風邪をひいて寝込んだのと残業続きで、レポの掲載がこんなに遅くなってしまってすいません。とまとさんとの重複もあるかと思いますが、お許しください。
会場へチケットを切った後にすぐにビニール入りの紙を渡され、見てみると鹿のお面! 別紙で紙が入っていて「Dear“お客様ENDLI-x”〜“しか”のご利用方法について〜中盤を過ぎてダンサーが被って登場します。それを合図に皆さんも一緒に“しか”になりましょう!ご協力をお願いします!Fromなら“しか”ENDLI-x」とありました。しかに向かって正面左側にはENDLI-xのロゴ、右側には「なら100年会館公演記念」とありました。 そして座席に着くとスタッフが1ブロックごとに大声を張り上げて、「鹿は剛さんへのサプライズになりますので、見つからないように」と注意が。みんな慌てて隠していました(笑)そうかぁ、サプライズかぁとワクワク♪ なら100年会館はとても不思議な形。座席の配置も不思議。バルコニー席が突き出て、覆いかぶさっているよう。私の席は3階のバルコニー席、かなり高いです。そして斜面がかなり急でした。でも前の席との段差がかなりあって、とても見やすかったです。前の人が手を挙げてもへっちゃらでした。剛くんを見下ろす感じで、足で操作するエフェクターもバッチリ見えました。なかなか新鮮な角度です。 剛くんはここから見ると会場全体は母船みたいでUFOに乗ってるようだと言っていました。その言葉に会場から拍手。いや、僕が作った訳じゃないから拍手されても・・と剛くん(笑)私は会館の後方から歩いて会場に到着したのですが、建物を見た時は要塞?!と思いました。
ステージに現れた剛くんは黒のキラキラスーツに中は白地に赤い模様のかなり派手めなシャツ。中盤脱いで分かったのが下には黒と金のキラキラした生地のストライプのベストを着ていました。ジャケットの襟は右がフリルで左はノーマル。顔にはしっかり濃い口髭が。髪型は最初はかなりの横分けで前髪で右目がほとんど隠れてましたが、歌い踊るうちにどんどんその髪を耳にかけたり撫で付けたりして、きっちりぴっちり横分けになっていました。 1曲目はスローナンバーの「空が泣くから」 スーツ姿でなんだか厳かな雰囲気。途中から和太鼓の音が加わると、その重い音が胸にドン、ドンと響きます。それがまた歌に重みを加えて、また新しい「空が泣くから」を聴かせていただきました。 その次にBlueberryになると、厳かな雰囲気は一変。いつものファンキーなグルーブに!ジャンプも剛くんのフェイクに会場騙され、歓声と笑い交じりのジャンプ(笑)もちろん私の位置から指の本数なんて見えませんから勘でピョンピョン跳ねました♪ 傷の上には・・では先生への腰スリスリも頭上へのキッスも復活(笑) 最初のMCではこの世界遺産がたくさん周りにある奈良でライブがやれて幸せだと話していました。ここからもすぐだけど、平城京跡地とか東大寺とか春日大社とかとあげればキリがないと話し、僕は西大寺出身ですからとか、おうちのすぐそばには秋篠寺があってと奈良の名所をとても大切に思っているのが伝わります。 そして時代が進みすぎていることへの懸念を話す剛くん。ネットでもテレビでも付ければ情報が溢れている。考える。感じるということがなくなってきているのではと警鐘を鳴らしていました。少し不便になるということがキーワードになる。この奈良の地は重要な場所になるのではというような話をしていました。昔からの古い考えの上に新しいものをクリエーションしていくといった話から後半は、会場いじり。そこの立ったり座ったりしてる人ら辺、緑ですから(笑)その男性は顔がピンクです(笑)男性、ピースで応えたらしく、剛くんが、そのピースは(指をくっ付けていたらしい)毎度お騒がせしますの木村一八さんですから(笑)この時、後でお知らせもあるからと話す剛くん。なに?!と気になりつつも次曲へ。
