ベルリン公演打ち上げパーティー アコースティック・ミニライヴ篇 |
打ち上げパーティーのレポは、ほとんどALFEE3人のMCというか、クロストークが中心になっております。しかし、当然のことながら、私は人間テープレコーダーでも何でもないので(笑)、すんごい曖昧な記憶でMC内容等を書いています。だから、ここで書かれたことをそのまま3人が話していたという訳ではありませんのでご注意下さい。 飽くまで「こんな雰囲気だったんだなぁ〜」てぐらいに思って下さると有り難いです。 |
【アコースティック・ミニ・ライヴ】 ここから高見沢さんと幸ちゃんがアコースティック・ギターを持ち、お楽しみのミニライヴになりました。司会も川原さんから幸ちゃんへバトンタッチ。しかし、アコギなのでチューニングが必要。幸ちゃんと高見沢さんが色々弾いていたんですけど、どうも幸ちゃんのギターのLOW(低音)が大き過ぎるようで、しきりに調整を要求していましたね。すっかり暇状態の桜井さんが代理司会になって 桜「ゆっくり(チューニングを)やっていて下さい。」 ・・・と、話しはじめたはいいけど、2人のチューニングが気になって、桜井さんも客席も2人に注目してしまう。この時だったかな?桜井さんが横に置いてあった飲み物(シャンパン?)を飲もうとした拍子にちょっとヨロけてしまったんだよね。それを見逃していなかった幸ちゃんがすかざず、 幸「桜井さん今ヨロけたでしょ?大丈夫ですか?この後には写真撮影もあるんですよ! 去年のNYでの写真撮影なんてスタッフに脇抱えられて移動してましたからね! あんなベロンベロンにならないで下さいよ!」 とクギ刺されておりました。 それから、良く覚えていないんだけど(笑)蕎麦の話になってしまって、「山石は食べるのが下手」という話題になって、 幸「なんか上手くズズッと吸えないらしいんだよね。ちょっと取ってスルッと食べる感じ・・・。 普通はお箸で口に持っていくけど、山石の場合は口を蕎麦に持っていくのっ! どちらかというと外人さんと同じ感じだよね。 しかも熱いうちに無理に食べようとしちゃうし・・・(と言って食べ方を真似る)」 桜「鳥じゃないんだから・・・」 そうしたら、横に下がっていた川原さんが大笑いしていたのかな・・・。 桜「川原ーっ!お前笑い過ぎだぞっ!」 幸「そうだよっ!お前は笑わせなきゃいけない立場なんだぞっ! そんなに笑うんなら、前(客席)座ってツアー費払え!」 で、ようやくチューニングも落ち着いて・・・。 桜「音は大丈夫ですか?」 幸「だいたい大丈夫。後は弾きながらやります。<す、凄い・・・ え〜と、昨日の公演が無事成功したし、わざわざこのツアーに参加してくれた みんなの為に、アコースティックライヴをやりたいと思います。 最初の曲は、最近はコンサートではやっていなかった曲だなぁ〜。」 (この時、高見沢さんが幸ちゃんに出だしの確認を取り、2人で打ち合わせ) 幸「うん、その音でいく。」 桜「ねぇ、ちょっと!オレ、(前のカンぺには)曲順しか書いてないんだけど! 勝手に2人で変更しないでよ。」 幸「弾き方変えるだけだから、桜井は歌ってくれれば大丈夫。」 桜「曲順だって、オレがさっきトイレに行っている間に勝手に決まってるんだもん! 戻って来たら『じゃ桜井、コレ歌うから』だって!」 昨日に引き続き、愚痴モードになっていた桜井さんだけど、高見沢さんは予行演習でそれどころじゃない(笑)、幸ちゃんも軽くあしらって曲紹介(笑)。なんと、誰がこの曲を演奏されると予想できただろう!私は生で初めて聴いたぞ『四季つれづれ』。嬉しかったね〜。CDでも久しく聴いていなかったしさ、変な話だけど、こうして初めてパーティー会場で歌ってくれて、「アルフィーだよ〜」なんて思ってしまいました。 幸「『四季つれづれ』をお送りしました。ホント久しぶりだよね。 ドイツにも四季てあるの?」 高「一応日本と同じでありますよ、フォーシーズン。 ただ樺太と緯度が同じだから、そんなに暑くはならないんだけど・・・。 冬はメチャクチャ寒さが厳しくなりますね・・・。」 幸「次は、昨日のMCでもちょっと話題にした曲を・・・。 ベルリンにちなんだ曲『メリーアン』。