(株)田中製作所               文書番号   QR-008  
                           頁    1/1  
  表題     外注管理規定           発行日   1997-10-1  
                        改訂副番     
                        改訂日    
 1.目的  
 本規定の目的は、外注管理における品質保証の手順を明らかにすることであ 
 る。  
   
 2.責任  
 外注品および協力会社に関する購買の責任は専務と常務にある。  
   
 3.外注先の選定と評価  
 (1)外注先の評価  
    専務は外注先の評価を、新規取り引き開始時、および毎年4月に、下 
    記の項目に関してチェックリストを用いて評価を行い、ランクをAB 
    C三段階とし、総合評価がCの外注先には発注しない。  
  1)製造能力(技術力をふくむ。)  
    2)価格  
  3)製品検査能力  
  4)過去の実積(新規契約には適用しない)  
  5)総合評価  
  総合評価がAもしくはBの外注先は「外注先認定リスト」に記載する。 
    このチェックリストは品質記録として作成し、適切に保管する。  
 (2)協力会社の評価  
    自社製品の部分加工を行う協力会社に関しては、常務もしくは工場長 
    が日常業務を通じて技術指導を行うので、上記の評価は行わない。  
  ただし、協力会社のリストは作成、保管する。  
   
 4.外注先への発注  
 (1)外注依頼  
    総務課は、事務主任の確認を得た上で、「外注先注文書」を外注先に 
    FAXで送付する。ただし、至急品および欠品の場合は、事後承認も有  
    効とする。「外注先注文書」には図面、規格などが添付されることも 
    あるが、既商品の場合には、「外注先注文書」のみが送付される。納 
    期が短いために、発注を急ぐ時には、電話でまず依頼し「外注先注文 
    書」は後から送付されることもある。「外注先注文書」は総務課で管 
    理、保管される。  
 (2)協力会社への発注    
    専務および常務は、制作指示書に協力会社名を記入し、承認する。外 
    注係は、制作指示書の工程表を基に加工内容を「出荷明細書」に記入 
    する。半製品には「出荷明細書」を添付して指定された協力会社に依 
    頼する。  
    協力会社が完成品を作成する場合には、「制作指示書」に加工に必要 
    な資料を添付して発注を行う。  
 (3)協力会社への外注品の管理  
     外注係は、出荷日、品名、数量、加工内容などを「協力会社先依頼一 
    覧表」を記入し、外注品の管理を行う。       


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