2006年5月13日(土)福岡サンパレスホール(初日) |
なんだかんだいって5年連続で春は福岡に来ています。博多っ子の盛り上がりは独特で良いんだな〜。だから、福岡2daysはいつも楽しみにしています。 会場前の駐車場にはTOURトラックが一台停まっていて、なんかそれを見ただけでテンションが上がってしまった単純者です。今回のTOURトラックてシンプルだけど、ロゴに勢いを感じるよね〜。 開演時間ちょい前に客席に入りまして、少しだけ開演時間を押してから客席が暗転し、SEの音に合わせるように白い幕にライトパープルの照明が当たってどんどん会場内が盛り上がっていき、3人のシルエットが幕に浮き上がってきたと同時に高見沢さんがシャウト、なんといきなり『Masquerade Love』でスタート!これには福岡の客席も大盛り上がりっ!1曲目から飛び跳ねんばかりの凄いテンションになりましたっ♪ ステージのセットや3人の衣装は相模大野のレポを参照して下さい。3人共、相模大野の時と同じ衣装だったので手を抜きます(笑)。ただ、今回の方が前の方の席だったので、衣装もしっかり見えました。桜井さんは赤紫の柄入りネクタイをしているとか、やっぱり幸ちゃんの黒地に花柄ジャケットはカーテンだとか(笑)、高見沢さんのチェック柄のスーツは羽付きスカルンが付いていなければバー○リーぽいなぁ〜とか。あ、そうそう、高見沢さんの髪は今日もクルクル巻きが決まっておりました。サングラスにインカムも付けていました。 『Masquerade Love』は、高見沢さんのハイトーンヴォイスが冴え渡っていてカッコ良かったなぁ。その勢いのまま『鋼鉄の巨人』、『恋の炎』と続き、後方で山石さんがガシガシ拳を振り上げたり揺れまくっていて、相当弾けておりました。そんな山石さんと向き合いながら桜井さんはノリノリに踊っていましたね〜。幸ちゃんは花道に出てノリノリ、高見沢さんはステージ前に出て来てノリノリ、3人のテンションも相当上がっておりましたっ♪ そして、サポメンの演奏が流れたまま桜井さんのMCに突入。「ハローッ!福岡ーっ!お待たせしましたぁ!九州の底力を見せてちょーだーいっ!今日は今日!明日は明日!今日は死ぬ気できなさーい!」と客席を思いっきり煽ってくれちゃいました。 そのまま『二人のSEASON』に突入。囁き部分では「好きだよ」と、優し〜く甘〜く囁いておりましたよっ。後奏では、3人ステージの前に出て来てネックシェイキング。続いて『幻想飛行』が演奏されまして、照明がなかなか可愛い感じだったな。そして、山石さんのキーボード演奏から『星空のディスタンス』へ。やはりコンサートにしては、テンポがちょい遅めだったような…。 そして、高見沢さんと桜井さんはステージを去り、幸ちゃんのMCに入り客席はお座りタイム。客席のあちこちから「幸ちゃ〜ん」と声援が掛かり、「はい、幸ちゃんです」と応える幸ちゃんが可愛かった。 実はこの時、目に睫毛が入っちゃってコンタクトしていただけに激痛が走って大変でした。幸いすぐに取れたんだけど辛かった〜。お陰で、この辺のMC内容は超曖昧です。 この福岡2daysで春TOURの折り返しになるとか言っていましたが、恒例のアンケートでは、「今日がTOUR初日」という人がさすがに多かったです。もう9割以上がそうだったかも。幸ちゃんも「お待たせしました!」て言っていたくらいですからね。初めて参加の人も数人いらしたし、客席側からも「待ってたぞ〜」という熱気や期待感がムンムンでした。 それから、色々話してくれたんだけど突然「ちょっと待って」と話を中断。どうしたのかと思えば、いきなり左足をパーカッションの上に乗せ(ホントに体が柔らかいよな〜)、「靴の紐を固く結び過ぎた。気合が入り過ぎた」と、靴紐を結び直した幸ちゃんであった。靴紐が緩んで解けたっていうのはあるけど、固く結び過ぎてキツイっていうのは珍しいなぁ。幸ちゃん自身も言っていたけど、気合が入りまくっている証だった?そうそう、幸ちゃんがポンとパーカッションに足を乗せた時に、そうるさんがタイミグ良く効果音出してくれていましたっ。