣装で登場、幸ちゃんは昨日と同じ白のシャツに黒のベストを合わせて登場、桜井さんも昨日と同じ濃紫の開襟シャツにダークグレーのパンツ姿でしたが、先程と同じ黒の帽子を被って来てカッコ良かったわぁ♪

 幸ちゃんのマイクスタンドの後ろに3人集まると、すぐ『星空のディスタンス』が演奏され、上手の花道先端に高見沢さん、下手の花道先端に幸が出て行ってました。高見沢さんはメタル・エンジェルギターでピカピカ光らさせていました。


 その後の高見沢さんのMCで「武道館史上、稀に見るグダグダな内容をお送りしました。今日終わった後は、もちろん反省会です」と言って、後ろのただすけさんへ振り返り仁王立ち状態になって無言のプレッシャーをかけてました(笑)。ただすけさん、もうひたすら謝るしかない。

 でも、「(段取り通りにならず)素に戻って焦っていた2人は、あれはあれで面白かったので、いずれ(その映像を)使いたいと思っています」と、悪魔の囁きも出てました。確かに、あの2人のワタワタっぷりは面白かったなぁ(笑)

 そして、「せっかくの武道館X'mas eveなので、2人にも何か喋ってもらいましょう…じゃ、まず、坂崎っ!」と突然振り、話を聞いて無かったのか、「へっ?」状態になってしまった幸ちゃん(笑)。「だから、人の話をちゃんと聞けって言ってるだろ!X'masに向けて一言どうぞ!」と、呆れながらも現在の状態をもう一度丁寧に説明した高見沢さんであった。

 幸ちゃんは「個人的なことでいい?」と前置きした後、「先日、世界的なドラマーでもある僕の友達が亡くなってしまいました。今日が彼の50歳の誕生日でした。そんな天国のアイツへMerry Christmas.そしてHappy Birthday.」と語りまして、プライベートなことをMCで話すこと自体が珍しい幸ちゃんの、その短いメッセージに込めれられた"想い"にグッときてしまいました。
 丁度、この日に樋口さんのお別れ会があったんですよね。後日ラジオで「急に振られたんで何も考えていなかったんだけど、ふと頭に浮かんだのでつい言ってしまった」と言っていた幸ちゃんでしたが、本当にあの日に、幸ちゃんからああいうメッセージが聞けて良かったと思っています。

 続いて桜井さんの番になったんですが、「Merry Christmas.」と渋い声で挨拶をした後、「ずーっと当たり前のように武道館でみんなとX'mas eveを迎えてきました。でも、今日参加したくても出来なかった人もいるし、今までも来られなかった人もいると思います。当たり前にやって来ていたことが、すっごく大変なことなんだと感じるようになりました。これからも大変なんだろうけど、また来年もみんなとここでX'mas eveが迎えられるように、お互い来年からも頑張って行きましょう」とコメント。
 もう、もう、この桜井さんのメッセージは涙無しでは聞けなかったというか、ホントに胸を打たれました。この2日間の武道館コンサートのみんなの"想い"が、この言葉に集約されていたのように感じました。

 THE ALFEEは当たり前にずーっとコンサート活動を続けてくれているし、武道館公演も20年以上続けてきてくれている。でも、その当たり前を実行すること、そのコンサートに参加することも、実はすっごく難しくなってきているだなって、今年は特に痛感しました。しかし、桜井さんの言葉で、「大変さを頑張って乗り越えたみんなで"当たり前"を創り上げている」というのを実感しました。なんか、物凄い勢いで武道館の客席もステージのALFEEも一つになったというか、妙な団結力が生まれた気がしました。

 高見沢さんのMCに戻り、「俺と2人には見えない強い絆があると思うし、みんなとも無数の見えない絆があると思っています。そういう見えない絆を感じながらステージに立ち、歌えるという今があって俺は幸せだよ」と断言していました。
 先ほどの桜井さんのMCじゃないけど、大変なことがどんどん増えきているけど前向きに行こう!…みたいなことも言っていましたね。「みんなも色々あると思うけど、このコンサートを機に人生を気持ちをリセットして、また新しい年に向かって頑張っていこう」みたいなことも言っていました。

