[ホーム]

■cml

生年順

●~1809

★201503276 怒りの日~グレゴリア聖歌(800~900)
 ベルリオーズやリストやラフマニノフで有名な、あの曲。
 ソレーム修道院盤には、入っている盤(KICC 131)と、入っていない盤(TECC-25100)があるので注意を。

★201503287 カルミナ・ブラーナ(1050~1300)
 カール・オルフの、素材のいくつか。
 フィリップ・ピケット盤などがあります。

◆レオナン / レオニヌス(Leonin / Leoninus 12世紀後半)

★201503302 作曲 地上のすべての国々は見た
 12世紀ノートルダム大聖堂で活躍したレオナン(ラテン語でレオニヌス)の、二声の楽曲。

◆ペロタン / ペロティヌス(Perotin Magnus / Perotinus: 1155/65~1200/20)

★201503313 地上のすべての国々は見た(1198ca)
 生涯については、ほとんど伝わっていません。この曲は、四声の楽曲。

◆アルス・アンティクヮ(Ars antiqua: 1250ca~1320)

★201504014 アレルヤをもって、ほめ歌えよ(作曲者不詳)
 アルス・アンティクヮ期の、三声の楽曲です。

★201504025 話すことといえば(作曲者不詳)
 アルス・アンティクヮ期の、三声の楽曲です。

◆デュファイ(Guillaume DUFAY: 1400頃~1474.11.27)

★201106132 愛に満ちた心で歌いたい
(Je veuil chanter de cuer joyeux, ballade for 3 voices)
 スカボロフェアのオリジナルの、多分ひとつ。

◆イザーク(Heinrich ISAAC: 1450頃~1517.03.26)

★201101172 インスブルックよ、さようなら
 音源:「インスブルックよ、さようなら-マクシミリアンI世の音楽」など。

◆ハンス・ザックス(Hans SACHS: 1494.11.05~1576.01.19)

★201110264 銀の調べ(1513)
 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の主役は、実在した。
 この曲は、彼のもっとも有名な作品。アルヒーフ・レーベルで、アウエの1963年録音盤があります。楽譜は、春秋社「音楽史の名曲」に。

◆アンドレーア・ガブリエリ(Andrea GABRIELI: 1510~1586)

★201401154 第12旋法による4声のリチェルカーレ(1589出版)
 フィリップ・ジョーンズなどで。

★201401143 戦いのアリア(1590出版)
 ジョバンニのおじさん。
 フィリップ・ジョーンズなどで。

◆ジョバンニ・ガブリエリ(Giovanni GABRIELI: 1554/57~1612.08.12)

★201302134 第1旋法による8声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第1曲。

★201302145 第7旋法による8声部のカンツォーナ第1番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第2曲。

★201302156 第7旋法による8声部のカンツォーナ第2番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第3曲。

★201302167 第9旋法による8声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第4曲。

★201302171 第12旋法による8声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第5曲。

★201302182 ピアノとフォルテの8声部のソナタ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第6曲。
 楽器や強弱の指定と通奏低音の導入は、当時の最先端。

★201302241 第1旋法による10声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第7曲。

★201302285 第12旋法による10声部のカンツォーナ第1番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第8曲。

★201302252 第12旋法による10声部のカンツォーナ第2番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第9曲。

★201302263 第12旋法による10声部のカンツォーナ第3番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第10曲。

★201302274 第12旋法による10声部のカンツォーナ第4番
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第11曲。

★201304067 第12旋法による10声部のカンツォーナ「エコー」
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第12曲。

★201201022 第7旋法と第8旋法による12声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第13曲。
 古楽のLCSC、モダンのエンパイヤ・ブラス。

★201304071 第9旋法による12声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第14曲。

★201304082 第8旋法による12声部のソナタ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第15曲。

★201304093 第4旋法による15声部のカンツォーナ
 サクラ・シンフォニア集(1597)の第16曲。

★201104167 第4番 6声部のカンツォーナ
 カンツォーナとソナタ集(1615)より
 パロット=ロンドン・コルネット&サックバット・アンサンブルによる演奏などで。

◆モンテヴェルディ(Claudio Giovanni Antonio MONTEVERDI: 1567.05.15洗礼~1643.11.29)

★201407164 「トッカータ」~歌劇「オルフェオ」(1607)第1幕
 1607年 2月24日初演。
 序曲にして、ファンファーレ。

◆プレトリウス(Michael PRAETORIUS: 1571.02.15~1621.02.15)

★201201103 舞曲集「テルプシコーレ(Terpsichore)」(1612出版)
 吹奏楽関係者にはおなじみですね。
 Munrow, Pickett, Farnlof, Holman などなど。

◆ピエ・カンツィオーネス(Piae Cantiones, 1582出版)

★201201092
 16世紀、フィンランドで編纂された聖歌集です。1582年に初版が、1625年に再版が出ています。
 1988年、サントリー新リザーブのCFで有名になった「天の使いは来たり(Paranymphus adiens)」(これは15世紀ボヘミア)など、1981年録音のクレメッティ室内合唱団による演奏で。
 廃盤かも。ナクソスのは、遅いかも。

◆ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste LULLY: 1632.11.28~1687.03.22)

★201401176 歌劇「ジョルジュ・ダンダン」LWV 38(1668)
 1668年初演。

★201401165 舞踏喜劇「町人貴族」LWV 43(1670)
 1670年10月14日初演。
 5幕もの。リヒャルト・シュトラウスがらみの曲。

★201401187 音楽悲劇「アルセスト」LWV 50(1673)
 1674年 1月12or19日初演。
 5幕。

◆ブクステフーデ(Dieterich BUXTEHUDE: 1637ca~1707.05.09)

★201408027 プレリュードニ長調BuxWV139
 オルガン独奏曲です。

◆ビーバー(Heinrich Ignaz Franz von BIBER: 1644.08.12~1704.05.03)

★201307141 戦闘(1673)
 1676年出版。
 ヴィヴァルディより前に、こんな前衛音楽が。
 CEDILLE から CD が出ています。CDR 90000 116
 2013年 7月 7日青葉台フィリアでの、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの実演は、大砲の音まで、CDよりも、ぶっ飛んでいました。

★201307152 食卓の音楽第1番ニ長調
 1680年出版。
 7曲からなる、9分ほどの作品。

★201307163 食卓の音楽第2番ヘ長調
 1680年出版。
 6曲からなる、6分ほどの作品。

★201307174 食卓の音楽第3番イ短調
 1680年出版。
 5曲からなる、8分ほどの作品。

★201307185 食卓の音楽第4番変ロ長調
 1680年出版。
 7曲からなる、9分ほどの作品。

★201307196 食卓の音楽第5番ホ長調
 1680年出版。
 7曲からなる、6分ほどの作品。

★201307207 食卓の音楽第6番ト短調
 1680年出版。
 7曲からなる、9分ほどの作品。

◆カバニリェス(Juan CABANILLES: 1644.09.06~1712.04.29)

★201408031 ティエント 第7番(出版:1722)
 オルガン独奏曲です。

◆マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine CHARPENTIER: 1643~1704.02.24)

★201211247 歌劇「病は気から(Le malade imaginaire)」H.495[序幕と幕間劇]
 1673年 2月10日初演。
 2012年11月23日(金)、北とぴあ国際音楽祭2012(さくらホール)で上演されました。25日にも上演されます。一見の価値あり、です。
 筋と関係ないプロローグは、パス。:-)

◆コレッリ(Arcangelo CORELLI: 1653.02.17~1713.01.08)

★201311053 合奏協奏曲集第8番ト短調「クリスマス協奏曲」op.6-8(1714)
 全6楽章。

★201311016 ヴァイオリン・ソナタ第2番変ロ長調op.5-2(1700)
 全5楽章。メルクスの演奏で。

★201311031 ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.5-9(1700)
 全4楽章。

★201311042 ヴァイオリン・ソナタ第12番ニ短調op.5-12「ラ・フォリア」(1700)
 単一楽章。主題と23の変奏。

◆パッヘルベル(Johann PACHELBEL: 1653.09.01洗礼~1706.03.09埋葬)

★201105243 カノンとジーグニ長調(1680頃)
3つのヴァイオリンと通奏低音のための
 ミュンヒンガーみたく、途中カットしている演奏もあります。
 カノンだけならパイヤール盤とか、ジーグも聴こうとするならホグウッド盤など。

◆ジャン=フェリ・ルベル(Jean-Fery REBEL: 1666.04.18~1747.01.02)

★201105077 バレエ音楽「四大元素(しだいげんそ)」(1737)
 「冒頭の不協和音」が枕詞のこの曲、こんなサウンドが生まれていた。ベートーベンの第九終楽章冒頭への関連を指摘する者あり。ちなみに、日本は田沼時代。

◆クープラン(François COUPERIN: 1668.11.10~1733.09.11)

★201504272 王宮のコンセール第1番ト長調(1714)
 1722年出版。

★201504283 王宮のコンセール第2番ニ長調(1714)
 1722年出版。

★201504294 王宮のコンセール第3番イ長調(1714)
 1722年出版。

★201504305 王宮のコンセール第4番ホ短調(1714)
 1722年出版。

★201505016 趣味の融合、または新しいコンセール第5番ヘ長調
 1724年出版。番号は、王宮のコンセールからの通番として出版されています。

★201505027 趣味の融合、または新しいコンセール第6番変ロ長調
 1724年出版。

★201505031 趣味の融合、または新しいコンセール第7番ト短調
 1724年出版。

★201505042 趣味の融合、または新しいコンセール第8番ト長調「劇場風の合奏曲」
 1724年出版。

★201505053 趣味の融合、または新しいコンセール第9番ホ長調「愛の肖像」
 1724年出版。

★201505064 趣味の融合、または新しいコンセール第10番イ短調
 1724年出版。

★201505075 趣味の融合、または新しいコンセール第11番ハ短調
 1724年出版。

★201505086 趣味の融合、または新しいコンセール第12番イ長調
 1724年出版。

★201505097 趣味の融合、または新しいコンセール第13番ト長調
 1724年出版。

★201505101 趣味の融合、または新しいコンセール第14番ニ短調
 1724年出版。

◆ヴィヴァルディ(Antonio Lucio VIVALDI: 1678.03.04~1741.07.28)

★201401191 合奏協奏曲集「調和の霊感」op.3(1712出版)
 全11曲。10曲目「4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調」は、バッハの BWV1065 の原曲です。
 バッハは、この作品の過半数を、他の楽器用に編曲しています。

★201201055 通称「四季」(1725刊)
 「和声と創意への試み」op.8 の、最初の4曲。所謂、ヴァイオリン協奏曲。
 ソネットの作者は不明。

★201412012 弦楽のための協奏曲ト長調「アラ・ルスティカ(田園風)」RV.151(1710頃)
 4つの楽章からできていて、全曲を通しても4分ほどの作品です。

★201401202 フルート協奏曲集op.10(1729/30)
 全6曲。1曲目「海の嵐」など。

★201505112 フルート協奏曲第1番ヘ長調「海の嵐」RV433
 3つの楽章からできています。

★201505123 フルート協奏曲第2番ト短調「夜」RV439
 6つの楽章からできています。

★201505134 フルート協奏曲第3番ニ長調「ごしきひわ」RV428
 3つの楽章からできています。

★201505145 フルート協奏曲第4番ト長調RV435
 3つの楽章からできています。

★201505156 フルート協奏曲第5番ヘ長調RV434
 3つの楽章からできています。

★201505167 フルート協奏曲第6番ト長調RV437
 3つの楽章からできています。

★201112251 フルート・ソナタ集「忠実な羊飼い」op.13(1737出版)
 第2番ハ長調は、朝のNHK-FM バロック音楽のテーマ曲。
 ランパルなどで。

★201505171 フルート・ソナタ第1番ハ長調RV54
 5つの楽章からできています。

★201505182 フルート・ソナタ第2番ハ長調RV56
 4つの楽章からできています。

★201505193 フルート・ソナタ第3番ト長調RV57
 5つの楽章からできています。

★201505204 フルート・ソナタ第4番イ長調RV59
 4つの楽章からできています。

★201505215 フルート・ソナタ第5番ハ長調RV55
 6つの楽章からできています。

★201505226 フルート・ソナタ第6番ト短調RV58
 4つの楽章からできています。

◆テレマン(Georg Philipp TELEMANN: 1681.03.14~1767.06.25)

★201112111 ハンブルクの潮の満干(1723)
 1723年 4月 6日の火曜日、ハンブルク海軍鎮守府の設立100年記念祭での初演。
 序曲と9つの曲からなります。25分くらいの作品。
 ムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏で。

★201112192 ターフェル・ムジーク(1733)
 優雅に、食事の時に流す、とか。
 ヴェンツィンガー=バーゼルなどで。

◆ラモー(Jean-Philippe RAMEAU: 1683.09.25~1764.09.12)

★201411012 プラテ
 1745年 3月31日初演。
 喜劇。2014年現在、日本語字幕有のヴィデオがありません。面白い作品なのにね。
 今年(2014)は、没後250年です。

★201111223 タンブラン~クラブサン第2組曲(1724)
 コンセール(1741)ではなく、こっちのホ短調の方。
 あえて、ピアノ版の宮沢明子などで。

◆ヘンデル(Georg Friedrich HÄNDEL: 1685.02.23~1759.04.14)

★201209216 「水上の音楽」第1組曲ヘ長調 HWV348
 1717年 7月17日初演かも。

★201209227 「水上の音楽」第2組曲ニ長調 HWV349
 1717年 7月17日初演かも。

★201209231 「水上の音楽」第3組曲ト長調 HWV350
 1717年 7月17日初演かも。

★201209242 「王宮の花火の音楽」HWV351(1748)
 1749年 4月27日初演。
 初演は、管・打楽器の編成。ヘンデルの意向により「弦楽器あり」版もあります。新ヘンデル全集版(ベーレンライター)で確認を。

★201209253 オルガン協奏曲第6番変ロ長調HWV294(1736)
 ハープ協奏曲変ロ長調のオリジナル。

★201101286 ハープ協奏曲変ロ長調HWV294a
 ラスキーヌ=パイヤール盤などで。

★201209264 「調子の良い鍛冶屋」HWV430(1720出版)
 ハープシコード組曲第5番ホ長調の終曲。

★201209297 カンタータ「アポロとダフネ」HWV122(1710)
 作詞者不明。

★201209275 「オンブラ・マイ・フ」HWV40(1738)
 歌劇「セルセ」第1幕第1場のアリア。

★201209286 オラトリオ「マカベウスのユダ」HWV63(1747)
 1747年 4月 1日初演。
 得賞歌の元。

★201112262 メサイアHWV56(1742)
 歌詞は、英語なんです。最近は、ハレルヤで立つ人は、かなり少数派。
 クリスマスか、復活祭の頃に。ただし、様々なバージョン。

◆バッハ(Johann Sebastian BACH: 1685.03.31~1750.07.28)

★201410176 ゲッセマネのわが主よ BWV487(1736)
 ストコフスキーの編曲版など。

★201107241 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564(1708/1714)
 ピアノ演奏版もあります。

★201105287 トッカータとフーガ ニ短調BWV565(1704ca)
 偽作説あり。
 管弦楽編曲版も。

★201210034 トッカータとフーガ ドリア調BWV538(1708/17)
 有名なのは、BWV565。1732年 9月28日に、バッハ自身が演奏した記録が残っています。

★201210045 前奏曲(幻想曲)とフーガ ハ短調BWV537(-1720)
 エルガーによって管弦楽編曲されています。

★201210056 幻想曲とフーガ ト短調BWV542(-1720)
 小フーガト短調BWV578に対して、大フーガ。ヘルムート・リリングなどで。

★201102142 小フーガ ト短調BWV578
 管弦楽編曲版も。

★201209301 パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582(1710頃)
 8小節の主題を20回変奏して、フーガ。
 ヘルムート・リリング、トン・コープマンなどなどの演奏で。

★201206027 インヴェンションとシンフォニア BWV772~801(1723)
 二声のインヴェンションと三声のシンフォニア。BWV772 はとくに有名ですネ。

★201302193 平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV846~869(1722)
 全24曲。
 ヴァルハ、リヒテルなどなど。

★201506045 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調BWV846 前奏曲と4声のフーガ
 グノーのアヴェ・マリア。

★201506056 平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番ハ短調BWV847 前奏曲と3声のフーガ

★201506067 平均律クラヴィーア曲集第1巻第3番嬰ハ長調BWV848 前奏曲と3声のフーガ

★201506071 平均律クラヴィーア曲集第1巻第4番嬰ハ短調BWV849 前奏曲と5声のフーガ

★201506082 平均律クラヴィーア曲集第1巻第5番ニ長調BWV850 前奏曲と4声のフーガ

★201506093 平均律クラヴィーア曲集第1巻第6番ニ短調BWV851 前奏曲と3声のフーガ

★201506104 平均律クラヴィーア曲集第1巻第7番変ホ長調BWV852 前奏曲と3声のフーガ

★201506115 平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番変ホ短調BWV853 前奏曲と3声のフーガ嬰ニ短調

★201506126 平均律クラヴィーア曲集第1巻第9番ホ長調BWV854 前奏曲と3声のフーガ

★201506137 平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番ホ短調BWV855 前奏曲と2声のフーガ

★201506141 平均律クラヴィーア曲集第1巻第11番ヘ長調BWV856 前奏曲と3声のフーガ

★201506152 平均律クラヴィーア曲集第1巻第12番ヘ短調BWV857 前奏曲と4声のフーガ

★201506185 平均律クラヴィーア曲集第1巻第13番嬰へ長調BWV858 前奏曲と3声のフーガ

★201506196 平均律クラヴィーア曲集第1巻第14番嬰へ短調BWV859 前奏曲と4声のフーガ

★201506207 平均律クラヴィーア曲集第1巻第15番ト長調BWV860 前奏曲と3声のフーガ

★201506211 平均律クラヴィーア曲集第1巻第16番ト短調BWV861 前奏曲と4声のフーガ

★201506222 平均律クラヴィーア曲集第1巻第17番変イ長調BWV862 前奏曲と4声のフーガ

★201506233 平均律クラヴィーア曲集第1巻第18番嬰ト短調BWV863 前奏曲と4声のフーガ

★201506244 平均律クラヴィーア曲集第1巻第19番イ長調BWV864 前奏曲と3声のフーガ

★201506255 平均律クラヴィーア曲集第1巻第20番イ短調BWV865 前奏曲と4声のフーガ

★201506266 平均律クラヴィーア曲集第1巻第21番変ロ長調BWV866 前奏曲と3声のフーガ

★201506277 平均律クラヴィーア曲集第1巻第22番変ロ短調BWV867 前奏曲と5声のフーガ

★201506281 平均律クラヴィーア曲集第1巻第23番ロ長調BWV868 前奏曲と4声のフーガ

★201101301 平均律クラヴィーア曲集第1巻第24番ロ短調BWV869 前奏曲と4声のフーガ
 前奏曲は、ストコフスキーによる管弦楽編曲も。

★201302204 平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV870~893(1742)
 全24曲。
 ヴァルハ、リヒテルなどなど。

★201506303 平均律クラヴィーア曲集第2巻第1番ハ長調BWV870 前奏曲と3声のフーガ

★201507014 平均律クラヴィーア曲集第2巻第2番ハ短調BWV871 前奏曲と4声のフーガ

★201507025 平均律クラヴィーア曲集第2巻第3番嬰ハ長調BWV872 前奏曲と3声のフーガ

★201507036 平均律クラヴィーア曲集第2巻第4番嬰ハ短調BWV873 前奏曲と3声のフーガ

★201507047 平均律クラヴィーア曲集第2巻第5番ニ長調BWV874 前奏曲と4声のフーガ

★201507051 平均律クラヴィーア曲集第2巻第6番ニ短調BWV875 前奏曲と3声のフーガ

★201507062 平均律クラヴィーア曲集第2巻第7番変ホ長調BWV876 前奏曲と4声のフーガ

★201507073 平均律クラヴィーア曲集第2巻第8番嬰ニ短調BWV877 前奏曲と4声のフーガ

★201507084 平均律クラヴィーア曲集第2巻第9番ホ長調BWV878 前奏曲と4声のフーガ

★201507095 平均律クラヴィーア曲集第2巻第10番ホ短調BWV879 前奏曲と3声のフーガ

★201507106 平均律クラヴィーア曲集第2巻第11番ヘ長調BWV880 前奏曲と3声のフーガ

★201507117 平均律クラヴィーア曲集第2巻第12番ヘ短調BWV881 前奏曲と3声のフーガ

★201507121 平均律クラヴィーア曲集第2巻第13番嬰へ長調BWV882 前奏曲と3声のフーガ

★201507132 平均律クラヴィーア曲集第2巻第14番嬰へ短調BWV883 前奏曲と3声のフーガ

★201507143 平均律クラヴィーア曲集第2巻第15番ト長調BWV884 前奏曲と3声のフーガ

★201507154 平均律クラヴィーア曲集第2巻第16番ト短調BWV885 前奏曲と4声のフーガ

★201507165 平均律クラヴィーア曲集第2巻第17番変イ長調BWV886 前奏曲と4声のフーガ

★201507176 平均律クラヴィーア曲集第2巻第18番嬰ト短調BWV887 前奏曲と3声のフーガ

★201507187 平均律クラヴィーア曲集第2巻第19番イ長調BWV888 前奏曲と3声のフーガ

★201507191 平均律クラヴィーア曲集第2巻第20番イ短調BWV889 前奏曲と3声のフーガ

★201507202 平均律クラヴィーア曲集第2巻第21番変ロ長調BWV890 前奏曲と3声のフーガ

★201507213 平均律クラヴィーア曲集第2巻第22番変ロ短調BWV891 前奏曲と4声のフーガ

★201507224 平均律クラヴィーア曲集第2巻第23番ロ長調BWV892 前奏曲と4声のフーガ

★201507235 平均律クラヴィーア曲集第2巻第24番ロ短調BWV893 前奏曲と3声のフーガ

★201401272 ゴルドベルク変奏曲BWV988(1729or31)
 グレン・グールド(ピアノ)、レオンハルト(ハープシコード)、さてどれで聴きましょうか。
 不眠症を治すためといわれていますが、眠れますか?

★201302042 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001(1720頃)
 全4楽章。

★201302053 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調BWV1002(1720頃)
 全4楽章。

★201302064 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003(1720頃)
 全4楽章。

★201302075 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004(1720頃)
 全5楽章。第5楽章が有名な「シャコンヌ」。

★201302086 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005(1720頃)
 全4楽章。

★201302097 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006(1720頃)
 全6楽章。第1楽章、第3楽章など。

★201212054 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007(1720頃)
 カザルスで聴きますか。

★201212065 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008(1720頃)
 マイスキーで聴きますか。

★201212076 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009(1720頃)
 ヨーヨー・マで聴きますか。

★201212087 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010(1720頃)
 地味といわれますが。

★201212091 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011(1720頃)
 一番高音の弦のチューニングをどうするか。そのままAにするか、譜どおりにGにするか。

★201212102 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012(1720頃)
 五弦のチェロ用です。

★201302215 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041(1720頃)
 3楽章形式。チェンバロ協奏曲BWV1058の編曲か、原曲。

★201302226 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042(1720頃)
 3楽章形式。チェンバロ協奏曲BWV1054の原曲。

★201302237 2つのヴァイオリンのために協奏曲ニ短調BWV1043(1730頃)
 3楽章形式。チェンバロ協奏曲BWV1062の原曲。

★201201066 ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046(1720頃)
 6曲あるブランデンブルク協奏曲の中で、3番目に作曲されたと推測されている作品。ケーテン時代の初期かな。
 古楽(コープマンとか)でも、モダン楽器(リヒターとか)でも。
 なお、初稿といわれる Sinfonia in F BWV1046a には、第3楽章がありません。

★201210012 ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047(1720頃)
 トランペットも入る華やかな曲。

★201210023 ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
 弦楽のみの編成。

★201104027 ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049(1720頃)
 古楽(コープマンとか)でも、モダン楽器(リヒターとか)でも。

★201110275 ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050(1720頃)
 6曲あるブランデンブルク協奏曲の中で、最後に作曲されたと推測されている作品。
 第1楽章の、チェンバロの巨大なカデンツァで有名。

★201111061 ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
 6曲あるブランデンブルク協奏曲の中で、最初に作曲されたと推測されている作品。
 第1楽章の、半拍ずれたカノン。中低音の弦楽器のみという、変わった編成。

★201309022 チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052(1738/39)
 ヴァイオリン協奏曲の編曲らしいけども、オリジナルは不明。
 1052aは異稿。

★201309033 チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053(1738/39)
 オーボエ協奏曲の編曲らしいけども、オリジナルは不明。

★201212172 チェンバロ協奏曲第3番ニ長調BWV1054(1738/42)
 原曲は、ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042。

★201104171 チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055(1738/42)
 ピノック・イングリッシュ・コンサートなどで。

★201309044 チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056(1738/42)
 ヴァイオリン協奏曲の編曲らしいけども、オリジナルは不明。

★201309055 チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調BWV1057(1738/42)
 原曲は、ブランデンブルグ協奏曲第4番の編曲です。

★201309066 チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV1058(1727/42)
 原曲は、ヴァイオリン協奏曲第1番ニ短調BWV1041です。

★201309077 チェンバロ協奏曲第8番ニ長調BWV1059(1730)
 オーボエ協奏曲の編曲らしいけども、オリジナルは不明。

★201107016 4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065(1730/1)
 原曲は、ヴィヴァルディの「調和の霊感」op.3-10。
 リヒターやピノックなどで。

★201401213 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067(1730代末)
 フルートが活躍しますが、元はオーボエだったそうです。

★201401224 管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068(1729or31)
 第2曲が、「G線上のアリア」の元。

★201106283 六声のリチェルカーレ~「音楽の捧げ物」BWV1079(1747)
 ウェーベルンの編曲版でも。

★201106305 フーガの技法BWV1080(1740/50未完)
 「未完成のフーガ」まで。

◆タルティーニ(Giuseppe TARTINI: 1692.04.08~1777.02.26)

★201102201 悪魔のトリル
 音源:メルクスやムターなど。

◆ペルゴレージ(Giovanni Battista PERGOLESI: 1710.01.04~1736.03.17)

★201206031 幕間劇「奥様女中」(1733)
 今は忘れ去られた歌劇「誇り高き囚人」の、まさに幕間劇。
 こちらは、生き残りました。:-)

◆グルック(Christoph Willibald (von) GLUCK: 1714.07.02~1787.11.15)

★201206042 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1762)
 1762年10月 5日初演。
 ウィーン原典版。

★201105291 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1774パリ版)より「精霊の踊り」
 1774年のパリ版で追加された楽曲。中間部のフルートが絶品。

◆レオポルト・モーツァルト(Johann Georg Leopold MOZART: 1719.11.14~1787.05.28)

★201206167 交響曲ト長調「新ランバッハ」(1766)
 4つの楽章からできていて、全体で20分ほどの作品です。
 ランバッハは、ザルツブルクの東北90kmに、ある小さな町の名前です。

◆ヨハン・シュターミッツ(Johann Wenzel STAMITZ: 1717.06.30~1757.03.27)

★201111282 トリオハ短調op.4-3
 これの第3楽章が、ベートーベンの第5の第3楽章と関連がある、という解説を見たことがある。

◆ハイドン(Franz Joseph HAYDN: 1732.03.31~1809.05.31)

★201101124 交響曲第1番ニ長調Hob.I:1(1757)
 1732年生まれのハイドンが、25歳で作曲した作品。

★201206053 交響曲第2番ハ長調Hob.I:2(1764)
 3つの楽章からできていて、全体で10分ほどの作品です。
 第1楽章のテーマは、ハ長調の乗降するスケール。だけど、優雅な感じ。

★201206064 交響曲第3番ト長調Hob.I:3(1762)
 4つの楽章からできていて、全体で17分ほどの作品です。
 第4楽章が、モーツァルトのジュピターの第4楽章に似ている感じがします。

★201104193 交響曲第4番ニ長調Hob.I:4(1762)
 1番から5年後の作品。

★201206075 交響曲第5番イ長調Hob.I:5(1762)
 4つの楽章からできていて、全体で18分ほどの作品です。

★201306065 交響曲第6番ニ長調「朝」Hob.I:6(1761)
 4つの楽章からできています。
 第6番~第8番は三部作です。

★201306076 交響曲第7番ハ長調「昼」Hob.I:7(1761)
 4つの楽章からできています。
 三部作の第2曲。

★201306087 交響曲第8番ト長調「夕」Hob.I:8(1761)
 4つの楽章からできています。
 三部作の第3曲。

★201306091 交響曲第9番ハ長調Hob.I:9(1762)
 3つの楽章からできています。

★201403253 交響曲第10番ニ長調Hob.I:10
 3つの楽章からできています。第2楽章が全体の半分の時間という、アンバランス。

★201403275 交響曲第11番変ホ長調Hob.I:11
 4つの楽章からできています。第1楽章が全体の半分の時間という、アンバランス。

★201403286 交響曲第12番ホ長調Hob.I:12
 3つの楽章からできています。第2楽章が全体の半分の時間という、アンバランス。

★201404035 交響曲第13番ニ長調Hob.I:13
 4つの楽章からできています。

★201404046 交響曲第14番イ長調Hob.I:14
 4つの楽章からできています。

★201404057 交響曲第15番ニ長調Hob.I:15
 4つの楽章からできています。

★201404061 交響曲第16番変ロ長調Hob.I:16
 3つの楽章からできています。

★201404142 交響曲第17番ヘ長調Hob.I:17
 3つの楽章からできています。

★201404153 交響曲第18番ト長調Hob.I:18
 3つの楽章からできています。

★201404164 交響曲第19番ニ長調Hob.I:19
 3つの楽章からできています。

★201404175 交響曲第20番ハ長調Hob.I:20
 4つの楽章からできています。

★201404212 交響曲第21番ハ長調Hob.I:21
 4つの楽章からできていますが、緩~急~メヌエット~急。

★201404223 交響曲第22番変ホ長調「哲学者」Hob.I:22
 これも4つの楽章からできていますが、緩~急~メヌエット~急。

★201404234 交響曲第23番ト長調Hob.I:23
 4つの楽章からできています。4楽章は、1楽章の半分の長さ。
 普通の、急~緩~メヌエット~急。

★201404245 交響曲第24番ニ長調Hob.I:24
 4つの楽章からできています。

★201404271 交響曲第25番ハ長調Hob.I:25
 3つの楽章からできています。

★201404282 交響曲第26番ニ短調「哀しみ」Hob.I:26
 3つの楽章からできています。Lamentatione.

★201404293 交響曲第27番ト長調Hob.I:27
 3つの楽章からできています。

★201404304 交響曲第28番イ長調Hob.I:28
 4つの楽章からできています。

★201405015 交響曲第29番ホ長調Hob.I:29
 4つの楽章からできています。

★201405085 交響曲第30番ハ長調「アレルヤ」Hob.I:30
 3つの楽章からできています。

★201405096 交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」Hob.I:31
 4つの楽章からできています。フィナーレが約10分と長い。

★201405107 交響曲第32番ハ長調Hob.I:32
 4つの楽章からできています。第2楽章がメヌエットで、第3楽章が Adagio という順番。短いフィナーレ。

★201405111 交響曲第33番ハ長調Hob.I:33
 4つの楽章からできています。

★201405203 交響曲第34番ニ短調Hob.I:34
 4つの楽章からできています。第1楽章が Adagio。

★201405214 交響曲第35番変ロ長調Hob.I:35
 4つの楽章からできています。第1楽章が Allegro di molto。

★201405225 交響曲第36番変ホ長調Hob.I:36
 4つの楽章からできています。第1楽章が Vivace。

★201405236 交響曲第37番ハ長調Hob.I:37
 4つの楽章からできています。第1楽章が Presto。

★201405247 交響曲第38番ハ長調「エコー」Hob.I:38
 4つの楽章からできています。

★201405251 交響曲第39番ト短調Hob.I:39
 4つの楽章からできています。モーツァルトのト短調は、5年後の作品。

★201405262 交響曲 A 変ロ長調Hob.I:107
 3つの楽章からできています。偽作?

