2006年4月20日(木)グリーンホール相模大野 |
4年連続で春TOURのMy初日は、ほぼ地元であるグリーンホール相模大野で迎えています。昼間は正に「春の嵐」のような天候で、「今日は大荒れの中コンサートに行くのか〜」と思ったんですが、夕方前には嘘のように晴れて良かったです。しかし、丁度1年前のこの日にグリーンホール相模大野にALFEEは来ているんですよね。ピッタリ1年ぶり♪ 開場時間を半分ほど過ぎてから会場入りしまして、GOODS売り場の所に飾られていたトレカを鑑賞。7番の桜井さんがい〜よ〜っ♪でも、えびせんの方が味は好みなんだよなぁ(7番はクッキーの方に入っているトレカ)。 客席に入るとALFEEソングではないBGMが流れていまして(ちゃんと聴いていなかったので、なんの曲かまでは覚えていない…)、ステージには白い幕が被せられていて、3人のマイクスタンド以外何も見えない状態でした。 そして、定刻より5分程押してに客席が暗転し、SEの音に合わせるように白い幕にライトパープルの照明が当たってどんどん会場内が盛り上がっていき、3人のシルエットが幕に浮き上がってきたと同時に高見沢さんがシャウト、なんといきなり『Masquerade Love』でスタート!これには客席大歓声。演奏と同時に白い幕が落ちてTHE ALFEEが登場。うぉ〜、こんなにテンション上がるOPがあっただろうか〜っ!ホントに予想外の凄いOPだぁ! ステージセットはとてもシンプル。3人のマイクスタンドの後方には、サポートメンバーが控え(今回はそうるさんとTAROさんのツインドラム!)、その周囲にはこれといったセットはなくて、去年の夏イベを彷彿させるようなアーケード状の照明が頭上と後方に2本あるだけ。でも、この照明が変わっていて、意外さはないもののステージの雰囲気を派手に演出していました。 あと、先にも書いたけど、今回はそうるさんとTAROさんのツインドラム。高見沢さんの後ろにとうるさん、桜井さんの後ろにTAROさんだったんですが、そうるさんは相変わらず多数のシンバルに修行僧のようなルックス。片やTAROさんはシンバルやタムの数もそう多くはなくてシンプル、しかもヘアスタイルがスポーツ刈りぽくなっていて、修行僧と甲子園児のコビンビのようなツインドラムでした(笑)。 3人の衣装は、高見沢さんがパンツの裾とジャケットの背後にスカルン♪(しかも羽根付き)のチェック柄のスーツ姿で髪はクルクル。最初からインカムを付けていましたが、ほとんど自分のスタンドマイクで歌っていました。そういえば、ギターはオレンジのフライングVだったかな。幸ちゃんは、カーテンのような(笑)黒地に花柄のジャケット。インナーは白のTシャツで薄い黄色のパンツ姿でした。桜井さんは、白色のスーツでネクタイは青っぽかったような?個人的には幸ちゃんの花柄スーツがツボに入ってしまった。あれは絶対にパンツも同柄であるはずだっ! 『Masquerade Love』で怒涛のOPを明けた後、その勢いのまま『鋼鉄の巨人』へ続きまして、もうどうしましょうっ♪(マダム風)って感じです(どんな感じだ!)。『恋の炎』では、幸ちゃんはハンドマイク持って花道に出て来て客席を煽っておりました。桜井さんと高見沢さんも、ステージの中央に出て来て並んで演奏。後奏では、TAROさんに向かって踊っていた桜井さんのヒップを幸ちゃんが突き!(笑)まるっきり油断していた桜井さんはマジにビックリ。TAROさんも山石さんもバカウケしておりました。 そして、サポメンの演奏が流れたまま桜井さんのMCに突入。「今日は春の嵐だったけど、ここも凄い嵐さ!ノリノリで行こう!」と客席を煽ってくれちゃいました。 そのまま『二人のSEASON』に突入。高見沢さんちょい歌詞間違えをしたような?上手く誤魔化したか(笑)。囁き部分はは「好きだよ」と甘〜く囁いておりましたよっ。後奏では、3人ステージの前に出て来てネックシェイキング。続いて『幻想飛行』が演奏されまして、この曲だったか曖昧だけど高見沢さんのギターの調子が悪かったようですぐにギターチェンジしていました。そして、山石さんのキーボード演奏から『星空のディスタンス』へ。最初は少しテンポが遅いように感じたけど(アルバムに収録されている時のテンポぽい)、後半ではいつものテンポになっていました。 