 高見沢さんもかなり真面目な語り口になっていたんですが、「新曲を作って、みんなに聴いてもらって、育ててもらって、そしてコンサート成熟させていく…『FLOWER REVOLUTION』のこの振りみたいに……って、しつこいって?(笑)。でも、こうして新曲をみんなに聴いて育てていってもらえるコンサートという場所は、俺達にとって何よりも揺ぎ無い場所です」と、ライヴステージに立ち続ける誇りみたいなことを語っていたんですが、またもや『FLOWER〜』の振りを再現してしまい、さすがに客席も苦笑。高見沢さん自身も引っ張り過ぎたと思っていたようですけど、振り好きアピールは納まらなかったみたいですね。2回目のアンコールでも、高見沢さんの振りの姿が見られるとは思ってもいなかったなぁ。


 そして最後の演奏曲である『A Last Song』のことを、「自分達の中でもかなり思い入れの強い歌になってきていて、このTOURでずっと歌い続けてきた歌だけれど、このTOURが終わったらしばらく歌わなくなると思います。、その想いをこの武道館最後の夜に心を込めて歌いたいと思います」と紹介して歌ったのが印象的でした。

 3人のそれぞれの熱い想いが込めれたMCの後だっただけに、この『A Last Song』は格別でした。高見沢さんの優しいハイトーンヴォイスも素敵でしたが、最後に3人で「君が好きさ〜♪」とハモッてエンディングに流れていくシーンにはグッときてしまい、「これが聴き納めだ!しっかり聴かなくちゃ」と自分に言い聞かせなくてはいけないくらい、感傷的になって聴き入ってしまっていました。

 演奏が終わると3人それぞれ前に出て来て挨拶をしながら、ステージを去って行きました。





【アンコール3】

 さすが武道館ファイナル!3回目のアンコールにも応えてくれました!

 3人は先ほどと同じ衣装のままステージに戻って来まして、高見沢さんが「2008年、そして2009年に向けて、この先もずっと僕らがこのステージに立ち続けていられるように。僕らからみんなへ最後のメッセージを送りたいと思います」と短くコメントし、すぐに『終わりなきメッセージ』が演奏されました。

 アレンジは2007年ヴァージョンに近かったんですが、歌詞を変えたりせず、叫び巻くって客席を煽るということもせず、オリジナルのまま歌いきった高見沢さんに、来年に向かっての強い信念を感じました。

 そして演奏が終わると、最後は3人仲良く肩を組みながら左右の花道、ステージ中央の前に出て最後のお辞儀。下手から真ん中に戻って来る時なんて、幸ちゃんてば左右の2人に持ち上げられて足が宙に浮いてました(笑)。なんか、その姿がとってもアルフィーらしくて、自然と顔が綻んでしまいました。


 終わったのは21時半を軽く過ぎていて、3時間半以上のステージだったわけですが、そんな長さを一切感じなかった、内容の濃い&想いが込められた素敵なX'mas eve公演でした。





 3daysから2daysになった武道館公演でしたが、内容の濃さは変わらず。いや、むしろ3人の絆が更に強まっていて、今まで以上の情熱や信念を感じました。

 今までは高見沢さんが突っ走って、桜井さんと幸ちゃんがフォローしながら着いて行くという印象でしたが、今は3人とも同じ歩幅で同じ方向に進んでいるというか、"現在"がバンドして一番イイ形になってきている気がします。
 ホントに高見沢さんの言葉に通り、アルフィーというバンドは「〜ing(現在進行形)」なんだな〜というのを痛感できた武道館のステージでもありました。

 それと同時に、個人的にかなり凹むことが多かった2008年だったけれど、この2日間で来年に向かって希望の光を掴む勇気を貰えました。これが何よりの収穫だったかもしれません。

 アンコールの賛美歌〜Count Down 1999には、「これがアルフィーのステージだよっ!」と痺れましたし、2回目のアンコールでの幸ちゃんと桜井さんのMCには眼も胸も熱くなり、アルフィーのライヴステージに参加する素晴らしさを痛感できました。

 もうとにかく、例年の中でも最高の武道館!と断言できるくらいホントに最高の武道館でした。

 デビュー35年という"通過点"を迎える来年のTHE ALFEEが益々楽しみになってきました。