★201405273 交響曲 B 変ロ長調Hob.I:108
 4つの楽章からできています。メヌエットが第2楽章。

★201406011 交響曲第40番ヘ長調Hob.I:40
 4つの楽章からできています。第4楽章にフーガ。

★201406022 交響曲第41番ハ長調Hob.I:41
 4つの楽章からできています。メヌエットとフィナーレで全体の1/3を占めます。

★201406033 交響曲第42番ニ長調Hob.I:42
 4つの楽章からできています。メヌエットとフィナーレで全体の1/3を占めます。

★201406081 交響曲第43番変ホ長調Hob.I:43
 4つの楽章からできています。マーキュリー?。

★201406092 交響曲第44番ホ短調Hob.I:44
 4つの楽章からできています。第3楽章がAdagio。ハイドンの遺志により、彼の葬儀のときに使用されました。

★201202235 交響曲第45番嬰ヘ短調Hob.I:45(1772頃)
 所謂「告別」。

★201406103 交響曲第46番変ロ長調Hob.I:46
 4つの楽章からできています。フィナーレに注目。

★201406114 交響曲第47番ト長調Hob.I:47
 4つの楽章からできています。

★201406125 交響曲第48番ハ長調Hob.I:48
 4つの楽章からできています。「マリア・テレジア」という俗称。

★201407024 交響曲第49番ヘ短調Hob.I:49(1768)
 4つの楽章からできています。「受難」という俗称。

★201407035 交響曲第50番ハ長調Hob.I:50(1773)
 4つの楽章からできています。

★201407046 交響曲第51番変ロ長調Hob.I:51
 4つの楽章からできています。

★201407057 交響曲第52番ハ短調Hob.I:52
 4つの楽章からできています。

★201407061 交響曲第53番ニ長調Hob.I:53(1778)
 4つの楽章からできています。
 「帝国」という俗称。そして、終楽章に3種類の異稿。

★201407072 交響曲第54番ト長調Hob.I:54(1774)
 4つの楽章からできています。

★201407256 交響曲第55番変ホ長調「校長先生」Hob.I:55(1774)
 4つの楽章からできています。

★201407267 交響曲第56番ハ長調Hob.I:56
 4つの楽章からできています。

★201407271 交響曲第57番ニ長調Hob.I:57
 4つの楽章からできています。

★201408042 交響曲第58番ヘ長調Hob.I:58(1768)
 4つの楽章からできています。

★201408053 交響曲第59番イ長調Hob.I:59(1760)
 4つの楽章からできています。
 通称「火事」。

★201408064 交響曲第60番ハ長調Hob.I:60(1774.11)
 6つの楽章からできています。
 通称「愚か者」。

★201408252 交響曲第61番ニ長調Hob.I:61(1776)
 4つの楽章からできています。

★201408263 交響曲第62番ニ長調Hob.I:62(1780)
 4つの楽章からできています。

★201408274 交響曲第63番ハ長調Hob.I:63(1777)
 初版。4つの楽章からできています。
 通称「ラ・ロクスラーヌ」。第2楽章の主題より。ロクスラーヌとは、オスマン帝国の妃の名前です。

★201408285 交響曲第63番ハ長調Hob.I:63(1779)
 第2版。編成と、第3、第4楽章が大きく違います。

★201410187 交響曲第64番イ長調「時の移ろい」Hob.I:64(1773)
 4つの楽章からできています。

★201410191 交響曲第65番イ長調Hob.I:65(1771)
 4つの楽章からできています。

★201410202 交響曲第66番変ロ長調Hob.I:66(1775/76)
 4つの楽章からできています。

★201410283 交響曲第67番ヘ長調Hob.I:67(1775/76)
 4つの楽章からできています。

★201410294 交響曲第68番変ロ長調Hob.I:68(1774)
 4つの楽章からできています。

★201410305 交響曲第69番ハ長調「ラウドン」Hob.I:69(1775/76)
 4つの楽章からできています。愛称は、献呈された人物の名前です。

★201411054 交響曲第70番ニ長調Hob.I:70(1778/79)
 4つの楽章からできています。

★201411065 交響曲第71番変ロ長調Hob.I:71(1778/79, 80)
 4つの楽章からできています。

★201411076 交響曲第72番二長調Hob.I:72(1763/65)
 4つの楽章からできています。

★201411216 交響曲第73番ニ長調「狩り」Hob.I:73(1780-81)
 4つの楽章からできています。

★201411227 交響曲第74番変ホ長調Hob.I:74(1780-81)
 4つの楽章からできています。

★201411231 交響曲第75番ニ長調Hob.I:75(1779)
 4つの楽章からできています。

★201412233 交響曲第76番変ホ長調Hob.I:76(1782)
 4つの楽章からできています。

★201412244 交響曲第77番変ロ長調Hob.I:77(1782)
 4つの楽章からできています。

★201412255 交響曲第78番ハ短調Hob.I:78(1782)
 4つの楽章からできています。

★201412277 交響曲第79番ヘ長調Hob.I:79
 4つの楽章からできています。

★201412281 交響曲第80番ニ短調Hob.I:80(1784)
 4つの楽章からできています。

★201412292 交響曲第81番ト長調Hob.I:81(1784)
 4つの楽章からできています。

★201501133 交響曲第82番ハ長調「熊」Hob.I:82(1786)
 4つの楽章からできています。
 この曲から第87番までは、パリ交響曲と呼ばれます。

★201501144 交響曲第83番ト短調「めんどり」Hob.I:83(1785)
 4つの楽章からできています。

★201501155 交響曲第84番変ホ長調Hob.I:84(1786)
 4つの楽章からできています。

★201501166 交響曲第85番変ロ長調「王妃」Hob.I:85(1785-86)
 4つの楽章からできています。

★201501177 交響曲第86番ニ長調Hob.I:86(1786)
 4つの楽章からできています。

★201501181 交響曲第87番イ長調Hob.I:87(1785)
 4つの楽章からできています。

★201502022 交響曲第88番ト長調Hob.I:88(1787)
 通称「V字」。4つの楽章からできています。

★201502033 交響曲第89番ヘ長調Hob.I:89(1787)
 「W字」とも。4つの楽章からできています。

★201502044 交響曲第90番ハ長調Hob.I:90(1788)
 まれに、「R字」。4つの楽章からできています。

★201502055 交響曲第91番変ホ長調Hob.I:91(1788)
 まれに、「T字」。4つの楽章からできています。

★201502066 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」Hob.I:92(1788)
 まれに、「Q字」。4つの楽章からできています。

★201503103 交響曲第93番ニ長調Hob.I:93(1791)
 1792年 2月17日初演。
 4つの楽章からできています。

★201202246 交響曲第94番ト長調Hob.I:94(1791)
 所謂「驚愕」。

★201503114 交響曲第95番ハ短調Hob.I:95(1791)
 4つの楽章からできています。

★201503184 交響曲第96番ニ長調「奇蹟」Hob.I:96(1791)
 4つの楽章からできています。

★201503195 交響曲第97番ハ長調Hob.I:97(1792)
 4つの楽章からできています。

★201503206 交響曲第98番変ロ長調Hob.I:98(1792)
 1792年 3月 2日初演。
 4つの楽章からできています。

★201504235 交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99(1793)
 1794年 2月10日初演。
 4つの楽章からできています。
 クラリネット登場。

★201401235 交響曲第100番ト長調「軍隊」Hob.I:100(1793/94)
 1794年 3月31日初演。
 愛称は、第2楽章と第4楽章から。

★201401246 交響曲第101番ニ長調「時計」Hob.I:101(1793/94)
 1794年 3月 3日初演。
 愛称は、第2楽章から。

★201401257 交響曲第102番変ロ長調Hob.I:102(1793/94)
 1795年 2月 2日初演。
 本当の奇跡はこちらで。

★201401261 交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」Hob.I:103(1793/94)
 1795年 3月 2日初演。
 ティンパニのロールが、印象的。
 第4楽章に、初演版と改訂版があり、現行は改訂版。ドラティとブリュッヘンで初演版が聞かれます。

★201401106 交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I:104(1795)
 1795年 4月13日or 5月 4日初演。
 最後の交響曲。代表作。

★201102153 弦楽四重奏曲第67番ニ長調op.64-5, Hob.III:63(1790)
 特に、第1楽章。所謂「ひばり」。

★201401095 弦楽四重奏曲第74番ト短調op.74-3, Hob.III:74(1793)
 献呈された伯爵の名を取って(第2)アポニー四重奏曲と呼ばれる3曲のうち、最後の作品。
 第1楽章冒頭の印象から「騎士」とか「騎手」と。

★201106294 弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」op.76-3 Hob.III:77(1797)
 特に、第2楽章。

★201202257 オラトリオ「天地創造」Hob.XXI:2(1796/8)
 1798年 4月29日非公開初演。
 1799年 3月19日公開初演。
 とりあえず、第13曲はおさえておきましょう。

◆ゴセック(François-Joseph GOSSEC: 1734.01.17~1829.02.16)

★201111234
 ガボット~歌劇「ロジーヌ」(1786)
 いちばん有名。これ以外では、吹奏楽界では「古典序曲」ですかね。

◆アンゲラー(Edmund ANGERER: 1740.05.24~1794.08.07)

★201105055 おもちゃ交響曲(1770)
 ハイドンだったり、レオポルド・モーツァルトといわれてきたこの作品は、1992年に写譜が見つかり、彼が作曲者であるとする説が有力視されています。

◆ホーフシュテッター(Roman HOFFSTETTER: 1742.04.24~1815.05.21)

★201401294 かつてハイドン作弦楽四重奏曲op.3 と言われていた作品(1777刊)
 よって第17番ヘ長調は、「ハイドンのセレナード」ではなくなりました。

◆モーツァルト(Wolfgang Amadeus MOZART: 1756.01.27~1791.12.05)

★201101135 交響曲第1番変ホ長調KV16(1764)
 1756年生まれのモーツァルトが、8歳で作曲した作品。第2楽章に、第41番のフィナーレのテーマが。

★201608174 交響曲第2番変ロ長調KV17 Anh.C11.02
 4楽章形式。
 偽作。父の作品か。

★201608185 交響曲第3番変ホ長調KV18 Anh.A51
 3楽章形式。
 実は、カール・フリードリヒ・アーベルの作品。

★201104053 交響曲第4番ニ長調KV19(1765)
 3つの楽章からできていて、全体で9分ほどの作品です。

★201206086 交響曲ヘ長調KV19a Anh.223(1765)
 1981年にミュンヘンで見つかりました。

★201608196 交響曲ハ長調KV19b(1765)
 行方不明。冒頭主題だけ、残されています。

 3つの楽章からできていて、全体で14分ほどの作品です。

★201206097 交響曲第5番変ロ長調KV22(1765)
 3つの楽章からできていて、全体で7分ほどの作品です。

★201608207 交響曲「ガリマティアス・ムジクム」ヘ長調KV32(1766)
 4楽章で5分ほど。
 17曲からなる混成曲の最初の4曲を、シンフォニアとした写譜があるそうです。

★201608244 交響曲ハ長調KV35(1767)
 オラトリオの序曲。

★201608255 交響曲ニ長調KV38(1767)
 ラテン語劇「アポロとヒアチントゥス」の序曲。

★201206101 交響曲第6番ヘ長調KV43(1767)
 4つの楽章からできていて、全体で15分ほどの作品です。

★201206112 交響曲第7番ニ長調KV45(1768)
 4つの楽章からできていて、全体で12分ほどの作品です。
 トランペットとティンパニが初登場。
 「壁抜け男」が、第4楽章と酷似しているような。

★201206156 交響曲ト長調「旧ランバッハ」KV45a(1766)
 紆余曲折あって、1982年以降、こちらがアマデウス作曲とされています。
 3つの楽章からできていて、全体で14分ほどの作品です。
 「新ランバッハ」は、レオポルド・モーツァルトの作品。

★201206145 交響曲(55)変ロ長調KV45b(1768)
 4つの楽章からできていて、全体で12分ほどの作品です。

★201206123 交響曲第8番ニ長調KV48(1768)
 4つの楽章からできていて、全体で15分ほどの作品です。

★201609074 交響曲ニ長調 「見てくれのばか娘」KV51(1770)
 3楽章形式。第7番の改作。

★201109026 交響曲第9番ハ長調KV73(1769)
 ベーム=ベルリンpoなどで。

★201110102 交響曲第10番ト長調KV74(1770)
 14歳で作曲。3楽章形式で、全体で9分ほどの作品。

★201609085 交響曲(54)変ロ長調KV74g, (Anh.216/Anh.C11.03(1771)
 4楽章形式。
 1910年再発見されるも、真偽不明。

★201210152 交響曲(42)ヘ長調KV75(1771)
 4楽章形式で、第2楽章がメヌエット。

★201206134 交響曲(43)ヘ長調KV76(42a)(1767)
 4つの楽章からできていて、全体で13分ほどの作品です。
 偽作かも。

★201608211 交響曲(44)ニ長調KV81/73I(1770.04.25かな)
 3楽章形式。
 父の作品かも。

★201210126 交響曲第11番KV84(1770)
 偽作かも。

★201608222 交響曲ニ長調「ミトリダーテ」KV87(1770)
 3楽章形式。
 オペラ「ポントの王ミトリダーテ」から構成されています。

★201210137 交響曲(45)ニ長調KV95(1770.04)
 KV73以来の、トランペット。

★201211166 交響曲(46)ハ長調KV96(1771.10or11)
 4楽章形式。

★201210141 交響曲(47)ニ長調KV97(1770.04)
 こちらには、ティンパニも。

★201608281 交響曲ニ長調KV100(1769)
 セレナード第1番を、5楽章形式の交響曲に改作。

★201210163 交響曲第12番ト長調KV110(1771.07)
 再び、第3楽章がメヌエット。

★201211177 交響曲第13番ヘ長調KV112(1771.11.02完成)
 4楽章形式。

★201211181 交響曲第14番イ長調KV114(1771.12.30完成)
 4楽章形式。

★201608277 交響曲ニ短調KV118(1771)
 オラトリオ「救われたベトゥーリア」の序曲を改作。

★201608233 交響曲ニ長調「アルバのアスカニオ」KV120(1771)
 3楽章形式。
 これも、オペラからの改作。

★201609015 交響曲ニ長調「にせの花作り女」KV121(1775)
 3楽章形式。
 同名オペラの序曲KV196と新たに作曲したフィナーレをまとめたものです。

★201211192 交響曲第15番ト長調KV124(1772.02.21完成)
 4楽章形式。

★201211203 交響曲第16番ハ長調KV128(1772.05完成)
 3楽章形式。

★201211214 交響曲第17番ト長調KV129(1772.05完成)
 3楽章形式。

★201211225 交響曲第18番ヘ長調KV130(1772.05完成)
 4楽章形式。

★201109037 交響曲第19番変ホ長調KV132(1772.07完成)
 第2楽章が2種類あります。スコアは、両方とも印刷してありますし、ベーム=ベルリンpo などで、両方聴くことができます。

★201211284 交響曲第20番ニ長調KV133(1772.07完成)
 4楽章形式。

★201211295 交響曲第21番イ長調KV134(1772.08完成)
 4楽章形式。
 第14番からこの曲までは、ザルツブルクで作曲されました。

★201608292 交響曲「ルチオ・シラ」ニ長調KV135(1779/81)
 3楽章形式。
 同名オペラの序曲からの改変。

★201608303 交響曲(50)「シピオーネの夢」KV161/163/141a(1771)
 3楽章形式。
 同名オペラの序曲とフィナーレによる改変。

★201211306 交響曲第22番ハ長調KV162(1773.04.19or29完成)
 3楽章形式。
 1772年10月(彼は16歳です)からイタリア旅行へ行きました。帰郷後、第26、27、22、23番の順に作曲されました。

★201212017 交響曲第23番ニ長調KV181(1773.05.19完成)
 3楽章形式。

★201212021 交響曲第24番変ロ長調KV182(1773.10.03完成)
 3楽章形式。

★201111072 交響曲第25番ト短調KV183(173dB)(1773)
 小ト短調。

★201212032 交響曲第26番変ホ長調KV184(1773.03.30完成)
 3楽章形式。

★201608266 交響曲ニ長調KV185(1773)
 セレナード第3番を、4楽章形式の交響曲に改作。

★201212043 交響曲第27番ト長調KV199(1773.04.10or16完成)
 3楽章形式。

★201212113 交響曲第28番ハ長調KV200(1774.11.17or12完成)
 4楽章形式。

★201101091 交響曲第29番イ長調KV201(186a)(1773/4)
 晴れた日曜日の、午前10時までに聴きたい。

★201212135 交響曲第30番ニ長調KV202(1774.05.05完成)
 4楽章形式。
 次の「パリ」まで4年間の空白。

★201608314 交響曲ニ長調KV203(1774)
 セレナード第4番を、4楽章形式の交響曲に改作。

★201609026 交響曲ニ長調KV204(1775)
 セレナード第5番を、4楽章形式の交響曲に改作。

★201609037 交響曲ハ長調KV208(1775)
 3楽章形式。
 祝典劇「イル・レ・パストーレ(羊飼の王様)」の序曲の改変。

★201609041 交響曲ニ長調KV250(1776)
 セレナード第7番「ハフナー」を、5楽章形式の交響曲に改作。

★201202036 交響曲第31番ニ長調KV297(300a)「パリ」(1778)
 1778年 6月18日初演。

★201212157 交響曲第32番ト長調KV318(1779.04.26完成)
 2楽章形式。とはいへ、これは交響曲ではなく、何かの歌劇の序曲だろうという。

★201103293 交響曲第33番変ロ長調KV319(1779)
 無心で聴くと、ジュピターが聞こえてくる第1楽章。

★201609052 交響曲ニ長調KV320(1779)
 セレナード第9番「ポストホルン」を、3楽章形式の交響曲に改作。

★201103234 交響曲第34番ハ長調KV338(1780)
 もし「ザルツブルク・ラスト」とかタイトルが付いていたら、もっと演奏されただろう曲。
 ベームは、新全集では否定されているメヌエット(KV409)を第3楽章として演奏しています。

★201202025 交響曲第35番ハ長調KV385「ハフナー」(1782)
 1783年 3月初演。

★201609063 行進曲ニ長調KV408, 385a(1782)
 ハフナー交響曲のために作曲されました。

★201202014 交響曲第36番ハ長調KV425「リンツ」(1783)
 1783年11月 4日初演。

★201201313 交響曲第38番ニ長調KV504「プラハ」(1787)
 1787年 1月19日初演。
 今月は、彼の誕生月でした。

★201109041 交響曲第39番変ホ長調KV543(1788)
 この曲も変ホ長調。偶然でしょうが。
 フィナーレの終わり方が、微妙。エレガント?

★201110172 交響曲第40番ト短調KV550(1788)
 秋ですし、まずはこの曲の第一稿、クラリネットなし版で。

★201110183 交響曲第40番ト短調KV550(1788)
 第二稿、クラリネットあり版で。この版の録音は、多いです。

★201103304 交響曲第41番ハ長調KV551(1788)
 昨日(201103293)のジュピターは、もちろんこれです。

★201402043 歌劇「フィガロの結婚」序曲
 歌劇の旋律を使わずに、歌劇のムードを伝える。さすがモーツァルト。

★201402054 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
 冒頭には、騎士長の亡霊。
 演奏会用に、代替のシークエンスがモーツァルト自身によって作曲されています。

★201402065 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
 歌劇のメロディーが現れます。

★201402076 歌劇「魔笛」序曲
 1791年 9月30日初演。
 冒頭は第2幕の先取り。

★201212161 セレナード第6番ニ長調KV239(1776.01完成)
 3楽章形式。
 所謂、「セレナータ・ノットゥルナ」。

★201212183 セレナード第7番ニ長調KV250(1776完成)
 8楽章形式。1776年 7月21日初演。
 所謂、「ハフナー」。

★201109052 セレナード第9番ニ長調KV320「ポストホルン」(1779)
 全7楽章。
 タイトルの意は、第6楽章に。

★201110091 セレナード第10番変ロ長調KV361(370a)「グラン・パルティータ」(1783/84)
 全7楽章。
 管楽アンサンブルのための作品。第3楽章が映画「アマデウス」で使用されました。

★201212205 セレナード第13番ト長調KV525(1787.08.10完成)
 4楽章形式。初演不明。
 所謂、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)」。
 タイトルは、モーツァルトが自作目録に記しています。
 本当は、5楽章だった。けれども、「メヌエットとトリオ」は行方不明に。

★201212194 行進曲KV249(1776完成)
 1776年 7月21日初演。
 「ハフナー・セレナード」の演奏時、演奏者の入退場用に作曲されました。

★201104215 4つのドイツ舞曲KV602(1791)より 第4番イ長調
 ボスコフスキー指揮とかで。

★201201077 3つのドイツ舞曲「そり滑り(遊び)」KV605(1791頃か)
 彼のカタログには、2曲しかないのに、出版されたら3曲になっていたという曲。3曲目が有名だけども、はたして真作?。偽作説は、電脳空間では見つからないけど。

★201104237 5つのコントルダンスKV609(1791)より 第4番ハ長調
 第1番の歌劇「フィガロ」より「もう飛ぶまいぞ」が有名ですが、これも、ボスコフスキー指揮とかで。

★201103186 ディヴェルティメント ニ長調KV136(1772)
 弦楽四重奏盤(アカデミー室内アンサンブルとか)の他に、弦楽合奏による盤(カラヤンとか)も。

★201110087 ディヴェルティメント第10番ヘ長調KV334(1776)
 ワクワクする第1楽章冒頭。
 ウィーン八重奏団員などで。

★201107053 ディヴェルティメント第17番ニ長調KV334(1779)
 彼が23歳ころの作品。
 第3楽章のメヌエットは、オムニバス盤に単独で収録されています。

★201107226 音楽の冗談KV522(1787)
 さてこの問題作を、同時代の作曲家を揶揄したものか、ユーモアと取るか、100年以上後の音楽をタイムリープしたものとするか。
 ボスコフスキー=ウィーン・モーツァルトなどで確認を。

★201105257 ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調KV219(1775.12.20)
 1775年ザルツブルク、彼は19歳。通称「トルコ風」。

★201305187 ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV271(1777.01)
 初演不明。彼は、21歳くらい。
 愛称「ジュノム」が、「ジュナミ」に変わるべきことが、2003年に判明したらしい。
 第3楽章の中間で、メヌエットが挿入されるのが特徴です。

★201301293 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調KV365(1775/77)
 3楽章形式。旧全集では、第10番。

★201301267 ピアノ協奏曲第19番ヘ長調KV459(1784.12.11完成)
 3楽章形式。

★201202106 ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV466(1785)
 1785年 2月10日完成、2月11日初演。

★201202117 ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV467(1785)
 1785年 3月 9日完成、3月10日初演。
 第2楽章が映画「みじかくも美しく燃え」などで使われています。

★201301271 ピアノ協奏曲第23番イ長調KV488(1786.03.02完成)
 3楽章形式。

★201410165 ピアノ協奏曲第24番ハ短調KV491(1786)
 1786年 3月24日初演。
 こっちが2年早いんですが、フィナーレ5分過ぎ、ト短調交響曲のフィナーレを感じさせるフレーズが。

★201301282 ピアノ協奏曲第26番ニ長調KV537(1788.02.24完成)
 3楽章形式。通称「戴冠式」。

★201102164 ピアノ協奏曲第27番KV595(1791)
 第3楽章のテーマが、「春への憧れKV596」のオリジナル。

★201202051 フルート協奏曲第1番ト長調KV313(285c)(1778)
 フェルディナン・ド・ジャンからの注文により作曲した作品。

★201202062 フルート協奏曲第2番ニ長調KV314(285d)(1778)
 この曲は、いわく付き。

★201105246 フルートと管弦楽のためのアンダンテハ長調KV315(1778)
 1778年パリ、彼は22歳。フルート協奏曲がらみで作曲された作品。

★201202073 オーボエ協奏曲ハ長調KV314(285d)(1777)
 フルート協奏曲第2番ニ長調KV314(285d)の原曲、といわれています。

★201202084 クラリネット協奏曲イ長調KV622(1791)
 シュタードラーのために作曲されました。

★201202095 バセットホルン協奏曲ト長調KV584b(621b)(1787)
 未完成。クラコンの元はこれです。

★201105224 ファゴット協奏曲変ロ長調KV191(1774.06.04)
 1774年、彼は18歳。

★201105235 フルートとハープのための協奏曲ハ長調KV299(1778)
 1778年パリ、彼は22歳。

★201105213 ホルン協奏曲第1番ニ長調KV412(1782or91)
 複雑な事情があるようです。

★201105202 ホルン協奏曲第2番変ホ長調KV417(1783)
 実は第1番かもしれない。技術的には、難しい。

★201305191 ホルン協奏曲第3番変ホ長調KV447(1783or87)
 実は第4番より後の作品かもしれない。

★201104145 ホルン協奏曲第4番変ホ長調KV495(1786)
 1803年ウィーンでの出版譜とは別の、異稿(1802年オッフェンバッハ出版)が存在して、最近は録音もされている。

★201411264 弦楽四重奏曲第16番変ホ長調KV428(1783)
 ハイドン・セット第3番。

★201411242 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV458「狩り」(1784)
 ハイドン・セット第4番。

★201411275 弦楽四重奏曲第18番イ長調KV464(1785)
 ハイドン・セット第5番。

★201411253 弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV465「不協和音」(1785)
 ハイドン・セット第6番。

★201412023 弦楽四重奏曲第20番ニ長調KV499(1786)
 ホフマイスターのために作曲された、4つの楽章からできた作品です。

★201412034 弦楽四重奏曲第21番ニ長調KV575(1789)
 プロシャ王セット第1番。

★201412045 弦楽四重奏曲第22番変ロ長調KV589(1790)
 プロシャ王セット第2番。

★201411286 弦楽四重奏曲第23番ヘ長調KV590(1790)
 プロシャ王セット第3番。そして最後の弦四。

★201411297 弦楽五重奏曲第4番ト短調KV516(1787)
 モーツァルトのト短調。

★201401305 クラリネット五重奏曲イ長調KV581(1789)
 シュタードラーのための作品の一つ。

★201503125 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調KV279(189d)(1775)
 3つの楽章からできています。

★201503136 ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調KV280(189e)(1775)
 3つの楽章からできています。

★201503147 ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調KV281(189f)(1775)
 3つの楽章からできています。

★201104182 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調KV282(189g)(1775)
 最初期の6曲セットのひとつ。実演では、なかなかお目かかれない。

★201503151 ピアノ・ソナタ第5番変ロ長調KV283(189h)(1775)
 3つの楽章からできています。

★201503162 ピアノ・ソナタ第6番変ロ長調KV284(205b)(1775)
 3つの楽章からできています。
 以上第1番から第6番までを「デュルニッツ・ソナタ」といいます。

★201503217 ピアノ・ソナタ第7番ハ長調KV309(284b)(1777)
 3つの楽章からできています。

★201503221 ピアノ・ソナタ第8番イ短調KV310(300d)(1777)
 3つの楽章からできています。

★201503232 ピアノ・ソナタ第9番ニ長調KV311(284c)(1777)
 3つの楽章からできています。
 以上第7番から第9番までは、作品4として出版されました。

★201110054 ピアノ・ソナタ第10番ハ長調KV330(300h)(1783)
 近年の研究で、11番、12番とセットで作曲された模様。チャーミングな曲です。

★201111057 ピアノ・ソナタ第11番イ長調KV331(300i)(1783)
 第3楽章「トルコ行進曲」のみならず、第1楽章もいい。けど、この作品には、ソナタ形式の楽章がない。

★201206215 ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調KV332(1783)
 第1楽章の2個目の楽想は、彼のお気に入りのパッセージ。3個目の楽想には、ベートーベンの先取りがあります。
 以上第10番から第12番までは、作品6として出版されました。

★201503243 ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調KV333(315c)(1777)
 3つの楽章からできています。

★201503254 ピアノ・ソナタ第14番ハ短調KV457(284c)(1777)
 3つの楽章からできています。

★201503265 ピアノのための幻想曲ハ短調KV475(1785)
 3つの楽章からできています。

★201504246 ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調KV533/494(1788/86)
 3つの楽章からできていて、第1楽章と第2楽章は、1788年の作曲でKV533。終楽章は1786年の作曲でKV494。

★201507246 ピアノ・ソナタ第16番ハ長調KV545(1788)
 3つの楽章からできています。

★201507257 ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調KV570(1789)
 3つの楽章からできています。

★201507261 ピアノ・ソナタ第18番ニ長調KV576(1789)
 3つの楽章からできています。

★201112317 2台のピアノのためのソナタニ長調KV448(375a)(1781)
 完成できたのは、この曲だけ。
 「のだめ」で有名に。

★201202047 歌曲「春への憧れ」KV596(1791)
 子供用歌曲。立春。

★201401316 歌劇「フィガロの結婚」KV492(1785/6)
 1786年 5月 1日初演。
 4幕の喜劇。

★201501203 「5、10、20・・・」~歌劇「フィガロの結婚」
 第1幕。序曲が終わって最初の二重唱。

★201501192 「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」~歌劇「フィガロの結婚」
 第1幕フィナーレ。

★201403216 「恋とはどんなものかしら」~歌劇「フィガロの結婚」
 第2幕、あこがれの伯爵夫人の前で、小姓ケルビーノが歌うアリアです。

★201501214 「平和を、仲直りを、私の甘い宝よ」~歌劇「フィガロの結婚」
  第4幕 フィナーレ。

★201402017 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」KV527(1787)
 1787年10月29日初演。
 2幕。1788年にウィーンで初演するに当たり、改訂されています。

★201410224 「カタログの歌」~歌劇「ドン・ジョバンニ」
 第1幕。第4曲。ドン・ジョバンニの従者レポレッロが歌います。

★201410235 「手に手を取り合って」~歌劇「ドン・ジョバンニ」
 第7曲。ドン・ジョバンニと村娘ツェルリーナの二重唱です。

★201410246 「シャンパンの歌」~歌劇「ドン・ジョバンニ」
 第11曲。ドン・ジョバンニが「酒が頭に回るまで」と歌います。

★201410257 「セレナード」~歌劇「ドン・ジョバンニ」
 第2幕。第16曲。ドン・ジョバンニがマンドリンを手に、エルヴィーラの侍女に「さあ、窓辺においで」と歌います。

★201410261 フィナーレ~歌劇「ドン・ジョバンニ」
 ドン・ジョバンニが地獄に落ちて終わり、ではないのです。

★201402021 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」KV588(1789/90)
 1790年 1月26日初演。
 2幕の喜劇。

★201402032 歌劇「魔笛」KV620(1791)
 1791年 9月30日初演。
 2幕の歌芝居。

★201403183 「俺は鳥刺し」~歌劇「魔笛」
 第1幕、パパゲーノ登場のアリアです。

★201501041 「ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」~歌劇「魔笛」
 第1幕、夜の女王の超絶技巧のアリア。

★201501037 「誰でも恋の喜びを知っている」~歌劇「魔笛」
 第2幕、モノスタートスのアリア。

★201412314 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」~歌劇「魔笛」
 第2幕、夜の女王の超絶技巧のアリア。

★201501015 「娘か可愛い女房が一人」~歌劇「魔笛」
 第2幕、パパゲーノのアリア。

★201501026 「パ、パ、パ」~歌劇「魔笛」
 第2幕、パパゲーナとパパゲーノの二重唱。

★201101205 レクィエムKV626(1791)
 絶筆といわれる「涙の日」8小節まで。

◆ダンツィ(Franz Ignaz DANZI:1763.06.15~1826.04.13)

★201111271 木管五重奏op.56-1変ロ長調(1821出版)
 フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットとホルンのための作品。op.56 は3曲からなり、お勧めするのは、その第1曲です。

◆ヴェンツェル・ミュラー(Wenzel MÜLLER: 1767.09.26~1835.08.03)

★201103245 伝モーツァルト 作曲 グローリアKV Anh.232(KV Anh.C1.04)
 40年近く前、校内合唱大会などで歌っていた。2011年現在、動画サイトで聴くこともできます。
 が、かつて第12番ミサの一部とされていたこの曲は、ヴェンツェル・ミューラーの作。
 1860年ごろイギリスの Novello出版社によって、(誤って)「モーツァルトの第12番ミサ」として出版されたのが原因のよう。
 いつ頃偽作と判定されたのか、その辺の情報が、見つけられない。しかもいまだに「モーツァルト作曲」だし。

◆ベートーベン(Ludwig van BEETHOVEN: 1770.12.16~1827.03.26)

★201101161 交響曲第1番ハ長調(1800)
 1770年生まれのベートーベンが、30歳で作曲した作品。

★201102094 交響曲第2番ニ長調(1802)
 3番に隠れているけど、なかなかいい曲です。

★201103094 交響曲第3番変ホ長調(1804)
 「英雄」。

★201104031 交響曲第4番変ロ長調op.60(1807)
 第3番に劣らず。というか、「ギリシアの乙女」という表現も今日的には、違う感じ。オーケストラの能力を示す曲のような風潮が。

★201105011 交響曲第5番ハ短調op.67(1804/8)
 初演時、第6番として演奏された。どんないきさつで、第五になったのか。
 第1楽章の提示部、展開部、再現部、終結部のバランスが、1対1対1対1。キッチリしている。

★201106036 交響曲第6番ヘ長調「田園」op.68(1807/8)
 初演時、第5番として演奏された。

★201107027 交響曲第7番イ長調op.92(1811/2)
 第1楽章のリズムが、ほんの1/8拍前にずれて、正しくない演奏があるんだな。時間にすると、7/100秒のずれ。

★201108067 交響曲第8番ヘ長調op.93(1812)
 5番・6番と同じように、作品番号が隣り合っている。初演は、2ヶ月ほど離れている。
 3拍子の第1楽章、抒情楽章はなく、スケルツォではなくメヌエットだったり、それまでの交響曲とは、異なる楽章構成。

★201105092 交響曲第9番ニ短調op.125(1792/1824)
 初演は、1824年 5月 7日だった。ワーグナーによる復活上演は、1846年 4月 5日ドレスデン。

★201110032 交響曲第10番(1822/25)
 多数の、断片的なスケッチが残されているといいます。
 バリー・クーパーが、第1楽章を補筆完成させた!という演奏が、1990年代に話題になりました。CDを所有していますけど、違うな。
 ブラームスの1番を、10番というのも違うな。:-)

★201111212 ウェリントンの勝利またはビトリアの戦いop.91(1813)
 交響曲第7番と同じ初演。あのサリエリも参加したそうな。
 オケの編成は「第九」をしのぐ、ステレオ再生向きのドンパチもの。

★201204081 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」op.43(1800/1)
 初演は、1801年 3月23日。
 全曲の演奏は、近年録音される傾向にあるようです。

★201204092
 ベートーベン 作曲 序曲「プロメテウスの創造物」op.43(1800/1)
 序曲だけの演奏は、いろいろあります。

★201204103 序曲「コリオラン」op.62(1807)
 初演は、1807年 3月。
 交響曲第4番などとともに、初演されたらしいです。

★201106246 レオノーレ序曲第2番op.72a(1805)
 難産だった歌劇「フィデリオ」。その第1稿の序曲。
 少なくとも、カラヤンが録音しています。

★201106235 レオノーレ序曲第3番op.72b(1806)
 難産だった歌劇「フィデリオ」。その第2稿の序曲。

★201106257 レオノーレ序曲第1番op.138(1807)
 難産だった歌劇「フィデリオ」。その第2稿での初演後、プラハでの上演用に作曲された序曲。しかし、上演は流れてしまい、生前、演奏されませんでした。
 ヨッフムも録音しています。

★201106261 歌劇「フィデリオ」序曲op.72(1814)
 難産だった歌劇「フィデリオ」。その最終稿のための序曲。
 ただし初演の1814年5月23日には間に合わず、26日から演奏された。

★201204066 劇付随音楽「エグモント」op.84(1809/10)
 1810年 5月24日初演。
 ゲーテの戯曲(1787)に作曲されました。
 カラヤンとかが録音しています。

★201204077 序曲「エグモント」op.84(1809/10)
 序曲の初演は、1810年 6月15日。
 序曲だけの演奏は、いろいろあります。

★201111256 劇付随音楽「アテネの廃墟」序曲op.113(1811/2)
 カラヤン、ヨッフムなどの録音があります。

★201111267 トルコ行進曲~劇付随音楽「アテネの廃墟」op.113(1811/2)
 第5曲にあたります。
 オムニバスのCDでないと、手に入らない曲です。

★201204114 序曲「命名祝日」op.115(1814)
 初演は、1815年12月25日。
 カラヤン=ベルリン・フィルの演奏など。

★201204125 序曲と附随音楽「シュテファン王」op.117(1811)
 初演は、1812年 2月 9日。
 序曲の第2主題に、第九が聞こえるような。

★201204136 序曲「劇場の献堂式」op.124(1822)
 初演は、1822年10月 3日。
 ウィーンのヨーゼフシュタット劇場のこけら落としのために作曲されました。

★201107252 合唱幻想曲ハ短調op.80(1808)
 独奏ピアノ、管弦楽と合唱のための作品。
 テーマが第九に類似していることで有名な割に、実演はなかなかお目にかかれない。
 第五や田園と同じ日に初演されたそうな。
 最近、歌詞を勝手に変えて演奏している盤があるので注意。

★201212242 ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61(1806)
 1806年12月23日初演。大喝さい。
 古典的3楽章形式。作曲者自身によるカンデンツはありません。
 トン・トン・トン・トン 運命の動機。

★201212264 ロマンス第1番ト長調op.40(1801)
 ヴァイオリンと管弦楽のための小品。

★201212275 ロマンス第2番ヘ長調op.50(1798)
 ヴァイオリンと管弦楽のための小品。
 作曲年を見ると、作品番号の順番が反対ですね。1番より有名。

★201212253 ピアノ協奏曲ニ長調(1807)
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調をピアノ独奏に編曲した作品で、こちらには作曲者自身によるカンデンツがあります。

★201304163 ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.19(1794-5)
 1795年サリエリの指揮で初演。
 出版順で1番に。編成が、第2番より大きい。