そして、高見沢さんと桜井さんはステージを去り、幸ちゃんのMCに突入。「せっかくお席があるので、ここではひとまず休憩ということで、お座り…下さい」と客席はお座りタイム。 恒例のアンケート(初日の川口では取り忘れたらしいですけど/笑)、「今日が初日の人」、「生まれて初めて参加している人」などの調査をしました。必ず「生まれて初めての参加の人」がいるって、とっても嬉しいもんですよね〜。 それから、午前中の嵐のような天候にも触れ、幸ちゃんも「こんな天気だけど大丈夫なんだろうか?」と思ったらしい。「さすがにこの風で桜も散っちゃうんだろうなぁ。だけど、桜は散ってもこの人は散りませんっ!桜に井戸と書いて桜井賢っ!」…と、実に上手い話の運び方で桜井さんを紹介。ただ、後半部分は去年の秋TOURネタでしたが(笑)。 紹介された桜井さんは、スタンドマイクの前で深々とお辞儀。しかも挨拶が妙に馴れ馴れしく、客席に向かって「最近、どうよ?」と言ってきたので、さすがの客席もどう反応すればいんだか(笑)。幸ちゃんからも「この業界によく居るみたいじゃん」とツッコミ。桜井さん曰く、こっちの調子の良い時はイイ事言ってきて、そうでなくなるとどっか居なくなるタイプに多いらしい(笑)。「最初は、『桜井くんはイイ声してるよ〜。最高だよ〜。これ君の為の曲だから頑張ってね〜』とか言っておきながら、高見沢が出て来た途端に『高見沢くんはルックスが最高だね〜。これ君の為の曲だからね〜』なんて言ってさ。えっ?俺じゃないの?なんて思ったよ。だから大ぅ嫌いだよこの業界(笑)」と、愚痴りモード炸裂。 その前に、春TOURは桜前線と共に北上していく…みたいな、風流なことを幸ちゃんと桜井さんは言っていたような気がする(記憶曖昧)。 桜井さんの愚痴りモードは続き、楽屋で幸ちゃんがCDを聴くのは構わないんだけど、CDをかけたらかけっぱなしで何処かに行ってしまうらしく、「俺は別に聴きたくもないのに聴かされてるんだよ」と文句を言うと、「止めればいいじゃん」とごもっともな意見を述べた幸ちゃんであった。でも、桜井さん曰く「どのボタン押したいいのか判らない」んだとか(笑)。「そんなの■の所を押せばいいじゃん」と幸ちゃんは反論しましたが、桜井さん的にはボタンがいっぱいあって判り難いそうです。それ以前に幸ちゃんが止めて出て行ってくれればいいのに…ということになり、幸ちゃんは「桜井にも聴いて欲しいなって思ってかけてるの…て、結局これが押し付けがましいのか(笑)」と、桜井さんの愚痴を受け入れたのでした。いいな〜、この2人の楽屋での攻防。 それから、この春TOURのMCでは「今年のスローガン」を発表しているそうで(その割には、幸ちゃんのスローガンの発表は無かったような?私が聞き逃しただけ?)、桜井さんのスローガンを何故か幸ちゃんが「桜井さんの今年のスローガンは『禁酒』です!」と発表。非常に良いことだと思いますが、桜井さんが守れるわけがないと誰もが思ったことでしょう(笑)。それは桜井さん自身も同様だったようで、「実はこの間ファンの方から頂いた手紙に、『去年の暮れに“来年はパワフルで行く”と言ってましたよね』という指摘を頂いたので、今年のスローガンはパワフルでいきます」とのこと。しかし、この展開に若干不満な幸ちゃん。 幸「桜井さんはいつもパワフルじゃないですか」 桜「だから去年以上にパワフルにいこうってことです」 幸「今日の桜井さんは去年以上なんですか?」 桜「坂崎さん、そういうのは他人に判断されるんですか?」 幸「みんな判断しているかもよ?『あ、今日の桜井さんは60%』くらいだって」 桜「そんなの個人の基準でバラバラじゃないですか。みんな100%にしてくれませんよ」 …みたいな話になり(上の会話は90%以上創作/笑)、幸ちゃんが「100点は取ったことないけど、ステージでは100%取れるよ」みたいなことを言ったが為に成績の話に。去年の秋TOURのアンコールで散々成績の話題を出されて桜井さんはアレルギー反応を起こしていましたが、あの時は幸ちゃんは中学時代の成績しか公表せず(武道館でバレて)、高校時代の成績は桜井さんと大して変わらなかったみたいなことを言われて、「2人揃ってバカ〜♪」みたいな自虐的な内容になってしまい、桜井さんが「でも、バカを見る為にチケット代を払って来る人はいない」みたいに切り返したら、幸ちゃんが「チケット代を払ってまで見たいバカは居るかもよ」と見事なオチが(笑)。