ナイス! その後に、「福岡はもう桜の季節は終わって葉桜ですけど、桜が散ってもこの人は飲みます。盛大な拍手でお迎え下さい!…桜井賢っ!」…と、桜井さんを紹介したんですが、その直後に今度は右足の方を結び直していた幸ちゃんであった。 紹介された桜井さんは、客席からの盛大な拍手と歓声に迎えられて登場。「お待ちしておりましたっ!」とご挨拶。もしかしたら「よくいらっしゃいました」だったかも。 この時だったか記憶が曖昧なんだけど、幸ちゃんが「あ、今日始まる前に血圧測るの忘れた」と報告。毎回コンサートが始まる前に血圧を測ることが幸ちゃんの日課らしいです。元々、幸ちゃんて高血圧というか血圧が高い人なんだよね? 桜「そういえば、今日は楽屋の横通った時にブーンて音してなかった」 幸「終わってから測ろう」 桜「でも今日は測ってないんでしょ?どーする、今300くらいになってたら!」 幸「そんなに行かないって!そこまでいってたら倒れてるよ」 桜「急にここで倒れたりしたら嫌だよ。万が一の時はあげられる臓器はあげるから」 幸「アナタの固まった肝臓なんていらないよ」 桜「固まった肝臓って…そんな言い方ないじゃないですか。そこまでいってたらお腹曲げられないから」 …厚い友情なんだか、年相応の健康話なんだか微妙ですが、こういう2人のやり取りは大好きです。そのままお酒トークになって、「でも、ちゃんと桜井は2日間の休肝日を設けている」と言うと、客席は「へ〜。そうなんだ〜」と感心の反応。「だけど、その分5日間で7日分飲んじゃうんでしょ?」なんてオチつけられていましたが(笑)。桜井さんも否定はしていなかったので、あながち嘘ではないらしい。 それから、今日の福岡は朝から雨模様だったので(数日前からずーっと梅雨のような天候)、「生憎の天気の中来て頂いて…」と、雨の話題になり、 桜「でも九州は偉いですよ。毎年どんな雨でも受け入れますからね。東京の方には、九州で受け入れてくれた台風が来ますから。逆に東京は土足で台風に上がりこまれたら大変です。お茶も出せません。災害に弱い街ですから」 幸「ちょっと大雨が降るとすぐに道路に水が溜まっちゃう」 桜「皆さんは東京が平地だと思っているかもしれませんが、あちこちに谷間があるんですよ。そこに降った雨水がその谷に溜まるようになっちゃうんです」 幸「渋谷も『谷』だし、下北沢なんて『沢』だからね」 桜「そうなると雨水が溜まり過ぎてマンホールの蓋が浮いちゃって外れてるんですよ。だけど、道路は水で溢れているからマンホールの蓋が外れているのが見えなくて、気付かないで車で通ってタイヤがハマッちゃっている人がいますね。私は怖いんで、大雨の時は道路の真ん中は走りません」 幸「だけど、そうなっちゃった人がこの中に居るんですよね〜。僕じゃないですよ」 …と言って後ろの山石さんを見る2人(笑)。山石さんは「ち、違います!」て感じて手をブンブン振って否定の仕草をしていたけど、そうか山石さんの体験談だったのか。下手にこういうビックリ体験をして3人に話すを、突然ステージ上で暴露されてしまうことがあるのね。 でも2人が言う通り、東京(特に23区内)は谷などが多いので、集中豪雨とか降るとすぐにマンホールが溢れて道路に水が溢れちゃうんだよね。 それから、この春TOURのMCでは「今年のスローガン」を発表しているんですが、幸ちゃんが桜井さんのスローガンを聞いたことは聞いたけど、「今年はほどほどに行く」みたいなことを言った後に別の話に流れてしまって尻切れトンボに。 そして幸ちゃんに紹介されて、衣装替え終えた高見沢さんがステージに再登場。白いノースリーブラメの派手なロングコートに(白や黒や銀の羽ぽいのがいっぱい付いている)、インナーがハートマークのパッチワーク入り(?)の白のタンクトップ風なシルバーシャツに銀ラメパンツ姿でした。 その派手なお姿に、客席から歓声が上がり、客席の前の方にいたお子様からも「カッコいい〜♪」という声が掛かり、すかさず幸ちゃんが「さっき桜井が登場した時は何も言わなかった」と鋭い指摘。桜井さんも「子供は正直ですからね〜。ははははははは……後で住所調べとけっ!」