★201304152 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19(1785-95)
 1795年 3月初演。
 第1番より先に作曲。出版順で2番に。

★201212216 ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37(1800)
 1803年 4月 5日初演。
 古典的3楽章形式。作曲者自身によるカンデンツもあります。

★201104075 ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58(1806/7)
 ラプソディー・イン・ブルーに似てなくもない冒頭。

★201104086 ピアノ協奏曲第4番ト長調 p.58 1808初演版
 一般には、1806年に完成したときの版が出版されています。初演時に改訂されたよう。
 音源:ブラウティハム=パロット=ノールショピング交響楽団の演奏

★201105033 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73(1808/9)
 フィッシャーのピアノは、フルトヴェングラーでもベームでも、モノラルなのに湧き上がるような冒頭の響き。

★201303204 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調op.18-1(1798-1800)
 1801年出版。
 作曲順では2番です。

★201303215 弦楽四重奏曲第2番ト長調op.18-2(1800)
 1801年出版。
 作曲順では3番です。

★201303226 弦楽四重奏曲第3番ニ長調op.18-3(1798)
 1801年出版。
 作曲順では1番です。

★201303237 弦楽四重奏曲第4番ハ短調op.18-4(1800)
 1801年出版。
 ハ短調といえば・・・。

★201303241 弦楽四重奏曲第5番イ長調op.18-5(1800)
 1801年出版。
 極めて古典的です。

★201303252 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調op.18-6(1800)
 1801年出版。
 第4楽章の標題が、「憂欝」。

★201303263 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調op.59-1(1806)
 1806年出版。ラズモフスキー第1番。中期の始まり。

★201303274 弦楽四重奏曲第8番ホ短調op.59-2(1806)
 1806年出版。ラズモフスキー第2番。

★201303285 弦楽四重奏曲第9番ハ長調op.59-3(1806)
 1806年出版。ラズモフスキー第3番。

★201110043 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調「ハープ」op.74(1809)
 16曲ある作品のうち、後半の、やや規模が縮小されロマンティックな作品。

★201303307 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」op.95(1810)
 1816年出版。
 「セリオーソ(真剣)」は、作曲者が命名しました。

★201112037 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調op.127(1825)
 1825年 3月 6日初演。
 1826年出版。
 前作「セリオーソ」から14年。後期の始まり。

★201303311 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130(1825.11)
 1826年 3月初演。
 この時のフィナーレは、op.133の「大フーガ」です。
 全6楽章。実は、14番目に作曲されました。

★201304012 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130(1825-26)
 1827年出版
 フィナーレが、現行版に。

★201304023 弦楽四重奏曲「大フーガ」変ロ長調op.133(1825.11)
 1826年 3月初演。
 1827年出版
 改訂によって独立した、弦楽四重奏曲第13番の元フィナーレ。

★201304034 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調op.131(1826)
 1827年出版
 全7楽章。実は、15番目に作曲されました。

★201304045 弦楽四重奏曲第15番イ短調op.132(1825)
 1825年11月 6日初演。
 1827年出版
 全5楽章。実は、13番目に作曲されました。

★201304056 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調op.135(1826)
 1828年 3月初演。
 1827年出版
 全4楽章。第九と同じく、第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章。そしてフィナーレには、「かくあらねばならぬのか?(Muss es sein)」、「かくあらねばならぬ!(Es muss sein)」と書き込みが。
 完成できた、最後の作品の一つです。

★201105302 ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調op.24(1801)
 「春」と呼ばれる。グリュミオーなど。

★201109181 ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47(1803)
 「クロイツェル」と呼ばれる。クロイツェルとは、当時有名だったヴァイオリン奏者。でも、彼はこの曲を演奏しなかったそうな。

★201407083 ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op.2-1(1795)
 4つの楽章からできています。

★201407094 ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.2-2(1795)
 4つの楽章からできています。第3楽章がスケルツォ。

★201407105 ピアノ・ソナタ第3番変ホ長調op.2-3(1795)
 4つの楽章からできています。

★201104226 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調op.7(1797)
 また、変ホ長調です。

★201407282 ピアノ・ソナタ第5番ハ短調op.10-1(1798)
 3つの楽章からできています。

★201106047 ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調op.10-2(1798)
 これも、ヘ長調です。

★201407293 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調op.10-3(1798)
 4つの楽章からできています。

★201103175 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13「悲愴」(1799)
 音源:ケンプや、バックハウスなど。

★201407304 ピアノ・ソナタ第9番変ホ長調op.14-1(1798)
 3つの楽章からできています。

★201110065 ピアノ・ソナタ第10番ハ長調op.14-2(1799)
 第1楽章の第1主題は、小川のせせらぎに揺られる草船のような感じ。

★201407315 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調op.22(1800)
 4つの楽章からできています。

★201112026 ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26「葬送」(1800/1)
 ショパンのお気に入り曲。

★201408075 ピアノ・ソナタ第13番長調op.27-1(1801)
 4つの楽章からできています。
 幻想曲風ソナタ。

★201102245 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2「月光」(1801)
 音源:ケンプや、バックハウスなど。

★201408086 ピアノ・ソナタ第15番ニ長調op.28(1801)
 4つの楽章からできています。
 通称「田園」。

★201408097 ピアノ・ソナタ第16番ト長調op.31-1(1802)
 3つの楽章からできています。

★201101065 ピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31-2「テンペスト」(1802)
 音源:440 882-2(LONDON)など。

★201408101 ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31-3(1802)
 4つの楽章からできています。

★201408296 ピアノ・ソナタ第19番ト短調op.49-1(1798)
 2つの楽章からできています。

★201408307 ピアノ・ソナタ第20番ト長調op.49-2(1796)
 2つの楽章からできています。

★201106224 ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op.53「ヴァルトシュタイン(Waldstein)」(1803)
 エロイカと同じころの作曲。

★201410213 ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調op.78(1804)
 2つの楽章からできています。

★201107263 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」(1804/6)
 第五と同じころの作曲。

★201410316 ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調op.78「テレーゼ」(1809)
 2つの楽章からできています。愛称は、献呈された人物の名前です。例の人とは、別人です

★201411017 ピアノ・ソナタ第25番ト長調「かっこう」op.79(1809)
 3つの楽章からできています。愛称は、第1楽章の主題から。

★201212227 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調op.81a「告別」(1810)
 「告別」~「不在」~「再会」
 ところで、81a の a って何なんでしょう。

★201411087 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調op.90(1814)
 2つの楽章からできています。

★201411091 ピアノ・ソナタ第28番イ長調op.101(1816)
 3つの楽章からできています。

★201412266 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調op.106「ハンマークラヴィーア」(1818)
 4つの楽章からできています。大曲にして、難曲。

★201502077 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109(1820)
 3つの楽章からできています。

★201502081 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op.110(1821)
 3つの楽章からできています。

★201304141 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111(1822)
 最後のピアノ・ソナタ。2楽章形式。
 亡くなる5年前の作品。彼は、52歳。

★201107285 エリーゼのためにWoO.59(1810)
 Elise と Therese どう間違えるんでしょう。

★201106272 歌劇「フィデリオ」op.72(1814)
 難産だった歌劇「フィデリオ」。
 第1稿の初演は、1805年11月20日。
 第2稿の初演は、1806年 3月29日。
 最3稿(最終稿)の初演は、1814年 5月23日。
 1955年のウィーン国立歌劇場再建記念公演といった、こけら落しなどでよく上演されています。

★201412303 「囚人たちの合唱」~歌劇「フィデリオ」
 第1幕の合唱曲。

★201107274 カンタータ「静かな海と楽しい航海(1813/1815)」
 ゲーテの詩に作曲。コッホ=BPO放送(1969録音)などで。

★201205223 野ばら(1818, 20, 22)
 ゲーテの詩に作曲しようとした歌曲。
 未完成。:-)

◆パガニーニ(Niccolò PAGANINI: 1782.10.27~1840.05.27)

★201111046 ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op.7(1811/12or19or26)
 第3楽章が、リストらに衝撃を与えた「ラ・カンパネラ」、そのものです。
 アッカルド=デュトワ=LPO 1975などで。

★201204147 24のカプリスop.1(1800/10)
 ラフマニノフなどの「パガニーニの主題による」といえば、大体24曲目のこと。

◆ウェーバー(Carl Maria Friedrich Ernst von WEBER: 1786.11.18~1826.06.05)

★201111197 舞踏への勧誘op.65(1819)
 本当は、ピアノ曲。ベルリオーズ編曲の管弦楽版で有名。

★201402087 小クラリネット協奏曲ハ短調op.26(1811)
 1811年 4月 5日初演。
 4月 2日に完成して3日後に初演。全3楽章で、10分くらい。

★201402091 クラリネット協奏曲第1番ヘ短調op.73(1811)
 1811年 6月13日初演。
 小クラリネット協奏曲の成功によって作曲。
 全3楽章で、25分くらい。

★201402102 クラリネット協奏曲第2番変ホ長調op.74(1811)
 1811年11月25日初演。
 こちらも、小クラリネット協奏曲の成功によって作曲。
 全3楽章で、25分くらい。

★201204151 歌劇「魔弾の射手」op.77(1821)
 1821年 6月18日初演。
 序曲や「狩人の合唱」など。

★201204162 歌劇「オイリュアンテ」op.81(1823)
 1823年10月25日初演。
 序曲は取り上げられることがあります。

★201204173 歌劇「オベロン」(1825/6)
 1826年 4月12日初演。
 彼はこの曲の初演後、二か月ほどで亡くなりました。
 この曲もオイリュアンテも、台本に難があって、作曲者の預かり知らない改訂による上演が行われてきたようです。

◆エロルド(Louis Joseph Ferdinand HÉROLD: 1791.01.28~1833.01.19)

★201204184 歌劇「ザンパ」(1831)
 1831年 5月 3日初演。
 まずは、序曲を。

◆マイアベーア(Giacomo MEYERBEER:1791.09.05~1864.05.02)

★201204195 歌劇「預言者」op.(1836/49)
 1849年 4月16日初演。
 マルティノンの録音している「スケートをする人々」でも聴くことができます。

◆ロッシーニ(Gioachino Antonio ROSSINI: 1792.02.29~1868.11.13)

★201204206 歌劇「絹のきざはし」(1812)
 1812年 5月 9日初演。

★201204217 歌劇「ブルスキーノ氏」(1812)
 1813年 1月27日初演。
 彼の作品でも、1回上演してお蔵入りというのがある、という例です。

★201204221 歌劇「タンクレーディ」(1813)
 1813年 2月 6日不完全初演。同11日完全初演。
 ハッピーエンド版と、原作どおりに改訂した悲劇版(1813年 3月下旬初演)。

★201204232 歌劇「アルジェのイタリア女」(1813)
 1813年 5月22日初演。
 序曲は、有名曲の一つです。

★201204291 歌劇「イタリアのトルコ人」(1814)
 1814年 8月14日初演。

★201204302 歌劇「セヴィリアの理髪師」(1816)
 1816年 2月20日初演。
 序曲は、使いまわしです。

★201205013 歌劇「シンデレラ」(1817)
 1817年 1月25日初演。
 イタリア語では、チェネレントラ。

★201205024 歌劇「どろぼうかささぎ」(1817)
 1817年 5月31日初演。
 オペラの音楽から序曲は構成されています。

★201205035 歌劇「セミラーミデ」(1822/3)
 1823年 2月 3日初演。
 4ヶ月かけてじっくりと作曲したという作品。

★201101312 歌劇「ウイリアム・テル」(1829)
 1829年 8月 3日初演。
 序曲は、ひょうきん族!
 彼のラスト作品。以後30年以上生きていたけど、作曲はしなかったんだな。

◆シューベルト(Franz Peter SCHUBERT: 1797.01.31~1828.11.19)

★201205131 交響曲第1番ニ長調D82(1813)
 1880年 1月30日第1楽章の公開初演。
 1881年 2月 5日全曲の公開初演。
 今なら高校生の作品。堂々としています。

★201205127 交響曲第2番変ロ長調D125(1814/15)
 1877年10月20日公開初演。
 5番を除いて、1から6番は、みんな「ジャーン」っと主和音が強奏されて始まります。

★201205116 交響曲第3番ニ長調D400(1815)
 1860年12月 2日フィナーレの公開初演。
 1881年 2月19日全曲の公開初演。
 終楽章のタランテラ。

★201205094 交響曲第4番ハ短調「悲劇的」D417(1816)
 1849年11月19日公開初演。
 タイトルは、シューベルト本人によって付けられました。

★201105022 交響曲第5番変ロ長調D485(1816)
 小規模な編成。いい曲です。

★201106025 交響曲第6番ハ長調D589(1817/8)
 「グレート」に対して小ハ長調。

★201205105 交響曲(第7番)ホ長調D429(1821)
 ピアノ譜によるスケッチは最後まで完成していて、オーケストレーションが第1楽章の150小節までで中断している未完成作品。
 ワインガルトナーによってオーケストレーションが行われ、1934年初演。
 ニューボールド版もあります。

★201108045 交響曲第8番ロ短調「未完成」D759(1822)
 まぁ、あえて第8番ロ短調としておきます。
 マリナー=アカデミーのように、第3楽章を聴くことができます。

★201109063 交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」D944(1825or8)
 まぁ、あえて第9番としておきます。

★201110076 交響曲第10番ニ長調D936A(1828)
 遺作。ただし未完成。
 ニューボールド補筆作曲版は、マリナー=アカデミーで入手可能です。ペーター・ギュルケ補筆作曲版もあるそうです。
 また、ベリオの「レンダリング」も押さえておきましょう。

★201205142 劇付随音楽「ロザムンデ」D797(1823)
 1823年12月20日初演。
 序曲と10曲からなっているわけですが、上演はたったの二日で打ち切り。
 序曲は、歌劇「アルフォンソとエストレッラ」D732 をまず使用し、後今日的な劇付随音楽「魔法の竪琴」D644 の序曲が転用されました。
 さらに後、真正の序曲が作曲されたと wiki にはのっているものの未聴です。

★201205153 弦楽四重奏曲第12番ハ短調「四重奏断章」D703(1820)
 1867年 3月 1日初演。
 第1楽章は完成。第2楽章は41小節のスケッチで未完成。

★201205164 弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」op.29, D804(1824)
 1824年 3月14日初演。
 第2楽章が、「ロザムンデ」の間奏曲第3番の主題による変奏曲。

★201205175 弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810(1824)
 1826年 2月 1日初演。
 第2楽章が、歌曲「死と乙女」による変奏曲。
 この曲の、荒々しさ、キツサは体調がいいときでないと受け止められない。
 書いた本人は、どうだったんでしょう。

★201111175 ピアノソナタ第16番イ短調D845(1825)
 「のだめ」で、マラドーナ・ピアノ・コンクールの第1次予選で弾いたのは、この曲の第1楽章でした。

★201206226 幻想曲「さすらい人」D760(1822)
 第2楽章のテーマが「さすらい人」なのだけど、ブル八の第3楽章に似ていないか。

★201102013 魔王op.1, D328(1815)
 ピアノ版のほかに、管弦楽版も。

★201205201 野ばらop.3-3, D257(1815)
 ゲーテの詩に作曲した歌曲。
 同名曲多数のため、まずはシューベルトから。:-)

★201206237 歌曲「さすらい人」op.4-1, D489(1816)
 旧D.493。19歳で作曲。フィッシャー=ディースカウなどで。

★201205186 歌曲集「冬の旅」op.89, D911(1827)
 「菩提樹」だけではなく、「お休み」、「春の夢」、「烏」、「辻音楽師」などなど全24曲。

★201205197 歌曲集「白鳥の歌」D957/965a(1827)
 「セレナーデ」、「鳩の便り」など全14曲。
 ただし、作曲者自身の編んだものではありません。

★201104134 歌曲集「白鳥」(1828)より第4番「セレナーデ」
 彼の死後に編纂されたもの。

◆ハインリッヒ・ヴェルナー(Heinrich WERNER: 1800.10.02~1833.03.03)

★201205212 野ばら(1829)
 1829年初演。
 ゲーテの詩に作曲した歌曲。
 シューベルトよりも後。彼の作品で残ったのは、これだけ。:-)

◆ベルリオーズ(Louis Hector BERLIOZ:1803.12.11~1869.03.08)

★201105221 幻想交響曲op.14+レリオop.14bis(1830/29/32)
 レリオは幻想の再演の際に追加されていますが、なかなか実演では聴くことがないです。
 幻想も、何回か改訂が行われているようです。

★201205046 戦争と勝利の交響曲op.15(1840)
 1840年 7月28日初演。
 7月革命10周年を記念して、大軍楽隊の編成で作曲されました。
 その後、弦楽を加えた版が、1842年 2月改訂初演。
 現行版は、1842年 9月に初演されました。

★201310057 劇的交響曲「ロミオとジュリエット」op.17(1839)
 1839年11月24日初演。
 アルト、テノール、バス、合唱と管弦楽のための作品。90分以上の大作。
 全曲演奏は、しかし、まれ。

★201205061
 ベルリオーズ 作曲 歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」op.23(1834/38)
 1838年 9月10日初演。
 初演の評判が悪く、1856年に大幅な改定が行われ、こちらが決定稿。
 それでも、あまり演奏されていません。よく聞くのは、序曲。

★201205057 劇的物語「ファウストの劫罰」op.24(1824ca/45)
 1846年12月 6日初演。
 ラコッツィ行進曲、妖精の踊り、鬼火のメヌエットとか。

★201111201 「ローマの謝肉祭」序曲(1844)
 散々な初演に終わった歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」。その中から引用された主題によって作曲されました。
 よって「ローマの謝肉祭」という歌劇は存在しません。所謂、演奏会序曲ですネ。

★201407186 序曲「海賊」
 1845年初演。
 1852年に改訂。

◆ヨハン・シュトラウス1世(Johann Baptist STRAUẞ: 1804.03.14~1849.09.25)

★201301046 幻想曲「エルンストの思い出 またはベネチアの謝肉祭」op.126
 2013年のNYCで演奏されましたが、楽器紹介・メンバー紹介風な変奏曲です。

★201201011 ラデツキー行進曲op.228(1848)
 ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのアンコールは、これだ。

◆グリンカ(Mikhail Ivanovich GLINKA: 1804.06.01~1857.02.15)

★201112236 歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲(1842)
 1842年12月 9日初演。
 リムスキー「ロシアの復活祭」の元ネタと思われます。

★201205072 スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサ」(1845)
 1850年初演。
 ロシアの人から見たスペイン。

★201205083 スペイン序曲第2番「マドリードの夏の夜の思い出」(1848)
 1848年初演。
 「カスティージャの思い出」が1951年に改訂されて、現行版に。

★201605147 歌劇「皇帝に捧げし命」(1834/36)
 1836年11月27日初演。
 全5幕。帝政ロシア時代、オペラ・シーズンの冒頭に上演されていました。

◆メンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix MENDELSSOHN BARTHOLDY: 1809.02.03~1847.11.04)

★201103116 交響曲第3番イ短調「スコットランド」(1829/42)
 交響曲としては最後の作品。番号は、出版順だそうな。

★201104064 交響曲第4番イ長調「イタリア」(1831/33, 34)
 スカットした第1楽章の冒頭。

★201302016 交響曲第5番ニ長調「宗教改革」op.107(1830完成)
 4楽章形式。セルパンが楽器編成で指定されています。

★201202154 序曲「フィンガルの洞窟」op.26(1830年版)
 「孤島」というタイトルで作曲されました。1832年 5月14日初演。

★201202165 序曲「フィンガルの洞窟」op.26(1832年改訂版)
 1832年 6月20日に改訂終了。今日的なバージョンはこちら。

★201202176 序曲「夏の夜の夢」op.21(1826)
 1827年 2月20日初演。
 ピアノ連弾曲が元。

★201202187 劇付随音楽「夏の夜の夢」op.61(1843)
 「結婚行進曲」だけではない。

★201202191 序曲「静かな海と楽しい航海」op.27(1830)
 ベートーベンも作曲している、ゲーテの詩をもとにした作品。

★201202202 序曲「静かな海と楽しい航海」op.27(1832改訂稿)
 さて、どこがどう改訂されたのか?

★201202213 序曲「ルイ・ブラス」op.95(1839)
 レ・ミゼラブルのヴィクトル・ユゴーの、同名戯曲のために作曲されました。

★201202224 ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64(1844)
 1845年 3月13日初演。
 所謂「メンコン」。

★201303296 弦楽八重奏曲変ホ長調op.20(1825)
 4楽章形式。彼が16歳のときの作品。しかし、素晴らしい。

★201301304 野に歌う 第1集op.41(1838出版)
 無伴奏の混声四部合唱曲。
 RIAS(2007年録音)などで。

★201301315 野に歌う 第2集op.48(1839)
 無伴奏の混声四部合唱曲。
 RIAS(2007年録音)などで。

★201302027 6つの歌 op.88(1839/44)
 無伴奏の混声四部合唱曲。
 RIAS(2007年録音)などで。

★201302031 4つの歌 op.100(1839/44)
 無伴奏の混声四部合唱曲。
 RIAS(2007年録音)などで。

★201302112 野に歌う 第3集op.59(1837/43)
 混声四部合唱曲。
 RIAS(2007年録音)などで。

★201103013 Abschied vom Walde(1843)
 作品59「野に歌う 第3集 1837/43(6 Lieder im Freien zu singen)」の第3曲。「緑の森」の邦題で有名。

[ホーム]

●1810~1864

◆ショパン(Frédéric François CHOPIN: 1810.03.01~1849.10.17)

★201105103 ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11(1830)
 本当は、2曲目。作曲者自身のピアノで1830年10月11日に初演。ただ、自筆譜がほとんど現存していないため、管弦楽譜に疑義があります。
 現行版の他に、より作曲者の意図を復元したとする版があります。

★201201221 ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21(1829/30)
 1830年 3月17日、自身のピアノ・ソロで初演。
 こちらにも、現行版の他に、より作曲者の意図を復元したとする版があります。

★201210067 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35(1837, 39)
 第3楽章が、例の「葬送行進曲」。

★201210071 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op.58(1844)
 古典的な作品。ラストは、長調で終わります。

★201210082 バラード第1番ト短調op.23(1831/5)
 くらもちふさこの「いつもポケットにショパン」。

★201210093 バラード第2番ヘ長調op.38(-1839)
 シューマンに献呈。最後はイ短調で終わります。

★201210104 バラード第3番変イ長調op.47(1840/41)
 コルトーとかアシュケナージとか。

★201210115 バラード第4番ヘ短調op.52(1842)
 絶頂期の傑作のひとつ。

★201210174 スケルツォ第1番ロ短調op.20(1831/2)
 不協和音から始まる。

★201210185 スケルツォ第2番変ロ短調op.31(1837)
 アルゲリッチとか、アシュケナージとか。

★201210196 スケルツォ第3番嬰ハ短調op.39(1839)
 2番とともに、有名かな。

★201104285 スケルツォ第4番ホ長調op.54(1842)
 有名な前作はマジョルカ島で作曲されましたが、こちらはパリにもどってからの作品。

★201210211 前奏曲第1番ハ長調op.28-1(1839)
 コルトーで、0分38秒。彼の作品には、この調性が少ないのです。

★201210222 前奏曲第2番イ短調op.28-2(1839)
 コルトーで、2分16秒。

★201210233 前奏曲第3番ト長調op.28-3(1839)
 コルトーで、1分00秒。

★201210244 前奏曲第4番ホ短調op.28-4(1839)
 コルトーで、1分48秒。

★201210255 前奏曲第5番ニ長調op.28-5(1839)
 コルトーで、0分36秒。

★201210266 前奏曲第6番ロ短調op.28-6(1839)
 コルトーで、1分49秒。ジョルジュ・サンドの命名では、「雨だれ」。

★201101113 前奏曲第7番イ長調op.28-7(1839)
 コルトーで、0分38秒。胃薬よりも、映画「桜の園(1990)」。

★201210277 前奏曲第8番嬰へ短調op.28-8(1839)
 コルトーで、1分40秒。

★201210281 前奏曲第9番ホ長調op.28-9(1839)
 コルトーで、1分13秒。

★201210292 前奏曲第10番嬰ハ短調op.28-10(1839)
 コルトーで、0分34秒。

★201210303 前奏曲第11番ロ長調op.28-11(1839)
 コルトーで、0分31秒。

★201210314 前奏曲第12番嬰ト短調op.28-12(1839)
 コルトーで、1分07秒。

★201211015 前奏曲第13番嬰へ長調op.28-13(1839)
 コルトーで、2分32秒。

★201211026 前奏曲第14番変ホ短調op.28-14(1839)
 コルトーで、0分33秒。

★201105232 前奏曲第15番変ニ長調op.28-15(1839)
 コルトーで、4分44秒。「雨だれ」。この前奏曲の中で、最も演奏時間が長い曲。

★201211037 前奏曲第16番変ロ短調op.28-16(1839)
 コルトーで、1分02秒。

★201211041 前奏曲第17番変イ長調op.28-17(1839)
 コルトーで、2分37秒。

★201211052 前奏曲第18番ヘ短調op.28-18(1839)
 コルトーで、0分48秒。

★201211063 前奏曲第19番変ホ長調op.28-19(1839)
 コルトーで、1分16秒。

★201211074 前奏曲第20番ハ短調op.28-20(1839)
 コルトーで、1分24秒。

★201211085 前奏曲第21番変ロ長調op.28-21(1839)
 コルトーで、1分38秒。

★201211096 前奏曲第22番ト短調op.28-22(1839)
 コルトーで、0分46秒。

★201211107 前奏曲第23番ヘ長調op.28-23(1839)
 コルトーで、0分42秒。

★201211111 前奏曲第24番ニ短調op.28-24(1839)
 コルトーで、2分29秒。

★201211122 前奏曲嬰ハ短調op.45(1841)
 アルゲリッチで、4分04秒。

★201211133 前奏曲変イ長調遺作(1834)
 アルゲリッチで、0分38秒。1834年 7月10日と書かれた楽譜が存在し、出版されています。

★201109262 即興曲第4番嬰ハ短調「幻想即興曲」op.66(1834)
 彼の遺言が無視されて、友人の改稿によって日の目を見ました。
 自筆譜が発見されていて、出版されています。

★201105313 舟歌op.60(1846)
 コルトーとかで。

★201304126 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22(1831)
 まず、管弦楽とピアノ版、1834年にピアノ独奏版、そして1836年に出版。

★201502195 ポロネーズ第5番嬰ヘ短調op.44(1841)
 中間部にマズルカを取り入れた、新しい形式のポロネーズです。

★201502206 ポロネーズ第7番変イ長調「幻想」op.61(1846)
 ポロネーズというよりも、幻想曲。

★201110157 ポロネーズ第10番ヘ短調op.71-3(1829)
 彼が19歳の時の作品。生前は未発表だったので、遺作です。
 出版は1855で、CDはアシュケナージなど、いくつか出ています。

★201308063 4つのマズルカop.6(1830-32)
 所謂、第1番嬰ヘ短調、第2番嬰ハ短調、第3番ホ長調、第4番変ホ短調の4曲。

★201308074 5つのマズルカop.7(1830-32)
 こちらは、第5番変ロ長調、第6番イ短調、第7番ヘ短調、第8番変イ長調、第9番ハ長調の5曲。
 第5番変ロ長調が有名です。

★201308085 4つのマズルカop.17(1833, -4 1824ca)
 パリに来て最初の作品。第10番変ロ長調、第11番ホ短調、第12番変イ長調、第13番イ短調の4曲。

★201110135 マズルカ第10番変ロ長調op.17-1(1833)
 パリに進出して最初のマズルカ作品の、そのまた先頭の曲。

★201308155 4つのマズルカop.24(1834/5)
 第14番ト短調、第15番ハ長調、第16番変イ長調、第17番変ロ短調の4曲。

★201308166 4つのマズルカop.30(1837)
 第18番ハ短調、第19番ロ短調、第20番変ニ長調、第21番嬰ハ短調の4曲。

★201308177 4つのマズルカop.33(1837/8)
 第22番嬰ト短調、第23番ニ長調、第24番ハ長調、第25番ロ短調の4曲。

★201309287 マズルカ第23番ニ長調(1837/8)op.33-2
 この曲は、「レ・シルフィード」の3曲目として演じられます。

★201308247 4つのマズルカop.41(1838/39)
 第26番嬰ハ短調、第27番ホ短調、第28番ロ長調、第29番変イ長調の4曲。

★201308251 3つのマズルカop.50(1842)
 第30番ト長調、第31番変イ長調、第32番嬰ハ短調の3曲。

★201308262 3つのマズルカop.56(1843)
 第33番ロ長調、第34番ハ長調、第35番ハ短調の3曲。

★201308273 3つのマズルカop.59(1845)
 第36番イ短調、第37番変イ長調、第38番嬰へ短調の3曲。

★201308284 3つのマズルカop.63(1846)
 第39番ロ長調、第40番ヘ短調、第41番嬰ハ短調の3曲。

★201308295 4つのマズルカop.posth.67
 第42番ト長調(1835)、第43番ト短調(1849)、第44番ハ長調(1835)、第45番イ短調(1846)の4曲。
 作曲者の死後、彼の友人が遺作の中からまとめて、1855年に出版しました。

★201309291 マズルカ第44番ハ長調(1835)op.posth.67-3
 この曲も、「レ・シルフィード」の4曲目として演じられます。

★201308306 4つのマズルカop.posth.68
 第46番ハ長調(1829)、第47番イ短調(1827)、第48番ヘ長調(1829)、第49番ヘ短調(1849)の4曲。

★201309302 マズルカ第47番イ短調(1827)op.posth.68-2
 この曲は、ホフナング音楽祭(1956)で、チューバによって演奏された「不味るか」の原曲です。

★201310013 マズルカ第49番ヘ短調(1837/8)op.68-4
 絶筆。

★201402231 3つの夜想曲op.9(1831)
 第1番変ロ短調、第2番変ホ長調、第3番ロ長調。

★201206016 夜想曲第2番変ホ長調op.9-2(1831)
 「ショパンのノクターン」というのは、この曲のことです。

★201402242 3つの夜想曲op.15(1831, 33)
 第4番ヘ長調、第5番嬰ヘ長調、第6番ト短調。

★201104241 夜想曲第4番ヘ長調op.15-1(1832)
 ワルツもヘ長調でしたが。

★201402253 2つの夜想曲op.27(1835)
 第7番嬰ハ短調、第8番変ニ長調。

★201402264 2つの夜想曲op.32(1836/37)
 第9番ロ長調、第10番変イ長調。

★201110146 夜想曲第10番変イ長調op.32-2(1837)
 バレエ音楽「レ・シルフィード」の第2曲。元々はピアノのための作品。

★201402275 2つの夜想曲op.37(1838, 39)
 第11番ト短調、第12番ト長調。

★201402286 2つの夜想曲op.48(1841)
 第13番ハ短調、第14番嬰ヘ短調。

★201403054 2つの夜想曲op.55(1843)
 第15番ヘ短調、第16番変ホ長調。

★201403065 2つの夜想曲op.62(1845/46)
 第17番ロ長調、第18番ホ長調。

★201403076 夜想曲第19番op.72(1827)
 ショパン17歳のときの作品。
 1855年、友人により出版。

★201304115 夜想曲第20番嬰ハ短調(1830)
 ピアノ協奏曲第2番と関係あります。

★201403087 夜想曲第21番遺作(1848ca)
 実筆譜から晩年の作とみなされています。
 1938年に出版。

★201306102 練習曲op.10 第1番ハ長調(1829/33)
 「滝」あるいは「階段」の愛称。

★201306113 練習曲op.10 第2番イ短調(1829/33)
 「滝」あるいは「階段」の愛称。

★201103127 練習曲op.10 第3番ホ長調(1829/33)
 日本では、「別れの曲」。

★201306124 練習曲op.10 第4番嬰ハ短調(1829/33)
 激しく情熱的な演奏効果のある作品。

★201306135 練習曲op.10 第5番変ト長調(1829/33)
 「黒鍵」とも。

★201306253 練習曲op.10 第6番変ホ短調(1829/33)
 ノクターン風とも。

★201306264 練習曲op.10 第7番ハ長調(1829/33)
 海外では「トッカータ」とも。

★201306275 練習曲op.10 第8番ヘ長調(1829/33)
 軽妙な曲。

★201306286 練習曲op.10 第9番ヘ短調(1829/33)
 左手の伴奏が、なかなかの曲者。

★201110113 練習曲op.10 第10番変イ長調(1829/33)
 華やかさが曲を支配しています。

★201306297 練習曲op.10 第11番変ホ長調(1829/33)
 アルペジオの練習。

★201112015 練習曲op.10 第12番ハ短調「革命」(1831)
 なぜ、「革命」なのか。真実はどこに。

★201304104 練習曲op.25 第1番変イ長調「エオリアンハープ」(1832/36)
 名付け親は、シューマン。

★201310197 練習曲op.25 第2番ヘ短調(1832/36)
 Balm ともいわれる。

★201310201 練習曲op.25 第3番ヘ長調(1832/36)
 Cartwheel ともいわれる。

★201310212 練習曲op.25 第4番イ短調(1832/36)
 フランス初版とドイツ初版で速度が違う。

★201310223 練習曲op.25 第5番ホ短調(1832/36)
 Wrong Note ともいわれる。

★201310234 練習曲op.25 第6番嬰ト短調(1832/36)
 Double Third ともいわれる。

★201310245 練習曲op.25 第7番嬰ハ短調「恋の二重唱」(1832/36)
 なぜか、チェロともいわれる。

★201310256 練習曲op.25 第8番変ニ長調(1832/36)
 The Sixths ともいわれる。

★201310267 練習曲op.25 第9番変ト長調「蝶々」(1832/36)
 なかなか難しい。

★201110124 練習曲op.25 第10番ロ短調(1832/36)
 こちらは、激しい主部と、対照的にはかなげ中間部のコントラスト。

★201310271 練習曲op.25 第11番イ短調「木枯し」(1832/36)

★201310282 練習曲op.25 第12番ハ短調「大洋」(1832/36)

★201104204 ワルツ第4番ヘ長調op.34-3(1838)
 op.34 の「華麗な円舞曲」では3曲目。28歳ごろの作品。

★201110161 ワルツ第10番ロ短調op.69-2(1829)
 生前、出版されていません。切なげなメロディーにひたりましょう。

◆シューマン(Robert Alexander SCHUMANN: 1810.06.08~1856.07.29)

★201102046 交響曲第1番変ロ長調op.38「春」(1841)
 立春ですから。

★201203085 交響曲(第4番)ニ短調(op.120)(1840)
 1841年12月 6日初演。
 作曲順なら第2番。妻クララの、結婚して2回目の誕生日にプレゼントした作品。

★201106084 交響曲第2番ハ長調op.61(1845/6)
 4曲ある彼の交響曲の中でも、滅多に演奏されないですね。

★201103105 交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」(1850)
 「英雄」と同じ、変ホ長調で三拍子。

★201203096 交響曲第4番ニ短調改訂版op.120(1851)
 1853年12月30日初演。
 現行版。「ライン」完成後に改訂された。

★201301175 歌劇「ゲノフェーファ」序曲op.81(1847/9)
 1850年 6月25日シューマン自身の指揮で初演。
 歌劇としての評判はいま一つで、序曲のみコンサートに。

