2001年7月1日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール


 遂に来てしまったNEVER FADE TOURファイナルっ。しかも、My Birthdayだぁ!21世紀最初の誕生日がアルコン…しかもTOURファイナルに重なるだなんて、こんなラッキーなことあって良いのかぁ!?誕生日がアルコンの日というのは、今まで10年以上アルコンに参加しているけど生まれて初めてさぁ!BEAT BOYSという謎のダンスグループのコンサートには重なったことがあるんだけどね(笑)。だから、もう、ななんぼのテンションはいつもよりずーっと高かったというか変だった(笑)。

 行きは、名古屋駅で合流したアル友さんと電車に乗って会場まで行ったんですが、ママンボは「疲れる」との理由で一人タクシーで会場へ。しかし、そのタクシーの中で「どなたのコンサートに行かれるんですか?」と運転手さんに聞かれ、「アルフィーなですけど、ご存知ですか?」と応えたら、「アルフィーでしょ?超有名じゃないですか!メリ〜ア〜ン♪メリ〜ア〜ン♪」とタクシーのお兄ちゃんはママンボに『メリーアン』を歌ってくれたらしい。陽気なタクシーの運ちゃんである。


 …そんなことよりも、本題に入りましょう。本日は日曜日だったので17時15分に開場していた模様です。私達は17時半ぐらいに着いたもので…。会場に入ると、ロビーのあちこちに「薔薇は絶対に投げないで下さい。見つけしだい没収します。」という看板が立てられていました。厳しい会場なのね〜。某T氏が煽っていたっつーのに…(苦笑)。高見沢さんといえば、前々日放送の「Kトラ」で、「高見沢が風邪でダウンしちゃって…」と幸ちゃんが言っていただけに心配でした。初日の名古屋に参加した方によると、「咳はしていたけど、全然元気だった」と聞いたので、少しは安心したんですが、やっぱ空元気っていうのもあるし…。

 でもって、ステージのセットの様子は相模大野のレポの方を参照して下さい(この手抜きは最後まで貫いたぜっ!)。


 10分ほど押してSEが流れ、本編がスタート。まず、長谷ぼんと山石さんが定位置に付き、長谷ぼんのドラムソロになると幸ちゃんと桜井さんがステージの下手から登場。今日は1階の高見沢側よりの中央の席だったのですが、「こんなに見えていいのかぁ!?」てぐらい長谷ぼんが見えるという、ななんぼにとって超ラッキーな席でございました。これでテンション5割増(笑)。幸ちゃんは茶系の細いストライプが入ったスーツぽい服+襟が角が白いラインが入っている黒のシャツにオレンジのグラサン姿。桜井さんは紫色のスーツに赤系のシャツに黄色系の縞柄ネクタイ姿でした。
 そして、『Lonely Herat』が演奏され、ステージの中央のお立ち台に真っ白なフリルのロングコート(後がすごい何重ものレース仕様になっている)に白のシースルーフリルシャツにチェーンのロングネックレスに、黒のレザーパンツ+シルバーベルトとチェーンベルトの重ね付け姿の通称“花嫁”の高見沢さんが登場!もう初っ端からお立ち台で弾けておりますっ!ハンドマイクで『Lonely Herat』を熱唱するタカミー。オーバーアクションで歌いまくる高見沢さんだったけど、ちょっと顔色良くなかったし、かなり頬がこけちゃっていたよぅ(涙)。でも、さすが闘牛に踏まれて骨折したとはいえプロです。声の伸びはなかなか良かった。しかし、この花嫁さんの姿も今日で最後なんだと思うと非常に寂しかったりする。最後は「Stop the lonley heart!!!!」と超音波。
 そして、スタッフから赤いチーフを受け取るとそれを振り回し『CRIMSON KISS』へ相変わらず、赤いチーフをリズムに合わせて振るって言うよりも、腕ごとブンブン振り回している花嫁さんでした。なんか、違う曲のように感じてしまう(笑)。何故にそこまでブンブン振り回す…。
 その勢いのまま間一髪入れずに『Stand up,Baby−愛こそすべて−』だぁ。NHKでのブッ壊れ花嫁を目の当たりにしていただけに、体調が本調子じゃないなって思いましたね。あんまり跳んでいなかったし、お得意のクルクル回るポーズも半周りて感じで…。「も〜っと♪高〜くっ♪JAMP!JAMP!JAMP!」も、途中で自分が跳ぶの止めてしまっていたもん。まぁ、下手にムチャして倒れられるよりは、こうしてセーブしてくれた方が「タカミー、大人になったなぁ」(爆)感じて良いんですけど。でも、客席も今日がファイナルなので花嫁以上に盛り上がっていまして、「こ〜んな〜に、すて〜きな〜、ファイナルの夜は〜、他に〜な〜い〜♪」と言われるぐらいの弾けっぷりでした。私も、この頭3曲で汗だく状態。「会場内の空調効いてないじゃんっ!」とか思っていた(笑)。
 そして、いきなりメンバー紹介に入る花嫁。
「ドラムス!長谷川浩二っ!!
  キーボード!山石敬之っ!!
  ベース!桜井賢っ!!
  ギター!坂崎幸之助っ!!
  We are THE ALFEEっ!どうもありがとうーーっ!!
  激しいファイナルの夜をどうもありがとうっ!
  名古屋最高っ!どうもありがとう!!」
 …と叫んで去って行ったのですが、音を止めずにステージを去ってしまったので、また上手から物凄い勢いで飛び出して来た花嫁。その勢いのまま、ドラムセットの台ステージ向かって右側に飛び乗った!しかし、スペースギリギリの所に飛び乗ったので、すぐにバランスを崩して落ちる(笑)。今度はドラムの正面に飛び乗って…長谷ぼんがまるで見えなくなる(怒)、そして、「もっと盛り上げろ〜」とばかりに両手を広げて客席を煽る。客席の歓声が最高潮になったところで、ジャーンッとキメてステージに飛び降りるがズッコケて着地失敗で寝転がる。そこでステージは暗転したけど、真っ白な花嫁はブルーのステージライトに反射して倒れていても目立ちまくり。しばらくベタッて感じに潰れてたが、ヘロヘロしながらも桜井さんの手を借りて起き上がりステージの上手に去って行こうとする花嫁。ここで花嫁は桜井さんに抱きつこうとしたみたいだけど、見事に逃げられていた(笑)。ヨタヨタしながらも、声援に応えながらバンザイしていくサービス精神旺盛な花嫁だった。
 そして客席はアンコールの嵐へ(笑)。


 続いて幸ちゃんのMCになり…
「はい。どうもありがとうございます。
  いつも思うんですが、楽しい時間は早く過ぎるというもので…
  始まったばかりだと思ったコンサートも、もうアンコールです。
  花嫁・オン・ステージの後はアルフィーがアンコールを務め
  させて頂きますっ!
  しかし、あの花嫁、メンバー紹介で『ギター坂崎幸之助!』て
  紹介したけど、俺ギター弾いてなかったんだよね〜。
  今初めてギター持ったもん。乱暴な人です。
  では、皆さん、ここで一旦お座り下さい。」

 …そこへ下手から桜井さん、上手から上だけいつものチビTシャツに着替えを済ませた高見沢さんが戻ってきて、高見沢さんは水をガブ飲みしてから、席を着くなり譜面(歌本と言うらしい)を凝視。とにかく、今自分はステージに立っているんだというのを忘れているぐらい真剣な眼差しで夢中になって見ていた。とにかく真顔で譜面見ている高見沢さんが新鮮で、そっちばかり見ていたから、ここでの幸ちゃんのMC内容て曖昧なの、ごめん。

「昨日は初日とは思えない異常な盛り上がりになりまして、
  吉田拓郎さんも観に来ましてビックリしておりました。
  今日はファイナルですからね。昨日以上の盛り上がりで、
  ファイなりにふさわしい思い出のコンサートにしましょう!」

「この春TOURは21世紀最初のTOURになったわけですが、
  今回は始まる前に色んなハプニングがありました。
  一人は牛に踏まれてのまさかの骨折!
  一人はぎっくり腰…のようなもの。like a ぎっくり腰!
  そして骨折が治ってきたファイナル直前に風邪を引く!
  もうボロボロです!<確かにそうだなぁ〜…(^_^;;;
  そういう訳で、いつもとは一味違うオープニングになりましたが、
  メリハリの効いたTOURになったんじゃないでしょうか。
  メリハリ効き過ぎって話もありますけど…(苦笑)。」