なんてやり取りをして可笑しかったです。しかし、お子様からは、高見沢さんのあの格好がカッコよく見えるらしい。 そして高見沢さんのスローガンは何か?と幸ちゃんに聞かれたんですが、桜井さんのスローガンがまだ発表されていなかったことが発覚。 高「桜井はスローガン何て言ったの?」 幸「ほどほどに…だっけ?」 桜「まだ言って無いのにお前(幸)が違う話にしたんだろ。しっかりMCを仕切ってくれよ」 幸「じゃ桜井のスローガンは今日から休肝日を3日にする!」 (桜井さんは「エエ〜」て反応) 高「煙草を1日1本にする!…意味ないか。もう止めちゃえ!止めちゃえ!」 幸「煙草を吸っているのは桜井だけだからね〜。税金も上がるし」 桜「アナタ達そんなこと言うけど、(喫煙家の)私達が煙草買って税金を払っているから財政がなんとか持っているのよ。もし、禁煙家が増えたら大橋なんて橋桁までしか出来ていませんよ」 …と、一時は2人から同時攻撃されたけど負けなかった桜井さん。これは、煙草は止めそうにないですね〜。確かに、喫煙家の人々が多大に税金を取られていることで、あちこちの自治体が助かっているという部分はあるかも。でも、禁煙家が増えた分、政府が税金の無駄遣いを止めればいいわけで。<そこが一番難しい。 それから高見沢さんの今日のスローガンの発表ということになったんですが、「今日のスローガンは…もう福岡のみんなが嬉しくて天にも昇るようなスローガンを発表しよう!」と、マイクスタンドに手を掛けながら宣言するものの、なかなか発表せず、「今、頭の中で必死に考えてんだよ」と幸ちゃんから鋭い指摘を受けていました。「盛り上がっていこう!」とか、色々言って時間を延ばし(笑)、「決めた!今日のスローガンは…『博多でピューン!ピュン!』、『博多でピュン!」と、妙な言葉が登場。「何だよ?博多でピュンって?」と、幸ちゃんや桜井さんも高見沢のスローガンの意味がサッパリ判らず。でも、今日のスローガンが決まった高見沢さんはご機嫌。「博多でピュンっ♪」と、何度もガッツポーズぽい仕草をしながら連呼してノリノリっていうか、明らかに暴走。「次、誰の曲か判っているのか?」と言われる始末。慌てて歌う体勢を整える高見沢さんであった。 しかし、高見沢さんの暴走ぶりは桜井さんにも伝染しちゃったようで、幸ちゃんが次の曲紹介をしようとしてもノリノリで踊ったりしていて、しまいには手をブンブン振り回し過ぎて素でベースの端に手をぶつけて痛がっていました(笑)。幸ちゃんは既に曲紹介に入っていたのに、これには客席も笑ってしまいます。「桜井さんっ!」なんて注意受けていましたわ。 かなりお笑いの雰囲気が占めていた会場内でしたが、「ではコンサートを進行したいと思います」という幸ちゃんの強引な仕切りで、なんとかコンサートの軌道は修正されたのでした。 そして、歌われたのが『ふたりのGraduation』だったんですが、歌う前に「今日の天気にピッタリ」と幸ちゃんが言っていました。また、この曲からステージ後方に白い幕が出てきて照明の雰囲気がガラリと変わりましたね。続いて『NOBODY KNOWS ME』が演奏され、高見沢さんがピースマークシールを貼ったギターを使用していて、また笑いが込み上げてきそうになってしまった(大量に作り過ぎたピースマークの怪<違うって)。そして、『My Sweet Home Town』で桜井さんの美声に酔いしれ、『Moonlight Fairy』では、ラストのギターソロに合わせてステージ上の照明が動き出してカッコよかったなぁ。 4曲の演奏が終わった後にステージが暗転して高見沢さんのMCに入ったんですが、ステージが暗転した時に客席がシーンとするのが不思議だった。普通はステージが暗転すると、すぐに「高見沢さ〜ん」とか「王子〜」とか声が掛かったりするけど、その声が掛かるまでにちょっとした間があり会場内がシーンとするんです。これは福岡独特なのかな。でも、誰か一人が声を出すと他の人も続いたりするので、最初の人がちょっと勇気いるかも? 