そしてMC。(最初のMCで話したか、中盤のMCで話したか、少しゴチャ混ぜです(^_^;)) 昨日も法隆寺に行って、今の時期に開帳されている玉虫の羽でできた工芸品を見たそうで、これは古の技術をある方がよみがえらせて作ったものなんだけど、その人は完成を見ずに亡くなってしまってその人の後を継いで、別の人らが完成させたというなかなか感動的な話を聴かせてくれた後に、その工芸品の前におじいちゃんがやってきて、ずっと「どこに玉虫がいるんだ」とか「玉虫いないじゃないか」とか一人で言っていたらしく、剛くんが説明をしてあげようかなと思ってるとその息子さんで50代ぐらいの人がやってきて「玉虫はあそこだ」とか「あれ玉虫いないか」とかまた2人で話しだして、剛君もあんなにそばで「玉虫」って単語を何度も聴くとは思わなかったと言っていました(笑)
〜お知らせ〜 明日、スティーブの誕生日なんだけど、明日、ライブ終わったらね、奈良の観光特別大使に選ばれたんで授与式(?)に行かなきゃいけないんだ。とのお知らせが!会場、大歓声!賞状と名刺とかもらえるだと話してました。 「普通ステージに立っているような人は選ばれないらしいんだけど、特別ね。 この派手な格好でもいいって言ってくれたから、この格好で行く」と話してました。そのあとも、「大使かぁ…、明日から何をすればいいんだろう。とどうやら落ち着かない様子で、モジモジする剛くん。明日からどうしよう…と後ろ向いたり前向いたりとキョドってました(笑)とりあえず、奈良交通のマークの鹿の代わりに僕がとポーズ(笑)「大使」って呼んでという剛くんに「大使〜!」と次々飛ぶ歓声。最初は嬉しそうでしたが、段々と恥ずかしくなったのか、プレッシャーになったのか、「いや、大使はまだやめておこう、まだなってないし」と笑って言ってました。でも、その後自分で、ボソッと「特別チャン」とかもありだねとまた可愛く笑いながら言う剛くんは本当に嬉しそうでした。きちんと任務の重さを受け止め、自分は(奈良を)10年以上離れていた人間だから分からないこともあるから大きなことに関わるのは危険だと思うとか、こうやって選ばれたのも、こうやって来て下さってるみなさんのおかげです。と深々と客席におじきする剛くん。愛しすぎです(>_<) 東京がいやだとかそういうことではなくて、奈良に帰ると自分はこれでいいのにな、これだけ食べてればいいのになと思うと静かに話す剛くん。東京を否定するわけではなくてと前置きした上で、今だにとても苦しくなると。奈良に帰り、そのことに気づいてしまったと話していました。東京で働く私にはちょっと辛い言葉でした。
〜ソメイヨシノ〜 お母さんとのドライブで「あんたの孫が見れるかな?」というつぶやきに「何言ってねん」という会話を交わした話をしてくれて、桜を見ているお母さんの後ろに立って、母の背中越しに桜を見て、母もまた自分の両親のことを考えてるのかなと思ったそうです。その年にならないと分からないこともあるけれど、その立場に立って考えるということはできるのではないかという話をして、特に若い人に聞いてもらいたくてこのリリックを書いたと話していました。誰もがそんな風に人の立場に立って想いを巡らすことができたら、優しい世の中になるのになと普段から私も思っていたので、すごく印象に残る話でした。 「マイナスな歌は小鳥が嫌う・・・ひそめて逝こうか」の部分を静かな口調で引用して、その部分の説明をまた静かに優しく説明してくれました。 奈良で絶対に唄いたかったという「ソメイヨシノ」。丁寧にまっすぐ前を見て唄う姿。本当に感動しました。 少しかすれた声で歌うそのあとの「春涙」。静かで温かいMCから座ったまま静かに深いところで感じながら聴くこの2曲。とても素敵な時間でした。