原題は『ベルリンの露』ですからね。 今でもちゃんと譜面のタイトル字を覚えていますよ。 『ベルリンの露』!て書かれていて、それで曲のイメージがすぐわかってね! そうかベルリンか〜!行ったことないけど露ぽいんだと・・・(笑)」 桜「タイトルだけ妙にカッコ良く書いてあったもんね。」 高「いや、仮タイトルは出来ていたんだけど曲ができなくてさ・・・。 仕方ないからタイトルだけ色々と格好良く書き加えててみたの。 そのうち、どんどん周りに絵が増えてきちゃって・・・。」 幸「コイツは曲できないと、譜面に絵を書きはじめますからね〜」 桜「没曲(未完成曲)ほど譜面に絵が多いだよ〜! まだかなぁ〜。とか待っていると譜面に一生懸命絵を書いているし!」 と、思いっきり作曲活動の真実を暴露され(?)、高見沢さんが苦笑しっぱなしでしたね〜。曲作りにスランプになればなるほど落書きが増えていって、しらないうちに落書き書くのに夢中になっているだなんて、究極の悪循環なような・・・。それでも、名曲をいっぱい作ってくれるんだから凄いよね。フォローになってない?ま、そんな訳で『メリーアン』のアコースティックバージョンが演奏されました。渋くてムチャクチャ、カッコ良かったですね〜!ギターソロの絡みなんて絶妙でした。 そして、このライヴて1曲ごとにMCが入るのだった。 幸「原曲『ベルリンの露』をお送りしました。 でも、ホントは“露”じゃなくて違う字を書いたつもりだったらしいけど・・・」 高「ホントは『ベルリンの霜』て書きたかったんだよね。」 幸「エッ?霜なの?霧じゃなかったの〜?」 高「霜だよ。別に霧でも霜でもどっちでも良いんだけどね。 雨かんむりで同じじゃんっ!」 この発言には大爆笑でしたね。まぁ、仮タイトルでどっちでも良いんでしょうけど、あの高見沢さんの開き直りったら!私も「本当は『ベルリンの霧』というつもりで“露”と書いてしまった」というエピソードを聞いていましたが、「霜」だったのか・・・。う〜みゅ。 『メリーアン』の話題はまだ続き・・・ 幸「この『メリーアン』て映画のタイトルから取ったんだよね?」 高「『我が愛しのマリアンヌ』から取りました。たぶんドイツ映画だったはず。」 幸「どんな映画だったの?歌詞の通りに白いバルコニーとか出てくるの?」 高「観たの随分昔だから良く覚えていないんだけど・・・。 確か、詞のイメージ通りの話だったと思うよ。 ある青年がさ、年上の貴婦人に恋をする話だったんだよ。」 幸「お前年上好みだもんなぁ〜」 高「そーいう意味じゃないって!それに、もう年上はマズイでしょ!」 幸・桜「エッ?」 高「だからーっ!そういう意味じゃなくて!年なんて関係ないの! まだまだいくぜー!(半分ヤケになっていたような・・・/笑)」 桜「下過ぎるのはマズイぞ。」 幸「犯罪になるからな・・・」 もう深夜のラジオ番組と変わらなくなってきてしまったMC。こんなMCは、普通のコンサートではまず聞けないだろうね。ライヴ中に、こんなクロストークしている3人を初めて見られて感激でしたね。そんでもって、話題は次ぎの曲へ・・・と行きました。 幸「次はコピーものを・・・。 これは3人出会って最初の頃にコピーした曲ですね。」 高「この曲さ、オレ初めてコンフィデンスに加わってコピーした曲だったんだよ! この曲歌って初めてハモって、『わぁ!ハモるのって良いなぁ』て思ったもん。 それまでハモることなんて知らなかったしさ、ガガーと叫んでいただけで・・・」 桜「ホントはオレが一番高いキーを歌っていたんだけど出なくてさ、 高見沢が入ってきて歌ってスゲー!高けーって思った!」 幸「ではその懐かしい曲を・・・。CSN&Yの曲です・・・」 その後、高見沢さんがタイトル言ってくれたんだけど、早くて聞き取れなかったからタイトル判りません。ごめん。ご存じの方はななんぼに教えて下さい(マジ)。どうもフォーク系に弱くて・・・。アルフィーがコピーしてくれる曲しか知らないという無知ぶり、70年代ロックはかなり強いんだけどね・・・。言い訳にもなっていませんね、ごめんなさい。と書きましたがタイトルは『Helplessly Hoping』という曲だそうです。