「ギター侍の唄」   (カウント2.9  第五十八回)


オレは国士舘のサッカー部、後輩を、メールで呼び出し、女子高生、 
みんなでやれば、いい気持ち、先輩命令逆らえない、 
体育会系 四年は天皇、一年は、奴隷だぞ、って言うじゃな〜い 
でもアンタ 
刑務所行ったら一番下っ端ですから ! 残念!!
サッカー部、パスも女もまわし斬りッ!! 
拙者、師匠が運転する車だと、不思議とよく眠れますから、  切腹!!
                                       
                                         * 
と、まあそんな訳で久々の更新とあいなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。落語界のセクシーダイナマイト、三遊亭遊史郎です。誰も言ってませんけれども(H.B.G )。早いもので今年も残すところあと二十日余りとなり、今月の十六日には三十七歳という世間的にはもはやおじさんと言っても差し支えの無い年齢になろうかという、慌ただしくも、ギリギリボーイズな今日この頃ですが、今月の「東京かわら版」を見ておりましたところ、立川笑志さんと三遊亭栄楽さんが私と同じ誕生日だということが発覚し、両先輩の素晴しい芸は見習えども、どちらかというとふっくら系の体型は見習うまいと、寝る前に腹筋などやっている次第です。まあそんなどうでもいい情報はともかく、今回お知らせしたいのは「車力寄席グランドチャンピオン大会」のことなのです。11月23日に四谷の須賀神社で行われた予選大会を勝ち抜くことが出来ましたので、来年2月13日に四谷区民センターで開かれる決勝戦に進出することになりました!会場にお越しの皆様の投票により勝者が決まりますので、どうぞご来場並びに清き一票をお願いいたします。真打昇進への良い弾みとなるよう、全力で挑みます! 
                                         * 
今月の遊史郎は歌舞伎座、キャッツシアター、品川クラブex、サンリオピューロランドなどに出没いたします(遊びに)。12月19日の遊史郎の会にいらっしゃったお客様にはサンタクロースからのプレゼントが、仏教徒の方にはお釈迦様からのご利益が、あるかどうかは分かりませんが、皆様の良き思い出、また心の栄養となるよう努めます。せひご来場ください。それではどうぞ良いお年をお迎えください。板橋より愛を込めて。  (12月5日)



「十月はおしごとの国」   (カウント2.9   第五十七回)



 先月はありがたいことにいっぱい落語をしゃべることができましたのでここにそのネタを列挙させていただきたく思います。こんな感じです。 
 
国立演芸場:1日湯屋番 2日悋気の独楽 3日転失気 4日真田小僧 5日六尺棒 6日看板のピン 7日やかん 8日辻占(昼夜二回) 
9日湯屋番 10日やかん 
 
浅草演芸ホール:6日看板のピン 7日やかん 8日やかん 9日看板のピン 10日看板のピン 
 
上野広小路亭:11日湯屋番 12日悋気の独楽 13日六尺棒 14日辻占 
 
日本橋亭:12日看板のピン(桂小文治の会) 21日辻占(桂歌助の会) 25日紺屋高尾(二ツ目勉強会) 26日六尺棒(三遊亭遊之介の会) 
 
両国寄席:10日やかん 
 
大江戸温泉物語:23日悋気の独楽 
 
熊谷・BARすごもり:30日明烏 悋気の独楽 
 
4日のかわさきFMの電話インタビューではこんななぞ掛けをやりました。 「パ・リーグの新球団とかけて林家こぶ平の正蔵襲名と解く。そのこころは、せんだいが喜んでいるでしょう」 また歌助師匠の会では深川とかっぽれを踊り、遊之介師匠の会では忠臣蔵五段目のコントをやりました。以上10月のネタ帳でした。 
                                        * 
そんな快進撃を続ける遊史郎の次回独演会が決まりました。今回の会場はお江戸日本橋亭になっております。題して遊史郎の会〜ケイコとマナブ〜です。12月19日(日)午後6時開場6時30分開演、ゲストが北野武監督の座頭市にも出演している曲独楽の三増紋之助さんです。私のネタは5年間蔵で寝かせておいていい感じに味が出てきたところの「明烏」と今回ネタおろしとなる「抜け雀」です。友達をたくさん連れて観に来てください。予約・前売りが2000円、当日が2300円です。ご来場お待ちしております。                               
                                        * 
来年の5月1日から真打昇進披露興行がスタートいたします。皆様の応援を切にお願いする次第です。4月24日(日)の午前11時より、東京會舘にて真打昇進披露パーティーがございます。落語芸術協会会長の桂歌丸師匠を始め、私の師匠の三遊亭小遊三他、落語界の大物の方々が大勢出席してくださいます。遊史郎の晴れ姿をぜひ皆様にご覧頂きたく存じます。「自分も出席してみたい!」という方はどうぞ遊史郎の方まで、電話またはメールにてご連絡ください。招待状をお送りいたします。皆様のお便りをお待ちしつつ、今回はお別れです。最後まで読んでくれてどうもありがとう。あなたの幸せを心から願っています。 
(11月4日) 