高見沢さんはMCに入る時も息が少し上がっている感じで、「ギターソロの時は息を止めて弾いていることが多いんだけど、今日の『Moonlight Fairy』はかなり息止めちゃってて、今すごい息が切れてる」と、バラードを歌った後とは思えないほどの疲労困憊ぶり。何でも力は入れば入るほど、「フン!」て感じで息を無意識に止めちゃっているらしい。じゃあ、長いギターソロの時は、高見沢さんの呼吸を心配した方がいいのかも? でも、それだけ気合の入ったギターソロが披露できたみたいで、「ギターフレーズは毎回違うんだけど、今日は我ながら良いギターソロだったなと、最近の中では一番の出来だったと思います」と、自画自賛したくなるくらいの出来だったようで、かな〜りご満悦でした。そうだったのか〜、もっと心して聴いておけばよかった。なんせ、照明が予想外の所で動いた(相模大野では別の曲で照明が動いていた)ので、思わず意識が照明の方に向いちゃったんだよね〜。 それから、この春のTOURタイトルである『ONE』にちなんだ話になり、「ALFEEにとっての一番はやはりこのステージ。みんなにとっての一番のステージがALFEEだと嬉しい」みたいなことを語っていました。あと、自分にとって一番はギターの本数とか、この年齢にしては世界で髪が一番長いんじゃないか…みたいなことを言っていました。いや、世界にはもっと髪の長いミュージシャンいるから。それこそ年齢が上にいくほど長くなってきている人いるから(笑)。 そして、福岡ならではの話になり… 高「でも最近一番熱くなったといえばWBCかな。みんなもっと盛り上がろうよ!だって日本の野球が世界一になったんだぞ!やはり王監督は素晴らしいなって感じたけど、俺はね…松中選手に熱くなりましたね。特にあの韓国戦ね!あのホームベースにガッ!と拳をぶつけた瞬間ねっ!思わず俺もテレビ見ながらガッ!と拳をテーブルにぶつけて腫れたけど(笑)。すっかり松中選手のファンになりました。だから昨日ね、ソフトバンクの試合を観に行きました。昨日は良い試合だったよねっ!途中から行ったんだけど、俺が来た時は0-1だったかな?負けていたんだけど、その後に松中選手が打ちましてね〜!もう、俺の力で松中選手は打った!て思い込んだもんっ。試合後には松中選手にもお会いしまして、一緒に飲みました。もちろん、彼は翌日も試合があるから少しか飲みませんでしたが、俺はもう嬉しくて…て、俺も今日コンサートだけど(笑)大丈夫、大丈夫!」 …と、福岡ファン大騒ぎの内容でしたよ。ソフトバンクの話題を出すと客席は盛り上がるんですが、それどころか高見沢さんがソフトバンク戦を観戦して松中選手と会って飲んだなんて聞いて大変でした。しかし、先ほどのギターソロの件といい、高見沢さんの自慢モードは続いております(笑)。もうね、「松中選手と一緒に飲んだ」って言った時の嬉しそうな顔ったらありませんでしたよっ。もう、蕩けるような笑顔って、ああいう表情のことを言うんだろうなぁ。 しかも、松中選手は翌日の試合を意識してお酒は控えめだったと言いながら、自分も翌日コンサートなのにだいぶ飲んだような感じになって墓穴を掘るあたり高見沢さんらしい。「二日酔いとかになってない」と、頭をブンブン振って否定する姿が可愛かったわ。 そして、『ONE』というTOURタイトルから、「『ONE』とは言っても成績が一番とかじゃなくて、『自分にとっての一番』を取るというのが大事だと思う。だってさ〜、学校で一番とか取っても意味ないぞ〜。学校の成績が一番だった奴と、一番出来が悪かった奴がこうやって同じステージに立っているんだから」と、桜井さんを槍玉にあげる高見沢さん。ジャケットを脱いで来た桜井さんは、ネクタイの先を振り回しながら遊び回っていました。しまいには、ネクタイを顔に巻いて頭の上に巻こうとするような仕草までしていて、もうハイテンションになっていました。「お前のことを悪く言っているわけじゃない」みたいなことを言っていたけど、ネタにしているのは事実だと思われます。 それから少し真面目な話になり… 高「俺達は長年コンサートをやってきているけど、色々と過去のコンサートを思い出していくとね、1999年にやったベルリンでの公演はかなり印象に残っています。