■□■野菜事典■□■
*野菜の特徴、効能などについて紹介しています*

2.アシタバ
[特徴]
八丈島など伊豆諸島で多く栽培されています。秦の始皇帝や漢の武帝が、あしたばを求めて日本まで使いを派遣したという伝説があるほど、栄養価の高い野菜です。含まれる栄養素には、カロチン、ビタミンB2、C、鉄、カリウム、カルシウムなど。現在売られている総合健康薬も顔負けの成分になっています。葉を摘んだ翌日にはもう新しい芽が出ると言われるほど育成が早いのが特徴です。

[効能]
ガン予防、高血圧予防、便秘予防、利尿作用
[豆知識]
あしたばの葉には、イソクエルチトリンという毛細血管を強くする成分があり、タマネギ約5gと、あしたばの若菜(春から夏にかけての新芽です)を摘み取り、洗ってから細かく刻んで2〜3日陰干ししたものを約1本分と合わせて小鍋へ入れ、100ccの水を加えて水が半分になるまで煮詰めたものを、1日数回に分けて飲むと高血圧予防になるとされています。
[食べ方]
おひたし、ゴマ和え、天ぷら、汁もの
[食知識]
あしたばを購入する時は、葉に艶があって緑色が極力濃いものを選びます。茎は短かめで細い物の方が、柔らかいようです。
あしたばを食べるためには、茹でるなり揚げるなりし、アクや苦味を取る必要があります。
**簡単な下処理**
1.あしたばは、葉と茎の部分に切り分ける。
2.鍋に湯をわかしてあしたばを茎、葉の順番で加える。
3.茹で揚げたあしたばは、冷水にとって色の劣化を防ぐ。
(あしたばを切った時に黄色い汁が出ますが、それはフラボノイドという成分です。腐ってるわけではないので、御安心を)


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作成:2000年8-9月
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