「え〜、ようやく骨折が9割がた治ったと思ったら風邪をお召しになって、
  骨折と風邪を押してのコンサートありがとうございます。
  よく頑張った!感動した!(小泉総理の真似)
  (高見沢さんに向かって)なんか顔白いですよ。大丈夫?」
「(譜面を真剣に見ていたので)…今、話し掛けないでくれる?」
「お風邪の方はどうなんですか?」
「大丈夫ですよ。」

 …この後、「昨日来た人?」、「昨日は来てない人?」、「初めて参加の人?」みたいなことを聞いた気がする。もうちょい後で聞いたのかな?(曖昧)。とにかく、高見沢さんが譜面と睨めっこしながら、真剣に次の曲をどれにしようか選んでいる姿が面白くて、そっちばっか見ていたからなぁ〜。確か、幸ちゃんが「男いるかぁ〜?」て聞いて「ウォーッ!!」て感じの、すごい野太い歓声が上がって、「う〜、グッときちゃいますね〜」なんて言っていたんだよね。この日は本当に男性ファン多かったよね。ママンボの隣もそうだったし、私の通路挟んで斜め前も男性だった。それから、ようやく(笑)桜井さんに話が振られたような…

「ぎっくり腰のようなものはどうですか?桜井さんっ!
  水も溜まっちゃって災難でしたね〜。」
「なんか、寝違えたみたいで、朝起きてから首が凝ってます。」
「首の平行移動とかするからじゃないですか?」
「あんなのは誰でもできますよ。」
「え〜、一回りとかは出来ないよ〜。<幸ちゃん、それ『エクソシスト』(^_^;;
  だって…こう(首を回してみる)、これが限界だよ…。」
「今、出来たじゃないですか。それで良いんですよ。
  それをもうちょっとレベルアップすれば良いんですよ。」
「見せてよ。」<客席も「やってー♪」のコール
皆さん何か勘違いされてませんか?
  私はミュージシャンですよ。

「普通ミュージシャンはやらないから見たいんだよっ。」(客席も拍手!)
「…もう、いいですか。横…縦…な・な・め〜♪て感じになります。
  これ、正面から見ると大した事ないですが、横から見ると面白いです。」

 …と言って、椅子から降りて、客席に横を向けて、お得意の起用に動く首運動を披露。なんか凄いの!顔と体が別物みたいな動きするのっ!亀の首運動って感じで(…見たことあるのかよ、ななんぼ/苦笑)、真正面から見るよりもインパクト大。この時ばかりは、高見沢さんも譜面から顔を上げて桜井さんのパフォーマンスを見ていた。余程、このパフォーマンスが好きなのね〜♪

「(大笑いしながら)それ、イイ!すっごいイイっ!!」
「練習すれば出来ます。」
「練習すれば出来るってもんじゃないよ〜。
  何、じゃぁ桜井は、ホテルの部屋とかで鏡見ながら
  『おっ、ここまで動かせる♪』とかやってんの?
  なんかホテル帰って一人で練習している桜井の姿を想像すると…
  面白いかもっ♪ねっ!首一回りできんの?」
「そんなことしたら、いつか外れちゃいますよっ!」
「だって、もう脱線しちゃってんじゃないの?」
「脱線してたら血管も切れちゃってサヨナラでしょう!
  血管気を付けないといけないのは坂崎さんの方でしょ!」
「そう。ウチて身長低いけど血糖値高いんだよ
  僕は血圧高いんですけど、家族の中では低い方なの。」

「しかし、何ですね〜。このTOURも今日で終わりですよ。
  21世紀最初のTOURでしたけど、もうこの曲順でやることなんて
  在り得ないんじゃないでしょうか?そう思うと寂しいですね〜。」
「なんか、あれだけ待ちに待った21世紀で、世紀越えのコンサートまでやって…
  身も心も真っ白になってやって、そして決意したのに…あれですよ?
  まぁ、事情があってのことですから、条件付きで私も同意しましたけど。
  契約書にも治るまでって書いてあったんですけど、もうファイナルまで
  きちゃいましたよ!あれ、ホントは治ってるんじゃないの?」

 …高見沢さん、桜井さんのツッコミが聞こえないくらい真剣に譜面を見続けている(爆)。

「今、話掛けない方が良いよ。
  …でも、本当に何の曲やろうとしてんの?」
「ここだけ曲目書いてないんだぞぉ!!」
「???…マークが続いて、今日は2曲書いてない(苦笑)」
「(決まったらしく譜面を台に置く)よーしっ!やろうっ!」
「え?何やんの???」
「一応、『ボクサー』」
「一応て…(苦笑)。大丈夫?
  えー、アルフィーがプロになったキッカケの曲になりますね。
  S&Gのナンバーで『ボクサー』。」

 …という紹介で歌われた『ボクサー』。ファイナルにして、原点に返ったって感じでした。ただ、桜井さんは「一応、『ボクサー』」と言った高見沢さんの言葉が引っ掛かっていたようで、合間、合間にチラチラと横目で2人の動向と伺っていた姿がなんとも面白かった。でも、そんな桜井さんの不安を他所に、珍しく『ボクサー』はフル歌われました。この春TOURでの、ここのコーナーはアルフィーの原点ということでS&Gのナンバーが歌われていたはずなんですが、妙に新鮮に聴こえてしまいましたね(笑)。

「綺麗ですね〜♪あんまり綺麗(なハモ)だったんで、
  途中で高見沢寝ちゃうんじゃないかと思ったけど大丈夫でした。
  このスリーフィンガーの美しい旋律が溜まらんですね〜。
  高見沢もスリーフィンガーが出来るくらいまで回復しました!
  夏のイベントまでには120%っ!結局TOURは最後まで駄目でしたね。
  まだ先っぽ(キャップみたいなのが)付いてるもんね。
  まだ固いの入ってるの?」
「固いのはもう入ってないよ。コレ付けてるだけ。
  だって、コレ取っちゃうと牛出て来なくなっちゃうじゃん…
「(絶句状態)」

 …もう、この時の賢様最高!本当に高見沢さんの指がほぼ完治しているだなんて知らなかったようで(だいたい、あのギタープレイで判りそうなものだが…)、「もしかして牛やる必要なかったの?」的な感じで、イジケモードに入っていました。照明当たっていなかったんだけど、足をバタバタしたし、片方ずつ足を絡ませてみたり、とにかく、そのイジケ動作が可愛かったです。あと、高見沢さんの「コレ取ったら牛出て来なくなっちゃう…」という言い方も最高でした。ファイナルに来て、遂に本音がポロッと(笑)。

「さ、桜井っ!聞き逃せーー……!<手遅れだって(^_^;;
  (誤魔化すように)桜井さん!S&G良かったよ!!
  よくコンフィデンスが階段の踊り場でS&Gを歌っていたの聴いてたけど、
  何の曲か判らなかったけど綺麗だなぁ〜って思ってたよ!」
「当時の桜井の顔はどうでした?」
「そんな変わってない…ていうか、可愛かったねっ!」
「ウチのオフクロは桜井の顔が大好きなんだよね。
  『桜井くんて良い顔してるわね〜』てよく言ってたもん。」
「オフクロ、目が悪いんじゃないか?」
「確かに目は悪いけど、男のセンスは良いと思うよ。
  ウチのオヤジ見ていてそう思ったもん(笑)。
  もしオフクロがオヤジを捨てて桜井の所に走ったら、
  桜井に対して『オヤジ』って呼ばなきゃいけなかったんだよな。
  俺、桜井の息子ってやだな(笑)…お父さんっ!」
「お前の方が年上だろっ!」
「でも、お前年上にモテてたもんなっ。」
「今はどうですか?年上?」
「やめて下さい…。考えたくもないっ。」
「よっ、後家殺しぃ!いや、ホントに、桜井さんは年上にモテてまして、
  結構こそこそやってたよな…。」
「高見沢さんだって、年上にモテてましたよ。」
「よせよ。考えたくもないですね。」

「……で、ここは何話して来たんだっけ?」
「アルフィーの歴史を話して下さいよ。」
「え〜、では、高見沢さんは高校時代に学校の中庭で演奏したんですよね。
  当時はどんな感じでしたか?桜井さん。」
「当時から派手でしたよ。私が初めて見たのは中庭のバンド演奏で…
  (桜井さんの説明に合わせて『さくらさくら』を弾くタカミー)
  おいっ!曲違うぞっ!(注意を受けて『朝日のあたる家』に変わる/笑)
  中庭のステージで、ロックバンドの派手なボーカルの人がいて、
  ウルフカットで……(幸ちゃんも合わせてギター弾いてしまっている)
  ちょっと!坂崎さんっ!ツッコミ入れてよっ!!
「…あ!?ごめん。弾くことに集中しちゃってた。
  ウルフカット?千代の富士ですか?」
「も〜うっ!この間やっと上手くいって『完璧だねっ』て言ったばかりなのに、
  このファイナルで全然ダメじゃないのっ!!」