★201106014 マンフレッド序曲op.115(1848-9)
 この他、劇音楽として15曲作曲されています。
 フルトヴェングラー=ベルリン・フイルとか。

★201310186 チェロ協奏曲イ短調op.129(1850)
 1860年 6月 9日チェロ=ピアノ版での初演。
 3楽章だけども、切れ目なく通して演奏されます。
 ヴァイオリン編曲版もあり。

★201203107 ピアノと管弦楽のための幻想曲(1841)
 1841年 8月13日クララの独奏で初演。
 単一楽章。これが後の協奏曲の第1楽章に。

★201203111 ピアノ協奏曲イ短調op.54(1845)
 1846年 1月 1日クララの独奏で初演。
 ピアノと管弦楽のための幻想曲(1841)に、第2楽章と第3楽章を追加。

★201107311 ダヴィッド同盟舞曲集op.6(1837)
 この曲にも初稿と第2稿があり、IMSLP で両方を閲覧できます。

★201107307 謝肉祭op.9(1834/5)
 この曲を先に聴くか、「ダヴィッド同盟舞曲集op.6」を先に聴くか。

★201203122 「子供の情景」op.15(1838)
 第7曲「トロイメライ」だけじゃない。

★201101227 ノヴェレッテンop.21(1838)
 特に1曲目。大林宣彦の「ふたり」で使用。

★201107296 ウィーンの謝肉祭の道化op.26(1840)
 「幻想的絵画」というサブ・タイトルのほうが、この曲らしいかも。

★201203133 「3つの詩」op.29(1840)
 元々は四重唱曲。合唱で有名なのは、第3曲の「流浪の民」。

★201205234 無伴奏混声合唱のための野ばら(1849)
 ゲーテの詩に作曲した歌曲。
 未聴。:-)

◆ニコライ(Carl Otto Ehrenfried NICOLAI: 1810.06.09~1849.05.11)

★201106095 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」(1849)序曲
 ウィーン・フィルの前身の団体の、最初の演奏会を指揮したことでも有名。
 クライバーの息子のニュー・イヤーなどで。

◆リスト(Franz LISZT: 1811.10.22~1886.07.31)

★201406184 交響詩「山上で聞きしこと」S.95(1848/56)
 1850年初演。
 初演後も改訂が加えられて、今日に至ります。

★201406195 交響詩「タッソー、悲劇と勝利」S.96(1848/53)
 1849年初演。
 1854年 4月19日決定版初演。

★201208106 交響詩「前奏曲」S.97(1854)
 1854年リストの指揮で初演。
 「人生は死への前奏曲」。序文の通り、ラストは派手です。

★201406206 交響詩「オルフェウス」S.98(1853/54)
 1854年 2月16日初演。
 グルックの歌劇の序曲として作曲・初演され、その後独立しました。

★201406217 交響詩「プロメテウス」S.99(1850/55)
 1855年10月18日初演。
 約12分。

★201406221 交響詩「マゼッパ」S.100(1851/54)
 1854年 4月16日初演。
 約16分。

★201406232 交響詩「祭典の響き」S.101(1853)
 1854年11月 9日初演。
 約20分。

★201406243 交響詩「英雄の嘆き」S.102(1849/54)
 約20分。

★201406254 交響詩「ハンガリー」S.103(1854)
 1856年 9月 8日初演。
 約23分。

★201406265 交響詩「ハムレット」S.104(1858)
 1876年 7月 2日初演。
 約14分。

★201406276 交響詩「フン族の戦い」S.105(1856/57)
 1857年12月29日初演。
 約14分。

★201406287 交響詩「理想」S.106(1857)
 1857年 9月 5日初演。
 約27分。

★201406291 交響詩「ゆりかごから墓場まで」S.107(1881/82)
 初演不明。
 約14分。

★201208117 ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124(1830/56)
 1855年リストのピアノ・ソロ、ベルリオーズの指揮で初演。聴きたかった。見たかった。
 最終決定稿は、1857年に出版。

★201208121 ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125(1839/61)
 1857年初演。
 初演後、1861年に決定稿。

★201208132
 リスト 作曲「死の舞踏-『怒りの日』によるパラフレーズ」S126.(1838/65)
 1865年初演。
 グレゴリオ聖歌の「怒りの日」です。ベルリオーズや、ラフマニノフのあれです。

★201109192 超絶技巧練習曲初稿S.136(1826)
 第2稿S.137(1837) 「マゼッパ」の改作 (1840) 第3稿S.139(1852)
 今日的に演奏されるのは、第3稿。第5曲「鬼火(のだめがマラドーナ・ピアノ・コンで演奏)」などが有名。

★201402205 パガニーニによる超絶技巧練習曲S.140(1838)
 所謂、初版。難曲。
 第3曲「ラ・カンパネッラ」の録音は、極めて少ない。

★201402216 パガニーニによる大練習曲S.141(1838/51)
 所謂改訂稿。
 一般に演奏されている「ラ・カンパネッラ」は、こちらの版。

★201403091 巡礼の年 第1年「スイス」S160
 全9曲。
 1855年に出版。

★201403102 巡礼の年 第2年「イタリア」S161
 全7曲。
 1858年に出版。

★201403113 巡礼の年 「ヴェネツィアとナポリ」第2年補遺S162
 全3曲。
 1861年に出版。

★201403124 巡礼の年 第3年S163
 全7曲。
 1883年に出版。

★201402227 パガニーニの「鐘」によるブラブーラ風第幻想曲S.420(1831/32)
 とにかく、難曲。

★201102267 メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514(1856/61)
 管弦楽版もあります。「のだめ」オリジナルコミック版で、千秋が卒業演奏した曲。

★201101087 愛の夢S.541(1849/50)
 今年(2011年)は、彼の生誕200年です。

◆ワーグナー(Wilhelm Richard WAGNER: 1813.05.22~1883.02.13)

★201406055 歌劇「妖精」(1833)
 1888年 6月29日初演 つまり没後の初演。
 完成できた初めての歌劇です。

★201406066 歌劇「恋愛禁制」(1834)
 1836年 3月29日初演
 シェイクスピアの喜劇「尺には尺を」を原作としています。

★201108211 歌劇「リエンツィ」(1840)
 1842年10月20日に初演。バイロイトでは演奏されない。
 ティンパニの音が、不協和音のままで、不思議なサウンド。

★201403135 歌劇「リエンツィ」序曲(1840)
 序曲・前奏曲集なら必ず入っています。

★201108196 歌劇「さまよえるオランダ人」1843.01.02初演版(1841/2)
 1844年に初版が出版されていますが、決定版ではありません。

★20110820 歌劇「さまよえるオランダ人」1880版
 46, 52, 60年と改訂されている。ワインガルトナー校訂のバージョン。

★201403146 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(1880)
 第2稿による演奏が一般的です。

★201407127 ゼンダのバラード~歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕
 ヒロインのバラード。

★201403157 「糸紡ぎの合唱」~歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕
 第2幕冒頭の女声合唱。

★201403161 「水夫の合唱」~歌劇「さまよえるオランダ人」第3幕
 第3幕冒頭の勇ましい合唱。

★201108152 歌劇「タンホイザー」1845.10.19初演版(1843/5)
 意外とワーグナーも、改訂魔だった。

★201108163 歌劇「タンホイザー」1847ドレスデン版
 正確には、初演後改訂が行われ、今日的ドレスデン版とは、こちらのこと。

★201108174 歌劇「タンホイザー」1861パリ初演版
 3日で打ち切りになった、幻の版。

★201108185 歌劇「タンホイザー」1875ウィーン上演版
 今日的、これがパリ版。
 19日16:00より、バイロイトで公演あり。

★201404072 歌劇「タンホイザー」序曲
 ドレスデン版の序曲。「巡礼の合唱」が再現して、圧倒的エンディングを形成します。

★201404083 歌劇「タンホイザー」序曲とヴェーヌスベルクの音楽
 パリ版の序曲。「巡礼の合唱」が再現する直前、「ヴェーヌスベルクの音楽」へ移行します。そして静かに終わります。

★201404094 「歌の殿堂」~歌劇「タンホイザー」第2幕
 悲劇のヒロイン「エリーザベト」のアリアです。

★201404105 「大行進曲」~歌劇「タンホイザー」第2幕
 超有名な合唱曲。

★201404116 「愛の女神よ、汝のために、」~歌劇「タンホイザー」第2幕
 タンホイザーの超有名なアリア。

★201404127 「巡礼の合唱」~歌劇「タンホイザー」第3幕
 超有名な合唱曲。

★201404131 「夕星の歌」~歌劇「タンホイザー」第3幕
 ウォルフラムの超有名なアリア。

★201407116 「ローマ語り」~歌劇「タンホイザー」第3幕
 タンホイザーの超有名なモノローグ。

★201108141 歌劇「ローエングリン」(1846/8)
 本日16:00より、バイロイトで公演あり。

★201404186 第1幕への前奏曲~歌劇「ローエングリン」
 静かに。

★201101216 エルザの大聖堂への行列~歌劇「ローエングリン」
 第2幕のフィナーレでは、移調して再現されます。

★201404197 第3幕への前奏曲~歌劇「ローエングリン」
 激しく。
 演奏会では、いろいろな終わり方。

★201404201 「婚礼の合唱」~歌劇「ローエングリン」第3幕
 超有名な合唱曲。結婚式で使うのは如何でしょう。

★201106106 楽劇「トリスタンとイゾルデ」(1857/9)
 1865年の今日、初演された。

★201404256 第1幕への前奏曲~楽劇「トリスタンとイゾルデ」
 トリスタン和音。

★201404267 「イゾルデの愛の死」~楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕
 終結のアリア。

★201102035 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
 ワーグナーのただ一つのハッピーエンド。

★201405026 前奏曲~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕
 ある意味、予告編。

★201405037 「冬の日の静かな炉端で」~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕
 ヴァルターの自己紹介。

★201405041 「にわとこが何と柔らかく」~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第2幕
 ザックスのモノローグ。

★201405052 「同業者組合の行進」-「弟子たちの踊り~目覚めよ!」~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕
 第5場の始まり。

★201405063 「朝はばら色に輝き」~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕
 ヴァルターの優勝曲。

★201405074 「あなたがたのドイツの師匠たち」~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕
 フィナーレ。

★201112273 楽劇「ニーベルングの指環」序夜『ラインの黄金』(1852/54)
 初演は、1869年9月22日。リングとしては、1876年8月13日バイロイト。

★201510236 「序奏」~楽劇「ラインの黄金」
 コントラバス。ついでファゴット。さらに8本のホルン(生成の動機)と加わり、全合奏へ。約3分で幕が開きます。

★201510247 「ワイアー! ワーガー! 波打て、波よ!」~楽劇「ラインの黄金」第1場
 ラインの3人の乙女たちの歌。

★201510251 「やけにつるつるした岩だ!」~楽劇「ラインの黄金」第1場
 アルベリヒ発声。幕開きとともに登場している場合もあり。

★201510262 「お前の力で世の遺産がわしの手にも入るのか?」~楽劇「ラインの黄金」第1場
 アルベリヒの邪悪が前面に。

★201510273 「第2場への場面転換のための音楽」~楽劇「ラインの黄金」第1場
 地上界から天上界への橋渡し。約2分。

★201510284 「ヴォータン、起きてください。」~楽劇「ラインの黄金」第2場
 フリッカとヴォータン登場。

★201510295 「あんたが目を閉じ、」~楽劇「ラインの黄金」第2場
 巨人族登場。

★201510306 「恩を仇で返す」~楽劇「ラインの黄金」第2場
 ローゲ登場。

★201510317 「第3場への場面転換のための音楽」~楽劇「ラインの黄金」第2場
 天上界から地底界への橋渡し。金床のキンキンした音が耳に痛い。2分弱。

★201511033 「へへっ。こっちへ来い!」~楽劇「ラインの黄金」第3場
 ミーメ登場。

★201511044 「大蛇よ、ぐるぐると、とぐろをまけ!」~楽劇「ラインの黄金」第3場
 ローゲとアルベリヒの駆け引きの始まり。

★201511055 「第4場への場面転換のための音楽」~楽劇「ラインの黄金」第3場
 4分弱で再び天上界へ。

★201511066 「避けよヴォータン!」~楽劇「ラインの黄金」第4場
 エルザ登場。

★201404013 「ワルハラ城への神々の入場」~楽劇「ラインの黄金」第4場
 10分ほどのフィナーレ。ハープが6台。

★201112284 楽劇「ニーベルングの指環」第1日 『ヴァルキューレ』(1854/56)
 初演は、1870年6月26日。リングとしては、1876年8月14日バイロイト。

★201405122 「冬の嵐は去り」~楽劇「ヴァルキューレ」第1幕
 ジークフリートの父、ジークムント登場。

★201405133 「ヴァルキューレの騎行」~楽劇「ヴァルキューレ」第3幕
 ブリュンヒルデ登場。ジークフリートのおばさん?

★201405144 「ヴォータンの告別と魔の炎音楽」~楽劇「ヴァルキューレ」第3幕
 ヴォータンの娘で、ヴァルキューレのひとりであるブリュンヒルデが炎に囲まれる。第3幕のフィナーレ。

★201112295 楽劇「ニーベルングの指環」第2日『ジークフリート』(1856/71)
 初演は、リングとして、1876年8月16日バイロイト。

★201405155 「森のささやき」~楽劇「ジークフリート」第2幕
 ジークムントの子、ヴォータンの孫のジークフリートが森へ行くと。

★201405166 「ブリュンヒルデの目覚め」~楽劇「ジークフリート」第3幕
 ジークフリートによって、ブリュンヒルデが目覚める。第3幕のフィナーレ。

★201112306 楽劇「ニーベルングの指環」第3日『神々の黄昏』(1869/74)
 初演は、リングとして、1876年8月17日バイロイト。

★201405177 「ジークフリートのラインの旅」~楽劇「神々の黄昏」プロローグ
 ジークフリートとブリュンヒルデは愛し合い、次なる地へ向かう。

★201405181 「ジークフリートの葬送行進曲」~楽劇「神々の黄昏」第3幕
 第3幕から第4幕への間奏曲でもあります。

★201405192 「ブリュンヒルデの自己犠牲」~楽劇「神々の黄昏」第4幕
 フィナーレ。

★201406077 舞台神聖祝典劇「パルジファル」(1865)
 1882年 7月26日初演。
 全曲で、長いと4時間半。

◆ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco VERDI: 1813.10.10~1901.01.27)

★201301013 歌劇「ナブッコ」(1842)
 1842年 3月 9日ミラノ・スカラ座初演。
 「行け、わが思いよ、」は第3幕の合唱です。
 2013年は、ヴェルディとワーグナーの生誕200周年記念の年です。

★201310116 歌劇「十字軍のロンバルディア人」(1843)
 1843年 2月11日初演。

★201502092 歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」(1845)
 1845年 2月15日初演。
 ジャンヌ・ダルクの物語。

★201310127 歌劇「マクベス」(1847)
 1847年 3月14日初演。
 原作は、シェイクスピア。
 イタリア語での上演。

★201310131 歌劇「マクベス」改訂版(1865)
 1865年 4月21日改訂版初演。
 フランス語に翻訳し直され、バレエが入り、そして今日版へ。

★201310105 歌劇「リゴレット」(1850/51)
 1851年 3月11日初演。
 原作は、あのヴィクトル・ユーゴーです。
 今日は、生誕200周年。

★201403205 「女心の歌」~歌劇「リゴレット」(1850/51)
 第3幕、マントヴァ公爵の「風の中の・・・」という例のアリアです。

★201203074 歌劇「イル・トロヴァトーレ」(1853)
 1853年 1月19日初演。第2幕の「アンヴィル・コーラス」とか。

★201203041
 ヴェルディ 作曲 歌劇「椿姫」(1853)
 1853年 3月 6日初演。1854年の改訂再演が決定版。

★201505274 前奏曲~歌劇「椿姫」(1853)
 第3幕と、第2幕第1場への伏線。

★201505285 「導入曲」~歌劇「椿姫」(1853)
 第1幕。ヴィオレッタの屋敷。夜会が始まります

★201505296 「乾杯の歌」~歌劇「椿姫」(1853)
 第1幕。まずアルフレード。続いてヴィオレッタ。さらに合唱。

★201403194 「ああ、そはかの人か・・・花から花へ」
 ~歌劇「椿姫」(1853)
 第1幕、ヒロイン ヴィオレッタのアリアです。

★201505307 「燃える心を」~歌劇「椿姫」(1853)
 第2幕第1場。アルフレードのアリア。

★201505311 二重唱~歌劇「椿姫」(1853)
 第2幕第1場。アルフレードの父ジェルモンとヴィオレッタの二重唱。

★201506012 「プロヴァンスの海と陸」~歌劇「椿姫」(1853)
 第2幕第1場。ジェルモンのアリア。

★201506023 「さらば過ぎし日よ」~歌劇「椿姫」(1853)
 第3幕。死期が迫るヴィオレッタのアリア。

★201506034 「パリを離れて」~歌劇「椿姫」(1853)
 第3幕。ヴィオレッタとアルフレードの二重唱。そしてフィナーレ。

★201203037 歌劇「運命の力」(1862, 69)
 の序曲。ダラララーダラララーダラララーラララ。
 原典版は、1862年11月10日初演。
 改訂決定版が、1869年 2月27日初演。

★201504073 「いま無情な運命が」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第1幕、レオノーラのロマンツァ。

★201504084 「ああ、永遠に、」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第1幕、アルヴァーロとレオノーラの二重唱。

★201504095 「太鼓の響きに」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第2幕、ロマの娘プレツィオジッラが戦争を賛美します。

★201504106 「神よあわれみたまえ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第2幕、巡礼の合唱。

★201504117 「私はペレーダ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第2幕、ドン・カルロ登場。

★201504121 「あわれみの聖母よ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第2幕、レオノーラのアリア。

★201504132 「天使の中の聖処女よ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第2幕、フィナーレ。

★201504143 「天使のようなレオノーラ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、戦場でアルヴァーロが歌うロマンツァ。

★201504154 「命ある限り、また死んでからも」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、アルヴァーロとドン・カルロ、敵対するふたりの二重唱。

★201504165 「最後の頼みだ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、瀕死のアルヴァーロとドン・カルロ、敵対するふたりの二重唱。

★201504176 「この中に私の運命がある」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、ドン・カルロのカウァティーナ。

★201504187 「彼が助かった」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、アルヴァーロが助かり、ドン・カルロの復讐が可能に。

★201504191 「ラタプラン」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第3幕、プレツィオジッラが兵士を鼓舞するために歌います。

★201504202 「アルヴァーロ、無駄だ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第4幕、修道院の中庭で、アルヴァーロとドン・カルロで対峙します。

★201504213 「神よ平和を与えたまえ」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第4幕、隠棲しているレオノーラのアリア。

★201504224 「呪ってはいけない」~歌劇「運命の力」(1862, 69)
 第4幕、フィナーレ。

★201203052 歌劇「アイーダ」(1870/1)
 1871年12月24日初演。

★201412196 「清きアイーダ」~歌劇「アイーダ」
 第1幕、ラダメスの、愛するアイーダの美しさを歌うアリア。

★201412207 「勝ちて帰れ」~歌劇「アイーダ」
 第1幕、アイーダのアリア。

★201412185 「凱旋の合唱」~歌劇「アイーダ」
 まずは、山場の第2幕第2場。

★201412211 「わが故郷」~歌劇「アイーダ」
 第3幕、アイーダのアリア。

★201412222 「大地よさらば」~歌劇「アイーダ」
 第4幕、アイーダとラダメスによる、この世への別れのアリア。

★201203063 レクィエム(1869,73/4)
 1874年 5月22日初演。
 私事ながら、高校1年の時にアマオケで大太鼓を担当しました。:-)

◆ルフェビュール=ヴェリ(Louis James Alfred LEFÉBURE-WELY: 1817.11.13~1869.12.31)

★201208025 田園的情景
 録音は、RICERCAR(国内盤はマーキュリー社)MRIC253の12曲目。2012.07.22.1 サントリーホールでの「おとなのオルガン探検」でも演奏されました。
 のどかな田園から雷雨、夜明けといったところを、オルガンのソロで表現しています。

◆グノー(Charles François GOUNOD: 1818.06.17~1893.10.18)

★201306301 小交響曲変ロ長調(1885)
 1885年 4月30日初演。
 管楽合奏のための交響曲です。

★201203015 歌劇「ファウスト」
 1859年 3月19日初演。
 バレエ音楽は、1869年の改訂で加えられました。

◆オッフェンバック(Jacques OFFENBACH: 1819.06.20~1880.10.05)

★201208036 喜歌劇「地獄のオルフェ(天国と地獄)」(1858)
 1858年10月20日初演。
 オリジナルには、序曲はない。

★201208047 喜歌劇「地獄のオルフェ(天国と地獄)」(1860ウィーン初演版)
 1860年初演。
 序曲は、カール・ビンダーの編曲。

★201208051 喜歌劇「美しきエレーヌ」(1864)
 1864年12月17日初演。
 序曲はアンセルメで。

★201208062 歌劇「ホフマン物語」未完op.
 1881年 2月10日初演。
 作曲者が全曲を完成させる前に亡くなったので、ギローが補筆して初演しました。
 1887年に初演時の楽譜が焼失したため、様々な版が存在しています。
 また、有名な「ホフマンの舟歌」は、ドイツ語オペレッタ「ラインの妖精」からの流用です。

★201208073 バレエ音楽「パリのよろこび」
 1938年 4月 5日初演。
 つまり、ロザンダール(1904.06.18-2003.06.05)が、美味しいとこ取りに編曲した作品。

◆フランク(1822.12.10~1890.11.08)

★201109166 交響曲ニ短調op.48(1888)
 ベートーベンの弦楽四重奏曲第16番の終楽章のテーマ(Muss es sein)を引用した、循環形式の作品。

★201109177 ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886)
 この曲も循環形式の作品。室内楽の演奏会を聴いて回ると、年に一回は出くわす。いい曲です。

◆ラロ(1823.01.27~1892.04.22)

★201206241 スペイン交響曲op.21(1874)
 5つの楽章からできています。1875年初演。
 第3楽章カット演奏に注意。

◆スメタナ(1824.03.02~1884.05.12)

★201307012 連作交響詩「我が祖国」第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」(1874)
 1875年 3月14日初演。1882年11月 5日全曲初演。
 「我が祖国」を統一する動機から始まります。

★201102024 連作交響詩「我が祖国」第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」(1874)
 1875年 4月 4日初演。
 描写音楽の最高峰の一つ、と思う。

★201307023 連作交響詩「我が祖国」第3曲「シャールカ」(1875)
 1876年12月10日or1877年 3月17日初演。
 タイトルは、プラハ北東にある谷の名、そしてチェコの伝説に出てくる女の名前です。

★201307034 連作交響詩「我が祖国」第4曲「ボヘミアの森と草原から」(1975)
 1875年12月10日初演。
 この曲は、チェコの一般的な自然を描写したものです。

★201108255 連作交響詩「我が祖国」第5曲「ターボル」(1878)と第6曲「ブラニーク」(1879)
 1880年 1月 4日初演。
 フーサでも引用されているコラール『汝ら神の戦士達』が、ここでも聴かれます。

★201206252 弦楽四重奏曲第1番「我が生涯より」(1876)
 1879年 3月26日初演。
 4楽章形式。フィナーレに注耳。

★201203026 歌劇「売られた花嫁」
 1866年 5月30日初演。
 1870年 9月25日改訂初演。
 序曲が有名ですね。

◆ブルックナー(1824.09.04~1896.10.11)

★201110017 交響曲ヘ短調(1863)
 Nowak版(1973)、ブルックナー協会スコアでは、B 10。
 39歳にして初の交響曲。シューベルトもモーツァルトも、すべての交響曲を書き終わり、ベートーベンは、5番と6番を完成させています。

★201101231 交響曲第1番ハ短調1866年稿
 1868年に初演された。2011年現在、ティントナー盤のみ。

★201101242 交響曲第1番ハ短調1877年稿
 いわゆる「リンツ版」。ただし、出版譜には、1884年の改訂が含まれているかも、とのこと。録音は、多数。

★201101253 交響曲第1番ハ短調1891年稿
 いわゆる「ウィーン版」、ウィーン大学にささげられた。録音は、ヴァント、シャイーなど。

★201111013 交響曲ニ短調(1869)
 Woess版(1924)と、Nowak版(1968/1994修正)。ブルックナー協会スコアでは、B 11。
 通称「NULLTE(ヌルテ)」、または第0番。実際は、第1番後に作曲されています。
 全集に含まれていないことがあります。
 また、Nowak1968 版で、3楽章の誤植がそのままの場合があります。朝日奈1978、ロジェストヴェンスキー1983、シャイー1988、インバル1990録音の盤は、誤植のままの演奏です。
 修正版には、ティントナー1996盤があります。

★201102105 交響曲第2番ハ短調1872年稿
 音源:アイヒホルン=リンツ・ブルックナー盤 いわゆるNowak版(第1稿)

★201102116 交響曲第2番ハ短調1873年稿
 音源:アイヒホルン=リンツ・ブルックナー盤 第2楽章と第3楽章の順番が変わります。

★201102127 交響曲第2番ハ短調1877年稿
 音源:ヨッフム=バイエルンso盤 いわゆるNowak版(第2稿)

★201102131 交響曲第2番ハ短調Haas版
 音源:朝日奈=東京都盤など

★201103057 交響曲第3番ニ短調1873年稿
 音源:インバル=フランクフルトRSO盤 いわゆるNowak版III/1(第1稿)

★201103061 交響曲第3番ニ短調1877年稿
 音源:クーベリツク=バイエルン盤 いわゆるエーザー版

★201103072 交響曲第3番ニ短調1877年稿
 音源:アーノンクール=コンセルトヘボウ盤 いわゆるNowak版III/2(第2稿)

★201103083 交響曲第3番ニ短調1889年稿
 音源:ベーム=ウィーンpo盤とか いわゆるNowak版III/3(第3稿)

★201104097 交響曲第4番変ホ長調1874年稿
 まずは、第1稿。インバル=フランクフルトRSO などで。

★201104112 交響曲第4番変ホ長調1878/80年稿
 現在よく演奏される。第1楽章から第3楽章までは1878年稿、フィナーレは1880年稿。
 Haas版は、1881年の改訂が含まれた版。1936年出版と1944年修正出版がある。
 1944年の第3楽章の楽器変更には、資料根拠が不明。
 Nowak版(IV/2)は、1886年の改訂が含まれた版。

★201104123 交響曲第4番変ホ長調1888年稿
 2004年に国際ブルックナー協会からコーストヴェット版第3稿が出版。1889年に初めて出版されたときの稿。かつて「改訂版」といわれていたものと同じだが、誤植の訂正は多数という。内藤=東京NCP で。

★201105081 交響曲第5番変ロ長調(1875/8)
 所謂原典版は、Haas版(1935)と誤植を修正したというNowak版(1951)。初演時は、弟子のシャルクによる改訂版(改竄版)。

★201106051 交響曲第6番イ長調(1879/81)
 所謂原典版は、Haas版(1937)と誤植を修正したというNowak版(1951)。
 初演は、作曲者の死後。

★201107031 交響曲第7番ホ長調(1881/3)
 初版は、改訂版(改竄版1885)。
 所謂原典版は、Haas版(1944)と、Nowak版(1954)。

★201511103 交響曲第7番ホ長調 COHRS2015
 所謂初版(1885)、即ち改竄版に近い。

★201102212 交響曲第7番ホ長調第2楽章のピアノ版
 音源:BIS CD-1297 この他、彼のピアノ曲が収録されています。

★201108012 交響曲第8番ハ短調1887年稿(1884/7)
 所謂レヴィに「演奏不可能」と言われた第1稿。
 原典版は、Nowak版VIII/1(1972)。

★201108023 交響曲第8番ハ短調1890年稿(1889/90)
 全面改訂されて出来上がった第2稿。
 原典版は、Haas版(1939)とNowak版VIII/2(1955)。
 弟子による改訂版(1892)は、クナッパーツブッシュの演奏で。

★201108034 交響曲第8番ハ短調1890年稿のオルガン版
 ブルックナー自身の編曲ではありませんが。
 BIS-CD-946 で。

★201109111 交響曲第9番ニ短調(1887/96)
 亡くなる午前中まで作曲していたけれども、第4楽章は未完成。
 1999年に、第4楽章スコアの断片が出版されています。補筆完成版がいくつか、録音されています。

★201112041 弦楽五重奏曲ヘ長調(1879)
 5番や6番の頃の、もう一つの交響曲的に聴くのがよいかと。

★201112052 間奏曲(1879)
 弦楽五重奏曲ヘ長調の改訂版的な意味で作曲されたけれども、結局こっちは別物として出版され、演奏されています。

★201310061 ピアノ・ソナタ ト短調(1862)
 断章。習作。ある意味、彼らしくない。

★201310072 思い出(c.1868)
 ロマンティックな、抒情楽章風なピアノのための小品。

★201310083 幻想曲 ト長調 B118(1868)
 ショパン風な前半と、交響曲のスケルツォの萌芽を感じられる後半。

★201310094 ピアノ曲変ホ長調 B119(c.1856)
 1分30秒ほどの3拍子の穏やかな作品。

◆ヨハン・シュトラウス2世(1825.10.25~1899.06.03)

★201401062 ワルツ「加速度」op.234(1860)
 1860年 2月14日初演。
 第1ワルツの冒頭がゆっくり、から次第に速くなるところから命名。

★201201081 ワルツ「美しく青きドナウ」op.314(1867)
 ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート、とりあえずの締めは、これだ。
 2世は、シュトラウス1世の長男。

★201206263 ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325(1868)
 1869年 6月初演。
 ツィター使用。たまに、弦楽だったり。

★201401051 ワルツ「酒、女、歌」op.333(1869)
 1869年初演。
 ウィーン男声合唱協会の夕べのために。

★201206274 ワルツ「南国のバラ」op.388(1880)
 1880年11月 7日初演。
 自作オペレッタを素材に構成されています。

★201206285 ワルツ「春の声」op.410(1882)
 1882年 3月 1日公開初演。
 声楽付きか、否か。

★201206296 ワルツ「皇帝」op.437(1889)
 1889年10月21日初演。
 「手に手を取って」が、この名前に変更。

★201301024 ポルカ「アンネン」op.117(1852)
 4分ほどの小品。

★201401073 山賊ギャロップop.378(1873)
 1877年 1月 3日初演のオペレッタ「メトゥザレム王子」の山賊のナンバーを独立した作品に。
 ポイントは銃声の有無。

★201101017 オペレッタ「こうもり」
 DVD:DLVC-1127 ベーム=ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 (P)1972
  販売・発売:ニホンモニター株式会社
 DVD:DLVC-1140 クライバー=バイエルン国立管弦楽団 (P)1987
  販売・発売:ニホンモニター株式会社

★201502114 「逃げた小さい鳩よ」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第1場。幕が開いて最初に聞こえてくるのは、能天気なアルフレートのセレナード。

★201502125 「バレリーナのイーダから手紙だわ」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第1場。すぐにアデーレ登場。

★201502136 「伯母さん お見舞いに行けません」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第2場。ロザリンデ登場。アデーレとの二重唱。

★201502147 「こんな弁護士じゃ」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第6場。アイゼンシュタイン登場。

★201502151 「ぼくと一緒に晩餐会に行こう」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第9場。ファルケとアイゼンシュタインのデュエット。

★201502162 「一人になってしまうのね」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第13場。ロザリンデ、アイゼンシュタイン、アデーレの三重唱。

★201502173 「さあ飲もう」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第14場。第1幕のフィナーレ前半。アルフレートの「酒の歌」。

★201502184 「まぁ、何をお考えになりますの」~オペレッタ「こうもり」
 第1幕第15場。刑務所長フランクの登場。幕切れに向かって盛り上がる。

★201502217 「間奏曲」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕の幕開け。

★201502221 「晩餐会がわれらを招く」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第1場。続いて、招待客たちによる合唱。この人たちは、ファルケ派?