「となりは何をする人ぞ」  (カウント2.9  第五十六回)

暑過ぎた今年の夏もオリンピックフィーバーと共に去り、「ドーピング検査で提出したアヌシュの尿は誰の尿だったんだろう、もしやブルセラショップで買ったのだろうか」という発表する機会の無かった小ネタを小舟に乗せて、燈篭の灯りと共に夜の川に流してあげたい、そんな気分の遊史郎です。ってどんな気分だよ、それ!(一人ボケつっこみwith行数かせぎ、略してHBG)。おかげさまで9月1日東京芸術劇場の三遊亭遊史郎の会には200名、9月11日アルハムブラの落語と舞夢の会には73名のお客様にご来場を頂きまして、キャプテン・O(オー)小川直也のように大いにハッスルすることが出来ました。ご来場のお客様には改めて御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。来年5月の真打昇進に向かって、これからもハッスル&ケッパレの精神で突き進んで参ります。どうぞ今後とも応援をよろしくお願いいたします。 
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 スポーツの秋ではありますが、プロ野球界はストだ1リーグ制だと随分もめているようです。近鉄とオリックスは合併するのでしょうか。いよいよバッファローも絶滅の危機を迎えています。ブルーウエイブの経営は赤字曲線、レッドウエイブを描いているようです。ダイエーホークスが球団を売りに出すのではというニュースもありました。もうちょっと経ったら半額セールでしょうか。ダイエーは閉店間際が安くなりますから。OMCカードがあればさらに5パーセント引き、「袋いりません」と言えばスタンプ一個押してもらえるそうです。 
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 読書の秋です。最近読んだ本は浅田次郎の「天切り松」シリーズと奥田英朗の「空中ブランコ」です。「天切り松」はまさに声に出して読みたい日本語、そして自分にとっては人生の教科書です。「空中ブランコ」は精神科医・伊良部一郎と患者とのやりとりを描いた短編集ですが、偶然にも私の実の兄も精神科医で名前が一郎といいます。この本のおかげで兄の仕事の大変さをほんの少しだけですが知ることが出来ました。考えてみれば精神科医の兄と落語家の弟というのも、物語だったらちょっと嘘っぽい、リアリティーの乏しい組み合わせではありますが、事実は小説よりも奇なり、今後の一郎・十郎兄弟の活躍を、どうぞご期待ください。保土ヶ谷のお父さんお母さん。 
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 芸術の秋に落語鑑賞はいかがでしょうか。10月の遊史郎は国立演芸場に10日間、浅草演芸ホールに5日間、上野広小路亭に4日間、日本橋亭に4日間と、怒涛の寄席出演ラッシュです。どうぞスケジュールページで詳細をご確認の上、ご来場頂けますようよろしくお願いいたします。それでは来月までお元気で。サマースラムのカートvsエディーは最高でした!(9月24日)   



「デッドマン&ラティーノ・ヒート」  (カウント2.9 第五十五回)