ああ、やはり2006年に入っても成績トークは健在なのね。 そして衣装替え終えた高見沢さんがステージに再登場。白いノースリーブラメの派手なロングコートに、インナーがハートマークのパッチワーク入り(?)のタンクトップ風なシルバーシャツに黒ラメパンツ姿でした。客席から歓声が上がり、幸ちゃんが「高見沢ですよ〜。本物ですよ〜。よ〜くご覧下さい。チケット代に含まれています」と煽っていました(笑)。しかも、「テレビで堂本の2人の横に居る時とは違うでしょ?」なんて言ったもんだから、桜井さんが「あの若い2人と俺らを比べるなよ。俺らはコイツの引き立て役?」と、再び愚痴りモードに入っていました。 それから高見沢さんも今年のスローガンの発表ということになったんですが、何故か「今日は『愛と誠(まこと)』!」と、今日のスローガンを発表。しかも、「赤松愛の愛!」なんて言われても大半の観客は判りませんて(ママンボは判っていたけど)。桜井さんからも「これが判るのは昭和20年代の人だよ」と言われておりました。ホントにジェれネーションギャップを炸裂させる人だよなぁ(笑)。 ちなみに、高見沢さん曰く「愛」は当時失神キャラで一世を風靡した赤松愛さん、「まこと」は楳図かおる先生の『まことちゃん』にちなんでいるそうで、「今日のコンサートは赤松愛のように失神するほど激しく、まことちゃんの楽しく!」という意味らしい。こう説明されると筋の通ったスローガンに聞こえるから不思議だよなぁ。 しかも「まことちゃん」の決めポーズ「グワシ!」をやってのけた高見沢さんだったんですが、「グワシ!」のポーズて右図を参考にして頂ければ判ると思いますが(この絵をマウスで描くのに妙に時間掛かった/笑)、中指と小指を曲げて他の3本の指をビシッ!と伸ばすという形になります。これ、やってみると意外に難しいんですよ。それを高見沢さんがやったもんだから、どう見てもフォークボールを投げるor熊手を真似しているようにしか見えない妙な手のポーズに…(笑)。「まことちゃん!グワシッ!」と連呼して両手でやってみせたんですが、「お前、ワシの爪じゃないんだから」と桜井さんから怖がられる始末。全体的にクマが威嚇しているポーズみたいだったもんなぁ(笑)。 見かねた幸ちゃんに正しい「グワシ!」のポーズを教えて貰うが出来ず、「お前、3も出来ないだろ?2は?」と幼稚園のような光景に。高見沢さんは2をする時に(いわゆるピース)小指が立ってしまい、親指で押さえていないといけないらしい。な、何故なんだ?ジャンケンをするみたいに横向きにすると出来るんだけど、手を上にしてやると出来ないのであった。しかも、2から3に変えるのも遅くて、「神経の伝達遅〜っ」と桜井さんに笑われていました。桜井さん曰く、「手と脳の間を神経が2往復して伝達して理解するから」遅いらしいですよ。この解説に山石さんとTAROさんバカ受け。 幼稚園のような光景は続き、「グワシ!」が上手くできない高見沢さんは「コンコン」とキツネの形を手でやって誤魔化したのであった。幸ちゃんから「影絵は得意だよね。ハトは?」と言われてハトもやったんだけど、両手で妙な羽ばたせ方をした為に「それハトじゃないだろ!猛禽類の動きだよ」と言われてしまい、桜井さんに至ってはツボに入って笑いまくり。「グワシ」が出来ないのに、どうしてああいう変わった動きが出来るんだろう?どんな動きだったかは、当日参加出来た人のみ理解できる動きでした(笑)。 この話の延長で… 桜「3人でタクシーに乗った時に高見沢が道案内したんだけど、『運転手さん、次の所ひ、ひ、ひっ、ひぎっ!』ってと言ったんだよね。『左』て言おうとして『右』て気付いたんだよ。だけど運転手さんどっちに曲がったらいいか判らなくて困ってたもんな」 …と、昔のエピソードを桜井さんから暴露されてしまったのであった。いや〜、笑えるわ。高見沢さんが「みんなが本当の話だと思うじゃないかよ」と高見沢さんは交わそうとしましたが、2人からのフォローはナシ。客席も桜井さんを支持(笑)。 