納豆研究/現代納豆の色々

身体に良いと言われる納豆。
では、実際に納豆にはどんな効果が期待できるのでしょうか?
このコーナーでは、納豆の薬餌効果と実際に含まれる成分表を見てみたいと思います。
パック詰め納豆



納豆の効能あれこれ

(1)納豆は大豆に比べ消化吸収率が高い。大豆タンパクの吸収率は煮豆にした状態で67%程度であるが、納豆になると90%を超える。これは、大豆の主成分であるタンパク質や脂肪、デンプンなどが、納豆菌によりアミノ酸、脂肪酸、ブドウ糖に分解されるため、体内に摂取してからの消化吸収が早まるのである。
(2)納豆菌は、チフス菌や赤痢菌に対する抗菌性物質を持っているため、胃腸障害を克服するのに有用である。このことから、日清、日露、第二次世界大戦などの軍用食に、日本軍は納豆を採用していた。
(3)ビタミンB2が豊富に含まれるため、眼精疲労にも効果が期待できる。
(4)納豆に含まれるビタミンB群は、身体の機能をスムーズにし、疲労回復に効果が高いものが多く含まれている。
(5)納豆菌が大豆タンパクを分解する過程で、プロテアーゼやアミラーゼなどの各種分解酵素を生むため、活性酵素剤的な役割も果たすので、消化整腸力を高め、新陳代謝を活発にする。
(6)納豆のネバネバに含まれる成分、ナットウキナーゼは、血栓を溶かす作用がある。この血栓を溶かす作用のある植物は、世界で唯一納豆だけ。



納豆の成分表[100g中]
水分/59.5g タンパク質/16.5g 脂質/10.0g 糖質/9.8g
繊質/2.3g 灰分/1.9g カルシウム/90mg リン/190mg
鉄分/3.3mg ナトリウム/2mg カリウム/660mg ビタミンB1/0.07mg
ビタミンB2/0.56mg ナイアシン/1.1mg ビタミンE/0.9mg エネルギー/200kcal
ビタミンK/870ug ビタミンK2/780ug ビタミンB6/0.24mg
[参照:四訂食品成分表]



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作成:2000年7月
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