2008年12月22日(火)日本武道館(初日) |
この感想はネタバレ掲示板『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに、加筆&修正を加えたものになっております。 どちらにせよ、妄想てんこ盛り(笑) |
11月の府中のアルコンに参加してから1ヵ月半以上ぶりのアルコン。そんなにスパンが空いてないって?(笑)。しかし、個人的にはその間にずーっと一緒に暮らしていた祖母の急死があり、心身共にボロボロの状態が続いていたので、今回の武道館コンサートは正常モードに戻すキッカケのコンサートでもありました。 だから、いつもよりも参加する心構えというかテンションが違いましたね。色々あったけど、暮れの押し迫ったこの時期に、九段下の坂道を歩けて幸せなだ〜…てしみじみ感じながら武道館に向かいました。 ちなみに、ステージのセットや衣装などの詳細はフォーラムのレポを参照にして下さいませ。武道館ということで、通常のホールよりも広かったんですが、ステージセットは後方の白い分度器のようなセットが(←違うって?)更に巨大化していました。あと、ステージの両サイドには、武道館恒例の長〜い花道がありました。 そうそう。ここ数年はアリーナの真ん中にも花道があったんですが、今回はありませんでしたね。3daysから2daysになったからかな? BGMはTHE ALFEEの楽曲が流れていて、開演間近になると『SWEAT&TEARS』になるみたいです…たぶん(確証ナシ)。 【本編】 10分ほど押して本編スタート。 分度器のようなセットの中央が開き、赤のマーメイドカットのドレススーツに髪巻き巻きな高見沢さん、たぶんフォーラムの時と同じ衣装の黒ぽい光沢のあるスーツ姿の幸ちゃん、黒とシルバーの太いストライプ柄のスーツで何気に派手な桜井さんが登場。 高見沢さんはインカム付きでしたが、サングラスを掛けてなかったわぁ♪ 1曲目の『夢よ急げ』から飛ばしまして、次の『FOWER REVOLUTION』では高見沢さんも跳ねていました。3曲目の『AFEECTION』では、桜井さんと高見沢さんがそれぞれの花道先端に出てました。花道の先まで行くと1階席とすっごく近くて、こういう光景が武道館ならではだな〜と、毎年しみじみ感じちゃいます。 ドラム音が鳴り響いた中、幸ちゃんのMCが入りまして、「お待たせしました武道館!嫌なことも多いと思いますが、今夜は全て吐き出して、明日のことなんて考えず盛り上がって行きましょう!」と煽っていました。 そして、『仮面舞踏会』、『幻想飛行』、『メリーアン』という'80年代前半の楽曲が立て続けに演奏されたんですが、この曲構成が妙にツボに入りました!特に『メリーアン』の間奏でのアコギとエレキの絡みに痺れましたわ〜。なんか改めて聴くと、ホントにカッコいい曲なんですなぁ。 そうそう、この辺りで高見沢さんはおNEWのFlying-Aを出して来ました。ボディとネックが赤と黒のツートンカラーになっているデザインでした。 2回目の幸ちゃんのMCでは、2階席、アリーナ、1階席と客席の各フロアを煽った後に(…1階席のことを『床(アリーナ)と天井(2階席)に挟まれている席』と表現していたのが可笑しかったわ)、恒例のアンケート実施。 今日がTOUR初日の人もかなり多かったですが、生まれて初めてアルコンに参加する人も何人もいらして、「初めての人はALFEEにどんなイメージをもってコンサートに参加しているか判りませんが、本編はまだいいですが…アンコールでイメージが崩れるかも(笑)。覚悟しておいて下さい」と予告していました(笑) その後は幸ちゃんのプライベートトークになり、「今日は寝方が変だったんですよ。