そんなこんなで、「スローガン」の話から妙な展開になって笑いの空気が大半を占めていたんですが、「ではそろそろ次の曲を演奏したいと思います」という幸ちゃんの強引な仕切りで、なんとかコンサートの軌道は修正されたのでした。いや、ホントに強引に曲紹介に持っていったよ。 そして、歌われたのが『ふたりのGraduation』だったんですが、歌う前に「春らしい曲」と幸ちゃんが言っていたので、ちょっとこの曲が意外に思ったんですが、歌詞を改めて聴いて納得してしまいました。また、この曲からステージ後方に白い幕が出てきて照明の雰囲気がガラリと変わりましたね。続いて『NOBODY KNOWS ME』が久しぶりに演奏されて、個人的に凄い嬉しかった。この曲好きなんだよね〜。でもこの曲だったか、次の曲でだったか記憶が曖昧なんだけど、高見沢さんがピースマークシールを貼ったギターを使用していて、「あのシールて『ロックばん』で作りすぎたぁ!と嘆いていたピースシールかぁ!」と思ってしまって、感動半分・笑い半分と若干複雑な感情に浸っていました。そして、『My Sweet Home Town』が歌われまして桜井さんの美声に酔いしれたし、最後の3人のハモが素敵だったな〜。『Moonlight Fairy』もしっとりとした雰囲気をさらに高めて良かったです。 この4曲の流れは、その前までのMCの雰囲気が嘘のような展開になりましたね。この辺が「ALFEE流のコンサート」なんだろうなぁ。 そして、高見沢さんのMCに入りまして、この春のTOURタイトルである『ONE』にちなんだ話になり、「世界で一番とかじゃなくて、自分の中での一番を目指すことが大事」みたいなことを語っていました。 高「俺にとっての一番は…やっぱり『ギターの本数』だろうな。これだけ持っている奴は世界広しといえど、そうは居ないんじゃないかな〜。あと、髪の長さかな。この年齢の割りにはね(笑)。でも、そろろろこの髪型には飽きてきてるんだよね。だってさ、巻くくらいしか出来ないじゃん」 …なんて言っていたけど、クルクル巻いちゃうよりもサラサラストレートヘアもファンから支持が高いってことは知らないのかな?まぁ、本人的にストレートは何もしてなくてつまらないのかもしれないけど。ていうか、ショートヘアの私が見れば、高見沢さんのロングヘアて一番アレンジが豊富な髪型だと思うんだけど(笑)。 その「今の髪型に飽きた」て話から、高見沢さんが「もう切ろうかな〜」とボソッと言ったら客席から「エーッ!」と大きくどよめかれてしまい(ほとんど反対の声だったよね)、「いや、別にみんなの許可取らなくてもいいでしょ?これ自分の髪だから(笑)。『俺髪を切りたいんですけど、切ってもいいですか?』なんて」と、ちょっと戸惑気味に反論ていて面白ろかった。それだけ高見沢さんのロングヘアはみんなから愛されているってことでしょうね。私は「ズラミー」(このネーミング思い付いた人は天才だよ!)と不評の金髪ヴィックも好きだし、似合えば何でも良いんじゃない派です。1987年ぐらいの頃のボブぽい長さも好きだよ。 それからちょっと真面目な話もして… 高「去年は『STARTING OVER』でZEROからスタートして、今年は『ONE』ということで、第一歩を踏んでいるわけですが、32年もやって来て今年でやっと第一歩かよ(笑)って感じですが、色んな『一歩』があると思う。みんなも踏み込みたくても踏み込む勇気がないってことがあると思うけど、その背中を押すのアルフィーであると嬉しいし、何か自分が第一歩を踏み込めるもの、『一番』を目指せるモノを見つけていって欲しいと思います」 …みたいなことを語って、『運命の轍 宿命の扉』が演奏されまして、この曲で観客は再びスタンディング。後半は重厚なサウンドが多くて、次に歌われた『哀愁は黄昏の果てに』本当に良かった〜っ!TOURで聴いたのは久しぶりで本当に嬉しかったし、あのドラムとギターの絡む後奏なんて最高だよっ。ラストは高見沢さんのソロで終わるけど、今回はギター演奏終了と同時に終わりまして、『Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜』にすぐ続きました。この時の照明が凝っていて綺麗だったし(特に幸ちゃんパートの時がイイ♪)、高見沢さんがノリノリで演奏していた姿が印象的でした。