★201502232 「ぼくはお客をよぶのが好きだ」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第5場。オルロフスキー(設定では18歳?)のアリア。

★201502243 「侯爵様、あなたのようなお方は」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第7場。アデーレがアイゼンシュタインを翻弄します。

★201502254 「高貴なふるまい しなやかな物腰」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第11場。ロザリンデとアイゼンシュタインの化かし合い。

★201502265 「故郷の調べを聞くと」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第12場。ロザリンデのチャルダーシュ。

★201502276 「ワインの火のほとばしりに」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第12場。フィナーレ開始。まず、オルロフスキーから。

★201502287 「閣下殿ごあいさつ申し上げます」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第12場。メルシー、メルシー、メルシー。

★201503011 「我々は皆兄弟、姉妹」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第12場。ベト九?。

★201503022 「踊り手は一休みして」~オペレッタ「こうもり」
 第2幕第12場。そして朝6時。第3幕へ続く。

★201503055 間奏曲~オペレッタ「こうもり」
 さぁ、第3幕の幕開けです。そして、フロッシュ登場。アルフレートは相変わらず「逃げた小さい鳩よ」と歌います。

★201503066 「あ・・・そうか・・・」~オペレッタ「こうもり」
 第3幕第2場。フランクのメロドラマ。

★201503077 「田舎娘を演じたら」~オペレッタ「こうもり」
 第3幕第4場。アデーレのクープレ。

★201503081 「不安でいっぱい」~オペレッタ「こうもり」
 第3幕第11場。ロザリンデ、アルフレート、アイゼシュタインによる三重唱。

★201503092 「おお、こうもり」~オペレッタ「こうもり」
 第3幕第14場。フィナーレ。

★201401084 オペレッタ「ジプシー男爵」(1883/85)
 1885年10月24日初演
 こうもりに次いで有名。特に序曲は、ニュー・イヤーの定番。

◆ミンクス(Léon Fedorovich MINKUS: 1826.03.23~1917.12.07)

★201605136 バレエ音楽「ドン・キホーテ」
 1869年12月14日初演。
 3幕物のバレエ作品。キトリ(ドゥルシネア)とバジルの恋物語が中心で、キホーテは狂言回し的な存在。踊りもなし。
 ただし、風車のエピソードは盛り込まれています。

◆ヨゼフ・シュトラウス(1827.08.20~1870.07.22)

★201301035 ワルツ「天体の音楽」op.235
 1868年 1月21日初演。
 この曲といえば必ず、映画「会議は踊る」が言及されますね。
 ヨゼフはシュトラウス1世の次男。

◆ブラームス(1833.05.07~1897.04.03)

★201101032 交響曲第1番ハ短調op.68(1855/76)
 最後の4音は、「ミ・ミ・ミ・ドー」で、ベートーベンの第五の冒頭と同じ。確信犯かな。

★201202261 交響曲第2番ニ長調op.73(1855/76)
 彼の「田園交響曲」。

★201310024 交響曲第3番ヘ長調op.90(1883)
 1883年12月 2日初演。
 Frei aber froh(自由に、しかし楽しく。)

★201110194 交響曲第4番ホ短調op.98(1884/5)
 ため息、フリギア旋法、妙にはしゃいでいる第3楽章、シャコンヌ。
 フルトヴェングラーとか、朝日奈とか、ベームとか・・・。

★201112155 ハイドンの主題による変奏曲op.56a, b(1873)
 56bの2台ピアノ版が先行作品。56aは管弦楽版。大概、オケ版のこと。
 テーマは、ハイドン作といわれていたので、この曲名があるものの、最近では、プライエル(1757.06.18-1831.11.14)作という説が台頭しています。

★201202272 大学祝典序曲op.80(1880)
 1880年12月 6日試演
 1881年 1月 4日初演

★201110205 悲劇的序曲op.81(1880)
 大学祝典序曲と対になって作曲された作品。
 ワルターとか、ベームとか・・・。

★201202294 ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77(1878)
 1879年 1月 1日ブラームスの指揮、ヨアヒムの独奏で初演。

★201111131 ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15(1854/57)
 第1楽章だけでほぼ、全曲の半分の時間。私的には、終楽章がお気に入り。
 バックハウス=ベームなどで。

★201202283 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.83(1878/81)
 第4楽章の愛らしさがいい。
 1881年11月 9日ブラームスの独奏で初演

★201612133 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 op.102
 1887年10月18日初演。
 交響曲第4番よりものちに書かれています。
 ヨアヒムとの関係で作曲された、いわくつきの作品。

★201110312 弦楽六重奏曲第1番変ロ長調op.18(1860)
 第2楽章を聴こう。

★201403017 弦楽六重奏曲第2番ト長調op.36(1864/5)
 1866年10月11日初演。
 4楽章。

★201111024 クラリネット五重奏曲ロ短調op.115(1891)
 全曲聴こう。
 ウラッハ=ウィーン弦四(1952)盤などなど

★201304137 3つの間奏曲op.117(1892)
 ピアノ独奏曲。亡くなる5年前の作品。彼は、58歳。

★201205245 独唱曲「野ばら」(1858)
 ゲーテの詩に作曲した歌曲。
 未聴。:-)
 「野ばら」はこのほか、100人以上の作曲家によって作曲されています。

★201206307 ブラームス編曲 ハンガリー舞曲(1869,80)
 21曲からなる作品。
 まずは、原点の四手用ピアノ曲版。
 第5番はもちろん、1番もいい。

★201207011 ブラームス編曲 ハンガリー舞曲(1869,80)
 21曲からなる作品のうち、彼による管弦楽版は、1、3、10番だけです。

◆ボロディン(1833.11.12~1887.02.27)

★201207022 交響詩「中央アジアの草原にて」(1880)
 1880年 4月 8日初演。
 ロシアとアジアの歌が交じり合います。

★201207044 弦楽四重奏曲第2番ニ長調(1881)
 1882年初演。
 全4楽章。第3楽章「ノクターン」は、単独で、あるいは編曲版で耳にする機会が多いでしょう。

★201207033 歌劇「イーゴリ公」(未完)
 1890年11月 4日初演。リムスキー=コルサコフとグラズノフによる補筆完成版
 全4幕。第2幕の「ポーロヴェツ人の踊り」など。
 1969年収録のDVD映像あります。

★201510122 「輝く太陽に栄光あれ」~歌劇「イーゴリ公」
 プロローグの民衆の合唱。

★201510133 「俺がプティーヴリの公なら」~歌劇「イーゴリ公」
 悪役ガリツキー公のアリア。

★201510144 「長い年月が経った」~歌劇「イーゴリ公」
 イーゴリ公を待つ公妃ヤロスラーヴナの悲痛なアリア。

★201510155 「陽の光は消えゆく」~歌劇「イーゴリ公」
 敵方、コンチャク汗の娘コンチャコーヴナのアリア。

★201510166 「疲れ果てた魂には」~歌劇「イーゴリ公」
 イーゴリ公が捕虜の身である自分を責めるアリア。

★201510177 「自分を捕虜とお考えか」~歌劇「イーゴリ公」
 コンチャク汗がイーゴリ公に同盟を持ちかけるアリア。

★201510181 「私は泣く」~歌劇「イーゴリ公」
 ヤロスラーヴナのアリア。この後、イーゴリ公が突然帰還する。

★201510192 「ポーロヴェツ人の踊り」~歌劇「イーゴリ公」
 バレエと合唱のシーケンス。歌劇の頂点。

★201510203 歌劇「イーゴリ公」マリインスキー劇場版
 1993年録音。3時間30分ほど。
 1998年版へと進化しています。

★201510214 歌劇「イーゴリ公」カルターロフ版
 プロローグと2幕に再構成。2時間25分。
 「ポーロヴェツ人の踊り」で締めくくるパターン。

★201510225 歌劇「イーゴリ公」映画版
 1969年制作。1時間45分。

◆ポンキエッリ(1834.08.31~1886.01.17)

★201207125 歌劇「(ラ・)ジョコンダ」(1874/76)
 1876年 4月 8日初演。
 1879年12月xx日改訂版初演。
 ジョコンダはヒロインの名前。
 有名なのは、第3幕第2場のバレエ音楽「時の踊り」。

◆エドゥアルト・シュトラウス(1835.03.15~1916.12.28)

★201301061 ポルカ・シュネル「テープは切られた」op.45(1869)
 1869年 2月17日初演。
 エドゥアルトはシュトラウス1世の、正式には四男。
 オーストリアの北部鉄道会社が、開業30周年を記念して開催した舞踏会で初演されました。

◆サン=サーンス(1835.10.09~1921.12.16)

★201111304
 作曲 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」op.78(1886)
 彼の最後の交響曲。実演で聴こう。

★201207055 交響詩「死の舞踏」op.40(1872, 74)
 1875年 1月24日初演。
 最初は、歌曲だったそうな。

★201207066 アルジェリア組曲op.60(1879/80)
 1875年 1月24日初演。
 NAXOS に全曲盤があります。

★201401283 「糸杉と月桂樹」op.156(1919)
 「糸杉」はオルガンのために、「月桂樹」でオルガンと大オーケストラが四つに組む作品。

★201212124 ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調op.61
 3楽章形式。
 1881年 1月 2日サラサーテの独奏で初演。
 というわけで、特に第3楽章なんか、サラサーテを意識させられる曲です。

★201301164 序奏とロンド・カプリツィオーソop.28(1863)
 ヴァイオリン・ソロと管弦楽のための、10分ほどの小品。サラサーテに献呈されました。
 ピアノ伴奏版は、ビゼーが編曲。

★201206204 「動物の謝肉祭(動物学的大幻想曲)」(1886)
 1886年 3月 9日プライヴェート初演。
 1922年 2月25日公開初演。
 白鳥は、生前に出版。他は、自身が亡くなるまで出版と演奏が禁じられていたそうです。
 水族館もなかなかいいと思います。

★201207077 歌劇「サムソンとデリラ」op.47(1868/74)
 1875年第1幕の演奏会形式初演。
 1877年12月 2日完全初演。
 第3幕バレエ音楽「バッカナール」が有名ですね。

◆ドリーブ(1836.02.21~1891.01.06)

★201208095 バレエ音楽「コッペリア」(1867)
 1870年 5月25日初演。
 組曲は、初演後に5曲選ばれました。

★201110227 バレエ音楽「シルヴィア」(1876)
 特に、第1幕第4曲「狩りの女神」なぞ、ホルンがかっこいい。

★201101146
 ブルッフ(1838.01.06~1920)作曲 ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調(1866初演)
 第2楽章の6分過ぎあたりに注目。

◆ビゼー(1838.10.25~1875.06.03)

★201201184 交響曲ハ長調(1855)
 作曲者が17歳の時の作品。初演は、彼の死後、1935年 2月26日。
 CDは、まだ入手可能です。

★201305062 劇附随音楽「アルルの女」(1872)
 1872年10月 1日初演。
 全27曲。音源は存在します。

★201201044 「アルルの女」第1組曲
 1872年10月 1日に戯曲が初演された後、作曲者自身によって組曲が作られました。
 戯曲の内容とは裏腹に、明るく終わります。ただ所々、暗示している曲も含まれていると思いますが。

★201111293 「アルルの女」第2組曲(ギロー)
 オリジナルの付随音楽は1872年に作曲され、初演はボロボロ。再演はビゼーの死後で、こちらは好評だった。
 この組曲は、友人のギローが完成させたもので、第3曲の有名なメヌエットが、別の作品のものであることは周知の事実。
 2011年11月27日サントリーホールでのパリ管弦楽団の締めは、第4曲でした。

★201305084 小組曲「子供の遊び」(1871/72)
 1873年 3月 2日初演。
 作曲者自身が、op.22 から5曲を選んで管弦楽用に編曲しました。

★201201114 カルメン(ホフマン版)組曲
 作曲者が編曲した組曲は存在せず、このホフマン版がしばしば演奏されています。
 が、指揮者によって、いろいろ改変されています。完璧ホフマン版としては、デュトワ=モントリオール。

★201201125 カルメン(シチェドリン版)組曲(1967)
 シチェドリン版を、菅原さんが編曲した Percussion Museum版(1997)というものもあります。CD(KING KICC216) は、まだ入手可能です。

★201305073 ピアノ連弾曲集「子供の遊び」op.22(1871)
 全12曲。

★201305095 歌劇「真珠採り」(1862-63)
 1863年 9月29or30日初演。
 「耳に残る君の歌声」とか。

★201305106 歌劇「美しきパースの娘」(1866)
 1867年12月26日初演。
 ギローが「アルルの女」第2組曲に転用した「メヌエット」と、みんなのうたの「小さな木の実」が実は、アリア「セレナード」です。
 なお、レーグナー録音の組曲の「セレナード」は、別の曲です。

★201305117 歌劇「カルメン」(1873-74)
 1875年 3月 3日初演。
 初演は失敗。作曲者は3ヶ月後に死去。その後ギローによって改作されて、現在に至ります。

★201501251 「子供たちの合唱」~歌劇「カルメン」
 第1幕。衛兵たちの交替を告げるラッパ。衛兵たちと一緒に行進する子供たち。

★201501262 「はてな、カルメンシータの姿がない」~歌劇「カルメン」
 第1幕。休み時間の鐘の音。タバコ工場から女工たちが出てくる。

★201501273 「ハバネラ」~歌劇「カルメン」
 第1幕。カルメンが、ドン・ホセに流し目。

★201501284 「セビーリャの城壁近く」~歌劇「カルメン」
 第1幕。カルメンによるセギディーリャ。

★201501295 「響きも鋭く」~歌劇「カルメン」
 第2幕。カルメンによるジプシーの歌。

★201501306 「この乾杯のお返しをさせてください」~歌劇「カルメン」
 第2幕。エスカミーリョの闘牛士の歌。

★201501317 「お前の投げたこの花を」~歌劇「カルメン」
 第2幕。ドン・ホセの切々としたアリア。

★201502011 「あんたね…おれだ」~歌劇「カルメン」
 第3幕。フィナーレ。

◆ムソルグスキー(1839.03.28~1881.03.28)

★201109225 交響詩「はげ山の一夜」(1864第1稿)
 歌劇「サラムボー」の中で現れる、というが中々お目(耳)にかかれない。

★201109236 交響詩「はげ山の一夜」(1867第2稿)
「聖ヨハネ祭の夜のはげ山」
 今日的原典版。初演は、1968年だった。魔物の集会が盛り上がっているところで終わります。

★201109247 交響詩「はげ山の一夜」(1880第3稿)
歌劇「ソロチンスクの定期市」~「若者の夢」
 ピアノ、バス・ソロと児童合唱のためのスコアを作ってムソルグスキーが逝ってしまい、弟子などによってオーケストレーションされました。
 合唱付きのバージョンで、原典版にはない「夜明け」の部分があります。

★201109214 交響詩「はげ山の一夜」
1886リムスキー=コルサコフ版
 最も演奏されているバージョン。

★201201162 交響詩「はげ山の一夜」
1939ストコフスキー版
 リムスキー版を基にした編曲で、CDあります。

★201112122 ピアノ組曲「展覧会の絵」(1874)
 まず、リヒテル以降演奏されるようになった、作曲者の原典版で。

★201112133 組曲「展覧会の絵」ラヴェル編曲版(1922)
 原典版を元に、リムスキー=コルサコフが改訂したピアノ版が、1886年に出版されます。
 これを元に、プロムナードを1曲カットしてできたのが、このラヴェル版。
 管弦楽用としては、1891年のトゥシュマロフ版に次ぐ、第2作目でした。

★201112203 組曲「展覧会の絵」
 ストコフスキー編曲版は、2種類(1931, 39)あるんですね。
 この他、冨田のシンセサイザー版、エマーソン・レイク&パーマーのロック版、山下のギターソロ版などなど。

◆チャイコフスキー(1840.05.07~1893.11.06)

★201110231 交響曲第1番ト短調op.13「冬の日の幻想」(1866)
 第1楽章の途中で、「花のワルツ」の萌芽が聴かれます。
 ちなみに、現行版は第3稿だそうな。

★201203144 交響曲第2番ハ短調op.17「小ロシア」(1872初稿)
 1873年 2月 7日初演。

★201203155 交響曲第2番ハ短調op.17「小ロシア」(1879改訂稿)
 1881年 2月12日初演。所謂現行版。

★201203166 交響曲第3番ニ長調op.29「ポーランド」(1875)
 1875年11月 7日初演。5楽章あります。

★201104042 交響曲第4番ヘ短調op.36(1876/7)
 冒頭のホルン。主部のシンコペーション。フィナーレのド派手さ。
 フォン・メック夫人への手紙で、「この世は暗黒だけではなく、この楽章で示されているように多くの素朴な人間の喜びがある。たとえ我々は馴染めずとも、その喜びの存在を認め、悲しみを克服するために生き続けることができる」と記しているそうな。

★201203181 マンフレッド交響曲ロ短調op.58(1885)
 1886年 3月11日初演。4番と5番の間に作曲された、標題交響曲です。
 原典版と改訂版があるというものの、日本語で調べる限りは、詳細が不明です。

★201111127 交響曲第5番ホ短調op.64(1886)
 冒頭のほの暗いクラ。主部のファゴットとクラの第1主題も物悲しい。第2楽章のホルン。第3楽章はメヌエット。終楽章は、短調から堂々たる長調へ。
 ムラビンスキー=レニングラード とかで。

★201210207 交響曲第6番ロ短調op.74(1893)
 1898年10月16日初演。遺言ではない。
 自筆版を、フェドセーエフ=モスクワ放送soで聴くことができます。

★201203177 交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」(1893)
 再演、つまり現行版。チャイコフスキーが急死したため、追悼演奏会で再演されました。
 その時の指揮者により、レクィエム的に演奏された書き込みが、そのまま現行版へ。

★201207081 幻想序曲「ロミオとジュリエット」(1869)
 1870年 3月16日初演。
 1871年に改訂。その後もなんだかんだあって、決定稿は1881年に出版。

★201207092 幻想序曲「テンペスト」op.18(1873)
 1873年12月19日初演。

★201207103 幻想序曲「ハムレット」op.67a(1888)
 1888年11月24日初演。
 幻想序曲として、ラスト。

★201207114 劇付随音楽「ハムレット」op.67b(1891)
 1888年11月24日初演。
 序曲は、op.67aの短縮版。

★201605217 組曲第1番ニ短調 op.43(1878/79)
 1879年11月20日初演。
 全6曲。38分くらい。

★201605221 組曲第2番ハ長調 op.53(1883)
 1884年 2月16日初演。
 全5曲。38分くらい。

★201605232 組曲第3番ト長調 op.55(1884)
 1885年 1月24日初演。
 全4曲。40分くらい。

★201605243 組曲第4番ト長調「モーツァルティアーナ (Mozartiana)」op.61(1887)
 1887年11月26日初演。
 全4曲。25分くらい。

★201102223 弦楽セレナード
 今日的に(2010年以降)小澤のアノ曲。

★201111035 バレエ音楽「白鳥の湖」op.20(1875/6)
 1877年初演、しかし失敗。1895年プティパらによって蘇演。以後、今日に至る。ナタリーの映画とか。
 作曲者の預かり知らぬ改編の数々。結末さえ違う。だけど、名曲。

★201112144 バレエ音楽「眠れる森の美女」op.66(1888/90)
 1890年 1月15日初演。
 原典版だと上演時間が4時間。通常は、縮小版で2時間で上演されているそうな。
 この曲でも、作曲者の預かり知らぬ改編の数々。

★201112074 バレエ音楽「くるみ割り人形」op.71(1892)
 1892年12月18日初演。
 確認のために、「金平糖の踊り」は、正しくは「ドラジェの踊り」。
 ドラジェは、アーモンドに砂糖ペーストをコーティングしたもの。
 作曲者の預かり知らぬ改編の数々。だけど、名曲。

★201310035 ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35(1878)
 1881年12月 4日初演。
 初演をけったアウアーによる大幅カットに注意。最近は少ないらしいけど。

★201101157 ピアノ協奏曲第1番変ロ短調(1874/5, 79, 88)
 実は、第3番まであるそうな。

★201102256 ピアノ協奏曲第2番ト長調(1879/80)
 弟子による改竄版まであるそうな。

★201103282 ピアノ協奏曲第3番変ホ長調(1893)
 交響曲第5番と6番の間に作曲された交響曲「人生」(未完成)を改作したものの、第1楽章のオーケストレーションを完成させて、彼は逝ってしまった。

★201310046 弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」op.70(1890/92)
 1892年改訂版での初演。
 彼の最後の室内楽曲。

★201502103 歌劇「オルレアンの少女」(1878-79)
 1881年 2月25日初演。
 これも、ジャンヌ・ダルクの物語。

★201511022 二重唱「ロミオとジュリエット」(1893)
 遺作。タネーエフがスケッチをもとに完成させました。

◆シャブリエ(1841.01.18~1894.09.13)

★201207136 狂詩曲「スペイン」(1883)
 1883年11月 4日初演。
 3/8 という曲者。

★201207147 楽しい行進曲(1888)
 元はピアノ曲。作曲者自身の編曲で管弦楽版ができました。

◆ドボルザーク(1841.09.08~1904.05.01)

★201203192 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」op.3, B.9(1865)
 いったん行方不明になり、1923年に発見。
 というわけで、1936年10月 4日初演。

★201108222 交響曲第7番ニ短調op.70, B.141(1884/5)
 1885年4月22日ロンドンで初演された。
 第3楽章はお勧めです。

★201108071 交響曲第8番ト長調op.88, B.163(1889)
 「ボヘミア」とか「チェコ」といったタイトルが似つかわしい、素朴な感じ。

★201101043 交響曲第9番ホ短調「新世界より」op.95, B.178(1893)
 40分ほどの曲の中で、テューバの出番は、1分くらい。なんと贅沢な。

★201203251 スラブ舞曲第1集op.46, B.83(1878)
 全8曲。
 第2集よりも、ボヘミアらしさ満載。

★201203284 スラブ舞曲第2集op.72, B.147(1886)
 全8曲。

★201203247 スラブ舞曲第2集第2番ホ短調op.72-2, B.147-2(1886)
 管弦楽版は、1887年 1月 6日初演。
 CMなどでしばしば耳にすることが多い、と思う。
 ピアノ版よりもオケ版の方が、冒頭のメロディのアーテュキレーションの雰囲気がいいと思う。

★201103315 スラブ舞曲第2集第4番変ニ長調op.72-4, B.147-4
 オリジナルピアノ・デュオ版と管弦楽版。その時の気分で。

★201102234 弦楽セレナードop.22, B.52(1875)
 音源:パイヤールとかマリナーとか。

★201203203 チェコ組曲op.39, B.93(1879)
 1879年 5月16日初演。
 全5曲あります。第2、5曲がお勧め。:-)

★201112107 管楽セレナードニ短調op.44, B.77(1878)
 2Hob, 2Kl, 2Fg, KFg, 3Hrn, Vlc, KB という編成。
 音源:マリナー。

★201108277 劇的序曲「フス教徒」op.67, B.132(1883)
 1883年11月18日初演
 コラール『汝ら神の戦士達』つながりで。スウィトナー=ベルリン国立など

★201203214 チェロ協奏曲ロ短調op.104, B.191(1894/5)
 1896年 3月19日初演。
 チェロ協奏曲といえば、まずこれでしょ。

★201203225 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」op.96, B.179(1893)
 1894年 1月 1日初演。

★201203236 ピアノ曲集「8つのユーモレスク」op.101, B.187(1894)
 有名なのは、第7曲。

◆マスネ(1842.05.12~1912.08.13)

★201102072 組曲「絵のような風景」(1873)
 第3曲「夕べの鐘」が、いいね。

★201203262 組曲「アルザスの風景」(1881)
 1882年 3月初演。
 「日曜日の朝」に始まり、「日曜日の夕方」で終わります。

★201203273 歌劇「ル・シッド」op.(1885)よりバレエ音楽
 1885年初演。
 7曲あるうち、3曲目の「アラゴネーサ」のグルグル回る感じが、面白いです。

★201112096 タイスの瞑想曲(1894初演)
 歌劇「タイス」の第2幕の曲。ソロ・ヴァイオリンとオーケストラという編成がオリジナル。

◆グリーグ(1843.06.15~1907.09.04)

★201207184 劇音楽「十字軍の王シーグル」op.22(1872初演版)
 1872年 4月10日オスロにて初演。

★201207195 劇音楽「十字軍の王シーグル」op.22(1903改訂現行版)
 ヤルヴィ指揮は、全曲盤です。

★201207206 組曲「十字軍の王シーグル」op.56(1892)
 元の3が1、2が2、5が3曲目。

★201207151 劇付随音楽「ペール・ギュント」op.23(1874)
 1876年 2月24日初演。
 再演の度に改訂されています。完全な全曲版の出版は、1987年ペータース。

★201207162 「ペール・ギュント」第1組曲 op.46(1891)
 元の13が1、12が2、16が3、8が4。

★201207173 「ペール・ギュント」第2組曲 op.55(1892/3)
 元の4が1、15が2、21が3、19が4。

★201110286 ピアノ協奏曲イ短調op.16(1868/1907)
 彼が25歳の時に書きあげた傑作。だが、現行版は、最晩年に改訂されたもの。
 曲想の違いはない、らしい。

★201207217 組曲「ホルベアの時代から」(1884/5)
 元々は、1884年にピアノ独奏曲手作曲された作品。
 ピアノ版op.40は、1884年12月 7日に初演されています。
 1885年、作曲者自身によって、弦楽合奏版に編曲されました。

◆ヴィドール(Charles-Marie Jean Abert WIDOR: 1844.02.21~1937.03.12)

★201208084 オルガン交響曲第5番 op.42-1(1885)
 1918年に改訂が行われています。
 終楽章が、2012.07.22.1 サントリーホールでの「おとなのオルガン探検」で演奏されました。CDあります。

★201407234 オルガン交響曲第6番ト短調 op.42-2(1885)
 全6楽章。
 終楽章が、2014.07.19.7 サントリーホールでの「おとなのオルガン探検」で演奏されました。

◆サラサーテ(1844.03.10~1908.09.20)

★201110242 Zigeunerweisen op.20(1878)
 昭和っぽく「チゴイネルワイゼン」。
 彼自身のヴァイオリン独奏による録音があります。

★201112225 カルメン幻想曲 op.25(1883)
 元々、ソロヴァイオリンとオーケストラのための作品。ピアノ伴奏の録音も多い。
 もちろん、ビゼーのあの「カルメン」のメロディがオリジナル。

◆リムスキー=コルサコフ(1844.03.18~1908.06.21)

★201109251 交響組曲「シェヘラザード」op.35(1888)
 涼しくなった夜長に、千一夜物語を。

★201107171 スペイン奇想曲op.34(1887)
 ピアノ連弾版でも。

★201112214 「ロシアの復活祭」序曲op.36(1888)
 1888年12月8日初演。グリンカに似てたりして。

★201305121 トロンボーン協奏曲(1877)
 1878年 3月16日初演。
 吹奏楽の伴奏。1951年に再発見されて、スタンダードに。

★201305132 合作歌劇「ムラダ」(1872)
 ムソルグスキーとかボロディンたちとの合作する予定だったけど、未完。

★201305143 歌劇「ムラダ」(1889-90)
 1892年11月01日初演。
 未完に終わった合作歌劇「ムラダ」(1872)を元に改作。
 「貴族たちの行進」が有名です

★201305154 歌劇「雪娘」(1880-81)
 1882年 2月10日初演。

★201305165 歌劇「雪娘」(1895改訂)
 現行版。「道化師の踊り」が有名です。

★201305176 歌劇「サルタン皇帝」(1899-1900)
 1900年11月 3日初演。
 第3幕の「熊蜂の飛行」が有名です。

◆フォーレ(1845.05.12~1934.11.04)

★201304303 劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」(1898)
 1898年 6月21日初演。
 19の小品。

★201305014 組曲「ペレアスとメリザンド」op.80(1898-1900)
 1901年 2月 3日初演。
 「前奏曲」、「糸を紡ぐ女」、「メリザンドの死」の3曲版。
 その後、「シシリエンヌ」と「メリザンドの歌」が追加され、今日版に。
 LEDUC社のスコアは、「メリザンドの歌」なしの4曲です。

◆ヤナーチェク(Leoš JANÁČEK: 1854.07.03~1928.08.12)

★201112085 シンフォニエッタ(1926)
 1980年の全日本吹奏楽コンクール全国大会で、駒澤大学が演奏した録音は、今でも購入可能なのかしらん。
 最近(2011)では、村上春樹か。

◆フンパーディンク(Engelbert HUMPERDINCK: 1854.09.01~1921.09.27)

★201112063 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(1893)
 1893年12月23日初演。
 ワーグナー以降、久々のヒット作品。指揮は、リヒャルト・シュトラウス。

◆ショーソン(Amédée-Ernest CHAUSSON: 1855.01.20~1899.06.10)

★201307244 交響曲変ロ長調op.20(1889-90)
 1891年 4月18日初演。
 彼が完成できた、唯一の交響曲です。

★201307255 詩曲op.25(1896)
 1896年 4月 4日初演。
 ヴァイオリンと管弦楽のための、神秘的な作品です。

◆レオンカヴァッロ(Ruggero LEONCAVALLO: 1857.03.08~1919.08.09)

★201212146 歌劇「道化師(1892)」より間奏曲
 1892年 5月21日初演。
 第1幕と第2幕をつなぐ間奏曲。アンコールで聴くチャンスが多いかな。

◆エルガー(Sir Edward William ELGAR, 1st Baronet: 1857.06.02~1934.02.23)

★201304244 エニグマ変奏曲op.36(1898)
 1899年 7月19日初演。
 「エニグマ(enigma)」はギリシャ語で、「なぞなぞ」といった意味。
 主題と14の変奏。各タイトルは、彼自身やその友人。

★201304255 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調op.39(1901)
 1901年10月19日初演。
 補筆完成版の6番まであるなかで、もっとも有名なのは、この1番です。
 原題は、Pomp and Circumstance シェークスピアの「オセロ」第3幕第3場より。

★201304266 行進曲「威風堂々」第2番イ短調op.39(1901)
 1901年10月19日初演。
 第1番と同時期に作曲されました。
 次の3番とともに、行進には向いていないと思います。

★201304277 行進曲「威風堂々」第3番ハ短調op.39(1905)
 1905年 3月 8日初演。
 テンポがコロコロ変わる。

★201304281 行進曲「威風堂々」第4番ト長調op.39(1907)
 1907年 8月24日初演。
 弾む感じのテーマ、第1番に次いで有名。イギリスの行進曲らしい構成。

★201304292 行進曲「威風堂々」第5番ハ長調op.39(1930)
 1930年 9月18日初演。
 1番から5番までなら、ショルティ指揮ロンドンフィルハーモニー管弦楽団で、聴くことができます。
 BOOSEY&HAWKESのスコアは、1番から5番まで入ってます。

★201305051 行進曲「威風堂々」第6番ト短調(未完)
 2006年 8月 2日補筆完成版初演。
 アンソニー・ペインの補筆。
 アシュケナージ指揮シドニー交響楽団で聴くことができます。

★201304233 チェロ協奏曲ホ短調op.85(1918)
 1918年10月27日初演。
 なんと、4楽章でできている。しかも、渋い。

◆プッチーニ(Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria PUCCINI: 1858.12.22~1924.11.29)

★201407197 交響的奇想曲(1883)
 1883年 7月14日初演。
 ミラノ音楽院卒業作品。1884年以降、作曲者により演奏禁止になりました。

★201306146 歌劇「マノン・レスコー」(1890/3)
 1893年 2月 1日初演。
 彼の出世作。

★201407201 第3幕への間奏曲~歌劇「マノン・レスコー」(1890/3)
 彼らしい、甘美な間奏曲です。

★201306157 歌劇「ラ・ボエーム」(1896)
 1896年 2月 1日初演トスカニーニが指揮。
 「私の名はミミ」などが有名。

★201306161 歌劇「トスカ」(1896/99)
 1900年 1月14日初演。

★201511287 「歌に生き、恋に生き」~歌劇「トスカ」
 第2幕。実に残酷なシーンでの、トスカのアリア。

★201511291 「星は光りぬ」~歌劇「トスカ」
 第3幕。トスカの恋人、カヴァラドッシの告別のアリア。

★201305025 歌劇「蝶々夫人」(1904)
 1904年 2月17日初演。大失敗

★201305036 歌劇「蝶々夫人」改訂版(1904)
 1904年 5月28日初演。大成功

★201305047 歌劇「蝶々夫人」改訂6版(1906)
 1906年パリ公演版。第6版にして決定稿。

★201501052 「ヤンキーは世界のいずこであろうと」~歌劇「蝶々夫人」
 第1幕、ピンカートンの自堕落さが示されます。

★201501063 「そら,やって来ましたよ」~歌劇「蝶々夫人」
 第1幕、蝶々夫人(15歳)登場。バックには、「越後獅子」が流れます。

★201501074 「夕闇が訪れて来た」~歌劇「蝶々夫人」
 第1幕、蝶々夫人とピンカートンの「愛の二重唱」のアリア。

★201501085 「ある晴れた日に」~歌劇「蝶々夫人」
 第2幕、「礼砲」のくだりで、かすかに大太鼓が鳴ります。

★201501096 「あの桜の小枝を揺さぶって」~歌劇「蝶々夫人」
 第2幕、所謂「花の二重唱」。

★201501107 「ハミング・コーラス」~歌劇「蝶々夫人」
 第2幕第1場フィナーレ。

★201501111 「さらば、愛の家」~歌劇「蝶々夫人」
 第2幕、ピンカートンとシャーブレスの二重唱。

★201501122 「名誉を守ることができなければ・・・」~歌劇「蝶々夫人」
 第2幕フィナーレ。

★201402183 歌劇「ジャンニ・スキッキ」(1917/18)
 1918年12月14日初演。
 完成できた最後の作品。そして、彼のただ一つの喜劇。
 1幕物で、全曲50分程度。「わたしのお父さん」は、コンサートでも。

★201402194 歌劇「トゥーランドット」(1919~24未完成)
 1926年 4月25日初演。
 アルファーノの補作によって完成。ただし、初演者トスカニーニによって、1/4 カットされます。

★201412104 「斧をとげ」~歌劇「トゥーランドット」
 第1幕の合唱曲。

★201412115 「王子様、お聞きください」~歌劇「トゥーランドット」
 第1幕王子カラフに思いを寄せる女奴隷リューが、切々と歌うアリア。

★201412126 「泣くなリュー」~歌劇「トゥーランドット」
 第1幕リューの「王子様、お聞きください」に対する、カラフのアリア。

★201412137 「この宮殿の中で」~歌劇「トゥーランドット」
 第2幕トゥーランドットの、クールなあるいはクレイジーなアリア。

★201412141 「誰も寝てはならぬ」~歌劇「トゥーランドット」
 第3幕開始間もなく。待ってました!