 オラレ〜!!久し振りだってーの。早いもので芸界に入って以来十三年、いよいよ来年2005年の春、オイラ三遊亭遊史郎が真打に昇進するんだってーの!オイラの晴れ舞台をたくさんのアミーゴに見に来てもらいたいので、詳細の発表をもう少し待っていてほしいってーの。見に来てくれなかったらフロッグスプラッシュ!お見舞いするってーの。披露興行でラテンの情熱が爆発だってーの!ビバ・ラ・ラッサー!! 
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 すみません、真打ち昇進の興奮のせいで、ついつい文体がエディーゲレロ調になってしまいましたが、どうしても来年の昇進に向けて皆様方のお力が必要なのです。どうぞ東京會舘でのパーティーへの出席と、各寄席での披露興行へのご来場をお願いいたします。楽しいイベントになるよう全力でがんばりますので、どうぞご期待ください。 
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 今月は他にもお知らせがございます。9月1日(水)の夜6時30分、池袋の東京芸術劇場で独演会「三遊亭遊史郎の会」がございます。東京芸術劇場と言えば池袋ウエストゲートパークの真横、ヒカルのお父さんがクラッシックのコンサートをやっていたあの由緒正しきホールです。今回は恋愛がテーマの人情噺「紺屋高尾」と、倹約家の父と浪費家の息子が対峙する「片棒」の二席をやります。ゲストはコミカルな曲芸では右に出る者のないボンボンブラザーズさんです。ブクロ系落語家・三遊亭遊史郎の世界をどうぞお楽しみください。 
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 つづいてお知らせです。9月11日(土)の昼12時から西日暮里のスペイン料理店「アルハムブラ」にて「落語と舞夢の会」がございます。遊史郎の落語二席と石田尚美さんの舞踊とパントマイムにランチまで付いてお値段なんと二千円。ジャパネットたかたもびっくりのお値打ち価格でございます。たくさんのご来場をお待ち申し上げます。 
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 8月13日の金曜日は歌舞伎座で「東海道四谷怪談」を観てきました。数年前に観た時には、民谷伊右衛門は悪い野郎だ!と、強く思ったものでしたが、今や伊右衛門以上に非道な人間がそこいら中にごろごろしているので、稀代の悪党も少なからずかすんで見えてしまいました。芝居で四谷怪談をかけるとお岩さまが小屋にやってくるとよく言われますが、私が思うに小屋に現れるのはお岩さまの幽霊ではなくて、戯作者鶴屋南北の幽霊なんじゃあないでしょうか。欲望にかられて悪の道に迷い込み、悲劇を巻き起こす人間の愚かしさを描いた四谷怪談に込めたメッセージを、作者の鶴屋南北が時を越えて今の世に伝えようとしている、そんな風に思われてなりません。 
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 中村勘九郎のお岩さまに負けず劣らず素晴しかったのが、先月武道館で観たアンダーテイカーです。何しろ十年以上もよみがえった死人を演じ続けているのですから、登場しただけで観客は鳥肌立ちまくりです。平成中村座のニューヨーク公演が大好評だったようですが、WWEスマックダウンの日本公演も実に結構なものでした。エディーゲレロ、トリーウィルソン、フナキと一緒に写った写真を写真館のページにアップしてありますのでよかったら見てください。セイブルとブロックレスナーの結婚には驚きました。やっぱりWWEにはアングルを凌駕するリアルな衝撃があふれています。日本人ディーバ第一号ヒロコ・スズキの活躍にも期待しています。毎日30度を越す猛暑が続いていますが、二ヶ月連続で「死人」と触れ合う、涼しくも貴重な体験をさせてもらいました。レスト・イン・ピース。(8月15日)

「歌は世につれ」 (カウント2.9 第五十四回)


「のぞきの植草ちゃん」(ひみつのアッコちゃん) 
階段の下から女の子 見るのに便利それはなあに? 
それは鏡 鏡の中から つん つんつん  
パンチラ姫が現れた つん つんつん それはだあれ? 
それはのぞき のぞき のぞき のぞきの植草ちゃん 
品川駅の階段で 隠し持ってるそれはなあに? 
それは鏡 鏡を見つめて えっへっへ 
早稲田の先生が捕まった えっへっへ それはだあれ? 
それはのぞき のぞき のぞき のぞきの植草ちゃん 
「北朝鮮酒場」(北酒場) 
北の キムジョンイルには 黒い 黒い噂が似合う 
ちょっと 太りすぎがいい 銀ぶちめがねの方がいい 
今夜の恋は 悦び組で 目をつけていたあの娘(こ) 
からめた指が さだめのように 心を許す 
北の キムジョンイルには 日本も おびえる核がある 
北の キムジョンイルは 浜で 若い男女をさらう 
ちょっと 人でなしがいい 真顔でとぼける方がいい 
将軍様は グラスの酒を 思い切り飲み干して 
盗聴器仕掛け 気になる人の 観察できる 
北の キムジョンイルには 手を焼く 平沢勝栄も 
今夜の恋は 悦び組で 目をつけていたあの娘(こ) 
からめた指が さだめのように 心を許す 
北の キムジョンイルは 恋する プリンセス・テンコー 
今月はここまででーす。それじゃあみんなで歌いましょう。ハッスル!ハッスル!   (6月26日)