(Junkoさんどうもありがとう!)ベルリンで上手く行ったので、帰国後のタワーレコードでのミニラウヴで演奏されたらしい。とにかく、アルフィーさんにとって思い出の曲である、CSN&Yの曲が披露されました。かなり複雑にコーラスが絡み合って絶妙なハーモニーでした!すっごく綺麗なハーモニーでしびれてしまった。 幸「ハモリの入門編の曲にピッタリの曲ですね〜」 桜「実は山野楽器のコンテストにエントリーしていた曲だったんだよね。」 幸「エッ?S&Gの『ボクサー』じゃなかったの?」 桜「最初はこっちにしていたんだけど、当日になって『ボクサー』に変えたの。 キーが高くて裏声でも辛くてね。無難な方に・・・ ・・・て、お前もコンテスト出たんだから事実知っているだろうっ!」 高「確かに、この曲は桜井の声には合っていないというか、 桜井の声の良さを活かせないよね。」 桜「私が歌ったらキーが高くて鶏の首絞めているような声になりますもん。 その点、高見沢の高音たるものは凄かったねー。 鶏の首絞めても更に絞められる!あそこまで行けば武器になります!」 幸「でもさぁ!その時に『ボクサー』に変えてなかったら優勝してなかったんだろ? 凄いよな・・・!運命だったんだなぁ!それでプロの誘いが来たんだから・・・」 桜「当時高校生で何も知らなかったから、業界の方の煽てる言葉に踊らされましたよ。 『桜井くん、君は良い声をしている!必ず歌手になれる!』とかさ・・・」 幸「もう桜井用の曲があったんだろう?第二の沢田研二て触れ込み付きでさ」 桜「そんな『第二の沢田研二』なんて触れ込みなかったですっ! 確かに曲は用意されていましたけどね・・・。」 幸「そこへ高見沢が入ってきて、プロデューサーが『ん!君は実に良いルックスだね! よしっ!今日から君がリードボーカルだ!』てアッサリ変更されて、 曲も慌てて筒井先生に作り直して貰ったんだよなぁ。それが『夏しぐれ』。」 高「『ギンザNOW』のレギュラーやらせてもらってさ、1年中この曲歌っていたよね。 秋だろうが、冬だろうが『夏しぐれ』。ハンドマイク持って虚しかった。」 桜「お前は良いよっ!ギターからヴォーカルに行ったんだからさぁ! オレなんてヴォーカルからサブギターよ!しかも音出ないだから!」 高「ギターの方が良いって!だって、ハンドマイクだったんだよっ!」 桜「そりゃ、お前は弾けるからだよ!こっちなんて歌うことしかできないのに、 ギターになったんだぞーっ!最終的にはベース押しつけられるし・・・」 高「だってずっとギター弾いて歌っていたんだよ!両手弾いていたんだよ。 それがハンドマイクになって余った片手の行き場をどうすればいいか・・・」 なんか、この時の桜井さんと高見沢さんの言い合い(?)は面白かったですね〜!担当チェンジをされてどっちが不幸だったかを、自慢じゃないけど威張り合っていた感じで可笑しかったです。この当時からヴィジュアル系だったことを恨むしかないですよね〜。冷たい? 高「『ギンザNOW』で『夏しぐれ』ばっかり歌っていたからさ、 最終回だけでも違う曲歌おうってことになったんだよね!」 幸「幻のデビュー曲『危険なリンゴ』!久々に歌いますかっ!」 高「この時てさ、桜井がリンゴを持ってノリノリで歌ったんだよねっ! もうオレ可笑しくてさぁ〜。ギター弾きながら笑い堪えるのに必死だった。」 幸「今日もリンゴ持ってやる?どっかにリンゴないのかなぁ〜?」 桜「そんな恥ずかしいことできませんっ! (スタッフに向かって)オイ、リンゴ持って来たらブッ飛ばすゾ!」 幸「ではアルフィー幻のデビュー曲。桜井の恨みのリードヴォーカル『危険なリンゴ』!」 桜「恨んでないよ〜っっ!!」 それでもって、幻のデビュー曲でもある『危険なリンゴ』(短いヴァージョン/笑)が披露されました。ちゃんと生で聴くのって、もしかしたら生まれて初めてだったかもしれない。もう前奏から桜井さんノリノリっ!凄いお茶目さんで良かったわぁ〜。すっごい『夏しぐれ』よりも、アイドルグループぽい曲なんですよね。 歌い終わった後にスタッフがリンゴを持って来て、「ホントに持って来たの〜?」と思わずそのリンゴをカジってしまう桜井さん。