お手軽スパイス講座


11.ナツメグ [名称] [原産地]
Nutmeg(英)
Muscade(仏)
肉果(中)
ニクズク(日)
東インド諸島
モルッカ諸島


[料理との相性]
 甘い刺激性の香りを持つナツメグは、ベーカリー類と良く合う。熱を加える事で刺激臭が弱まり甘さが強調されるので、クッキーやケーキなど、甘い香りに特徴があるお菓子に使うと良い。また、ナツメグはハンバーグ、ミートローフ、ミートソースなどの挽肉料理にはかかせない消臭スパイスでもある。挽肉の臭みを消すために用いる時は、焼き上がったものに振り掛けるのではなく、生肉の状態で、肉に練り込むことがコツとなる。

[食材との相性]
・◎‥‥なし
・○‥‥肉、魚、卵、穀物、野菜
・×‥‥なし


12.バジル [名称] [原産地]
Basil(英)
Basilic(仏)
Basilico(伊)
メボウキ(日)
インド
アフリカ


[料理との相性]
 バジルの葉は、特にトマト料理と相性が良い。新鮮なままか、乾燥させて、オムレツ、シチュー、スープなどに用いる。特にイタリア料理ではバジルを重宝し、ピザソース、ソーセージ、ドレッシングなど、様々な形でバジルを使う。バジルは、日本食に青ジソを使うような感覚で料理に使える。

[食材との相性]
・◎‥‥なし
・○‥‥肉、魚、穀物、野菜
・×‥‥卵


13.パセリ [名称] [原産地]
Parsley(英)
Persil(仏)
早芹菜(中)
オランダセリ(日)
地中海沿岸
サルディニア島


[料理との相性]
 パセリは葉を飾り付けの目的で使われる事が多く、その意味ではすべての料理に適合性を持っている。刻んで料理にふりかけたり、ソースに混ぜたり、卵と一緒に炒めたり、例をあげるときりが無い。ヨーロッパ料理の大多数が、パセリ抜きでは考えられないとさえ言われている。

[食材との相性]
・◎‥‥なし
・○‥‥肉、魚、卵、穀物、野菜
・×‥‥なし


14.パプリカ [名称] [原産地]
Paprika(英)
Poivre de Guinee(仏)
甘唐辛子(日)
南アメリカ



[料理との相性]
 パプリカは、香りや味よりも色調を活かしたい料理に用いる。辛味がないので、大量に使い過ぎても失敗することはない。色どりとして適量を用いると、色のついていないチーズやポテト、ドレッシングなどに、赤い鮮やかな色を着ける事ができる。

[食材との相性]
・◎‥‥なし
・○‥‥肉、魚、卵、穀物、野菜
・×‥‥なし


15.ローレル [名称] [原産地]
Laurel(英)
月桂樹(日)


南ヨーロッパ



[料理との相性]
 ローレルは、生では使用せず、乾燥させた状態で用いる。適度な芳香があり、煮込み料理に良く合う。ローレルは、ローレル自体を食べるのではなく、成分をスープなどに溶かして用いる。シチュー、ボルシチなどに加えて煮込む事により、濃くのあるスープに仕上がる。

[食材との相性]
・◎‥‥肉、野菜
・○‥‥魚、穀物
・×‥‥卵



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作成:2000年6月
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