 

「ジャンプ!」  (カウント2.9 第五十三回)


 梅雨の長雨のうっとおしさに加えて日々降り注がれる悲惨なニュース報道のシャワーにいいかげん辟易としながらも、まあそれでも生きていかにゃあしょうがないからと自らを奮い立たせつつパソコンの画面に向かい、今月のカウント2.9をそろそろ更新しなくてはとキーボードをおもむろに叩いてはみるのですが、そこにはことさらに何かを訴えかけたいわけでもないはなはだ軽々しい自分がいるばかりで、ちょっと三十六にもなってこれはどうかとも思うのだけれど、いっそのこと「空っぽでもいいじゃないか、楽しければ。ゆうしろう」と相田みつを風に開き直ってしまいたいというのも本音で、いつものようにまったりとした気持ちで読み流して頂ければ嬉しく思います。まったりの意味はよく分かりませんが。 
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 皇太子妃雅子様が体調を崩されてから久しく、かねてお心を傷めていらした皇太子殿下の雅子様を思うがゆえの宮内庁批判ともとれる発言が波紋を広げているようでございますが、お世継ぎに関するプレッシャーに耐え忍ばれる雅子様、皇太子様のお気持ちをお察しいたしますと自然と涙がこみあげてくるような心持がいたします。英国に女王陛下がいらっしゃるように、わが国の天皇陛下が女性であっても良いのではないか、むしろ積極的にあのかわいらしい愛子様には天皇陛下になって頂き、我々国民を暖かくも優しいまなざしで見守って頂きたいと強く願う所存でございます。私が思いますに愛子様が学習院の高等部に進まれるのと同時に即位して頂き、制服を着たかわいらしい天皇陛下として君臨して頂けたなら、国民はさぞや喜ぶのではないでしょうか。そして美少女天皇愛子様のお姿を一本の記録映画に収めて頂き、本邦初の宮内庁推薦映画として公開されたなら空前の大ヒット間違い無しと思われます。監督は美少女の魅力を知り尽くした巨匠今関あきよし監督が良いでしょう。タイトルは「アイコ16歳」です。 
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 覚醒剤で四度目の逮捕をされた清水健太郎さんの友人安岡力也さんが、「あいつが三度目に捕まった時にはあばら骨が折れるまで何度もぶん殴ってやったのに、またやりやがった。」と発言されていましたが、そんなに殴ったらそれはそれで犯罪だよ!とテレビにつっこんだのは私だけではないはずです。むしろ傷跡の目立つ顔ではなくボディーを狙うあたりプロフェッショナルな凄味を感じさせます。デビュー曲失恋レストランで歌っていた[涙を忘れるカクテル]というのは「眠気を忘れるカクテル」のことだったのでしょうか。[いろんな人がやってくる]というフレーズも意味深です。横浜銀蝿の翔も常連さんでしょうか。そんな清水容疑者の復帰第一作が早くも決まった模様です。田代まさしさんがメガホンを取るVシネマ。タイトルは「失恋レストラン〜裏メニューあります」です。 
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 「遊史郎の会〜ぼくたちの失敗」に多数ご来場頂き誠にありがとうございました。次回は池袋芸術劇場にて9月1日に開催いたします。9月1日、ウェストゲートパークで会いましょう。Gボーイズのキングはやっぱぶっ飛んでました。飛び降りる時に言ったんでしょうか。ぼくは死にますん、て。(6月8日) 



「妄想」   カウント2・9 第五十二回)