 …どうやら幸ちゃんは、高見沢さんと『朝日のあたる家』を弾いているうちに、そっちに集中しちゃって、桜井さんにツッコミ忘れたらしい。でも、「ウルフカット」を「千代の富士」とツッコミ入れても、イマイチつまらないと思ってしまう私は軽薄なファンだろうか?今回みたいな、桜井さんのナチュラルなツッコミの方が絶対に面白いって(笑)。…やっぱ、軽薄なファンかもしれない。

「派手な格好した青年がが赤いギターを持って、
  『朝日のあたる家』をシャウトしてました。
  その声は我々人類にはとうてい聞こえない周波数で
  そして白金の犬たちが集まってきて、なぜか手拍子してました。」
「犬が手拍子してたの?でも肉球あるから音出ないよね。」
「私、このまま終わる自信ありません。」
「でも、高見沢もまさか桜井のバンドに入るとは思わなかったでしょ?
  桜井も高見沢と同じバンドでやるだなんて思いもしなかったでしょ?」
夢にも思いませんでした。」

 …この時だったかな?高見沢さんが咳き込んでしまって、メンバー&客席から心配されておりました。このMCの間、何度か咳き込んでいましたね。それでも、曲選びには余念がなかったように見えましたが。

「…で、高校3年の時に僕が桜井からスカウトされまして、
  是非、君がバンドに必要だって言われまして、」
「スカウトしてないよっ。」
「大学入ってから高見沢と劇的な出会いをしまして、
  部屋に連れて行きまして、上着を脱がせて…その先は言えません(笑)
  ギターを弾いて僕らのやってたテープを聴かせたりしまして、
  明日ライブがあるんだよ言って、翌日連れて行ったんです。」
「そんなこと知らなんで、高見沢ライブ見に来たのかと思ってました。
  見に来るには随分早いなぁと思ってたら、横で弾いてたんですよ。
  そこから20数年の月日が経ってます…!!」
「今思い出してもしんみりしますね〜。」
「ハァ!?」
「エッ?何か変なこと言いましたか?」
「落ち着きがないですよっ!」
「もう俺が先進めるぞっ!…え〜、そういうわけで、
   この3人がS&Gから色々コピーしてたのは知ってると思いますけど、
  S&Gの他にもCSN&Yやビートルズもコピーしてきたというのは、
  耳にタコができるほど聞いてると思うけど…」

 …高見沢さんが一生懸命話している横で、照明が当たってないことをいいことに、赤いペンライトを使って、右の耳に入れて左の耳からその赤いライトを出すというマジックを披露する桜井さん。桜井さん側の席の人達だけ気がつき、高見沢さんのMCを遮るように歓声を上げます。見損なったファンから「もう1回やって」とリクエストされる。

「…て、おいっ!そこっ!
  人が話してる時に何やってんだよっ!!」
「もう1回ですか?照明さんライト消して下さい。」
 …赤いライトを耳に入れて口から出すというマジックを披露。拍手っ!
「それってマジックなの?」
「人がMCしている時にマジックする奴なんているかよっ!」<ご立腹
「すみません。許して。照明当たってない時じゃないと出来ないから。」
「ダメだ!許さない!世界広しと言えど、MC中にマジックする奴なんぞ…」
桜井ひろしはウチの弟です。」
「(笑)。もう、え〜、S&GやCSN&Yなどを披露してきましたけど、
  今夜はこの曲をやるぞっ!行くぞっ、坂崎っ!(幸ちゃんにだけ目配せ) 」
「エッ?(あたふたしながら)2カポね、よしっ!」
「(まるで判っていなくてアタフタ状態)」
「桜井が初めてリードヴォーカルになった時の曲です!」
「…判った♪(と譜面を捲る)」

 …という流れで歌われたのが『挽歌』。私は桜井さんが初のメインヴォーカルをとったシングル曲『冬将軍』かと思っていたけど、そう思っていたのは私だけじゃなかった!桜井さんもそう思ったらしく、コーラスと同時慌てふためきながら譜面を捲りまくるっ!かなり焦っておりました。客席、それを煽るように手拍子。とにかくノリノリ状態でしたね。いや〜、こんな楽しく聴いた『挽歌』も珍しいよなぁ。もう、桜井さんの慌てぶりを見て嬉しそうな顔していた高見沢さんは悪魔でしたね(笑)。でも、最後はバッチリ決まりましたよ。>フォローになってない?

「俺も最初、どっちかな〜って思ったんだ。
  嵐、木枯らし♪(『冬将軍』の歌詞)だと思ったんでしょ?」
「もうさ、全然違う歌詞開いてると、エッ?て分んなくなるよ。
  もうページないにまだ捲ろうとしちゃったりさ…。
  最後なんて何回(繰り返しを)やるのかとか決めてないから、
  横見てないとだし、いつブレイクするのかとか…
  本当に打ち合わせないですからねぇ〜。
  コレやったの何ヶ月ぶりだろ?正月?新年会でやったか?
  (客席から「3月のフェアでやった」と声が上がったらしい…)
  私が知らないのに何でアナタが知ってるの?感じワル〜ッ!」

「え〜、3人共大学は明学に入りまして、卒業はさておき(苦笑)、
  前に厚生年金でもやったんですよ、チャリティーで。
  どっかの校舎が重要文化財になったからって…」
「インブリー館。」
「インブリー館て言うだ。」
「覚えろよ。」
「だって、俺そんな所入ったことないもん。」
「あるよ。ベルシバの隣だよ!」
 …明学ローカルネタな為、客席大半付いて行けず(笑)。
「えっ?そうだっけ?
  とにかく、そのインブリー館が重要文化財になったからって、
  完全な形に修復しようということでチャリティーでコンサートやって
  収益金を寄付したじゃない?校歌のロックバージョンのCDとか作ってさ。
  あの時みなさんが買って頂いた時のお金をそれに寄付したんですよ。
  でも、寄付する交換条件で卒業させてって言ったら
  ダメって言われちゃった
んだよね。
  別に本当に卒業させてくれなくてもいいからさ、洒落としてさぁ〜。」
「(爆笑しながら)お前、本当にそんなこと言ったの?
  1年しか通ってないくせに…!」
「でも、これだけ貢献したんだからさ?名誉卒業でいいからさ。
  卓球の名誉初段だって本当の初段じゃないんだからさぁ。
  『名誉卒業』て紙切れでもあったら可愛いなって思わない?
  本当に人間がちっちゃいよね〜っ!」<かなりご不満な様子
人間が小さいのはお前だよっ!
「でもさ〜、大学を桜井は6年、高見沢は8年、高校も合わせたら
  2人は9年と11年も学校に通ったんだからさぁ〜。
  僕は2年しか行ってないから無理にとは言わないけど、
  名誉卒業させてくれるんじゃないかと思ったんだけど無理かな、
  いまだに連絡ないですね、待っているんですけど。」
「諦めた方が良いと思うよ。
  もう1回入り直して卒業した方が早いと思うよ。」
「もう1回、明学受験するかっ!
  でも、今は受けても受からないと思うなぁ(苦笑)。」

 …なんか、妙に「卒業(証書)」に拘る幸ちゃんでした。そんな拘るほどのものかなぁ?1987年だっけ?明治学院の文化祭にアルフィーが出た時に、高見沢さんが「今日が僕達の卒業式のように感じます」みたいなこと言っていたよね?私はてっきり、それで吹っ切っていたもんだと思っていたけど、吹っ切れていなかった人がメンバー内に居たようだ(苦笑)。希望は薄いと思うけど、いつか連絡が来ると良いね、幸ちゃん。

「学生時代の頃は今の時代と随分違うというか、学生が一番熱い時代でしたね。
  学生運動が一番盛んだったのが1969年の頃で僕らが中3だったんですけど、
  東大の安田講堂の様子でニュースで見ていて大学って凄いなって思った。
  僕らが大学に上がる頃は、もう学生運動が下火になっていたんですけどね…」
「でも、高校の頃は凄かったよ。学園祭の最中に他の大学の奴らが
  ゲバ棒もって乱入してきて、機動隊と取っ組み合いになって学園祭が中止に
  なっちゃったんだから。学園祭が中止になって『高校生怒る!』って記事が
  翌日の新聞に載ったんだから。」
「え、高見沢、新聞に写ったの?」
「写ってないよっ。」
「明学はそういうの盛んだったんだぁ〜。」
「1960年代というとタテ看とか白ヘルとか位イメージがあるね。
  大学入った時はもうそういう勢いはなくなってきたんだけど、
  英文科の先輩のアパートに行ったときに、女の方だったんですけど。
  (「ヒュ〜♪」と客席煽る)僕だけじゃないよ!みんなで行ったんだけど、
  部屋にベッドがあって……て、変な想像するなよ?健全なんだから。」
「変な想像行っているのアナタだけだよっ。」
「そう?(苦笑)…で、ベッドの脇に白ヘルが置いてあったんですけど、
  それは彼女のじゃないんですよ。多分彼氏のだったんですよね…。」
「そうか…。俺の部屋にスカートが置いてあるのと同じだ。」
「だいぶ違うと思う(苦笑)。
  その光景が今でもすっごく印象に残っています。」
「たぶん、あの時代の中では俺達は若過ぎたんだろうね。
  では、そんな当時を思い出して…『シュプレヒコールに耳を塞いで』」