そしたら幸ちゃんが、「せっかくリンゴがあるんだからもう1回やろうっ!」と唐突に前奏がまた始まる!慌ててリンゴを飲み込んで歌う桜井さん。そして先程よりも、もっとノリまくり振り付きで歌いまくる桜井さんがイッちゃっていました〜(笑)。高見沢さんなんて、敢えて桜井さんを見ないように必死に演奏に集中していましたもんね。まるで、25年前の再現VTRのような・・・。 桜「いや〜、恥ずかしいぃっ!! それに物喰って歌うもんじゃないですよ・・・」 幸「そんなに恥ずかしかった?リンゴがあって良かったよ!」 そんな風に言っていたら客席から、「賢がイイ〜っ!」て声が上がって、思わず桜井さん舞い上がるっ!その後に「賢様〜!」なんて声まで上がっちゃったから、もう桜井さん超上機嫌!幸ちゃんが思わず、「賢様・・・。下から読んでもマサルサマ」なんてギャグ飛ばして最高でしたね。桜井さんてば、思わず食べかけのリンゴを客席に投げてしまうし、何か何でもアリ状態になってきました。 高「でも、あの時のリンゴてもっと大きかったよね。」 幸「うん、スゲー大きかったよな。あのリンゴてあの後どうなったんだろう?」 高「オレが貰って、ウチに持って帰って食べた。」 幸「今、嬉しそうに言ったね〜(笑)」 高「貰えて嬉しかったし、美味しかったんだもん。」 桜「当時、コイツのウチにはタマネギしかなかったからな〜。」 高「今度のツアーで、あのデカイリンゴ作ってやろうな!」 桜「嫌だよっ!」 なんか、この時の会話が微笑ましくてね〜。正直言って、ライヴ中のトークとは思えなかった。もうホントに、よくラジオ番組で3人揃って、クロストークをしている雰囲気そのままだったような気がする。このMCを聞いていて、本当に3人共リラックスしてライヴをやってくれているんだなぁ〜て思いましたね。すっごくアットホームな感じで、良かったですよっ! そして、遂に来てしまった最後の曲・・・。 幸「もっとやりたいけど仕方ないでしょ?この後に記念写真も撮るだよ。」 桜「このまま続けたら、写真撮るの明け方になっちゃうよ。」 高「最後の曲はライヴハウス時代からずーっと歌っている曲です。 今日こうしてココに集まってくれたみんなに捧げたいと思います。 『Seved by The Love Song』・・・」 先程の雰囲気とは一転して、一気にシリアスになったこの曲。歌っているのはアルフィー3人、楽器もアコギが2本。でも、凄く力強かったんですよね。真剣に歌うアルフィーに魅入りながら、「アルフィーはまだまだこれからだ」て気持ちが十分に伝わって来ました、ベルリンの公演も成功させた彼等が、また一回り・・・いやそれ以上、成させたんでしょうね。まいったな、どんどん手強くなっていってしまうよ。とにかく、ラストにふさわしい曲でした。
【締めのお言葉】 打ち上げパーティー締めの言葉として、会社社長の関口さんが登場しました。 関「私の古くからの知り合いにオオツカトシヒコという者がいます。 今回のツアー企画者である全日空ワールドにいる奴なんですけど、 そいつが10年前にALFEEのツアーで『壁の向こうのFreedom』を聴いて、 『この歌を本物のブランデングルグ門の所で歌えたら最高でしょうね!』 なんて言ってきて、『バカ言え、そんな事できるならそういう仕事持って来い!』 と冗談半分に言っていたんですが、 そのオオツカに、去年NYのフォレストヒルズに誘われまして、ここで S&Gを披露したら最高だろうな・・・という話で盛り上がり、2人で企画して、 まずは桜井と坂崎を口説きおとしました。そして全てが決まってから、 高見沢が『僕はどうしたらいいんですか?』て聞くから着いてくればって。」 この関口さんの話で初めて知ったんですけど、去年のNY公演は関口さんと、そのオオツカさんが企画したものだったんですね。失礼な言い方ですけど、その割にはNY側の全面バックアップがあって凄いイベントになりましたよね。なんか、事実知ってビックリしてしまいました。しかし、高見沢さんはおまけだったんですか?(笑) 関「その後もオオツカは『壁の向こうのFreedom』良いねって、言い続けていて、 ある日、『関口さん、本当にブランデングルグ門の前で歌えるかもしれません。 