今日に備え零時くらいに寝たのに明け方の3時に目が覚めちゃって、その後はウトウトと浅い眠りに入ったり起きたりの繰り返しで…老人体質になっているのかなぁ(笑)」と、やや自虐的な感じになっていましたが、それが原因で睡眠不足とか体調が悪い…ということはなかったもようです。早寝早起きが極端化してきているという感じですな。 そして、「今日はこちら(下手)の人、凄い衣装でしたね。どうしちゃったんでしょう?では、早速、そのヒカリモノの人を紹介いたしましょう」と桜井さんを紹介する幸ちゃん(笑)。「今日はサバ?コハダ?」と、ステージに再登場した桜井さんにツッコミを入れる幸ちゃんであった。 確かに、今日の桜井さんの衣装は、渋系が多い桜井さんにしては珍しい衣装で、シルバーと黒の太いストライプ柄のでインパクトありました。桜井さん自身も「手を出してはいけない領域に入ってしまいました」と認めていたほど。「私の場合、一度手を出すと、どんどん染まっていっちゃいますからね」と、今後もこのテのヒカリモノ衣装を着て来るようなことを示唆していました。それはそれで、楽しみが増えてイイわっ♪ 幸ちゃんが「こっち(高見沢)が凄いですからね〜」と言うと、「ちょっと対抗したくなるかも…」と威勢のいいことを言い始めた桜井さんでしたが、「でも、こんな髪型じゃないし(高見沢さんロンゲを両腕で再現)、ああいう服(高見沢さんのゴージャス衣装を両腕と腰で再現)は無理です」と不戦敗。その妙なジャスチャーで高見沢さんの髪型や衣装を再現する桜井さんの姿に、「その動きは何よ〜?」とツボに入ってました。 しかも自らヘアーネタを振ってしまった為、「あんなに上に無いからバリエーションだって1個くらいしかないし…て、誰よこのネタ振ったの!…って、俺かぁ〜」と、墓穴を掘った感じだった桜井さんだったけど、まぁ、いつものことかしら(笑) 幸ちゃんは桜井さんがシルバーだから「銀閣寺」、高見沢さんはゴールド衣装だから「金閣寺」と表現したまでは良かったものの、「銀閣寺に金閣寺に…じゃ、俺は金隠し♪」と言ってしまい、「ちょっと坂崎さんっ!」、「申し訳ありませんでした!」と、自らレッドカードを出していました(笑) でも、「銀閣寺」、「金閣寺」という表現は自分でも納得の表現だったと思ったらしく、「それではALFEEの金閣寺を紹介しましょう」と高見沢さんを紹介した幸ちゃんは可笑しかった。 しかもホントに白と金のキラッキラ貴族衣装で登場した高見沢さんっ!おNEWの衣装ですわぁ!幸ちゃんが「雪の金閣寺ですね」と言っていたけど、ナイスな例えでした。ラインストーンの柄入りのロングマント付きで、ファアも付いているゴージャス版。更にニーハイブーツまでゴールドにパワーアップ!かなりインパクトがある衣装なので、OPに着てくれば良いのになぁ〜と、思ったくらいでした。 だって、あまりのド派手な高見沢さんの姿に「次の曲のこと無視してる衣装だ」と桜井さんが愚痴って、その言葉を聞いてカンペを確認した幸ちゃんも「ホントだ。あの衣装でこの曲やるのか…」と同意したくらいだったんだもん(笑) 高見沢さんがゴージャスな姿で歌ったのは『木枯らしに抱かれて』だったんですが、幸ちゃんが曲紹介した時点で客席も「確かに…」て雰囲気になって可笑しかったです。 『Saved By The Love Song』が演奏されたのがちょっと意外でしたが、、この楽曲が武道館で歌われると妙にジーンと来るんですよね。 高見沢さんのMCでは、冒頭から男性の野太い声で「高見沢俊彦殿〜!」という声援が響き、高見沢さんが「お前、ずーっと言ってるな〜。そのまま言い続けろよ。俺は無視するけど(笑)」と言ってのけてました。どうやら、夏のソロコンサートの時に同じ声援を送った方のようで、高見沢さんは覚えていたみたいですね。 武道館というと高見沢さんは「初めて来たのが高校の時にレッド・ツェッペリンのコンサートだったんだけど、その時と同じステージに立っていると思うと、何年もここでやって来ているけど緊張する。