 …という紹介で歌われた『シュプレヒコールに耳を塞いで』。高見沢さんの先輩の話があったせいか、なんかズッシリと重たい感じでしたね。それに、この『シュプレヒコール〜』はアコースティックヴァージョンの方が圧倒的にカッコいいね。迫力も桁違いっていうか、幸ちゃんと高見沢さんのギターの掛け合いが凄いの、なんの。この焦燥的な曲の雰囲気にも合っているんだよね。個人的には、このヴァージョンでアルバム入れて欲しいくらいだよ。続いて『WIND OF TIME』になり、前奏と同時に客席もスタンディング。この時の長谷ぼんのドラムがカッコいいんだぁ〜♪もう、長谷ぼんが良く見えたので、長谷ぼんしか見てなかったね(笑)。「お前の〜♪愛しか、な〜い〜♪」の所の、長谷ぼんの押し迫るようなドラムがすっごく好きなのだっ。あと、間奏の幸ちゃんのパーカッションとの掛け合いもイイのだ。個人的ツボが多い曲だなっ♪


 高見沢さんと桜井さんがステージを下がり、幸ちゃんのMCへ…なんだけど、ここのMCの記憶がぶっ飛んでいます。(ごめん)

 『WIND OF TIME』を「カッコイイ♪」と自画自賛して(笑)、デビューしてTOURをやるようになって20年以上経つけど、いまだに飽きないって話になったはず。他のミュージシャンから「良く飽きませんね。煮詰まりませんね。」て、最近になってから特に言われるらしいんだけど、幸ちゃんからしてみれば、どうして飽きちゃうのかが解らないらしい。だって、やっている自分はこんなに楽しいんだもんっ!だから、「またアルフィー?」、「今日も行くの?」と周囲に言われているファンだって、毎日行きたいぐらい楽しいはずだっ…て感じだったと思う。
 まぁ、芸歴長いミュージシャンは、毎回同じことをやっていれば飽きちゃうのかもしれないけど、アルフィーの場合は同じようなことやりたくても出来ないようなハプニングがあるっていうか、今回の闘牛骨折事件だけじゃなくいても(苦笑)、色々とハプニングがあって、そのハプニングを逆手に取って突っ走っている気がします。そこが「飽きさせない」部分じゃないのかな?もちろん、大変なことの方が多いだろうけど、大変なことを乗り切った分ステージで楽しくできるから、アルフィーにとってもファンにとっても、ステージは掛け替えのないのない存在になっていると思います。だから、アルフィーてどのミュージシャンよりも「このステージはずーっと続けます!」という言葉が信頼できる。

「3人が出会ってから何十年…300年ぐらい続いてますけど、
  高見沢と出会ったのが大学1年の頃で、高校時代にも顔は合わせて
  いたんだけど、ちゃんと会ったのはその時なんだよね。
  あの大学1年の頃の1年間は非常に濃厚で、時間が今よりも
  ゆっくり流れていた気がします。
  あの頃は3人人で集まっては麻雀やったり、麻雀やったり、
  後は音楽漬けでした。もちろん、将来への不安もあったけど、
  音楽をすることで精一杯でした。
  そんなあの頃の自分達にエールを送りたいと思います。『19-nineteen-』」


 という紹介で歌われた『19-nineteen-』。紹介と同時に下がっていた高見沢さんと桜井さんが桜井さんが再登場。高見沢さんは真っ赤なフリルのスーツに黒のシースルーシャツ姿+黒のサングラスに衣装替えしていました。桜井さんはジャケット脱いでいたはず…。私はこのアルバムヴァージョンのラスト(シングルでは呟くように終わっているラスト)の叫びが大好きっ。ただ、かなり高見沢さんの歌詞忘れ(誤魔化し?)が激しかったような…。
 続いて、高見沢さんが前に出て来て『SWINGING GENERATION』へ。高見沢さん、狂ったようにギターを掻き鳴らし、サングラスを吹っ飛ばしていたっ。声の調子がイマイチなので、なんとかギターで表現しようっ!て熱意が伝わって来るほど。この曲の時の高見沢さんのギタープレイは、本当にギタリスト高見沢っ!て感じでカッコいいっ!
 そして『クリスティーナ』へ続き、更にノリノリでギターを掻き鳴らす高見沢さんだったんだけど、高見沢さん以上に目を引く人物がっ!そう、それはキーボードの山石さんだぁ!曲に合わせて壊れたモップのように頭をガンガンに振る山石さん!もう凄過ぎっ!何気に長谷ぼんも負けじと頭をシェイキングしていたんだけど、あの山石さんの人間離れした動き(笑)に、もう、笑うしかないって!『SWINGING〜』からずーっと頑張って拳をガンガン上げていたつもりだったんだけど、山石さんのパフォーマンスには負けたね(笑)。なんか、妙な敗北感を抱いてしまったよ。とにかく「名古屋ファイナルの感想を書こう!」と思い出そうとすると、一番にこの時の山石さんの姿が出てきてしまうぐらいインパクト大でしたっ。いや、あの姿が見られただけでもファイナルに参加した甲斐があったというもの…。そして後奏から一人ギターソロを弾き始める高見沢さん、そのまま『Communication Breakdown』に突入っ。桜井さんの「お前〜、無理すんなよ〜」って感じの表情が印象的でした。でも、暴走タカミーは誰にも止められない。ギターもガンガン弾いたのだぁ!何気に長谷ぼんも、いつも以上にドラムを激しく叩いていた。みんなして、高見沢さんをフォローし盛り上げようって姿勢が垣間見れましたね。……ク〜〜ッ(貰い泣き)。


 …続いて、高見沢さんの横にスタッフがアコギをセットして、そのまま高見沢さんのMCになり
「はい、どうもありがとうっ!
  ファイナルで真っ赤に燃える王子です
  今年のTOURは個人的に思い出深いTOURになりました。
  NEVER FADEというTOURタイトル通り、21世紀になっても続ける!
  決して諦めないという深い意味があるんですけど。
  2月くらいにアクシデントがあったときに何気なく聞いたMDに
  この曲が入っていて、大丈夫!って元気が出たんだよね。
  そして、指も治ってきたこのファイナルを前にして風邪引いて…、
  でも、大丈夫っ!元気じゃなかったら『Communication Breakdown』は
  歌えないって。『Communication Breakdown』が歌えるか歌えないかで
  ステージに耐えられるか耐えられないかって判るんだから大丈夫っ!」

「自分達の歌に励まされるってあるんだなって、今回の件で痛感しました。
  21世紀の初っ端に、まさかこんな事になろうとは…。
  このTOUR、ステージに立って客席から凄いパワーを貰いました。
  みんなの『クッチュケッ!光線』のお陰です!
  アルフィーの力です。お陰でTOURを凌いでいけたんだと思います。
  自分にとっても大きな財産になりました。
  このTOURで改めて、自分はギタリストなんだなって、ギター好きなんだなって。
  弾けない状況になって初めて気付くというか…。
  色んなことを学んだTOURだったと思います。」

 …このことは、後日送られた来た会報『ALFEE Mania』の馬場さんのコメントにも総括されていたよね。本当は、指の具合がある程度良くなるまで、最初方のコンサートは中止にしようという案も出ていたのに、3月とかの「アルフィー・フェア」でのファンの声援を前にして、「やっぱりステージ立ちたい!声援に応えたい!」と感じた高見沢さんが、「ステージはやる!どうかみんな力を貸してくれ!」とTOURを予定通り開始することを願った。そういう過程があったからこその今回のTOURだし、あのステージと客席との一致団結振りてハンパじゃなかったよね。だから、幸ちゃんがMCで「本当に楽しいコンサートだもん!」と断言したことがすっごく嬉しくもあり、ファンとしても「参加する甲斐あるのだぁ!」て気持ちにさせてくれたんだよね。ハプニング続きのTOURだったけど、21世紀最初のTOURに相応しかったんかないかな?こう、一致団結ぶりを再確認できたっていうか、良い意味でみんな原点に戻った気がする。何より、高見沢さんが「大きな財産になった」と認識してくれたのが嬉しい。もう、ムチャしないでね(切望)。

