(株)田中製作所               文書番号   QR-010  
                           頁    1/1  
  表題     識別管理規定           発行日   1997-10-1  
                        改訂副番     
                        改訂日    
 1.目的  
 本規定の目的は、受入れ、製造、出荷までにおける全段階において原材料、 
 部品、仕掛品、完成品の識別とトレ-サビリティの手順を明らかにすること  
 である。  
   
 2.責任  
 識別の手順の制定・維持の責任は品質管理責任者にあり、原材料、部品、仕 
 掛品、完成品の識別およびトレ-サビリティの責任は常務にある。  
   
 3.製品の識別  
 (1)原材料  
    工場長は、原材料の入荷時に、購入先名、材質、サイズ、数量、納入 
    日および製造番号(ロット番号など識別出来る表示)をパソコンに入 
    力する。また、材質の識別のために色ペンキを塗布する。  
 (2)半製品  
    半製品は、プラスチック製箱の色彩により識別される。緑色は半製品 
    を表わし、黄色は完成品(ただし、未検査)を表わす。工程内検査で 
  不合格の半製品はオレンジ色の箱に保管される。協力会社からの外  
    注品(半製品もしくは完成品)は、グレー色のプラスチック製箱もし 
    くはその容器で納入される。以降は、「不適合品管理規定」に基づき 
    処理する。  
 (3)完成品  
    完成品は、出荷試験に合格した製品であり制作伝票に基づき製造ロッ 
    ト番号を外装表示する。外装表示された製品のみが倉庫で保管される 
    。                
 4.検査の状態の識別ならびに記録  
 (1)識別  
    製品の識別以外には、特別なことを行わない。  
 (2)記録  
    検査を行った担当者は、合否判定結果を検査成績表に検査担当者名と 
    日付をスタンプする。  
   
 5.不適合品の識別   
 受入から出荷までのすべての工程で不適合品が発生した場合には、不良品置 
 き場に移す。直ちに専務もしくは常務もしくは工場長に知らせる。通知され 
 た責任者は不適合品置き場に移し、保管させる。以降は、「不適合品管理規 
 定」に基づき処理する。  


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