いやあ、遅れちゃってごめんよ、更新。暖かくやさしい春の日差しに包まれて、ほんわりぬくぬくとしているうちに気がついたらもう5月ですよ。そうそう今年のエル・ヌメロ・ウノはドラゴンキッドが優勝したそうですね。さすがは闘龍門、誰にも予想できないことをやってくれます。闘龍門万歳!ついでに5月3日の「落語笑竜門」もどうぞよろしくお願いします。ゴールデンウィーク真っ只中で集客が難しいのですが今回はトリ、精一杯がんばりまぁーす。そんななか新日本のドームにショーン・オヘアがひっそりと来日するようですが、K-1軍団という設定にはかなり無理があると言えましょう。吉江とノルキアの試合も別にどっちが勝ってもいいような気がするのですが。(総合のルールでやるなら少しは興味も沸いてきますが、どっちなんでしょう?)それに比べてプライドグランプリの小川直也はなんと素晴しいのでしょう。ぼくの妄想の中では小川はとっくにWWEスーパースターズなのですが、ハッスルのために身を削って総合の試合をやっている小川選手はどこか気の毒でもあり、それゆえ余計に応援したくなります。ここで遊史郎の妄想劇場。7月16日の日本武道館、スマックダウンチームの来日公演。リング上からあいさつをするGMのカート・アングルは日本人にも聞き取りやすいはっきりとした発音でこう告げた。「今日は君たち素晴しい日本のファンに新しいWWEスーパースターを紹介しよう。君たち日本人のオリンピックヒーロー、柔道シルバーメダリスト、ナオヤ・オガワ!」大歓声の中リングに上がりカートとがっちり握手を交わす小川、そこに乱入してきたラ・レジスタンスのレネ・デュプリーが小川を強襲、ロープに飛ばされた小川、カウンターのSTOでデュプリーを撃沈。客席沸騰。プライドグランプリ決勝戦は出場辞退。こんなことがいずれ起こるのではと勝手にどきどきしています。柔道を始めて4年で世界チャンピオンになった彼なら3年くらいで英会話もマスターしてしまうかもしれません。マディソンスクエアガーデンで小川のSTOが炸裂!そんな場面を夢見ては一人うっとりしています。        
                                        * 
 お知らせです。5月30日(日)に上野広小路亭で独演会をやります。タイトルは遊史郎の会「ぼくたちの失敗」です。ネタは「幇間腹」と「子別れ」を、ゲストはマジックジェミーさんです。6時開場、6時30分開演、前売り・予約2000円、当日2300円です。メールでもご予約を受け付けております。皆様のご来場をお待ちいたしております。楽しい会になるよう全力で臨みます。それでは今回はここまで。広小路亭でお会いしましょう。アディオス!(5月1日) 



「卒業」  (カウント2.9 第五十一回)

 ただ覚えているのは桜のつぼみもほころび始めたとある三月、青山キャンパス西門のすぐそばにある学生掲示板で、一人ひっそりと自分の名前と学生番号を確認したということだけだ。どんなに探しても古賀潤一郎にペパーダイン大学卒業の記録が無いように、ぼくには青山学院を卒業したという記憶が無い。そのときはすでに富崎十郎ではなくて三遊亭小遊三の四番目の弟子・三遊亭おたくとなっていたので、卒業式に出る暇も心のゆとりも無かったのだ。また学生生活への甘酸っぱい感傷的な気持ちというものも無かった。芸人になるには遅いくらいだと思っていたし、一狼・一留で嫌になるほどモラトリアムだったから。それでも修行という名の下積み生活に明け暮れる毎日の中で、ああ学生時代は良かったなあと思うことが一つだけある。定期券を買う時だ。学割の、きかぬ定期のこの高さ。思わず一句詠んでしまうほどに低賃金労働者の自分には応えた。前座修行というある種最底辺の生活環境に身を置いて、不自由な身の上にもがき苦しみながらものんきな学生生活を懐かしむことは無かった。自分が何者であるかもわからなかったあの頃よりも今の方が絶対にいいに決まっているからだ。式には出なかったけれど、ちゃんと自分なりの卒業はしていたのだ。春は旅立ちの季節、栄光を夢見て。 
 荒井が死んだ。いかりやも死んだ。ドリフのメンバーに訪れる死が神の気まぐれによりあいうえお順であるとするならば、次は加藤茶の番だろうか。それとも元メンバーの小野ヤスシか。「ちょうさん」が危ないという説もある。長嶋、いかりや、太陽にほえろの長さんと来て次に危ないのはチョー・ヨンピルあたりか。いかりやさんのお葬式を想像すると、なんだかドリフ大爆笑のコントのようでおかしくなってしまう。お坊さんの姿でお経を上げる志村けん、喪服姿で涙ぐむ妻が仲本工事、その横にセーラー服にお下げ髪の高木ブー、そこへ酔っぱらって乱入するはげかつらの加藤茶。偉大なコメディアンには涙よりも笑いがよく似合います。だから笑って見送りましょうよ。さよならするのはつらいけど、時間だよ、しかたがない、あの世で会うまでごきげんようってなもんですよ。ハービバノンノン。春はお別れの季節、再会を信じて。(3月27日) 