あのブランデングルグ門の前でやれたっていうことがね、あの時のコンサートは一番のコンサートの一つだったと言えます。何でベルリンだったかというと、こう自由が溢れていた中で東と西に一つの壁によって遮断されてしまっていた世界だったということ。まだ西ベルリンの壁は人か近づけたり落書きなんかもできたけど、東ベルリンの方には壁の前に警備隊がいて近づけなくて、そんな状況でも壁を乗り越えようって命を顧みずに行こうとした人達が実際に何人もいて、そういう歴史を忘れてはいけないなと思います。今はね壁が崩れて統一されたけど、大使館の人が『東と西の壁は消えたけれど、心の壁は消えていません』と言っていたことが印象に残っています」 …ということを語ってくれました。ベルリン公演は私も行ったので強烈に印象に残っています。確かに、あれはMy Best アルコンと言っても過言ではないかも。だから、高見沢さんの最後に話した今のベルリンの状況てかなり重く感じました。 そして、次の曲へいったんだけど、曲紹介をする時に「運命の轍…(少し間が空く)…宿命の扉」とタイトルを言うのに随分間が空いたのであった。もしかして、タイトルをド忘れしそうになっていたかも?直前までベルリンの話をしていたので、『哀愁は〜』のタイトルを言いそうになっていたりして。 そして演奏された『運命の轍 宿命の扉』でしたが、確かギターはハート・エンジェルギターだったような気がする。続いて演奏された『哀愁は黄昏の果てに』は、高見沢さんのMCがあっただけに色々と思い出したりしてグッときてしまいました。演奏自体もすっごく良かったな。だけど、この曲のエンディングと次の『Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜』の前奏が被るように続いているので、拍手するタイミングがないのが残念。そして、山石さんのピアノソロから『幻夜祭』に続き、相変わらずサビの部分での山石さんの腕の振り上げっぷりが素晴らしかった。 続いて『幻想〜ILLUSION〜』が演奏され、ラストのギターソロというか演奏は何度聴いてもムチャクチャカッコいい!本当にド迫力の演奏だよなぁ。照明もカッコいいんだうよね。そして、本編ラストは『ONE』。3人がそれぞれリードヴォーカルを取るのがいいよねっ。ラストは桜井さんの美声で締めっ!何度聴いても伸ばしたところは聴き惚れてしまう〜っ! 1回目のアンコールはそうるさん、山石さん、TAROさんかステージに登場すると、すぐに演奏開始。その音に合わせて3人が登場。 3人の衣装は相模大野と同じで、高見沢さんがブルーの羽根ぽいのが付いた派手なノースリーブのブルーのロングコートに、ラメタンクトップに黒ラメパンツだったかな?サングラスとインカム付きです。幸ちゃんは、ピンクと白のマーブル柄ぽいタンクトップにピンクと白の霜降り柄(笑)のパンツ姿で登場。桜井さんは、クリーム色パンツでしたが、ベルトがラインストーン付きでキラキラしていました。それにシャツがグリーンと白のマーブル柄もので派手!上手からブルー・ピンク・グリーンって感じになっていました。 そのまま『ロックンロール・ナイトショー』が演奏され、幸ちゃんと高見沢さんは両脇の花道まで出て来ていました。ラストは恒例の「シェイク♪シェイク♪マッ●シェイク♪」のハモになったんですが、そのまま怒涛の(?)のネタコーナーに突入。 ステージ中央にスタンドマイクが設置され(先がY字になっていてマイクは2本付けられるようになっていて、幸ちゃんは持っていたハンドマイクを自分で付けてた)、「どうしてマッ●シェイクなのか?」と『ロックンロール〜』の最後が「マッ●シェイクとハモるのか?」という説明をしようとした桜井さんだったんだけど、その隣で幸ちゃんがずーっと「シェイク♪シェイク♪シェイク♪」と狂ったように言い続けていました。い、一体どうしたんだい?幸ちゃんっ!しかも、「何でマッ●シェイクって歌うの?教えて!こーちん!」と聞かれ、「コーチンだなんて言わないで、鶏みたいじゃないっ!」