★201412152 「それぞ愛の秘密」~歌劇「トゥーランドット」
 第3幕。拷問の苦しみに耐えるリューのアリア。

★201412163 「氷のような姫君の心も」~歌劇「トゥーランドット」
 第3幕。所謂「リューの死」。

★201412174 「初めての涙」~歌劇「トゥーランドット」
 第3幕、トゥーランドットが氷解。

◆アルベニス(Isaac Manuel Francisco ALBÉNIZ y Pascual: 1860.05.29~1909.05.18)

★201307115 「パヴァーナ・カプリーチョ」op.12(1883)
 初期の作品の一つで、3分ほどの小品。比較的高音域で弾かれる主部が、愛らしい。

★201102083 作曲 スペイン組曲op.47(1886)
 オリジナルは、ピアノ・ソロ。第3曲「セビーリャ」や第6曲「アラゴン」など、管弦楽版もあります。

★201307045 スペイン狂詩曲op.70(1887)
 もともとは、ピアノ独奏曲。ハルフターのアレンジで、デ・ラローチャ=デ・ブルゴスLPOによるピアノ協奏曲風演奏もあります。

★201107075 組曲「旅の思い出」op.71(1887)
 6曲目の「入江のざわめき」とか5曲目の「プエルタ・ディエラ」、ラローチャなどで。

★201307056 「スペイン」op.165(1890)
 2曲目の「タンゴ」や3曲目の「マラゲーニャ」など。

★201307071 スペインの歌op.232(1896)より第1曲「アストゥリアス」
 スペイン組曲の第5曲と同じ曲です。

★201104296 スペインの歌op.232(1896)より第4曲「コルドバ」
 オリジナルは、ピアノ・ソロ。

★201307067 スペインの歌op.232(1896)より第5曲「セギディーリャ」
 スペインの民族舞曲。その生き生きとしたリズム。

★201307082 組曲「イベリア」第1集(1907/8)
 「喚起」、「港」、「セビーリャの聖体祭」の3曲。

★201307093 組曲「イベリア」第2集(1907/8)
 「ロンデーニャ」、「アルメリア」、「トリアーナ」の3曲。

★201307104 組曲「イベリア」第3集(1907/8)
 「坂の多い町」、「エル・ポーロ」、「ラバピエス」の3曲。

★201104307 組曲「イベリア」第4集(1907/8)
 「マラガ」、「ヘレス」、「エリターニャ」の3曲。

◆シャルパンティエ(Gustave CHARPENTIER: 1860.06.25~1956.02.18)

★201109203 イタリアの印象(1887/91, 93, 1913)
 1891年初演。
 5曲からなる作品。終曲が交響詩としてまず作曲され、サン=サーンスから絶賛されました。その後今日の形に。

◆マーラー(Gustav MAHLER: 1860.07.07~1911.05.18)

★201101076 交響曲第1番ニ長調
 音源:まずは、ワルター=コロンビアso で。
 ちなみに、去年(2010年)は生誕150年でしたが、今年(2011年)は没後100年です。

★201104016 交響曲第2番(1888/94)
 Auferstehn, ja auferstehn wirst du,

★201105044 交響曲第3番ニ短調(1895/6)
 冒頭のホルンは、ブラ一の第4楽章の第1主題をマイナーにしたものだよナ。
 長い曲ですが、じっくり聴きたい。

★201107086 交響曲第5番嬰ハ短調(1902)
 1番以来の声楽なし。
 dim. と cresc. を組み合わせて、音色が変化するようにできているとこがある。スコアを見よう。

★201311027 交響曲第6番イ短調「悲劇的」(1903/04)
 1906年 5月27日マーラー自身の指揮で初演。
 全4楽章。Andante~scherzoの順番で、ハンマーは2回演奏されました。

★201311086 交響曲第7番ホ短調「夜の歌」(1904/05)
 1908年 9月19日マーラー自身の指揮で初演。
 全5楽章。ギター、マンドリンも登場。終楽章は、はじけ飛んでいます。

★201108056 交響曲第8番変ホ長調(1906/7)
 3番以来の合唱付き。
 この曲の初演後、数か月で彼は逝ってしまった。

★201109122 交響曲「大地の歌」(1908)
 これが本来なら第9番。
 初演を聴くことなく、彼は逝ってしまった。

★201109133 交響曲第9番ニ長調(1909/10)
 完成できた最後の交響曲。
 この曲の初演は、彼の死後 1912年 6月26日ワルター指揮ウィーン・フィルだった。

★201110021 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 未完成。5楽章形式になるはずだった。
 補筆完成版なるものが、クック版ほか7種類くらいあります。

★201406136 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 クルシェネク版。1924年10月14日シャルク=ウィーンpo 初演
 第1楽章と、第3楽章のみ。

★201406147 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 カーペンター1949版、1966改訂完成版。1983年初演。
 1966改訂完成版は、ジンマン=チューリッヒ・トーンハレo で聴くことができます。

★201406151 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 フィーラー1955版~1966版、1997改訂版。
 1997改訂版、オルソン=ポーランド国立放送so で聴くことができます。

★201406162 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 クック(1919~1976)1960版、1964版、1972版。
 クック没後、ゴルトシュミットとマシューズ兄弟によって校訂された版もあります。

★201406173 交響曲第10番嬰ヘ長調(1910/)
 バルシャイ(1924~2010)2001版。
 クック1972版を基に補筆完成されています。
 バルシャイ=JDpo で聴くことができます。

★201212231 歌曲集「さすらう若人の歌」(1884/5, 改訂1891/6)
 4曲からなり、2曲目と4曲目が交響曲第1番に転用されています。

★201311064 歌曲集「子供の魔法の角笛」(1892-1901)
 全12曲。ピアノ伴奏版と管弦楽伴奏版。

★201311075 歌曲集「亡き子をしのぶ歌」(1901-04)
 1905年 1月29日作曲者自身の指揮で初演。

◆ドビュッシー(Claude Achille DEBUSSY: 1862.08.22~1918.03.25)

★201311101 交響組曲「春」(1886-87)
 まず、合唱と2台のピアノ版。それからオーケストレーションされました。
 実筆譜が火災により焼失したため、小組曲を編曲したビュッセルが作曲者の指示の下、1912年に新たにオーケストレーションし、これが今日版となりました。
 1913年 4月18日ビュッセル版の初演。

★201107193 「牧神の午後」への前奏曲(1892/94)
 まさに、「夏の昼下がり」の音楽。
 作曲者によるピアノ版の他、ラベル版などあり。

★201311097 劇付随音楽「リア王」(1897/99未完)
 2曲のみ作曲されて未完に。
 マルティノン=フランス国立放送管弦楽団などで。

★201106187 ノクチュルヌ(1897/99)
 雲、祭、シレーヌの三曲からなる。
 マルティノン=フランス国立など。

★201107182 交響詩「海」(1903/05)
 IMSLPには、1905年版、1909年版、彼自身によるピアノ連弾版が置いてあります。
 この曲にも、改訂に伴う、楽譜の混乱があります。

★201403227 アルト・サクソフォーンと管弦楽のための狂詩曲(1901-08)
 1919年 5月11日初演。弟子ロジェ・デュカスのオーケストレーション版。
 1919年出版。

★201509212 ジーグ~管弦楽のための映像(1909/11)
 約7分。ピアノ曲とは別物。

★201509223 イベリア~管弦楽のための映像(1905/08)
 「街の道と田舎の道」、「夜の薫り」、「祭りの日の朝」の3曲からなります。約20分。これもピアノ曲とは別物。

★201509234 春のロンド~管弦楽のための映像(1905/09)
 約8分。これもピアノ曲とは別物。

★201509201 神聖な舞曲と世俗的な舞曲(1904)
 1904年11月 6日初演。
 ハープと弦楽合奏のための作品です。

★201308015 弦楽四重奏ト短調op.10(1893)
 1893年12月29日初演。
 フランクの循環法、そして後の作品の断片を感じさせる瞬間。

★201509142 2つのアラベスク(1888, 1891)
 初期のピアノ曲。

★201509153 喜びの島(1904)
 1905年 2月18日初演。
 ピアノ・ソロのための作品。管弦楽版があります。

★201509245 カプレ編曲 子供の領分(1911)
 1911年 3月25日初演。
 管弦楽版です。

★201212297 小組曲(1888/9)
 1889年初演。
 オリジナルは、ピアノ連弾。

★201212301 ビュッセル 編曲 小組曲(1907ca)
 管弦楽編曲版。デュラン社から、スコアが出版されています。

★201106176 ベルガマスク組曲(1890)
 4曲中「月の光」がもっとも有名。
 オリジナルのピアノ版のほか、ストコフスキーの管弦楽版や、冨田勲のシンセサイザー版など。

★201109273 夢(1890)
 作曲者自身は「駄作」と言っているけど。

★201105136 版画(1903)
 塔(パゴダ)、グラナダの夕べ、雨の庭の3曲からなる。冨田勲(1975)の「雨の庭」などで。

★201509164 映像第1集(1904/05)
 1906年 3月初演。
 ピアノ独奏曲。3曲からなります。

★201509175 映像第2集(1907)
 1908年 2月初演。
 ピアノ独奏曲。こちらも3曲からなります。

★201509186 子供の領分(1908)
 1908年12月18日初演。
 娘のために作曲した、ピアノ組曲です。6曲からなります。

★201103035 前奏曲集 I(1910)
 雪の上の足跡、亜麻色の髪の乙女、沈める寺など。
 オリジナルのピアノ版のほか、管弦楽版や、冨田勲のシンセサイザー版など。

★201212312 前奏曲集 II(1913)
 花火など。

★201509197 白と黒で(1915)
 1916年 1月22日初演。
 2台のピアノのための作品。3曲からなります。

★201101183 シランクス(1913)
 無伴奏フルートのための小品。

★201301153 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
 1917年 4月21日初演。
 3楽章形式。これらの楽器の組み合わせから醸し出される、独創的な響き。

◆リヒャルト・シュトラウス(Richard Georg STRAUSS: 1864.06.11~1949.09.08)

★201106191 アルプス交響曲op.64(1915)
 作曲者自身の指揮で1915年10月28日に世界初演。

★201207221 交響詩「ドン・ファン」op.20(1887/8)
 作曲者自身の指揮で1889年11月22日に世界初演。

★201207232 交響詩「死と浄化」op.24(1888/9)
 作曲者自身の指揮で1890年 6月21日に世界初演。

★201112166 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28(1895)
 この曲から4管編成。
 ティルは、14世紀北ドイツに実在したらしい。

★201110297 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30(1896)
 Tim.とTrp.と「2001年」:-)

★201207243 交響詩「ドン・キホーテ」op.35(1897)
 1898年 3月 8日に世界初演。
 独奏チェロと独奏ヴィオラを伴います。

★201207254 交響詩「英雄の生涯」op.40(1898)
 作曲者自身の指揮で1899年 3月 3日に世界初演。
 オケは四管編成。

★201110301 祝典前奏曲op.61(1913)
 オルガンのソロで始まる、ド派手な曲。ベーム他複数の録音があります。作曲者自身の指揮の録音もあるそうな。

★201207265 「メタモルフォーゼン」(1944/5)
 1946年 1月25日に世界初演。
 「23の独奏弦楽器のための習作」です。

★20131134 オーボエ協奏曲(1945, 48改訂)
 1946年 2月26日初演。
 1948年出版に際して改訂され、今日版に。

★201311112 ホルン協奏曲第1番変ホ長調op.11(1882/83)
 1885年 3月 4日管弦楽版の初演。
 ピアノ伴奏版としては、1883年に初演されています。
 父のために作曲。

★201311123 ホルン協奏曲第2番変ホ長調(1942)
 1943年 8月11日初演。

★201111083 4つの最後の歌op.61(1948)
 初演時と出版譜では、1曲目と3曲目の曲順が違っています。
 世界初演の録音が存在するらしいが、2011年11月現在入手不可。フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア管弦楽団。ソプラノはフラグスタート。

★201207276 歌劇「サロメ」op.54(1903/5)
 1905年12月 9日に世界初演。
 全体の中では浮いている「サロメの踊り」とか。

★201207287 歌劇「エレクトラ」op.58(1906/8)
 1909年 1月25日に世界初演。
 オケは大編成。

★201207291 歌劇「ばらの騎士」op.59(1909/10)
 1911年 1月26日に世界初演。
 大成功。

★201207302 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」op.60(1911/2)
 作曲者自身の指揮で1912年10月25日に世界初演。
 劇中劇版。不評。

★201207313 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」op.60(1915/6)
 フランク・シャルクの指揮で1916年10月 4日に世界初演。
 独立した作品へ改訂。今日版。

★201405284 付随音楽「町人貴族」op.60_3(1911/2, 1918)
 リュリの音楽の編曲を含みます。1920年に組曲版。

★201405295 歌劇「影のない女」op.65(1914/17)
 1919年10月10日初演。
 録音でも、慣習的なカットがあるので注意。

★201405306 歌劇「アラベラ」op.79(1929/32)
 1933年 7月 1日初演。
 3管編成のオーケストラ。

★201405317 歌劇「無口な女」op.80(1932/34)
 1935年 6月24日初演。
 時代背景にも注目を。

★201208014 歌劇「ダフネ」op.82(1936/7)
 カール・ベームの指揮で1937年12月24日に世界初演。
 ベームに献呈されました。

★201406044 歌劇「カプリッチョ」op.85(1940/41)
 1942年10月28日初演。
 あのサリエリの「まずは音楽、それから言葉」の翻案。

[ホーム]

●1865~

◆ニールセン(Carl August NIELSEN: 1865.06.09~1931.10.03)

★201508194 交響曲第1番ト短調 op.7(1891/1892)
 1894年 3月14日初演。
 4楽章。26歳の時の作品。

★201508205 交響曲第2番ロ短調「四つの気質」op.16(1901/1902)
 1902年12月 1日作曲者の指揮で初演。
 4楽章。タイトルは、古代ギリシアの医師ヒポクラテスの四体液説に基づく人間の気質の分類方法のこと。

★201508216 交響曲第3番ニ短調「広がりの交響曲」op.27(1910/1911)
 1912年 2月28日作曲者の指揮で初演。
 4楽章。タイトルは、第1楽章の発想記号から。

★201101102 交響曲第4番 Det Uudslukkeligge op.29(1914/1916)
 1916年 2月 1日作曲者の指揮で初演
 音源:ブロムシュテット=サンフランシスコso など。

★201508227 交響曲第5番op.50(1921/1922)
 1922年 1月24日作曲者の指揮で初演。
 2楽章。タイトルなし。

★201508231 交響曲第6番「素朴な交響曲」(1924/1925)
 1925年12月11日作曲者の指揮で初演。
 4楽章。

◆デュカス(Paul Abraham DUKAS: 1865.10.01~1935.05.17)

★201112177 交響曲ハ長調(1896)
 マルティノン=フランス国立など。

★201212286 交響的スケルツォ「魔法使いの弟子」(1897)
 1897年 5月17日初演。
 フランス語に訳されたゲーテのバラードが、デュラン社のスコアには記載されていました。

★201105147 バレエ音楽「ペリ(1911)」+ファンファーレ(1912)
 「ファンファーレ」だけではなく、全曲を聞いてみましょう。

◆グラズノフ(Aleksandr Konstantinovich GLAZUNOV: 1865.08.10~1936.03.21)

★201109144 演奏会用ワルツ第1番ニ長調op.47(1893)
 アンセルメ=スイス・ロマンドso などで聴くことができます。

★201307292 演奏会用ワルツ第2番 ヘ長調op.51(1893)
 こちらも8分ほどの作品。

★201307303 バレエの情景op.52(1893)
 1894年12月17日初演。
 8曲からなる、演奏会形式のバレエ音楽です。
 初演の好評が「ライモンダ」のきっかけに。

★201109155 バレエ音楽「四季」op.67+67a(1899)
 冬から始まって、秋で終わります。
 67a は「秋」の中間部分 Petit Adagio の次の曲で、カットされているディスクが多いようです。
 ワールト=ミネソタ盤で聴くことができます。
 M.P.Belaieff . Frankfurt のスコアは、ノーカットです。

★201311145 アルト・サクソフォーン協奏曲変ホ長調op.109(1934/36)
 3つの楽章を切れ目なく演奏します。全体で15分くらいの作品です。

◆シベリウス(Jean SIBELIUS: 1865.12.08~1957.09.20)

★201102197 交響曲第1番ホ短調op.39(1899)
 1899年 4月26日初演。
 スコアを読み込んでこそ、表現できる曲。
 1900年に改訂されました。この改訂稿が決定稿。

★201103024 交響曲第2番ニ長調op.43(1899-1901)
 1902年 3月 8日初演。
 曲が始まったとたん、引き込まれるのだけど、終楽章のティンパニは、しんどい。:-)

★201303016 交響曲第3番ハ長調op.52(1907)
 1907年 9月25日初演。
 第3楽章は、スケルツォそしてフィナーレという形式です。

★201303027 交響曲第4番イ短調op.63(1910-11)
 19011年 4月 3日初演。
 一応4楽章形式なんだけど。

★201303031 交響曲第5番変ホ長調op.82(1915)
 1915年12月 8日初演。
 3楽章形式。ただし第1楽章は、ソナタそしてスケルツォという形式です。
 大成功。しかし。

★201303042 交響曲第5番変ホ長調op.82(1916改訂版)
 1916年12月 8日初演。
 しかし。

★201303053 交響曲第5番変ホ長調op.82(1917-19改訂版)
 1919年11月24日初演。
 やっと決定稿。

★201303064 交響曲第6番ニ短調op.104(1923)
 1923年 2月19日初演。
 4楽章形式。ニ短調というよりは、ニ調のドリア旋法。

★201303075 交響曲第7番ハ長調op.105(1924)
 1924年 3月25日初演。
 単一楽章で、演奏時間は、22分くらいです。

★201303086 交響詩「エン・サガ(伝説)」op.9(1892)
 1893年 2月16日初演。
 しかし。

★201303097 交響詩「エン・サガ(伝説)」op.9(1902改訂)
 1902年11月 3日初演。
 改訂版、そして決定稿。

★201411172 音詩「大洋の女神」op.73(1914)
 1914年 6月 4日初演。
 まさに、大海原を漂う、3管編成。

★201303101 劇音楽「カレリア」(1893)
 1893年11月13日初演。
 芳しくない評判。

★201303112 カレリア序曲op.10
 劇音楽「カレリア」から選ばれて序曲に。

★201303123 カレリア組曲op.11
 劇音楽「カレリア」から8曲選ばれ、演奏された後、現行の3曲に絞られました。

★201303134 レンミンカイネン組曲op.22(1893-96)
 1896年 4月13日初演。
 まず初版。「トゥオネラの白鳥」は第3曲でした。

★201303145 レンミンカイネン組曲op.22(1897)
 1897年版。

★201303156 レンミンカイネン組曲op.22(1900)
 1900年版。
 「トゥオネラの白鳥」と「レンミンカイネンの帰郷」が改訂されて単独で出版されます。
 「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」と「トゥオネラのレンミンカイネン」は、放置され・・・。

★201303167 レンミンカイネン組曲op.22(1939)
 1954年版。「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」と「トゥオネラのレンミンカイネン」が1939年に改訂され、やっと1954年に全曲出版。そして決定版。「トゥオネラの白鳥」が2曲目に。

★201511077 「レンミンカイネンの帰郷」~レンミンカイネン組曲op.22(1900)
 組曲の第4曲であり、終曲
 蘇生したレンミンカイネンが、故郷に戻ります。にぎやかな曲。

★201303171 かなしきワルツop.44(1903-4)
 1904年 4月25日初演。
 劇音楽「クオレマ」の第1曲。

★201303182 祝祭アンダンテ(1922)
 1922年12月28日初演。
 弦楽四重奏版。そして。

★201303193 祝祭アンダンテ(1930)
 1941年出版の弦楽合奏版。ティンパニは任意。

★201304174 劇付随音楽「愛国記念劇」(1899)
 1899年11月 4日初演。
 フィンランディアの初期稿を含む作品です。CDは入手可能です。

★201304185 組曲「歴史的情景」第1番op.25(1899, 1911)
 1912年10月11日初演。
 劇付随音楽「愛国記念劇(1899)」から3曲が選ばれ、改訂・編曲されています。

★201107097 フィンランドの目覚め(1899)
 「フィンランディア」の初稿。愛国記念劇(Press Celebrations Music)の第6曲。エンディングが、あっさり。録音は複数存在し、入手可能です。

★201107101 フィンランドの目覚め(1899)別版
 初稿や現行版と比べ、コーダのコラールが長い。これも録音が存在し、入手可能です。

★201107064 フィンランディアop.26(1900)
 この曲も、いわく因縁がある。まずは、今日的バージョン。

★201304211 劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」op.46(1905)
 1905年 3月17日初演。
 前奏曲を含む10曲。全曲版CDは入手可能です。

★201304222 組曲「ペレアスとメリザンド」op.46
 8曲からなる組曲に編曲。曲順も変わりました。一般的には、こちらの版で聴くことができます。

★201304207 交響的幻想曲「ポホヨラの娘」op.49(1906)
 1906年12月29日初演。

★201511081 「ベルシャザールの饗宴」の劇音楽op.51
 1906年11月 4日初演。
 組曲は翌年編纂されています。
 夜想曲は、フルート独奏曲風。ただし、バックのクラリネットも重要です。

★201407013 交響詩「夜の騎行と日の出」op.55(1901~08)
 1909年 1月23日初演。
 作曲者は、「森の暗闇のなかをひとり馬で行く一般的な人間の内面的な経験-中略-夜明けには感謝と喜びが訪れる」と語ったそうな。

★201304196 交響詩「タピオラ」op.112(1925)
 1926年12月26日初演。
 曲名は、森の神「タピオ」の領土。詳しくは、スコアに書いてある散文を。

★201111094 ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47(1903/05)
 現行版は、1905年に改訂されたもの。
 初稿はシベリウスの遺志により、演奏禁止だったけど、最近は演奏可になったようで、CDもリリースされています。

◆カリンニコフ(Vasily Sergeyevich KALINNIKOV: 1866.01.13~1901.01.11)

★201508146 交響曲第1番ト短調(1895)
 1897年 2月20日初演。
 4つの楽章からできています。

◆サティ(Erik Alfred Leslie SATIE: 1866.05.17~1925.07.01)

★201105151 ジムノペディ(1888)
 3曲あるうち、多分1番が有名。オリジナルのピアノ版の他、ドビュッシーによるオーケストラ版(1と3)も。

★201205256 グノシェンヌ(1989/91)
 ピアノ独奏曲で、全6曲。そのうち最初の3曲が有名です。

★201205315 ひからびた胎児(1913)
 「ナマコの胎児」、「甲殻類の胎児」、「柄眼類の胎児」このタイトルと曲想。楽譜を見ると、もっと意味深長。

★201205267 パラード(1917)
 1917年 5月18日初演。指揮はアンセルメ。
 1幕のバレエ。初演は、春祭(1913.05.29)なみにスキャンダルに。バレエとしては、あまり再演されていません。もっぱら、組曲版でオーケストラのレパートリーに。

★201205304 官僚的なソナチネ(1917)
 このタイトルと曲想。どう感じますか。

★201205271 ソクラテス(1918)
 1920年 2月14日初演。
 3部からなる、交響的ドラマ。第3部は、20分を越す、彼にとって最長の大作。

★201205293 メルクリウスの冒険(1924)
 1924年 6月25日初演。
 衣装と装置は、ピカソが担当しました。

★201205282 ルラーシュ-本日休演(1924)
 1924年12月24日初演。
 彼の最後の作品で、2幕物のバレエ音楽。

◆グラナドス(Enrique GRANADOS y Campiña: 1867.07.27~1916.03.24)

★201104263 12のスペイン舞曲op.37(1892/1900)より第4番「ビリャネスカ」
 オリジナルのピアノ版ならラローチャとか、ギターと管弦楽版はナクソスで。

★201307126 ピアノ組曲「ゴイェスカス」(1911)
 1911年 3月11日初演。
 2部6曲と、補遺に2曲。

★201307137 歌劇「ゴイェスカス」(1913)
 1916年 1月28日初演。
 ピアノ組曲の改作。そして、初演の帰路、ドイツ軍潜水艦の無差別攻撃で亡くなってしまいました。

◆ルーセル(Albert Charles Paul Marie ROUSSEL: 1869.04.05~1937.08.23)

★201202132 交響曲第3番ト短調op.42(1829/30)
 1930年10月22日クーセヴィツキー=ボストンsoが初演。
 ミンシュ=コンセール・ラムルーとかで。

★201104274 交響曲第4番イ長調op.53(1934)
 ミンシュ=コンセール・ラムルーとかで。

★201202121 バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」op.17(1912)
 1913年 4月 3日初演。
 交響的断章と呼ばれる組曲もあります。
 マルティノン=フランス国立RO(1971)は、全曲盤です。

★201202143 バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」op.43(1777)
 1931年 5月22日初演。
 組曲もあります。
 マルティノン=フランス国立RO(1971)は、組曲盤です。

◆レハール(Franz LEHÁR: 1870.04.30~1948.10.24)

★201112181 喜歌劇「メリー・ウィドウ」(1905.12.30初演)
 ガーディナー=ウィーン・フィルなど。映像もいくつか存在して、入手可能です。

★201407131 「ヴィリアの歌」~歌劇「メリー・ウィドウ」第2幕
 ハンナ(ヒロイン)の、聴きどころ。

★201407142 「マキシムへ行こう」~歌劇「メリー・ウィドウ」第2幕
 ダニロ(煮え切らないヒーロー)の、虚勢を張っている歌。

★201407153 「唇は語らずとも」~歌劇「メリー・ウィドウ」第3幕
 デュエットの名曲。

◆フローラン・シュミット( Florent SCHMITT: 1870.09.28~1958.08.17)

★201311156 ディオニソスの祭り(1913)
 1925年 6月ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団初演。
 今日的吹奏楽の編成とは異なるため、実演でオリジナル通りには聴くことができません。残念。
 IMSLP でスコアを入手可能です。

◆ヴィエルヌ(Louis Victor Jules VIERNE: 1870.10.08~1937.06.02)

★201307277 オルガン交響曲第1番ニ短調op.14(1898-99)
 1903年初版。
 全6楽章。40分くらい。独奏オルガンが醸し出す、交響曲の世界。
 2013年サントリーホール「おとなのオルガン探検」最後の演奏曲は、この曲のフィナーレです。

★201307281 オルガン交響曲第2番ホ短調op.20(1902)
 1903年初版。
 全5楽章。37分くらい。

★201310315 オルガン交響曲第3番嬰ヘ短調op.28(1911)
 5楽章。第4、5楽章は代表作。

★201407245 24の幻想的小品集 組曲第3番op.54(1927)
 「即興曲」が、2014.07.19.7 サントリーホールでの「おとなのオルガン探検」で演奏されました。

◆スクリャービン(Alexander Nikolayevich SCRIABIN: 1872.01.06~1915.04.27)

★201310304 交響曲第3番「神聖なる詩」op.43(1903/04)
 3楽章だけども、続けて演奏されます。

★201406302 交響曲第5番「プロメテウス」op.60(1910)
 1911年 3月初演。
 四管編成。そして、色光ピアノ?

★201403172 ピアノ協奏曲嬰ヘ短調op.20(1896-97)
 1897年10月23日初演。27分くらい。
 本人のソロで初演されました。
 最後の余韻まで味わおう。

◆ヴォーン・ウィリアムズ(Ralph VAUGHAN-WILLIAMS: 1872.10.12~1958.08.26)

★201311167 ロンドン交響曲(1912/13)
 1914年 3月27日初演。
 第一次世界大戦の混乱などがあり、今日版は1936年ごろに確定しました。
 2番目の交響曲です。

★201311171 交響曲第4番(1931/34)
 1935年 4月10日初演。
 彼にとっては、標題のない初めての交響曲。

★201201243 グリーンスリーヴスによる幻想曲
 1934年初演。
 イギリスの古歌、歌劇「恋するサー・ジョン」(1928)の第3幕間奏曲がオリジナル。
 これも作曲者ではなく、グリーヴスの編曲で有名に。

★201201232 イギリス民謡組曲管弦楽版(1924)
 オリジナルの吹奏楽版は、1923年に作曲。
 こちらは、ジェイコブによってオーケストレーションされています。ジェイコブは、ブラスバンド版も編曲したそうです。

★201301057 チューバ協奏曲(1954)
 1954年 6月13日初演。
 ロンドン交響楽団の50周年委嘱作品。
 チューバ奏者が、必ず練習する曲。3楽章で12分ほど。

◆レーガー(Johann Baptist Joseph Maximilian REGER: 1873.03.19~1916.05.11)

★201111105 モーツァルトの主題による変奏曲とフーガop.132(1914)
 トルコ行進曲付きのソナタの第1楽章の主題がテーマ。
 ベーム=ザクセン(1938)盤もあります。

◆ラフマニノフ(Sergei Vasil'evich RACHMANINOV: 1873.04.01~1943.03.28)

★201111142 交響曲第1番ニ短調op.13(1895)
 若書きの、ド派手な冒頭。しかし初演は酷評。
 紆余曲折があって、復活初演は、彼の死後1945年10月17日。こちらは大好評。

★201103197 交響曲第2番ホ短調op.27(1907)
 どの楽章も魅力的だが、第3楽章は絶品。

★201301072 交響曲第3番イ短調op.44(1935/6)
 1936年11月 6日初演。ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団
 3楽章形式で、お約束の「怒りの日」が。

★201103201 交響的舞曲op.45(1940)
 第1楽章の中間部は絶品。

★201108266 ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調op.1(1917改訂版)
 現行版。第2番や3番を作曲してから大改訂したもの。
 ラフマニノフ自身の演奏による録音が、CDになっている。

★201103212 ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18(1901)
 スコアの最初1ページで、ラフマニノフの世界に。

★201103271 ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30(1909)
 第2番に劣らず。

★201403021 ピアノ協奏曲第4番ト短調op.40(1914-26)
 1927年 3月18日。ラフマニノフのピアノ、ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団が世界初演。

★201403032 ピアノ協奏曲第4番ト短調op.40第2稿(1928出版)
 初演後、3楽章を中心に改訂。

★201403043 ピアノ協奏曲第4番ト短調op.40最終稿(1938改訂)
 1944年出版。ラフマニノフの自作自演はこの版。

★201103256 パガニーニ・ラプソディop.43(1934)
 そりゃもう、第18変奏が絶品。

★201103223 前奏曲嬰ハ短調~幻想的小品集op.3(1892)より
 「鐘」ともいわれる。浅田真央の、でも通じるか。譜から、すぐにあの音をイメージできる人は、スゴイ。

★201103267 ヴォカリーズop.34-14
 ソプラノまたはテノールのための「14の歌曲集」op.34(1912出版)の終曲
 オリジナルのピアノ版の他、さまざまなアレンジで。

◆シェーンベルク(Arnold SCHÖNBERG: 1874.09.13~1951.07.13)

★201209183 清められた夜 op.4(1899)
 1902年月日初演。
 弦楽六重奏がオリジナル。無調には到達していません。

★201209172 グレの歌(1900/11)
 1913年 2月23日初演。
 無調ではない作品です。

★201209194 ワルシャワの生き残りop.46(1947)
 1948年11月 4日初演。
 完璧な12音技法の作品。

★201209205 歌劇「モーゼとアロン」(1930-未完)
 1954年 3月12日2幕までのコンサート初演。
 3幕は台本が完成されたものの、音楽はスケッチ段階。

◆ホルスト(Gustavus Theodore von HOLST: 1874.09.21~1934.05.25)

★201203295 組曲「惑星」op.32 より
第1曲「火星、戦争をもたらす者」(1914, 17)
 Mars, the Bringer of War
 5拍子と、ユーフォニウムの使用。

★201203306 組曲「惑星」op.32 より
第2曲「金星、平和をもたらす者」(1914, 17)
 Venus, the Bringer of Peace
 途中の 3/4 のところが、特にいいんです。

★201203317
 ホルスト 作曲 組曲「惑星」op.32 より
第3曲「水星、翼のある使者」(1916, 17)
 Mercury, the Winged Messenger
 複調と、6/8 と 2/4 の交錯。
 実は、ホルスト自身によるスコアリングは、この曲だけだとのこと。

★201104156 作曲 組曲「惑星」op.32 より
第4曲「木星、快楽をもたらす者」(1914, 17)
 Jupiter, the Bringer of Jollity
 第4主題は歌詞付きで有名ですネ。

★201204011 組曲「惑星」op.32 より
第5曲「土星、老いをもたらす者」(1915, 17)
 Saturn, the Bringer of Old Age
 ホルストお気に入りの作品。

★201204022 組曲「惑星」op.32 より
第6曲「天王星、魔術師」(1915, 17)
 Uranus, the Magician
 「魔法使いの弟子(1897)」が聞こえてきませんか。

★201204033 組曲「惑星」op.32 より
第7曲「海王星、神秘主義者」(1915, 17)
 Neptune, the Mystic
 今日的にも、最後の惑星。女声コーラスとともに。

★201204044 組曲「惑星」op.32 のための
第8曲「冥王星」
 1930年に発見された「冥王星」。
 ホルストは作曲に取りかかったものの、完成することなく亡くなりました。どんな曲だったのでしょう。

◆グリエール(Reinhold Moritzevich GLIÈRE: 1875.01.11~1956.06.23)

★201301083 バレエ音楽「赤いけしの花」op.70初版(1926/7)
 1927年 6月14日ボリショイ劇場で初演。

★201301094 バレエ音楽「赤いけしの花」op.70改訂版(1949)
 1949年12月30日ボリショイ劇場で初演。

★201301105 バレエ音楽「赤い花」(1955)
 1957年11月24日ボリショイ劇場で初演。
 改訂により、「赤いけしの花」からこのタイトルに。

★201301116 バレエ組曲「赤いけしの花」op.70a
 有名な「ロシア水兵の踊り」を含む6曲。

★201105162 バレエ音楽「青銅の騎士」op.89(1948/9)
 サー・エドワード・ダウンズ=BBCpo で聴くことができるのは、組曲版。

◆クライスラー(Fritz KREISLER: 1875.02.02~1962.01.29)

★201310142 愛の喜び(b.1910)
 ハ長調、3/4拍子。彼の作品といえばこの曲。

★201310153 愛の悲しみ(b.1910)
 イ短調、3/4拍子。「喜び」と対となる作品。

★201310175 ウィーン奇想曲op.2(1910)
 これも、彼の代表曲。

★201310164 中国の太鼓op.3(1910)
 20世紀初頭的オリエンタル趣味。

◆ラヴェル(Joseph-Maurice RAVEL: 1875.03.07~1937.12.28)

★201308037 スペイン狂詩曲(1895, 1907/8)
 1908年 3月15日初演。
 全4曲。ピアノのための作品を管弦楽へ。

★201106117 バレエ音楽「ダフニスとクロエ」op.57(1909/12)
 まずは、全曲版を。

★201106143 組曲「ダフニスとクロエ」(1911, 13初演)
 第1組曲op.57a は、第1部の途中から第2部の途中まで。
 第2組曲op.57b は、ほぼ第3部全部。

★201308052 ラ・ヴァルス(1919/20)
 1920年12月12日オーケストラ版初演。
 こちらが原曲。バレエとしての初演は、二説あって、時のかなたに混沌としているとのこと。

★201111116 ボレロop.81(1928)
 オーケストラ版、ピアノ連弾版、ギャルド版(初演の指揮はラヴェル)などなど。

★201209087 ピアノ協奏曲ト長調(1929/31)
 1932年 1月初演。
 ストラビンスキーとかガーシュインが聞こえてくるような。

★201209091 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調op.82(1929/30)
 1931年11月27日初演。
 この曲には、ショスタコービッチを感じませんか。

★201308026 弦楽四重奏曲ヘ長調(1902/3)
 1904年 3月 5日初演。
 フランクの循環法が、ここでも。出版にあたり改訂されています。

★201307266 ツィガーヌ(1924)
 1924年 4月26日初演。
 ヴァイオリンとピアノ、あるいは管弦楽のための、情熱的な作品です。
 チゴイネルワイゼンより難しいかも。

★201307314 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1920/2)
 1922年 4月 6日初演。
 全4楽章、20分ほどの作品。

★201508297 水の戯れ(1901)
 1902年 4月 5日世界初演。
 パリ音楽院在学中の作品。

★201106154 マ・メール・ロア(1908/10)
 ピアノ連弾版、オーケストラ版op.60(1911)、バレエ版op.62(1912)。

★201110216 亡き王女のためのパヴァーヌop.19(1899)
 ピアノ版(1899)、オーケストラ版(1910)。
 マルティノンだったかな、最後の小節でスコアに無い音が入っているの。

★201109284 ピアノのための組曲「鏡」op.43(1904/5)
 5曲からなる組曲だけども、3.海原の小舟(1906)と、4.道化師の朝の歌(1918)は、ラヴェル本人によって管弦楽版が作られました。
 フランソワやクリュイタンスなどで。

★201508301 夜のガスパール(1908)
 1909年 1月 9日世界初演。
 ピアノ独奏曲で、3曲からなる組曲。

★201308041 ラ・ヴァルス(1919/20)
 1920年10月23日2台ピアノ版初演。
 原曲より先に初演されました。

◆ケテルビー(Albert William KETÈLBEY: 1875.08.09~1959.11.26)

★201311252 ファントム・メロディ(1912)
 出世作。

★201311182 修道院の庭で(1915)
 「美しく花咲き乱れ、緑濃き木々の枝に小鳥がさえずる古びた修道院の庭。礼拝堂からは『主よ、憐れみたまえ』と歌う修道士のコーラス」といった、作曲者自身の解説。

★201311263 ペルシャの市場で(1920)
 代表曲。合唱付き。

★201311215 牧場を渡る鐘(1921)
 初夏の日曜日の朝、ミサに向かう村人たち。

★201311226 中国寺院の庭で(1923)
 20世紀前半、当時の西洋人がイメージする中国寺院。

★201311237 心の奥深く(1924)
 讃美歌風のメロディ、ついで古いユダヤ旋律、再び讃美歌風のメロディ。

★201311241 楽しいハムステッド地区(1924)
 当時この地区は、ロンドン市民の行楽地。

★201311204 エジプトの秘境で(1931)
 コーラス付きの作品。

★201311193 ウェッジウッドの青
 曲名は、陶工の名匠の名前(1730~1790)。

◆デ・ファリャ(Manuel de FALLA y Matheu: 1876.11.23~1946.11.14)