やっぱり、他の会館とは違う独特な会館です」なんだそうです。 しかし、何と言ってもこの武道館での高見沢さんのMCは、『FLOWER REVOLUTION』でのファンのノリの話に尽きるかと。 「最近気付いたんだけど、『FLOWER REVOLUTION』の時て、みんなこんなこと(両腕を交互に上げ下げを実演する高見沢さん/笑)しているんだねっ!一体誰が考えたの?最初はこんなノリじゃなかっよね!それが知らないうちに自発的に全国へ浸透していって、みんなでこういう振りしていて凄いよっ!」と、とにかく何度も振りを披露しながら熱弁する高見沢さんが可笑しかったぁ!このMCの間だけでも、何回くらい高見沢さんは振りを披露したことか…(笑)。かなり気に入ったみたいです。 でも、腕を交互上げ下げしてノルという振りは10年くらい前から定着していたよね?何故に今頃気付いたんだか(笑)。そういえば、フォーラムのコンサートではアルコン初参加だった友達と一緒だったんだけど、高見沢さんと同じく『FLOWER〜』の振りはすっごく気に入って「この曲サイコーだよ!振りも可愛いっ!」と、後日会った時に大絶賛していたっけ。 他にも、「あと、これも最近気付いたんだけど『Masquarede Love』の"落ちてゆく〜♪"の時も!あの"落ちてゆく〜♪"て時の手の動き!初めて気付いた時は思わず3歩下がっちゃったよ!」と更に力説していた高見沢さん。最近は自然発生する客席の独特の"振り"が、と〜っても感心あるみたいですね。「ステージに立ってて、ああいう客席のノリを見るのも面白い♪」と感激していました。 とにかく、『FLOWER〜』も『Masquarede〜』も、高見沢さんは何回も振りを再現してまして、非常に動きの激しいMCで面白かったです。たぶん、高見沢さんがもう一人存在したら、客席で誰よりもノリノリで踊ってそうな気がしました。それくらい、熱〜く"振り"について語っていましたからね。 非常に厳しい時代になってきてしまったことに触れ、「確かに辛いことや大変なことが多いけど、しゃーないわな」と、何故か関西弁なまりになりがらも、「辛いこと嫌なことが多い時こそ、毎日頑張れるように朝一番に自分をしっかり見つめ直すんだ!」と力説していた高見沢さん。 「いいか?朝起きて初めて自分の顔を見る時に気合を入れるんだ!その為には、朝起きて鏡の前に立ったら片手で顔を隠して、気合いを入れてバッと手を離して自分の顔を鏡に映し出し、『…うん!今日も美しい!』と褒めろっ!」と、一歩間違わなくてもナルシストの道を歩みそうな自論を披露。要は、朝一番に自分を褒めてテンション上げろっ!…て、ことらしいんですけど、再現方法がどう見ても怪しい(笑)。一人暮らしならOKかもしれませんが、家族と暮らしている人は目撃されたらドン引きされること間違いナシっ! でも、ここまで熱く自論を展開しておいて、「これで朝起きて、バッと鏡に映った自分の顔を見たら、『うっわ!桜井になってる!』なんてなったらビックリするよな」とオチを付けたくなるのが、高見沢さんらしいところかも。 あと、目覚めに曲を聴いてテンション上げるのもイイとのこと。高見沢さんのお薦めは『鋼鉄の巨人』だそうです(笑)。「間違って『夏しぐれ』を聴いた日にはエライことになる。消し去りたい過去ですからね。来年デビュー35周年だから、その時は『夏しぐれ』歌うだろう…と思われているかもしれないけど、『夏しぐれ』は絶対に歌いませんっ!」と宣言したもんだから、当然のことながら客席からブーイングが起きました。 でも、このブーイングに怯まない高見沢さん、「俺はみんの期待に応えるために、50過ぎてもこんな衣装を着ているんだよ!一つくらい我侭を許されてもいいんじゃない?」と必死に訴えていたのが可愛かった。