なら100年会館は縦長のホールで、客席がすり鉢状になっていてどの席からもステージがよく見通せる感じでした。ステージ左には横浜にもあった鹿の像、天井からはエンドリケリが数匹ぶら下がっていました。ステージ右には横浜でジャンプをしてIand愛を描いたボードが2枚ともかかげられていて、それがスクリーンとなりいろいろな映像が投影されます。
ステージ中央には剛くんより少し大きめのピラミッド(骨組みだけのモニュメント)が置かれ、それが歌によっていろいろな色に光り輝きます。パワースポットのような感じです。剛くんはその前で歌います。
今日の剛くんは黒のラメスーツ、途中で上着を脱ぎますが、金色ぽいベストと花柄のシャツ。髪の毛は少し伸びて髭をうっすらたくわえていて、とても精悍で男前です。 セットリストはとまとさんが報告してくださった昨日と同じです。
剛くんは念願だったこの地でのライブを深く喜び楽しんでいるようでした。最初の「空が泣くから」十川さんのピアノに剛くんの声が重なり美しく場内に響き渡ります。後にレナードさんの太鼓が力強く加わり今までにない空が泣くからになってゆきます。剛くんの透き通った声が天へ突き抜け奈良の地に染み透るようでした。
続くBlue Berry〜闇喰いWindまでは疾走感溢れる歌声で駆け抜けます。剛くんはしなやかに体をゆらし、ステージを右に左にそして前に移動し、オーディエンスに応えます。
MCは断片的になってしまいますが、とにかく奈良のこの地で歌を歌うことができてとても嬉しいと何度も言っていました。 100年会館はステージから見ると宇宙船のように見えると。とても綺麗だそうです。(実際とっても綺麗なところでした。)綺麗なだけでなく音響も素晴らしかったです。やっぱりコンサートホールとして作られているところは全然違うんだなって思いました。照明の演出も効果的でした。
私たちに「生まれてきた意味を考えなさい」と。「自分をレベルアップさせたい」って言ってました。「諦めなければ夢は叶う」と。そういえば、MCでなく説法と言っていました。^^ 西大寺と出身の西大寺幼稚園の話もしてくれました。「剛お兄ちゃんへとたくさんの手紙や絵を描いてもらった」とうれしそうに言っていました。 そして「自分を形成したこの場所に感謝すべきだ」って。
「今はすべてを言えないこともあるけど僕の目の奥を見て僕を信じて下さい」と。
このあとメンバー紹介があります。 今日のメンバーは十川さん、西川先生、名越さん、上ケンさん、しょうこちゃん、レナードさん、CHAKAさん、TAMAさんとダンサーさんでした。
Say Anythingが途中のこの位置に入ります。愛が川の流れのように海に流れ繰り返されるというこの歌、韻を踏むところがゆったりとした流れの繰り返しを感じさせます。 そしてHelp Me Help MeとLove is the key。色々な苦しみも愛という川の流れによって大きく包み込まれてゆくんだ、そう歌っているように聴こえたセットリストでした。
その後のMCでは「本当の自分が東京では見つからない」と。決して東京を否定しているわけではなく、剛くんがより剛くんらしくいることができるのが奈良であると何回も強調していました。私は昼間平城宮跡を訪れましたが、そこには大地と大空がどこまでも広がっていました。少年期をこういう大自然の恵の中で過ごした剛くんにとって、無機質なビル群に囲まれたわずかな空では呼吸をするのが苦しいのかもしれないなって素直に思います。
剛くんが奈良を拠点にして表現活動をするということが、関東住まいの自分にとっては正直心の隅では寂しい思いもありましたが、もともと剛くんが東京に住んでいようが、住まいなど知るわけもないのですから、奈良に住む事によって、より良いクリエイションができるのであれば、それは素晴らしいことだなって思えます。
そしてリアルでいることを強調していました。「本当の自分で立ちたい。自分を愛してくれる人には近い距離で本当の自分で愛しているといいたい」って。もちろん私たちもその中の一員に含まれてるって思います。
そうそう奈良の観光特別大使になったことをとても喜んでいました。「観光」には神様の降りてくる光という意味があるそうです。本人は、「今のシステム、立場、環境の中で出来る限りのことをしたい」と言ってました。もうさっそく地元名産品の宣伝をしていましたよ。(^o^)私が訪れた奈良の名所の先々では、剛くんが地元の人々に対してとても礼儀正しく振舞って皆さん好印象をお持ちのようでした。まさに観光「特別」大使、適役だって思います。あとは私たちファンがこれからも奈良をたくさん訪れることになると思うけど「奈良観光特別大使」のファンとして恥ずかしくない振る舞いをすることが大切かなって思います。
観光特別大使になったこと、お母様もとても喜んでいたそうです。ここからお母様と桜の話がはじまりソメイヨシノへとつながります。このソメイヨシノ-春涙-Kurikaesu春が素晴らしくよかったです。コーラスが抜けてボーカルの剛くんだけになります。ソメイヨシノもピアノだけでしっとりとはじまりますが、途中から徐々に他の楽器が重なりポップな感じに。春涙では、胸宇宙の奈良の映像がバックに投影されます。その上に更に桜の花びらが舞い切ない歌声と優しい穏やかな剛くんの奈良の映像が重なり溢れる涙が止まりませんでした。歌声と映像で剛くんが深くこの地を愛しているのを全身で感じていました。
その後Silent Love-Yellowとだんだんしっとり系からさわやか系?に変わってきます。お互いに指差しながらのYellowのI Love Uのファルセットがとても心地良いです。
そして愛 get 暴動 世界!!!でオーディエンスが全員鹿のお面をかぶって振りをします。良く見ると会場警備のスタッフさんも皆かぶっています。全員でステージを作り上げてます。その盛り上がりのままCCKに突入しました。速報でも皆さんおっしゃってくれましたが、CHAKAさんは今日は日本文化として拍手のあと揉み手でリズムを取るように言い、揉み手でリズムを取ります。このときの剛くんのしぐさがとっても可愛かったです。楽しそうに何度も何度も律儀に揉み手をやっていました。
CCK後、皆一旦ハケます。アンコールは「大使チャチャチャ」でした。(^o^)ほどなく大使が入ってきて「御紹介にあずかりました奈良観光特別大使です」と言ってました。
アンコールはOh Lord!本当に素晴らしい迫力のある歌声でした。魂の叫び、そして剛くんの感情のひだを見るような途中での曲調の変化、CDにはない最後の部分がライブを盛り上げ、この歌に自分のすべてを持っていかれます。
そしてそんな私たちの魂を揺さぶる歌を歌った後の最後の挨拶は「奈良市観光特別大使の堂本剛でした。」とお茶目に言ってカメハメ波を生声振りつきでやってハケてゆきました。^^
こんなに歌がうまくて可愛らしくってカッコよくってお茶目で男前で色っぽくって真面目に人を愛そうとしていて故郷を大切に思っている人他にいません。いとおしくてたまりません。様々な制限のある中ひとつずつ自分の願いをかなえて、自分の人生を歩いている剛くんを本当に尊敬します。これからもやりたいことブレーキかけずにやってほしい。 そう思いながら奈良を後にしました。
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