編集後記

第5回

「サウンドボード問題 その後」

[2000年1月15日(土)]


えー、今回が2000年初の日記ということで、今頃でなんですが、あけましておめでとうございます。
といっても、もう既に3学期も始まり、正月気分とはとっくにおさらばですね。 (^^;)

さて、前に第3回で書いていたように、今回はサウンドボード関連のあの後について書きたいと思う。

第3回で予告していた例の新ドライバを早速インストールして、いろいろと試してみたところ、まず、

これについては、「他の処理がもたつく」は改善されたものの、「音が詰まる」というのは改善されなかった。
おそらく、DMAバッファの仕様ではないかと思われる。 何しろ、このボードはDMAチャネルを一つしか使っていないのだ(サブラなどではちゃんと二つ使っている)。 また、

これもやはり仕様のようだ。 さらに、

これも仕様的に「DirectSound」のハードウェアサポートがなされていないためだろう(ちなみにサブラではちゃんとハードウェアでサポートされているため、きちんと鳴らせる)。

これについては結論から言うと、おそらく「YAMAHA S-YXG50」(「S-YXG100plus」でも同様)がWAVEデバイスを特殊な形で占有するために起こる現象ではないかと思われる。
そのためか、結果はサブラでも同じだった。 つまり、解決策としては「NetMeeting」の「オーディオ調整ウィザード」から再生デバイスに「YAMAHA SXG Driver」を選択すればよいわけだ。 それでは、「S-YXG50」を削除すればきちんとした動作になるのかどうかについては未確認だが、キャン太郎では正常に動作しているので、おそらくそのようだと思われる。

このように、安物だけあってこのような不具合や機能不足さはありがちな事だが、実は今使っている「Sound Blaster PCI Digital」にも不具合?がある事が最近になって判明したのだ。

それは、MIDI/ジョイスティックポートにサウンドプラスター用のMIDIケーブルを接続しているが、MIDIアウトは正常に動作するものの、MIDIインが正しく動作しないというものである。 これに関しては現時点ではボード側の不具合かドライバ側のバグか、もしくはケーブルが悪いのか、はたまた仕様なのかどうかさえ定かではない。 でも、一番怪しいのはやはりケーブルかもわからないとは思うのだが…。

それでも、このような結果から一言で言えば、「やはりサブラを買って正解だった」という事になる。
これにより、「音が詰まる」などの問題からも回避でき、ハードウェアによる「DirectSound」やWAVE TABLE合成によるハードウェアMIDI音源なども一気に手に入り、個人レベルではほぼ満足点だろうと思われる。

皆さんも今のパソコンに最初から付いてきたサウンドボードの性能・機能に不満なら、思い切って買い替えるのも良いかと思われますよ。


Written by Norisan(現在名: NoRiA)


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