私、宮内庁や外務省に知り合い居るのでなんとかなります。』 と言ってきて、本当に話を持ってきてくれたわけです。 もうオオツカトシヒコは世紀の詐欺師かもしれません。 しかし、この男のお陰で去年のNY公演と今回のベルリン公演もあるわけです。 ただ、もちろん全日空ワールドを全面的に素晴らしいとは思いません! 感謝も当然していますが、クレームだって言いたいことはあります! みなさんも、クレームがあったら是非、全日空ワールドのオオツカトシヒコまで 手紙を出して下さい。こういうツアーが少しでも良くなるように!」 意外な事実の連続でビックリの連続でもありました。そして、アルフィー(関口さん)は、凄い人脈を持っている人と知り合いなんだなぁ・・・と、と言うより凄い人脈を持っているんですよね。だから、こんな凄い企画の話を持って来て下さったわけだし・・・。 この時、関口さんが「オオツカトシヒコ」という方の名前を連呼していたので、同じ「トシヒコ」ということもあってか、その名前が関口さんの口から出る度に、「オレ〜?」みたいなジェスチャーをとっていた高見沢さんがなんか可愛かった。 関「今日のライヴを見ていて、3人が『ギンザNOW』の話などしていて、 その頃のことを懐かしく思い出していました。 当時私はガロというグループのマネージャーを担当しておりまして、 『今度、こいつらも頼む才能のある奴らだから』と言われ、 アルフィーのマネージャーもやり、一緒に頑張って来ました。 皆様もご存じの通り、なかなか売れなくてライブハウス活動など、 地道な活動が続きましたが、コイツらはどんな仕事にも文句一つ言わず こなしていって偉かったと思います。だからこそ、売ってやりたいと思いました。 今では、こんな大きなコンサートができて信じられない気持ちでいます。 それは私の力なんかじゃありません。彼等に才能があったからです。 私ができるのはみんなへの優しさだけです。 みなさん、本当にどうもありがとうございました。」 と言い終わると、足早にステージを去ってしまった関口さんでした。もう、今回のパーティーの中で一番感動してしまいました。昨日のベルリン公演で、始まる前のファンに対する気遣いをこの目で見ていただけに、本当にグッときました。アルフィーと同じくらい、いや、もしかしたらアルフィー以上に関口さんはファンを想っていてくれているのかもしれない・・・て、思ってしまいましたね。アルフィーに対しても、ファンに対しても多大な愛情を与えてくれる関口さんは凄い方です! アルフィーも関口さんが話してくれている間、まるで父親が息子の誉め言葉を言って、息子が照れて聞くような雰囲気で聞いていました。この時だけは、アルフィーがすっごく良い意味で子供っぽく見えましたね。そして、アルフィーと関口さんの見えない絆の深さ、強さを痛感した瞬間でもありました。 こんな素敵な関口さんのスピーチが聞けて大感激でした。もう、この感動の余韻を残したままパーティーは終わりました。 【記念撮影とその後・・・】 打ち上げパーティーの後は、班ごとにメンバーと記念写真の撮影でした。出口の広場で撮影する為に、会場の出入り口は封鎖されてしまって、みんな席でメークアップしていました。(私は既に諦めていたのでボーとしていた/笑) ここで撮った写真は翌日の朝に手渡すということでしたが、なんせウチの班は朝の5時半にはホテルを発たなくてはいけなくて、既に夜の10時を回っていたので、「間に合うのかね〜」なんて言っていました。 で、会場入りする前に、班ごとに写真撮影の時にどの位置に立つかを決める数字入りのカードを引いて決めていたので、後はその通りに並ぶだけという感じになっていました。ちなみに、私は桜井さんの隣りの隣りでした。どうも、今回のベルリンツアーは桜井さん運が良いような気がするなぁ〜。呼ばれた班ごとに列を作って準備して、一班づつメンバーと撮る部屋へ入れるという形を取っていました。 写真撮影場所には、ファンのお立ち台(下に番号は貼っつけてある)に、前に3人が座るイスが並べられていて、ファンがちゃんと並んでから、仕切で隠れている場所からアルフィーが出てきて座って写真を撮り。