とおすぎorピーコのようなオカマキャラに変貌。「何でマッ●シェイクかだなんて、知らないっ♪知らないっ♪」と腕をフリフリ身体をクネクネしながら叫ぶ幸ちゃん。「お前、誰だよ?」なんて言われていたけど、ここまできたらもはや制御不可能。しかも幸ちゃんから「マサチ〜ン!」なんてふうに呼ばれたもんだから、桜井さんもオカマキャラに変貌し暴走。そうるさんも「マサチ〜ン」と呼ばれる度に、「チ〜ン!」て効果音出すし(笑)。桜井さんが面白がって何度も「チーン」、「チーン」と連呼するもんだから、ステージ上でチーンチーン鳴り響いて凄かったよ。こうなると、止められるのはただ一人。しかし、高見沢さんも「トンチン!」なんて呼ばれてしまう始末。本人は嫌がっていましたけどね。あと、高見沢さんは桜井さんのオカマキャラに鳥肌が立ってた。微妙にR指定に入りそうな展開になり、「お子様もいるんだから」と高見沢さんが注意したら、「この時間は目を塞ぐか耳を塞いでいて下さい」と親の方に忠告した桜井さんであった。 ちなみに、マッ●シェイクのオチは、高見沢さんがレコーディングスタジオにマッ●シェイクを持ち込んで放置していた犯人であったというやつです。まだ誰が犯人か言っていない段階で、客席から犯人だと指されて「何でお前らが指すんだよ!見てたのかよ!」と逆キレしていました(笑)。そんなの、ね〜、あの3人だったら犯人は1人じゃないか(笑)。 それからGOODSで販売されている「えびせん」の宣伝。しかし、初っ端の「賢」のハモから躓く3人。オカマキャラとチ〜ン♪で暴走し過ぎたせいか、上手く歌に入れなかった3人はステージに崩れてしまっていました。出だしを間違えたのは桜井さんだったようだけど。この時だったか曖昧だけど、「ま、ま、ま〜さる♪ま、ま、ま〜わる〜♪」と、得意の首運動を桜井さんが披露。あまりの回りっぷり動きっぷりに、高見沢さんが本気で怖がっていました。 で、高見沢さんのえびせんは山葵味で激辛!とかハモったりして、その刺激が髪にきて毛が抜けるという凄いオチに(なって禁断の髪ネタに(笑)。高見沢さんは(楽屋の)桜井さんのシャワールームに入ったそうで、「桜井は8本もシャンプーを並べている。まず、洗う前用・洗う直前用・洗う用・洗った後用…」と、ロシアの人形のマトリョーシカを1個1個開けていくような仕草で説明。「お前、洗う直前用って何だよ!洗う直前にも使ってそのまま洗う用て、ずーっとシャンプー掛け続けられるのか?」と、桜井さんから当然のツッコミを入れられていました。でも、桜井さんのシャワールームに高見沢さんが入っているのは本当のことらしい。「コイツ、自分のシャワールーム使わないで俺んとこの使うんだよ」て愚痴っていました。だけど桜井さんも、「俺も見たもん。高かそーなやつ!『長い髪用』って書いてあった」と暴露。高見沢さんは「フツーのだよ」と反論していたけど、本当にどういうシャンプーを使っているか気になるよなぁ。本当にコンビニとかで手に入るものを使っているのかぁ?(疑いの目) 「えびせん」を宣伝した後は(果たして宣伝になったかどうか謎)、その「えびせん」を手裏剣のように3人してバラ撒き、最後に高見沢さんが「えびせん」の箱を投げ飛ばしていました。「これ、あんまり飛ばないんだよなぁ」と言いながら投げたら、思いの他飛んだので、「お、今日は飛んだ!」と喜んでいた。ちなみに、私のすぐ近くの人がget!今までステージの上にあった箱が、すぐ近くにあるって不思議な感じでした。 そして、「えびせん」を持ってピクニックに行こう!という展開になるはずが、ハイテンションになっている高見沢さんは「じゃあ、このえびせんを持ってみんなで海へ行こうーっ……あっ!ピクニックだった…!」と、福岡初日だというのにとんでもない先走りっぷり(笑)。天然ボケもここまでいけばアッパレです。崩れ落ちている桜井さんに向かって、「ごめん、ね、ピクニックは何処に行きたい?」と笑いながら、謝りながら、白々しく聞く高見沢さんであった。「もうみんな判っていると思うけど敢えて言う!海へ行きたいーっ!」と、めげない桜井さんであった。