★201107145 フラメンコ「ヒタネリア」(1915)
 「恋は魔術師」の初期稿。
 1915年版という表記で、複数のディスクが入手可能です。

★201107134 組曲「恋は魔術師」(1916初演版)
 フラメンコ「ヒタネリア(1915)」が残念な評価に終わったために、セリフ、独唱、ピアノを含む二管編成の管弦楽に改訂されて出来上がりました。

★201107156 バレエ音楽「恋は魔術師」(1925改訂版)
 組曲版が好評だったので、今日版へと改訂が行われました。
 ちなみに、チェスター社のスコアでは、コピーライトが1924年になっています。

★201107167 ピアノ組曲「恋は魔術師」
 作曲者自身によるセレクション版。パントマイム、情景~きつね火の踊り、亡霊~恐怖の踊り、魔法の輪、真夜中~火祭りの踊り。
 デ・ラローチャの演奏で。

★201107112 バレエ音楽「三角帽子」(1919)
 初演版は、パントマイム音楽「代官と粉屋の女房」(1917)。
 組曲版より全曲版を聴きましょう。

★201107123 交響的印象「スペインの庭の夜」(1909/15)
 デ・ラローチャのピアノなどで。

★201302123 7つのスペイン民謡組曲(1915)
 ベルガンサとイエペス などで。

★201104252 7つのスペイン民謡組曲(1915)より第4曲「ホタ」
 実演では、カルドソと村治(2011年 4月23日(土) フィリアホール 横浜市青葉区青葉台)は良かったです。

◆レスピーギ(Ottorino RESPIGHI: 1879.07.09~1936.04.18)

★201109295 交響詩「ローマの噴水」(1915/16)
 ローマ三部作の第1作。
 1917年3月11日に初演。この曲の真価が表出したのは、1918年2月11日。指揮は、トスカニーニだった。

★201110253 交響詩「ローマの松」(1924)
 ローマ三部作の第2作。
 1924年12月14日に初演。今そこにある「松」ではなく、古代ローマの記憶と幻想が描かれています。

★201111153 交響詩「ローマの祭り」(1928)
 ローマ三部作の第3作。
 初演(1929年2月21日)したトスカニーニの指揮で。

★201201195 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第1組曲(1917)
 「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、それぞれ4曲からなる組曲で、第3組曲まであります。
 まず、順番に聴きましょう。1曲目、なかなかいい感じですよ。

★201201206 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第2組曲(1923)
 第1組曲より規模の大きいオーケストレーション。

★201201217 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲(1931)
 第3曲「シチリアーナ」が有名だけれども、他の曲も聞き逃せないですネ。
 なお、全組曲の原曲は、hyperion CDA66228(1986録音) に収録されています。

★201311285 バレエ音楽「風変わりな店」(1919)
 1919年 6月 5日初演。
 ロッシーニの「老いのいたずら」から編曲されました。
 8曲が連続して演奏されます。

★201311274 組曲「鳥」(1927)
 1927年 6月初演。
 前奏曲と4種類の鳥。

★201311296 メタモルフォーゼ(1829/30)
 1930年 6月初演。
 ボストン交響楽団の委嘱作品。

★201311307 バレエ音楽「シバの女王ベルキス」(1930/31)
 1932年 1月23日初演。
 まず、全曲版を。

★201312011 組曲「シバの女王ベルキス」(1934)
 1932年 1月23日初演。
 レスピーギ自身によって、4曲が選ばれました。

◆バルトーク(BARTÓK Béla Viktor János: 1881.03.25~1945.09.26)

★2011050173
 管弦楽のための協奏曲Sz.116(1943)1944.12.01初演版
 出版譜にも残っていますし、クーセヴィツキー=BSO(1944年録音)などで聴くことができます。

★2011050184
 管弦楽のための協奏曲Sz.116(1943/5)1945.02改訂版
 第4楽章コーダの部分が改訂され、決定稿として出版されています。一般的に聴かれるのは、このエンディング。

★201301245 ハンガリーの風景Sz.97(1931)
 1932年 1月14日初演。
 ピアノ曲集の「10のやさしい小品」、「3つのブルレスク」、「4つの挽歌」、「子供のために」から5曲を管弦楽用に編曲した作品。

★201301256 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106(1936)
 1937年 1月21日初演。
 録音多数。チェレスタよりもピアノが目立つ。

★201301212 2台のピアノと(2群の)打楽器のためのソナタSz.110(1937)
 1938年 1月26日初演。
 国際現代音楽協会バーゼル支部10周年記念演奏会のために委嘱された作品。

★201301234 2台のピアノと(2群の)打楽器のための協奏曲Sz.115(1937/40)
 1942年11月14日初演。
 ソナタを管弦楽との協奏曲に改訂。

◆エネスコ(ク)(George ENESCU: 1881.08.19~1955.05.04)

★201103046 ルーマニア・ラプソディー第1番(1901)
 音源:ジーン=スロヴァキア などで。

★201402172 ルーマニア・ラプソディー第2番(1902)
 1番ほど演奏されないかもしれないが、CD なら両方録音されています。

◆ストラヴィンスキー(Igor Fyodorovitch STRAVINSKY: 1882.06.17~1971.04.06)

★201102282 バレエ音楽「火の鳥」
 まずは、1910年の全曲版。

★201105195 バレエ組曲「火の鳥」1911年版
 カスチェイ一党の凶悪な踊りで終わる版。ブーレーズ=BBCsoで。

★201105206 バレエ組曲「火の鳥」1919年版
 4管編成を2管編成に。よく演奏されるバージョン。

★201105217 バレエ組曲「火の鳥」1945年版
 1919年版と比べて、オーケストレーションが異なる。シャイー=コンセルトヘボウとかで。

★201106062 バレエ音楽「ペトルーシュカ」1911年初演版
 4管編成。

★201106073 バレエ音楽「ペトルーシュカ」1947年改訂版
 3管編成。

★201106121 ペトルーシュカからの3楽章(1914)
 ルービンシュタインの依頼により、ストラヴィンスキー自身が編曲。
 第1場より「ロシアの踊り」、第2場より「ペトルーシュカの部屋」、第3場より「謝肉祭」からなっています。

★201503033 バレエ音楽「春の祭典(1913初稿)」
 1913年 5月29日初演。
 自筆譜。ジンマン=チューリヒ・トーンハレで聴くことができます。

★201503044 第2部序奏(1922)~春の祭典
 1922年10月31日初演。
 アンセルメ=チューリヒ・トーンハレで演奏された短縮版のための稿です。
 ジンマン=チューリヒ・トーンハレで聴くことができます。

★201102057 バレエ音楽「春の祭典(1947, 1967)」
 ピアノ・デュオ版もあります。

★201407212 バレエ音楽「プルチネッラ」(1919/20)
 1920年 5月15日初演。
 1965年に改訂。

★201407223 バレエ組曲「プルチネッラ」(1924)
 16曲から8曲をチョイス。1947年に改訂。

★201511011 バレエ音楽「妖精の口づけ」(1927)
 1928年11月27日パリ・オペラ座で、作曲者の指揮で初演。
 1幕4場。アンデルセンの「雪の童話」を原作として、チャイコフスキー没後35年の年に、彼の業績を記念する作品として作曲されました。

◆コダーイ(KODÁLY Zoltán: 1882.12.16~1967.03.06)

★201402161 夏の夕べ(1906)
 初稿1906年初演。
 第2稿1930年初演。トスカニーニの助言によって、改訂。

★201109306 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」(1926)
 歌劇・ジングシュピール(音楽付きの芝居)として作曲され、バルトークの勧めで1927年に組曲に。

★201301197 ガランタ舞曲(1933)
 1933年10月23日初演。
 ブダペスト・フィルハーモニック協会の創立80周年記念のため作品。
 演奏時間は、15分くらい。

★201402157 オーケストラのための協奏曲(1939/40)
 1941年 2月 6日初演。
 シカゴso創立50周年記念作品。バルトークより先に作曲。19分ほどの作品です。

◆ウェーベルン(Anton WEBERN:1883.12.03~1945.09.15)

★201301201 パッサカリアop.1(1908)
 1908年11月 8日初演。12分くらい。
 3管編成のオーケストラ作品。録音多数。スコアは、Philharmonia。

★201301223 編曲 六声のリチェルカーレ~「音楽の捧げ物」BWV1079(1935)
 1935年 4月25日ロンドン初演、ウェーベルン指揮BBC交響楽団。11分くらい。
 それぞれ1本の、フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーンと、ティンパニ、ハープ、弦楽五部という編成。

★201412056 管弦楽のための6つの小品op.6(1909-10)
 1913年 3月31日初演。
 4管編成。全体で、12分ほど。

★201412067 管弦楽のための6つの小品 改訂版op.6(1928)
 1929年 1月27日初演。
 2管編成。

★201412071 管弦楽のための6つの小品 室内楽版op.6(1920)
 作曲者自身による編曲です。

★201411301 管弦楽のための5つの小品op.10(1911-13)
 1926年初演。
 極限にまで短く凝縮された音楽。全体で、4分ほど。

★201412082 管弦楽のための変奏曲op.30(1940)
 1943年初演。
 彼の最後のオーケストラ作品。

◆ヴァレーズ(Edgard Victor Achille Charles Varèse: 1883.12.22~1965.11.06)

★201211273 Arcana(1927)
 19分ほどの作品。こちらは「火の鳥」の引用。

★201211262 Amriques Original Version(1920)
 25分ほどの作品。春祭の引用を探すもよし、なぜアメリカ(複数形)なのか考えるもよし。
 戦後改訂され、この初期稿は破棄されたけど、彼の死後弟子たちによって復元されたんだそうな。(1990年代のこと)

★201211251 電離[Ionisation(イオニザシオン)](1931)
 1933年 3月 6日初演。
 5分30秒ほどの、打楽器アンサンブルのための作品。サイレンも鳴ります。

★201211236 密度 21.5(1936)
 1936年 2月16日初演。
 4分ほどの作品。
 タイトルは、白金の密度のこと。フルートの独奏曲です。
 ドビュッシーのシランクスの冒頭を想起させるものの、まったく別の世界へ。

★201211144 チューニング・アップ(1947)
 5分ほどの作品。
 器楽合奏の演奏会といえば、チューニング。引用も多数。

★201301186 ポエム・エレクトロニク(1957)
 8分くらいの作品。ブリュッセル万博で、フィリップス館で演奏されていた電子音楽です。

◆ベルク(Alban Maria Johannes BERG: 1885.02.09~1935.12.24)

★201312022 ヴァイオリン協奏曲(1935)
 1936年 4月19日初演。
 12音技法による作品。そして彼の完成できた最後の作品。
 耳にするチャンスは、比較的多いでしょう。

★201312055 抒情組曲(1925/26)
 1927年 1月 8日初演。
 弦楽四重奏曲にして、彼の12音技法による最初の大曲です。

★201312066 抒情組曲からの3楽章(1928)
 1929年初演。
 第2、3、4楽章を弦楽合奏用に編曲したものです。

★201312033 歌劇「ヴォツェック」(1914/22)
 1925年12月14日初演。
 主人公が、内縁の妻を殺すという悲惨な内容です。

★201312044 歌劇「ヴォツェック」からの3つの断章(1914/22)
 1924年 6月11日初演。
 作曲者自身により歌劇から3つの場面が抜粋され、ソプラノとオーケストラで演奏されます。

◆ヴィラ=ロボス(Heitor VILLA-LOBOS :1887.03.05~1959.11.17)

★201403231 ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための幻想曲op.630(1948)
 ミュールのために作曲。しかし、彼が演奏する機会がありませんでした。

◆イベール(Jacques François Antoine IBERT: 1890.08.15~1962.02.05)

★201209124 交響組曲「寄港地」(1922)
 1924年 1月 6日初演。
 マルティノン=フランス(1974録音)盤などで。

★201209135 祝典序曲(1939/40)
 1940年12月 7, 8日山田耕筰の指揮で初演。
 皇紀2600年奉祝曲のひとつ。
 諸事情で、1941年改訂。今日版はこちら。

★201209146 架空の愛へのトロピズム(1957)
 晩年の作品で、20分を越します。
 マルティノン=フランス(1974録音)盤などで。

★201301142 フルート協奏曲(1933/3)
 1934年 2月25日初演。
 3楽章形式。20世紀のフルート協奏曲の代表曲。

★201209157 アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲(1935)
 1935年 5月 2日放送初演。1935年12月11日公開初演。
 初演者について、大人の事情が。

★201209161 木管五重奏のための3つの小品(1930)
 ベルリン・フィル木管合奏団盤などで。

◆フランク・マルタン(Frank MARTIN: 1890.09.15~1974.11.21)

★201301127 フルート、弦楽オーケストラとピアノのためのバラード(1939/41)
 1939年に、フルートとピアノのために作曲され、1941年に弦楽オーケストラ付きに改訂されました。「瞑想」的な作品です。

◆プロコフィエフ(Sergei Sergeevich PROKOFIEV: 1891.04.23~1953.03.05)

★201312077 交響曲第1番ニ長調op.25(1917)
 1918年 4月21日初演。
 古典交響曲。
 「もしもハイドンが今でも生きていたら書いたであろう作品」として有名。

★201201173 交響曲第5番変ロ長調op.100(1944)
 第二次世界大戦がらみの曲。
 初演は、1945年 1月13日。

★201109107 交響曲第7番嬰ハ短調op.131(1952)
 初稿は弱奏で終わり、改訂稿は20小節ほど追加して強奏で終わります。
 録音は両方あるので注意。

★201103164 3つのオレンジへの恋(1919)
 特に、「行進曲」にスターウォーズを感じることでしょう。

★201206193 ピーターと狼op.67(1936)
 1936年 5月 2日初演。ブリテンよりも早いんですね。

★201312081 バレエ音楽「ロミオとジュリエット」op.64(1935)
 1938年12月30日初演。
 まずは、全曲版。

★201312092 バレエ組曲「ロミオとジュリエット」第1番op.64bis(1936)
 1936年11月24日初演。
 つまり、バレエより先に初演されています。

★201312103 バレエ組曲「ロミオとジュリエット」第2番op.64ter(1937)
 1937年 4月15日初演。
 この組曲も、先行初演。

★201312114 バレエ組曲「ロミオとジュリエット」第3番op.101(1946)
 1946年 3月 8日初演。
 以上、組曲の国内版は、全音から出版されています。

★201312125 ピアノ組曲「ロミオとジュリエットからの10の小品」op.75(1937)
 1937年初演。
 プロコフィエフ本人が初演しました。

◆オネゲル(Arthur HONEGGER: 1892.03.10~1955.11.27)

★201403297 交響曲第1番(1930)
 1931年 2月13日初演。
 ボストン交響楽団創立50周年委嘱作品。
 3楽章。22分ほどの作品。パシフィック231などを作曲後の、意欲作。

★201403301 交響曲第2番(1936/41)
 1942年 5月18日初演。
 バーセル室内管弦楽団創立10周年委嘱作品。
 3楽章。24分ほどの弦楽と、1本のトランペットのための作品。

★201403312 交響曲第3番「典礼風」(1945/46)
 1946年 8月17日初演。
 プロ・ヘルヴェティア財団からの委嘱。初演指揮のミュンシュに献呈されました。
 3楽章。30分ほどの作品。レクィエムや詩篇からタイトルがつけられています。

★201404024 交響詩「夏の牧歌」(1920)
 1921年 2月17日初演。
 8分ほどの牧歌的な作品です。

★201312136 交響的運動第1番「パシフィック 231」(1923)
 1924年 5月 8日クーセヴィツキーの指揮で初演。
 何故か、ティンパニがない。
 蒸気機関車として聴くか、テンポの指定は遅くなっていくのに速くなっていくように聴こえる、として聴くか。

★201312147 交響的運動第2番「ラグビー」(1928)
 1928年10月19日アンセルメの指揮で初演。
 ラグビーの観戦中のエピソードから作曲。実演では、あまり聞くチャンスがないですね。

★201312151 交響的運動第3番(1933)
 1933年初演。
 標題なし。フルトヴェングラーに献呈。

◆グローフェ(Ferde GROFE: 1892.03.27~1972.04.03)

★201312151 グランド・キャニオン(1920/30)
 1931年11月22日初演。
 ウィンド・マシーンが必要です。

◆ミヨー(Darius MILHAUD: 1892.09.04~1974.06.22)

★201312173 バレエ音楽「世界の創造」op.81(1923)
 1923年10月25日初演。
 ジャズを取り入れて作曲しました。

★201312184 プロヴァンス組曲op.152b(1936)
 1937年初演。
 作曲者の故郷の民謡などで構成されています。

★201101297 ルネ王の暖炉(1939)
 木管五重奏曲。ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団などで。

◆オルフ(Carl ORFF: 1895.07.10~1982.03.29)

★201312232 世俗賛歌「カルミナ・ブラーナ」(1936)
 1937年 6月 8日初演。
 後に、三部作となる最初の作品。
 序とエピローグがよく聞かれます。

★201312243 劇的演技「カトゥーリ・カルミナ」(1930,43)
 1943年。
 1世紀ローマの詩人カトゥルスの恋愛詩による作品です。

★201312254 劇的コンチェルト「アフロディテの勝利」(1952)
 1953年初演。
 結婚の喜び、愛の勝利を歌いあげます。
 以上三曲で劇的三部作「勝利」。三曲通しての初演は、1953年。

◆ヒンデミット(Paul HINDEMITH: 1895.11.16~1963.12.28)

★201312206 交響曲「画家マティス」(1934)
 オペラの音楽を再構成したもので、オペラよりも先に初演されています。

★201312195 歌劇「画家マティス」(1934/35)
 1938年初演。
 16世紀のドイツの画家マティス・ゴートハルト・ナイトハルトを題材にしたため、ナチスと対立。

★201408134 歌劇「世界の調和」(1936/57)
 1957年 8月11日初演。
 5幕。

★201408145 交響曲「世界の調和」(1950/1)
 1952年 1月25日初演。
 バーゼル室内管創立25周年のために、歌劇を改作しました。

★201408112 バレエ音楽「気高き幻想」(1938)
 1938年夏ロンドンで初演。

★201408123 組曲「気高き幻想」(1938)
 1938年 9月13日初演。
 バレエ音楽から、3曲をセレクトしました。

★201312217 ウェーバーの主題による交響的変容(1943)
 1944年 1月20日初演。
 アメリカに亡命し、作曲されました。
 ウェーバーのピアノ連弾曲op.253、op.265、op.10、そして劇付随音楽「トゥーランドット」op.75 の序曲の中からテーマが選ばれています。

★201408156 ピッツバーグ交響曲(1958)
 1959年 1月30日初演。
 ピッツバーグ市創立200年記念作品です。

★201312221 朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された「さまよえるオランダ人」序曲(1925)
 タイトルの通り。編成は、弦楽四重奏。

★201408167 朝の音楽(1932)
 金管五重奏のための作品です。

◆宮澤 賢治[みやさわ けんじ](1896.08.27~1933.09.21)

★201102271 星めぐりの歌
 音源:映画「銀河鉄道の夜(1985)」のサントラなど。

◆ガーシュウィン(George GERSHWIN: 1898.09.26~1937.07.11)

★201108093 パリのアメリカ人(1928)
 彼自身がオーケストレーションした初版と、ワトソンによる改訂版があって、現在演奏されているのは後者。
 初版の方が長いらしい。

★201201033 ラプソディ・イン・ブルー(1924.02.12初演)
 1924初演版、1926グローフェによる管弦楽版、1946グローフェによる1926の改訂版。
 現在演奏されているのは1946。

★201211155 ピアノ協奏曲ヘ調(1925)
 1925年12年 3日初演。
 「ブルー」に比べると、ちゃんとした3楽章形式の作品。

◆近衛 秀麿[このえ ひでまろ](1898.11.18~1973.06.02)

★201312265 越天楽(1931)  管弦楽への編曲です。
 ストコフスキーの他、沼尻=東京都so(2000, Naxos)など音源があります。

◆プーランク(Francis Jean Marcel POULENC: 1899.01.07~1963.01.30)

★201411205 オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調(1934)
 1938年12月16日私的初演。
 1939年 6月21日公的初演。
 単一楽章。全体で、22分くらい。

★201312276 ソナタ(1922, 45)
 ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ。なかなかぶっ飛んでいます。

★201411183 バレエ音楽「典型的動物」(1940)
 1942年 8月 8日初演。
 1幕もののバレエ音楽で、パリ・オペラ座の依頼で作曲されました。

★201411194 組曲「典型的動物」(1942)
 バレエ音楽から4曲を選んで作られています。

◆チャベス(Carlos Antonio de Padua CHAVEZ y Ramirez: 1899.06.13~1978.08.02)

★201312287 打楽器六重奏曲「トッカータ」(1942)
 1947年初演。
 打楽器アンサンブルの古典のひとつ。

◆ヴァイル(Kurt Julian WEILL: 1900.03.02~1950.04.03)

★201209043 音楽劇「三文オペラ」(1928)
 1928年 8月31日初演。
 映画化もされています。

◆コープランド(Aaron COPLAND: 1900.11.14~1990.12.02)

★201103153 交響曲第3番(1946)
 フィナーレで、「市民のためのファンファーレ(1942)」が引用されます。

★201208283 エル・サロン・メヒコ(1932/36)
 1937年 8月27日初演。あのチャベスの指揮。

★201208294 バレエ音楽「ビリー・ザ・キッド」(1938)
 1938年10月16日初演。

★201208305 バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」(1938)
 1940年11月 9日初演。

★201208272 Quiet City(静かな都会)(1939, 41)
 1941年 1月28日初演。
 1940年の付随音楽からの編曲作品です。

★201208316 バレエ音楽「ロデオ」(1942)
 1942年10月16日初演。

★201209017 バレエ組曲「ロデオ」(1942)
 1943年 5月28日初演。

★201209021 バレエ音楽「アパラチアンの春」(1943/44)
 1944年10月30日初演。

★201209032 バレエ組曲「アパラチアンの春」(1945)
 1945年 5月初演。

★201106213 リンカーンの肖像(1942)
 リンカーンの手紙や演説の中から、「ゲティスバーグの演説」を中心としたナレーションが聴かれます。
 参考音源:シュワルツ=シアトルso(ナレーター:ダース・ヴェイダー)盤

◆トマジ(Henri TOMASI: 1901.08.17~1971.01.13)

★201209102 トロンボーン協奏曲(1956)
 3つの楽章からなる、17分くらいの作品。
 リンドベルイのソロ・トロンボーン盤などで。

★201209113 管楽六重奏曲「春」(1963)
 木五+アルト・サクソフォンという編成。3つの楽章には、「鳥たちの目覚め」、「愛の歌」、「鳥たちの踊り」とタイトルが付いています。
 ベルリン・フィル木管合奏団盤などで。

◆ロドリーゴ(Joaquín RODRIGO Vidre: 1901.11.22~1999.07.06)

★201208257 アランフェス協奏曲(1839)
 1940年12年11日初演。
 3楽章全部聴きましょう。

★201208261 ある貴紳のための幻想曲(1954)
 1958年 3月 5日初演。
 こちらは4楽章あります。
 イエペス=デ・ブルゴス=スペイン国立とか、村治=ロドリーゴ室内とか。

◆ウォルトン(Sir William Turner WALTON: 1902.03.29~1983.03.08)

★201312291 交響曲第1番変ロ短調(1935)
 1935年11月 6日初演。
 4楽章。1934年12月に、1~3楽章が先行初演されまた。

★201105125 戴冠行進曲「クラウン・インペリアル」(1937/63)
 2011年4月29日のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式でも流れてました。
 1963年に大幅にカットされ、2011年現在入手可能なスコアは、1963版です。オリジナル1937版は、吹奏楽の世界で生き残っています。
 なんと新しく出版された楽譜は、1937 に戻っています。

★201312302 戴冠行進曲「宝玉と王のつえ」(Orb and Sceptre:1953)
 1953年 6月 2日初演。
 エリザベス2世の戴冠式のために。

◆ハチャトゥリアン(Aram Il'ich KHACHATURIAN: 1903.05.24~1978.05.01)

★201306021 交響曲第1番ホ短調(1934, 60, 62)
 1935年 4月23日初演。
 初演後、1960年と62年に改訂。
 モスクワ音楽院卒業作品。四手ピアノ版があります。
 彼自身の指揮で、1975年に録音も行われています。

★201306032 交響曲第2番ホ短調(1943)
 1943年12月30日初演。

★201306043 交響曲第2番ホ短調(1944版)
 1944年 3月 6日改訂版初演。
 中間楽章が、スケルツォ、アンダンテの順番にチェンジ、など改訂されています。
 ヤルヴィ=スコッティッシュの演奏など。

★201306054 交響曲第3番ハ長調(1947)
 1947年12月13日初演。ムラヴィンスキー指揮のレニングラードpo。
 オルガン付き。

★201305294 劇音楽「仮面舞踏会」(1941)
 1941年 6月21日初演。
 全14曲。

★201305305 組曲「仮面舞踏会」(1944)
 劇音楽から5曲を、彼自身が選曲して二管編成のオーケストラに改編しました。
 「ワルツ」は、フィギュアスケートでよく耳にします。

★201111245 バレエ音楽「ガイーヌ(ガヤネー)」
 原典版は1942年初演。1946年に組曲が作られ、1952年にスコアの改訂、1957年に脚本の改訂と大混乱。
 CDなど、誰が作ったのか分からない組曲版があります。
 曲としては、「剣の舞」や「レズギンカ」だけじゃない。:-)

★201305316 バレエ音楽「スパルタクス」(1954)
 1956年初演。
 1968年のボリショイ公演で今日的位置を確立しまた。

★201306017 バレエ組曲「スパルタクス」(1955)
 彼自身によって、3つの組曲に編曲されました。
 彼の指揮、ウィーンpoの演奏は、その抜粋です。

★201103142 バイオリン協奏曲(1940)
 この曲がウルトラQに似ているのではなく、逆なんでしょうね。

◆カバレフスキー(Dmitri Borisovich KABALEVSKY: 1904.12.30~1987.02.14)

★201102186 歌劇「コラ=ブルニョン(1937/68)」より組曲
 音源:イェルヴァコフ=モスクワso(1995)など。

★201208224 児童劇「発明家と道化役者」(1938)
 1838年初演。
 16曲からなる作品です。

★201208235 組曲「道化師」op.26(1939)
 1940年初演。
 児童劇「発明家と道化役者」の音楽から、10曲セレクトされて作られました。

★201208246 組曲「ロミオとジュリエット」op.56
 劇音楽「ロミオとジュリエット」(1956)の中から選曲されたものです。

◆ジャチント・シェルシ(Giacinto SCELSI: 1905.01.08~1988.08.09)

★201308107 In nomine lucis(1974)
 オルガン曲。Moosmann の演奏では、11分ほど。シェルシの公式サイトでは、8分とのこと。

◆ジョリヴェ(André JOLIVET: 1905.08.08~1974.12.20)

★201301131 フルートと打楽器のための協奏的組曲(1965)
 4楽章形式。ヴァレーズの弟子。鍵盤打楽器を排除した不思議なサウンド。

◆ショスタコーヴィチ(Dmitrii Dmitrievich SHOSTAKOVICH: 1906.09.25~1975.08.09)

★201208143 交響曲第1番ヘ短調op.10(1924/5)
 1926年 5月12日マルコ=レニングラード初演。
 卒業制作。

★201410272 交響曲第4番ハ短調op.43(1935/36)
 1961年12月30日コンドラシン=モスクワpo によって初演。
 3楽章。大編成。次の5番とは別の世界。彼の本音はここに。

★201201151 交響曲第5番ニ短調op.47(1937)
 1937年11月21日ムラヴィンスキー=レニングラード 初演。
 真意は、ついに不明のまま。

★201605254 交響曲第6番ロ短調op.54(1939)
 1939年11月 5日ムラヴィンスキー=レニングラードpo 初演。
 全3楽章。30分くらい。
 前半が本音で、後半2楽章は建前?

★201107042 交響曲第7番ハ長調「レニングラード」op.60(1941)
 1942年 3月 5日初演。
 「ファシズムへの反感」、「プロパガンダ」、「壮大なる愚作」。

★201506292 交響曲第8番ハ短調op.65(1943)
 1943年11月 4日初演。
 5楽章。1948年のジダーノフ批判により、1960年まで演奏禁止。
 第3楽章から第5楽章まで続けて演奏されます。最後は、静かに終わります。

★201109015 交響曲第9番変ホ長調op.70(1945)
 1945年11月 3日ムラヴィンスキー=レニングラード 初演。
 肩透かし。

★201106202 交響曲第10番ホ短調op.93(1953)
 1953年12月17日ムラヴィンスキー=レニングラード 初演。
 それまで2年に1曲ペースだったのが、第9番から8年も間があいたのは、なぜでしょう。

★201208154 交響曲第15番イ長調op.141(1971)
 1972年 1月 8日息子マクシム=モスクワ放送so 初演。
 様々な作曲家の作品の引用。

★201208191 タヒチ・トロットop.16(1927)
 1928年11月25日初演。
 賭けに勝つために出来た作品。

★201208176 バレエ音楽「ボルト」op.27(1931)
 1931年 4月 8日初演。
 失敗。

★201208187 バレエ組曲「ボルト」op.27(1931)
 1933年 1月17日初演。
 バレエ音楽のうち8曲を編曲したものがこれ。
 1934年、さらに6曲に絞り、大幅な改定が行われた版もあります。

★201208202 祝典序曲op.96(1947,54)
 1954年11月 6日初演。
 オリジナルはイ長調。吹奏楽版は変イ長調。
 ファンファーレが回帰した時の大太鼓に注目。

★201506163 映画音楽「馬あぶ」op.97(1955)
 全24曲。

★201506174 組曲「馬あぶ」op.97a(1955)
 全24曲から、12曲をレフ・アトヴミャーンが編曲したもの。

★201111164 チェロ協奏曲第1番変ホ長調op.107(1959)
 2011年11月14日(月)サントリーホールでの、ヨーヨー・マ=ジンマン=トーンハレo による実演は、素晴らしかった。
 交響曲第10番ホ短調が、聞こえる感じがします。

★201208165 弦楽四重奏曲第8番ハ短調op.110(1960)
 1960年初演。
 「ファシズムと戦争の犠牲者の想い出に」

★201208213 オラトリオ「森の歌」op.81(1949)
 1949年11月15日初演。
 1962年改訂。
 フェドセーエフのCD(1991録音)は、冒頭部分が1949版。

◆ヴェレシュ(VERESS Sándor: 1907.02.01~1992.03.04)

★201508275 ベラ・バルトークの思い出に捧げる哀歌(1945)
 1945年初演。
 ヴェレシュは、ハインツ・ホリガーの師匠。曲は、当時としては、分かりやすい。

◆ラングレー(Jean LANGLAIS: 1907.02.15~1991.05.08)

★201408016 中世組曲(1947)
 オルガン独奏曲で、「プレリュード」や「メディテーション」など5曲からなります。

◆アンダーソン(Leroy ANDERSON: 1908.06.29~1975.05.18)

★201402135 シンコペイテッド・クロック(1946)
 ウッド・ブロックが活躍します。

★201411021 そりすべり(1948)
 馬のいななき。
 なんと、歌詞付きの演奏もあります。

★201411032 トランペット吹きの子守歌(1949)
 1950年 5月 9日初演。
 この曲は、「休日」と違って、ソロ・トランペッターの曲。

★201411146 フィドル・ファドル(1947)
 もともとは、弦楽合奏の作品。

★201411043 タイプライター(1950)
 1950年初演。
 タイプライターを楽器として使用しますが、タイミングよくチーンと鳴りませんので、トライアングルなどを動員します。:-)

★201411157 ワルツィング・キャット(1950)
 猫の鳴き声。

★201402146 ブルータンゴ(1951)
 ジャージーな作品。だから、ブルー。

★201402124 トランペット吹きの休日(1954)
 Bugler's Holiday だから、日本語タイトルは微妙。
 3人の奏者は、休日どころではないね。

★201411113 舞踏会の美女(1951)
 1951年の作品。

★201411135 サンドペーパー・バレエ(1954)
 1954年の作品。

★201411161 クラリネット・キャンディ(1962)
 4本のクラリネットが大活躍。

◆メシアン(Olivier Eugène Prosper Charles MESSIAEN: 1908.12.10~1992.04.27)

★201305261 忘れられた捧げもの(1930)
 1931年 2月19日初演。
 約12分。デビュー作。

★201305272 そしてわれ死者たちの復活を待ち望む(1964)
 1965年初演。
 約24分。編成は、管楽合奏。第二次世界大戦の犠牲者を追悼するための作品です。

★201204287 世の終りのための四重奏曲 (1940)
 1941年 1月15日初演。
 第二次世界大戦で捕虜になったときに作曲、初演されました。スコア入手可能です。

◆古關 裕而[こせき ゆうじ](1909.08.11~1989.08.18)

★201401025 モスラの歌(1961)
 1961年 7月30日公開。
 映画「モスラ」(1961)の劇中歌。
 「モスラヤ」は、こっち。

◆福井 文彦[ふくい ふみひこ](1909.10.31~1976.05.13)

★201102175 合唱組曲「動物園」
 音源:福永=日本アカデミー(1971録音) 入手可能かな。

★201305283 合唱組曲「空・道・河」
 「日本の合唱作品100選」のひとつ。

★201401132 子どものための合唱組曲「東北のおもちゃうた」(1966)
 第6曲が「こけしどこの子」。
 カワイ出版で受注生産しています。

◆バーバー(Samuel BARBER: 1910.03.09~1981.01.23)

★201109096 弦楽のためのアダージョop.11(1937)
 葬式のために作られたわけではありません。元々、弦楽四重奏第1番の第2楽章だったもの。
 カンゼル=シンシナティなどで。

◆リーバーマン(Rolf LIEBERMANN: 1910.09.14~1999.01.02)

★201309151 ジャズバンドと管弦楽のための協奏曲(1954)
 1954年10月17日初演。
 ひとつの試みの作品。

◆尾高 尚忠[おたか ひさただ](1911.09.26~1951.02.16)

★201201291 フルート協奏曲op.30a(1948)
 彼の最後の作品の初版で、独奏フルート、ホルン2、ハープ、弦五部。
 初演は1948年。全音からスコア出ています。

★201201302 フルート協奏曲op.30b(1951)
 大編成(2管)への改訂版。あともう少しで改訂終了、というところで作曲者が他界してしまい、林光によって完成。1951年 3月 5日初演。
 1961岩城=吉田盤や、1968森=ランパル盤はこちらの版。

◆ケージ(John Milton CAGE Jr.: 1912.09.05~1992.08.12)

★201308111 Souvenir(1983)
 1984年 6月29日初演。
 独奏オルガンのための作品。Moosmann の演奏では、11分ほど。ケージの公式サイトでは、6分とのこと。

◆ルトスワフスキ(Witold LUTOSłAWSKI: 1913.01.25~1994.02.07)

★201409174 パガニーニの主題による変奏曲(1941)
 例のカプリースの24番。2台ピアノに編曲して、ルトスワフスキ的アレンジが施されています。

◆ブリテン(Edward Benjamin BRITTEN: 1913.11.22~1976.12.04)