(全部で3回撮ります)撮り終えると、またアルフィーは仕切られている方に戻り、班が入れ替わるという感じで、とにかくアルフィーさんが一番動くんですよね33班全部であったと聞くから、33回も立ったり座ったりの運動を繰り返していたんですよね〜。本当にお疲れ様です。 実際に自分達の班が写真を撮る時はドキドキでしたね。向かって左側からアルフィーが出てきて、もう桜井さんなんてすぐ横ですからねー。高見沢さんはかなりお疲れのような感じだったけど、幸ちゃんと桜井さんはテンション高かったです。桜井さんはアルコールが入っていたせいもあるかもしれなけどね。とにかくニコニコしていました。幸ちゃんも撮る時「笑顔、笑顔」なんて言って。しかも外国人のカメラマンは、アルフィーが座るなりいきなりパシャッ!と1枚撮っちゃうし、「エエ〜!待ってよ!」て感じでしたね。私達がムチャクチャ焦っていたのを、アルフィーは背中越しに感じとって笑っていたみたいですけど・・・。メンバーと一緒だったのは、ほんの一瞬だったけど、すっごく嬉しかったです。感激ものでしたね。 翌日、朝食もあったので5時前にはホテルのロビーに居たんですけど、なんと本当に写真が出来ているのでビックリでした。本当にスピード現像だったのね。しかも、何を間違えたのか判りませんが、予備の1枚だけ他の写真と違う失敗作になっていたんです。ジョークで入れてきたらしいんですけど、どうも一番最初にいきなり撮ったやつらしいんですけど、並んでいる私達が凄いのなんの。半分の人達が目を瞑ってしまっていたり、髪を整えていたり、服の身だしなみをチェックしていたりと、カメラ目線がごく少数のバラバラな写真だったのです。しかしっ!なんとアルフィーは2枚ともまるっきり同じポーズだったのです!もう「間違い探し」として使えるんじゃないかってぐらい、1枚目も2枚目も同じポーズなの。指も位置も、爪先の上げ具合も数ミリもズレていないって感じで、「さすがプロだよね〜」てみんなで関心しちゃいました。他人が見たら、ここの3人だけ合成しているんじゃないかって言われそうなくらいでした。 しかし、その写真がB5版ぐらいのバカデカイサイズでしまうのに苦労しました。だって専用の袋も何にもないんですもん。ヒースロー空港で買った雑誌に挟みましたけどね。とにかく、良い思い出できて最高でした。 今回のは、レポて言えないかも・・・。でも、レポにできないくらい良かったのさ〜っ!! 【成田に帰国】 今回のウチのA-07班の添乗であった岡本さんは、メチャクチャ、フットワークの良い方でしかも面白い方で、岡本さんのお陰で倍以上旅行が楽しめたと思います。もともと過密スケジュールでしたけど、行き帰りの飛行機の席が、みんな同行者同士が一緒になれるように振り分けて下さったり、行きのヒースロー空港でのアクシデントでも、空港側にクレーム付けに行ってくれて、空港内のお店で使用できる一人5ポンド分の券を貰って下さったり、荷物が出て来なければすぐクレーム付けに行ったり、みんなで昼食を摂った時もドリンクは別注文になっていて、テーブル毎に誰が何を注文したか頼んでくれて確認までしてくれて、もう隅々までフォローして下さってホント感謝、感謝でした。 アルフィーをそんなに良くご存じでなかったみたいですけど、今回のコンサートでとても良く思って下さって嬉しかったです。しかも、成田に着いたら、自分に配られていたスタッフジャンパーをジャンケンで1名の人にプレゼントしてくれたし、他にも余った集合写真や、班名が書いてあるプラカードもプレゼントしてくれて、もう本当に嬉しかったです! 人数を上手く確認できなかった時に「まっ、いっか!30人と1匹(自分のことらしい)いるはずだ!」とか、観光の時に言い方を間違えてしまった時に、みんなから「疲れているから」なんて言われたら「いえ、これは天然です」とか言ってくれたりして、もうとにかく楽しかったです。初の海外旅行の割には、ハードなスケジュールだったけど、それを感じさえなかったのは、この岡本さんのお陰です。 *【打ち上げパーティー・その1】に戻る。 *【ベルリン公演レポ】を読む。 |