そして、山石さんのピアノソロから『幻夜祭』に続き、リズム隊が今年から変わっているだけに緊張感のある演奏でしたが、かなりの迫力でした。そういえば、サビの部分での山石さんの腕の振り上げっぷりが素晴らしかったわ。席の位置的に山石さんの姿はちゃんと確認できなかったんだけど、腕だけはバッチリ☆ 続いて、この曲をステージで演奏するのはかなり久しぶりなんじゃないか?と思った『幻想〜ILLUSION〜』が!実は、前奏を聴いた時点で曲は判っていたんだけどタイトルが思い出せなくて、歌詞に「幻想の〜♪」と出てきて、「あっ!『幻想〜ILLUSION〜』だ!」て思い出すことが出来てスッキリ。久しぶりに生で聴くというのも大きかったと思うけど、本当にこの曲は迫力があって素敵だった。あの迫力に圧倒されたのか、無性に泣きたい気持ちになってしまったほど。しかも演奏の後半で、ステージの中間にあったアーケード状の照明が上がっていって真っ直ぐになっていく演出には驚きました。曲の雰囲気にも合っていて良かったな〜。とにかく、今回のステージで一番印象に残った曲でした。そして、本編ラストは『ONE』。初めて生で聴きましたが、思っていた以上に迫力がありました。ラストは桜井さんの美声で締め。 1回目のアンコールはそうるさん、山石さん、TAROさんかステージに登場すると、すぐに演奏開始。その音に合わせて3人が登場。 3人の衣装は、高見沢さんがブルーの羽根ぽいのが付いた派手なノースリーブのブルーのロングコートに、ラメタンクトップに白パンツだったかな?とにかく本編より派手(笑)。インカムも付けていました。幸ちゃんは、ピンクと白のマーブル柄ぽいタンクトップにピンクのパンツで派手!個人的に本編の花柄ジャケットに続いてツボ!桜井さんは、焦げ茶ぽいストライプ柄のパンツでしたが、シャツがグリーンと白のマーブル柄もので派手!上手からブルー・ピンク・グリーンって感じになっていました。 そのまま『ロックンロール・ナイトショー』が演奏され、幸ちゃんと高見沢さんは両脇の花道まで出て来ていました。間奏のブルースハープの演奏の後、そのハープをせっせとパンツのポケットにしまい込む幸ちゃんの姿がツボ。ラストは恒例の(?)「シェイク♪シェイク♪マッ●シェイク♪」のハモになったんですが、そのまま怒涛の(?)のネタコーナーに突入。 ステージ中央にスタンドマイクが設置され(先がY字になっていて、マイクは2本付いていました)、「ご当地名産品を紹介したり、常に変化を遂げてきたこの曲!」と『ロックンロール〜』について紹介。しかし、どうして最後が「マッ●シェイクとハモるのか?」ということになり、その疑問に答えることになったんだけど、ここまでの経緯を話す幸ちゃんと桜井さんが変だった。幸ちゃんがオカマ言葉になると、桜井さんも釣られてオカマ言葉に(笑)。「お前誰だよ?台本に無いことやるなよ」と、高見沢さんに文句を言われますがお構いナシ!おすぎとピーコのような感じになっていてホントに可笑しかった。一体どうしちゃったんだ? まぁ、「なんでマッ●シェイクか?」ていうと、レコーディングスタジオに飲食類は持ち込み禁止だったのに持ち込んだ奴がいて、たまたま目の前にマッ●シェイクが転がっていたからハモっちゃおう♪というノリでレコーディングしてしまったのが真相だそうです。で、「マッ●シェイクを持ち込んだ奴は誰だー?」と犯人捜しをして、客席&幸ちゃんと桜井さんから一斉に指される高見沢さんであった。「何でみんな俺を指すんだよ?」と反論していた高見沢さんでしたが、観客の眼は誤魔化されず「そうです!俺です!すみませんでした!」と謝ったのであった。うーん、こういうのを墓穴を掘るというか、自滅っていうのかしらんらんらんっ♪<こういう光景が嬉しいななんぼ(笑) それから、この春TOURのGOODSの一つである「アルフィーえびせんべい」の宣伝(笑)。3種類のえびせんはそれぞれ3人をイメージして作ってあり、味の説明が商品に印字されています。その説明を綺麗に3人ハモッていましたが、桜井さんが若干暴走。幸ちゃんのえびせんの宣伝で、「磯の香り…」となるところを桜井さんが間違ってしまってハモれず、「お前、磯のアワビの…とか言っただろ!」と高見沢さんに指摘されてしゃがみ込んじゃっていました。