「高校の時に桜井も見ていた中庭でバンド演奏をしまして、
  もちろん犬なんてやって来ませんでしたけど(笑)、
  その高校時代のバンドの仲間がNHKホールに来てくれて、
  彼はドラマーだったんだけど、『久しぶりにCommunication Breakdownを
  聴いて感動した』と一言述べて帰っていきました。
  …て、他の曲はどうなんだっ?
  アルフィーの曲はどうだったんだよっ!?て感じですが。
  まぁ、多くは語らず帰って行きましたが。」

 …私はそのバンド仲間の気持ちがなんとなく判るなぁ。多くを語らずじゃなくて、語れなかったんだと思う。その人にとって「音楽」て、高見沢さんとバンドを組んでいた頃の音楽なんだと思う。だから、当時コピーしていた『Communication Breakdown』を、また高見沢さんが歌っているのを目の当たりにして、あの頃の情熱が蘇ってきたんじゃないかな。アルフィーの音楽は、高見沢さんや桜井さん、幸ちゃんの音楽であって、その人は入り込めない世界だから、敢えて感想を言うことなんてできなかったんだと思う。自分が選ばなかった道の音楽だから。バンド仲間だった彼としては、ミュージシャンとして地位を確立した仲間が、自分と一緒にやっていた頃の音楽を当時と変わらない情熱で歌ってくれた…ということの方に感動したんだと思うな。

「…ということで(マイクにボコボコと変な音が混じる)
  何でMCになるとこんなにボコボコ言うんだよっ!
  みんなも聞き辛いでしょ?オイッ、田嶋!もしもし〜!?」

 …この「もしもし〜?」という言い方が誰かの真似だったようで、幸ちゃんと桜井さんがバカウケしていた。内輪ネタが大好きなアルフィーである(笑)。ちなみに、元・無線音響部だったななんぼさんの意見としては、高見沢さんはマイクに口を近づけ過ぎたのが雑音混入の原因だと思う。高性能のマイク使ってんだから、そんな近づける必要ないと思われる。息まで拾って妙な音になるんだと思われる…。

「深い所でメンバーが受けてますが…無視しましょう。
  ギターと仲間に随分俺は助けられているなぁと思います。
  華々しくデビューして思いっきりコケて、それから曲を溜め込んだり、
  ライブハウスをやったり。当時は月3本くらいだったかな?
  東京や、京都とかでやっていて、残念ながら名古屋では
  やってないんですけど、当時から色々と歌っていて、
  今でも歌っているナンバーがあるんですけど……
  そこでこれ(ギター)が必要なんだな。
  (MCに入る前に横のギターを動かしていた高見沢さん)
   ここで必要なのに邪魔だと思ってどかしちゃった。」

 …高見沢さんてば、MC前にせっかくスタッフが設置してくれたアコギを、「邪魔だから」と無意識にどかしてしまったようで、次の曲に入る為に慌てて元に戻そうとしていたのが笑える。しかも、MCしながら戻さないといけないから、妙にバタバタしていた。人の恩を仇で返すタイプだよね…というか、段取り把握していなかったんだろうか(笑)。

「…誰か手伝ってやれよ〜。
  一人じゃ何にも出来ない人なんだから〜(笑)。」

「何でここにギターがあるんだろうと思ってどかしたけど、
  次の曲で必要なんだって思い出した(笑)。
  しかし、ファイナルなんだなぁ。<唐突に…(^_^;;
  終わるのが凄く悲しいなぁ。
  僕達の活動はライブハウスから始まって、小ホール、中ホールと
  だんだん大きいホールでできるようになってきて、
  この大きなセンチュリーホールまで時間を掛けてやって来ました。
  そんなあの頃の情熱や気持ちのを歌った曲です…
  『SAVED BY THE LOVE SONG』」


 …という紹介で歌われた『SAVED BY THE LOVE SONG』。なかなか良かったんだけど、最後の方は高見沢さん声が掠れてしまって辛そうだった(涙)。なんか意地で歌い切っていたような感じだったなぁ。続いて『Dark Side Meditation』が歌われ、次の『祈り』で、ステージ後方に白い幕が出てきて、そこにステンドグラスのような炎のような抽象的な映像が映し出され、曲の雰囲気に合っていました。ラストの方での高見沢さんのギター・ソロは、風邪で声の調子が悪いこともあってか、いつも以上に気合の入った感じでした。ここのギター・ソロてホント好きなんだよね〜。
 そして、本編最後の曲『NEVER FADE』へ。前奏でステージ頭上でバーンッ!と花火が出る特効は相変わらず。高見沢さんがMCで「自分に曲に励まされるとは思わなかった」と語っていたせいか、本当にこのTOURはこの曲を象徴している内容だったよなぁとしみじみと思ってしまい、拳上げながら何か泣けてきてしまいましたね。もう、こういう曲構成で聴くことってないんだよなぁ。そして最後は、ステージ左右から銀テープが飛び出して本編が終わりました。



 アンコールでは、山石さんと長谷ぼんが先に登場し、上手から白いフリルシャツに黒リボン+シルバーのラメパンツ姿の高見沢さんがインカム付けて、ネックにバラを一輪挿したギターを持って登場。出て来た途端にギターソロに突入、ポール・モーリアを弾いていたんだっけ?(記憶曖昧)ジャンッ!と決めて「さぁ!いくぞーっ!」との叫びと共に『恋の炎』へ。イントロに合わせて下手から、黒のプリントTシャツにサイケデリックな七分丈パンツ姿のハンドマイク持った幸ちゃんが登場。少し遅れて、桜井さんも赤いシャツ+チェック柄のパンツ姿で登場。
 センチュリーホールは左右の花道がやや長めなので、『恋の炎』ではステージ左右をあっちこっち走り回る2人。開場時に表で「薔薇の花禁止令」が出ていたので(苦笑)、花束攻撃はなかったんだけど、まぁ2人共客席、煽る煽る。幸ちゃんなんて、マイクもった手の腕をピーンと伸ばしてポーズとって、まるで「自由の女神」のような感じになっていた(笑)。そして、3番のなったところで、高見沢さんがステージ前に居る幸ちゃんの所には行かず、ステージ中央のお立ち台に向い、風邪っ引きだろうが何だろが、「さぁ〜♪」と歌い出す自分のソロの所で、思いっきり下から吹く風に髪を靡かす特効がぁ!これで客席から笑いを取れる人も凄いよ、ホント。でも、個人的には風邪なんだからこの特効は避けて欲しかったわ。汗をかいた身体を急激に冷やすなんて悪化するだけだって!ま、そんなタカミーを遮るように桜井さんも風に当たりに行って飛ばされていたけど(笑)。幸ちゃんは、最後の最後まで「Yahhhhhh!!」とシャウトしていたのが印象的だった。ノリノリだったね♪

 歌い終わると桜井さんがステージを去り、代わりに幸ちゃんがベースを持って高見沢さんと一緒にステージ中央で演奏。弾く曲はベンチャーズ!1曲目が『パイプライン』で2曲目の『ダイアモンド・ヘッド』だった。(後日、ラジオ「Kトラ」で話していたわ。『ワイプアウト』、『雨の御堂筋』とか、ベンチャーズの曲を演奏したって。関係ないけど、ベンチャーズファンの中で一番人気の高い曲て『キャラバン』なんだよね。)で、『ダイアモンド・ヘッド』になってノリノリで弾いているところに、下手の花道の先端の横にある非常口から(笑)ブルズギターを持ったホルスタインの賢様登場!ちゃんと右角のは「ゴメス」と書かれております(笑)。さも自分がリードギターを弾いているかのように2人に合わせて演奏しているフリをしながら2人の所にやって来るるホルちゃん。しかし、2人が演奏を止めた途端に無音状態になり、ホルちゃんの演奏がフリだということばバレバレ。虚しく弾いている真似の姿が客席からも注目されてますが、ホルちゃんは「アレ?何で音出ないの?」て感じにすっとぼけいる。

「だから(コードが)繋がってないんだよ!ウシッ!」<命令口調
「呼び捨て?」
「ウシ様♪」
「今日どうしたの?すっごく綺麗よっ♪
  結婚式の新郎みたいだよ?<花嫁は本編のOPNINIGに出て来た(笑)
  それ光りモノってやつ?凄いね〜。サバのパンツ?
  サバズボ〜ン♪(フランス語風)
  君(幸ちゃん)もサイケデリックだね〜♪」
「ところで、ホルちゃん、コレ何?ストラップ?」