いや〜、ビックリのネタバレだったよ。 もう桜井さんは先に「海へ行こう」とネタバレしちゃっていたのでヤケを起こしたのか、物凄くクネクネ踊りながら、「海へ、海へ行きたいんだよぅぅ!海へ行って潮水に浸かりたいんだよぅぅ!お新香の気持ちになってみたいんだよぅぅ!」と切々と訴えたのであった。しかも、「お新香の気持ちになりたい」というのが高見沢さんのツボにハマッたらしく、「お新香の気持ちって…アハハハハハハハハ」と、進行無視で笑い続けたのであった。ストライクゾーンの広過ぎる人だ。あまりに笑い続けていたので、「お前、その格好でただ笑っていると変な人にしか見えないぞ」と注意していました。 こうして目出度く「海へ行こう」という展開になったんですが、その後のハモが可笑しかった。「どうして海なのかは次の曲次第!だからみんなも付き合って!」みたいなことをハモるんだもん。そして、桜井さんの『海へ行こう♪』即興歌も健在。今回は「今年の夏はすっごいビキニにしようかな♪Tバックにしようかな♪」と、お色気たっぷりでした。もう少しでR指定。しかし、先のお新香の気持ちになった時で十分に体力を消耗していたようで、桜井さん「余計なことやって力使い果たしているんですけど…」なんて言ってたわ(笑)。 「海に行こうーっ!」と桜井さんが叫び、ステージが暗転すると波の音のSEが流れ、そしてそに被さるように流れたが曲が……『誰よりもLADY JANE』!今日が初日の人がほとんどだったので、演奏と同時にどよめきにも近い歓声が上がっておりました♪ また3人もノリノリで、演奏しているから踊りはしないものの「LADY JANE♪」の時は3人してポーズを決めたり、桜井さんに至っては間奏部分での幸ちゃんのアコギ演奏で、「はいっ!ここで幸ちゃん!」みたいな感じに妙なポーズ決めて幸ちゃんを指していたのが可笑しかった。幸ちゃんも桜井にギター向けていたし、2人にとってはお約束のポーズになりつつある?あと、ラストを「オーレッ♪」て叫んで決めておりました。叫んでいたのは高見沢さんだったかな? 続けて『恋人になりたい』が演奏されて、「幸ちゃんvvv」と客席は愛の叫び♪そのままメンバー紹介になりましたが、ここで高見沢さんがPrince-Tギターを出してきました。うぉ〜、ホール会場の近さで見るとド迫力〜。 高「ドラムス、そうる透〜っ!キーボード、山石敬之〜っ!そしてこの春から新メンバーが加入しました!ドラムス、TARO〜っ!」 …と、高見沢さんによってサポメンの紹介があり、続けてALFEEのメンバー紹介になりまして、「ベース!桜井賢ーっ!そして生ギター&パーカッション、坂崎幸之助ーっ!」と、2人のことを紹介し、その勢いのまま「We are THE ALFEE〜っ!」と叫び、『MEET THE ALFEE』が1フレーズ歌われて、歌詞に「フォークバンド♪」と付くので、幸ちゃんが歌いながら「フォーク?フォークか?」とツッコミ入れていて可笑しかった。そして、『夢よ急げ』に続きいたので客席も大盛り上がり〜っ!そして、間奏では高見沢さん、あんな重いPrince-Tギターなのにピョンピョン跳んでましたよ!凄過ぎ。そして、観客が「Fly♪Fly♪Fly♪」と掛け声を入れるところで、高見沢さんが「博多でピュン♪ピュン♪ピュン♪」と今日のスローガンを入れてきたのだ!これには客席大ウケ、桜井さんも思わず笑っちゃっていました。3番は客席も笑いながらの大合唱になったもんな〜。うーむ、高見沢さんにしてやられました。 そしてステージが暗転して『SINCE 1982』が演奏され、一気にステージに雰囲気が変わりました。この辺の展開はホントにALFEEらしい。しかし、ラストの終わり方を高見沢さんが間違えたようで、ジャーン!と高見沢さんが決めたあと、サポメンの3人が「えっ?これでいいの?」て視線を一斉に高見沢さんに送り、高見沢さんがハッとしたように、ジャン・ジャン・ジャーンッ!と仕切り直すように決めました。その奥で桜井さんがもう一度だけ仕切り直そうとする素振りをみせてTAROさんが付き合ってあげていたな(笑)。 