まぁ、この部分については深く追及するまいて(笑)。 桜井さんのえびせんの宣伝では、何故かノリノリになった桜井さんが得意の首振り運動を披露。あまりに動かしたので高見沢さんが本気でビビリ、恐ろる恐ろる桜井さんの肩に触れ「…人類?」て真顔で聞いた姿が最高でした。更に調子に乗った桜井さんはクネクネと首やら肩やら動かしていたんですが、「そんなに動かしたら首にお湯が溜まっちゃうよ」と高見沢さんからドクターストップが(笑)。そのまま肩を揉んでもらっていましたね。幸ちゃんは腕を揉んであげていたわ。この辺りから、高見沢さんは桜井さんのことを「マサちゃん♪」と呼んでいました。あんな呼び方するから、「マサちゃん」、「こうちゃんっ」と呼び合ってオカマキャラのアドリブトーク炸裂になっちゃったんだろうなぁ。桜井さんは高見沢さんに対して「色んな呼び方しないでよ」なんて言っていましたが、「今日はマサちゃんがいーの♪」と駄々っ子のように言って引き下がらなかった高見沢さんが妙に可愛かった。 そして高見沢さんのえびせんの宣伝を終えると、実物のえびせんを数枚客席にバラまいていました。あと、高見沢さんはえびせんの空箱も投げて、その見事な投げっぷりに(真横に跳んだだけで大した距離は出てなかったけど…)「いよっ!箱飛ばし名人!」と、桜井さんから言われていたなぁ。箱といえば、何かの拍子で高見沢さんが箱で桜井さんの頭を叩いたんだけど、サングラスのフレームに角が当たってしまったらしく、本気で桜井さんは痛がっていた。ふ、不憫な…。あと、えびせんは3人の名前の頭文字を1個ずつとって「まこと」としている為、高見沢さんが懲りずに「まことちゃん!グワシ!」のポーズをやってました。もちろん、全然出来てなかったけどさ。しかも、その手を見た桜井さんから、「お前気を付けろよ(爪が)死んじゃうぞ」とお約束的なツッコミをされたもんだから、「違うよっ!塗ってんのっ!」とムキになっていて可笑しかったよ。 そして、「えびせん」→「エビ」→「海」→「桜井は中学まで海を見たことがなかった」という展開になり、「みんなでえびせん持って海に行こう!」と、桜井さんが即興で妙な歌を披露。幸ちゃんがかなりウケいたので、アドリブ度が相当高いみたいです。…ていうか、いつものハイテンションな賢様とどこか違ったわ。やっぱ、マサちゃんだったから? 「海に行こうーっ!」と桜井さんが叫び、ステージが暗転すると波の音のSEが流れ、そしてそに被さるように流れたが曲が……ま、まさかっ!観客がざわめきと歓声を上げる中『誰よりもLADY JANE』が演奏されたのだーっ!これにはマジでビックリ。この選曲読めた人なんて居なかったんじゃないの?本当に意外で嬉しい選曲でした。BEAT BOYSて隠れた名曲の宝庫だから、こういう形で曲が復活してくれると嬉しいよね。 また3人もノリノリで、演奏しているから踊りはしないものの「LADY JANE♪」の時は3人してポーズを決めたり(揃ってなかったけど/笑)、桜井さんに至っては幸ちゃんのアコギ演奏部分で、「はいっ!ここで幸ちゃん!」みたいな感じに妙なポーズ決めて幸ちゃんを指したのが可笑しかった。桜井さんは半分BEAT BOYSが憑依していた動きだった。 続けて『恋人になりたい』が演奏されて、そのままメンバー紹介になりました。 高「ドラムス、そうる透〜っ!キーボード、山石敬之〜っ!そしてこの春から新メンバーが加入しました!ドラムス、TARO〜っ!」 …と、高見沢さんによってサポメンの紹介があり(それぞれソロ演奏付き♪)、続けてALFEEのメンバー紹介になりまして、「ベース!マサちゃんっ♪そして生ギター&パーカッション、KOHNOSUKE SAKAZAKI!」と、2人のことを紹介した高見沢さんがツボでした。相当「マサちゃん」がお気に入りだった模様です。 その勢いのまま「We are THE ALFEE」と叫びたかったらしい高見沢さんですが、思わず「ウィー・アー・ザ・アルフィー!」と言ってしまい、さりげなく(?)「We are THE ALFEE〜っ!」と言い直した高見沢さんであった。そしてALFEEコールから『MEET THE ALFEE』が1フレーズ歌われて、『夢よ急げ』に続きまして客席は大盛り上がり♪3番は客席も大合唱になり、これでアンコールも終わりなのかな〜…なんて思ったら、ステージが暗転して『SINCE 1982』が演奏されてビックリ。