 …高見沢さんが振るまで気付かなかったけど、マイクを首からぶらさげているホルちゃんなんですが、今日は牛柄のストラップもぶらさげいていて人形が付いているらしい。これは前列の方の人達じゃないと確認不可能と思われる。私は何だか判らなかった…。ま、コネタを仕込んでいたようです(笑)。

「ココ(人形?の所)さ、ちょっと乳搾りみたいに持ってみて。」
 …高見沢さん、言われた通りギュッと握ると「キューッ♪」と音がする(爆)
「何コレっ!?(笑)」<面白がって何度もやる
 …しかし、ネタが小さいため「見えな〜いっ!」と客席からブーイングが上がる。
「タカミー、その衣装どこで売っているの?凄いね〜。
  触って良い?(…と言いながら既に触っている)」
 …便乗して幸ちゃんも高見沢さんの太もも辺りを触っているし(笑)
「ホラ、見えないって怒られちゃったよ。
  ふんっ!そんなこと言われても大丈夫だもんねっ!」<妙に強気

「そういえば、牛ってさビール飲ませたり、体操させたりすると
  肉がしまって良いんだってね。」
「エッ?(ビール)飲ませてくれんの♪」
「ダメだよ。」
「今日で最後なんだから飲ましてくれよ〜!
  最初は(高見沢さんの指が)治るまでって言われたのに、
  結局治らないで名古屋ファイナルまでやり通しちゃったからさぁ〜!」
「後で好きなだけ飲ましてやるからっ!
  じゃ、いっちょ踊ってみる?牛のモンキーダンス!
「はぁ?牛のモンキーダンス?そんなのあるの〜?」
「夏といえばモンキーダンス!
  夏と言えば若大将!」<強引に進行を進めるタカミー
「おい、坂崎!青大将だってようっ!」
 …ホルちゃんと幸ちゃんて青大将(田中邦衛さんの物真似)をする。
  『おう、何だよぅ〜。まいっちゃうよぅ〜。』<似てない(^_^;;
「2人で青大将やってもダメだろ。」(自爆)
「オイッ!行くぞっ!夏と言えば加山雄三!『夜空の星』!!」

 …という高見沢さんの叫びで『夜空の星』が演奏され、ホルちゃんはギターの弾き真似しながら踊りまくり、しまいにはタカミーのリクエストに応えてモンキーダンスを披露!牛のモンキーダンスて不思議な絵図らである(笑)。滅多に見られないモノを見せてもらった感じ…。いやはや、楽しいなぁ。タカミーも桜井さんをからかう時は元気全開だよね♪

「今でのだいぶ柔らかくなって美味しそうになってきたよ!」<ホルちゃん食べる気?
「本当は大した事ないって思ってんだろ?
  お前も、この被りモン着て踊ってみろっ!」
「いや、偉いって!みんな拍手〜っ!!
  後何かやりたいことある?」
「やっぱベンチャーズやりたいなぁ。」
「やる?ベンチャーズ?」
「こっち(コードが)繋がってないからさ、やっぱり
  そっち(タカミーの)ギターが良いなぁ〜!」
  コレ、何処で買ったの?」
「これは米兵(名古屋で有名な質屋さん)で買ったの。」
「いくらで買っただっけ?2万?」
「23,100円。でもケース付いてなかったから、
  ケースは別に1,000円で買ったの。」
「米兵て変な所だね〜。いつ買ったの?」
「昨日…(昨日は名古屋でアルコンだろう!)じゃないっ!
  一昨日だ、一昨日っ!
  はいっ!(ホルちゃんにギター渡し)Let's Go VENCHERS!!」
「アンタもLet's Goなんて古いね〜。
  ちょっと、あの、これ、どーやんの?音出んの久しぶり…」
「え、だから、こうだよ…(二人羽織状態でコード教える)」
「あ、そうやんのねっ。」

 …久しぶりに音の出るギターを持って(笑)戸惑うホルちゃんが良かったわ。今まで適当に弾いていただけにコードが判らず、高見沢先生にマンツーマンで教えて貰っていました。二人羽織状態になっていたんだけど、あのシーンを見て、1990年の春TOURの時だったけ?アンコールで『ジョニー・B・グッド』を演奏した時に、桜井さんが後から高見沢さんのギターを弾いて、高見沢さんが腕だけ後回して桜井さんのベースを弾くという二人羽織奏法を披露したことあったよね。なんかホルちゃんが二人羽織状態で高見沢さんから教えて貰っているいるシーンを見て、あのTOURのシーンを思い出してしまった。

 …で、ホルちゃんに教え終わるとサッサとステージを去るタカミー。
「じゃぁ!幸ちゃん!忘れないうちにいこう!(笑)
  Let's Go VENCHERS !!」

 …ということで、ホルちゃんがリードギターの『ダイアモンド・ヘッド』に!最初は「また弾き真似してんじゃないの?」と思うぐらいに上手く弾いていたホルちゃんでしたが、曲が進むにつれどんどん音がズレていく。それはもう、長谷ぼんや山石さんもフォローできないくらい、取り返しのつかないところまで落ちていく(笑)。そのヘッポコ演奏ぶりに幸ちゃんストライクが入った模様で、大笑いしながらベース演奏する幸ちゃん。しまいには立っていられなくなって、仰向けになって寝転がってしまう幸ちゃん。ホルちゃんは至って真剣なんだけどね。もう、長谷ぼんも山石さんも付いていけなくなって、演奏不能状態になってしまう。希望通りのオチだね。

「ねぇ、幸ちゃんっ!大変!全然弾けないよう!
  しばらく弾いてなかったらスッカリ忘れちゃったよぅ!」
「今まで音出てなかったもんね。」
「だって、あれが出来ないんだよっ!あれっ!」
「これ?(ベースでテケテケテケテケを弾く。上手い!)」
「さすがだね〜、幸ちゃんっ!もう1回やって。
  何で出来んの?」
「できるよ〜。(またテケテケテケテケやってくれる)」
「上手いね〜、幸ちゃんっ。
  でも、あのさ、一人居なくなっちゃったんだけど
  何処行っちゃったの…?」

 …と、そこへ、チャララーン♪チャラララ、チャラララーン♪という『必殺仕事人』のテーマソングが!そのテーマソングに合わせて、上手からウシの着ぐるみを着た高見沢さんが「リベンジ」と書かれた赤い布と短剣を持って登場!うぉー!NHK2日目に続き、遂に闘牛ウシのタカミーが名古屋にも上陸だぁ!まぁ、その時の模様の落書きはNHK2日目のレポを参考にして(手抜き)。しかし、短剣とは言えないほど長い短剣だった(笑)。NHKの時よりも成長しているよな…。

「オーレッ!弱気を助け強気をくじく!
  華麗な闘牛ウシッ、タカミーーッ♪♪
  さぁ、今日で最後なんだからやろう!(赤い布広げる)」
 …しかし、布を逆に広げていて「リベンジ」という文字が客席に見えず、
  客席から「逆ーっ!」と注意を受ける。
「えっ?逆?…細かいな〜、君達はっ。」
「今のワザトじゃないよ。本気でボケたんだよ〜。
  長いことやってると天然かそうじゃないか判るんだよ。
  いや〜、でも、タカミー、可愛い〜い♪
  なんかタカミーの方が牛ぽいよね。」
「お前の牛じゃないよな。」
「これ、101匹ワンチャンなんだ。ダルメシアンなの。
  こういう(タカミーみたいな)のが良いって言ったんだけど、
  お店の人に『最近はこんなの無い』って言われたんだって。
  それもこれもお前が前の日に突然やるって言ったからだよ!
  いつもは泣き言を言わない女の子が泣いてたよ。
  『私はこんな事するためにアルフィー手伝ってんじゃない!』って。
  こんなにステージセットは作りが凝っているけどさ、
  このTOURで一番使用頻度高いのコレよ…。」

 …言われてみれば、ホルちゃんてこの春TOUR皆出席なんだよね。偉いっ!確かに、4月に初めて見た頃よりも、だいぶ衣装がくたびれてきてしまったけどね。「タカミーの指の骨がくっつくまで!」という契約だったらしいけど、もうほとんどくっついているにも関わらず、本人気が付かず(笑)名古屋ファイナルまで出て来てくれたもんねっ。ファンも嬉しいよっ♪