しかも、どう考えても"我侭一つ"じゃなかったので(笑)客席は許さず、その反応に高見沢さんは「エエ〜?ダメ〜?」ショック受けてました(笑) 先ほど演奏した『メリーアン』の話題になり、「作った当時そんな好きな曲じゃなかったんだよね。もともとシングル曲候補じゃなかったし、力を抜いて作ったというか、気楽な気持ちでパーッと作った曲だったからヒットしてビックリした。でも、ずーっと何年も演奏してきて、今はイイ曲だよな〜…と思うようになってきた。これはやっぱり、桜井の声に艶が出てきたからなんだろうな」と、自分達の楽曲の成長ぶりを手離しに喜んでいた高見沢さん、でも、「桜井の顔はテカッてるけどね」と相変わらず一言多い(笑)。 ただ、コンサートを続けてきたからこそ、楽曲も変化というか熟成してきているわけで、やはりコンサート(lLIVE活動)は止められない…みたいな、真面目な方向へ話が流れていきました。 そして、「どんな時でも必ず明日は来る。そんな明日に少しでも希望の光が持てるように…」と語って、『AUBE〜新しい夜明け』が演奏歌われました。高見沢さんはクリスタル・エンジェルギターを使用していまして、綺麗に光ってましたね〜。 幸ちゃんのアコギ・ソロから始る『春の嵐』のエンディングは、長めのギターソロとなりタカミー・オン・ステージ☆になっていました。いいね〜、この時の高見沢さんの陶酔っぷり♪続いて『LIBERTY BELL』では、「ルネッサンス」風のギターであるFlyingA-Vが登場。高見沢さんがノリノリで、ステージ上でクルクル回っていました。個人的には、一番気持ちよく拳を振り上げた曲だったかも…。とにかく、この秋TOURでの『LIBERTY BELL』はサイコーッ! 本編ラストの楽曲となる『A.D.1999』では死神ギターが登場。ノリノリになっていた高見沢さんが歌をかなり先走り、このままでは取り返しのつかない惨事になりそうでしたが(笑)、太郎さん(ドラム)が高見沢さんに合わせて奇跡的に軌道修正してました。凄いですよ。リズム隊が合わせてくるだなんてっ! そして、一人ヘッドバンキングを披露していた高見沢さん。ムチャクチャ一人でノリまくっていました。最後なんて、武道館周辺に犬が集まってきそうなくらいの超音波を披露していたほどですからねっ。 【アンコール1】 1回目のアンコールの3人の衣装は、高見沢さんがおNEWの衣装になっていて、ノースリーブのロングコートの襟やらデニムパンツにもラインストーンがキラッキラ☆しかも、ロングコートの後ろはFlying-Vのアップリケ付き!(ちゃんと確認できなかった私は花かと思ったんですが、翌日に某アル中さんから教えて頂き、しっかり確認しました。そこまで尖がりギター好きを主張するか…/笑)インカム付きでしたが、このアンコールでもサングラス無し! 幸ちゃんは赤と黒のTシャツに紫のスキニーパンツ姿。桜井さんは白と赤のストライプシャツにベージュ系のパンツ姿で登場。 3人ステージに登場するなり、サイン入りのTシャツをバスーカーで飛ばす。飛ばした後、「あんまり盛り上がらなかったなぁ」とボヤく高見沢さんが可愛かった。だって3個じゃね〜、100個くらい飛ばしてくれれば盛り上がるかもしれないけど〜っ。←無理無理。 『ロールオーバー・イエスタデイ』で幸ちゃんがハンドマイク持ってステージ前に出て来て、左右の花道にも行ってました。高見沢さんもインカム付けていたので動きまくり〜。『Stand up,Baby』では前奏に合わせて銀テープがアリーナに降ってきました。高見沢さんは動きまくり弾けまくりでして、間奏でステージ前に出て来て右腕をブンブン回してジャンプに夢中になっていたので、ステージから落ちやしないかヒヤヒヤしました(笑) コント・コーナーでのチープなウルトラマンは健在で、桜井さんが扮したのは「ウルトラ・セップン(接吻)」でした(笑)。