演奏が終わって、後ろのサポメンの3人もステージ前に登場。6人並んでお辞儀をして、高見沢さん、桜井さん、幸ちゃんはピックを投げまくり、山石さんはタオルを投げて去って行きました。 2回目のアンコールの3人の衣装は、高見沢さんが赤いフリルとラメぽい黒パンツにラインストーンのベルトをして登場。幸ちゃんはグレーぽい柄入りの開襟シャツに黒パンツ姿で登場。出て来るなり投げキッスをしてくちゃいました。桜井さんは、焦げ茶とグレーの中間みたいなダークカラーのシャツに似たような色のパンツ姿で登場。胸毛がチラリと見えてセクシ〜♪ すぐに高見沢さんのMCに入り、「やはり博多は盛り上がるなっ!」とご機嫌。ここで今年でデビュー32年になるって話をしたんだったかな?(記憶曖昧)、そうしたら客席から拍手が沸き起こったんだけど、「別に拍手することじゃないから。だって(ローリング)ストーンズを見てみ?この間、東京ドームの観て来たけどミックジャガー走ってたよ。もう俺らも82歳まで頑張りたいと思います!」なんて言って、幸ちゃんと桜井さんが「エエッ?」て顔して、桜井さんに至っては「ムリムリ〜」とお爺さんコントを展開していました。 そして夏イベの話題になり、「今年も恒例の夏のイベントをやります!日程は8月の12日、13日です」と発表。場所に関してはまだ言えない状況と断っておきながら、「今年の8月…場所は言えないっていったけど、関東地方で待っているからなっ!」と、関東地方であることは明言。やはり九州地方の人は交通機関のチケットの確保もあるし、出来るだけ早く場所を知りたいだろうね。 そのまま高見沢さんが「まだまだ行くぞ〜!博多最高〜っ!」と叫んで、『SWEAT&TEARS』になり、演奏と同時に銀テープが客席に飛び出して綺麗でした。今回の席はまさに銀テープが降ってくる場所で、何本かgetできてラッキーでした。銀テープというより、(去年の秋TOURと同じ)レインボーテープて感じですね。もうウキャーッ♪て感じにノリノリに銀テープを持ちながら拳を振り上げていたら、その拳に何か当たり髪にもなんか掠った。「ん?」て思って足元をよく見たら、なんと幸ちゃんのピックがっ!…でも、反応が遅過ぎて私はgetできなかったけどね。幸ちゃんがこっちの方向にピックを投げたことすら気付かなかったから(笑)。いいの!手に当たったし♪一応、間接的に幸ちゃんに触れられたわ♪ 高見沢さんはノリノリで、ネックを振りまくったり腕を振り上げたり客席煽りまくり。コンサート始まった時はあんなにクルクルだった髪も、寝起きのようなユルユル状態になっていたほど。でも、こういう高見沢さんはセクシーさが増して好きだっ! ラストは3人ステージの前に出て来てヘッドシェイキング。この時、幸ちゃんの胸元がよく見えたんだけど、桜井さんに比べて痩せ過ぎだ〜とか思ってしまった。もっとお肉付けた方がいいよぅ。最後は、フライングVギターをガンガンに振り回していた高見沢さんが、「どうもありがとーっ!」と叫んで2回目のアンコールも終了。 桜井さんは下手の花道の先の方まで行ってピックをばら撒き、高見沢さんもピックをばら撒き、幸ちゃんも何枚か遠くにピックを飛ばしてそれぞれお辞儀しながらステージを去って行きました。最後までステージの残っていた幸ちゃんは、客席に向かって投げキッスをまたしてくれたのであった。 本当に今日が初日だったのに、「こんなに盛り上がっちゃって明日は大丈夫?」て思うくらい楽しかったです。曲順は相模大野とまるで同じだったんだけど、照明は少し違っていたし(照明が動く所も違っていた)、MCの内容とか演奏具合がその時に気分に思いっきり反映されるので新鮮でしたっ! 特に今回は幸ちゃんと桜井さんの暴走っぷりがツボ。もちろん、高見沢さんの天然ボケぶりも炸裂していましたが、「お前達、進行しろよ」と2人と諭す役に何度もなっていた高見沢さんがいたほど、2人は飛ばしまくっていました。3人がステージ上で心から楽しんでいる姿って、何度見ても飽きないし楽しいわ〜っ。
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