「なんかこっち(タカミー)のが可愛いじゃんっ!
  モー娘でちっちゃいのがこんな格好しているじゃん。
  エアコンのCMで『でちゅ〜うっ♪』とか言ってんの。
  あれみたいだよ〜。<さすがCMフリークの賢様っ!
  前にミュージックステーションで会ったんだけどさ、
  こんな(手を膝ぐらいの位置に下げる)ちっちゃいの
  …誰かファンの人いる?いたらゴメン。
  お前ら、他の奴に言うなよっ!」

「さぁ!やろうっ!!」
 …ノリノリで赤い布を振って闘牛ポーズをするタカミー♪本気で闘牛ごっこをやりたいらしい。
「やっとタカミーも解ってくれだんだね。嬉しいよ。」
「そうか…いつも桜井はこんな思いをしていたのか。」
「えっ、ホントにやんの?」
「やろうっ!!」
「ねぇ、TOUR最後で怪我させたくないよ。これ以上スケジュール
  遅らせられないんだから。この先、休みないんだよ。」
「お前、急にマジになって言うなよ…。」
「だって、明日からレコーディングだよ。」
「そうだった…。止めよう。
   じゃ、ホルちゃん、ここで何かパーッと1曲やってよ!」
「そうだよ、パーッといこう!これも今日で着納めだし…。」
「泣いても笑っても踏んでも最後だからな。
  ホルちゃん、終わったら本当にスペインに帰るの?
  何だったら夏も来ない?用意しておくよ。」
「お前らもワーッ!て言うのは簡単だけどな、
  夏は今より暑いんだからねっ!大変なのよっ!
  しかも、ずーっと着てきてるから、この辺伸びてきて
  髭が出てきちゃってヤギ見たいになっちゃうし。
  でもさ、奥でこれに着替える時に、鏡に写った姿見ながら
  『これで最後だ』と思ってちょっとセンチになりました。」
「でも、これさぁ、(耳の部分を押さえると)月光仮面みたいだよな。」
「タカミーの方が絶対に可愛いよ。秋TOURはこれのピンク着たら?」
「あ、それイイねっ♪」
「マジにしそうだから、この辺で止めておきましょう。」
「それじゃ、ホルちゃんが愛を込めて歌う…何だったっけ?」
「お前、いい加減に覚えてくれよ。『My heart will go on』。
  タイタニック愛のテーマだよ。」
「チャイチャニック愛の…」<噛みまくりのタカミー
「何だって?お前は最後の最後まで…(泣)」
「ホルちゃんが歌う(笑)、『タイタニック愛のテーマ』」

 …と曲紹介をしてステージを去る高見沢さん。そのまま『タイタニック・愛のテーマ(My heart will go on)』へ。 ホルちゃんはマイクスタンドの前に立つなり、客席に向かって「Close your eyes.」と言っておりました(笑)。いや、でもね、歌う前に、ステージ左右から照明当たって、ホルちゃんのウシのシルエットが花道左右の壁に映ったのを見ちゃったもんでね…。大変だったよ、歌に集中するのが(苦笑)。でも、幸ちゃんは、長谷ぼんのドラムセットの所に座って、大人しく肩を左右に揺らして鑑賞していて可愛かった。桜井さん…もとい、ホルちゃんは、最後はスタンドマイクを持っての大熱唱!この春TOURの中で一番良かったかもしれないっ!とにかく迫力ある『タイタニック』の熱唱ぶりでした。ホント聴き惚れるというのは、こういうことを言うんだろうなぁ。

「ありがとう。どうもありがとう。
  みんな長いことありがとね。本当にお別れです。
  お願いだからもうそっとしておいて下さい
  君達もうちに帰ってかぶってごらんなさいよ?少しは気持ち判るよ。
  最近暑いから、お陰で最近痩せたんだから…。
  (後を向いて)幸ちゃんも長いことありがとね!
  牛乳飲んでくれてありがとう。<NHKでも遂に飲みました(^_^)v
  君に牛乳飲ませられただけでも、スペインから来た甲斐があるよ。
  もう、牛乳飲めるようになったよね?」
「……飲めない(苦笑)。」
「も〜…うっ!最後の最後までいけない子ねっ!
  良い子は牛乳飲んで大きくなろうね〜♪」
「今から飲んでも大きくなれるかなぁ?」
「あのね〜、大きくなるのは何も身長だけじゃないのよ。
  色んな所大きくなるんのよ。私が言ってるんだから本当よ。
  でも、君(目の前に居た最前の男性)が考えてるような所じゃないよ。」

 ここからは恒例の『D!D!D!』の掛け声合戦になり、
「行くよーっ!今日が最後だからねーっ!
  3階っ!Are you ready !? Are you ready !?
  2階っ!Are you ready !? 1階っ!Are you ready !?
  Everybody come on !! Are you ready !?
  D!D!D! D!D!D! D!D!D! D!D!D!…
  Thank you. SAYONARA !! Come on,Takamiyーーッ!!」

 …とホルちゃんが叫んでステージを去り、そのまま『D!D!D!』へ。ステージ奥のお立ち台に、通販のDDD-Tシャツにピンクのレザーパンツ、サングラス+ピンクのカウボウイハットを被った高見沢さんがDDDグローブを付けて登場っ!ステージ中央前には、ドナルドギターが登場し、間奏で弾きまくっていた。パラパラ踊ったり、両端に貼ってあるらしい歌詞のカンペをチェックしたり(笑)、客席を煽ったり…相変わらず忙しいタカミーである。丁度、1階席の中央に「オバケのQちゃん」のお手製ぬいぐみ(鍋つかみみたいな感じ)を持っていた3人組がいて、それを見つけたタカミーが、「D!D!D!」と言うところを、そのQちゃんを指して「Q!Q!Q!」と何度も言っていた♪そして、最後の「Super Duck !!」と叫ぶところで、ギターのドナルドを指して、そのままスタッフからギターを貰ってエンディング…。しかし、このままで終わるはずもなく、長谷ぼんのドラムロールが鳴り響き…
「Jamping Flower Revolutionだぁ!ハハハハ〜〜ッ!」
 という、タカミーの高笑いに続いて(笑)『Flower Revoluiton』 へ。ステージ3人はジャンピング、客席もジャンピングとただでさえ凄い盛り上がりになっているというのに、追い討ちをかけるように恐怖の巨大風船がいくつも客席に投げ込まれたぁ!だから〜、マジにこれは怖いんだよぅ!!もう、ノルどろこじゃなくなるんだよぅ。頭上を物凄い勢いで風船が掠めてて行って怖かったよう。幸ちゃんにもこの客席の恐怖ぶりが伝わっているようで、歌の合間に「ホラッ、後!後!」と風船の行方を客席に教えていた。高見沢さんなんて、インカムマイクなんだもんだから、あっちこっちに歩きまわって、ステージに溜まってしまった風船を蹴り飛ばしていた。その時に、ドラムの前に風船があったので、それを蹴り飛ばそうとしたら、その風船が見事に桜井さんの腰にヒットしてしまい、「ちょ、ちょっと〜〜っ!」て感じに桜井さんに見られて、スマンのポーズしながら笑ってた高見沢さんが印象的だった。あれ、思いっきりぶつけていたからワザトでしょ?(笑)。あと、今日は客席でも風船割れまくっていたよね。いやはや、スリリングな『Flower Revoluiton』だったわ。

  そのままメンバー紹介になり…
「ドラムス、長谷川浩二ーーーっ!
  キーボード、山石敬之ーーーっ!
  We areTHE ALFEEーーーっ !!
  Thank you !! NAGOYA最高っ!!
  まだまだ、もう1曲行くぞーーっ!!
  鋼鉄の〜きょじ〜〜〜んっ!!!!」

 …という叫びと同時に『鋼鉄の巨人』へ。高見沢さんはハットとサングラスを外して激しくギターを掻き鳴らし、客席も飛ばすぜっ!ブチ切れるぜっ!拳ガンガン振り上げるぜっ!て感じで、幸ちゃんも何気に腕ブンブン回していたぜっ!で、一気に会場の熱が上がったね。暴れた、暴れた。
 最後は高身沢さんが「どうもありがとうーーっ!」と叫んで、終了。

 メンバー全員、ステージの前に出て来てご挨拶。高見沢さんも、桜井さんもピック投げまくっていたね。高見沢さんなんて、箱ごと投げていなかったか?なんか、節分の豆まきのような光景でございました。メンバー、ブンブンと手を振っていきながらステージを去っていきました。
 そのまま客席は怒涛のアンコール状態になりました。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんは茶系のサングラスに赤と黒のアニマル柄で胸元に深いカットの入ったドレスシャツと同系のパンツに、長〜い黒と紫のストールだか、マフラーだかを巻た姿で、幸ちゃんは紺色地にラメ文字の入ったTシャツ+黒いレザーパンツ姿で、桜井さんは黒のシャツにダークグレーのパンツ姿で登場。ちょいと見損ねてしまったんだけど、桜井さんてば、出てくるなりドラムセット前で踊っていたよね?