酔うと接吻を強要するウルトラマンらしいですよ。高見沢さんにも迫っていましたが、かなり本気で嫌がられていました(笑)。どさくさに紛れて桜井さんは、高見沢さんの脇を触りながら迫っていたようで、「意外に(脇)弱いのねっv」と高見沢さんに向かって言っていましたわ。 そうそう。バックコーラスも担当するドラムの太郎さんと、キーボードのただすけさんは、ちゃんとウルトラマンの覆面を被っていました♪「なんで手下の方が金掛かってんだろうね」と、桜井さんは若干不満の様子でした。 しかも武道館公演ということでコント・コーナーもパワーアップ!やり取りが全てミュージカル(オペラ)調になってました!桜井さんの張り上げた美声は想像の範囲内でしたが、高見沢さんのボーイソプラノは想像通りな高音なだけに笑えました。しかも、ミュージカル調のまま武道館の住所を読み上げていましたから、かなり無理ありまくりで可笑しかった。 2人の寸劇のようなやり取りは続いたんですが、「ヒーローの癖に貧相な格好だな。ヒーローらしい技無いの?」と高見沢さんから文句を言われ、「アンタの方がヒーローみたいじゃない」と切り返した桜井さん、「この衣装凄いじゃない。ひょっとしてアンタ聖飢魔U?顔が違うけど」とまで言ってのけたんですよね。この日はルークさんが見に来ていたから、確信犯的な発言だったんでしょうね(笑) そして、もう一人のウルトラマンに扮した幸ちゃんが登場したんですが、今回は「ウルトラ・アコギ」でした。アコギと言ってもアコースティック・ギターの略から来ているのではなく、「阿漕な商売」から来るアコギでございます。 もちろん、幸ちゃんもミュージカル調で自己紹介。これが意外と言っては失礼なんですけど、張り上げたテノールはかなりの美声でした。幸ちゃん、こっち方面もイケるよっ! その後は、もうミュージシャンとは思えない寸劇が続いたわけなんですが、恥を捨て(笑)脚本通りに進行する2人に対して笑い転げている高見沢さんが最高ですた、そんな横柄な演出家に対して、「人にやらせておいて、ただ笑ってんじゃないよ!」と桜井さんはご立腹。この演出家さんは、自分が楽しむ為にコントを書いていることが明白です(笑) 必殺技として、QUEENの『We are the Champion』を披露するウルトラ・セップンちゃん♪同時にステージの後方にはフレディの姿に桜井さんの顔を付けたアイコラが3パターンも!!おそらく、高見沢さんがまた内緒で作ったアイコラでしょう。当然、桜井さんは知らされてなかったらしく、「絶対何かやると思った!」と愚痴っててツボでした(笑) かなり異様な盛り上がりというか、本人達はナチュラルハイになっていたにも関わらず、直ぐ『Save Your Heart』を澄まして歌う幸ちゃんて凄いと思います。 そして、太郎さんとただすけさんのメンバー紹介があった後に、高見沢さんが叫んで客席を煽り、そのまま『トラベリング・バンド』へ。この曲で桜井さんと高見沢さんが左右の花道まで出て来てました。しかし、最後の決め台詞を見事に忘れた高見沢さんが一番印象的でした。 でも『二人のSEASON』では低音ヴォイスで「愛してるよ♪」と囁いた高見沢さんであった。エンディングでは3人前に出て来てネックシェイキング☆ 最後は高見沢さんが「どうもありがとうーっ!」と叫んで終了。 メンバー全員ステージに出て来て並んでお辞儀。その後は、ピックを投げたりして、去って行きましたが、桜井さんはかなり端の方まで出て行ってピックを投げてました。幸ちゃんは去り際に客席へ向かって投げキッス〜♪ 【アンコール2】 2回目のアンコールでは、高見沢さんはお馴染みの白黒のバラ柄のロングドレスシャツに黒パンツ姿。もちろんグラサン無し!