奈良は満開の桜の中、静かに私たちを迎えてくれました。 歴史と信仰と文化の源であるこの場所は、ただ静かに、なにごともないように、私たちを受け入れてくれます。 それはまるで「堂本剛」という才能にあふれた優しい人の姿、そのままで、 この春の「剛紫」の「美我空」ツアーは、自然におだやかに始まりました。
ベースの音から始まりました。
さて、曲順などがまったくめちゃくちゃです。だって、会場で売っていたCDを帰ってからホテルで聞いている段階だから。今は懐かしいCDプレーヤーを持ってきてよかったでした。 新しい曲はどれもこれも「やさしい愛」「熱い愛」にあふれていて、今回のツアーのテーマカラーの白と黒のモノトーンで隠しても、その中に潜むあたたかさで指の先まで、温かくなってくるようです。
ステージの後ろに流される映像もモノトーンなのですが、かわいかったりセンスにあふれているので冷たい感じが少しもしません。 TVでは冷たく感じた、鹿の角のマイクスタンドも実際に目にするとぬくもりが感じられます。 剛紫の声は太く、強くなったようで、心にそのまま入ってきて、時間を止めてしまうので、不思議な気持ちになります。 いろんな席で涙をふく姿が目立ちます。 私が泣いたのは1曲だけ。たしか、その曲は剛紫も汗なのか、なんなのか歌った後で顔をぬぐっていたような。 でも、どの曲の愛にあふれて力強く、あたたかかったです。 CDに入っていない曲もありました。 とても素敵な曲だったので、必ずCDにしてもらいたいです。 また聴きたいです。 MCも軽妙で楽しく、余裕の出た彼を感じられるものでした。 偶然入ったコアラのお店とはいったいどんな食べ物やさんなのか、時折話す、不思議なお話しも、とてもやさしい響きでした。 メッセージを投げるときもやさしさにあふれているので、素敵で困るくらいでした。 「明日より僕を信じて」とあんなにはっきり言われては、もうなすがまま。
信頼厚いいつものメンバーにホーン隊が加わったバンドはまさにかっこいい おとなの「クール」で厚い音、本当に待っていたFUNK、白いFUNKとはこういうものかとすっかりとりこになりました。 白いFUNK、なんて魅力的なんでしょう。これからのツアーでの変化も楽しみです。愛のためなら悪にもなれると言いながら、追求する音はあくまで白い、真っ白いFUNKです。 これがこれからの「剛紫」の人生なのでしょう。 みんなで付いて行きましょう。 白いFUNKにはたくさんの味方がもっともっと必要です。 「愛を死なせない」と彼はよく言いますが、私は「彼の才能を死なせない」と声を大にして言いたいです。 うそのない、純粋な音楽をステージの上と下で心をつなげて守っていきたいと思います。
ツアーは始まったばかり。みんなで、応援していきましょう!
|