「いい旅夢気分・ベガス編」 (カウント2.9 第五十回)

 2月9日から15日までの一週間、ラスベガスへ遊びに行ってきました。超楽しかったです!この景気の悪いさなかによくそんなに余裕があるなあといぶかしげに思う方もいらっしゃるかと思いますが、これもひとえに日々の生活における努力の賜物なのです。我が家では毎日がいきなり黄金伝説〜一ヶ月一万円生活バトル噺家編です。それも一ヶ月 たってもギャラの振り込まれることなどない本当の黄金伝説、リアル・ゴールデン・レジェンド・イン池袋です。ホテルはラスベガスにおける巨大ホテルの草分けでもあるバリーズに泊まりました。以下は向こうで観たショーの感想などです。興味のある方はどうぞご覧下さい。また 北見伸さんと マジックジェミーさんのホームページでもラスベガスの模様が詳しく紹介されていますので、よろしかったらそちらにもアクセスしてみてください。 
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「ジュビリー!」 
 ド派手なセットに歌とダンスとトップレスの美女が74人、おっぱいが148こという、これぞまさにラスベガス!という感じのショー。紅白歌合戦の小林幸子の衣装に違和感を感じる日本人には、とうてい理解不可能なほど極限まで華美でゴージャスな衣装と舞台装置を観るだけでもチケット代の価値あり。途中にはさまれたジャグリング&軟体アクロバットの芸人二人組のすごすぎる技芸だけでも料金分の価値は十分にあります。ラスベガスという街を通して、アメリカの文化を強烈なカルチャーショックとともに体感できるショーです。 

「ランス・バートン」 
 北見伸さんにちょっと似た雰囲気を持つランス・バートンのマジックショー。指先で起こる不思議な魔法に見とれているうちに、だんだん大掛かりなイリュージョンマジックに移行していく構成も見事で、もう素晴しいったらありゃあしません。ジャグリングの芸人さんのコミカルな演技と確かな技術にも感動しました。 

「O」(オー)
 日本では今「キダム」の公演をしているシルク・ド・ソレイユのショー。巨大な劇場空間の全てを使って繰り広げられる、水と炎と超絶アクロバットの三位一体が織り成す幻想的なサーカス・アクトは、これまでに築き上げてきたシルク・ド・ソレイユスタイルの究極であり最高傑作でしょう。この「O」でこれまでの表現形態の最上階まで登りつめてしまったシルク・ド・ソレイユは、次に新たな試みとして「ズマニティー」を創り出すことになる。と、ぼくは勝手に思っています。 

「ズマニティー」 
 今までに観てきたあらゆるショーや演劇の中で、最も素晴しいとさえ思います。終わってから感動のあまりしばらく立ち上がることが出来ず、会場整理の人には「何だろうこの東洋人は」という目で見られてしまいました。内容は「ロッキーホラーショー」のシルク・ド・ソレイユ版と言えば分かってもらえますでしょうか。この作品にはこれまでのシルク・ド・ソレイユ作品には無かった強烈な主張があるのです。それは単なる奇麗事ではなく、時に観る者の喉元へ刃物を突きつけるが如き激しい訴えかけでもあります。 

[人は生きている限り性的なことから逃れることはできない] 

[自分の心の中にある性的欲望から目そらさずに向き合うべきである]

あらゆる種類の愛とセックスの形が、美しく、せつなく、激しく、可笑しく、感動的に、まるで万華鏡のように変化をしながら劇場を覆い尽くします。ぼくは「ズマニティー」を観る為にこれから何度もラスベガスへと足を運びます。 
  

「ボトムズ・アップ」 
 お笑いのショー。訳すと(可笑しくて)ひっくり返っちゃうという意味でしょうか。違うかもしれませんが。次々に繰り出されるショートコントの連続は、「志村けんのだいじょうぶだぁ」のようでもあり、浅草東洋館の興行のようでもあります。際限無くゴージャスな方向に向かっていくラスベガスのショーの中にあって、こういったお金のかかっていない、良く言えば手作り感のあるショーはある意味貴重ではないでしょうか。なんか自分も英語さえしゃべれたら出来そうな感じが逆に良かったです。
  