ホントに今回は意外な選曲が多いなぁ。最後はとてもしっとりした雰囲気の中終わりました。 演奏が終わって、後ろのサポメンの3人もステージ前に登場。6人並んでお辞儀をして、高見沢さんや桜井さんはピックをばら撒きながらステージを去って行きました。幸ちゃんはかなり遠くまでピックを飛ばしていたなぁ。 会場内が暗転して客席がアンコールを叫んでいる中、周囲のあちこちで「ビートボーイズだったね♪」とか、「Lady Jane♪だよ〜」と、興奮気味に話している人達の声が耳に入ってきて、「ああ、やっぱ今回の選曲て凄いよな〜」としみじみ感じておりました。こういう客席の雰囲気、最近は無かったもんな〜。 2回目のアンコールの3人の衣装は曖昧。高見沢さんが黒のフリルとラメぽい黒パンツにラインストーンのベルトをしていたのが覚えているけど、幸ちゃんが胸元が妙にセクシーだった開襟シャツで、桜井さんがサーモンピンクぽい柄のシャツだったような。…もうね、ナチュラルハイ状態が頂点に達しつつあったので、この変の記憶なんて自信も何もあったもんじゃないわ〜(威張るなよ)。 衣装よりも、桜井さんがステージに登場してすぐに妙なポーズ(彫像みたいな感じ)をしていたことの方が印象に残っております。前の方から、何かテンション上げるコールをされていたのかな?その後方では、幸ちゃんが客席に向かって投げキッスをしてくれていましたvvv すぐに高見沢さんのMCに入り、 高「アンコールどうもありがとうございます。やっぱアルフィーは最高だな!俺達はやっていて楽しいもん。俺達が最高に楽しいと感じるから、みんなも来てくれるんだよね。わざわざ楽しくない所を見に来る人なんて居ないし(笑)。もうこの相模大野は腐るほどやっているけど、1回だけとは言わずに今までのTOURの中で一番参加した!てくらい見に来て欲しいです」 …みたいなことを力説していました。確かに、コンサートて何が楽しいて、心底楽しんでいる3人の姿を見れることなんだよね。そりゃ、嫌そうに演奏とかされていたら観ている方も嫌だって(笑)。ステージという空間をすっごく楽しいものにしてくれるから、こっちまで楽しくなるし元気にもなっちゃうんだな。これはLIVEの醍醐味でしょう♪しかし、相模大野で腐るほどやっているというのにはウケたわ。このグリーンホール相模大野が出来た年から、ALFEEは毎年欠かさず来てくれているもんなぁ。でもさ、この会館が出来たのって1990年だから、まだまだ腐るほどではなくてよっ。<どういう基準かはツッコミ入れないよーに!(笑) このステージでの話の時だったかな?「コンサートは非日常といいますが、所々に日常が見えています。これが僕らのステージです(笑)。みんなもその中で好き勝手に発散してくれれば良いす」と言ったのにはツボに入りました。確かに、ALFEEの場合は、所々妙に「生活臭」が出ているところがあるよね。そこも魅力だわっ。 そして、なんと「今年も恒例の夏のイベントをやります!」と、夏イベの話題が高見沢さんの口から飛び出しました。今年で何と25回目を迎えるんですよ〜。 高「2004年がデビュー30周年で、去年が2000本LIVE達成で、今年は何もないな〜って思っていたら…ありましたよ。これだけやっていると、その年その年で節目が来るものです。今年はこの25回目の夏のイベントを節目にやって行きたいと思います。だってさ〜25年だよ。夏のイベントて選挙権持って5年も経つんだぞ〜。もうね、今日はせっかくだから日にちだけ発表したいと思います!」 本当は既に日程も場所も決まっているようなんですが、「この国には書類とか色々と手続きが必要なので」ということで、せめてみんなが予定(有給の申請とかね)を立て易いようにと日程だけでも発表ということに。かなりもったいぶって言っていた割には、いきなり「8月!」とか口走っちゃったりして、ちょっと油断すれば場所まで言い出しかねない雰囲気だったわ(笑)。 高「8月の…12,13日!2日間やります。お盆です。みんなも色々と大変だろうけど、25回目なんです。今年のお盆はALFEEに付き合って下さい。幸ちゃんもマサちゃんも待ってるよ♪みんな今からスケジュール調整しておいてね」 …と、見事にお盆に重なりました。