(株)田中製作所 文書番号 QR-022
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表題 内部品質監査規定 発行日 1997-10-1
改訂副番
改訂日
1. 目的
本規定の目的は、内部品質監査の手順を明らかにすることである。
2. 責任
内部品質監査の責任は、専務にある。
3. 内部品質監査員の資格
内部品質監査員は下記する養成と認定に定める教育を受け、品質管理責任者
の認定による資格を必要とする。認定を受けた内部品質監査員の氏名を品質
管理責任者が登録し、一覧表の形で記録管理する。
4. 内部品質監査の実施、時期
年1回(10月を原則とするが、変更も良しとする)に定期監査を行う。だ
だし、必要に応じて臨時の監査を品質管理責任者の指示により実施する。
5. 実施要領
内部品質監査の実施手順は以下のとうりである。
(1)内部品質監査スケヂュールの作成
品質管理責任者は、10月の定期内部監査が支障なく実施されるよう
に実施計画を毎年9月に立てる。実施計画には監査対象部署、実施日
および内部監査員名が決定されている。監査は2名のチ-ムにより実
施される。
(2)監査チェックリストの作成
品質管理責任者により指名された監査チ-ムリ-ダ-は、実施に先だっ
て監査チェックリスト(各業務規定類の写しをもって代替えできる)
を作成する。
(3)監査の実施
監査チ-ムリ-ダ-は、監査対象部署の代表者に監査目的、範囲、時間
スケジュ-ルを簡単に説明し、確認を行ったあと、監査チェックリス
トに基づいた監査を行う。
監査終了後、監査チ-ムは監査結果の概要を監査対象部署の代表者に
口頭で報告する。
(4)監査結果打ち合わせ会
品質管理責任者は、監査チ-ム、監査対象部署の代表者で監査結果の
打ち合わせを行う。打ち合わせ会では監査結果の報告とその結果に対
する受審部門の確認を行う。
(5)監査報告書の作成
監査チ-ムリ-ダ-は、監査結果を「内部品質監査報告書」にまとめる
。報告書の作成は一週間以内とする。不適合項目1点につき一枚の「
是正処置要求書」を作成し、被監査部門責任者に提出する。「内部品
質監査報告書」は、品質管理責任者が保管する。
(6)不適合事項の是正処置
内部監査の結果、発見された不適合事項については、被監査部門責任
者は速やかに「是正処置要求書」にもとづき是正処置および不適合再
発防止処置を立案し、監査員の同意を得て実施する。
監査チ-ムリ-ダ-は、改善の実施報告にもとづき是正結果および再発
防止処置を確認する。
是正処置および再発防止処置が完了した場合は「是正処置要求書」に
必要事項を記入し、監査チ-ムリ-ダ-は署名の後品質管理責任者によ
り保管される。
6. 内部品質監査員の養成と認定
外部の監査員研修機関が主催する内部品質監査員養成コ-スを終了した者は
、内部監査員の資格を有するとともに、社員を対象にした内部監査員養成の
資格も有する。品質管理責任者は、資格を有する社員に社内研修を主催させ
、必要数の内部監査員を養成する。また、品質管理責任者は、社内研修によ
り養成された社員を内部監査員の有資格者として認定する。
|目次|