幸ちゃんは白のシャツに黒のベストを合わせてまして、胸元には雪だるまぽいブローチ付けていたような?(未確認)。桜井さんは濃紫の開襟シャツにダークグレーのパンツ姿で登場。 ステージに出てくるなり、3人中央の後方に集まり『星空のディスタンス』を演奏。高見沢さんはメタル・エンジェルギターを光らせてました。この時も幸ちゃんと高見沢さんが左右の花道の先端に出て来てましたね。 高見沢さんのMCに入り、「今演奏した『星空のディスタンス』は24年前の曲だけど、ちっとも古臭く感じない。それは僕らが歌い続けているから。これからも懐メロにしない為に歌い続けていきたい」みたいなことを語りまして、「この曲でアルフィーを知った人も多いんじゃないかな?」と客席に問いかけると、思ったよりも手が上がらず「……少ないです」と訂正し(笑)、「さっき歌った『メリーアン』でアルフィーを知った人が多いかも」と問いかけると、3分の1くらいが手を上げまして「……普通です」と、結論付けて可笑しかったです。 そして、「わざわざ、この忙しい中、武道館まで足を運んでもらって本当に有り難いです。僕らは34年やり続けてきた強い絆があるけど、みんなとも見えない絆があります。みんなにも辛いことがある思うけど、僕らのコンサートで少しでも気晴らしになれば…みんなの想いに僕らが応えられていると良いんだけど…その為にも、これからも新曲を出して、コンサートで歌い、みんなの気持ちに応えられ続けていくこと、これが僕らのステイタスになっていると思います」とみたいに語ってくれたのには、ホントに心打たれました。 ファンがコンサートにどんな"想い"で足を運んで来ているのか、そういうことをしっかり理解してくれていて、尚且つ、その期待に応えることが自分達のステイタスだって考えているところが、言葉にならないくらい嬉しかったです。 あと、「始まりがあれば終わりがあると言いますが、ALFEEに始まりはあるけど、終わりはありません。どんな時にも夢を持つことは大切だと思います。34年コツコツと夢を積み重ねてきたのが今の僕らの姿です。あっさり叶えてしまった夢は意外に脆く。苦労してコツコツと積み重ねてきた上で掴んだ夢は強靭だと思います。だから、みんなも諦めずに夢を持ち続けて下さい」と語っていたのが印象的でした。34年、ステージに立ち続けているからこそ言える台詞というか、重みのある言葉だな〜って。 本編のMCや1回目のアンコールの時は弾けた高見沢さんしか印象に無いんですが(笑)、この2回目のMCの時の内容はどれもグッときたというか、こういう時代だからこそ素直に聞き入れられる心の籠もったMCでした。 最後に「またこのステージで会いましょう」と締めて『A Last Song』を歌った姿は、ずーっと脳裏に残しておきたいくらいの感動に浸りながら、その世界観を聴き入ることができました。 高見沢さんがMCで『A Last Song』は当時に比べて、自分達の中でどんどん思い入れが強くなってきている…みたいなことを言っていたんですが、そういう強い"想い"が全て歌に託されていて、聴けば聴くほど思い出が増える楽曲になってきているな〜と感じました。 演奏が終わると、それぞれ客席に挨拶をしながらステージを去って行きまして、最後まで残っていた高見沢さんは、一人深々とお辞儀をすると両手でガッツポーズを決め、ピョンピョン飛び跳ねながら元気よく去って行きました。 武道館ということだけあって、曲構成もかなり変わり、MCの内容も濃く、コントも弾け(笑)、 非常に濃厚なOne Night Dreamでした。先にも書きましたけど、特に高見沢さんの最後のMCには感激したというか、凄く心に残った言葉の数々でした。 本当に明日のことなんて考えず、この一日に十分浸ることができた内容でもありましたね。3daysから2daysになっても、内容の充実度じゃ変わらずでしたよ。 |