まぁ、ウチは7月がお盆なので関係ないのよね。ただ、休みをどうやって抑えるかが問題だけど、これだけ期間にゆとりがあればなんとかやってやるさっ。しかし、この後に「年々野外でコンサートをすることが難しい環境になってきています」とも言っていたので、どうやら今年も野外ぽいですね。こういうところで、ポロッとヒントというかキーワードを出しちゃうのが高見沢さんらしですね。 野外コンサートの申請の手続きも色々と大変みたいなんだけど、「アルフィーは今年で25回目を迎える実績とかがあるし、ファンのマナーも良いと表何なので、これでも僕らは結構信用があります」と言っていたのはウケてしまいました。まぁね、過去に銀テープ事件とか、開催場所急遽変更とか色々あったけど、アフターケアーとかが万全だったし、問題が起きた時の対処の仕方とかも評価が高いんだろうなぁ。毎回物凄い動員数を記録するSMAPですら「年々コンサートをやる状況が厳しくなってきている」って言っていたこともあったし、「夏イベをやる!」てだけで、想像以上に大変なことなんだろうと思います。それでも、「恒例」にしてくれているところは、ALFEEが許可を出す各所から信頼を勝ち取っているからなんでしょうね。これからも「恒例」として欲しいし、私達ファンも少しでもALFEEの力になれるように「マナーのよいファン」を誇りに持ち続けていけるような言動をとって行きたいです。 日程だけとはいえ、夏イベ開催が発表されたし、これで盛り上がらないわけがありません。高見沢さんが「夏に向かって行くぞー!」と叫び客席も歓声で応えていたんですが、「俺達もがんばるぞーっ!」、「お前らも負けるなよーっ!」、「嫌な上司に負けるなよーっ!」と続き、この「嫌な上司に負けるなよーっ!」で、この日最大の歓声が上がった為に、高見沢さん「す、凄いな…」思わず後ずさり。「もう1回やるかー?嫌な上司に負けるなよーっ!」と再びやったんですが、幸ちゃんと桜井さんも観客と一緒に「イエーイッ!」と応えていて、ちゃっかり上手方向に拳を上げていたのよね〜(笑)。 そのまま『SWEAT&TEARS』になり、演奏と同時に銀テープが客席に飛び出して綺麗でした。しかも、歌は去年の秋TOURのヒットメドレーで披露された、1番坂崎、2番桜井、3番高見沢という変則スタイルでした。桜井さんは幸ちゃんが歌っている時に何かちょっかいを出したそうだったけど、タイミングを逃していたみたいだったわ(笑)。 ラストは3人前に出て来てヘッドシェイキングだったんだけど、桜井さんが中央に行く途中でステージに落ちていた銀テープを拾って最前のファンに「はい」って感じに手渡していた光景には和んでしまいました。なんか渡し方がすごい優しかったの〜っ♪ フライングVギターをガンガンに振り回していた高見沢さんが、「どうもありがとーっ!」と叫んで2回目のアンコールも終了。幸ちゃんは投げキッスをあちこちにばら撒き、桜井さんと高見沢さんはピックをばら撒いてステージを去っていきました。ステージに最後まで残っていたのは桜井さんと高見沢さんで、桜井さんが去り際に深々とお辞儀した斜め後方で高見沢さんも深々とお辞儀をして去って行きました。 今回のTOURはいつも以上にネタバレ厳禁で挑んだんだけど、本当に新鮮に楽しめました。新曲が『ONE』ぐらいしかないから、どういう曲構成でいくのかな?って思っていたんだけど、新旧バランスよく選曲していたし、何より3人のリードヴォーカルの順番のバランスがすっごく良かったと感じました。個人的には超好みな曲順です。いつもだと、TOURが始まって間もない時に参加していたら、「この曲順が1ヶ月後くらいには変わっているんだろうな」なんて楽しみに思っていたんだけど、今回に関しては「次に参加する時もこの曲構成で行って欲しいな」なんて思っています。こういうふうに感じたTOURてホントに久しぶりかも。つくづくALFEEてステージで進化していくバンドだなっていうのを痛感してしまいます。 先に参加したアル友が「参加本数を増やしちゃった」と言っていたのも納得です。ああ、次回が待ち遠しいです〜。
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