★201206171 シンプル・シンフォニーop.4(1933/4)
 4つの楽章からできています。1934年初演。

★201206182 青少年のための管弦楽入門 - パーセルの主題による変奏曲とフーガop.34(1945)
 1946年10月15日初演。
 20分くらいの作品。青少年でない人は、「変奏曲とフーガ」として聴きましょう。:-)

★201605114 ヴァイオリン協奏曲 op.15(1939)
 1940年 3月27日初演。
 3楽章形式で、消え去るように終わります。

★201605125 ヴァイオリン協奏曲 op.15(1950/58決定版)
 1951年12月12日初演。
 1958年の改訂は、ほんの僅からしいです。

◆髙田 三郎[たかた さぶろう](1913.12.18~2000.10.22)

★201103131 混声合唱組曲「水のいのち(1964)」
 1964年11月10日山田和男=日本合唱協会初演。
 表情豊かに歌いたくなる、5曲たちです。

◆小山 清茂[こやま きよしげ](1914.01.15~2009.06.06)

★201108137 管弦楽のための木挽歌(1957)
 1957年渡邉暁雄=日本po初演。
 旧盆ということで。
 吹奏楽版(1970)では、冒頭のテーマ提示を、男声ソロ可、となっています。

◆伊福部 昭[いふくべ あきら](1914.05.31~2006.02.08)

★201312313 日本狂詩曲(1935)
 1936年 4月 5日ボストンにて初演。
 日本初演は、1971年 1月27日。
 彼の初めての管弦楽作品。2楽章。
 アレクサンドル・チェレプニン賞第1位。

★201408182 ピアノと管絃楽のための協奏風交響曲(1941)
 1942年 3月 3日初演。
 初演後、1945年の東京大空襲でスコア、パート譜とも焼失と思われていたのが、NHKの資料室からパート譜セットが発掘され、1997年に蘇演されました。

★201401047 交響譚詩(1943)
 1943年11月20日初演。
 録音初演は、同年 9月 4日。
 兄の追悼のために作曲されました。

★201408193 ヴァイオリンと管絃楽のための協奏曲(1948)
 1948年 6月22日初演。
 3楽章。第1楽章真ん中に「ゴジラ」出現。まったくそのままに。

★201408204 ヴァイオリンと管絃楽のための狂詩曲(協奏曲改訂版1951)
 ジェノヴァ国際作曲コンクール入選作。
 中間楽章をカットして、2楽章に。

★201408215 ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲(狂詩曲改訂版1959)
 1959年11月 5日初演。
 オーケストラ部分への改訂。

★201408226 ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲(改訂版1971)
 1971年 9月17日初演。
 現行版。

★201401014 マハラ・モスラ(1964)
 1964年 4月29日公開。
 映画「モスラ対ゴジラ」(1964, 開始から1時間8分後)と、映画「モスラ対ゴジラ」(1992)の劇中歌。
 2014年は、彼の生誕100周年記念の年です。

★201401036 聖なる泉(1964)
 1964年 4月29日公開。
 映画「モスラ対ゴジラ」(1964, 開始から45分後)の劇中歌。

★201108104 SF交響ファンタジー第1番(1983)
 1983年 8月 5日初演。
 作曲者自身による、映画音楽のメドレー。あのGも冒頭で聴かれます。

★201408237 SF交響ファンタジー第2番(1983)
 1983年 8月 5日初演。
 作曲者自身による、映画音楽のメドレー。

★201408241 SF交響ファンタジー第3番(1983)
 1983年 8月 5日初演。
 作曲者自身による、映画音楽のメドレー。

★201108126 ロンド・イン・ブーレスク(1972/83)
 1972年は吹奏楽版。後年補筆の可能性があります。1983年は倭太鼓とオケのために改編。どちらも、CDは入手可能。

◆小倉 朗[おぐら ろう](1916.01.19~1990.0826)

★201401117 交響曲ト調(1968)
 1968年 6月13日初演。
 日本フィル・シリーズの第20作目。

★201401121 東北地方のわらべうたによる九つの無伴奏女声合唱曲(1958)
 第5曲が「ほたるこい」。
 音楽之友社で入手可能です。

◆デュティユー(Henri DUTILLEUX: 1916.01.22~2013.05.22)

★201407175 CORRESPONDANCE(2003)
 2003年 9月 5日ラトル=ベルリンpo初演。
 ソプラノ独唱と管弦楽のための作品。

◆ヒナステラ(Alberto Evaristo GINASTERA: 1916.04.11~1983.06.25)

★201302101 ピアノ・ソナタ 第1番 op.22(1952)
 ハオチェン・チャンの演奏で聴いたのですが、エキサイティングな曲です。

◆柴田 南雄[しばた みなお](1916.09.29~1996.02.02)

★201307211 シンフォニア(1960)
 1960年12月12日初演。
 古典的な二管編成、しかしながら12音技法による作品です。

★201611105 ディアフォニア(Diafonia) no.62(1979)
 1979年12月25日 山田一雄=京都市so 初演。
 京都をイメージした作品として委嘱されました。
 三つの部分からなる作品です。

★201611116 追分節考 no.41(1973)
 1973年11月15日 田中信昭=東京混声合唱団 初演。
 無伴奏の混声合唱と、尺八のための作品。ステージを飛び出し、客席の間を移動しながら歌われます。

★201611127 交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」no.48(1975)
 1975年11月 7日 森正=名古屋po 東京混声合唱団 早稲田大学混声合唱団 初演。
 管弦楽と合唱のための作品。全8楽章、約1時間の大作。
 歌詞は、鴨長明の「方丈記」からとられています。
 この曲でも、合唱団はステージにとどまらず、客席内を移動しながら、音響空間を作り出します。

◆ベルント・アロイス・ツィンマーマン(Bernd Alois ZIMMERMANN: 1918.03.20~1970.08.10)

★201508241 ある若き詩人のためのレクィエム~詩と声と命の果つるところ(1967/69)
 1969年12月11日世界初演 日本初演は2015年 8月23日。
 約一時間の作品。その 2/3 はテープなどが主の、音響空間。
 思いは、今も変わらない。Dona nobis pacem

◆バーンスタイン(Leonard BERNSTEIN: 1918.08.25~1991.10.14)

★201201287 キャンディード序曲(1956)
 拍子がコロコロ変わる曲です。
 「題名のない音楽会」のテーマ曲。

★201201265 ウェスト・サイド物語(1957)
 20世紀の「ロミ・ジュリ」。
 まずミュージカルとして初演、1961年に映画化され拡大と変更が加えられました。
 1984年バーンスタイン自身の指揮で録音されたスコアが、ブージーから出版されています。
 この1984年スコアと、他のバージョンとの相違などについては、特設ページ で。

★201201276 シンフォニック・ダンス(1960)
 演奏会用組曲「ウェスト・サイド物語」。1961年 2月13日初演。

◆フサ(Karel HUSA: 1921.08.07~2016.12.15)

★201108244
 Music for Prague 1968(1968)
 あえて英語表記で。吹奏楽版が先で、管弦楽版は1969年。
 管弦楽版は、コールマン=スロバキアRSO などがあります。

★201410025 この地球を神と崇める(1970/72)
 1973年 4月12日世界初演。
 2014年 9月16日日本初演。
 吹奏楽から管弦楽へ。合唱のウエイトが上がっています。

◆クセナキス(Iannis XENAKIS: 1922.05.29~2001.02.04)

★201108292 Nomos Gamma(1967/68)
 1969年 4月 4日に初演されたそうですが、電脳世界で検索すると、作曲者本来の意図どおりに演奏したのは、最近のことのよう。
 1980年代に、「オケはステージ上」で聴いた覚えがある。確か、指揮は井上さん。
 音源あります。

★201209054 付随音楽「オレステイア」(1965/6)
 所謂初稿。1966年 6月初演。
 100分ほどの作品。

★201209065 「オレステイア」(1965/6, 87)
 所謂第二稿。1987年初演。
 初稿から音楽部分をまとめ、第1部に「カッサンドラ」が挿入されました。

★201209076 「オレステイア」(1965/6, 87, 92)
 所謂決定稿。
 第3部に「アテナ女神」が挿入されました。全体で70分くらいの演奏時間です。
 サントリーホールでの演奏(201208316)は、客席を巻き込む演出もあって、素晴らしかったです。

◆長澤 勝俊[ながさわ かつとし](1922.08.02~2008.01.10)

★201107215 二つの舞曲(1970)
 特に夏というわけではないけれども、「日本音楽集団35周年記念(WWCC-7389)」で聴いてください。

★201101021 尺八と箏による「萌春(1971年初演)」
 音源:WWCC-7389「日本音楽集団35周年記念」発売元:ナミ・レコード
 楽譜:全音楽譜出版社 現代邦楽ライブラリー HL-7 \1200+税金

★201108082 飛騨によせる三つのバラード(1977年)
 音源:WWCC-7389「日本音楽集団35周年記念」発売元:ナミ・レコード
 wiki には載っていないけど、いい曲です。

◆リゲティ(György Sándor LIGETI: 1923.05.28~2006.06.12)

★201108281 Lux aeterna(1966)
 映画「2001年宇宙の旅」の中で聴くことができます。スコアもCDも入手可能。

★201309232 ミステリーズ・オブ・ザ・マカーブル(1974-77/1991)
 1994年初演。
 歌劇の第3場の3つの場面を手直ししたアリア。ソプラノ(あるいはトランペット)が演奏しながら指揮もするという作品。
 実演を見ないと、ピンとこないのでは。

★201309221 歌劇「ル・グラン・マカーブル」(1974-77)
 1978年 4月12日初演。
 名作にして問題作。

◆ノーノ(Luigi NONO: 1924.01.29~1990.05.08)

★201108314 命と愛の歌-広島の橋の上で(1962)
 スコア、音源とも入手可能です。

◆團 伊玖磨[だん いくま](1924.04.07~2001.05.17)

★201204254 演劇附帯音楽「夕鶴」op.17a(1949)
 1949年10月27日初演。
 木下順二作の戯曲のために作曲しました。後の歌劇の元。

★201204265 歌劇「夕鶴」op.17b(1950/1)
 1952年 1月30日初演。

★201204276 歌劇「夕鶴」op.17b(1956)
 1957年 6月27日初演。
 オーケストレーションの改訂。

★201501225 「おばさん、おばさん、うた唄うてけれ」~歌劇「夕鶴」
 短い前奏ののち、一気に歌劇の世界に引き込ませる佳曲。

★201501236 「与ひょう、あたしの大事な与ひょう」~歌劇「夕鶴」
 第1部。ヒロイン「つう」の、切ないアリア。

★201501247 「間奏曲」~歌劇「夕鶴」
 第2部への間奏曲。「つう」の別れの場面は、すぐそこに。

◆芥川 也寸志[あくたがわ やすし](1925.07.12~1989.01.31)

★201101054 交響管弦楽のための音楽(1950)
 音源:8.555071J(NAXOS)など。

★201201147 「響」(1986)
 1986年10月12日、サヴァリッシュ=NHKso+Org.林裕子で初演。
 サントリーホールのオープニング記念式典のために作曲された、オルガンとオーケストラのための作品。
 10周年記念コンサート(1996.10.28)での再演が、Sony Records からCD化されています。若杉弘=NHKso+Org.小林英之
 スコアは、全音から1997年に出版。\1800+税

◆ベリオ(Luciano BERIO: 1925.10.24~2003.05.27)

★201105114 シンフォニア(1968/9)
 五部からなり、第三部がマーラーの復活の第三楽章をベースに、様々な作曲家の作品が引用されて作られている。
 ブーレーズ=フランス国立などの演奏で。

★201109074 レンダリング(1990)
 シューベルトの、スケッチだけが残された絶筆交響曲D936A。そのスケッチの全体像が分かる作品。欠落している部分は、ベリオ流に修復しています。
 音源は、複数入手可能です。

◆シュトックハウゼン(Karlheinz STOCKHAUSEN: 1928.08.22~2007.12.05)

★201409163 3群のオーケストラのためのグルッペン(1955-57)
 1958年 3月24日世界初演。
 もちろん、指揮者も三人。

★201409056 暦年(1977)
 1977年10月31日,11月01日国立劇場にて世界初演。
 2014年 8月28日サントリーホールにて再演。
 国立劇場開場十周年記念作品。現代雅楽。約1時間。
 初演時、会場は好意的反応。しかし、評論家からの非難によって、37年間封印されてしまった。再演時も、会場は好意的反応だったけど、どうなる。

★201409067 火曜日第一幕「暦年」(1979)~連作歌劇「リヒト」
 1979年 2月10日コンサート形式初演。
 1993年 5月28日舞台初演。
 日本初演は、2014年 8月30日(土)サントリーホール。

★201409093 木曜日(1978-80)~連作歌劇「リヒト」
 約3時間。

★201409104 土曜日(1981-83)~連作歌劇「リヒト」
 約3時間。

★201409115 月曜日(1984-88)~連作歌劇「リヒト」
 約5時間。

★201409126 火曜日(1977, 1988-91)~連作歌劇「リヒト」
 約3時間。

★201409137 金曜日(1991-94)~連作歌劇「リヒト」
 約5時間。

★201409141 水曜日(1995-97)~連作歌劇「リヒト」
 約5時間。

★201409152 日曜日(1998-2003)~連作歌劇「リヒト」
 約5時間。

◆ボック(Jerry BOCK: 1928.11.23~2010.11.03)

★201308317 屋根の上のヴァイオリン弾き(1964)
 1964年 9月22日ブロードウェイ初演。
 1967年 9月 6日森繁久彌帝国劇場版初演。
 1971年映画版公開。音楽監督はジョン・ウィリアムズ。
 「サンライズ・サンセット」だけじゃない。:-)

◆松村 禎三[まつむら ていぞう](1929.01.15~2007.08.06)

★201409196 ゲッセマネの夜に(2002)
 2002年 9月 8日初演。
 初演後二度改訂。そのうち2005年が最後の改訂。

◆黛 敏郎[まゆずみ としろう](1929.02.20~1997.04.10)

★201505237 フォノロジー・サンフォニック(1957)
 1957年 5月28日 渡邉暁雄=日本po初演。
 交響的韻律学という意味。12分ほどの作品。

★201101264 映画音楽「天地創造(1966)」
 吹奏楽でも有名。岩城宏之の指揮などで。

◆プレヴィン(André George PREVIN: 1929.04.06~2019.02.28)

★201309243 良い子にご褒美(Every Good Boy Deserves Favour:1976)
 1977年 7月 1日初演。
 台本はトム・ストッパーズ、初演の演出はトレバー・ナン。
 日本初演は、なんと、2013年 9月10日サントリーホール。

◆湯浅 譲二[ゆあさ じょうじ](1929.08.12~)

★201612122 始原への眼差しIII-オーケストラのための(2005)
 2005年 2月飯森泰次郎=日本po初演。
 14分ほどの作品。

◆矢代 秋雄[やしろ あきお](1929.09.10~1976.04.09)

★201505263 交響曲(1958)
 1958年 6月 9日渡邉暁雄=日本po初演。
 日本フィル・シリーズ第1作。4楽章、35分ほどの作品。

◆三木 稔[みき みのる](1930.03.16~2011.12.08)

★201105066 ダンス・コンセルタント第1番「四季」(1973)
 日本音楽集団のために作曲。大学のとき、仙台の「游」で演奏しましたョ。

★201108115 ダンス・コンセルタント第2番「鳴門秘帖」(1977)
 NHKのドラマ用に作られた曲を再編。LPはあったけど、2011年現在、CDはまだないようで。

◆広瀬 量平[ひろせ りょうへい](1930.07.17~2008.11.24)

★201101194 作曲 海の詩(1975)
 1曲目は、Nコンの課題曲でした。

◆武満 徹[たけみつ とおる](1930.10.08~1996.02.20)

★201402113 弦楽のためのレクィエム(1957)
 1957年 6月20日初演。
 東京soの委嘱作。
 初期の代表作、そして出世作。

★201609096 地平線のドーリア(1966)
 1966年 8月初演。
 ふたつの弦楽合奏体のための9分ほどの作品。クーセヴィツキ―財団からの委嘱で作曲されました。

★201609107 ノヴェンバー・ステップス(1967)
 1967年11月 9日初演。
 琵琶と尺八とオーケストラのための、20分ほどの作品です。

★201609111 グリーン(1967)
 1967年11月初演。
 6分ほどの作品。当初、ノヴェンバー・ステップス第2番と名付けられたが、作曲者本人により改題されました。

★201609122 アステリズム(1968)
 1969年 1月14日初演。
 ピアノ協奏曲。約12分くらいの作品です。

★201609133 秋庭歌(1973)
 1973年10月30日初演。
 雅楽。14分くらいの作品です。

★201609144 秋庭歌 一具(1979)
 1979年 9月28日初演。
 秋庭歌(1973)を4曲目とした、全6曲の作品。50分ほどの作品です。

★201307222 波の盆(1983)
 1983年11月15日 日本テレビ放映。
 15曲からなるドラマ音楽です。

★201310293 ウォーター・ドリーミング(1987)
 フルートと管弦楽のための作品。なんか、牧神。

★201609155 群島S. 21人の奏者のための(1993)
 1Fにクラリネット奏者を左右に配置。彼らしい曲。

★201307233 組曲「波の盆(1996)」
 抜粋・再編したもので、6曲が休みなく続けて演奏されます。

◆外山 雄三[とやま ゆうぞう](1931.05.10~2023.07.11)

★201107204 管弦楽のためのラプソディー(1960)
 「夏祭り」な感じで、いかがでしょ。
 岩城=NHKsoの1961年録音盤で。

★201107237 管弦楽のためのラプソディー(2001改訂版)
 1960版は、音友から出ていたけど、この改訂版は全音。
 「信濃追分」の3-4小節目の間に1小節追加して鈴。その後のフルートの装飾音符が、いろいろと変更。〆の拍子木、ラストの前打音なし。
 「八木節」のラストに2小節追加。といった改訂。

★201412093 交響詩「まつら」(1982)
 1982年初演。
 唐津市民の募金によって委嘱された作品。
 よって唐津市民には既知なメロディがちりばめられています。

◆林 光[はやし ひかる](1931.10.22~2012.01.05)

★201505241 Winds(1974)
 1974年 6月25日渡邉暁雄=日本po初演。
 日本フィル・シリーズ第24作。10分ほどの作品。

★201102061 歌劇「あまんじゃくとうりこひめ(1958)」
 故小野浩資先生に誘われ、仙台オペラ協会のお手伝いで、数回演奏したことがある。

★201204243 歌劇「セロ弾きのゴーシュ」(1986)
 1986年 9月26日初演。
 原作は、宮澤賢治。

◆ジョン・ウィリアムズ(John Towner WILLIAMS: 1932.02.08~)

★201309147 オリンピック・ファンファーレとテーマ(1984)
 冒頭だけではなく、全曲聴こう。

★201201254 シンフォニエッタ(1968)
 あの「スターウォーズ」のウィリアムズ。
 ハンスバーガー=EWE(1969)のCDは、まだ入手可能です。

★201309081 STAR WARS IV(1977)
 記念すべき第1作。

★201602233 The Throne Room(1977)~STAR WARS IV
 Hal 版のスコアと1977年のサントラは、冒頭部分の打楽器の入りが同じです。

★201602244 The Throne Room(1990)~STAR WARS IV
 スカイウォーカー交響楽団を作曲者本人が振った演奏では、冒頭部分の打楽器の入りが、オリジナルと異なります。

★201602255 End Title~STAR WARS IV
 1977年のサントラは、冒頭、メインテーマをホルンが吹き、それを引き継ぐトランペットの動きが Hal版と異なります。

★201602266 End Title~STAR WARS IV 以外
 冒頭、メインテーマはトロンボーンに変わり、トランペットの動きも一直線に変わります。Hal版でもそのようになっています。

★201602277 End Title~STAR WARS IV
 ラスト部分がHal版と大きく異なり、低音が残ります。

★201309092 STAR WARS V(1980)
 ヨーダ登場、ダース・ヴェイダーのテーマ登場。

★201309103 STAR WARS VI(1983)
 イウォーク族登場。

★201602281 End Title~STAR WARS VI, III
 ラスト部分が、Hal版と同じ。

★201309114 STAR WARS I(1999)
 可愛いアナキン登場。

★201309125 STAR WARS II(2002)
 ダークなアナキン登場。

★201309136 STAR WARS III(2005)
 最後に、見慣れたダース・ヴェイダー登場。

★201602222 STAR WARS VII(2015)
 Chewie......We're Home.
 レイは何者。

◆三善 晃[みよし あきら](1933.01.10~2013.10.04)

★201505252 霧の果実(1997)
 1997年 1月16日 広上淳一=日本po初演。
 日本フィル・シリーズ第35作。12分ほどの作品。

◆一柳 慧[いちやなぎ とし](1933.02.04~2022.10.07)

★201108303 パガニーニ・パーソナル(1982)
 指揮者であり、打楽器奏者でもあった岩城宏之のために作曲されました。

★201409071 時の佇まい(2014)
 2014年 8月28日世界初演。
 サントリー芸術財団委嘱作品。

◆ペンデレツキ(Krzysztof Eugeniusz PENDERECKI: 1933.11.23~2020.03.29)

★201101275 広島の犠牲(者)に捧げる哀歌(1960)
 描写音楽的に聴くのは、どうかと思う。そもそも「8分37秒」あるいは、「哀歌 8分26秒」だったわけで。

★201111186 ピッツバーグ序曲(1967)
 グラモフォンから出ていた演奏で聴きたい。2011.05.18 リリース(UCCG-4466)。

◆シュニトケ(Alfred Garyevich SCHNITTKE: 1934.11.24~1998.08.03)

★201108233 グラス・ハーモニカ(1968)
 旧ソビエト時代、フルジャノフスキー監督のアニメ映画(21分)のための音楽。
 1968 といえば、吹奏楽関係者ならフーサを思い浮かべるでしょう。監督の話では、その影響もあって公開できなかった作品。
 ロシア時代になっても公式上演はなかなか困難で、2011年 8月22日サントリーホールで、生演奏付き世界初公開されました。

◆アルヴォ・ペルト(Arvo PÄRT: 1935.09.11~)

★201308144 Trivium I - III(1976)
 Moosmann の演奏では、12分ほど。ペルトの公式サイトでは、7分とのこと。

★201308122 Pari intervallo(1976-1980)
 Moosmann の演奏では、7分ほど。ペルトの公式サイトでは、6分とのこと。

★201308096 Annum per annum(1980)
 Moosmann の演奏では、11分ほど。ペルトの公式サイトでは、8分とのこと。
 Universal社から出版。
 2013年サントリーホール「おとなのオルガン探検」コンサートの部の最初の曲。エキサイティング。

★201308133 Mein Weg hat Gipfel und Wellentaeler(1990)
 Moosmann の演奏では、11分ほど。ペルトの公式サイトでは、8分とのこと。

◆ベネット(Sir Richard Rodney BENNETT: 1936.03.29~2012.12.24)

★201403242 アルト・サクソフォーンと弦楽のための協奏曲(1988)
 ジョン・ハールのために作曲。

◆ライヒ(Steve REICH: 1936.10.03~)

★201409185 ピアノ・フェイズ(1967)
 2台のピアノのための作品。
 マリンバ・フェイズの原曲。

★201201136 マリンバ・フェイズ(1967)
 菅原さんと Percussion Museum による演奏が、彼らのデビューCD(1997)に収録してあります。

★201109085 木片の音楽(1973)
 スコアというか、演奏用楽譜入手可能。
 実演は、Percussion Museum が1998年に横浜美術館で行ったコンサートなど。

◆ホリガー(Heinz HOLLIGER: 1939.05.21~)

★201508253 Reccicanto(2000-2001)
 2002年 1月12日世界初演。
 2015年 8月27日作曲者自身の指揮、Vla:G. STROSSER と東京soで、日本初演。

★201508264 Dämmerlicht(2015)
 2015年 8月27日サントリーホールにて作曲者の指揮、Sop:S. M. SUN と東京soで、世界初演。
 ソプラノと大管弦楽のための5つの俳句。俳句もホリガーがドイツ語で読んだもの。

◆池辺 晋一郎[いけべ しんいちろう](1943.09.15~)

★201309254 交響曲第4番(1990)
 1990年 7月 4日初演。
 2楽章。NHKso の委嘱。尾高賞受賞作品。

★201309265 交響曲第7番「一滴の共感へ」(1999)
 1999年 6月 4日初演。
 単一楽章。NHKso の委嘱。

★201309276 悲しみの森(1998)
 1998年 9月 4日初演。
 オーケストラ・アンサンブル金沢の委嘱。尾高賞受賞作品。

◆ハムリッシュ(Marvin HAMLISCH: 1944.06.02~2012.08.06)

★201309011 A Chorus Line(1975)
 1975年 7月25日ブロードウェイ初演。
 1979年 9月24日劇団四季版初演。
 1985年映画版公開。
 2006年10月 5日リバイバル公演。
 ONE だけじゃない。:-)

◆クロード・ミシェル・シェーンベルク(Claude-Michel SCHÖNBERG:1944.07.06~)

★201306172 「レ・ミゼラブル」(1980パリ初演版)
 1980年初演。
 2013年現在、音源は入手可能です。が、編集しているような。
 「一日の終わり」から始まります。エンディングも、静かに。

★201306183 「レ・ミゼラブル」(1985ロンドン初演版)
 1985年10月28日初演。
 オリジナル・ロンドンキャスト盤では、冒頭の音楽がパリ版を踏襲しています。
 2013年現在、音源は入手可能です。完全といいつつ、カットありです。

★201306194 「レ・ミゼラブル」(1988)
 3枚組。冒頭の音楽が現在の形になり、ノーカットで録音されています。
 2013年現在、音源は入手可能です。
 エポニーヌは、島田歌穂。
 one day more で、マリウスが、I fight with you と歌った後に、若干の rit. あり。

★201306205 「レ・ミゼラブル」(1994)
 「レ・ミゼラブル」(1988)に基づく日本語公演の録音で、鹿賀ヴァルジャン盤と村井ヴァルジャン盤の2種類があります。
 2013年現在、音源は入手可能です。
 日本での初演は、1987年 6月11日。帝国劇場。

★201306216 「レ・ミゼラブル」(1995)
 10周年記念コンサート盤。CDには、カットあり。
 Epilogue(Finale)  distance drums のリズムが現行版へと変化しています。
 アンコールに、鹿賀ヴァルジャン登場。
 2013年現在、音源は入手可能です。

★201306227 「レ・ミゼラブル」(2010)
 25周年記念コンサート盤。
 one day more で、マリウスが、I fight with you と歌った後、molt rit. あり。
 2013年現在、入手可能です。

★201306242 「レ・ミゼラブル」(2009)
 新演出版。
 日本では、2013年4月より。

★201503173 「レ・ミゼラブル」(2009)
 新演出版の LIVE レコーディング盤。FH 99508

★201306231 「レ・ミゼラブル」(2012)
 映画版。
 新曲、曲順変更などなど。デラックス版のCDは、complete ではありません。
 大きいスクリーンで見たいな。
 2013年 6月21日リリース。

★201408171 ミス・サイゴン(1989)
 1989年 9月20日初演。
 「蝶々夫人」のベトナム戦争版。

★201408311 ミス・サイゴン(2012)
 新演出。曲の追加、差し替え。ヘリコプターなし。

★201409012 ミス・サイゴン(2014)
 新演出の手直し。ヘリコプター復活。ただし、帝劇の場合。

◆マシューズ(Colin MATTHEWS: 1946.02.13~)

★201204055 「冥王星、再生する者」(2000)
ホルストの組曲「惑星」のための
 2000年 5月11日初演。
 2006年 8月24日、冥王星は惑星から除外。さて・・・。

◆シュワルツ(Stephen SCHWARTZ: 1948.03.06~)

★201308236 WICKED(2003)
 2003年 5月28日プレビュー公演初演。
 2003年10月30日ブロードウェイ初演。
 2007年 6月17日劇団四季版初演。
 「緑」そして、キラキラした色彩感。「オズの魔法使い(1900)」と「オズの魔女記(1995)」を元に、制作されています。

◆ロイド・ウェバー(Andrew LLOYD WEBBER: 1948.03.22~)

★201308181 Jesus Christ Superstar(1969/71)
 1969年に「Superstar」がシングルでリリースされ、1970年に2枚組コンセプト・アルバムがリリース。
 そして、1971年10月12日ブロードウェイ初演。
 1973年コンセプト・アルバム版に基づく映画版の公開。
 1973年劇団四季初演。
 2000年再演版と、その映画版が存在します。

★201308192 CATS(1981)
 1981年 5月11日ロンドン初演。
 1982年10月 7日ブロードウェイ初演。
 1983年11月11日劇団四季初演。
 ランパスキャットのナンバーの有無、グロールタイガーの演出の違い、出演する猫の種類と名前にいろいろな版が存在します。

★201308203 The Phantom of the Opera(1986)
 1986年10月 9日ロンドン初演。
 1988年 1月26日ブロードウェイ初演。
 1988年 4月29日劇団四季初演。
 2004年映画版の公開。舞台版との違いは、当然ながら存在します。
 2006年 6月24日ラスベガス版初演。
 2011年10月 1・2日25周年記念版。

★201308214 Aspects of Love(1989)
 1989年ロンドン初演。
 大人の恋です。

★201308225 Love Never Dies(2010)
 2010年 2月22日ロンドン・プレビュー公演初演。
 2010年 3月 9日ロンドン初演。
 「オペラ座の怪人」の続編です。ラストは、ショッキングです。

◆カイヤ・サーリアホ(Kaija SAARIAHO: 1952.10.14~2023.06.02)

★201504036 小惑星4179~トゥータティス(2005)
 2006年 3月16日サイモン・ラトル=ベルリンpo初演。

◆吉松 隆[よしまつ たかし](1953.03.18~)

★201504257 朱鷺によせる哀歌op.12(1977/80)
 1981年 2月19日初演。
 ピアノと弦楽合奏のための作品。

★201504261 鳥たちの時代(1986)
 1986年 5月24日初演。
 日本フィル・シリーズの第31作として作曲されました。

◆野平 一郎[のだいら いちろう](1953.05.05~)

★201309162 エレクトリックギター協奏曲「炎の弦」(1990/2002)
 1990年 6月27日初演。
 2002年 7月24~26日改訂初演。
 第1稿は室内オーケストラ版。第2稿は大オーケストラ版。
 エレキのソリストを見つけるのが大変そう。基本、現代音楽に軸足が入っている作品。

◆デュサパン(Pascal DUSAPIN: 1955.05.29~)

★201409034 弦楽四重奏 第6番「ヒンターランド」(2008-09)
 2010年 4月28, 29日ノットの指揮、アルディッティ弦楽四重奏団とルツェルン交響楽団によって世界初演。
 副題を「弦楽四重奏とオーケストラのための『ハパックス』」といい、管弦楽を伴う弦楽四重奏曲という特異な曲。
 日本初演は、2014年 8月21日(木)サントリーホール、リープライヒ指揮、アルディッティ弦楽四重奏団と東京交響楽団。

★201409045 風に耳をすませば(2014)
 2014年 8月21日(木)サントリーホール、リープライヒ指揮の東京交響楽団によって世界初演。
 オペラ「ペンテジレーア」からの3っの場面。オペラの初演は、2015年 3月29日の予定。

◆細川 俊夫[ほそかわ としお](1955.10.23~)

★201309217 トランペット協奏曲「霧の中で」(2013)
 2013年 9月 5日初演。
 タイトルは、ヘルマン・ヘッセの詩です。とまれ、描写音楽ではありません。

★201309195 歌劇「松風」(2010)
 2011年 5月 3~11日初演。
 彼の3作品目のオペラ。原作は、世阿弥の『松風』。

★201309206 松風のアリア(2010/2013)
 2013年 9月 5日改訂版初演。
 歌劇の序章と第4場の『ダンス』をつなげたもの。

◆三輪 眞弘[みわ まさひろ](1958~)

★201409082 59049年カウンター(2014)
 2014年 8月30日世界初演。
 サントリー芸術財団委嘱作品。

◆マーク=アントニー・ターネイジ(Mark-Anthony TURNAGE: 1960.01.10~)

★201504051 セレス(2005)
 2006年 3月16日サイモン・ラトル=ベルリンpo初演。

◆ブレット・ディーン(Brett DEAN: 1961.10.23~)

★201504062 コマロフの墜落(2006)
 2006年 3月16日サイモン・ラトル=ベルリンpo初演。

★201511092 Dramatis personae(2013)
 2015年11月 8日Trp.ハーデンベルガー、ハーディング指揮の新日本poが日本初演。
 トランぺッターのハーデンベルガーのために作曲した、3楽章30分ほどのトランペット協奏曲。

◆マティアス・ピンチャー(Matthias PINTSCHER: 1971.01.29~)

★201504047 オシリスに向かって(2005)
 2006年 3月16日サイモン・ラトル=ベルリンpo初演。

◆ダイエ(Xavier DAYER: 1972.03.28~)

★201508286 2つの真夜中のあいだの時間(2012)
 2012年11月 2日世界初演。
 2015年 8月27日ハインツ・ホリガー指揮の東京soで、日本初演。

◆フィリデイ (Francesco FILIDEI:1973~)

★201309184 全ての愛の身振り(2009/2011)
 2010年 5月 2日初演。
 2013年 9月 5日改訂版初演。
 独奏チェロとオーケストラのための作品。

◆ベルトラン(Christophe BERTRAND, 1984.04.24~2010.09.17)

★201409023 マナ- Mana(2004-05)
 2005年 9月 9日ブーレーズの指揮、ルツェルン音楽祭アカデミー管弦楽団によって世界初演。
 77人の音楽家のための作品。約10分。
 日本初演は、2014年 8月21日(木)サントリーホール、リープライヒ指揮の東京交響楽団。

◆ノートルダム寺院のクリスマス(1973)

★201112247 パリ・ノートルダム寺院での、深夜12時からのミサを収録したもの。
 女子パウロ会から、1994年にCDが出ていますが、現在は廃盤のようです。
 中古でも購入できたら、暖房を切って、聴きましょう。

◆(池辺晋一郎 氏の)古稀を祝う7作品による管弦楽

★201309173 
  1)小出 稚子[こいで のりこ](1982~):元気・長生き・古稀音頭
  2)西村 朗[にしむら あきら](1953.09.08~):ヘテロフォニー
  3)猿谷 紀郎[さるや としろう](1960.07.26~):悲しみの森の中へ
  4)権代 敦彦[ごんだい あつひこ](1965.09.06~):秋(とき)
  5)野平 一郎[のだいら いちろう]:水のほとりにて
  6)新実 徳英[にいみ とくひで](1947.08.05~):祭典Si-宇宙、樹、風-
  7)池辺 晋一郎[いけべ しんいちろう](1943.09.15~):原風景へ
 2013年 9月 2日世界初演。
 それぞれとして聴いても、まとめて聴いても面白い作品群。
 春の祭典と池辺の作品からの引用が、知的に楽しい。

[ホーム] カウンタ