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おまけ・ギャンブル編 
 カジノでは主にポーカーゲームをやりました。25セントマシーンか1ドルマシーンで5枚づつ賭けます。一度フォーカード&残りの札がキングというかなり高配当の手を作りました。マシーンから$140.75と書かれた小切手が出てきて一瞬気が遠くなりました。1万4千75ドルだから日本円で約150万円です!!「火焔太鼓」の道具屋と同じ形で部屋に戻りました。妻には「見たか俺の底力を!」ってなもんです。それから二人で「宿屋の富」の一文無しのように震えながら換金をしに行くと、渡されたお金がなんと140ドル75セント。下二桁はセントだったのです。まぎらわしい書き方すんなよばかやろー!!心の中で叫びました。じゃあロイヤルフラッシュで1千万円だと思って寝る間も惜しんでゲームに向かっていた俺の三日間はなんだったんだよ。最高でも10万円じゃああんなに興奮するこたあなかったのに。結局トータルで10〜20ドルほど減りましたが、妻は100ドルとちょっと勝ちました。帰国してから「ブラックジャック」で勝つ方法を本で調べてみましたが、マスターするのはかなり難しそうなのでやっぱり次もポーカーをやると思います。ちなみに私は日本では競馬、パチンコ、マージャン等賭け事は一切やりません。ギャンブルはベガスだけにしております。 
                     *
 以上ラスベガスの雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しく思います。前回のラスベガス旅行の話は こちらをご覧ください。
(2月29日) 



「キングコング・ブルーザーブロディー」 (カウント2.9 第四十九回)

 新年明けましておめでとうございます。 

 西暦2004年、とうとう食卓から肉が消える時が来たのでしょうか。焼き鳥、とんかつ、すき焼き、しゃぶしゃぶ。肉のない食事にはどこか一抹の寂しさを感じざるを得ません。人間の世界がおかしなことになっているのと同様に、自然界にも様々な異変が起こっているのだと思われます。
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 思い起こせばアザラシのたまちゃんも変でした。カワイイとCDが発売され、住民票まで作られたりしましたが、アザラシの仲間に言わせれば単なるばかやろうです。人間で言えば風船おじさんのようなもんではないでしょうか。
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 茨城県の霞ヶ浦では養殖のコイが大量に死に、業者は廃業を余儀なくされています。色々な薬を試してはみたものの、やはりコイの病は治らないようです。 
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 タイでは鳥インフルエンザによる人間の死亡が確認されています。急な発熱により鶏も寒気を感じるのか、養鶏場の鶏がみんな鳥肌を立てています。
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 養豚場では豚コレラの発病予防に細心の注意を払っています。 ハンガリーの首都でも新たな豚の伝染病が発見されそうです。病名は「ブタペスト」です。
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 BSEによる牛肉の輸入禁止で牛丼屋業界がピンチです。佐賀県にやっとできた「吉田屋」も商売変えをするんでしょうか。牛丼の消滅は小遣いの少ないサラリーマンにとっては痛手です。キン肉マンにはなお痛手です。感染すると、脳みそがスポンジのようになってしまうそうです。何だかスポンジの方が、よく物事を吸収していいような気がするのは単なる気のせいでしょうか。 
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 新型肺炎SARSの感染源はハクビシンだと言われています。そんな着物学校みたいな動物は知りませんでした。 感染率が一番高いのが、一週間のうちでは木曜日なんだそうです。理由はあえて言いません。ヒントは木曜日の英語読みです。 
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 肉が食べられなくなっても、菜食主義者のブルーザーブロディーだったらきっと平然としているでしょう。あたかも新日本プロレスのシリーズ最終戦をボイコットして、成田から帰国してしまった時のように。
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 というわけで、2004年最初の「カウント2.9」はいかがでしたでしょうか。お知らせがあります。好評につき、ラジオ日本の「若林健治のスポーツタイプ」に再び出演することになりました。午前8時5分からの「笑う天気予報」のコーナーです。 オンエアー日は2月2・3・4日と2月23・24・25日ですのでぜひ聞いてみてください。全日本プロレス中継の大ファンだった自分が若林アナの番組に出られるなんて光栄です。皆様からのご感想、励ましのメールをお待ちしております。(1月28日)