「アンコールどうもありがとうっ!
  3階のみんな、最後までありがとう!
  2階のみんなもありがとうっ!
  そして1階の後ろ、立見のみんな、ありがとう!
  さすが名古屋ファイナルという感じで、みんなの遠い声援を
  もの凄く近くに感じることができました。
  NEVER FADEも遂に名古屋ファイナルに辿り着きましたが、
  ずっと言い続けてきてますが、僕らのルーツはステージにあります。
  この21世紀も、できるなら22世紀までやり続けたいと思いますっ!」

 …桜井さん、「無理無理」て感じで手を振った後、身体を痙攣させたように振るわせる。老人のブラックネタですね(^_^;;

「そこで小ネタをやんなくていいから。」

 …桜井さん、その動作のままベースを弾く真似をする。凄い速弾きベーシストみたい(爆)。

「(ウケながら)それならヘヴィメタいけるよなっ!
  耳も丁度いい感じになるしな(笑)。」

 …その後の高見沢さんのMCの内容が記憶曖昧なんですが、「NEVER FADEは変わらないという意味がありますが、アルフィーも出会った頃と変わらずに、いるまでも心はラジカル・ティーンエンジャーのままだ。」ってことを言っていたような気がします。

「人生、いろいろと辛いことや困難なことが多いけど、
  結局、最後は自分の力でどうにかしなくちゃいけない。
  だから、人間は一人で思い苦しんで成長していくんだと
  思います。だから、そういう人達の心に少しでも励みになる
  ような曲をテーマにして、今、物凄い勢いで火がついたように
  アルバムを作っています。
  このファイナル、本当に終わりたくないなぁと思っています。
  終わった後は地獄のレコーディグが待ってる
  みんなの心に届くまではまだ少し時間が掛かるけど、
  その前に8/22に久々の新曲が出ます!こちらもひとつよろしく。
  今回のプロモーションビデオはアニメなんだけど、
  アニメって言ったらみんな『すしあざらし』だと思うんだろ?
  でも、違うんだな〜♪みんなが想像しているのとは全く違う
  アニメの仕上がりになっています。」

 …客席から「どんなの?」とか「教えて」とか言われますが、
「それは見てのお・た・の・し・み♪
「今、点が入ってただろ?お・た・の・し・み…て(笑)」

 …この間、何故かずーっとドラムセットの所で大人しく座っていた賢様。微動だにしないので、客席から笑いが起きる。
「座ってんじゃねーよっ!」
 …高見沢さんから注意を受け、今度は直立不動になる賢様。やっぱり面白い人だわっ♪

「そんなわけで、色んな歌も沢山作ってます。
  今回は21世紀初めてのアルバムになるので、サウンドに凝らずに
  ストレートに変拍子で(笑)。<それ聞いてコケる賢様
  ストレートなアルフィーサウンドにしたいと思っています。
  とにかく頑張ってますので、9月までちょっと待っててください。
  それでは、この歌もこのTOURでで歌うのは最後になりました。
  今色んな事に対して闘っている人、夢を追いかけている人、そして
  名古屋ファイナルに参加してくれたみんなにこの歌を…『The Way』。」

 という紹介で歌われた『The Way』。MCの時に「この歌もこのTOURで歌うのは最後になった」ということを言っていたので、なんかその言葉が印象的に残ってしまい、「最後なんだよなぁ」と妙に感傷に浸ってしまいました。最後は3人ステージ前に出てきて、アカペラで熱唱っ。そして、ギターでガガガーンッ!盛り上げていくんだけど、いつもは3人が競うようにギターのネックを上に突き出していたんだけど、今日はちゃんと3人とも揃えるように出していたんだよね。なんか、その光景が印象的に残っています。
 そして、ステージの前にスタンドマイクが置かれ、『ラジカル・ティーンエンジャー』へ。2番が終わったところで高見沢さんはギターをスタッフに預け、長〜いスカーフをスタンドマイクに巻きつけていた。最後の方は声が掠れて辛そうで、もう客席も「こっちが歌うから歌うなぁ〜(泣)」て感じだったんだけど、意地でも歌っていたなぁ。客席と合唱になっていたんだけど、高見沢さんの声も負けていなかった。なんか「TOURファイナル、俺は悔いなく歌い切りたいんだぁ〜!」という想いが伝わってきて、なんがグッときてしまったね。最後の最後では、再びギターを持って来させて一人で歌い始めちゃうだんもんっ。どうしようかと思ったよ。でも、高見沢さんの内にある、ラジカル・ティーエンジャー魂が暴走を止められなかったのかなぁ〜。
 最後じゃジャーンッ!と決めて、2度目のアンコールも終了。前のアンコールに負けずにピックをばら撒いていくメンバーであった。



 しかし、名古屋ファイナル、これで終わるはずもなく。「アンコール!」を叫んでいたら、ステージが明るくなって再びメンバー登場。間もなく出て来たので、みんな2度目の時と同じ衣装でした。高見沢さんなんて、汗も拭かずに出て来たんじゃないか?って思えるぐらいだった。
「夏に会えるこをと信じて…約束の歌です。」

 という高見沢さんの短いMCの後に歌われたのは、「約束の歌」である『SEE YOU AGAIN』。幸ちゃんのギターの音色が響いた途端に大歓声、幸ちゃんの「One,Two,Three,Four…」というカウントの後にドラムが入ってジャージャジャンッ!て音と同時に客席も明るくなって、もうホントに溜まらない気持ちになったね。2番の「時が…止まるーーッ!!!!」と力の限り叫んだ高見沢さんにグッときてしまった。最後は客席の合唱になり、そのまま重ねるように高見沢さんがギターを合わせてきた。そのギターの旋律が綺麗でね…。「See You Again♪」の音を奏でていたんだけど、いつも激しくガガガッて弾く感じなんだけど、この時はすっごく優しく弾いていて、思うように声が出ない分ギターに全てを託したって感じで、もう、そのギターの音色で泣きそうになってしまったね。すっごく良かったなぁ〜。
 最後は
「Thank you NAGOYA Final !!
  See you againーーーーーーーっ!!!!!!」
 という高見沢さんの叫びがリフレインされて、この春TOUR『NEVER FADE』のステージが全て終了しました。

 メンバーは残っていたピックを全部ばら撒いていき、マイクスタンドには1枚もピックが残らない状態になっていました。とにかく、満面の笑みを称えてステージを去って行くメンバーが印象的でした。最後は多くを語らず、音で魅せてくれたっ!て感じのステージでしたね。

 SEでも『SEE YOU AGAIN』が流れて、そのまま客席も合唱していたんですが、少しして終演のアナウンスが鳴り響き、客席は三本締めとバンザイ三唱になり、さすがファイナルだけあって本当に綺麗に決まってすっごく気持ち良かったですっ。

 何よりも、自分の21世紀最初の誕生日が、こんな素敵な夜で迎えることができたなんて最高にラッキーでした。これ以上のバースディ・プレゼントなないねっ。とにかく、心配ごとの方が先行していたアルコンでもあったんだけど、終わってみれば、すっごく温かい気持ちになれたっていうか、終わって寂しいって言うよりも、「また夏に会える!」て気持ちの方が強く残ったせいかもしれないけど、とにかく楽しかったのだぁ!



■演奏曲目■

Opening18:09
1.Lonely Heart
2.CRIMSON KISS
3.Stand up,Baby−愛こそすべて−
 〜メンバー紹介
  MC 3人
4.ボクサー(S&G)
  MC 3人
5.挽歌
  MC 3人
6.シュプレヒコールに耳を塞いで
7.WIND OF TIME
  MC坂崎
8.19-nineteen-
9.SWINGING GENERATION
10.クリスティーナ
 〜Communication Breakdwon(レッド・ツェッペリン)
  MC高見沢
11.Saved by the Love Song
12.Dark Side Medication
13.祈り
14.NEVER FADE

アンコールT
 〜ギター・ソロ〜ポール・モーリア
15.恋の炎
  〜ベンチャーズ・メドレー
  〜夜空の星をBGMにモンキーダンス
  〜タイタニック愛のテーマ
16.D!D!D!
17.Flower Revolution
  〜メンバー紹介
18.鋼鉄の巨人

アンコールU
  MC高見沢
19.The Way
20.ラジカル・ティーンエンジャー

アンコールV
21.See You Again
Ending21:20

※曲順はやや曖昧です(^_^;;;