専務の答えー内部品質監査の計画書

はい、ここにあります。手順書で規定しているように年一回6月に行うことにしています。とは言っても、私どもは本当に小さな組織ですから、計画と言ってもただ実施日と部署を記入しているだけです。

専務の答えー内部監査の頻度

私は十分だと考えています。なぜなら、規模が小さいだけでなく、このような会社では、毎日何が起こっているか確実に分かるからです。ちょっとしたことでもわたしのところまで報告されれます。これは、毎日が監査日のようなものです。品質システムを変更した方がよいと思われるようなことが起こればそのときに、直ちに行えばよいと考えています。内部監査だけに頼ることの方がシステム維持の点では弱いのでは無いでしょうか。

専務の答えー内部品質監査報告書の確認

はい、ここにあります。初回審査のために先月実施したものです。次回からは、手順書の定めに従って、毎年6月頃に行います。

専務の答えー内部監査員の資格確認

これです。

専務の答えー内部監査員の養成

コンサルタントの先生と私が社内講習をして資格を与えました。小規模企業では、外部講習に出さねばならないほど高度な知識を必要としません。やることとやってはならないことを教えればそれで十分と考えます。

専務の答えー被監査部門の直接関係者の監査禁止

それだけは無理です。臨時社員を入れてもたった20人しかいない組織で監査禁止の規定を守ることは不可能です。どうしても自部門を監査しなければならないことがあります。小規模企業の実態に合わせた内部監査制度になります。(監査員:分かりました。しかし、人数的には出来ますよね。)数合わせなら出来ます。しかし、人それぞれの能力も考慮した場合には、無理があります。(監査員:そうですか。分かりました。)

専務の答えー監査員の教育手順

先ほども申し上げましたが、教育すると言っても大げさなことを必要としないのです。「これを見せてください」「これは規定にあるように実施していないではないか?」を言うこと、やっていないと分かれば監査報告書に記入することが出来ればよいのですから、教育手順まで規定するのはどうかと思います。いけませんか?(監査員:どうも小規模企業では、それでよいような気持ちになってきています。後で判断させていただきます。)

専務の答えー社内外講習による教育記録

常務と私は外部教育に出ていますから、その講習の終了証です。一名だけが社内講習で資格が与えられています。その記録はこれです。

専務の答えー監査チェックリストの作成と承認

チェックリストは作成しません。そのかわりに、監査対象部署の業務規定のコピーを使います。チェックリストは、業務規定の文面を質問文に変えただけですから、わざわざチェックリストを作るのは無駄と思います。しかも、ほとんどの社員は他の部署の業務をよく知っていますから、重要なポイントは理解できるし、しています。それで十分有効な質問が出来ますし、メモも取れます。大企業のような組織ではそうは言っていられないでしょう。(監査員:では、そのことを規定に入っていますか?) はい、ここに監査チェックリストは「各業務規定の写しで代替え出来る」と規定しています。(監査員:分かりました。では、内部監査についてはこれで終わります。)


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