〜しかサプライズ〜 私はSpaceKissかなと勝手に思っていたんですが、愛get暴動世界!!!ふと見ると3人のダンサーさんが鹿を着けて踊ってる!みんな、ごそごそ・・。設置完了!(笑)みなさん鹿を頭上に被ります。私には最初、剛くんはギターのプレイに夢中で気づいてない?と思えたのですが、どうやら口角が上がって笑っている模様(笑)なんだか私もくすぐったい気持ちに。曲を終えて、「何これスタッフが用意したんだよね?」と恐る恐る聞いて、「あー、ビックリしたぁ〜。動揺して、ちゃんと歌えなかったぁ〜」と手で顔を押さえて嘆いてましたが、いやいや、きちんとやりきってたように思いましたよ。最初、たまたま同じものを買って被ってるのかと思ったと笑ってました。この後のCCKのハイヤーでは、「明日が欲しい人」とかの後には「鹿の人〜」や、「鹿だろう。もっと鹿っぽく!」と鹿大活躍でした(笑)しかし、鹿っぽくは難しい(^_^;)ダンサーさんはシカが跳ねるようになりきって踊ってました(笑) CCKのギターバトルでは、先生を真ん中に小さく座らせ、何やら右耳元で剛くんのネックが、左は名越さんがギターをかき鳴らしていました。その姿に、何やってるの?といった感じで後ろから覗きにきたCHAKAさんが、その状態を見て、「まったくなにやってんだか」という顔であきれ顔だったのが、なんだか見ていて暖かかったです。 途中、剛くんも同じ鹿のお面をダンサーさんに被らされ、髪型を気にしつつも装着。同じ鹿になれて幸せでした。 アンコールのコールは「大使!大使!」(笑) しばらく話した後、鹿をかぶりっぱなしの私たちに、そろそろ取った方が…。(笑)話してて、いつ取んのやろ?と気になったんだけど(笑)結構まじめな話なのに、そのままの流れでほとんどの人が鹿を装着したままでした。 みんな、かぶってることを忘れているような…、てか、もう一部みたいに(笑)いや、いいけど、きっと後で後悔すると思うよ。「あの時取っておけば良かったぁ〜」と女性セリフ口調で言う剛くん(笑) OH!ROADを歌い終わった後に、「ねっ♪取っといて良かったでしょ?」と可愛く言っていました。 OH!ROADでは一部歌詞を変えて、“「あなたたちを」愛してはいけないんだ!”と胸が張り裂けるような声で歌っていました。今回のアルバムの曲は私たちへのラブソングでもあると言っていた剛くん。こんなに愛されている私たちファンは幸せものです。。
最後はステージが明るくなって、一人一人に一言もらいましょうとダンサーさんやバンドさんにマイクを指す剛くん。名越さんには「なごし〜ぃ!」と呼び捨てのコールがかかって、名越さんも剛くんも笑ってました。お母さんのカラオケ18番はなんだっけ?と剛くんにふられて「濡れ鼠」を演歌調で歌うダンサーさんや、親戚が奈良に住んでるというTAMAさん。みなさん、笑わせてくれます。最後は先生を飛ばすというお約束付き(笑) オノヨーコさんに「みんなで見る夢は現実となる」の話から、「オノヨーコね、小野やすしじゃなくて」の剛くんのセリフに先生大受け。そこ受けすぎ!と剛くんに注意を受けていました(笑)
メンバーさんがステージを去った後、中央に立ってみんなを静かにさせて最後に放った言葉は、お茶目な「来週もまた見てね〜」でした(笑)
奈良の初めてライブはドラムソロもキーボード演奏もなく、なんだか原点に戻ったようなとてもシンプルで、それでいて深いライブでした。
今回、奈良を旅して、奈良は本当に緑と空が多くて、素晴らしい土地だなと思いました。緑の森に囲まれて古の遺産や建物が共存している。それらが本当に狭い範囲に歩いて回れる位置にあるというのもまたすごいなと、私も大好きな場所になりました。発展しすぎるのもあまりよくないと言っていた剛くんの言葉。あんな空や緑に囲まれて育った剛くんには確かに東京は少し息苦しい街なのかもしれないなと思いました。
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